この作品はオリジナルキャラクターを含みます。
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リオとハイセ
- 東京喰種トーキョーグール
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- 1 : 2016/02/12(金) 19:36:55 :
- 前回の続きです!
前回→http://www.ssnote.net/archives/41970
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- 2 : 2016/02/12(金) 19:43:41 :
- コメント、大歓迎です!!!
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- 3 : 2016/02/12(金) 22:53:12 :
- ___________ハンター「・・・はッ!」
目が覚めると、レトロな雰囲気の木の天井が視界に入った。
??「あ、起きましたか」
そのまま顔を横へ向けると、そこには男がいた。歳は18ぐらいだろうか。しかし、この声は・・・
ハンター「あなたが・・・私を助けてくださったの?」
リオ「ええ。僕はリオ。それと、」
そう言ってリオは向かい側に腰掛けていた3人に話を振る。
トーカ「霧嶋董香です」
ニシキ「西尾錦ッス」
四方「・・・・・・・・四方だ・・・」
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- 4 : 2016/02/12(金) 22:57:19 :
- 本作は原作とかみ合わないところが出てくるかもしれません。しかし、そこはパラレルワールドということで、暖かい目で見てください・・・と保険をかけておきます・・・。死堪?なにそれおいしいの?僕、単行本派なんでーハイ。・・・・・・・・・なんなんだよマジで・・・。
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- 5 : 2016/02/12(金) 23:40:48 :
- 支援です!
頑張って下さい(^_^*)
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- 6 : 2016/02/13(土) 00:31:45 :
- 応援のコメントありがとうございます!ところで、heiße:無銘の戯言遣いさん、趣味があうようですね!僕も喰種と進撃大好きです!
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- 7 : 2016/02/13(土) 09:08:14 :
- リオ「あなたは顔がバレてます。ほとぼりが冷めるまで、ここでゆっくりしてください」
ハンターマダムは素朴な質問を問いかけた。
ハンター「どうして見ず知らずの私なんかにこんなにも親切にしてくださるの?」
すると、リオは少し哀しそうな微笑を浮かべて答えた。
リオ「助け合うのが、:reの方針だからです」
ニシキ「・・・それに野郎共しかいないんだ。華があった方がいいッスよ」
トーカ「・・・んだと?」
リオ「・・・まあ、いつもこんなんですが、ゆっくりしてください」
-
- 8 : 2016/02/13(土) 18:04:16 :
- 超期待です!!!
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- 9 : 2016/02/13(土) 18:08:01 :
- ありがとうございます!
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- 10 : 2016/02/13(土) 21:47:22 :
- 応援してるんで頑張ってください!
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- 11 : 2016/02/13(土) 22:10:03 :
- <<10 ありがとうございます!
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- 12 : 2016/02/13(土) 22:11:18 :
- 皆やってる<<10みたいなやつってどうやるんだろ・・・
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- 13 : 2016/02/13(土) 22:23:32 :
- ___________そして4カ月後
ハンター「あー・・・今日でこのお店ともお別れか・・・」
ハンターマダムは、顔がバレているので裏の仕事しかできなかったが、それでも楽しんでいたようだ。
リオ「暇があったらまたいらしてくださいね」
四方「・・・リオ」
リオ「はい?」
四方「マダムをウタの店に連れて行ってやれ」
リオ「へ・・・?なんでですか?」
面倒くさそうな顔をして、四方は説明を始めた。
四方「マダムはマスクを持っていないんだろう?なら万が一の事を考え、持たせておくべきだ」
リオ「ああ・・・ハイ・・・(なぜこの人はこんなことを知ってるんだ?あ・・・作者の都合か・・・)」
リオ「じゃあ、行きますか」
ハンター「ええ」
-
- 14 : 2016/02/13(土) 22:57:46 :
- ___________その夜・・・
カランカラン・・・
リオ「こんにちはー」
ウタ「ああ・・・いらっしゃい。あれ、見たことない顔だなー。リオ君の彼女?」
リオ「いやいや、そんなわけないじゃないですか・・・。マスクの依頼ですよ」
ウタ「あー。じゃあそこに座っ・・・ん?」
ウタは眼を閉じる。そしてすぐに開いた。
ウタ「マダム、奥のクローゼットに隠れて。リオ君はカーテンの裏にでも。早くね」
そう言うなり、ウタはヘッドホンを掛け、絵を取り出し、いかにも「作業してます」オーラを出し始めた。若干いつもと違う様子にリオは戸惑いつつも言われたとおりにした。するとすぐに店の扉がノックされる音がした。次いで、開かれる音もした。さすがに気になり、リオは少し顔を出し、店内を覗いた。
リオ「・・・」ソーーーッ
リオ「!?ッ!!!」
そこには、かつて金木研と呼ばれていた半喰種と瓜二つ、いやそれ以上に似ている男がいた。既にトーカからそいつがいることは聞いていた。がしかし、実際に見ると、その衝撃は凄まじかった。
ハイセ「こんばんは・・・営業されてますか?」
ウタ「ハイ やってます・・・」
-
- 15 : 2016/02/14(日) 18:53:31 :
- ___________リオ「まさかここに来るとは思いませんでしたね・・・」
ウタ「うん 僕もびっくり」
あの後、ハイセはクリスマスに送られて来たマスクと本、そしてマスクのオーダーメイドができるかどうかをきいて帰った。
ウタ「でも次に佐々木君が来るまでにマダムのマスク作んなきゃかー。じゃあとっとと終わらそうかな。そこに座って」
___________20分後、リオ達は店を出た。
リオ「もうお別れですか・・・」
ハンター「ええ・・・。もうここへ来る道は覚えましたから・・・。トーカさん達によろしくお伝えください。長い間お世話になりました」
リオ「ええ・・・」
そう言って2人は互いに背を向け、歩き出す。
ハンター「・・・・・・・・?」
ハンター(なぜウタさんは私の事をマダムだと知っていたの?・・・!!あの声、あの髪・・・まさか・・・!!)
