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第一部 力の解放 エレンの蟲化 進撃×テラフォ

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  1. 1 : : 2014/12/11(木) 14:07:59
    カテゴリでは進撃の巨人と書いてありますが実際はエレンが巨人化では無くもしもM.O手術(モザイクオーガンオペレーション)された時の話にしてあります

    大体は原作通りに進めていき たまにセリフを変えたりしています

    テラフォーマーは出てきません

    キャラは多分崩壊してません

    話がおかしくても暖かい目で見守ってください


    出来ればコメントもよろしくお願いします

    一日に2〜3回更新します


    注意 最初の方はほぼ原作通りなのでつまらないと思った人は最後のほうだけでも見てください
  2. 2 : : 2014/12/11(木) 14:08:28
    「本日をもって訓練兵を卒業する諸君らには三つの選択肢がある」

    壁の強化に努め各街を守る
    「駐屯兵団」


    犠牲を覚悟し壁外の巨人領域に挑む「調査兵団」


    王の元で民を統制し秩序を守る
    「憲兵団」



    「無論新兵から憲兵団に入団できるのは」


    「成績上位10名だけだ」



    ……ついにここまで来た……
    今度は俺たちが巨人を……



    喰いつくしてやる!!



    「後日 配属兵科を問う」


    「本日は これにて第104期「訓練兵団」解散式を終える……以上!」




    「「「はっ!!!」」」バッ


  3. 3 : : 2014/12/11(木) 14:09:19
    ーーーー
    ーーー
    ーー

    :
    :

    「いーよなお前らは10番内に入れてよ、どうせ憲兵団に入るんだろ?」

    「ハァ?当たり前だろ、なんのために十番内を目指したと思ってんだ」



    また言ってやがる……なんのためにここまで頑張ってきたんだ……



    「オレも憲兵団にするよ、王の近くで仕事が出来るなんて…光栄だ…!!」


    「おいマルコ」ドン!

