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ミカサ「素敵なクリスマス会」

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  1. 1 : : 2014/12/10(水) 22:47:08
    http://www.ssnote.net/archives/7108
    エレン「本当はさみしかった…」

    http://www.ssnote.net/archives/7779
    エレアニ 約束のお泊まり会

    http://www.ssnote.net/archives/8665
    気が合うから

    http://www.ssnote.net/archives/9093
    エレアニ 季節外れの肝試し

    http://www.ssnote.net/archives/10080
    エレアニ バレンタインだ!!

    http://www.ssnote.net/archives/10792
    エレアニ スケートするぞ!!

    http://www.ssnote.net/archives/11943
    エレアニ テスト週間だね…

    http://www.ssnote.net/archives/13171
    エレアニ 夏休みだからキャンプだ

    http://www.ssnote.net/archives/14791
    エレアニ 海水浴だ!!

    http://www.ssnote.net/archives/17657
    エレアニ 皆で夏祭り

    http://www.ssnote.net/archives/20744
    エレアニ 文化祭~夏の贈り物~

    http://www.ssnote.net/archives/23423
    エレアニ 体育祭だ!!

    http://www.ssnote.net/archives/26966
    エレアニ 家族旅行だよ


    【誕生日version】
    http://www.ssnote.net/archives/12649
    エレアニ アニの誕生日

    http://www.ssnote.net/archives/13337
    アニ「誕生日おめでとう」

    http://www.ssnote.net/archives/20939
    8月1日~幸せ~

    http://www.ssnote.net/archives/26608
    11月3日に君と過ごした時間は宝物



    【番外編】
    http://www.ssnote.net/archives/16291
    ジャンミカ 夏の思い出

    http://www.ssnote.net/archives/18884
    ライクリ 夏の夜空

    http://www.ssnote.net/archives/19796
    リヴァペト テン・カウントの絆

    http://www.ssnote.net/archives/22221
    アルヒチ 優しい君は都会のお姫様

    http://www.ssnote.net/archives/22910
    ライクリ 来年の夏も一緒に…

    http://www.ssnote.net/archives/24599
    ジャンミカ 1日パパとママ

    http://www.ssnote.net/archives/25571
    ベルユミ 冬を見た日

    http://www.ssnote.net/archives/26274
    コニサシャ わけあいたい宝物





    SSを読者の皆様に気持ちよく読んで貰うために、作品が終了するまでコメントを制限させて頂きます。

    コメントを貰えると本当に嬉しいです
    しかし、途中で貰ったコメントを非表示にするのは心が痛みます。

    ですので、作品が終了するまではこちらにコメントを頂けると嬉しいです!

    http://www.ssnote.net/groups/347/archives/5
    作品の感想
  2. 2 : : 2014/12/10(水) 22:48:46
    クリスマス・パーティを皆でやりたい

    この企画を持ち出したのは、他の誰でもない

    ミカサ・アッカーマンである
    彼女はジャン・キルシュタインと言う少年と付き合っている

    学校では『美女と馬』と影で言われている

    その全てが、羨ましがっている男子からである




    ミカサ「ふふっ」


    ジャン「どうかしたのか?」


    ミカサ「何でもない、ただ早くクリスマスが来れば良いと思っているだけ」


    ジャン「(クリスマス・パーティーか……本当に楽しみにしてるんだな)」


    ミカサ「ジャンが好きなコロッケも用意する、アニとエレンが好きなチーハンも!」


    ジャン「お~そりゃあ、楽しみだな!」


    ミカサ「皆で遊べるゲームか何かも見付けておかなければ」


    ジャン「(すげぇな、本格的にやるんだな)」




    普段から真面目で頑張ってる彼女だが
    今回は一段と力を入れているのが感じ取れる

    その理由をジャンは深く聞きはしないが、少しだけ気になっていた

    彼女がクリスマス・パーティーをやりたい理由は何故なのか

    それを彼は後々、知ることになるのだ






    クリスマス・パーティ編
  3. 3 : : 2014/12/10(水) 22:50:55
    ジャン「おい、ライナー!」


    ライナー「何だか凄く大変な依頼を頼まれそうなんだが……何だ?」


    ジャン「ミカサが最近さ、凄く機嫌が良いのは知ってるよな?」


    ライナー「見てて分からん奴なんかいねぇだろ」


    ジャン「だろ?理由は知ってるよな?」


    ライナー「クリスマス会の話だろ?気合い入ってるからな」


    ジャン「それだ!そこでだな」


    ライナー「俺達もミカサに何かをしてやりたいって話だろ?」


    ジャン「流石はライナー兄貴かーちゃんだな!」


    ライナー「そのアダ名は辞めろ」



    教室の後ろで話す男子が2人、その話を盗み聞きしていた…





    エレン「そうだな、クリスマス会はミカサの家でやるんだし」


    アニ「お礼も込めてさ、何かプレゼント用意する……むしろ皆でプレゼント用意するとか?」


    エレン「それ良いかもな!」


    ジャン「お前らは急に姿を現すのな」


    ライナー「神出鬼没だな」




    昼休みの時間、後ろでクリスマス会の話で盛り上がるメンバー達

    クリスマス会をやろうと言い出した彼女は…






    ミカサ「クリスマス会で、皆とやったら楽しいゲームは何かあるだろうか?」


    クリスタ「う~ん、スマブラとかは?」


    ユミル「王様ゲームは王道だろ」


    ミカサ「王様ゲームは盛り上がるのだろうか?」


    ユミル「ライナーがベルトルトと抱き締めあったりする光景が拝めるかもな」


    クリスタ「もう!ライナーはホモじゃないもん!!」


    ユミル「へぇ、へぇ」


    ミカサ「王様ゲームは確定にしよう」


    クリスタ「ライナーを悪く言わないでよ!!」


    ユミル「ミカサの目的は違う気がする……けどな」


    ミカサ「(アニから何かしてもらいたい……そして、エレンが嫉妬する)」


    ミカサ「ふふっ」


    クリスタ「?」




    頭の中がクリスマスで一杯であった
  4. 4 : : 2014/12/10(水) 22:52:27
    ライナー「めちゃくちゃ、楽しみにしてるな」


    ジャン「俺としては最高に楽しんで貰いたい」


    アニ「そうだね、やっぱり何かプレゼント用意しようか」


    エレン「ミカサも俺達に何か用意するだろうしな」


    ライナー「だな!よしっ!」


    ベルトルト「クリスマスまでにプレゼントを用意だね」


    ジャン「そ~ゆ事だ!」


    エレン「(プレゼントかぁ……何が良いんだろうな)」


    アニ「一緒にプレゼント見に行こうね」


    エレン「あぁ、今日の帰りにでも見に行こうぜ」


    ジャン「俺はサシャとコニー達にも伝えてくるわ」


    ライナー「お~う、行ってこい」


    ベルトルト「(ジャンも……張り切ってるよね)」



    廊下で遊んでいるサシャとコニーにクリスマス会でプレゼントを用意することを伝えに行くジャン…

    彼はミカサが中学で楽しめなかった分も楽しんで貰いたいのである




    エレン「…」


    アニ「どうかしたの?」


    エレン「いや……何あげたら喜ぶかなってさ」


    アニ「いつになく真剣だね」


    エレン「ミカサは……ほら、似た者同士だからな」


    アニ「………そっか、ごめんね」


    エレン「謝る事じゃね~よ」




    ミカサと同じように、中学を楽しめていなかったエレン

    エレンもミカサを親友と思っている
    だからこそ、喜んで貰えるプレゼントを渡したいのだ
  5. 5 : : 2014/12/12(金) 00:00:47
    その頃……





    サシャ「なるほどですね~」


    コニー「何か、ジャンが優しいと気持ち悪いな」


    サシャ「私も思いました!」


    ジャン「うるせぇよ!」



    サシャとコニーの2人に用件を伝えたジャンは、自分も何をしてやれば喜ぶのかを考えていた



    サシャ「ジャンは何か考えがありますか?」


    ジャン「あぁ?まぁ……これから考える」


    コニー「(まだ考えてないわけな)」


    サシャ「う~~ん、悩みますね」


    サシャ「ミカサには喜んで貰いたいですからね」


    コニー「前に勉強助けて貰ったしな!」


    サシャ「そもそも、ジャンと付き合ってくれてる時点で感謝ですよね!」


    ジャン「あぁん?」


    コニー「父ちゃんは嬉しいぞ!なぁ、母ちゃん!」


    サシャ「そうですよ!あんなに可愛い女の子と付き合って……もう思い残す事はないです!!」


    ジャン「お前らの息子になった覚えはねぇ!!」




    サシャとコニーの猛烈なボケに真剣に答えるジャンであった。
  6. 6 : : 2014/12/12(金) 00:01:35
    外は冷たい風が吹き荒れており、冬が来たことを伝えている

    学生達が盛り上がる昼休みが終わると、残りの授業を耐えようとする学生の姿が見える

    彼等も同じである
    ストーブで温かくなった教室は眠気を誘うには持って来いである





    エレン「……ねむっ」


    ベルトルト「殆ど寝てるね」


    ライナー「コニーが1番先に落ちたぞ」


    コニー「zzz」


    ジャン「珍しく女子達も寝てるな」







    アニ「…ん……zzz」


    クリスタ「……ふぁ」ウトウト


    ユミル「(ノート書いてると眠くなる)」


    サシャ「(飴玉がなくなってきましたね)」





    アルミン「(どうせ後で僕のノート見せてって言ってくるんだろうな)」



    授業のノートを綺麗に書いている、アルミンのノートは学校で有名である

    彼のノートを見せてっと言う学生は数知れず……




    アルミン「(ん~ミカサが喜びそうなプレゼントかぁ)」



    そんな彼も頭の中はクリスマス会の事で一杯であったのだ
  7. 7 : : 2014/12/12(金) 23:52:27
    ミカサ「……」ソワソワ


    クリスマス会の提案をした彼女は授業どころではない

    皆と遊ぶことが大好きなミカサは、心からクリスマス会を楽しみにしているのである





    先生「アッカーマン?どうかしたか?」


    ミカサ「い、いえ!何もありませんよ!」


    先生「そうか?なら、良いんだが」


    ミカサ「(楽しみ過ぎて先生の話を聞いていなかった)」




    クリスマス会で何をやって遊ぶか
    どんな料理を作ろうか……

    もはや勉強に力を入れれる状態ではなかった






    クリスタ「…」トントン


    ミカサ「?」


    クリスタ「楽しみだね、クリスマス会」クスクス


    ミカサ「えぇ、楽しみで仕方ない」


    クリスタ「料理を作るの手伝うからね」


    ミカサ「それは助かる、ライナーはクリスタが作る料理が大好き」


    クリスタ「えへへ、前にクッキー作ってあげたんだよ」




    授業中にバレない様に、ノロケ話をする2人

    その2人の会話は……





    先生「(もう少し静かにやれよな……あ~高校生に戻りてぇな)」



    先生に丸聞こえであったりするのだ。
  8. 8 : : 2014/12/12(金) 23:54:54
    長く感じる授業は必ず終わりがやって来る




    キンコンカンコーン




    エレン「終わったな!」


    アルミン「ノートは書けた?」


    エレン「あはは……近い内に見せてくれよ」


    アルミン「肉マンね」


    エレン「や、安い買い物だぜ」


    ライナー「(今日は帰りにクリスタとプレゼント見に行くかな)」


    ベルトルト「ねぇ、ライナー?これから一緒にデパート行かない?」


    ライナー「あ?」


    ベルトルト「うん、行こうね?」


    ライナー「お、俺はクリスタ……」


    ベルトルト「行こうね?ちなみにユミルはクリスタと遊びに行くってさ」


    ライナー「……………はい」





    学生達は最後の授業が終わった途端、これからの予定で盛り上がる

    この盛り上がりを先生は怒らず、懐かしい気持ちで見てくれている

    だから怒られはしないが……






    先生「よ~し、お前らは勉強よりも遊ぶことが好きだからな」


    先生「明後日までに歴史の問題集を提出な!範囲は今やってる所までだからな」


    ジャン「日本語がおかしくないか!?」


    サシャ「まず、問題集って何なんです!?」


    コニー「今やってる範囲がわからない!!」


    先生「予想通りの反応で先生は嬉しい」



    クラス中で反対の声が上がるが、もはやこの現実から逃れる事は出来ず

    生徒達は渋々、先生からの宿題に挑む事になってしまう。
  9. 9 : : 2014/12/14(日) 17:18:20
    その日の帰り道……





    エレン「それじゃあ、俺達はちょっと買い物してから帰るからよ」


    アニ「悪いね」


    アルミン「(クリスマス会のプレゼントかな)」


    ミカサ「私も今日は、お母さんとお出掛けの約束がある」


    ジャン「良いよなぁ……お前らは」


    エレン「急に何だよ」


    ジャン「お前も裏切り者だぜ」


    エレン「はぁ?」


    ジャン「歴史の問題集、何でお前が終わってんだよ?意味わかんねーよ」


    サシャ「そうですよ!私なんて何処に置いたかすら覚えてませんよ!」


    エレン「ははっ!何となくやっておいたんだよ!」


    アニ「ふっ、あんたらも頑張りなよ」


    ミカサ「その通り、頑張れば終わる」


    ジャン「ミカサ……応援してくれよ」


    ミカサ「いつでも応援している、安心してほしい」


    コニー「(今やってる範囲を知らない俺はどうすれば良いんだ)」


    ユミル「まぁ、何とかなるだろ」


    クリスタ「もうすぐ冬休みだし!クリスマス・パーティーもするんだから頑張ろうね!」


    ミカサ「その通り!ので、皆も頑張る」


    ライナー「やるしかねぇからな」


    ベルトルト「そうだね」


    エレン「おう、それじゃあ、本当にまた明日な!」


    アニ「またね」




    エレン達はそれぞれ、自分達が向かうべき場所を目指して歩き出した

    エレンとアニが向かった場所はデパートであった……。
  10. 10 : : 2014/12/14(日) 17:19:12
    2人がデパートに着くのに時間はそんなにかからなかった

