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アナと雪の女王2~雪の女王と火の王~

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  1. 1 : : 2014/07/20(日) 19:55:51
    以下のことに注意してください。



    *ミュージカル(歌を歌うところ)は出ません。

    *この作品やキャラクターに関しての悪口はやめてください。


    それでもいいよ!という人は見てください!
  2. 2 : : 2014/07/21(月) 05:51:13
    ~ノースマウンテン~

    パカラパカラパカラパカラパカラパカラ




    ???「…ここか…」

    ???「ありがとう。ここで待っててくれ。」

    馬「ヒヒーン」

    ???「しかし…すごいな…」スタスタ

    ???「!!氷の橋が壊れている…何か起きていたのは間違いないな…」スタスタ


    (氷の橋)シュウウウ


    ???「!!まずい!溶ける!」タタタ

    ???「…ふぅ…」

    ???「…氷の城…美しいな…」スタスタ





    ~氷の城~


    ???「エルサー!どこにいるんだ!」スタスタ


    ズシンズシン


    ???「!!誰だ!」

    雪の怪物「ガアアアアアアア!!」ズシンズシン

    ???「!?こっちに来た!」

    雪の怪物「がぁ!」ブンッ




    ボオオオオオオオ




    雪の怪物「オオオオオ…」シュウウウ

    ???「危なかったぁ…」

    ???「!!これは…ティアラ…何でここに…」ヒョイ

    ???「まさか!!エルサは王国に捕らわれたのか?だとすると、氷の橋が壊れているのも説明がつく…」

    ???「とすれば…エルサが危ない!!」タタタ

    ???「はぁ!」スッ


    (炎の橋)ボオオ


    ???「」タタタ

    ???「走れ!」パシッ

    馬「ヒヒーン!!」パカラパカラ

    ???「待ってろよ…エルサ。」
  3. 3 : : 2014/07/21(月) 06:13:56
    ~アレンデール王国~


    アナの子供(男)「パパー!!」タタタ

    クリストフ「なんだ?」

    アナの子供「またソリの滑りかた教えてよ!」

    クリストフ「え!?大丈夫なのか?また転げ回らないか?」

    アナの子供「大丈夫だって!練習したし!もう平気だよ!」

    クリストフ「…1回しか乗っていないだろ?そういうとこあいつによく似ているよ…」ハァ

    アナ「誰がよく似ているですって?」

    クリストフ「!!アナ!いつから居たんだ!」

    アナ「ルークが『パパー!!』ってあなたのところへ来るところから。」

    クリストフ「全部聞いていたのか…」

    アナ「…で、どんなところがよく似ているの?」

    クリストフ「えーとその…可愛いところ…かな…」

    オラフ「今、考えてなかった?」

    クリストフ「すぐに答えたよ!ってお前もいつからここに居たんだ!」

    アナ「あっそう…ふ~ん…」ジー

    クリストフ「なんだよ、その…疑いの目は。」

    アナ「じゃぁ聞くけどさ、私のどの部分が可愛いと思うの?」

    クリストフ「あ、氷運ばないと…」スタスタ

    アナ「今日はもうないでしょ!逃げるな!」グイッ

    クリストフ「誰か~助けてくれ~!」

    オラフ「いいかい、あんな男になっちゃダメだよ?」

    ルーク「分かった。」コクッ
  4. 4 : : 2014/07/21(月) 11:36:04
    『アナ王女!アナ王女はいらっしゃいますか!』


    アナ「!!はいはいーい!ここにいるよ~!」

    兵士A「お食事のお時間です。女王陛下がお待ちですよ!」

    アナ「あ、もうそんな時間なの!じゃあねクリストフ!」タタタ

    クリストフ「助かった…」ホッ

    ルーク「ばいばーい!」

    オラフ「僕もいく~!」タタタ
  5. 5 : : 2014/07/21(月) 12:01:39
    ~城~


    アナ「ごめんなさい!遅くなって!」

    エルサ「いいのよ。座って。」

    アナ「」スワル

    エルサ「今日は何していたの?」

    アナ「え~と…クリストフと…話していたかな。」

    エルサ「そう。楽しそうでなにより。」

    アナ「そういえば、エルサは恋したことがあるの?」

    エルサ「…どうして?」

    アナ「いや、その…恋愛に興味無さそうだなーって。」

    エルサ「…恋ね…」

    アナ「初恋の人はいたの?」

    エルサ「…いたような…気がする…」

    アナ「本当!!ねぇ、どういう人?」ガタッ

    エルサ「アナ、落ち着いて。あくまでも気のせいよ。」

    アナ「…そうだよね…」スワル

    エルサ「…恋か…」

    アナ「じゃぁさ!運命の人を探そうよ!」

    エルサ「え!?」

    アナ「いずれ王国の跡継ぎが必要になってくるでしょ?」

    エルサ「跡継ぎはあなたがいるじゃない。」

    アナ「王様も必要でしょ!」

    エルサ「クリストフがいるじゃない。」

    アナ「もう!ねぇさんも結婚しないと!寂しい人生を送ることになるよ!」

    エルサ「…」

    アナ「だからさ!エルサの運命の人!探そうよ!」

    エルサ「でも、見つかるかな…」

    アナ「大丈夫!私だって、見つけることができたんだもん!絶対に見つけられるよ!」
  6. 6 : : 2014/07/21(月) 12:16:40
    エルサ「…」

    アナ「…どうかな?」

    エルサ「分かったわ。」ハァ

    アナ「本当!やったー!!」

    エルサ「その前に食事にしましょう。冷めたらおいしくなくなるわよ。」

    アナ「はいはーい!いっただきまーす!」

    エルサ「(私に運命の人なんかいるのかな…)」
  7. 7 : : 2014/07/21(月) 12:22:11
    パカラパカラパカラパカラパカラパカラパカラパカラパカラ