    「ぶっ!!」ブシャ



    「言えよ本音を」

    「内地に行けるからだろ?」



    「やっとこのクッソ息苦しい最前線の街から脱出できるからだ!!」

    「内地での安全で快適な暮らしがオレ達を待ってっからだろうが!?」



    「なっ……お前……は、恥を知れよ!少なくともオレは……」

    「あーお前は優等生だったな…」

    「しかしお前らはどうする?」


    「オレ達が内地に住める機会なんてそうそうないぜ!?それでも「人類の砦」とかいう美名のためにここに残るのか?」



    「「「………」」」

    「そりゃぁ…」「巨人の足元で怯えるよりは……」

    「だよなぁ…みんな内地に行きたいよな…」



    「で…お前らはどうなんだ?」


    「僕は憲兵団を志願するよ」


    「私も…だけど」


    「あんたと一緒だとは思われたくないわ」


    「ハハハッ!!まあ間違ってもあんな死に急ぐような調査兵団には入りたくねぇな」




    ………くそが……


    『なあ…』



    『内地が快適とか言ったな…」



    『この街も五年前まで内地だったんだぞ』



    「……」



    『ジャン……内地に行かなくても』



    『お前の脳内は“快適“だと思うぞ?』



    「エレン…やめなさい」




    「俺は頭のめでたいヤツだとそう言いたいのか?エレン」

    「…………それは違うな…オレは誰よりも現実を見てる」




    「4年前______
    巨人に奪われた領土を奪還すべく…人類の人口の2割を投入して総攻撃を仕掛けた…」


    「そしてその殆どがそっくりそのまま巨人の胃袋に直行した」


    「あと何割か足せば領土は奪還できたのか?」


    「もう十分わかった……人類は…………」


    「巨人に勝てない……」


    ………………………




    「はぁ…見ろ…お前のせいでお通夜になっちまった」


    『それで?』


    「はぁ?話聞いてたか?」



    『「勝てないと思うから諦める」とこまで聞いた』



    「……」



    『第一、巨人に物量戦を挑んで負けるのは当たり前だ』


    『4年前の敗因の1つは巨人に対しての無知だ』


    『負けはしたが得た情報は確実に次の希望に繋がる』


    『お前は戦術の発達を放棄してまで巨人の飯になりたいのか?………冗談だろ?』


    『俺には……夢がある…』


    『巨人を駆逐してこの狭い壁内の世界を出たら……外の世界を…』


    『探検するんだ』



    『そのためなら自分が死のうとも虫の力を使おうとも……』


    『俺は……挑み続ける』













  4. 4 : : 2014/12/11(木) 14:14:01
    ミスなどがあったら言ってください

    すぐに直します
  5. 5 : : 2014/12/11(木) 14:15:50
    「はッ!何言ってんだお前?虫の力を使おうとも?めでたい頭してんのはお前の方じゃねぇか!」


    『……なんだと!?」


    「見ろよ!誰もお前なんかに賛成しねぇよ!!」



    『……あぁ、そうだな…わかったから…』


    『さっさと行けよ内地に…!お前みてぇな敗北主義者ご最前線にいちゃあ士気に関わんだよ…!!』

    「勿論そのつもりだごお前こそ壁の外に行きてぇんだろ?さっさと行けよ 大好きな巨人達がお前を“虫”みたいに扱ってくれるぞ?」

    『…めんどくせぇ』

    「…へっ」
  6. 6 : : 2014/12/11(木) 14:16:17
    ドガァッ!!!


    「『ぐうぅっ…!!』」



    「おらどうした!俺に勝てねぇようじゃ奴等(巨人)になんか勝てねーぞ!!」ビュンビュン



    『んなことは……わかってんだよ!!』ドゴッ!!



    「ぐっ……!!」



    「おいやめとけジャン、エレンの対人格闘術の順位は………」



    「今期のトップだぞ」


    こいつは………巨人に勝てねーとかほざきやがった……!!



    じゃあ………


    どうすれば人類は勝てるんだ……?




    “力“




    力があれば………




    俺に……もっと力があれば………



    力が……力が欲しい……



    力が……ホシイ……


    『があっ…!!ああぁあ!!!』


    「マズイ!!エレンの“覚醒“だ!!」

  7. 7 : : 2014/12/11(木) 14:17:41
    補足

    エレンの覚醒とは

    エレンの感情が高ぶった時に出てくる力のこと

    これを見たライナー達はそれを覚醒と言っている

  8. 8 : : 2014/12/11(木) 15:20:40
    今なら……なんでもできる気がする…



    巨人を殺すことも………


    ここにいる奴らを…



    コロスコトモ



    『あがぁっ!!ぐううぅ!!』









    バシイィィン!!!!!










    『!!?』ヒリヒリ




    「目を覚ましてエレン」



    「力に溺れてはいけない」



    『………わかってる……』



    「ならいい」ガシッ



    『!?』

    『おい降ろせよミカサ!!」







    「よかったなエレン!そうやってまたミカサにおんぶに抱っこだ!!」

    「そのまま調査兵団にもミカサを
    巻き込むつもりだろ!!」


    「落ち着けジャン」


    「……………チッ」
  9. 9 : : 2014/12/11(木) 15:26:07
    原作とほぼ一緒ですね
  10. 10 : : 2014/12/11(木) 15:28:27
    >>9
    殆どは原作通りです
  11. 11 : : 2014/12/11(木) 17:34:00
    期待です!
  12. 12 : : 2014/12/11(木) 18:37:55
    >>11
    お気に入りにしてくださってありがとうございます!
  13. 13 : : 2014/12/11(木) 19:26:20
    ーーーー
    ーーー
    ーー

    :
    :