    デパートの外からも聞こえるクリスマスソング

    この歌を聴くと、本当に冬が来たんだなと思うことが出来る

    また、クリスマスという大きなイベントがやって来たと感じるのだ







    アニ「温かいね」


    エレン「外が寒すぎるんだよな」


    アニ「雪でも降らないかな?」


    エレン「雪が降るなら、もっと寒いだろ?」


    アニ「それもそうだね、その内……降るかもね」


    エレン「嬉しいような、嬉しくないような」


    アニ「私は降ってほしいけどね」


    エレン「雪合戦とか好きなタイプか?」


    アニ「出来れば炬燵でミカン食べてたいね」


    エレン「でも雪は降ってほしいのか?」


    アニ「そうだね」


    エレン「アニ……面白いな…お前」


    アニ「変なこと言ってないで、プレゼント見に行くよ」


    エレン「お、おう………(俺が変なこと言ったのかな)」




    デパートの中で少しだけ雑談をし、目的の物が売っているだろう場所に向かう
  11. 11 : : 2014/12/16(火) 19:34:20
    エレン「おっ!ここだろ?」


    アニ「そうそう、可愛いのが売ってるでしょ?」


    エレン「サンタクロースの模様の枕が売ってるぞ」


    アニ「可愛いじゃない、私ならその横のトナカイも一緒の奴が良いけどね」


    エレン「ここならミカサが喜びそうな物が売ってそうだな」


    アニ「でしょ?私の目に狂いはないからね」


    得意気に語るアニを見てエレンは「お前、本当に可愛い」と伝える

    急に言われたからか?
    アニは不意をつかれたように顔を真っ赤にしてしまうのである





    エレン「顔真っ赤だな」


    アニ「うるさい!」ゲシ


    エレン「脛を蹴るな!そこは本当に痛いから!」


    アニ「ふん」


    エレン「(何て可愛い奴……抱き締めてやりてぇ)」


    エレン「おっ」


    アニ「?」


    エレン「クリスマス・パーティーでサンタの衣装着てプレゼント渡してやるか」


    アニ「あんたが?」


    エレン「俺としてはアニに着てほしいけどな」


    アニ「そう言うのは男子が着た方が盛り上がるよ」


    エレン「いやいや」


    アニ「サイズもLLまであるし……ライナーに着させようか」


    アニ「これは買いだね」ガシッ


    エレン「(御愁傷様だな、ライナーよ)」


    アニ「ふっ……ふふっ」


    エレン「まだ見てもないのに笑うのかよ」


    アニ「だってさ……絶対…わ、笑うからね」


    エレン「まぁ、ユミルとかヒッチの反応は凄そうだよな」




    クリスマス・パーティーで使う衣装まで買うアニ…

    彼女もミカサと同じぐらい楽しみにしているのであった
  12. 12 : : 2014/12/17(水) 18:03:46
    時を同じく……




    ライナー「クリスマス会を盛り上げる為に必要な物……これとか良くないか?」


    ベルトルト「下心丸見えだよね」


    ライナー「クリスマスだ、多少の事は許してもらえるだろ」


    ベルトルト「だからって……何でトナカイのコスプレを…」


    ライナー「これを着たユミルが目の前に居たら?」


    ベルトルト「良いかも……サンタクロースでも…」


    ライナー「サンタクロースは無理だろうな、そこを考えたらよ」


    ベルトルト「う、うん」


    ライナー「トナカイのコスプレならアニやミカサでも着ると思うのだ」


    ベルトルト「や、やるんだな……クリスマス会で!」


    ライナー「あぁ!勝負はクリスマス会でやる!」


    ライナー「(本当はサンタの衣装を着たクリスタが良いけどな)」


    ライナー「(ハードルが高すぎて着てくれなそうだからよ)」


    ベルトルト「(ユミルがコスプレか……///)」


    ライナー「よし、他にも何か探すぞ!」


    ベルトルト「わかったよ、君の考えは正しい気がするからね」



    同じくクリスマス会で使う衣装を用意していたライナー達

    彼等は当初の目的を果たし、残りの時間でクリスマス会を盛り上げる方法を考えていたようだ




    ベルトルト「でも、ミカサ……喜んでくれるかな?」


    ライナー「喜んでくれないと困るよな」


    ベルトルト「そうだね、何かユミルとクリスタは2人で用意するらしいね」


    ライナー「気になるよな」


    ベルトルト「そうだよね……ユミルにもプレゼント用意しないとね!」


    ライナー「そうだな!俺はクリスタに何をプレゼントしようか……悩むな」




    自分の恋人にもプレゼントを用意しなければいけない

    これは何よりも大事なことである
    恋人がいる彼等も同様にしっかりと考えているようだ
  13. 13 : : 2014/12/17(水) 18:04:50
    ライナー「ん……おい」


    ベルトルト「え?何?」


    ライナー「あれ……アニとエレンだぞ」


    ベルトルト「あっ、本当だね」


    ベルトルト「アニ達もプレゼント見に来たのかな?」


    ライナー「何だよ……あの馬鹿でかい袋は」


    ベルトルト「プレゼント………かな」


    ライナー「嫌な予感しかしないぞ」


    ベルトルト「僕は巻き添えを食らう気がする」


    ライナー「落ち着けよ、これは絶対にアニの企みだぞ?エレンは関係ない」


    ベルトルト「それがどうかしたの?」


    ライナー「俺達にしてみれば、アニは妹のような存在……あいつの考えてる事ぐらい分かるだろ」


    ベルトルト「…」


    ライナー「考えろ、あの袋に入ってる物が何なのかを!!」


    ベルトルト「分かるわけないだろ!?」


    ライナー「何でだよ!?」


    ベルトルト「逆に君には分かるの!?」


    ライナー「たくっ、仕方ねぇな」


    ライナー「あの袋に入ってる物は大体予想は出来ている」


    ベルトルト「へ、へぇ」


    ライナー「あの袋に入ってる物の正体はな」


    ベルトルト「ごくっ……」


    ライナー「サンタクロースの衣装だ、アニ用のな」


    ベルトルト「へ?」


    ライナー「俺が嫌な予感がする理由……アニが風邪を引く気がするんだよな」


    ベルトルト「あ、あのね……」


    ライナー「クリスマス会で風邪を引かないように温かくしないとな!」


    ベルトルト「(ダメだ……ライナー兄貴母ちゃんに………なってしまったよ)」




    兄貴であり、母ちゃんである皆のライナー・ブラウン

    予想は半分正解で、半分間違っている
    クリスマス会で自分の為に準備されたのだと知った時の反応は……
  14. 14 : : 2014/12/17(水) 23:35:09
    それぞれがクリスマス会に向けて準備を開始していた

    クリスマス会を開こうとした彼女は…







    ミカサ「お母さん、皆に喜んで貰える料理を教えてほしい」


    ミカサ母「難しい質問するわね」


    ミカサ「なるべく量が多い料理を教えてほしい」


    ミカサ母「サシャちゃんが来るものね」


    ミカサ「サシャはライナーよりも食べる、とても食べる」


    ミカサ母「(これは大変な1日になりそうだわ)」



    クリスマス会で作る、料理の練習に明け暮れていたのだ






    ミカサ「シチューは必要な気がする」


    ミカサ母「そうかもね、寒いしね」


    ミカサ「それに美味しい、温まる」


    ミカサ母「当日はアニちゃんも手伝ってくれるのかな?」


    ミカサ「アニもクリスタも手伝ってくれると言っていた」


    ミカサ母「そんなに大勢で作るのは良いけど、食べれるの?」


    ミカサ母「サシャちゃんもお腹一杯になるんじゃ……」


    ミカサ「その心配はしなくても大丈夫、むしろ足りるかどうかが問題」


    ミカサ母「……」





    ミカサの手作り料理なら何度でも食べる!


    私のお腹は既にクリスマス会モードになってます!



    と言われていたミカサ、楽しみにして貰っている

    だから期待に応えようと頑張っているのだ

    先程、母と一緒に買ってきた料理本に何度も目を通す姿は微笑ましい
  15. 15 : : 2014/12/17(水) 23:35:59
    ブーブーブー




    ミカサ「メール?」ピッ




    From ジャン
    Sub
    本文
    終わった~!!
    答えを写し終わった!!俺は自由になったぞ!

    ミカサの手料理、めちゃくちゃ楽しみにしてるぜ!





    料理の練習をしている時、ジャンからのメールを見て微笑んでしまう

    作っていた料理はコロッケだったからジャンからメールが来たのかも?

    ミカサはそんな事を考えていた




    ミカサ「ふふふっ」


    ミカサ母「何々?ノロケ?」


    ミカサ「違う///」


    ミカサ母「ふぅ~ん」ニヤニヤ


    ミカサ「変な目で見ないで欲しい!」


    ミカサ母「変な目って、嫌だわ……スゲベになったわね」


    ミカサ「ちがっ!そう言う意味ではない!///」


    ミカサ母「え~?」


    ミカサ「あ……あふぅ///」


    ミカサ母「(可愛い娘だわ)」






    ガチャ





    ミカサ父「盛り上がってるなぁ、何してるんだ?」


    ミカサ「お帰りなさい」


    ミカサ父「おぉ……豪華だな」


    ミカサ母「クリスマス会で作るからね、今から練習するんだって」


    ミカサ父「ほぉ~立派な料理だな(要するに、実験ってことか)」


    ミカサ「よし、そろそろ食べれるから……お父さんも着替えてくるべき」


    ミカサ父「あぁ!今日は崎に晩御飯だな」


    ミカサ母「(味見はしたけど美味しかったから大丈夫よ)」



    ミカサが殆ど?1人で作った料理の味は………
  16. 16 : : 2014/12/17(水) 23:37:06
    ミカサ「お父さん、食べて欲しい」


    ミカサ父「あぁ、いただきます」


    着替え終わった父は机に座り、一番先に料理を食べることになる





    ミカサ「…」ドキドキ


    ミカサ父「おぉ、母さんと同じ味がするぞ」


    ミカサ「それは美味しいと受け取っても良いと言うこと?」


    ミカサ父「そうだぞ、良い嫁になるよ」


    ミカサ「よ、嫁に……///」


    ミカサ母「結婚する時は号泣でしょうね、あなたは」


    ミカサ父「(その可能性が大だな……考えただけで泣きそうだ)」


    ミカサ「お父さんもジャンを気に入ってくれる、ので、大丈夫」


    ミカサ父「ほぉ」


    ミカサ母「面倒な父親ね」






    クリスマス会で家に来たジャンと本格的にお話をしようと考えた父であった

    そんな事を知るよしもないミカサは…





    ミカサ「(美味しい、これなら喜んで貰える)」



    自分の作った料理に満足しているのであった。
  17. 17 : : 2014/12/19(金) 23:24:23
    晩御飯を食べ終わり、家族で仲良く話をしているミカサ一家

    仕事があり、クタクタの父であるが、娘と話をするのは大好きなようだ



    ミカサ父「楽しそうな事をしてるんだな」


    ミカサ「とても楽しい、アニ達と一緒だから楽しい」


    ミカサ父「あの綺麗な子か、彼氏君とは仲良くしてるのかい?」


    ミカサ「仲良し……むしろ夫婦」


    ミカサ母「2人で買い物してる所をたまにみるわよ」


    ミカサ父「買い物……大方、荷物持ちにされてるんだろうな」


    ミカサ「あの2人は可愛い」




    眠くなるまで話に付き合ってくれる両親に心から感謝をしている

    ミカサは家族と過ごす時間も大切にしているのであった

    学校で起こったこと、帰りにどんな話をしているか……

    そんな話を父も母も真剣に聞いてくれる、笑ってくれる

    それがミカサにとったら嬉しい事なのである







    ミカサ「…」ウトウト


    ミカサ父「眠いなら部屋に行きなさい」


    ミカサ母「そうよ?大きくなったから、抱っこして連れていってあげれないからね」


    ミカサ「……うん………もう、寝る…お休みなさい」





    睡魔に負けたミカサは自分の部屋に戻っていく

    彼女が寝るのにかかった時間は数秒であった。
  18. 18 : : 2014/12/19(金) 23:24:54
    ミカサ「zzz」



    寝ている時、人は夢を見る
    彼女も高校に入ってから暖かい夢を見るようになった

    中学の頃や、前の学校では楽しく過ごす事が出来ていなかった

    それが今は本当に楽しくて仕方がない

    一緒に馬鹿騒ぎが出来る友達がいて
    自分の事を本気で心配してくれる友達がいる

    そして、自分の事を本気で好きと言ってくれる彼氏もいる

    彼女は今を本気で楽しんでいるのだ






    ミカサ「アニ……エレンを蹴っては………ダメ…zzz」


    ミカサの夢の中にはアニが登場しているようだ……










    ピッピッピッピッ!!