    ???「もっと飛ばせ!!」パシッ

    馬「ヒヒーン!!」パカラパカラパカラパカラパカラ

    ???「(急がないとこのままじゃエルサは…)」

    ???「!!ついた!」パシッ

    馬「ヒヒーン!」ピタッ

    ???「久しぶりだな…」

    ???「フードを深くかぶって…」スッ

    ???「これでよし…さぁ、行くか。」パシッ

    馬「ヒヒーン!」パカラパカラ
  8. 8 : : 2014/07/21(月) 13:05:44
    ~アレンデール王国~


    パカラパカラパカラパカラパカラパカラ


    国民A「ん?誰か来たぞ。」

    ???「やぁ!」パカラパカラ

    国民B「…誰だ?」




    ~城門~

    兵士A「!!誰かこちらに向かっているぞ!」

    兵士B「敵か?」

    兵士A「…フードを深く被っている…見るからに怪しいな…」



    ???「城だ!止まれ!」パシッ

    馬「」ピタッ

    ???「よしいい子だ…ここで待ってろ。」スタスタ

    兵士A「そこのもの!何者だ!」

    ???「私はアルビオン王国からやって来た者だ!」

    兵士A「アルビオン…西の方にある国か…」

    兵士B「なにしに来た!」

    ???「エルサ女王を出せ!」

    兵士A「なぜだ!」

    ???「無事かどうかを確かめたいからだ!」

    兵士B「は?」

    兵士A「言っていることが分からん!」

    ???「隠すきか!なら、無理矢理にでもその門を開けさせるぞ!」

    兵士A「待て!落ち着くんだ!」

    兵士B「発射よーい…」カチッ

    兵士A「射つな!」

    兵士B「え?」カチッ



    パシュ



    ???「!!」バッ


    ボオオオオ


    (矢)チリチリ

    兵士B「…な…」

    兵士A「矢が…燃えた?」

    ???「攻撃したな!やはり何か隠している!くらえ!」ボオオオオ

    兵士A「ぐわっ!」ドサッ

    兵士B「あつっ!」ドサッ

    ???「…見張りは消した。あとは…門だな…」スッ



    ゴオオオオオオオオオ



    (門)ドロォ

    ???「…よし…」スタスタ


  9. 9 : : 2014/07/21(月) 13:24:37
    オラフ「…ふぅ…やっと入れた…」スタスタ

    ???「おい。」

    オラフ「!!誰?」

    ???「エルサはどこだ ?というか何で雪だるまがしゃべれる?」

    オラフ「僕はオラフ!ぎゅーって抱き締めて!」

    ???「オラフ…あぁ!あの…エルサは雪に命を与えることも出来るようになったのか…」

    オラフ「あなたは誰?」

    ???「俺か?俺はな…」

    兵士C「いたぞ!射て!!」

    兵士一同『』パシュパシュパシュパシュパシュパシュ

    ???「チッ…」バッ


    ボオオオオオオ


    矢(複数)チリチリ

    オラフ「おぉ!すごい!」キラキラ

    ???「オラフ!エルサをよんできてくれ!」

    オラフ「何でか分からないけど呼んでくる!」タタタ

    兵士C「かかれ!」

    兵士一同『』ドドドドド

    ???「…邪魔だよ。」ボオオオオ

  10. 10 : : 2014/07/21(月) 13:37:52
    ザワザワ


    アナ「騒がしいね。」モグモグ

    エルサ「何かあったのかしら?」


    コンコン


    エルサ「どうぞ。」

    めしつかいA「失礼します。エルサ女王!侵入者です!」

    エルサ「何ですって!兵士は?」

    めしつかいA「今、戦闘中ですが苦戦中とのこと。」

    エルサ「相手は?何人いるの?」

    めしつかいA「一人です。」

    エルサ「一人?何で手間取っているの?」

    めしつかいA「それが…相手は炎を出せるらしくて。」

    エルサ「炎を出せる?」

    めしつかいA「そうです。」

    エルサ「…」

    アナ「どうしたの?」

    エルサ「いや…何でもない…で、相手はなんて言っているの?」

    めしつかいA「『エルサ女王を出せ』と。」

    エルサ「…分かった、私が直接相手と話してくる。」

    めしつかいA「お止めください!死んでしまいますよ!」

    エルサ「大丈夫。アナはここでま…」


    (アナが座っていた椅子)ガラーン


    エルサ「…アナ?」

    めしつかいA「まさか…」サァァァ

    エルサ「増援を呼んできて!急いで!」

    めしつかいA「は、はい!」タッ

    エルサ「もうあの子ったら…」タッ
  11. 11 : : 2014/07/21(月) 13:51:39
    ~広間~


    兵士C「ぐ…は…」ドサッ

    兵士一同『』ドサッ

    ???「これで全員か…しかし…」チラッ


    (壁・じゅうたん)ボーボー


    ???「少しやり過ぎたか…」



    バンッ!


    ???「…ん?」

    アナ「こ、これは…」サァァァ

    ???「誰だお前?」

    アナ「あなたが全部やったの?」

    ???「あぁ…そうだが?」

    アナ「なんて酷いことを!」

    ???「は?酷いことをしているのはそっちだろ。」

    アナ「どうしてなのよ!」

    ???「まぁいい。とにかくエルサを出してくれ。」

    アナ「嫌よ!あなたみたいな人にねぇさんに会わせるもんですか!」

    ???「ねぇさん?そうか、お前はエルサの妹か。」

    アナ「やぁ!」ブンッ

    ???「!!」ガシッ

    アナ「う…う、動かない…」プルプル

    ???「は!」ボオオオオ

    アナ「あつ!!」パッ

    ???「」ガシッ

    アナ「…く、苦しい…」

    ???「お前も邪魔をするなら殺すぞ?」グググ

    アナ「あ、あぁ…(い、息ができない…)」
  12. 12 : : 2014/07/21(月) 16:47:36
    エルサ「やめて!!」バッ


    ビュオオオオオ


    ???「!!」バッ


    ボオオオオオオ


    ???「…エルサ!!」

    エルサ「アナを離して!」

    ???「あ、すまん。」パッ

    アナ「ゲホッゲホッ…」ハァハァ

    エルサ「アナ!大丈夫?」

    アナ「…後もう少しで死ぬところだった…」ハァハァ

    エルサ「あなたは誰なの?」

    ???「…久しぶりだな…エルサ。」フードヲヌグ

    エルサ「!!エル?…エルなの!」

    エル「あぁ…そうだ。」

    アナ「…え?」
  13. 13 : : 2014/07/22(火) 07:15:57
    バンッ!


    クリストフ「アナ!!」タッ

    アナ「…クリストフ…」ハァハァ

    クリストフ「お城から煙が出ているのを目撃してね…不安になって見に来たんだ。」

    ルーク「ママ大丈夫?」

    アナ「大丈夫よ…」

    クリストフ「ここで一体何が起きたんだ?」

    アナ「…全てあいつのせいよ。」

    エル「…」

    クリストフ「お前がアナを…」ゴゴゴ

    エルサ「待って!彼は何か事情があってやったんだと思うの。」

    クリストフ「…何でこんなことをしたんだ!」

    エル「…アレンデール王国の女王の正体が雪と氷を操る化け物だと聞いてね…それを聞いてすぐにエルサだと思ったよ。だから俺は心配になって…」

    アナ「待って。それってもう6年前のことよ。」

    エル「…探すのに苦労したからな…それで、『雪の女王はノースマウンテンにいる』と聞いてすぐに向かったんだけど…アルビオンからノースマウンテンまでかなりの距離があるから、6年もたってしまった。」

    アナ「かかりすぎでしょ!」
  14. 14 : : 2014/07/22(火) 14:40:53
    エル「そこには氷の橋が壊れていた。何か起きたのかと思い、なかに入ると雪の怪物がいた。襲ってきたから思わず溶かしちゃったが…そのあとティアラを拾ってさらわれたと思って…その…助けようと思って…」