    「エレン……あなたは感情が高ぶりすぎ」



    『……んなことねーよ』


    「でも喧嘩はよくない」


    『……ああ…悪かった』


    「わかればいい」




    「おーーいエレーン ミカサー」


    「ここに居たんだね」


    『……なあアルミン…」



    『俺のこと……怖いか?』


    「……………」


    「…正直少し……」



    『だよな……「でも」



    「エレンはとってもいい人だってことは知ってる、だから僕は怖くないよ」



    『なんだそりゃ……矛盾してんじゃねーか』



    「自分でもよくわからないや」



    『そうか………』
  14. 14 : : 2014/12/12(金) 07:38:02





    『…なあ……アルミン……お前…兵団の希望はどうするんだ?』


    「………僕は…」


    「僕は調査兵団に入る!」


    『!!』


    『本気で言ってんのか?』


    「……死んでも足手まといにはならないよ!」



    『………』
  15. 15 : : 2014/12/12(金) 15:08:37
    ザッザッ


    「「『!』」」

    ザッ

    「!」

    ババッ


    トン


    「「『………』」」


    「では今日はここで解散」

    「ハッ!」



    「あー……直っていいぞ」


    「規律は大事だがお前らが相手だとどうも慣れねぇ…」

    「久しぶりだな…!」


    『本当に慣れないよ…飲んだくれが今や駐屯部隊長だからね』


    「あぁ…また大きくなったなお前ら…そうか………この街に来てもう5年経つのか…」



    「…………………」




    「すまねぇな…お前らの親救えなくて……」



    『その話はもういいよ、仕方なかったんだから』



    「………まだお前らが生まれて来る前______」


    「俺の家内が流行の病気に罹った…同じ病気で多くの人が死んでいった…」


    「ところがある日イェーガー先生がその抗体とその抗体を作るのに必要な虫を持って現れて……皆助かったんだ」


    「俺は恩返しがしたかったんだが…ついぞ叶わねぇまま…」


    『もう何回も聞いたよ……』


    「お前の父さんの行方だがこったはまだ何もわからないままだ…」


    「頼りになるのは最後に会ったお前の記憶なんだが……」




    「何か思い出したか?」



    『………ッ!」グラッ



    「エレン!」

    「!」

    ガクッ


    「ハンネスさん!」


    「す、すまねぇ…すっかり忘れてた…」


    「大丈夫か!?エレン!」


    『だ…大丈夫だけど………」ズキズキ


    『なぜかこうなっちまう……頭が………ぐっ……』ズキズキ


    『何も思い出せねぇのに……!』ズキズキズキ





    ___________________________________________________________________________________________________

    『やめてよ父さん!!何をしているの!』



    「エレン!これから先…辛いことが沢山ある!」



    「お前は私の子だ…!!予め注射しなくても使える能力がある!!」


    『父さん!!』



    「これからこの注射でお前に記憶障害と新たな能力が手に入る……」


    「ミカサやアルミンを守りたかったら…」



    「お前はこの力を使いこなさなければならない!!!」


    「使い方は………彼等の記憶が教えてくれるだろう!!!!」

    ___________________________________________________________________________________________________






  16. 16 : : 2014/12/12(金) 15:09:43























  17. 17 : : 2014/12/12(金) 15:09:51
    「…レン……エレン!!」


    『!?』


    「大丈夫なの?あの後急に倒れてここまで運んだんだ」


    「すごくうなされてたけどどんな夢を?」


    『……なんだっけ…アレ…?忘れた……』
  18. 18 : : 2014/12/12(金) 15:11:50




    今日一日過ごせば明日からは調査兵団員だ…




    アルミンとミカサは調査兵団入るって言ったが他の奴らは………




    ーーーー
    ーーー
    ーー

    :
    :

    『はあ………!?調査兵団にするって?』



    『コニー…お前は8番だろ!?前は憲兵団に入るって……』


    「憲兵団がいいに決まってるだろ…けどよ……その」


    「お前の演説が効いたんだよ」


    『は!?』


    「イ…イヤ!!俺は…あれだ…そう!ジャンだ!俺はあいつと同じ兵団に入りたくねぇだけだ!」



    「調査兵団に入る説明になってないぞ……」


    「うっ…うるせぇ!!決めてたんだよ!」


    「そう照れるなよやるべきことはわかっていても踏ん切りがつかないこともあるさ」


    「それにお前だけじゃ……」


    「あのぅ……みなさん……」
  19. 19 : : 2014/12/12(金) 16:15:47
    冬休みなのでガンガン更新していきます
  20. 20 : : 2014/12/12(金) 16:16:07
    「上官の食料庫からお肉盗ってきました」