-
- 16 : 2016/02/17(水) 14:56:00 :
- ___________その夜・・・
リオ(・・・眠れない・・・)
リオ(僕はどうしたいんだ?トーカさん達とも決めたのに・・・カネキさんを喰種側の世界に引き込まないって・・・いや、自分で考えるべきなんだ・・・どうすべきなのかを・・・僕は・・・カネキさんを取り戻す!!)
-
- 17 : 2016/02/17(水) 15:38:09 :
- Helter Skelter店内・・・
イトリ「いらっしゃ・・・おやリオ君か」
リオ「ど、どうも・・・今日は情報が欲しくて来たんです」
その言葉を聞くなり、イトリの目が妖しく光った。そして、口を開いた。
イトリ「・・・カネキチ、つーかハイセ君のこと?」
リオ「・・・え?」
静寂が訪れる。外の鳩の鳴き声がうるさいほどによく聞こえる。先に口を開いたのはリオの方だった。
リオ「・・・知ってたんですか・・・!?」
イトリ「まーね。1年ぐらい前から知ってたわよ」
リオ「・・・ならなんで黙ってたんですか!?:reの皆、心の中では心配してたのはあなたも知っていたでしょう!?」
無意識に声が大きくなっていく。怒りで握っている拳が震える。
イトリ「あーうるさいうるさい。こっちも商売なの。なんでもかんでも喋ったら商売あがったりだよまったく。・・・でもこっちも知ってることはカネキチが生きてるってことと、たぶんあんたが必要な情報ぐらい。それでどう?」
リオ「・・・わかりました」
-
- 18 : 2016/02/17(水) 15:56:26 :
- ______________________
___________
_____
イトリ「なるほどマスクね・・・。喰種にでもなるつもりかね」
リオ「あ、なるほど。・・・それで、僕に必要な情報とは?」
イトリ「ハイセ君の家」
リオ「・・・え?」
イトリ「ビミョーって顔だね。でも家さえ分かればお仕事に行く道もわかるし利点もいっぱいあるよ」
リオ「そうですね・・・。ありがとうございました」
そう言ってリオは扉へ向かう。が、
イトリ「あんたが一人で来たってことは他のお仲間には内緒なわけ?」
リオ「・・・トーカさん達には迷惑を掛けたくありません。あくまで僕の独断です」
イトリ「・・・分かった。蓮ちゃん達には黙っとく」
リオ「・・・ありがとうございます」
そう言ってリオは店内から出て行った。
イトリ「・・・もっとも、黙っとくのはアタシだけだと思うけど」
そう言ってイトリは妖しく嗤った。まるで、ピエロのように。
-
- 19 : 2016/02/19(金) 15:42:38 :
- ___________ 帰り道・・・
リオ「・・・あ、明日オフの日か・・・」
リオ「行ってみようかな・・・カネキさん・・・じゃなくてハイセさんの家に・・・!」
-
- 20 : 2016/02/19(金) 15:51:59 :
- その頃:reでは・・・
ウタ「蓮示君」
四方「・・・何だ?」
ウタ「カネキ君がウチに来たよ」
四方「!・・・そうか・・・」
ウタ「あれ、あんまり驚いてないなー。・・・ああ、もうリオ君から聞いてた?」
四方「リオ?」
少し声を上げて言ってしまった四方は、周りにトーカやニシキがいないことを確認すると、声を潜めて尋ねた。
四方「なぜそこでリオが出てくる?」
ウタ「なぜって・・・彼そこにいたから」
四方「・・・ならなぜ俺達に話さない?」
ウタ「ぼくに言われたって知らないよ・・・君達に知られたくなかったんじゃないの?」
四方「・・・何を考えているんだ、あいつ・・・?」
-
- 21 : 2016/02/19(金) 16:02:48 :
- リオ「ただいま帰りましたー」
四方「・・・ああ・・・」
リオ(さて・・・自分の部屋で作戦を考えよう・・・!)