    ミカサ「うるさい、ので、止まって」パン


    ミカサ「朝………寒い」


    ミカサ「……」


    ミカサ「夢の中のアニも可愛かった」



    夢から目覚めたミカサは学校へ行く為の準備をするのであった
  19. 19 : : 2014/12/22(月) 00:14:53
    朝ごはんを食べ終わり、忘れ物がないのを確かめてから




    ミカサ「行ってきます」


    ミカサ母「行ってらっしゃい!気を付けてね」


    ミカサ「うん!」





    バタン…




    学校に向かうのであった





    外は寒い風が吹いているが




    ユミル「おっ!ほらな!」


    クリスタ「ミカサ~!」フリフリ


    ミカサ「2人とも珍しい、いつもは違う道から来るのに」


    ユミル「たまには3人でも良いだろ!なぁ!」


    クリスタ「うん!クリスマス会の事も色々と話したいしね!」


    ミカサ「クリスマス会、それは大事!とても大事!」


    友達と一緒にいると、寒くても楽しいから暖かく過ごせるのである




    ユミル「クリスマス会な!王様ゲームが最高に楽しみだな!」


    クリスタ「エッチなのはダメだよ?」


    ユミル「わぁ~てるよ!私を変態にすんなよ!」


    ミカサ「ユミルは変態、ので、仕方ない」


    ユミル「おいおい、ミカサ……こうしてやるよ!」コチョコチョ


    ミカサ「だ、ダメ!寒いから!あははっ!」


    クリスタ「ミカサの服の中が温かそう!私も手を入れる!」


    ユミル「手伝え!ほらほら!」コチョコチョ


    クリスタ「突撃!!」コチョコチョ


    ミカサ「あはっ!も、もう!2人とも変態!!」


    エレン「朝から本当に元気だな」


    アニ「寒いし」


    ユミル「おぉ!寒がりな女がもう1人!」


    クリスタ「アニも一緒にコチョコチョしよ!」


    アニ「やだよ、寒いから動きたくないね」


    ジャン「朝から何やってんだよ」


    ミカサ「じゃ、ジャン!助けて!2人がコチョコチョ……あははっ!」


    ジャン「(まざりてぇ)」


    サシャ「おはようございます!!」


    コニー「朝からミカサは元気なんだな」


    エレン「よぉ、2人とも寝坊しなかったなんだな」


    サシャ「当たり前です!あぁ!ライナーとベルトルトですよ!」


    ライナー「何だよ?俺達だって、この道を使うに決まってんだろ」


    ベルトルト「近道だからね」


    ヒッチ「やっぱり寒いと早く暖まりたいよね~?」ヒョコ


    アニ「あんたは……いつのまに」


    エレン「アルミンも顔が真っ赤だぞ?」


    アルミン「あはっ……ははは///」


    ヒッチ「にしし」


    アルミン「(寒いからって腕を組むのは良いけど……胸がね…うん///)」


    ミカサ「皆して無視するのは酷い!!ちょっ!クリスタ!首はダメ!!」


    クリスタ「ミカサの髪の毛、凄く良い匂いがするよ!」


    エレン「あ~ミカサ、今日の授業を受ける体力はねぇな」


    アニ「きっと爆睡だね」





    仲良しなグループで学校へ向かう
    彼等の近くにはクリスマスが、すぐそこまでやって来ているのだ
  20. 20 : : 2014/12/22(月) 00:15:45
    外の景色が銀色の世界に見えてくる
    空には大きな雪雲があり、地上の人達を見ている

    大昔、マンモスが生きていた頃から雪は降っていたのであろう

    何千年前からも変わらない景色が今も目の前に広がっているんだ








    ミカサ母「雪が降りそうだね」


    ミカサ「皆は来れるだろうか?」


    今日は約束のクリスマス会の日
    伝えたい『感謝の気持ち』がある


    ミカサ母「約束の時間まで、まだまだよ」


    ミカサ「そろそろアニが来てくれる」



    ピンポーン



    ミカサ「来た!」



    さぁ、パーティーの準備をするんだ
    皆と笑える大事な日なんだ

    大事な大事な『友達』と『恋人』と一緒に過ごすクリスマス

    彼女は急ぎ足で玄関へ走って行くのである





    ガチャ







    アニ「お待たせ」


    クリスタ「料理の準備を手伝いに来たよ!!」


    ミカサ「うん、寒いから中に入って料理を作ろう」


    アニ「ふっ、寒いから料理を作るんだね」クス


    クリスタ「ミカサは可愛いねぇ!」


    ミカサ「クリスタに言われると何故か悔しい」


    アニ「そうだね、クリスタに可愛いって言われると悔しいね」


    クリスタ「えぇ!?」






    彼女達は今日、来る皆の為に料理を作るのであった
  21. 21 : : 2014/12/23(火) 23:33:03
    その頃……






    ライナー「…」


    ベルトルト「どうかしたの?」





    クリスマス会までの時間をベルトルトはライナー家で過ごしていたのである





    ライナー「アニからメールが来てよ……まぁ、口で言うより見た方が良いよな」


    ベルトルト「?」





    from 可愛い妹アニちゃん
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    本文
    あんたさ、足綺麗にしといてね
    約束だからね?汚なかったら蹴るから








    ライナー「何なんだ……これ」


    ベルトルト「足を綺麗に……って?」


    ライナー「意味が分からん」


    ベルトルト「可愛い妹アニちゃん……何か凄い名前で登録してあるんだね」


    ライナー「その妹が意味不明なメールを送ってきたんだが……どうすりゃいいんだよ」


    ベルトルト「………脛毛剃る…………とか…?」


    ライナー「本気で言ってんのか?」


    ベルトルト「アニの蹴りは……ほら、うん」


    ライナー「風呂いってくるわ」


    ベルトルト「君は立派な戦士だよ」





    ここでもクリスマス会に向けて?
    ちゃくちゃくと準備が進められていたのである
  22. 22 : : 2014/12/23(火) 23:33:25
    ライナーが準備をしている時…






    ミカサ「アニ……凄い」


    アニ「チーハンは任しといてよね」


    クリスタ「愛だね!エレンが好きな料理だもんね!」


    アニ「ふん!」


    ミカサ「照れてる」クス


    アニ「あんたもコロッケ作らないと」


    クリスタ「そっか、ジャンはコロッケが好きなんだっけ?」


    ミカサ「ジャンはコロッケ好き、遊びに行った時もコロッケを食べる」


    アニ「へぇ、コロッケパンとかも作っておけば?」


    クリスタ「それは喜んでくれるよ!」


    ミカサ「よし、作ろう」


    ミカサ母「単純ね……ミカサ?」


    ミカサ「何?」


    ミカサ母「今日は、お父さんと2人で外で食べてくるわね」


    ミカサ母「仲良くしなさいよ?皆も仲良くしてあげてね」


    アニ「大丈夫ですよ、家でクリスマス会やらさて貰えて本当にありがとうございます!」


    クリスタ「デート楽しんで来てくださいね!」


    ミカサ「気を付けてね」


    ミカサ母「ふふふっ!楽しんでね?それじゃあ、行ってくるわ」




    ミカサの母は待ち合わせの場所へ向かうため、家を後にした…
  23. 23 : : 2014/12/23(火) 23:33:51
    その後、すぐにエレン達が手伝いに来てくれた





    エレン「こうやるんだよ」シャカシャカ


    ジャン「お前……本気で気持ち悪いな」


    マルコ「あはっ……僕は力になれなそうだね」


    エレン「ホットケーキはオヤツだぜ?」


    アニ「流石だね」


    エレン「俺はチーハンが楽しみで仕方がねぇけどな」


    アニ「楽しみにしててよね」


    クリスタ「ホットケーキ大好き!」


    ユミル「基本的にクリスタは甘いのが大好きだからな」


    ミーナ「前も遊びに行った時さ!凄かったよね!」


    ユミル「餡蜜も食ったし、チョコレートパフェは2つも平らげたしな」


    エレン「甘いのが食べたくなる季節だもんな」


    クリスタ「そうだよ!私は悪くないもん!!」


    ユミル「(季節は関係ねぇけどな)」





    ピンポーン





    ミカサ「アルミン達……かな?」


    アニ「ジャン?ちょっと見てきてよ」


    ジャン「あぁ、そうだな」




    誰か来たのかを確かめに行くジャン
    来たのは……





    ガチャ






    アルミン「お待たせ!」


    ヒッチ「約束通り、準備しておいたよ」


    サシャ「美味しそうな匂いがします!!」


    コニー「お前な、話がそれるぞ」


    ジャン「おぉ!流石じゃねぇか!」



    ヒッチとアルミンは大きな袋にプレゼントを詰めて持ってきてくれた

    その袋に入っているプレゼントは…




    ジャン「これは最後だな」


    ヒッチ「嬉し泣きするんじゃないの?」


    アルミン「ミカサなら喜んでくれそうだね」



    ミカサへのプレゼントが用意されているのである






    ライナー「おぉ!」


    ベルトルト「皆の声が聞こえるね」


    アルミン「ライナーにベルトルト!」


    ヒッチ「おそ~い」


    ジャン「お前らが最後なんて珍しいよな」


    ライナー「戦士には色々と準備が必要なんだよ」


    ベルトルト「ははっ……はは」


    ジャン「?」




    彼等は家の中に入って行く
    そして、皆が作った料理を目の前にすると……
  24. 24 : : 2014/12/25(木) 09:59:19
    ベルトルト「うわぁ……凄い!」


    ライナー「シチューまで作ったのか!」


    ミカサ「皆のお腹を一杯にするため、私は作った」


    サシャ「アニ!!チーズハンバークまで作ったんですか!!」


    コニー「コロッケパンだ!ジャンの大好物だ!」


    ジャン「(ミカサの愛を感じる)」ジーン


    アルミン「僕とヒッチはケーキを用意しておいたよ」


    ヒッチ「奢りだからね、味わって食べてよね」


    アルミン「クリスマス用だから大きいよ」


    サシャ「大きくて良いんですよ!大きいのは正義です!!」


    コニー「お前1人のケーキじゃないからな!絶対に忘れるなよ!」


    サシャ「わかってますよー」


    ジャン「お前……絶対にわかってねぇ」


    エレン「賑やかになってきたな」


    アニ「仕方ないね、皆が揃ったんだから」


    ミカサ「賑やかなのは良い、大好き!」




    メンバー達が揃い、料理も準備が出来てきたので……





    アニ「ベルにライナー、運ぶの手伝いな」


    ベルトルト「うん、わかったよ」


    ライナー「この海老フライ、美味そうだな」


    ユミル「私が作ってやったんだからな、感謝して食えよな」


    ライナー「お前も料理上手なんだな」


    クリスタ「私と一緒に練習してるもんね!」


    ユミル「うるせぇよ!運べ!」


    ライナー「お~う、わかったから俺を睨むな」


    ベルトルト「(ユミルの手料理は美味しいからね)」


    ユミル「(私が作った料理を食った奴……ベルトルさん…クリスタだけだな)」


    クリスタ「(心配しなくても大丈夫なのに)」クス




    自分が作った料理に自信がないユミル
    彼女が作った料理の味は……
  25. 25 : : 2014/12/25(木) 10:01:34
    ミカサ達が作った料理を運び、後は食べるだけになっている