    「「『……!!』」」


    「サシャ…お前独房にぶち込まれたいのか?」


    「バカって怖えぇ…」


    「後で…皆さんで分けましょう…スライスしてパンに挟んで……むふふふふ………」


    「戻してこい」


    「そーだよ土地が減ってから肉なんですごく貴重になったんだから」


    「……」


    「大丈夫ですよ」


    「土地を奪還すればまた……」


    「牛も羊も増えますから」


    『え?』


    まさかサシャも……?


    「なるほどな」


    「マリア奪還する前祝いに頂こうってわけか、食ったからには腹くくるしか無いもんな」


    『…………』



    「………………俺もその肉食う!」


    「私も食べるから取っといてよ…!!」


    「ほら何つっ立ってんだエレン」


    「お昼はまだ先だよ」




    ヒュウウゥウゥゥゥゥウゥゥゥ




    あれから____5年経った____



    3分の1の領土と2割の人口を失ってようやく人類は尊厳を取り戻しつつある



    ヒュウウゥウゥゥゥウウゥウゥゥゥ




    勝てる_____________



    人類の反撃は



    これからだ!!!!





























    ドオオォンン!!!!!!!!!!
  21. 21 : : 2014/12/12(金) 16:17:41
    ビュン!!!!!!!!!!


    「!!?」




    ボオォンン!!!!


    『熱ッ……!?』






    『な!!?』




    『何が……!!?』





    「うわあああぁぁ」






    『!?』





    『みんな!!くっ……』ギリギリ










    『立体起動に移れッ!』





    「!!」


    「ハッ!!」



    パシュッカッ

    シュウウゥウゥゥ



    「!?」


    「サムエル!おい!」


    『くっ!!サシャ!?』


    「サムエル……!!!」ダッダッ



    パシュッ
    ザクッ


    「サムエル!動いちゃダメですよ!」


    『危なかった……』

  22. 22 : : 2014/12/12(金) 16:20:19
    『!』


    ドオォンン!!!!!!!!


    『………』


    ___________________________________________________________________________________________________


    この世から……………





    一匹残らず…………!!!!


    ___________________________________________________________________________________________________


    『一匹…残らず!!』






    「壁が壊された…」


    「まただ…また巨人が入ってくる」


    「ちくしょう…やっぱり人類は巨人に……」







    『サシャ!!サムエルを任せた!!』



    『固定砲整備4班!』




    『戦闘用意!!』





    『目標 目の前!!超大型巨人!!』シャッ





    「「……!!」」ドクン







    『これは好機(チャンス)だ!絶対逃がすな!!』





    『壁を壊せるのは超大型(こいつ)だけだ!!』


    『こいつさえ仕留めれば……!!』ダダダ



    ギュンイ

    スタッ


    『……!!』

    『………よう』












    『5年振りだな…』
  23. 23 : : 2014/12/12(金) 16:24:18
    ビュウウゥゥゥゥン





    ズガガガガガガガ





    ドオオォン



    『くっ…!!』ヒュウゥゥ バシュ


    カッ





    キュイイィィィィ




    ビュン


    よし!腕に乗った!このまま近づいて……!!

    ダダダダダ


    さっきの攻撃は固定砲を狙っていあ………やはりこいつには知性が……

    グラッ


    『くっ!!』ダン




    しかしチャンスだ!!


    バシュ

    ギュイイィィィ


    壁を破壊できるのはこいつだけ!


    こいつさえ仕留めれば………!!



    『鈍い!!』




    『いける!!』ギュイイイィィィ



    『殺った!!(とった)』イイイィィィイィィィ
  24. 24 : : 2014/12/12(金) 16:25:52
    ピシッ




    ボォン!!



    !?これは…蒸気!!