四方「リオ・・・!」
唐突に呼び止められる。
リオ「はい・・・!?」
ただならぬ雰囲気を感じたリオはその場で立ち止まる。が、
四方「いや・・・何でもない・・・」
リオ「・・・はい・・・」
気まずい空気のまま、リオは自分の部屋へと向かった。
-
- 22 : 2016/02/22(月) 16:01:23 :
- その夜___________
リオ(さて・・・明日の計画立てなきゃな・・・)
___________こうしよう。まず朝早くに起きてハイセさんを尾行する。ハイセさんがCCGに行くまでの道で、裏路地があるか確認する。あった場合、帰りに接触する。無かった場合はマスクを着けて喰種だと気付かせ、近くの裏路地までおびき寄せる。これで行こう___________
リオはそう考えると、眠った。
-
- 23 : 2016/02/23(火) 16:14:38 :
- ___________午前5時
リオ「よし・・・行こう」
そしてリオはハイセの家、シャトーへ向かった。シャトーへは20分程で着いた。
___________午前6時
リオ「あー・・・暇だな・・・。・・・!!」
その時、ハイセがシャトーから出てきた。しかし、他に4人も引き連れている。
リオ(くそッ!あれじゃ帰りにおびき寄せることなど不可能か!?いや、帰りは別々に帰るかもしれない・・・とりあえず今は・・・様子を見るしかない・・・!!)
しかし帰りも行きと同様に、複数人で帰っていた。しかも仕事中は局内から一歩も出ていない。その日分かったことはそのくらいだった。
リオ(次のオフは来週か・・・その日改めて様子をみよう・・・。待っていればチャンスは必ず来るはずだ・・・!!)
-
- 24 : 2016/02/24(水) 15:40:29 :
- ___________1週間後
リオ「・・・・・・」
リオは静かにシャトーに帰るハイセ達を尾行していた。
___________今日もダメだったか。せめて1人でいたら・・・。あの捜査官達が邪魔なんだよ・・・。___________
瓜江「佐々木上等」
ハイセ「何?」
瓜江「なぜここ最近こうして皆で帰っているのですか?」
ハイセ「ほら、この前アオギリとロゼに襲われたでしょ。あんなことがあったのに君ら1人で帰らせれないでしょ」
瓜江「・・・そうですか(過保護だ・・・。喰種のくせに一人前に他人の心配をするな・・・。)」
不知「結局あいつらなにがしたかったんだ?」
___________カネキ「君に消えてほしかったんだよ、ハイセ」___________
ハイセ「黙れ・・・!」
不知「・・・サッサン?」
ハイセ「え?い、いやなんだったんだろうね」
不知「・・・そうか」
リオ(もしかして・・・僕と同じ考えの人がいるのか?一体誰だ・・・?)
その時、遠くからハイセを見つめている者がいることは、リオを含め誰も知らなかった。
??「あぁ・・・!カネキ君・・・!」
-
- 25 : 2016/02/24(水) 16:33:29 :
- 月山www
-
- 26 : 2016/02/25(木) 15:50:38 :
- ___________さらに1週間後
リオ「よし・・・行くか」
そう言ってリオは:reを出た。もうすっかりシャトーへの道は覚えている。幸い、早い時間だからか人は全くいない。もうシャトーは目と鼻の先だ。
リオ(これなら人間の目を気にせずに歩けるな)
そう思った矢先、
??「ケタケタ」
リオ「!?」
反射的に上を見る。すると、電柱の上に、子供のような者がいた。赤い頭巾を被り、身体は包帯に包まれている。
___________あいつは、嘉納のラボにいた・・・!!___________
エト「クスクス あなたがどんなに望んでも、彼は戻ってこない」
エトは唐突に話し始めた。
リオ「・・・!?」
エト「あなたはカネキ君に戻ってきてほしいの?」
リオ「!?そ、そうだ!僕は___________
エト「でもあなたが求めているのは、死人。あなたは魂が抜けきったただの残骸にカネキ君の面影を重ねている」
リオ「・・・」
エト「でももし戻るとしたら・・・」
リオ「!?」
エト「生き物の心の一番強いところ。要するに、負の心だよ。人を許すよりも、妬み、嫉むほうがずっとかんたん。だから今まで我慢してきたこと全てを吐き出すためになら、また蘇るかもねぇ」
リオ「・・・???」
___________何を言っているんだコイツ?___________
エト「ほら、出て来たよ」
リオ「ッ!!」
シャトーの方を向くと、ハイセが数人と一緒に扉から出て来ていた。そして、耳元で声がした。
エト「また彼が死ぬことを堪えられる?」
リオ「!?」
振り返るともうそこには誰もいなかった。
-
- 27 : 2016/02/26(金) 23:23:14 :
- リオ「ん?」
リオが思わずそう言ったのは、ハイセが1人で局から出てきた時だった。
リオ(変だな・・・いつも1人では局から出ないのに・・・それにまだ定時でもないはずだ・・・)
だがしかし、この状況がリオにとってチャンスだということは目に見えて明らかだった。
リオ(今しかない・・・!いや、焦るな・・・尾行する・・・!)