    アナ「もういい。だいたいのことは分かった。つまり、勘違いしていたということね。」

    エルサ「あの…エル…そのティアラ、私が投げ捨てた物なの。」

    エル「え!?そうなのか?」

    エルサ「ごめんなさい。」

    アナ「エルサは謝らなくていいの!悪いのは勘違いして、暴走したこいつよ!」

    エル「…すまなかった…」

    アナ「許すもんですか!負傷者がどんだけ出たと思っているの!」

    エル「…悪かったと思っている…」

    アナ「出てって!いま、すぐに!」

    エルサ「アナ、いくら何でも…」

    アナ「いいのよ、こんな奴はこのくらいがちょうどいいの。さぁ、早く!」

    エル「…じゃぁな…」スタスタ

    エルサ「エル…」
  15. 15 : : 2014/07/22(火) 14:46:36
    アナ「いきましょう、エルサ。」スタスタ

    エルサ「…」

    オラフ「ねぇ、エルサがいなかったんだけどって、え!?燃えてる…」

    エルサ「…消火しないと…」スッ


    (火)シュウウウウウ


    オラフ「おぉ!やっぱり、すごいな~」

    エルサ「ありがとう…」

    オラフ「どうしたの?」

    エルサ「何でもない…行こう。」スタスタ

    オラフ「?」スタスタ
  16. 16 : : 2014/07/22(火) 14:49:02
    エル「…」スタスタ

    兵士G「いたぞ!捕まえろ!」

    エル「!!」

    兵士H「大人しくするんだ。」ガシッ

    エル「…」

    兵士I「こいつを牢屋に運ぶぞ。」 スタスタ
  17. 17 : : 2014/07/22(火) 20:29:32
    ~食堂~


    エルサ「…」ハァ

    アナ「まだあいつのこと考えているの?」

    エルサ「…えぇ…」

    アナ「そういえば気になったんだけどさ、エルサとあいつはどういう関係なの?」

    エルサ「…9年前にさかのぼるわ…」



    ーーー
    ーーーー
    ーーーーーー
  18. 18 : : 2014/07/22(火) 20:47:06
    ~エルサの部屋~


    コンコン


    『エルサ王女。』


    エルサ(18歳)「…なに?…」


    『貴女にお会いしたいという方がいらっしゃっているのですが…』


    エルサ「断って。今は誰にも会いたくないの。」


    『分かりました。伝えておきます。』


    エルサ「お願いね…」


    『失礼します。』



    コッコッ



    エルサ「…」

    エルサ「…パパ…ママ…私これからどうしたらいいの…」ポロッ



    コンコン



    エルサ「なに?」



    『あの…伝えたんですけど、今日中じゃないとダメらしいんですよ…』



    エルサ「…分かったわ。その代わり10分だけね。」



    『承知しました。相手国王に伝えておきます。』コッコッ




    エルサ「…はぁ…」ガチャ

    めしつかいB「ご案内します。」スタスタ

    エルサ「(一人でいたいのに…)」スタスタ
  19. 19 : : 2014/07/22(火) 21:19:49
    ~応接室~


    めしつかいB「ここでお待ちください。」

    エルサ「はい…」スワル

    めしつかいB「失礼します。」ガチャバタン

    エルサ「(一体誰なんだろう)…」



    コンコン



    エルサ「どうぞ。」



    ガチャ



    国王「やぁ君がエルサ王女だね。私はアルビオン王国の国王です。よろしくね。」

    エルサ「よろしくお願いします。」ペコリ

    アルビオン国王「実はね、貴女に紹介したい人がいるんだよ。入ってきなさい。」



    ガチャ



    ???「…」ムスッ

    アルビオン国王「エル王子だ。」

    エル(18歳)「…」ムスッ

    アルビオン国王「ほら、挨拶をしなさい。」

    エル「…エル王子です…よろしくお願いします…」

    エルサ「エルサ王女です。よろしくお願いします。」ペコリ

    アルビオン国王「私は外で待ってるよ。」

    エル「あぁ…」

    アルビオン国王「それじゃぁ…」ガチャバタン
  20. 20 : : 2014/07/22(火) 21:44:49
    エル「…」

    エルサ「…」

    エル「…」

    エルサ「…」

    エル「親父はなに考えているんだよ。」ハァ

    エルサ「え?」

    エル「わざわざここまで来て見合いかよ…」

    エルサ「(見合いだったんだ…)」

    エル「…一人で…いたいのに…」

    エルサ「!!どうして?」

    エル「あ、いや…その…一人でいるのが好きなんだよ。」

    エルサ「一緒ね。私も一人が好きなの…」

    エル「一人で何しているの?」

    エルサ「…ずっと窓からの景色を眺めているかな…」

    エル「一緒だな。俺も窓から見える景色を眺めているんだよ。」

    エルサ「ご兄弟はいらっしゃるの?」

    エル「弟が一人いたんだけど…事故で死んじゃって…」

    エルサ「え!?私も船の事故で両親が亡くなったの。」

    エル「俺達似ているな。」

    エルサ「そうね。」
  21. 21 : : 2014/07/22(火) 22:14:15
    エル「ところで何で、手袋なんかしているんだ?」

    エルサ「あ、えーと…潔癖症なの。」

    エル「そうなんだ…」

    エルサ「貴方こそ何で、手袋なんかしているの?」

    エル「一緒さ。俺も潔癖症なんだよ。」

    エルサ「そう…」
  22. 22 : : 2014/07/22(火) 23:37:25
    『エル王子、お時間です。』



    エル「今いくよ。…じゃぁな。」スタスタ

    エルサ「!!待って!」

    エル「なんだ?」

    エルサ「明日また…来れない?あなたに…見せたいものがあるの。」

    エル「…親父に聞いてみるよ。」スタスタ



    ガチャバタン



    エルサ「何でだろう…心がざわついている…」


  23. 23 : : 2014/07/23(水) 12:43:17
    アルビオン国王「どうだった?」

    エル「…なかなかよかった。」

    アルビオン国王「そうか。」

    エル「あのさお願いがあるんだけど。」

    アルビオン国王「なんだ?」

    エル「明日また…彼女に会いたいんだ。」

    アルビオン国王「」(゜ロ゜;