    サシャ「…」グゥー


    ミカサ「ふふふっ!」


    エレン「おぉ、本当に美味そうだな!」


    アニ「全部運べたね?」


    ミーナ「うん!後は味わって食べるだけ!」


    アニ「それじゃあ……ミカサ」


    ミカサ「うん!」


    ミカサ「メリークリスマス!!」


    ベルトルト「何だか小さい頃を思い出すね」


    マルコ「僕も思ったよ」


    ヒッチ「まだ子供でしょ」


    ミカサ「コップを持って!せ~の」


    エレン達「かんぱ~い!!」




    小学生みたいに大きな声を出した皆は、お腹が減っていたから……






    サシャ「美味しいです!シチューも最高ですよ!!」


    ジャン「ミカサ!コロッケパン最高に美味いぞ!」


    ミカサ「頑張った、コロッケは私が頑張った///」


    エレン「んぐっ!アニぃ、めひゃめひゃ、うまひぃぞ」


    アニ「落ち着いて食べな、そして飲み込んでから喋りなさい」


    アルミン「この海老フライ凄く美味しい」


    ヒッチ「それね、私も思ったんだよね」


    クリスタ「ねっ!美味しいでしょ!?」


    アルミン「これは……ユミルが作ったんだよね?凄く美味しいよ」


    ユミル「だ、黙って食ってろ!///」


    ミーナ「あ~照れてる!ユミル可愛い~!」


    コニー「あ~!それは俺が食ってた海老フライだろ!」


    サシャ「チマチマと食べてるのが悪いんですよ!」


    ライナー「落ち着け、まだ沢山あるだろ!」


    ベルトルト「大人気だね、ユミルの料理が美味しいからだね」


    ユミル「………けっ///」


    マルコ「(嬉しそうな顔してるね)」



    皆で料理を美味しくいただく、学校で昼ごはんを食べてる時よりも盛り上がっている

    エレンはアニが作ったチーハンを一番多く食べているのである




    エレン「サシャ!俺のチーハンを横取りすんなよ!」


    サシャ「エレンばっかりズルいです!卑怯です!アホです!!」


    エレン「アホはお前だ!!」





    ミカサ「アニ、止めてあげないと」


    アニ「止めれると思う?」


    ミカサ「無理かもしれない」


    アニ「沢山あるんだからね、ゆっくり食べれば良いのにね」クス


    ミカサ「それはジャンも同じ」





    ジャン「もう1つコロッケ食うからな!」


    マルコ「(六個目……!?)」


    ミーナ「(ベルトルトは海老フライ食べ過ぎだよ!)」


    クリスタ「何だか楽しいね!」


    ライナー「そうだな、クリスマスを大勢で過ごすと楽しいもんだな」




    今までは家族と過ごすのが普通だったクリスマス

    それが友達と過ごすとなると学校にいるような感覚になってしまうのだ
  26. 26 : : 2014/12/25(木) 10:02:06
    食事も進み、徐々に何かをやりたい雰囲気になっていき……





    ユミル「そろそろ王様ゲームやろうぜ!」


    ニヤニヤと笑いながら提案する彼女を見て、男子達は身震いするのである


    ヒッチ「いいじゃん、王様ゲームね!王様の命令は絶対だからね」

    もう1人、こういうゲームが好きな女の子がいる

    髪の毛をクルクルと指に絡ませながらゲームの提案に乗る




    ライナー「俺達が出来る範囲だからな」


    ミカサ「スケベなのはダメ」


    アニ「ユミルとヒッチは心配だね」


    エレン「特に、ユミルな」


    ジャン「顔が悪人面になってるからな」


    ユミル「てめぇら、2人には言われたくねぇな」


    エレン「…」


    ジャン「…」


    コニー「極悪人みたいな顔だもんな」


    ライナー「だかな、ユミルが居るのに王様ゲームは危ないな」


    ユミル「はぁ~い?」


    ベルトルト「スマホのアプリとか使えば良いんじゃないの?」


    クリスタ「あっ!じゃあ、私がアプリ探すね!」


    ライナー「そうしてくれ(それならユミルは反抗できないからな)」


    ユミル「ちっ」


    ヒッチ「あ~あ」



    残念そうな顔をする2人だが、他のメンバーは少しだけ安心した様子である


    しかし……


    クリスタが見つけてくれた王様ゲームのアプリは中々のアプリであった…






    ※今回、読者の皆様から王様ゲームのリクエストがありました

    王様ゲームの内容はアプリを使う設定でやらして頂きます

    他の方もやっている方法だと思いますが、この方法が1番書きやすいので御理解をお願いします。
  27. 27 : : 2014/12/25(木) 10:02:28
    クリスタ「これにしよ!!」


    数分後に自分のスマホを机の真ん中に置くクリスタ

    皆はそのスマホにインストールされたアプリに名前を打ち込んでいく




    エレン「何か……怖いな」


    アニ「アプリの命令は絶対だね」


    アルミン「僕には1度も来ないで欲しい」


    ヒッチ「(私とアルミン、私とアルミン!)」


    ユミル「そんじゃ、始めますかね」




    ユミルがそう言うと、一斉にスマホを見つめる

    クリスタがスマホの画面にタッチする
    登録された名前が次々に出ていき

    数秒後に止まった
    スマホの画面に出た名前と内容は……




    『エレンとライナー』

    『口にジュースを入れて睨めっこ』





    エレン「…」


    ライナー「…」



    ユミル「ジュース用意しろ!ベルトルさん!」


    ベルトルト「う、うん!ライナーはコーラで良いね!」


    クリスタ「じゃあ、エレンはメロンソーダね!」


    アルミン「1回目からハードだね」


    ヒッチ「これは絶対に動画、撮らないとだわ」


    ミカサ「ヒッチ、少しは2人の気持ちも考えてあげるべき」スッ


    アニ「そう思うならね、そのスマホをエレン達に向けるの辞めなね」


    ミカサ「無理、ので、諦めて欲しい」


    ジャン「(ミカサ……俺達にも同じ命令が来るかも知れないんだぞ)」


    マルコ「あははっ……僕じゃなくて良かったな」


    ミーナ「同意見だよ、マルコ……」





    エレン「………ライナー」


    ライナー「戦士にはな、逃げられない戦いがあるんだ」


    ライナー「この戦いはな、俺達になら乗り越えられる!!」


    エレン「あ、兄貴………やるんだな!今、ここで!!」


    ライナー「あぁ!勝負は……今ここで決める!!」ガシッ


    エレン「お前は格好いいぜ!!」ガシッ




    用意されたコップを手に取り、中身のジュースを口に入れる

    口に入れた状態で2人は目を瞑っていた

    その目を開くと目の前には『友』がいる

    目を開いたら試合が始まる
    その試合が2人にとっては試練と同じなのだ






    エレン「…」


    ライナー「…」




    2人は睨み合う
    そして少しずつ相手を笑わせる為の行動をするのである
  28. 28 : : 2014/12/25(木) 10:02:49
    エレン「……」ニヘラァン


    ライナー「(ただ変な顔するだけだよ!?)」





    アルミン「こ、これってさ……下手したら」


    ヒッチ「すご~く、汚いことになるね」


    アルミン「だよね」


    ミーナ「ミカサの家だからね、汚れたら困るよね?」


    ミカサ「多少なら気にしない、二人とも私の大事な親友」


    マルコ「(その親友がジュースを吐くか吐かないかの状況だよ)」


    アニ「これは……何だかね」


    ベルトルト「見てる僕らも辛いものがあるよね」


    ユミル「だはははっ!最高じゃねぇか!!」


    クリスタ「こら!2人とも頑張ってるんだよ!」


    ミカサ「その通り」


    ユミル「ミカサとクリスタは説得力がゼロだな、その手に持ってる物は何なんだ?」


    ミカサ「…」


    クリスタ「…」


    ジャン「スマホだな」


    ヒッチ「さっさと勝負がつかないかな!」


    ベルトルト「(2人とも大変だね)」


    アニ「(エレンが圧倒的に不利だよね、ライナーの方が面白い顔してるし)」




    ライナー「フン……スンスン」


    エレン「(鼻の穴を大きくしやがった!)」フルフル


    ライナー「…」ニヤァ


    エレン「(この………この、野郎!!)」


    ライナー「…」ニヘラァン


    ライナー「フンフン……スンスンフン」



    ライナーは自分の鼻の穴を大きくしたり、吸う空気の音をワザと大きくする

    我慢していたエレンであったが……





    エレン「ぶっ!!ぶっは!」


    ライナー「…」ビショビショ




    ベルトルト「あっ、エレンの負けだね」


    アニ「ミカサ、床は汚れてないから大丈夫だよ」


    ユミル「そうだな、ライナーの顔は汚れちまったけどな」


    ミカサ「ふふっ、ライナーが放心してしまっている」


    マルコ「(本当に僕じゃなくて良かったよ)」


    ミーナ「(私の時は……もう少し簡単な命令が良いなぁ)」





    エレン「ライナー……そ、その…悪い」


    ライナー「気にするな………少しだけ感謝してる」


    エレン「は?」


    クリスタ「ライナー?お疲れ様!今、すぐに拭いてあげるからね」


    ライナー「ありがとな」


    クリスタ「よっ……ほっ!」


    ライナー「(背伸びして顔を拭いてくれるクリスタ……結婚する)」


    ユミル「あ~死ねば良いのに」


    ベルトルト「ゆ、ユミル……落ち着こうね」





    1回目の命令が終わり、皆は2回目の命令が自分に来るんじゃないかと心配する

    今、命令を達成した2人も安心してはいられないのが辛いところである……
  29. 29 : : 2014/12/25(木) 10:03:18
    2回目は……


    『コニーが』



    コニー「俺か!」


    マルコ「何をしないと……ダメなのかな?」



    『ユミルの肩を揉む』




    ユミル「へぇ~、楽勝だな」


    エレン「俺らの時より、レベル下がったよな?」


    ライナー「ちっ」


    ミーナ「こういう命令もあるんだね!ちょっと安心した!」


    アニ「(本当に簡単な命令にして欲しい)」


    ベルトルト「(まぁ、肩に触るぐらいなら問題はないよね)」


    ライナー「(肩で良かった……ベルトルトがキレたら…)」


    アルミン「急に優しい命令だからね、次が怖いよ」


    ヒッチ「その時はその時!」


    ミカサ「コニー、肩を揉んであげるべき」


    ユミル「そうだぞ、スマホ様の命令は絶対だからな」


    コニー「仕方ねぇな、こっちに背中向けろよな」


    ユミル「お~お、頼みますよ~だ」


    コニー「(これじゃあ、ユミルの奴隷だぜ)」




    頭の中で面倒だと思っていたコニー
    しかし、一瞬で困ってしまう事態になる





    コニー「…」グッグッ


    ユミル「いっ!痛い、痛い!!」


    コニー「………え?」


    サシャ「コニー!優しく揉んであげないとユミルが可哀想です!」


    ベルトルト「そうだよ!」


    コニー「いや……え?」


    クリスタ「ユミル………もしかして…肩揉んで貰うの苦手?」


    ユミル「はぁ?こいつが下手くそなだけだ!!」


    エレン「ちょっと他の奴が揉んでやれよ」


    アニ「ちょっと失礼するよ」スッ


    コニー「お、おぉ!」


    ユミル「アニなら安心だな」


    アニ「…」グッグッ


    ユミル「痛いって!ワザとやってんだろ!?」


    アニ「確定だね」


    ベルトルト「(肩が弱点)」


    サシャ「強気なユミルが弱々しく見えますね」


    ジャン「お、おいおい……大丈夫か?」


    ユミル「大丈夫に見えんのか?ママは、もっと優しくて上手だぞ?」涙目


    ベルトルト「……///」


    ライナー「ベルトルト、お前の彼女……なぁ?」


    ベルトルト「可愛いでしょ?」


    クリスタ「可愛いよね?」


    ライナー「不覚にも萌えた」


    エレン「(ママは……がヤバかったな)」


    アルミン「(普段のユミルじゃ、絶対に見れないよね)」


    ジャン「命令は終わりだな」


    ミカサ「その通り、これ以上はユミルが可哀想」


    ヒッチ「それにしてもさぁ、意外すぎるよね」


    アニ「ユミルの肩を揉んでるお母さん、凄く優しいね」


    ヒッチ「きっとさ、揉んでるって言わないよね」


    コニー「ユミルの母ちゃんって凄いんだな!!」


    ユミル「あ~2度と頼まねぇ」


    ミーナ「将来、絶対に旦那が触ってくるよ」ボソ


    ユミル「はぁ?」


    マルコ「ははっ……はは」


    ベルトルト「(可愛かった……涙目ユミル…可愛かった///)」




    涙目になってしまったユミル、これ以上は可哀想だったので終了することになった

    彼氏は心配もしていたが、普段なかなか見れない彼女の姿に少しだけ得した気分であるようだ
  30. 30 : : 2014/12/25(木) 10:04:09
    ユミル「次だ!次の命令!!」


    ベルトルト「また、ユミルかもよ?」


    ユミル「ぜっ、絶対に……ない」


    ミカサ「よし、次の命令を見てみよう」スッ


    アルミン「(絶対に来ないで)」



    3回目の命令は…


    『アルミンとミーナが』





    アルミン「えっ!僕が選ばれちゃった!!」


    ミーナ「私もだよ!」


    ヒッチ「命令は?」


    ミカサ「えっと」



    『この中で誰が1番、天然かを言う』




    アルミン「…」


    ミーナ「…」


    エレン「天然かぁ、俺は関係なさそうだな」


    アルミン「君だよ!僕が1番先に顔が浮かんだ奴は!!」


    エレン「はぁぁ!?俺のどこが天然なんだよ!!」


    アルミン「天然に決まってるでしょ!?」


    エレン「だから!どこが天然なんだよ!!」


    アニ「(天然だよ)」


    ジャン「(自覚してない奴ほど天然なんだよな)」


    ミカサ「ふふふっ」


    アルミン「真面目で純粋な君は天然だと僕は思ってるけど?」


    エレン「真面目で純粋?それは良いけどよ、それが天然って……」


    アルミン「エレンが天然だと思う人は手を下げて」


    エレン「!」バッ


    エレン「えっ……何で手をあげないんだよ……え?」


    アニ「あんたは天然だよ」


    ミカサ「エレンは天然、ので、仕方ない」


    ライナー「お前は天然キャラだ」


    ジャン「悪人面の天然だな」


    ヒッチ「悪人面は関係ないし」


    エレン「…」


    ベルトルト「エレン、天然は別に悪い事じゃないよ」


    エレン「………次…ミーナの番だぞ」



    誰か1人ぐらい、自分の味方をしてくれると思っていたエレンだが

    誰も味方をしてくれなかったので素直に寂しがっているのであった
  31. 31 : : 2014/12/25(木) 10:04:33
    ミーナ「う~ん、私が天然だと思う人かぁ」