    『くっ…!!』





    ここで引き下がったら……勝てねーだろ!!カチッ




    『うおおおぉぉぉ!!!』ギュウゥゥイイィ





    ブン!!!!!




    !?手応えはない……外したか!?





    バシュ


    シュウゥゥゥ



    いや…違う……


    「超大型巨人が消えたぞ!」


    「エレン!お前がやったのか!?」


    消えた……のか




    『すまん…逃がした……』



    「いやすげぇよエレンは……俺たちなんか動けなかったぜ」




    「何をしている訓練兵!超大型巨人出現時の作戦は既に開始しているのだぞ!!」





    「ただちにお前らの持ち場に就け!」





    「そして"ヤツ"と接触したものは本部へ報告しろ!」





    「「「『ハッ!!』」」」




  25. 25 : : 2014/12/12(金) 18:12:52
    ほとんど原作通りですね
    これから先の展開に期待
  26. 26 : : 2014/12/12(金) 20:08:08
    期待ですww
  27. 27 : : 2014/12/13(土) 10:26:53
    >>25>>26
    期待ありがとうございます
  28. 28 : : 2014/12/13(土) 10:27:31
    カンカンカンカンカン



    カンカンカンカンカン


    「所持する財産は最小限に!落ち着いて避難して下さい!」



    「悔やまれることに最も実戦経験の豊富な調査兵団は壁外調査のため出払っている」


    「現在我々「駐屯兵団」のみによって…壁の修復と迎撃の準備が進行している」

  29. 29 : : 2014/12/13(土) 10:27:46
    「お前達訓練兵も卒業演習を合格した立派な兵士だ!」


    「今回の作戦でも活躍を期待する!」

    バタバタ


    「……」



    「エレンは……」



    「!」



    「エレン!」



    『大丈夫かアルミン!』


    「………」


    「だっ大丈夫だ!こんなのすぐ治まる!」


    「し、しかしまずいぞ…現場ではまだだて八mもの穴をすぐに塞ぐ技術は無い!」



    「塞いで栓をするって言ってたあの岩だって…大きすぎて動かせない!」


    「穴を塞げない時点でこの街は放棄される…ウォール・ローゼが突破されるのも時間の問題……そもそも」


    「巨人はその気になれば……人類なんかいつでも滅ぼすことができるんだ!!」


    『落ち着けアルミン!まだそうと決まったわけじゃないだろ!』


    「ッ!!」


    「…………!!」


    「ごめん……大丈夫」
  30. 30 : : 2014/12/13(土) 10:29:36
    「それでは訓練通りに各班ごと通路に分かれ駐屯兵団の指揮の下補給支援・情報伝達・巨人の掃討等を行ってもらう」



    「我々はタダメシのツケを払うべく住民の避難が完全に完了するまでこのウォール・ローゼを死守せねばならない」



    「なお…承知しているであろうが敵前逃亡は死罪に値する」





    「みな 心して命を捧げよ」




    「「「「「ハッ!!」」」」」




  31. 31 : : 2014/12/13(土) 15:12:12







    「なん…で今日なんだ……」



    「明日から内地に行けたっつーのに!!」


    「くそっ!」タッタッタッ






    ドン!!