    エル「…親父?」

    アルビオン国王「ついに…ついに…」プルプル

    エル「?」

    アルビオン国王「息子にも春がやって来たー!!ひゃっほー!!」

    エル「え?え?」

    アルビオン国王「もちろんだとも!さぁ、今日はお祝いだ!」スタスタ

    エル「(何でそんな嬉しそうなんだ?)」スタスタ
  24. 24 : : 2014/07/23(水) 13:27:30
    ~翌日・応接室~


    エルサ「(緊張する…)」ドキドキ


    コンコン


    エルサ「ど、どうぞ。」


    ガチャ


    エル「失礼します。」バタン

    エルサ「あれ?貴方のお父様は?」

    エル「なんか用事があるから一人で行ってこいってさ。」

    エルサ「そうなの。」

    エル「それで 、見せたいものというものは?」

    エルサ「…怖がらないでね?」テブクロヲハズス

    エル「なんだ、そんなに凄いものなのか?」

    エルサ「…見てて。」ウツワヲトル


    (器)ピキピキ


    エル「!!」

    エルサ「私は生まれつき氷や雪を生み出す魔法を持っているの…」ウツワヲオク

    エル「…」

    エルサ「恐ろしいでしょ?」

    エル「…一つ聞いていいか?」

    エルサ「なに?」

    エル「どうしてそれを俺に見せようと思った?」

    エルサ「…分からないけど…何となく貴方なら大丈夫だって思ったの。」

    エル「…そうか。」

    エルサ「…」

    エル「俺もお前に見せたいものがある。」

    エルサ「なに?」

    エル「暖炉を見てて。」テブクロヲハズス

    エルサ「えぇ…」チラッ

    エル「」スッ



    (暖炉)ポッ



    エルサ「!!火が…ついた…」

    エル「俺もお前と同じ生まれつき火を操ったり、生み出す魔法を持っている。」ツケル
  25. 25 : : 2014/07/23(水) 21:34:17
    エルサ「え…」

    エル「しかし驚いたな。まさか俺と同じような人がいるとはな…」

    エルサ「私も…驚いたわ…」

    エル「それでは改めて、よろしくね。エルサ。」スッ

    エルサ「よろしく…」スッ

    エル「そうだ!もう隠すこともないんだし、君の力をもっと見せてくれよ。」

    エルサ「いいわよ!私の部屋にいきましょう!」タッ

    エル「あぁ!!」タッ
  26. 26 : : 2014/07/23(水) 23:11:23
    ~エルサの部屋~


    エルサ「いくよ!」スッ



    パァキラキラ



    エル「おぉ!きれいだ…」

    エルサ「は!」スッ



    (雪だるま)ポンッ



    エルサ「やぁ、僕はオラフ。ぎゅーて抱き締めて!」

    エル「ハハハハ…」クスクス

    エルサ「フフフ…」クスクス

    エルサ「貴方のも見せてよ。」

    エル「雪溶けちゃうぞ。」

    エルサ「大丈夫!また出せばいいから!」

    エル「じゃぁ…」スッ



    ボオオオオオオオ



    エルサ「あっつーい…」

    エル「大丈夫か?」

    エルサ「全然平気!体が凄く暖まるね…」

    エル「ほっ」ポッ

    エルサ「わぁ可愛い火の玉….」

    エル「名前は…メルラにしようかな。」

    エルサ「いいわね。よろしくねメルラ。」

    エル「」スッ



    メルラ(火の玉) プカプカ



    エルサ「きれい…」ウットリ




    エル「それ!」ブンッ

    エルサ「きゃ!やったな…えい!」ブンッ

    エル「うお!つめてぇ!」

    エルサ「フフ…」クス



    エルサ「どうしてお父様のことを『親父』って呼ぶの?」

    エル「親父がさ、そう呼ぶように言われたんだよ。『そっちのほうがかっこいいだろ?』って…可笑しいだろ?」

    エルサ「素敵なお父様ね。」

    エル「そうか?カッコつけているだけだと思うんだがね。」

    エルサ「私はそういう愚痴や悩みとか、いえる人が言えなくなっちゃったから…」

    エル「…兄弟はいるのか?」

    エルサ「妹がいるの。前までは遊んでいたんだけど、ある時傷つけちゃって…」

    エル「それっきりその子と関わるのが怖くなったっていうことか。」

    エルサ「そう…」

    エル「暗い気分にさせちまったな。スケートしようよ。」

    エルサ「えぇ、もちろん!」
  27. 27 : : 2014/07/24(木) 09:47:43
    エルサ「えい!」トンッ



    パキパキ



    エル「わわわわ!ツルツル滑る!」ツルンツルン

    エルサ「」スイスイクルクル

    エル「あ、氷が溶けてきた。」ジュウウウ

    エルサ「これでどうかな?」スッ

    エル「!!お!スケートの靴だ!しかも燃えない!」

    エルサ「一緒に滑ろうよ!」グイッ

    エル「ちょっとまっ…」ツルー

    エルサ「」クルクル

    エル「ほっ」スイスイ

    エルサ「楽しい?」

    エル「あぁ!最高だよ!」スイスイ

    エルサ「よかった!」スイスイ

    エル「三回転!」クルクルクル

    エルサ「わぁ!凄い!」

    エル「君もやってみなよ。」

    エルサ「できるかな…」

    エル「やればできるよ!さぁ!」

    エルサ「…いちにの…さん!」クルクルクル

    エル「おぉ!できたじゃん!」

    エルサ「きゃっ!」ツルッ

    エル「!!危ない!」バッ

    エルサ「」トスッ

    エル「危なかったな。」

    エルサ「あ、ありがとう///」
  28. 28 : : 2014/07/24(木) 10:04:12
    『エルサ王女!エル王子!どこにいらっしゃるんですか!』




    エルサ「!!行かないと…」

    エル「そうだな。」





    めしつかいC「どこに行っちゃったんだろう…」

    エルサ「私はここです。」

    めしつかいC「あ!ここにいらっしゃたんですか。探しましたよ。」

    エル「すまない、彼女と話をしていてね…」

    めしつかいC「そうでしたか…エル王子、貴方のお父様がお待ちです。」

    エル「親父が?なんで?」

    めしつかいC「会食だそうです。」

    エル「…分かった。行くよ。」

    エルサ「じゃぁね…」

    エル「また明日来ていいか?」

    エルサ「も、もちろん!」

    エル「ありがとう。またな。」スタスタ

    エルサ「…」テヲフル
  29. 29 : : 2014/07/24(木) 13:15:44
    アナ(15歳)「…ハァ…退屈…」スタスタ


    エル!キョウハドウダッタカイ?


    アナ「ん?誰かしら?」チラッ


    エル「…まぁまぁだよ。」

    アルビオン国王「もうキスはしたのか?」

    エル「はぁ!?するわけないだろ!」

    アルビオン国王「ハハハハ…」スタスタ

    エル「たく…何なんだよ…」スタスタ



    アナ「…誰あの人…カッコいい!」キラキラ

    アナ「どこの国の王子かな?」

    アナ「声かけようかな?」

    アナ「でもな…」ウーン

    アナ「…ってあれ!?いない!…行っちゃったか…残念。」トボトボ


  30. 30 : : 2014/07/24(木) 13:33:45
    ~翌日~


    エルサ「…遅いな…」


    バン!