    ユミル「エレン以外な」


    サシャ「同じ人だと詰まんないですもんね」


    コニー「で、誰なんだよ?」


    ミーナ「じゃあ、クリスタで!!」


    クリスタ「え、私が!?」


    ヒッチ「理由は?」


    ミーナ「前に学校でね……」









    冬休み前の学校で……





    クリスタ『そこって、何をやってるお店なの?』


    ミーナ『マッサージ店らしいよ?』



    駅前に出来た新しい店についての話をしていた2人

    ちょっと外装がお洒落だったからか、何をしている店なのかわからなかった




    クリスタ『ふ~ん、マッサージ店かぁ』


    ミーナ『そうそう!私も1回ぐらいいってみようかな~』


    クリスタ『え?ミーナ、腰痛いの?』


    ミーナ『へ?』


    クリスタ『マッサージって腰が痛い人が行く場所だよ!ミーナは腰が痛いの?』


    クリスタ『…』








    ミーナ「って、事があったからさ」


    クリスタ「あぅ~、忘れてたのに!!」


    ユミル「(くそ可愛い)」


    ライナー「(マッサージ店に行く人は腰が痛い人って認識してたのか)」


    エレン「俺より天然だろ」


    アルミン「君が1番だよ」


    ベルトルト「腰が痛い人が行く店……ふっ」


    クリスタ「ベルトルト!笑わないでよ!!///」


    アニ「可愛いから良いじゃない」クス


    ミカサ「とても可愛い、ので、問題はない」


    ヒッチ「あははっ!可愛い、その考えは可愛いよ!」


    クリスタ「は、恥ずかしいよぉ///」


    ミーナ「可愛いクリスタを見れたんだから感謝してよね」


    ライナー「心より感謝しています」


    マルコ「ジャン?何だか王様ゲームが怖くなってきたよ」


    ジャン「俺は始まる前から怖かったよ」




    後戻りは出来ない、キリの良いところまでは進まないといけない

    4回目の命令が開始させるのであった
  32. 32 : : 2014/12/25(木) 10:05:06
    クリスタ「もう、次の命令!」


    ユミル「良いのかぁ?また、クリスタかも知れないぞ?」


    ベルトルト「それはユミルになるフラグかもよ」


    ユミル「怖い、怖い!」


    ライナー「よし!次だ!」


    ヒッチ「それじゃあ、王様の命令は……な~んだ!」







    『ミカサがジャンに』





    ミカサ「むっ、とうとう私の番が来てしまった」


    ジャン「ミカサが俺に?」





    『飲んだジュースのコップの交換』




    ミカサ「…///」


    ジャン「こ、これは」


    ライナー「恋人同士で良かったな」


    マルコ「これが、ミカサと別の男子だったら喧嘩になってたかもね」


    ヒッチ「はや~く!はや~く!」


    ユミル「や~れ!さっさと、交換!や~れ!」


    エレン「酔っぱらいか……お前らは」


    アニ「たちが悪いね」


    エレン「で、アニ……何でスマホを準備してんだよ?」


    アニ「絶対に撮るよ」


    エレン「(獲物を狙う目だな)」


    ミーナ「ちょっと、ちょっと!凄く見たいんだけど!!」


    アルミン「ミカサの顔が真っ赤だね」


    ベルトルト「恥ずかしいんからね、僕だったら恥ずかしいもん」


    サシャ「もぐっ……むぐ」ムシャムシャ


    コニー「なに食ってんだ?」


    サシャ「残ってるチーズハンバーグです!」


    マルコ「(あれ……僕の皿に乗ってたチーズハンバーグだね)」





    ミカサ「ジャン……///」


    ジャン「お、おう!」


    ミカサ「少しだけ残っている、けど、命令には従う///」スッ


    ジャン「そうだな、命令は絶対だもんな(スマホ様、ありがとう///)」


    ヒッチ「飲むまでが命令だよ~」


    ユミル「飲め飲め!グイッと飲め!」


    ジャン「あ~!うるせぇな!黙って見てろ!!///」
  33. 33 : : 2014/12/25(木) 10:05:27
    顔を真っ赤にして、コップを凝視する
    その姿を見ているミカサも顔が真っ赤になってしまっている




    ジャン「……んっ…んくっ///」


    ミカサ「……///」



    飲んでいる最中、アニとヒッチにユミルは『きゃー、きゃー』と叫んでいる

    そして、スマホにその光景を永久保存するためにムービーを撮っている






    エレン「何か…凄くなってきたな」


    アルミン「僕達のは………可愛かったかもね」


    ライナー「これ以上、凄いのが来るのか?」


    マルコ「変なことを言わないでくれよ、お願いだからさ」


    ベルトルト「僕は簡単なのが良いなぁ」




    皆が慌ててる最中、ジャンが命令を達成することが出来たのである






    ジャン「……///」


    ミーナ「どうだった?ねぇ!」


    ヒッチ「ミカサの飲みかけたジュースの味は!」ニチニチ


    ジャン「そ、そんなのな」


    ユミル「おぉ?」


    クリスタ「うんうん!!」


    サシャ「(ジャンより、ミカサの方が照れてますね)」


    ジャン「最高に決まってんだろ!!馬鹿野郎!!!///」


    ミカサ「あひぅ///」


    アニ「あひぅって」クス


    女子達がジャンをイジる姿を見ている男達

    自分が同じ立場だったら凄く恥ずかしいだろうと思っているのであった







    ミカサ「とても恥ずかしい、ので、次の命令を早く」


    頬を紅く染めたミカサが、次の命令を見るためにスマホを触る





    エレン「次は誰だよ……そして、命令は何なんだよ」





    『サシャがアニに』





    サシャ「私の出番ですか!!」


    アニ「……」




    『脹ら脛のマッサージをする』





    アニ「……」


    サシャ「マッサージですか!任してください!!」


    エレン「(女同士なら……うん、我慢するか)」




    女同士だから我慢することにしたエレンだが……




    ライナー「…」


    ベルトルト「ちょっと、ライナー」


    ライナー「非常事態だな」


    ベルトルト「アニ……アニは………」


    ライナー「こちょこちょ事件を思い出すな」


    ベルトルト「アニは本当に、くすぐったいのに弱いからね」




    昔からくすぐったいのに弱いアニ
    普段もクリスタやミーナ達に、くすぐられたりしているが

    我慢できるレベルだったようだ
    しかし、脹ら脛のマッサージをアニが我慢できるのであろうか……
  34. 34 : : 2014/12/25(木) 10:05:58
    サシャ「では、横になってくださいよ!」


    アニ「本当に………するの?」


    サシャ「当たり前ですよ!!」


    ヒッチ「スマホ様の命令は?」


    ユミル「絶対だ!」


    クリスタ「頑張ってね!」


    ミーナ「私がアニの体に触りたかったのになぁ」


    ミカサ「それは私も同じ、とても残念」


    アニ「あんたらね」


    ライナー「…」


    ベルトルト「…」


    ジャン「さっきから黙ってるけどよ、大丈夫かよ?」


    アルミン「体調悪いの?」


    ライナー「心配してるだけなんだ」


    ベルトルト「うん、心から心配してるだけなんだよ」


    アルミン「は?」


    ジャン「?」


    マルコ「あっ、始まるみたいだね」


    エレン「…」




    ソファーベッドに寝転がるアニに、サシャがマッサージを始めだした





    アニ「ふっ……あふっ」


    サシャ「へ?」


    アニ「だ……だめ…その触りかた……む、無理」フルフル


    サシャ「…」モミモミ


    アニ「あっ!やぁ……サシャ!」


    アニ「ちょっ、あっ!ふっ……あふっ」


    サシャ「(何か、エロいです)」


    エレン「」


    ベルトルト「エレン?」


    ライナー「ダメだ、刺激が強すぎるようだな」


    アルミン「そ、そのようだね」


    ヒッチ「なぁ~に、なぁんで嬉しそうな顔してるわけぇ?」


    ミカサ「ジャンもエッチな顔をしている」


    ジャン「ち、違う!これは…」


    アルミン「これは…」


    ライナー「本能だ」


    ユミル「だははははっ!」


    ミーナ「アニの可愛い姿が見れるなんて最高!!」


    クリスタ「アニ!こっち向いてよ!!」





    サシャ「皆さんが呼んでますよ~?」モミモミ


    アニ「あっは…ダメ!ちょっと……あふっ!変な揉みかたしてる!」


    サシャ「聞こえません!!」ナデナデ


    アニ「や、やん!撫でるな!!はふぅ!」





    コニー「何で、エレンは耳を塞いでるんだよ?」


    ベルトルト「平常心を維持できないんじゃないかな」


    コニー「?」




    命令が男性陣にとったら嬉しい限りであったようだ

    エレンは嬉しいような、悲しいような、中途半端な気持ちになってしまったのである
  35. 35 : : 2014/12/25(木) 10:06:42
    命令が終わり、命令の対象になっていたアニは……





    アニ「……」


    ミカサ「顔が疲れきっている」


    ライナー「可愛かったぞ」


    ベルトルト「小さい頃と変わらないね」クスクス


    アニ「黙ってね?」ニコ


    ライナー「お、おぉ」


    サシャ「エレン?」


    エレン「ん?」


    サシャ「アニの脚は細くて綺麗ですよ?柔らかいですし」ボソボソ


    エレン「なぁ!サシャ!!///」


    サシャ「未来の奥さんが綺麗な脚で良かったですね」


    エレン「て、てめぇ……まぁ…な///」


    アニ「何を話してるのさ?次の命令だよ」


    ミーナ「アニがやる気を出してきたね!」


    ミカサ「良いこと、今日は皆で楽しむ日」


    アルミン「それじゃあ、次の命令は…」




    アルミンがスマホを触り、アプリが動き出した

    次の命令は……





    『ミカサがアルミンの頭を撫でる』





    アルミン「簡単なので良かった」


    ユミル「つまんねーな」


    ライナー「さっさと、終わらせようぜ」


    ミカサ「よし、では……」




    頭を撫で始めたミカサ、急に驚いた顔をして撫でるのを辞めない




    アルミン「み、ミカサ……長くない?」


    ミカサ「サラサラで凄い、女の子みたい」ナデナデ


    ヒッチ「ねっ!アルミンの髪質って最高でしょ!」


    アルミン「そんな事ないと思うけどな」


    コニー「何か俺には無縁な話だよな」


    サシャ「ボーズですからね」


    クリスタ「私も撫でたいなぁ」


    ライナー「俺の頭に…」


    ユミル「黙ってろよな」


    ライナー「ちっ」


    ベルトルト「アルミン、眠そうだね」





    頭を撫でられていたからか?
    アルミンは眠くなって来てしまったのだ





    アルミン「もう辞めない?僕、寝ちゃうかも」


    ミカサ「そう、仕方ない、諦めよう」


    アニ「(その内、私も撫でさせてもらお)」


    エレン「(俺もアルミンと同じシャンプーにしてみるかな)」


    ジャン「(俺も髪のばして、サラサラにしたら気に入られるかな)」



    ミカサに撫でられるのが羨ましい彼氏のジャン

    彼が髪をのばす日は来るのだろうか……






    ※今までの命令で、1番ほのぼのする命令で内心うれしかったのは作者です
  36. 36 : : 2014/12/25(木) 10:07:07
    アルミン「次の命令は誰になるかな?」


    頭を撫でられたアルミンは少しだけ機嫌が良い


    ヒッチ「それじゃあ、王様の命令な~んだ」


    その横で、彼女であるヒッチがスマホを触りだした





    エレン「次の命令は?」


    アニ「誰が誰に何をするの?」


    ミーナ「(アニが楽しそうだね)」


    ユミル「(クリスタを抱き締めるみたいな命令こねーかな)」




    『ベルトルトとエレンが』



    ベルトルト「僕とエレンの番か」


    エレン「うわぁ、何すれば良いんだよ」



    『2人でマッチョポーズ』




    エレン「…」


    ベルトルト「…」



    ユミル「ぶっ!だははははっ!!」


    ミカサ「ま、マッチョ……ポーズ」フルフル


    ヒッチ「ひっ~、ひっははっ!」


    アルミン「まだ、やってもないのに……わ、笑いすぎだよ」フルフル


    サシャ「2人でマッチョポーズって何だか変ですね」


    コニー「そもそも筋肉質か?」


    ライナー「2人とも鍛えてるから筋肉は凄いだろ」


    ミーナ「ムービーはオッケーで~す!」


    マルコ「2人とも頑張ってね!」


    アニ「……」フルフルフルフル


    エレン「笑いたきゃ、笑えよ」


    アニ「ご、ごめん……絶対に笑うと思う」


    ベルトルト「(ユミルは既に笑ってるけどね)」
  37. 37 : : 2014/12/25(木) 10:07:31
    エレン「やるしかねぇよな」


    ベルトルト「スマホ様………王様の命令は絶対だもんね」




    皆が期待の眼差しで見詰めてくるので、2人は恥ずかしさを捨てるのであった





    エレン「ふっ」


    ベルトルト「ふん」


    エレン「ほっ」


    ベルトルト「む~ん」



    2人が交互にマッチョポーズをとる






    ユミル「べ、ベルトルさん!だははははっ!誰だよ!誰なんだよ!」


    アニ「あはっ!あはははっ、お腹いたい!」


    クリスタ「ふ、2人とも……し、失礼……ふふっ」


    コニー「胸は動かせないのか?」




    エレン「むん」



    コニー「動いてねぇ!!あはははっ!!」


    ライナー「(まだまだ未熟な筋肉だな)」ピクピク


    ミカサ「ジャン」


    ジャン「ぶははっ!ん、どうかしたか?」


    ミカサ「ライナーの胸筋が動いてる」


    ジャン「………マジかよ」


    マルコ「(ミカサも気が付いたんだね)」


    ミーナ「(さっきからピクピク動かしてるし)」



    自分の筋肉を自慢したいライナーは皆にバレるように筋肉を動かすが、誰もその事に触れないのであった

    エレンとベルトルトは恥ずかしさを捨てたからか?




