このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
この作品は執筆を終了しています。
邯鄲の夢【夢】
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- 1 : 2015/07/23(木) 18:47:22 :
- この作品は咲*さんの考案した『1つのお題でそれぞれSSを書こう』という企画の作品です。
今更ながら【夢】の方を書くのですが、良かったら見てってくださいな(笑)
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- 2 : 2015/07/23(木) 19:56:04 :
ドクン… ドクン…
ドクン… ドクン…
あれ・・・
俺は・・・
今、何をしているんだ・・・?
座ってるのか?
何も見えないな・・・
今日は何日だ?
_________
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ここは・・・
なんだ、家 か・・・
は〜ぁあぁぁぁ・・・
寝よ・・・
ーーーーーーー
ーーーーー
ーーー
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- 3 : 2015/07/23(木) 20:07:58 :
ん・・・ん?
あれ・・・ここは・・・
空・・・?
空!?
なんで俺、空に・・・
ん・・・?俺・・・飛んでる?
両腕に翼がある・・・
俺、鳥になったのか?
ハハッ、まさかな。
夢でも見てんだろ・・・きっと・・・
んあぁ〜・・・
空の上ってこんなに気持ち良いんだな・・・
このまま壁の外まで行きてぇなぁ・・・
あれ?あの人・・・何してんだ?
あれは・・・銃?
こっちに向けて何やってんだか。
こっちに向けて・・・・
バァン!!!!
あっ・・・
ーーーーーーー
ーーーーー
ーーー
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- 4 : 2015/07/23(木) 20:20:59 :
んあ・・・
あれ・・・どこだここ・・・
俺今、何してんだ・・・?
跳ねてんのかな・・・?
下の硬ぇのはなんだ?
木の板・・・?
何か生臭ぇな・・・
人が近づいてくる・・・
手に持ってんのは何だ・・・?
よく見えねぇな・・・
ちょっ!何で抑えるんだよ!
離せって!!
お、おい・・・!それ・・・包丁じゃねぇのかよ・・・?
何で俺に向けんだよ・・・!?
それは調理したりすんのに使うんじゃないのかよ!?
まさか・・・
ザクッ!!!
ビシャァ
「取れ立ての魚だよー。買っていきなー」
ーーーーーーー
ーーーーー
ーーー
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- 5 : 2015/07/23(木) 20:54:17 :
ん・・・
ここは一体・・・
俺は何をしてるんだ・・・?
よく見たらこれ・・・葉か。
俺は今、葉っぱの上に乗ってんのか?
だとしたら俺は・・・何をしてるんだ?
ん?人が近づいて来てるな・・・
アイツ・・・どっかで見たような・・・
黒髪・・・
シャッ!!
うおっ!?
な、なんだ!?
お、おい!!離せよ!痛っ!痛ぇよ!!
やめっ、やめろ!!イタッイ、イタ・・・
「・・・」ジ--
「あっ、お父さん!お帰りなさい」ニコッ
「あぁ。ただいま。ほれ、取ってきたぞ」
「ありがとう。ミカサ!お家に戻るわよ!」
「うん・・・」
「ミカサ?カマキリなんか見てどうしたんだ?」
「ううん。何でもない」ニコッ
ーーーーーーー
ーーーーー
ーーー
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- 6 : 2015/07/23(木) 23:33:57 :
ここは・・・
森林か何かか?
俺は今・・・何をしてるんだ?
歩いてんのか・・・?
自分の足音が耳に届くなぁ・・・
ん・・・?
この足音・・・どっかで・・・
・・・
巨人?
まさかな。
俺が巨人なワケが・・・
ドドドドドドドドド!!!!!!!
「目標は一体だ!!!必ず仕留めるぞ!!!」
ドドドドドドドド!!!!!!
「・・・!!目標との距離400!!」
ズシン ズシン
「こちらに向かって来ます!!!」
「訓練通り5つに分かれろ!!!囮は我々が引き受ける!!」
ズシン ズシン
「目標距離100!!!」
「全攻撃班!!立体機動に移れ!!!」
パシュ!!!
キィィィィィィィン!!!
ヒュン! ヒュン! ヒュン!
「全方向から同時に叩くぞ!!」
ヒュィィィィィィィィン!!!!
「人類の力を!!思い知れ!!!」
ザシュッ!!!!
ーーーーーーー
ーーーーー
ーーー
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- 7 : 2015/07/24(金) 00:21:15 :
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ヒュゥゥゥゥゥゥゥゥ…
「エレン!!」
「ッ!!!」
ミカサ「起きて。もう帰らないと日が暮れる」
エレン「・・・?・・・あれ?ここは・・・どこだ?」
エレミカ「・・・」
ミカサ「そんなに寝ぼけるまで熟睡してたの?」
エレン「いやっ・・・何かスッゲー永い夢を見てた気がするんだけど・・・何だったっけ・・・思い出せねぇな・・・」
ミカサ「!・・・エレン?どうして泣いてるの?」
エレン「え・・・?」ポロボロ
____________
__________
________
むかーし昔のお話。
とある男が仙人に、どんな夢でも叶う枕をもらうんだ。
そして男がその枕を使うと映画みたいな山あり谷ありの一生が始まってね
最後は王にまで出世して幸せに年老いて死ぬんだ。
───そして男が気付くと実は何もかもが夢で、枕を受け取って一晩も経っていなかった。
この話は、男が『素晴らしい一生』を具体的に味わったことが肝要なんだ。
だけどこの話は
『男は人生の成功も死も全部わかったからガツガツするのがバカバカしくなりました』
『人間の栄枯盛衰なんて儚いっス』
っていう故事だったりするんだ。
一生の体験をしたのなら、それはもう自分の一生とも言える。
そんな夢はもう・・・
"現実以上"だ。
その昔話の題名・・・
由来は、お話の舞台になった都の名前。
題名は
────"邯鄲 の夢"
現実を超える 夢の名前だ
─ END ─
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- 8 : 2015/07/29(水) 00:14:20 :
- お疲れ様です。(T^T)
胸に結構くるモノが、ありました。
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- 9 : 2015/07/29(水) 01:45:55 :
- >>8
勢いで書いたから自分自身では何とも言えないけど、良く感じてくれたなら嬉しい限りです( ´ ▽ ` )ノ
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