    執事A「大変です!」ハァハァ

    エルサ「どうしたの?」

    執事A「アルビオン国王とエル王子の乗せた船が…悪天候により…沈没しました。」

    エルサ「え!?生存者は?」

    執事A「…分かりません。」

    エルサ「エル王子は?無事よね?」

    執事A「…」クビヲフル

    エルサ「そんな…」カクッ

    執事A「エルサ王女!」タッ




    ~数日後~


    めしつかいA「エルサ王女、お食事のお時間です。」



    『いらない。』



    めしつかいA「ですが…」



    『いらないって言っているでしょ!もう来ないで!』



    めしつかいA「…分かりました…失礼します。」スタスタ




    執事A「…どうだった?」

    めしつかいA「…いらないそうです。」

    執事A「そうか…」

    めしつかいA「可哀想に…」

    執事A「あの王子と会っているときの王女の声が楽しそうなのは初めてだよ。」

    めしつかいA「彼女にとってあの王子は、心を開ける唯一の人だったのかもしれませんね…」

    執事A「そうかもな…」





    ~エルサの部屋~


    エルサ「…エル…」ポロリ

    エルサ「…なんで…」ポロポロ

    エルサ「…会いたいよ…」シクシク




    ーー
    ーーー
    ーーーー
  31. 31 : : 2014/07/24(木) 14:46:35
    エルサ「…いつしか彼のことを忘れて、ずっと一人で部屋に閉じこもっていたの。でも、彼とまた再会できてとても嬉しかった…本当に…よかった…」