    ベルトルト「僕……意外に腹筋あるんだよね」サッ


    エレン「俺だって腹筋ぐらいあるぜ」サッ




    自分の腹筋を見せつけ始めたのである
  38. 38 : : 2014/12/25(木) 10:08:01
    ヒッチ「ちょっ、も、もぉ~お腹一杯です!」


    アニ「ふっ……ふふっ…ははっ!」


    アルミン「2人のキャラが完全に崩壊してたよ」


    ミカサ「でも、筋肉は格好いいと思う」


    クリスタ「ライナーはもっと、凄いんだよ!」


    ライナー「お、見たいか!?」


    ユミル「クリスマスに汚れた筋肉を見せんな!!」


    ライナー「何だと!!」


    エレン「俺達の筋肉は汚れた筋肉じゃないんだな」


    ベルトルト「ちょっと安心したね」


    ミーナ「(この写真とムービー、売れるんじゃないかな)」


    自分のスマホに納めた写真やムービーが金になるんじゃないかとミーナは考えていた

    そんな彼女の思惑を知らない2人は、次の命令を進めるのである
  39. 39 : : 2014/12/25(木) 10:08:30
    エレン「次の命令!俺達だけ恥ずかしい目に合うのは可笑しい!」


    ベルトルト「そうだね、僕も皆が恥ずかしい事をしてる姿が見たくなってきたよ」


    ライナー「ベルトルトの腹黒さが現れ始めたな」


    マルコ「こういうのってさ、普段とは違う友達を見ることが出来るんだよね」


    ジャン「ベルトルトは怒らしたら怖そうだよな」


    ミカサ「踏み潰されてしまう気がする」


    アニ「ユミルも気を付けなよ」


    ユミル「心配ねぇよ(ベルトルさんは、絶対にMだからな)」


    ヒッチ「次の命令は誰かなぁ?」


    ミーナ「次は私がスタートさせるね!」




    ミーナがスマホを触り、アプリを起動させる

    次の命令は………




    エレン「(俺じゃない、絶対に俺じゃない)」


    ベルトルト「(僕以外の人がいいなぁ)」




    『アニとライナーが手を握る』






    エレン「」


    ジャン「エレンが逝ったぞ」


    ミカサ「ライナーは卑怯……ズルい」


    ミーナ「本当だよ!何でなの!?」


    ライナー「知らん!」


    クリスタ「(むぅ……嬉しそうな顔してる)」


    ユミル「(クリスタが嫉妬してらぁ、可愛い奴だな)」


    アニ「何で、あんたなんかと」


    ライナー「昔は仲良く手を繋いで歩いてたろうに」


    アニ「大昔だね、マンモスが生きてた時だもんね」


    ライナー「そんな大昔じゃねぇ!!」


    アニ「エレン、こいつが私を襲う前に助けてよね」


    ライナー「襲わねぇよ!!俺を何だと思ってやがる!!」


    アニ「発情期のゴリラ」


    ライナー「馬鹿野郎!例え、発情期のゴリラであったとしてもだな!」


    アニ「……」


    ライナー「そのゴミを見るような瞳は辞めてくれないか」


    ミーナ「2人で漫才してないで!ほらほら!」


    ヒッチ「命令は絶対でぇ~す」


    アニ「たくっ、ほら」


    ライナー「まてまて、心の準備が…」


    アニ「いらないから」ギュウ


    ライナー「(エレンと俺の扱いが違いすぎる)」


    クリスタ「(ライナーと手を繋いで良いのは私だけなのに)」ムスーー


    エレン「ちっ……ちっ」


    ジャン「(大人気ねぇ野郎だ)」
  40. 40 : : 2014/12/25(木) 10:08:56
    手を繋いでる2人は思う





    ライナー「(相変わらず、手も小さい奴だな)」


    アニ「(手……ゴリラみたい、ゴリラと手を繋いだことないけど)」



    お互いがお互いを馬鹿に?しあっていたのである





    ライナー「お前、握り締めすぎだろ」


    アニ「私の手で潰してあげるんだ、感謝しなよね」


    ライナー「潰されるのに感謝する奴がいると思うのか?」


    アニ「いるんじゃない?」


    ライナー「いねぇよ!!」


    ベルトルト「(エレンとクリスタが凄い顔で睨んでるよ)」



    2人のやり取りに嫉妬してしまい、今すぐに命令を終わらせたい人がいる

    エレンとクリスタである




    エレン「そろそろ、終わっても良いだろ」


    クリスタ「そうだよ!流石に長すぎるよ」


    ミカサ「(エレンは想像通り、しかし、クリスタも嫉妬するとは)」


    アルミン「(意外だなぁ、クリスタも嫉妬はするんだね)」





    そんな皆の意思を無視して…




    ライナー「懐かしいなぁ、3人で夜遅くまで遊んだ帰りを思い出す」


    アニ「忘れちゃったよ」


    ライナー「その顔は絶対に忘れてねぇな」


    アニ「さぁね」


    ライナー「怖いから手を繋ぐって言ったのは誰だったか」


    アニ「ベルトルト」


    ベルトルト「アニだよ!!」


    アニ「………///」


    ミーナ「あっ!」


    ミカサ「可愛い、ので、写メる」カシャ


    ヒッチ「後で欲しい?」スッ


    写メった写真をエレンに見せるヒッチ



    エレン「送っといてくれ」


    ヒッチ「500円ね」


    エレン「…」


    マルコ「(しっかりしてるね、ヒッチって)」苦笑い


    アルミン「そろそろ終わりにしようか、次の命令も気になるし」


    ユミル「そうだな、見てて飽きてきたしな」


    ミーナ「お疲れ様!」


    アニ「ふぅ」


    ライナー「(中々いいもんだな)」


    エレン「…」


    クリスタ「…」



    帰りに甘えてやろうと誓ったエレンとクリスタである
  41. 41 : : 2014/12/25(木) 10:09:28
    アニ「で?次の命令は何なの?」


    クリスタ「そうだね、次の命令に行ってみようか!」


    ユミル「次は誰が餌食になるんだろうなぁ」ニシシ


    コニー「お前なんじゃねぇの?」


    サシャ「ユミルかもしれませんね!」


    ユミル「私の予想はクリスタが私に抱き付くだな」


    クリスタ「え?そんなので良いなら大丈夫だよ」


    ユミル「(天使)」


    ジャン「(天使が悪魔に抱き付く……ってか)」


    ミカサ「次の命令を見てみよう」



    皆が予想を言ってると、ミカサがアプリを起動させる





    エレン「(俺とアニには来るなよ)」




    『アニとヒッチが』




    アニ「また?もう!」


    ヒッチ「私の番が来ちゃったか」





    『キス顔を披露する』





    アニ「…」


    ヒッチ「…」


    エレン「キス顔を披露する……って」


    アルミン「スマホに殺意が……うん」


    クリスタ「私のスマホだよ!壊さないでよ!」


    アニ「これって、本当に…」


    ミカサ「スマホは王様、ので、絶対」


    ヒッチ「ふぅ~ん、じゃあ、アニから披露してよ」


    アニ「何でそうなるのさ?」


    ヒッチ「彼氏とラブラブな人からの方が良いんじゃないかなぁ?」ニチ


    アニ「ッ……はぁ」


    ジャン「んじゃ、アニからな」


    ミーナ「私にしても良いんだよ~?」


    マルコ「セクハラだよ、ミーナ……本当に」


    エレン「む、無理しなくても」


    ユミル「王様の命令は絶対なんだぜ!諦めろよ!」


    エレン「ち、ちくしょう」


    アニ「……それじゃあ、先に……はぁ」


    皆がアニの方を見ている
    渋々だが、彼女は皆の前にキス顔を披露するのだ…






    アニ「………」


    アニ「………」


    ヒッチ「まだぁ?」


    アニ「うるさいな……恥ずかしいからね」


    ヒッチ「ふぅ~ん」


    アニ「ふぅ」


    深呼吸をしてから、皆の方を見て……





    アニ「………チュッ///」




    エレン「(俺しか知らないはずの、アニの顔がぁ!!!)」


    ベルトルト「(生まれたての小雀みたいな声が聞こえた)」


    ライナー「(何て可愛い妹なんだ)」


    ジャン「(ミカサ一筋だ、浮気なんかしねぇけどよ)」


    マルコ「(エレン、君が羨ましすぎるよ)」


    アルミン「(普段からキスしてるのは知ってるけどさ、キス顔は見たことないからな)」


    コニー「ん?」



    頬を紅くしながらのキス顔に、男達は目を奪われてしまう

    その男達に少し、嫉妬する女達もいた




    アニ「あ~、本当に恥ずかしい///」


    ヒッチ「中々じゃないのぉ?まぁ、私は……」ニヤニヤ


    アニ「?」



    照れるアニとは違い、何かを考えているようなヒッチの顔にアニは不思議に思える
  42. 42 : : 2014/12/25(木) 10:10:19
    ヒッチ「それじゃあ、私の番だね」チラッ


    アルミン「?」



    アルミンの方を見て、ニヤリと笑う
    彼女が何をしようとしているのか、頭の良いアルミンにも予想が出来なかった



    ユミル「次はヒッチか」


    サシャ「ヒッチの唇はピンク色で可愛いですね!」


    クリスタ「口紅かな?」


    サシャ「美味しそうです!」


    コニー「食べれるのかよ!?」


    ジャン「アホか、お前は」


    ミカサ「食べて良いのはアルミンだけ」クスクス


    アルミン「ミカサ!!///」



    彼女がキス顔を披露する時、皆は彼女が考えてる事を知らなかったのだ…







    ヒッチ「それじゃあ、ヒッチ様の可愛い、可愛いキス顔を見せてあげようか」


    アニ「さっさとしな」


    ヒッチ「はいは~い」


    アルミン「……ゴクッ」



    ヒッチ「ん……」


    最初は映画で使われるようなキス顔を披露していたが……





    ヒッチ「んふっ」


    アルミン「えぇ!?」


    唇を軽く開き、舌が見えそうで見えないキス顔を見せつけてくるヒッチ





    ミカサ「な、何だか……大人///」


    ミーナ「スタンプキス………だね///」


    ユミル「(おいおい、私はベルトルさんとキスした時……あれより激しかったのかよ///)」


    クリスタ「うわぁ///」


    アニ「何をしてんのさ、あいつは///」


    エレン「なんつーか、普通に……///」


    ライナー「エロイ!!」




    妖艶なヒッチのキス顔は男達の心を鷲掴みにしてしまっている

    あげくのはてに彼氏のアルミンに舌を出してニコッと笑ったのである




    アルミン「終わり!も~う!おしまい!!」



    これ以上、自分の彼女のキス顔を見せないためにアルミンが命令を終わらせたのである
  43. 43 : : 2014/12/25(木) 10:10:50
    ヒッチ「あらぁ~詰まんないの」