___________10分後
リオ(裏路地だ・・・)
すると、ハイセはおもむろに上着から何かを取り出した。それは、金木研が所有していた物と同じマスクだった。そして、ハイセはそれを装着した。と、
喰種E「誰だ!」
ハイセ「!あ、あの___________
喰種E「あんた、この区のモンじゃねェなぁ?まーいい。とにかくここはオレの喰い場だ!とっとと出て___________ん?」
そこまで言って、喰種Eは不審そうな顔でハイセの顔を見る。いや、正確にはハイセのマスクを見た。そして、
喰種E「ッ!!が、眼帯の喰種!?ぎいいいええええええッ!!!」
叫びながら喰種Eは逃げて行く。
ハイセ「はあ・・・。またか・・・」ガサッ
ハイセ「!?」
ハイセは物音がした方を振り返る。そこには、黄色い悪魔を模したようなマスクを着けたリオが立っていた。
-
- 28 : 2016/02/27(土) 18:15:27 :
- ハイセ(喰種か・・・丁度いい・・・)
ハイセ「あ、あの僕最近この区に引っ越して来たばかりなんです。ですから、あの、この区はどんな感じか教えていただけませんか?」
リオ「~~~ッ!!」
ハイセの言葉に、リオは激しい怒りを覚えた。
___________最近ここに引っ越して来た?やはりコイツは、佐々木琲世は、僕たち喰種にとって邪魔だ・・・。コイツだけは・・・「摘んで」やるッ・・・!そしてカネキさんを取り戻すッ!!___________
リオはそう思うと、眼を紅く染めた。マスクがあるので見えないが、その目もとには、檻のような痣があった。
___________コイツの赫子は鱗赫か・・・___________ズズズッ
ハイセ(!!尾赫ッ!)
ハイセ「ま、待ってください!僕はあなたと戦うつもりはありません!ですから___________
リオ「ここは、一喰種として、見過ごせません。いきますよッ!佐々木上等捜査官ッ!」
ハイセ(バレてるッ!?まずい・・・クインケは局に置いてきているし・・・コイツはもう殺すかコクリア送りにするしか・・・!)
-
- 29 : 2016/02/28(日) 12:37:55 :
- リオ「フンッ!」ブウンッ
ハイセ「チッ!」
リオが振った尾赫は、軽々とハイセに避けられる。
ハイセ(太い尾赫だけど・・・避けられないことはないな・・・)
リオ(___________などと思われているかな?残念だけど・・・隙をうかがっているだけですよ・・・)
ハイセは4本の鱗赫を出現させる。
ハイセ「ッ!!」ブンッ
リオ「おっと」
ハイセ(避けるのはなかなかだな・・・レートはA+といったところか・・・なら・・・!)
ハイセは4本全ての鱗赫をリオに向け、突進していく。
ハイセ(この速度なら、さっきの動きを見る限り避けられることはないだろう・・・!!そして君は、コクリア送りだ!)
___________リオ「はい、残念」
リオは尾赫からスピードタイプの羽赫に切り替えた。
ハイセ「ッ!?」
そしてリオは一瞬でハイセの後ろに回り込んだ。そして羽赫から鱗赫に切り替えた。そこでようやくハイセはリオが後ろに回り込んだことに気付いたようだ。
ハイセ(この疾さ・・・A+なんてもんじゃないッ!!)
そう思った刹那、リオの4本の鱗赫がハイセの身体に叩きつけられた。
-
- 30 : 2016/02/28(日) 13:07:47 :
- 期待
-
- 31 : 2016/02/28(日) 13:14:44 :
- >>30 ありがとうございます!
-
- 32 : 2016/02/28(日) 15:43:49 :
- 期待です!!!
-
- 33 : 2016/02/28(日) 15:48:47 :
- >>32 ありがとうございます!