    アナ「…とても大切な人なのね…」

    エルサ「えぇ…」


    コンコン


    エルサ「はい。」


    ガチャ


    兵士A「女王様、侵入者を捕まえました。これから処刑する予定です。」

    エルサ「待って!彼をここに連れて来て。」

    兵士A「どうしてです?」

    エルサ「….彼と話がしたいの。いいかしら?」」

    兵士A「かしこまりました。」スタスタ
  32. 32 : : 2014/07/24(木) 14:51:06
    ~牢屋~


    エル「」ハァ


    ガチャギィ


    エル「!!」

    兵士B「彼の手錠を外せ。」

    兵士C「」ガチャガチャ

    エル「え…いいのか?」

    兵士B「女王がお前に話がしたいとおっしゃっている。」

    エル「エルサが?」

    兵士B「ついてこい。」コッコッコッ

    エル「…」スタスタ
  33. 33 : : 2014/07/24(木) 14:58:44
    ~応接室~


    エルサ「」ドキドキ

    アナ「緊張することないでしょ。」

    エルサ「久しぶりに彼と会うのよ…」

    アナ「深呼吸して。落ち着くよ。」

    エルサ「」スーハースーハー



    コンコン



    エルサ「ど、どうぞ。」



    ガチャ



    兵士B「失礼します。彼を連れてきました。」

    エルサ「ご苦労様。もう下がっていいわよ。」

    兵士B「失礼します。」ガチャバタン
  34. 34 : : 2014/07/24(木) 15:13:30
    エル「エルサ…」

    エルサ「エル!」ダキッ

    エル「!?」

    エルサ「よかった…生きていたのね…」ギュー

    エル「あぁ、君に会いたくてね…」

    エルサ「エル…」ミツメル

    エル「エルサ…」ミツメル

    エルサ「」スッ

    エル「」スッ

    アナ「ゴホン、あのーお取り込みでしたら、私は部屋に戻りますけど…」

    エルサ「あ!ご、ごめんなさい。」バッ

    エル「アナ…すまなかった。君を危うく殺すところだった。」

    アナ「ふーん…そんなんで許すと思う?」

    エル「…何を望んでいる?」

    アナ「そうだな…う~ん…サンドイッチとチョコレート100個くれたら許してもいいけど。」

    エルサ「アナ、子供じゃあるまいし…」

    エル「分かった。国に連絡して作ってもらうよ。」

    アナ「本当!?やったー!!」ピョーン

    エルサ「エル…いいの?」

    エル「いいんだよ。この位させてくれないと、アナに対して申し訳ないからな。」

    エルサ「エル…」

  35. 35 : : 2014/07/24(木) 18:02:31

    エルサ「国の方はどうなの?」

    エル「親父の代わりに母が国を仕切っているよ。」

    エルサ「大変でしょうね。」

    エル「エルサも同じだろ?」

    エルサ「あ、それもそうね。フフ…」クスクス

    エル「ハハハハ…」クスクス

    エルサ「ねぇ、今日パーティーがあるんだけど、一緒に参加しない?」

    エル「あぁ!もちろんだよ!」

    アナ「私は反対。」

    エルサ「アナ…」

    アナ「エルサ、騙されちゃダメだよ!こいつの目的は王位懸賞だよ!」

    エルサ「アナなんてこと言うの!」

    エル「まぁ、そう言われるのも仕方ないよな…俺は、国に帰るよ。母が心配しているかもしれないからね。チョコレートとサンドイッチは後日君の国に送るよ。」

    エルサ「エル、気にしないで。せっかく久しぶりに会ったのよ。」

    エル「君は大丈夫かもしれないけど、他の人達は迷惑だと思っているよ。」

    エルサ「そんなこと思ってないわよ!」

    エル「それじゃぁ…」スタスタ

    エルサ「…」シュン
  36. 36 : : 2014/07/24(木) 18:09:33
    アナ「仕方ないわね…いいわよ、参加しても。」

    エルサ「アナ!」パァ

    アナ「エルサの悲しむ顔はもう二度と見たくないから…」

    エルサ「ありがとう!」ギュー

    アナ「エルサ…」

    エル「本当にいいのかい?」

    アナ「えぇ、その代わりチョコレートとサンドイッチ100個は今日中に持ってくること。」

    エル「わかった!早速連絡してくる!」タッ
  37. 38 : : 2014/07/24(木) 22:57:31
    エルサ「パーティーの衣装決めないと…」

    アナ「いつものでいいんじゃない?」

    エルサ「でも、せっかくだからより綺麗にしないと…」

    アナ「初恋の人がいるから?」

    エルサ「そ、そうね///」

    アナ「でも、以外だったな。ねぇさんが恋をしているとはね。」

    エルサ「人間誰だって恋をするものよ。」

    アナ「それもそうね。」



    ガチャ



    エル「伝えてきたよ。」

    エルサ「ご苦労様。」

    エル「アナ、君の夫はどこにいるんだい?」

    アナ「どうして?」

    エル「挨拶しようかなって思ってさ。」

    アナ「あったとたん殴られるわよ?」

    エル「覚悟のうえだよ。」

    アナ「分かった。案内してあげる。ついてきなさい。」スタスタ

    エル「あぁ、よろしく頼むよ。」スタスタ

    エルサ「フフ…素直じゃないんだから。」クスッ
  38. 39 : : 2014/07/25(金) 08:20:07
    ~城下町~


    クリストフ「ほら、エサだぞ。」スッ

    スヴェン「」バリボリ

    オラフ「う~ん…」

    ルーク「お手上げ?」

    オラフ「お手上げだよ。」

    ルーク「やったー!!また僕の勝ち!」

    オラフ「ジェーンってチェス強いよね。」

    ルーク「へへ…兵士の人達がやっているのを見てたら覚えちゃった。」

    クリストフ「凄いな。やっぱりパパに似ているからか?」

    アナ「私に似ているんじゃない?」

    クリストフ「えーどちらかと言えば…ってアナ!?いつからここにいるんだ!」

    アナ「クリストフがスヴェンにニンジンあげているところから。」

    クリストフ「あのさ、いつも突然出てくるの止めない?心臓に悪いよ。」

    アナ「別にいいじゃない。それより、あなた達に紹介したい人がいるの。」

    クリストフ「誰だい?」

    アナ「どうぞ。」

    クリストフ「!!」

    エル「はじめまして、アルビオン王国の…」



    ドガ



    エル「!!」ドサッ

    アナ「ちょっと!止めてよ!」ガシッ

    クリストフ「離せ!もう一発殴らせろ!」

    オラフ「暴力はいけないよ!」ガシッ

    クリストフ「だってこいつはアナを殺そうとしたんたぞ!」

    アナ「もういいの!だから止めて!」

    クリストフ「君の気がすんだかもしれないけど、俺の気がすまない!!」

    エル「…イテテ…」ムクッ

    クリストフ「この国から出てけ!さもないともう一発殴るぞ!」

    アナ「いい加減にして」バシッ

    クリストフ「いって…何するんだよ!」

    アナ「いくらなんでも言い過ぎよ!もしあなたにそれを言われたらどう思う?悲しいでしょ?だからもう二度と…そんなことは言わないで。」

    クリストフ「…分かった。俺もどうかしてた。」

    アナ「あ、ごめんなさい!ついビンタしちゃった。痛くなかった?」

    クリストフ「結構痛かった。」ヒリヒリ

    アナ「ごめんなさい。」チュ

    クリストフ「///」

    アナ「フフ…///」

    オラフ「いいかい、人間関係は凄く複雑なんだよ。」

    ルーク「今のを見てよーく分かったよ。」
  39. 40 : : 2014/07/25(金) 15:20:46
    アナ「え~と…改めて、彼はアルビオン王国のエル王子です。」

    クリストフ「王子だったのか!?大変なご無礼を…」

    エル「いいんです。王子というがらじゃないし…」

    クリストフ「確かにそうだな。」チラッ

    アナ「何で私のことを見ているのかな?」

    クリストフ「いや…」

    オラフ「僕オラフ!よろしくね!エル!」

    エル「よろしくなオラフ。あ、そうだ!君に新しい友達を紹介するよ。」

    オラフ「新しい友達?」

    エル「おい、メルラ!出てこい!」



    『ハイハーイ!』



    ボオオオ


    クリストフ「あつっ」

    メルラ(火の玉)「エル、誰この人達?」

    エル「あぁ…知り合いみたいなものかな。」

    メルラ(火の玉)「ふーん…あんたに知り合いがいたんだ。」

    エル「どういう意味だよ 。」

    アナ「可愛らしいけど、性格は生意気ね。」ボソッ

    クリストフ「君に似ててな…」ボソッ

    アナ「それどういう意味?」ギロッ

    エル「紹介するよ、新しい友達のオラフだ。」

    オラフ「やぁ、僕はオラフ!ぎゅーって抱き締めて!」

    メルラ(火の玉)「…なにこいつ、気持ち悪い。」

    オラフ「な!僕のどこが気持ち悪いんだよ!」

    メルラ(火の玉)「そうね…全部。」

    オラフ「君のほうがもっと気持ち悪いよ!」

    メルラ(火の玉)「はぁ!?雪だるまに言われたくないわ!」

    オラフ「君だって火の玉じゃないか!」

    メルラ(火の玉)「違うわ!私は人間になることも出来るのよ。」

    オラフ「ふーん…ほんとうに?」

    メルラ(火の玉)「アテーナ・メイト!」ボンッ

    アナ「え!?」

    メルラ(人間)「フフ…どうよ。」

    オラフ「くぅ…」

    クリストフ「凄いな。というかアナにそっくりだな。」

    アナ・メルラ『はぁ?』

    クリストフ「うりふたつだぞ。」

    アナ「誰が火の玉と、うりふたつですって。」チラッ

    メルラ「誰がおてんば娘とうりふたつですって。」チラッ

    アナ・メルラ『!?え!』

    クリストフ「な、似ているだろ?」

    アナ「こ、こんなこと…」アゼン

    メルラ「嘘でしょ…」アゼン

    アナ「…好きな食べ物は?」

    メルラ「…サンドイッチとチョコレート。」

    アナ「一緒だ!じゃぁ男性の好みは?」

    メルラ「う~んと…男らしくて勇敢でカッコいい人!」

    アナ「同じだ!凄い!」キラキラ

    メルラ「私達似た者同士かもしれないね!」

    アナ「ほんとね!」
  40. 41 : : 2014/07/25(金) 15:31:02
    ルーク「ねぇ、ママ…じゃなくてメルラねぇちゃん!チェスやろうよ!オラフじゃ弱すぎて相手にならないんだよ。」