    『ッ!ジャン!』



    「……チッ!」



    『おいジャン!落ち着けよ!』



    「落ち着いて死にに行けってか!?誰しもお前みたいに命を捧げられるわけじゃないんだぞ!!」




    『違う!!』ガッ




    『この3年間!俺たちは死ぬ気で訓練した!必死に考えた!実際に死んだやつもいる!』



    『だけど俺たちは生き残った!ジャン…!生き残って明日から……内地に行くんだろ!?』




    「………ッ!どけ!」ドン





    『……』




    「エレン…」



    『!ミカサか』



    「戦闘が混乱したら私のところにきて」



    『は!?』











  32. 32 : : 2014/12/13(土) 15:12:29
    『何言ってんだ!?俺とお前は別々の班だろ!?』



    「混乱した状況下では筋書き通りにはいかない…私はあなたを守る!」


    『………お前…さっきから何を…』




    「ミカサ訓練兵!!お前は特別に後衛部隊だ」



    「付いてこい!!」
  33. 33 : : 2014/12/13(土) 18:23:21
    「……!!」



    「…私の腕では足手まといになります!」



    「!?お前の判断を聞いているのでは ない」



    「避難が遅れている今は住民の近くに多くの精鋭が必要だ」



    「し…しかし!」『オイ!』



    『いいかげんにしろミカサ!』ゴン





    「!?」





    『人類滅亡の危機だぞ!!なにテメェの勝手な都合を押し付けてんだ!!』





    「……………」





    「悪かった…私は冷静じゃなかった…」



    「でも…頼みがある…1つだけ…どうか」








    「死なないで…」











    死なないさ…俺は









    こんなところで死んでられないんだ










    俺はまだこの世界の実態を何も知らないんだから…

  34. 34 : : 2014/12/13(土) 20:20:09
    ヒュウウゥゥゥ




    『……アルミン』



    『こりゃあいい機会だと思わねぇか?調査兵団に入団する前によ』




    『この初陣で活躍しとけば俺たちは新兵にして……』



    『スピード昇格間違いなしだ!!』




    「……!!あぁ…間違いない」




    「言っとくけど二人とも…今期の調査兵団志願者はいっぱいいるんだからね!!」


    !!


    「さっきはエレンに遅れを取ったけど今回は負けないぜ!!誰が巨人を多く狩れるか勝負だ!!」


    ………皆…


    『言ったなトーマス!数をちょろまかすなよ!!』



    「34班前進!!」



    『行くぞ!!』



    「「「「おおぉぉぉ」」」」



  35. 35 : : 2014/12/13(土) 20:41:35
    バシュ キュイイィィィ



    『なっ!?あれは…!?』



    オオオオオオオオオオォォォ



    『俺たち中衛まで前衛に駆り出されている!?』



    「巨人がもうあんなに…」



    「何やってんだ普段威張り散らかしてる前衛の先輩方は…」



    『まだ殆ど時間が経ってないのに…』


    「前衛部隊が総崩れじゃないか」



    決して楽観視していたわけじゃなかったが


    これはあまりにも……



    「気行種だ!!」『!!?』



    『避けろッッ!!』




    ドオ!!!!!!
  36. 36 : : 2014/12/13(土) 21:59:02
    ……皆は…!?皆は無事か!?



    『!!』



    ま…さか……




    「うっ……!?うっ…!!」




    「うわぁ…クッ…クソ!!」



    トー……マス………!!




    『ト…トーマス!!』




    ゴクン



    ドンドン




    『ま…!!待ちやがれ!!』カッ ギュイィィ



    「よせ!単騎行動は________」





    『よくもトーマスを…!!!!』





    『絶対に……!!絶対に逃がすな!!!』




    「エレン!そんなに早く動いたら危険だ!!!」




    『!!?』ガッ




    アンカーが刺さらなかった!?このスピードじゃ止まれない!!




    『うわあああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!』ガン!!!!!





    ドコォ!! ゴロゴロ ガシャン!!!




    『グッ…………』





    「エレン!!!!!!」




    「ダメだアルミン!!あのスピードでぶつかったんじゃまず助からない!」




    「それにこっちにも巨人は来てんだ!!」




    「来るぞ!」





    「かかれッッ!!」
  37. 37 : : 2014/12/13(土) 23:21:12
    期待です!!
    進撃×テラフォのSS書いてるどうし頑張りましょう!
  38. 38 : : 2014/12/14(日) 11:39:05
    >>37
    !!期待ありがとうございます!
    お互い頑張りましょう!
  39. 39 : : 2014/12/14(日) 11:39:29
    ドスドス バシュ キュイイィィ