-
- 34 : 2016/02/28(日) 23:02:09 :
- ハイセ「がはッ!」ドオオン
ハイセは裏路地の壁に叩きつけられた。そこへ、リオが歩み寄る。
ハイセ「ぐッ・・・さっきなら、鱗赫を叩きつけるのでなく突き刺すこともできたはず・・・なぜ・・・!?」
リオ「・・・あなたと話がしたかったからです」
ハイセ「・・・!?」
リオ「いや・・・正確に言うともう1人のあなたです」
ハイセ(まさか・・・)
リオ「僕のことを覚えていますか?」
そう言ってリオはマスクを外し、微笑を浮かべた。
リオ「カネキさん」
ハイセ「・・・リオ君?」
ハイセ(・・・って誰??)
-
- 35 : 2016/03/02(水) 16:43:20 :
- ハイセ「がッ・・・ぁぁぁああああああああアアアアアアアアッ!!!」
突如ハイセを襲ったのは、目をえぐられるような耐え難い激痛だった。
リオ「!?」
ハイセ「ちがう・・・ぼクは・・・さサき・・・佐々木・・・くうッ・・・カネ・・・ッ!!!」
ハイセは頭を抱え、膝から崩れ落ちる。
ハイセ「僕の居場所をうバウやつは・・・ミんな・・・皆ッ!!」
___________カネキ「摘むの?」___________
ハイセ「!!」
___________カネキ「僕を必要としてる人を・・・。僕を救うとか言って・・・本当は自分が助かりたい一心なんでしょ?」___________
ハイセ「ちがう・・・」
___________カネキ「ハイセ、そういうことなら僕は、・・・力を貸さない」___________
ハイセ「くうッ・・・くッ・・・くくくッ・・・くくくははははははははははははッッ!!!!!」
リオ「ッ!!」
ハイセの体からさっきとは別の赫子が出現した。
リオ「これは・・・嘉納のラボの時の・・・」
リオ「百足ッ・・・!!!!!」
-
- 36 : 2016/03/04(金) 16:34:20 :
- ___________間違いない。これはあの時の・・・百足・・・赫者だ・・・!!!___________
リオ「くそッ・・・!最悪だ・・・」
ハイセ「二ィぃいいいいいッ!」ブンッ
リオ「くッ!!」
妙な奇声を上げながら、ハイセは鱗赫を振り回す。リオは咄嗟にその場から離れる。そしてそれは、先ほどまでリオの頭があった場所を粉々に砕いた。
リオ「カネキさんッ!!思い出してくださいッ!!あんていくの皆のことや万丈さん達のことをッ!」
ハイセ「知らない・・・知りたクない・・・死にたくない・・・ッ・・・消えたくないぃぃぃぃぃぃいいいいいいいッ!!!!!」
ハイセは滅茶苦茶に鱗赫を振り回す。それは裏路地の壁を粉々にし、退路を塞いだ。
リオ(くそッ!本気で殺す気だッッ!!)
-
- 37 : 2016/03/06(日) 10:37:14 :
- リオが登場しているssを発見!
超期待してます!
-
- 38 : 2016/03/06(日) 11:07:52 :
- >>37ジェイル発見!!
期待してます!!
-
- 40 : 2016/03/07(月) 16:17:10 :
- リオ「まずい・・・死ぬかも___________
ハイセ「かアッ!!」
唐突にハイセは鱗赫をリオに向けて突き出す。
リオ(まずいッ!!甲赫に・・・ッ!!)
何とかリオは甲赫に切り替えた。その瞬間、ハイセの鱗赫とリオの甲赫がぶつかった衝撃がリオを襲った。
リオ「がああッ!!!」
その衝撃で、リオは吹っ飛ばされ、壁に激突した。
リオ「ぐっ・・・は・・・ッ(くそッ・・・たった一発で動けなくなるなんて・・・)」
そして、気付けばハイセはリオの前に立ち、鱗赫を構えていた。
ハイセ「摘んでやるッ!!!」
??「それは君が言うべき言葉ではないよ Mr.佐々木」
ハイセ「ッ!?」ドンッ
そして、今度はハイセが吹っ飛ばされた。が、壁に激突する前に体勢を立て直し、即座に自身に攻撃した相手を睨んだ。
??「大丈夫かい?リオ君?」
リオ「・・・月山さん・・・!!!」
-
- 41 : 2016/03/07(月) 16:47:47 :
- 図々しいようですが・・・コメントくださいッッ!!!!!
-
- 42 : 2016/03/07(月) 18:42:51 :
- 頑張ってくださいッッ!!!!!
-
- 43 : 2016/03/07(月) 20:25:04 :
- 期待してますッッ!!!!!