    メルラ「あらそれは可愛そうね…やっぱり頭も雪で出来ているから…」チラッ

    オラフ「ねぇ、あの変な火の玉とはどのくらいいるの?」ボソッ

    エル「…6年ぐらいかな…」ボソッ

    オラフ「色々大変でしょ?」ボソッ

    エル「あぁ…いろいろとね。」ボソッ

    メルラ「ちょっと!二人でなにこそこそ話しているの!」

    ルーク「早くやろうよ!」

    メルラ「わかったわ。先行はあなたでいいわよ。」

    ルーク「本当にいいの?」ニッ

    メルラ「えぇ…」

    ルーク「じゃぁはじめるよ。」コッ
  41. 42 : : 2014/07/25(金) 15:45:04
    アナ「ルークってチェス出来たっけ?」

    クリストフ「あぁ、かなりの腕前だよ。」

    アナ「やっぱり私に似ているな。」

    クリストフ「チェス出来るのかよ。」

    アナ「それは…もう…昔ねぇさんとやって、1000勝くらいしたんだから。」

    エル「いつやったんだい?」

    アナ「…えーとそれは…」

    エル「13年間も会っていなかったんだろう?」

    アナ「…それより、チョコレートまだ?」

    エル「話をそらすな。」

    アナ「…嘘です。」

    エル「やっぱり。」ハァ

    アナ「私やっぱりあなたのこと嫌い。」

    エル「あっそ。」

    メルラ「私もアナに同意でーす!」

    ルーク「チェックメイト。」コトッ

    メルラ「え!?」

    ルーク「僕の勝ちだよ。」

    オラフ「やっぱり、頭も火だからね…」シラー

    メルラ「うるさい!黙ってなさい!」
  42. 43 : : 2014/07/25(金) 16:02:37
    エル「かわいいね、このトナカイ。」ナデナデ

    スヴェン「♪」

    クリストフ「だろ!俺の最高のパートナーなんだよ。」

    エル「へー氷を運ぶ仕事をしているんだ。」

    クリストフ「あぁ、氷は俺の全てなんだ!」

    エル「氷は美しいよね。」

    クリストフ「おぉ!俺こいつのこと気に入ったぞ」

    アナ「あっそ。」

    ルーク「チェックメイト。」コトッ

    オラフ「…負けちゃった。」

    メルラ「あら、残念でしたね~」ニタニタ

    オラフ「君も言えないぞ。」

    メルラ「う…」

    エル「あの二人結構お似合いじゃないか?」

    アナ「どうかな?」
  43. 44 : : 2014/07/25(金) 16:09:46
    ゴーンゴーン


    アナ「鐘だ!パーティーがはじまる!行こう!」タッ

    クリストフ「ルーク、行くぞ。」

    ルーク「ハイハーイ。」タッ

    メルラ「お先に~」タッ

    オラフ「くそ…」タタタ

    エル「…面白い奴らだな…」タッ
  44. 45 : : 2014/07/25(金) 22:30:58
    ~パーティー会場~


    ザワザワザワザワ



    パッパカパーン



    執事A「アレンデールのエルサ女王です。」


    パチパチ


    エルサ「」ペコリ

    執事A「アレンデールのアナ王女です。」


    パチパチ


    アナ「」テヲフル

    執事A「アナ王女の夫、クリストフとその息子ルークです。」

    クリストフ「」ペコリ

    ルーク「やっほー!」テヲフル

    執事A「それではごゆっくりパーティーを楽しんでください。」
  45. 46 : : 2014/07/25(金) 23:38:13
    ワイワイ


    演奏者「」プップクプー

    貴族(男)「」スッスッ

    貴族(女)「」クルクル

    オラフ「たのしーい!」クルクル

    クリストフ「お、これ美味しい。」モグモグ

    ルーク「ねぇ、一緒にチェスやろうよ。」

    兵士A「もちろんだとも。こう見えてチェスは強い方なんだよ。」

    ルーク「本当!楽しみだな!」キラキラ

    エルサ「」キョロキョロ

    アナ「探しているの?」

    エルサ「えぇ…」

    アナ「エル王子はサンドイッチとチョコレートを取りに行くってさ。」

    エルサ「そう…」

    メルラ「あいつのどこがいいの?」モグモグ

    エルサ「そうね…紳士的で…ってえ!?アナが二人!?」

    アナ「紹介するわ、エルのパートナーのメルラ。」

    メルラ「はじめまして、メルラです。私彼と付き合っているんです。」

    エルサ「え…」

    メルラ「うそうそ冗談よ。あんな変人で自分勝手な奴と付き合うわけがないじゃない。」
  46. 47 : : 2014/07/26(土) 13:43:51
    エル「誰が変人で自分勝手な奴だって?」