    バシュ



    「ミーナ!!」



    ビン ヴォッ



    「きゃああぁぁ!!!」




    バ キ



    「ああぁぁ……」




    「うわああぁ!!」




    「ミリウス!!うわっ!?」



    「嫌だ!!まだ死にたくねぇよ!!」



    「うわぁあああぁぁぁ!!!」




    「ガッ…グ……アガッ……」バキバキ











    …………なんで僕は……仲間が食われている光景を…眺めているんだ…




    ズシン ズシン




    どうして……体が動かないんだ……





    パッ ペチャッ







    「!!うああぁぁぁ!!」



  40. 40 : : 2014/12/14(日) 13:33:44
    うあぁぁああぁぁぁぁぁアアア



    ア……アルミン……





    ハアッ ハアッ




    俺は……こんなところで……死ねないんだ……




    ハアッ ハアッ





    ___________________________________________________________________________________________________


    ボー



    「エレン!ここにいたんだ!!」




    『どうしたよアルミン』ボー



    「これ…じいちゃんが隠し持っていたんだ!外の世界にいる生物が書かれている本だよ!」



    『外の世界の本だって!?それっていけない物だろ!?捕まっちまうぞ!!』



    「そんなこと言ってる場合じゃないんだ!!見てくれよ!!この世界には_______」




    「馬なんかも食べてしまうアリ!ものすごく速く動く鳥!人間よりもずっと大きいキリンという生物!」


    『すげぇな……』



    「エレン!いつか…外の世界を……探検できるといいね…」


    ___________________________________________________________________________________________________


    …こんなところで……死んでたまるか!!!



    「うぅ……うああぁぁ」




    ガシッ





    「!……エレン!?」




    『うおおおぉぉぉ!!りゃああぁ!!』ブン ベチャ




    クソッ!思ったより吸い込まれる力が強い!!!



    「エレン!!」




    『なあ…アルミン…お前が外の世界を教えてくれたから________』




    『ごめんなアルミン……』




    「エレン!!!!早く!!」






    ズズズズズ







    ゴクン





















    「うあああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」
  41. 41 : : 2014/12/14(日) 14:14:02





























  42. 42 : : 2014/12/14(日) 14:14:15
















    チクショウ…チクショウ……








    ベチャ



    『う…』




    『ああああ…!?』






    『………こんな……………』




    こんなハズじゃ…




    俺たちは5年前とは違うんだ…死ぬ気で訓練した……必死に考えた……





    こいつらに勝つために…何も奪われないために……




    どうしてこうなる………どうして俺たちは奪われる……






    命も……






    夢も……







    『うッ…あぁぁ…』




    『ウッ………………』




    『チクショウ』



    『チクショウ!!』






    『諦めて…たまるか!!』







    『駆逐してやる……この世から…1匹残らず…俺が…この手で!!!』


  43. 43 : : 2014/12/14(日) 14:14:55































  44. 44 : : 2014/12/14(日) 14:16:20
























    それを待っていた





















    『!?』




    『誰だ!』















    君の持つ熱いむき出しの(いかり)を!!







    『これ……は!?』









    なんだ……頭に響いている……















    お前に力の使い方を教えてやる……











    後は君が決めろ__________________






























  45. 45 : : 2014/12/14(日) 14:24:18







































  46. 46 : : 2014/12/14(日) 16:03:26
    明日で終わらせます
    一応エレンが出てきてそれで終わらせるつもりですがもし希望があったら女型編までやります(その場合は少し時間をとらせてもらいます)
  47. 47 : : 2014/12/14(日) 16:03:36
    あと名前変えました
  48. 48 : : 2014/12/15(月) 12:04:29
    「あああぁぁ………」






    もう……考えるのは……やめ…よう…………







    僕は……何にも………







    できなかっ………た………










    ズバッ ズバッ








    『諦めるのはまだ早いぞアルミン!!』










  49. 49 : : 2014/12/15(月) 13:02:54
    「!?……エ…エレン!!?」





    『アルミン!ここは俺に任せて補給所に行け!』




    「!?何言ってるんだエレン!それにそこには巨人が4体もいるんだ!」





    『大丈夫だ!俺を信じろ!』









    …………






    なんだろう……無謀な筈なのに今のエレンは………














    なんでもできる気がする











    「……ッ…エレン!無茶だけはしないでくれよ!」バシュ














    『…あぁ!』

  50. 50 : : 2014/12/15(月) 13:34:02
    すっごい期待
    テラフォも進撃も最高に好きだから
  51. 51 : : 2014/12/15(月) 13:55:43
    >>50
    期待ありがとうございます
    私も進撃とテラフォ大好きです(笑)
  52. 52 : : 2014/12/15(月) 13:57:08
    スウゥ… フウゥ…