-
- 45 : 2016/03/10(木) 18:42:45 :
- わかりませんッッ!!!!!
-
- 46 : 2016/03/10(木) 19:36:21 :
- 俺もですッッ!!!!!
-
- 47 : 2016/03/11(金) 10:50:42 :
- そうですかッッ!!!!!では、宣言通り、今日投稿しますッッ!!!!!あと、これから本編と関係ないところで「ッッ!!!!!」を使いまくりますッッ!!!!!
-
- 48 : 2016/03/11(金) 16:32:42 :
- リオ「月山さんッ・・・!!」
月山「Bonjour(やあ)リオ君」
リオ「なぜここに・・・?」
月山「僕は数週間前からMr.佐々木のことを監視していたんだが・・・なかなか接触する機会が無くてね・・・チャンスを伺っていたら運よく君がMr.佐々木と接触しているではないか!!正直僕一人ではMr.佐々木を倒し、説得することはdifficult(難しい)・・・しかし、この僕が認めた君となら!!カネキ君を取り戻すことも可能だ!だからリオ君、僕は君に協力するよ!!しかし、あの状態では話などまず不可能・・・よし!まずは戦闘不能になるまで痛めつけ、そして思い出を語り合い、カネキ君を共に蘇らそうではないかッッ!!!!!」
リオ「・・・あ・・・はい・・・」
ハイセ「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
月山「ッ!!来るよ!!」
リオ「はい!!」
-
- 49 : 2016/03/11(金) 16:56:25 :
- これから謝る時は、「すみまえん」っていいますッッ!!!!!なんかかわいらしいですね、「すみまえん」って。漢字で「すみ魔猿」だと怖いかんじですが、ひらがなで「すみまえん」だとなんかいいですね!皆さんも是非使ってみてください
-
- 50 : 2016/03/14(月) 15:58:47 :
- ハイセ「みぃんなぁ ま 守って あげ あげるか ラねええええええええええええッッッッッッッッ!!!!!!!!!!」
そしてハイセの鱗赫は、月山へと突進していく。
月山「ふッ!!」ザンッ
月山はハイセの鱗赫をギリギリで避けて、それを甲赫で斬りつける。鱗赫はRc細胞の結合力が弱いので、その一発で鱗赫は千切れた。
ハイセ「げああッ!」
月山「ふッ・・・この美食家・・・あまり見くびらない方が良いよ Mr.佐々木」
-
- 51 : 2016/03/18(金) 15:32:42 :
- すいませんッッ!!!!!放置気味でしたんで書きますッッ!!!!!
-
- 52 : 2016/03/18(金) 15:48:12 :
- ハイセ「びしょっかぁ・・・」
月山「・・・美食家ッ!」
リオ「無駄ですよ。何を言ってもカネキさんの心には届きません」
月山「ふぅん・・・ならば、マスクを外しても問題無いのでは?」
リオ「・・・そうですね・・・」
___________確かにこのマスクは多少、視界の邪魔になる___________
そう思い、リオはマスクを外した。そこには、格子状の痣があった。
月山「・・・目元に格子状の痣・・・君がジェイルだったんだね・・・リオ君・・・君は自分自身を追っていたわけか・・・皮肉な話だね」
リオ「・・・」
___________そうだ・・・僕はジェイルだ・・・僕の呪い・・・この痣は・・・この人を捕まえるための力なんだ・・・___________
リオ「えああああああああああッ!!」ビキビキビキビキビキ
リオ「月山さんッ!僕は尾赫で攻撃します!注意を引き付けておいてください!!」
月山「 Got it!!(了解!!)」
-
- 53 : 2016/03/18(金) 16:34:59 :
- 期待
-
- 54 : 2016/03/21(月) 21:01:59 :
- >>53
ありがとうございますッッ!!!!!
-
- 55 : 2016/03/21(月) 21:49:12 :
- 月山「フンッ!」ドガッ
ハイセ「ッ!」
月山は視線を引き付けるため、あえて避けやすい一振りを放った。
ハイセ「す 好き スキ 隙だら けだよおおおおおおおおお!!!!」
ハイセは月山に向かって鱗赫を向ける。と、
リオ(今ッ!!)