    アルミン「これ以上はダメ!」


    ヒッチ「何でぇ?」ニヤニヤ


    アルミン「何でって……それは///」


    ヒッチ「帰りに教えてね」ニチ


    アルミン「わ、わかったよ……絶対に教えるよ」



    計画を達成したかのような笑顔を見せるヒッチ

    ヒッチは皆に拍手を求めたが、アルミンが拍手をする前にアプリを起動させた



    ヒッチ「(慌てちゃって……可愛いねぇ)」


    ユミル「で?次は誰だよ?」


    ミーナ「面白いの来て欲しいなぁ」


    サシャ「しょうですね、むぐっ」ムシャムシャ


    ミーナ「その骨付き肉は誰のかな?」


    サシャ「私のです!!」


    ミーナ「うん、私の食べ掛けだね」


    コニー「残りの料理はサシャが片付けそうだな」


    そんな会話をしている間に命令が決まっていた





    『マルコがジャンに告白』




    マルコ「…」


    ジャン「悪いな、俺には心に決めたミカサがいるからよ」


    マルコ「本気にしないでよ!僕だって踏み込む気なんかないからね!!」


    マルコは大声で叫んだ
    そんな彼を無視して女子達が告白コールをするのであった




    クリスタ「告白の台詞はどうするの?」


    マルコ「それも決められるの!?」


    ミカサ「こういう時の女子は強い、諦めた方が良い」


    マルコ「ミカサもノリノリだよね!?」


    アニ「良いじゃない、マルコは初の命令なんだからさ」


    マルコ「うっ……そ、そうだね」


    ジャン「(女って怖い)」
  44. 44 : : 2014/12/25(木) 10:11:14
    ミーナ「俺……お前しか見えない…お前がいないとさ、壊れちまうよ」


    ミーナ「これにしよ!!」


    ミカサ「それにしよう」


    ユミル「だはははっ!やべぇな!それ、本当にヤバイやつだ!」


    クリスタ「マルコ!頑張ってね!私は応援するからね!」


    サシャ「心の叫びですね!」


    マルコ「変な誤解を招くような言い方は辞めてくれ!!」


    エレン「女子って好きなのか?」


    アニ「言ったでしょ?恋バナは女子の大好物だって」


    ライナー「これは、罰ゲームだけどな」


    ベルトルト「(その言葉を聞く、ジャンも大変だよね)」


    コニー「いけぇ~!マルコ!!」


    サシャ「当たって砕けろです!!」


    ヒッチ「フラれたら気がすむまで、LINE付き合ってあげるからね~!」


    アルミン「(フラれるのが確定だね、男同士だと)」




    皆からの声援に答えるため、マルコは勇気を出して親友に伝えるのであった





    マルコ「ジャン」


    ジャン「あ、あぁ……何だよ?」


    マルコ「急に呼び出して、ごめんね」


    ジャン「(アドリブ入れてきやがった)」



    マルコの突然のアドリブに、皆は驚いている

    しかし、彼の演技力は中々であった





    マルコ「ジャンと友達になれてさ、本当に嬉しいよ」


    ジャン「お、おぉ」


    マルコ「帰りに一緒にハロハロ食べた時の思い出とか」


    マルコ「最近だと、ジャンと一緒に肉まんを食べたり」


    マルコ「本当に、本当に楽しいんだ」


    ジャン「…」ジーン


    マルコ「だから、今から僕が言う言葉を聞いてもね」


    マルコ「今まで通り、仲良くして欲しいんだ」


    ジャン「当たり前だろ……馬鹿野郎」




    マルコの意思を聞いた皆は、素直に男同士の友情にちょっと心がときめいたのである






    マルコ「俺……お前しか見えない…お前がいないとさ、壊れちまうよ」


    ジャン「すまねぇ……お前とは…親友でいたいんだ」


    マルコ「うん、心から親友でいてくれよ」


    ジャン「おう、宜しくな……親友」


    マルコ「良かったよ、君との関係が崩れなくて」




    エレン「…」パチパチ


    ライナー「ベルトルト……俺達もずっと…ずっと!」


    ベルトルト「わかってるよ、わかってるよ」


    アルミン「男の友情だよ、本物の友情だよ」


    コニー「そうなのか?」


    サシャ「知りませんが、確かに感動しましたよ」


    アニ「男同士の友情って……羨ましいよね」


    ミカサ「確かに、ちょっと憧れたりする」


    ユミル「(馬鹿にしてやろうと思ったけどよ、無理だな)」


    ヒッチ「(笑ってやろうと思ったけど……無理だね)」


    ミーナ「何か感動しちゃったね」


    クリスタ「私もだよ!」



    皆はマルコの気持ちを知り、命令が友情を深めてくれたと感謝するのであった
  45. 45 : : 2014/12/25(木) 10:11:39
    ヒッチ「そろそろ飽きたよね」


    ユミル「だよな、次をラストに終わろうぜ?」


    エレン「ん……じゃあ、最後の命令にするか」


    アルミン「うん、ミカサも良いかな?」


    ミカサ「もちろん!次はスマブラがある」


    ライナー「(ガノン使いのミカサか……)」


    ベルトルト「スマブラの前に最後の命令が待ってるね」


    ジャン「うっし!ドンとこいって感じだぜ」


    サシャ「良いんですか~?最後はジャンがキス顔を……そ、想像したくないです」


    コニー「うえっ」


    ジャン「ぶっ飛ばしてやる」


    アニ「うるさいよ、最後の命令が始まるからね」


    ヒッチ「最後は誰だろうね」


    アルミン「(僕には来ないで欲しい)」


    コニー「おっしゃあ!開始だぜ!」




    最後の命令を聞くため、皆はクリスタのスマホを見つめる

    ゆっくりと名前が画面に出てくる




    『アニがエレンに』




    アニ「私がエレンに?」


    エレン「なんだ?」




    『壁ドンをする』




    ミカサ「逆ドン!」


    ミーナ「逆ドンよ!!」


    サシャ「最後の最後に凄いのが来ましたね!!」


    ベルトルト「アニ、頑張ってね!」


    ライナー「格好いいのを期待してるぜ!」


    アルミン「2人なら大丈夫だよ!」


    ヒッチ「アニが押し倒したりしてね」


    ユミル「そのまま2人を家に残して出てくか」


    エレン「うるせぇよ!黙ってろ!!」


    アニ「台詞は私に任せてよね」


    エレン「ん?期待してるぜ!」


    アニ「楽しみにしてな」




    最後の最後に、紅蓮高校1のバカップル2人の壁ドン

    最後を飾るのにはもってこいだと皆が思ったのである
  46. 46 : : 2014/12/25(木) 10:13:13
    静まり返った部屋で、皆は2人を見つめる

    アニが説明した話では、シチュエーションは学校の帰り道らしい






    エレン「なぁ、アニ?今日のミカサ達も面白かったよな!」


    アニ「…」


    エレン「ミカサは本当に皆と遊ぶのが…」




    ドン!!




    エレン「うおっ……あ、アニ…?」


    アニ「…」


    エレン「何だよ……俺…また、何か気にさわることしたのか?」


    アニ「エレン……あのね?」


    アニ「他の女の話しないでよ、あんたは私だけのエレンなんだから」


    エレン「あ、アニ……?」


    アニ「あんたを他の女に奪われるぐらいなら……私が抱き締めて壊してあげるよ」



    皆が見ている遊びのはずが、2人はだんだん本格的になってしまい





    エレン「悪い」ギュウ


    アニ「やだ……許さないから」


    エレン「どうしたら良いんだ?」


    アニ「私の口から言わす?」


    エレン「そうだな……」



    壁ドンをされていたエレンが……




    ドン!!




    アニを壁に追いやり、逆に壁ドンをするシチュエーションに変わってしまう





    エレン「目……閉じてろよ」


    アニ「ん」




    エレンがアニにキスをしようとした時に……






    ライナー「ストップ!!アホかお前らは!!」


    ベルトルト「僕達が本当に出ていかないとダメになるよ!」


    アルミン「あと、アニ!!何か凄いこと言ってたよ!?」


    ジャン「アホだ、絶対アホだ」


    サシャ「私が抱き締めて壊してあげるよ……凄いです///」


    ミカサ「何だか格好いい///」


    ユミル「強引な感じで良かったな」


    ミーナ「私もアニに言われたいよ!!お願い!」


    アニ「却下」


    ミーナ「ケチ!!私はエレンになりたい!!」


    ヒッチ「(アルミンに言われてみたいかも)」


    コニー「壁ドンって人気なんだな」


    エレン「(やべぇ、平常心の欠片も残ってなかった)」


    クリスタ「(私達がいなかったら……2人は///)」





    最後の王様ゲームはエレンとアニの暴走寸前の壁ドンで幕を閉じたのである
  47. 47 : : 2014/12/25(木) 10:13:52
    クリスマス会は着々と終わりに近づいている



    エレン「ガノン強すぎるだろ!!」


    アニ「ピーチ姫が飛んでったね」


    ミーナ「エレンがピーチ姫って意外だよね」


    ベルトルト「ミカサがガノンドルフを使うのは納得できるけどね」



    皆でスマブラをやり、残りの料理を食べたりして過ごしている

    遊び尽くすとはこういうことか?
    今日ここで過ごした事が一生忘れれないぐらい楽しいと皆が思うんだ




    エレン「そろそろプレゼント……なぁ」


    アニ「ライナー……さっき、アルミン達が持ってきてくれた袋の中に衣装があるから」


    ライナー「俺が着るのか?」


    クリスタ「アニがライナーの為に買ってきたんだって」


    ライナー「……アニ」ジーン


    ベルトルト「僕達も買ってきたんだよ、良かったら…」


    アニ「あんたが着な」


    ベルトルト「……はい」


    ヒッチ「(どんな衣装を用意したの?)」


    スマブラをやっているミカサに気付かれないように、こっそりと別の部屋に行く

    今日はクリスマスだ
    誰もが幸せを感じる事が出来る日だ

    外は寒い風が吹いているのがわかる
    その寒さに負けないために、人は心を暖かくしないとダメなのかもしれない
  48. 48 : : 2014/12/25(木) 10:14:12
    別の部屋で……




    ライナー「これを……俺に…足を綺麗にしろって意味がわかった」


    ベルトルト「僕は君が買った衣装だよ………小さくて辛い」


    ライナー「……」


    ベルトルト「……」


    ライベル「……………戦士になり損ねた」




    2人は皆からの期待に応えるため、サンタクロースとトナカイの衣装に着替えるのであった

    これを着た時、2人は永遠の黒歴史になると確信したのである
  49. 49 : : 2014/12/25(木) 10:14:32
    そして……



    ミカサ「あれ?ライナーとベルトルトは?」


    アニ「そろそろ来ると思うよ」


    ミカサ「来る?」



    コンコン



    ミカサ「むっ?隣の部屋から?」


    ジャン「入ってきて良いぞ」



    ガチャッ…




    ゆっくりとドアが開いた
    目の前にはサンタクロースの衣装を着たライナー

    そして、トナカイの衣装を着た…
    しっかりと着れていないがトナカイの衣装を着たベルトルトの姿がある




    ジャン「似合わねぇ!」


    マルコ「筋肉質なサンタクロースだね!」


    クリスタ「ライナー!!凄く可愛い!!」


    ユミル「ベルトルさん……サイズあってねぇよ」フルフル


    アニ「……ふっ……ふふっ」フルフル


    エレン「くっ…くふっふっ」フルフル


    コニー「脛毛が駆逐されてるぞ!」


    サシャ「大変ですね!次復活するまで、だいたい3日ぐらいでしょうか」


    アルミン「リアルな日数だね」


    ヒッチ「ひ~ひひっ、ふひはっ!だはははっ!」バンバン


    ミーナ「ヒッチは笑いすぎだよ!」



    突然の襲撃に皆は驚く
    しかし、1番おどろいているのは








    ミカサ「こ、これは……なに?」



    彼女であった
  50. 50 : : 2014/12/25(木) 10:14:58
    エレン「ミカサにサプライズを用意しててよ」


    ミカサ「私に……なぜ?」


    ジャン「ミカサさ、こういうの初めてだろうと思ってよ」


    ユミル「そーゆことだ」


    クリスタ「メリークリスマス!!」


    ミーナ「筋肉質なサンタクロースが、良い子のミカサちゃんにプレゼントです!」


    マルコ「トナカイもいるしね」


    ヒッチ「良かったねぇ、こんなにプレゼント貰えるなんて最高じゃん」


    アルミン「サシャ、何してるの?」


    サシャ「プレゼントの中身に食べ物がある気がして」


    コニー「だからって臭いを嗅ぐな!!」


    ミカサ「………」


    アニ「ほら、サンタクロースから受けっとてやりなよ」


    ミカサ「……うん」


    ライナー「メリークリスマスだ!ミカサ!!」


    ベルトルト「あはは!泣かなくて良いのに!」


    ミカサ「だって……こんなの………初めてだもん」


    サシャ「泣かなくて良いんですよ!せっかくですし、笑って欲しいです」


    コニー「そうだよな、笑った方がジャンも喜ぶしな」


    ジャン「うるせぇぞ」


    ライナー「ほれ、中身を見てやってくれよ」


    ミカサ「……うん…うん!」





    ミカサは袋の中からプレゼントを手に取り、中身を見ていく

    プレゼントの中身を見るたびに満面の笑みを見せてくれる

    その笑みで皆は良かったと思えるのである
  51. 51 : : 2014/12/25(木) 10:15:23
    プレゼントは色々な物が入っていた

    クッキーの詰め合わせ、アロマキャンドル、可愛いお弁当箱、ティーカップなど

    様々なプレゼントが用意されている





    ミカサ「これ」


    エレン「それは俺が選んだのだな」


    アニ「エレンがミカサは赤色が似合うってさ」


    ミカサ「赤色は好き、大好き」


    エレン「俺が巻いてやるよ」


    ミカサ「お願いしたい」




    マルコ「良いの?」


    ジャン「今日は特別だ、アニも許してるしよ」


    マルコ「そっか、2人とも本当に良い奴だね」




    エレンはミカサの首に『赤色のマフラー』を巻いてあげた






    エレン「へへっ!」


    ミカサ「ありがとう、絶対に大切にする」


    ミカサ「皆から貰ったプレゼント、一生大切にする」




    そうミカサが伝えると、ユミルとヒッチが『当たり前だ』って笑いながら答える

    皆との会話で泣きかけていたミカサは少しずつ笑いだした

    瞳から出ていた涙も、嬉し涙である










    ミカサ「本当にありがとう、素敵なクリスマス会をありがとう」




    心からの感謝を言葉にして皆に伝える事ができたのだ。
  52. 52 : : 2014/12/25(木) 10:15:46
    ―――――
    ――――
    ―――
    ――