    大丈夫だ……今の俺なら………








    ズシン ズシン








    来たな……距離は200ってとこか











    『こっちから…行かせてもらうぞ!!』



    ーーーー
    ーーー
    ーー

    :
    :


    ……なんだろう…






    エレンの手は……








    少ししか見れなかったけどエレンのあの手は……………










    ノコギリの形だった…








    あの形……昔、本で見た“海の生き物“と似ていたような……名前は確か…………










    “ノコギリエイ“




    ーーーー
    ーーー
    ーー

    :
    :
  53. 53 : : 2014/12/15(月) 14:40:50
    『おい巨人共…お前らは普通に走ったら俺らよりかなり速い』







    『だけどな…お前らは大きい…それはつまり一つ一つの動作の時間が長いってことだ!!』







    『俺には追いつけねぇよ!!』













    《ノコギリエイ》

    絶滅危惧種である







    一見遅そうだが時速20kmの速さで動く


    これを秒速に直すと……









    実に秒速55m







    『遅ーな!!』





    『食らえ!!』







    そしてその特徴は誰もが知っている





    自分の体の4分の1ともなるノコギリのように発達した角






    これが獲物にクリーンヒットしたのならば……







    『ふっ!!』










    ズバァン!!!











    たちまち真っ二つになってしまうだろう








    「ぐううぅぅ……」ズシン








    『倒れたらおしまいだぜ!!』ズバァン







    「」シュウゥゥ








    『はっ、こんなもんかよ』











    オオオオオォォォォ











    『そういやまだいたな』









    『いいぜ……このデケェ害虫が……俺が今から………』











    『駆除してやる!!!』



    ーーENDーー




  54. 54 : : 2014/12/15(月) 14:44:12
    えっと、一応これで終わりですが
    前にも言った通りに希望があれば女型編までやります

    >>54>>58くらい
    までで賛成か反対かをコメントしてください、時間が経った時、確認した時に多かった方にします
    ちなみにエレンの二個目能力は女型編で使うつもりです
  55. 55 : : 2014/12/15(月) 15:06:45
    お願いします!
  56. 56 : : 2014/12/15(月) 16:48:32
    テラふぉはあまり好きではありませんが、ssは大好きです
    期待しかありません!
  57. 57 : : 2014/12/15(月) 20:16:01
    >>56>>57
    ありがとうございます
    あと一人希望するかこのまま2日程度経ったら書くことにします
  58. 58 : : 2014/12/16(火) 19:43:08
    えーと
    一応第二部?の進撃の巨人×テラフォーマーは書くことにします



    そのかわり少し時間をください…一度全部下書きしないと途中で放棄してしまうかもしれないので





    下書きが完了したら新しくスレッド立てるのでここに貼ります
  59. 59 : : 2014/12/17(水) 16:41:33
    次回作で出る能力が気になる
    頑張ってくれ
  60. 60 : : 2014/12/17(水) 22:40:01
    >>59
    ありがとうございます
    頑張ります
  61. 61 : : 2014/12/17(水) 23:50:32
    cheeseさん
    お気に入り登録ありがとうございます
  62. 62 : : 2014/12/18(木) 00:21:19
    スレッド立てました
    タイトル
    第二部 "力" エレン覚醒の瞬間 です
    ↓ここからどうぞ
    http://www.ssnote.net/archives/28854
  63. 63 : : 2014/12/19(金) 20:03:04
    続きが早く読みたくなるぐらい面白かった
  64. 64 : : 2014/12/19(金) 20:34:17
    >>63
    ありがとうございます!

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