リオは尾赫を瞬時にハイセに向け、
ハイセ「げああああああああああああッッッ!!!!!!!」
突き刺した。
-
- 56 : 2016/03/21(月) 23:32:50 :
- 月山「やったのかい?」
リオ「少なくとも死んではいないと思います・・・」
先ほどからハイセは地に伏したまま、動かない。
リオ「赫包に届いていれば・・・」
その時、
ハイセ「いいいいいたあああああいいいいいいいよおおおおおおおおおああああああああいいいいいいいいいううううううううううええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!」
リオ「ッッッ!!」ドガッ
リオ「がふうッッ!!」ドオオン
リオの鳩尾にハイセの蹴りが炸裂した。その勢いでリオは吹っ飛ばされ、壁に叩き付けられた。
月山「!!リオ君ッ!!」
リオ「・・・・・・あ・・・あ・・・あぁ・・・」
リオ「あああ 痛いねんなああ☻☹」
リオは頭を強く打ち、ひどく錯乱した。
月山「リオ君!」
リオ「つおいね きみぃ✿」
-
- 57 : 2016/03/22(火) 16:41:49 :
- 今日は時間が無いので、なるほど、と思ったことを言いますッッ!!!!!
あんていく→anteiku
anteikuを逆にするとukietna
ukietnaからet(エト)を除けると、
ukina(憂那)となります。
あんていくにはこんな意味があったのか・・・僕はそう思いました・・・ッッ!!!!!
皆知ってました?皆知ってたら超恥ずかしいです・・・。
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- 58 : 2016/03/22(火) 17:04:38 :
- 知らなかったです……ッッ!!!!
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- 59 : 2016/03/22(火) 20:46:45 :
- >>58
ですかッッ!!!!僕もこれ知った時衝撃でしたッッ!!!!
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- 60 : 2016/03/24(木) 00:35:16 :
- リオ「おおおお返しは3倍返しせなねえ ねえ☞☞」
リオはそう言うと、鱗赫でハイセを狙い、突撃する。
ハイセ「きィッ!」
ハイセは跳びあがった。しかしその時にはリオは羽赫に切り替えてハイセの上に上昇していた。
ハイセ「ッ!!」
リオ「刺さるよおおおおおん☂」
そしてリオは羽赫の弾丸の雨を降らせた。
ハイセ「がああッ!!」ザシュザシュ
ハイセには数個の弾丸が刺さった。そこは良かった。が、
月山「 Ideot!!(お馬鹿さん!!)」ドドド
ハイセに命中しなかった弾丸は月山へと降り注いだ。月山が甲赫でなければ、大惨事になっていただろう。
ハイセ「ぎいいいいいッてえええええええええなああああああああ!!!!!!!!」
リオ「あれま けろけろ☹☹」
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- 61 : 2016/03/26(土) 22:03:38 :
- 期待です!
リオ君死堪モードですな…
よく台詞にあう記号考えられますね
すごいです!
頑張ってください!
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- 62 : 2016/03/26(土) 22:46:33 :
- >>61
ありがとうございますッッ!!!!!記号・・・台詞に合ってますか・・・?僕結構テキトーにやってるんですが、そう言ってもらえると嬉しいですッッ!!!!!
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- 63 : 2016/03/28(月) 12:21:50 :
- 月山「リオ君ッ!!」
リオ「・・・はッ!!」
リオ「あれ・・・?僕は・・・?」
ハイセ「ぎいいいいいいいいいえええあああああああああ!!!!!!!!!!!」ブンッ
リオ「ッ!!」ドシュッ
気付いた時はもう遅かった。百足の形状の赫子はリオの腹を貫いた。
リオ「え・・・ぐ・・・ごぽッ・・・」ドバドバ
リオの腹から、口から、赤黒い血が流れて行く。
リオ(くそッ・・・視界がぼやける・・・目が・・・霞む・・・)
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- 64 : 2016/03/30(水) 01:23:10 :
- 月山「リオ君ッ!!」
ハイセは月山の方に顔を向ける。
月山「ッ!?」
ハイセ「へあああッ!!」べキイッ!!
月山「がッ・・・Shit!!(くそッ!!)腕がッ・・・!!!」
ハイセの蹴りは、咄嗟に顔を庇った月山の右腕に直撃した。その強烈な蹴り、まさに「本物の蹴り」を喰らった月山の右腕は、骨が粉砕していた。
ハイセ「か かか 壊(かい)ッ!!」ドゴッ
止めとばかりにハイセが見舞った拳は、月山の鳩尾にめり込んだ。
月山「ぬッ・・・が・・・ッ・・・」ドサッ
そして、月山はその場に膝を着き、地に伏すように倒れた。
ハイセ「・・・次は・・・君の番」パキッ
ハイセは金木研がよくやっていた指を鳴らす動作をしながらこちらを振り返った。
リオ(もう残った獲物は僕だけかッ・・・!!)
リオ(出血もヤバそうだし・・・早くここから逃げないと・・・って無理か・・・)
リオ(・・・・・・・・・・・・・・・次の一撃・・・)
リオ(・・・防御は捨てる・・・次の一撃に全てを賭ける・・・それしか助かる道はないッ・・・!!!!!!)