    ミカサ「ん……んzzz」


    ジャン「寝ちまったな」


    ミーナ「仕方ないよ、凄く盛り上がってたからね」


    クリスタ「楽しかったな!来年も楽しみだね」


    ユミル「もう来年の話かよ、気が早いな」


    クリスタ「いいでしょ?楽しいもん!」


    ライナー「そうだな、来年もクリスマス会やらないとな」


    ヒッチ「にししっ、もっと王様ゲームの内容も過激な…」


    アルミン「自分で自分の首を絞めるような事は言わない方が……うん」


    マルコ「(既に来年が怖い)」


    ベルトルト「エレンにアニ、食器の片付け任しちゃってゴメンね」


    アニ「良いよ、私達がやる方が早いし」


    エレン「そう言うことだ」


    サシャ「私が綺麗に食べたから楽なはずですよ!」


    コニー「何で太らないんだよ……意味わかんねぇよ」


    サシャ「ふふっ~ん!」



    皆でミカサの家を綺麗にして、しっかりと帰る準備を整えていく










    アニ「それじゃあ、そろそろ帰ろうか」


    エレン「ジャンはミカサの両親が帰るまで待っててやれよ」


    ジャン「当たり前だろ」


    ユミル「寝てるからって襲うなよ」


    ジャン「襲わねぇよ!!」


    ユミル「男は強引だからな」チラ


    ベルトルト「?」


    ライナー「ありがとうございますって伝えておいてくれよ」


    ジャン「おう、わかった」


    クリスタ「それじゃあ!また、遊ぼうね!」


    ミーナ「おやすみ~!!」


    マルコ「またね!」


    サシャ「帰りにコンビニで何か食べましょう!」


    コニー「食い過ぎだ!!」


    アルミン「ははっ!それじゃあ!」


    ヒッチ「仲良くねぇ~」ニヤニヤ





    皆は寝ているミカサをジャンに任せ、家に帰り出す

    さっきまで盛り上がっていた空間は思い出の中へと沈んでいった













    ミカサ「ふっ……私の…勝ちzzz」


    ジャン「スマブラの夢でも見てんのかな」



    寝ているミカサの頭を優しく撫でる
    綺麗な黒髪から良い匂いがして、少しだけジャンを変な気持ちにしてしまう




    ジャン「楽しんでくれたか?来年も皆で過ごそうな」


    もちろん、2人で過ごす約束もするだろう

    時間には余裕がある
    この後もミカサが起きたら2人でイルミネーションを見に行くのだ

    クリスマスは最後の最後まで楽しまなければいけないのだから






    今日が皆にとって最高のクリスマスになりますように







    Merry Christmas!!


























    【冬空の下を歩く天使達】


    『素敵なクリスマス会』の続きとして、短編SSを書いていきます

    題名は『冬空の下を歩く天使達』です
    今回、物語には登場しなかったキャラも登場します

    リヴァイやペトラ、モブリットにハンジなどの、大人組のストーリーも考えてます

    もちろん、エレン達のストーリーも書きます

    今回、この作品を読んで頂き本当にありがとうございます

    少しでも楽しんで貰えたら嬉しいです
    それでは、次の作品で会いましょう

    Merry Christmas






























    ミカサ「素敵なクリスマス会」
    ――Fin――
  53. 53 : : 2014/12/25(木) 13:59:53
    お疲れさまです!
    今回はミカサがメインですね♪
    まあ、進撃キャラは全員好きなので楽しめましたけど(笑)

    アニとエレンの壁ドンでにやけていたのは自分だけでは無いはず…
  54. 54 : : 2014/12/25(木) 14:49:52
    王様ゲームとても面白かったです!

    アルミンが運が良かったような気がしますが日頃の行いの差ですかね 笑笑

    料理が文章読むだけでお腹が減ってきました!
    大人組もとても期待です!
  55. 55 : : 2014/12/25(木) 20:00:20
    お疲れ様です!
    おもしかったです!
  56. 56 : : 2014/12/25(木) 21:13:41
    お疲れ様です!読んでるこっちも幸せになりました!
    短編SSはジャンミカありますか?
  57. 57 : : 2014/12/26(金) 00:27:11
    名は考え中ですwさん
    コメントありがとうございます!
    今回はミカサが中心のSSでしたね(笑)

    アニとエレンの命令は自分でも書きたかったので、来てくれて良かったですw



    ハローハッピー!さん
    ありがとうございます!
    王様ゲームを楽しんで貰えたのなら本当に嬉しいです!!

    皆が作った料理、私も食べさせて欲しいです♪大人組も頑張っていきますね!



    進撃オタさん
    ありがとうございます♪嬉しいです!



    名無しさん
    幸せになって貰えて嬉しいです!
    ジャンミカも書きますよ~!
    むしろ、頑張ってみんな書く気です!
  58. 58 : : 2014/12/26(金) 01:59:44
    ヒッチのキス顔想像しただけでもうキュン死しそうです。
    今回も素晴らしい作品お疲れ様です。
  59. 59 : : 2014/12/26(金) 04:05:39
    コニーの「駆逐されてるぞ!」のところが一番面白かったです!

    次の作品も期待しています!
  60. 60 : : 2014/12/26(金) 16:31:40
    乙です!
    毎回見て思いますがssnoteと言えばこのシリーズだッ!って思ってます!
    次の作品も期待してます!
  61. 61 : : 2014/12/26(金) 21:01:53
    コロッケパンさん
    最近、ヒッチも本当に大好きなんですよね~!キス顔ヤバイですよね!!
    アルミンが羨ましいですね(笑)

    まだまだ未熟な文章とストーリーですが、楽しんで貰えたのなら嬉しいです!


    怪盗キングさん
    彼は本当に面白い事をしてくれるイメージですねw

    駆逐されてるぞ!は書いてて自分でも笑ってしまったので、そう言って貰えると本当に嬉しいです!


    N.Sさん
    ありがとうございます!
    そんなふうに思って貰えるなんて恐縮です!

    ですが、そう言って貰えると励みになります!本当にありがとうございます!これからも頑張っていきますね♪




    皆さん、暖かいコメントありがとうございます♪
  62. 62 : : 2014/12/27(土) 14:13:31
    面白かった
  63. 63 : : 2014/12/27(土) 17:15:38
    名無しさん
    ありがとうございます♪
  64. 64 : : 2014/12/27(土) 17:41:54
    私に...笑いをくれてありがとう
    私に...感動をくれてありがとう

    私に...神作品を見せてくれて...
    ありがとう!!!!
    (これ、全作品に言えますね...)
    まあ、神作品THANKYOU!!!!!!!!
  65. 65 : : 2014/12/27(土) 21:16:43
    ユミル&アニLOVEさん
    笑って貰えて、さらには感動して貰えて本当に嬉しいです!!ありがとうございます♪

    神作品なんかではありませんよ(汗)
    少しでも楽しんで貰えたら嬉しいです!
    これからも楽しんで貰えるように頑張っていきますね♪
  66. 66 : : 2014/12/28(日) 15:41:34
    執筆お疲れ様でした♪
    最後のジャンが優しくて、かっこよくて!
    理想の男像でノックアウトされました♪
    べるとるさんとユミルかわいい(*´∀`)
    そして私もヒッチのちゅうががが!
    師匠が書くキャラは皆みずみずしい!
    次回作も期待しています♪
  67. 67 : : 2014/12/28(日) 23:24:42
    88師匠
    コメントありがとうございます!
    ジャンは優男でイケメンですw理想な男の子たと思います♪(笑)

    ベルトルトとユミルは書いてると楽しいです!!
    ヒッチ!!ヒッチはもはや私の中では最強なキャラになってますw
    みずみずしい皆を感じて貰えて嬉しいです!!
    師匠!コメントありがとうございます!
    次も頑張っていきますね♪
  68. 68 : : 2014/12/29(月) 00:03:21
    乙です!!!今回も神作ありがとうございます!!!!!続きも期待してます!!!
  69. 69 : : 2014/12/29(月) 11:36:39
    リンドウさん
    コメントありがとうございます!
    いえいえ、そんなふうに言って貰えるような作品ではないですが…楽しんで貰えたのなら本当に嬉しいです!!

    暖かいコメントありがとうございます!続きも頑張っていきますね♪
  70. 70 : : 2014/12/29(月) 18:21:16
    次の題はなんですか?
  71. 71 : : 2014/12/29(月) 20:38:44
    名無しさん
    短編SSで『冬空の下を歩く天使達』です
  72. 72 : : 2014/12/30(火) 16:31:25
    面白かった! 
    実に面白かった!
    本当に面白かった!
    これからも、素敵なss待ってるぜぇー!
  73. 73 : : 2014/12/30(火) 22:47:52
    Foooooooo!さん
    ありがとうございます!面白いと言って貰えて嬉しいです!期待に応えれるよう、頑張っていきますね♪
  74. 74 : : 2014/12/31(水) 01:37:31
    溜めた甲斐がありました!
    面白かったです!
  75. 75 : : 2014/12/31(水) 02:28:15
    続きの題で調べても出ませんでしたよ?
  76. 76 : : 2014/12/31(水) 08:22:14
    名無しさん
    溜めた?楽しんで貰えて良かったです!
    コメントありがとうございます♪

    名無しさん
    まだ書き始めてません、暇な時間を使って活動してるので申し訳ないです
    続きを書きはじめたら、ここに貼ります
    暇な時間を使って活動してるので…ご理解とご協力をお願いします
  77. 77 : : 2014/12/31(水) 10:14:26
    面白かったです
    楽しませてもらいました 次回作も
    超めちゃくちゃ期待です
  78. 78 : : 2014/12/31(水) 13:17:50
    貼ってもらっていいですか?
  79. 79 : : 2014/12/31(水) 13:30:51
    ダブルバスターさん
    ありがとうございます!
    楽しんで貰えて良かったです!続きも暇な時間を見つけて頑張っていきますね♪

    エレアニカワワさん
    ですので、まだ作っていません
    書き始めていません、続きのSSをつくっていません(汗)ちゃんと貼るのでお待ちください
    暇な時間を使って活動してるのですぐには作れませんので……申し訳ございませんが、ご理解とご協力をお願いします。
  80. 80 : : 2014/12/31(水) 14:24:07
    主さんすみません
    続きに期待です!
  81. 81 : : 2014/12/31(水) 14:29:45
    続き期待です。
    エレアニカワワさん
    作者の気持ち考えよう!
  82. 82 : : 2014/12/31(水) 14:30:35
    流石だな
  83. 83 : : 2014/12/31(水) 14:31:48
    おぉーーー
  84. 85 : : 2015/01/01(木) 11:09:40
    エレアニカワワさん
    私生活を優先しています、続きを期待して貰えるのは嬉しいのですが、急かすコメントは荒らしと同じように思う人もいます
    急かすコメントから言い争いが始まってしまうことがあります

    ですので、84のコメントは非表示にします


    エレアニたいちょーさん
    コメントありがとうございます!
    本当に暇な時間を使って活動していますので、書き出せる時に書いていきます!

    アニさん
    ありがとうございます、これからも頑張っていきますね!

    アニさん
    コメントありがとうございます!
  85. 86 : : 2015/01/01(木) 15:59:35
    http://www.ssnote.net/archives/29677
    ゆっくり更新ですが続きです
    私自身、私生活でやらないといけない事もあるので毎回更新するとは約束できませんが

    必ず最後までは書くので、暖かく見守ってください。
  86. 87 : : 2015/02/28(土) 13:28:43
    ミカサかわいぃ♡
    EreAniさんがかくキャラはみんなかわいくて読んでいてとーっても楽しいです!
    ジャンかっこよすぎじゃんww
    お忙しいとは思いますがこれからも楽しみに待っていますので更新よろしくお願いします!
  87. 88 : : 2015/04/23(木) 22:50:37
    べるすきじゃん!さん
    ミカサも学生だったら幸せに過ごせるから、きっと普通の可愛い女の子だと思うんです♪
    進撃の巨人に出てくるキャラを可愛く書いて少しでも楽しんでもらえるように頑張りますね♪
    ジャンはイケメンです!!!!(笑)
    暇な時間を使って頑張ります!!コメントありがとうございます!!

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ani45

EreAni&88★

@ani45

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