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- 65 : 2016/03/30(水) 11:52:57 :
- リオ「くッ・・・!!」
リオは苦痛に顔を歪ませ、ふらつきながらもなんとかその場に立った。
ハイセ「僕が僕が僕が僕が僕が僕が僕が つま 摘まなきゃ僕が僕が僕が僕が僕が僕摘む僕摘む僕死ね僕死ねかっこよく死ねカネキ死ね僕死ね・・・!!!」ブツブツ
リオ(いいか落ち着け僕・・・今の佐々木琲世はただの馬鹿だ・・・一度に二つ以上のことができない・・・それを利用しよう・・・)
ハイセ「・・・」
リオ「・・・」ドシュ
リオは鱗赫を発現させた。そして、双方構えた。
その時、瓦礫が崩れ落ちる音がした。
それを合図に、二人は駆け出していた。
ハイセ「えああああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
リオ「うああああああああああああああああああああああああッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハイセは4本全ての鱗赫をリオに向けて突撃させた。
リオ「ッッッッッッ!!!!!!!!!!!」
そしてリオは高跳びのように仰向けに跳んだ。一か所に向かっていたハイセの4本の鱗赫は全てギリギリのところでかわされた。
ハイセ「ッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!」
リオ「えやああああああああああああッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!」
リオは仰向けのまま4本の鱗赫全てをハイセに向けて発進させ、
ハイセ「があああああッッッ・・・・・・・・・!!!!」ドシュッッ
突き刺した。
リオ「やった・・・」ドサッ
そしてリオは投げ出されるように倒れた。
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- 66 : 2016/03/30(水) 13:32:47 :
- リオ「がッ・・・もう動けない・・・」
ハイセも月山も動かない。リオもまだ地に伏したままだ。
リオ「さて・・・ハイセさんを連れ帰るか・・・」
と、
ハイセ「がはッ・・・!!」ドバッ
リオ「ッッッッッッッッッ!!!!!!!!」
ハイセは血反吐を吐きながら立ち上がり、おぼつかない足どりでリオの方へ歩み寄って来る。
ハイセ「畜生・・・ゆる ゆるる ゆるざねえ・・・ペンチで・・・指を・・・グチャミソにッ・・・!!!!!」ドシュッ
ハイセは鱗赫を再び出現させた。
リオ(まずいッ!!動けないッッ!!!!)
ハイセ「死ねええええええッッッッッッッッ!!!!!!!!!」
リオ「ッ!!!」
リオは反射的に目を瞑った。その時、
ドガッッ!!
ハイセ「がッ・・・ああ・・・」ドサッ
リオ「・・・??」
リオは恐る恐る目を開けた。傍らにはハイセが倒れている。どうやらこのカラスを模したマスクを装着している男に攻撃され、気絶したようだ。
リオ「・・・四方さん」
四方「研には後頭部に肘打ちを喰らわせた。しばらくは起きない」
リオ「・・・」
四方「・・・・・・・・・・・・もう研とは関わるな。あいつはもうこの世界の住民じゃない」
リオ「・・・でも・・・」
四方「お前の気持ちはよくわかる」
リオ「・・・!!」
四方「だが・・・芳村さん・・・円児・・・カヤ・・・あんていく・・・。俺はもう・・・何も失いたくない。研が生きている・・・。それだけで俺は十分だ・・・」
リオ「・・・」
___________僕は自分のことしか考えていなかったんだ・・・。佐々木琲世から無理やり金木研を取り出そうとするなんて・・・そんなことをすれば:reが危険にさらされることになりかねない・・・何も失いたくなければ・・・もう干渉しないんが得策だ・・・なんでそんなことも分からなかったんだ僕は・・・それが:reの方針だ・・・___________
四方「行くぞ月山」
月山「・・・四方氏・・・」
四方「・・・」
リオ「・・・」
月山「・・・」
そして3人は、かつての仲間に背を向け、歩いて行った。
リオ(もう彼と会うこともないだろう・・)
だが、皮肉にもリオのかつての悲願は達成されることとなる。
月山家殲滅戦まであと2週間___________
to be continued
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- 67 : 2016/03/30(水) 13:51:28 :
- いやー終わった終わったッッ!!!!!長かったッッ!!!!!続編を作るかどうか悩みましたが、この度、作る事にしましたッッ!!!!!今まで原作に忠実にしようとなるべく時系列を合わせようとしていました。しかし、リオが死堪ということが判明しました・・・。つまり、この物語自体パラレルワールドになってしまいました。なのでここからはもうパラレルワールドらしく、原作と違う方向へ進んでみようと思いますッッ!!!!!リオは死堪ではないということが物語の分岐になっていますッッ!!!!!
次回作→http://www.ssnote.net/archives/44679
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