    メルラ「!!エル!もう戻ってたんだ…」

    エル「アナ王女、約束のものを持ってきたよ。」パンパン

    執事B「」バッ

    執事C「」バッ


    チョコレート×100「」ズラー

    サンドイッチ×100「」ズラー


    アナ「凄い!どれも美味しそう!」キラキラ

    エル「好きなだけ食べていいよ。」

    アナ「じゃぁ遠慮なく…いただきまーす!…モグモグ…美味しい!これは…ベリーのチョコレートだ!」

    エル「飽きないように、100種類違う味にしたよ。」

    アナ「ありがとうエル!」モグモグ

    エル「許してくれる?」

    アナ「もちろんよ!」モグモグ

    メルラ「あの~私も食べていいのかな?」

    エル「さっき俺のことを悪く言っていたからな…」ジー

    メルラ「さっきのは嘘です!冗談です!ほんとは素敵でカッコいい殿方です!」

    エル「…食べていいよ。」

    メルラ「やったー!いただきまーす!モグモグ…おぉ!卵のサンドイッチ凄く美味しい!」モグモグ

    エル「よかったら皆さんも食べてください!」

    貴族B「どれどれ…おっ!これは素晴らしい!」モグモグ

    貴族C「チョコレートは甘過ぎず、苦すぎず、最高の甘さ加減だわ。」モグモグ

    貴族D「サンドイッチも最高だ!俺はこのサーモンが気に入ったぞ!」モグモグ

    貴族E「私はこのベリーのサンドイッチが気に入ったわ。」モグモグ

    クリストフ「ん!?この人参のチョコレート、以外といけるぞ!後でスヴェンに食べさせてあげよう。」モグモグ

    ルーク「チェスをしたあとの甘いものは格別だね!」モグモグ

    兵士A「…ぼこぼこにやられた…」ズーン

    兵士B「まぁいいじゃないか。サンドイッチでも食って元気出せよ。ほら。」スッ

    兵士A「モグモグ…うまい!中身は…ローストビーフか!元気出てきたぞ!」モグモグ

    オラフ「このとろけるような食感のチョコレート…生まれてはじめて食べたよ!」モグモグ

    メルラ「そのまま溶けてくれたら、もっといいのにね。」ボソッ

    オラフ「」ギロッ
  47. 48 : : 2014/07/26(土) 14:38:00
    エルサ「好評ね。」

    エル「あぁ、安心したよ。」

    エルサ「チョコレート美味しかったわ。」

    エル「ありがとう。」

    エルサ「…」

    エル「…」

    エルサ「お母様は来ていないの?」

    エル「サザンアイルズとの会食があるそうだから来れないんだ。」

    エルサ「そう…」

    エル「そのドレス素敵だね。」

    エルサ「ありがとう。貴方のも素敵よ。」

    エル「ハハ…ありがとう。」

    エルサ「…」

    エル「…」

    エルサ・エル『あの…』

    エル「あ、先に言っていいよ。」

    エルサ「貴方から先に…」

    エル「じゃぁ…よかったら俺と踊らない?」

    エルサ「…」

    エル「あ、いやその…嫌なら別にいいんだ。」

    エルサ「もちろん、いいわ。」

    エル「本当に!じゃぁ、踊ろう。」スッ

    エルサ「喜んで。」スッ
  48. 49 : : 2014/07/26(土) 14:58:55
    エル「」ステップステップ

    エルサ「」クルクル

    エル「」ミギヒダリ

    エルサ「」ステップステップ

    エル「」クルクル

    エルサ「フフ…」クスッ

    エル「ハハ…」クスッ

    メルラ「本当に仲がいいのね。」モグモグ

    アナ「エル王子が運命の人だからかな?」モグモグ

    メルラ「え!?嘘でしょ?」

    アナ「信じたくないけど…そうなのよ。」

    メルラ「へー…物好きな人がいるんだね。」モグモグ

    アナ「そういうこと。」モグモグ

    エルサ「ねぇ、久しぶりにスケートやらない?」

    エル「いいね!やろう!」

    エルサ「こっちに来て!」グイッ

    エル「うお!」グイッ
  49. 50 : : 2014/07/26(土) 15:02:43
    クリストフ「あれ?君のねぇさんはどこにいったんだい?」

    アナ「運命の人とスケートしに行くってさ。」

    クリストフ「へーそうなんだ…ってえ!?運命の人!?」

    アナ「エル王子よ。」

    クリストフ「あ、そうなんだ。まぁいいけど。」

    ルーク「ママ!チェスやろうよ!」

    アナ「いいわよ。負けないからね!」

    メルラ「ふーん…運命の人ねぇ…」モグモグ
  50. 51 : : 2014/07/26(土) 15:22:40
    ~エルサの部屋~



    エルサ「エル!いくよ!」トンッ



    パキパキ



    エル「おぉ!あの時よりいっそうきれいになったな。」ツルツル

    エルサ「ほっ」クルクル

    エル「うまい!って…溶けてきた…」シュウウウ

    エルサ「えい!」スッ

    エル「よし!これで滑れる!」クルクル

    エルサ「三回転!」クルクルクル

    エル「なら、こっちは四回転だ!」クルクルクルクル

    エルサ「凄い!じゃぁ、五回転とかできる?」

    エル「やってみよう。それ!」クルクルクルクルクルクル

    エルサ「凄い凄い!出来た!」パチパチ

    エル「気持ち悪くなっちゃった…」グッタリ

    エルサ「大丈夫?」

    エル「あぁ大丈夫…おえ…」ウップ

    エルサ「ごめんなさい、私が無茶を言ったから
    …」

    エル「いいんだよ。君のせいじゃない。さぁ、滑ろう!」スイスイ

    エルサ「えぇ!」スイスイ
  51. 52 : : 2014/07/26(土) 15:30:37
    エル「」クルクル

    エルサ「」スイスイ

    エル「ほっ!」スイスイクルッ

    エルサ「フフフ…」クルクル

    エル「ハハハ…」スイスイ



    エルサ「ねぇ、エル。」

    エル「なんだいエルサ。」

    エルサ「運命の人って本当にいると思う?」

    エル「!!さぁ…分からないな。どうして?」

    エルサ「私はいると思うの。なぜなら…」カオヲチカズケル

    エル「!!」

    エルサ「その人は私の目の前にいるのだから…」

    エル「エルサ…俺も同じだよ…」

    エルサ「エル…」スッ

    エル「エルサ…」スッ



    チュ



    エルサ「///」

    エル「///」

    エル「エルサ…」

    エルサ「なに…エル…」

    エル「…俺と付き合ってくれないか?」

    エルサ「も、もちろん///」
  52. 53 : : 2014/07/26(土) 15:47:59
    ~パーティー会場~


    アナ「…負けた。」

    ルーク「やったー!また僕の勝ち!」

    クリストフ「もうルークにかなうやつはいないんじゃないか?」

    メルラ「あ、エルサとエル発見。」モグモグ

    アナ「え!どこどこ…ほんとだ。手繋いじゃってる。」

    メルラ「ほんと仲がいいよね~付き合っちゃえばいいのに。」

    アナ「ダメよそれは!エルサにはもっと素敵な人がいるはずよ!」

    メルラ「確かにそうね。」

    エルサ「あ、アナ!ちょっと来て!」

    アナ「はいはーい!」タタタ

    メルラ「面白いことになりそうな予感。」タタタ




    アナ「何でございましょうか陛下。」スッ

    エルサ「あの…えぇと…どういえばいいんだろう…」

    エル「俺が言うよ。俺たち付き合うことにしたんです。」

    アナ「…え?誰と?」

    エルサ「エル王子とよ。」

    メルラ「わぁお!それほんと?」

    エル「メルラ、何でここにいるんだよ。」

    メルラ「一応貴方のパートナーですから、聞く権利はあるでしょう?」

    エル「…まぁいいよ。」

    アナ「えぇと…つまり、ねぇさんとエル王子が付き合うっていうこと?」

    エル「そういうこと。」

    アナ「」(゜ロ゜;

    エルサ「…アナ?」

    アナ「ちょっとトイレ行ってきていい?」

    エルサ「いいけど…」

    アナ「ありがとう。」タタタ

    エルサ「どうしたのかしら?」

    エル「さぁ?」
  53. 54 : : 2014/07/26(土) 23:14:42
    ~絵が飾っている部屋~


    アナ「どうしよう!エルサがあいつと付き合う?そんなまさか…」

    メルラ「ほんとビックリよね。」

    アナ「メルラ!?いつのまに!」

    メルラ「最初からいたよ。」

    アナ「あ、そうなの。」

    メルラ「…で、どうするの?付き合うのは止めてくださいって言うの?」

    アナ「でも、ねぇさんが決めた相手だし…」

    メルラ「あぁもう!どっちなの!」

    アナ「…う~ん…」

    メルラ「5秒で決めて!」

    アナ「えぇと…その…彼の性格がね…」

    メルラ「性格?」

    アナ「あの時エルが私を殺そうとしたでしょ。だから、もしエルサにもそんなことがあったら…」

    メルラ「ハァ…あんたバカじゃないの?」

    アナ「な!?バカ?」

    メルラ「確かにあいつは自分勝手でやり過ぎなところもあるけど…人を殺すような奴じゃないよ。」

    アナ「本当に?」

    メルラ「ほんとうよ。彼とは6年もいるのよ。信じて。」

    アナ「…分かった。私二人の付き合いを認めるよ。」

    メルラ「そう。じゃぁ戻ろう。エルサが心配するよ。」スタスタ

    アナ「さっきまでは彼のこと罵倒していたのに、彼の悪いことを言うとかばうのね。」

    メルラ「…何よ。」

    アナ「実は彼のことが好きだったんじゃないの?」

    メルラ「ふん!誰があいつのことを好きなもんですか!馬鹿馬鹿しい!行くよ!」スタスタ

    アナ「素直じゃないんだから。」スタスタ
  54. 55 : : 2014/07/27(日) 08:40:10
    ~パーティー会場~


    エルサ「ねぇ、明日どこか出掛けない?」

    エル「え?大丈夫なのか?」

    エルサ「1日ぐらい平気よ。ノースマウンテンに行こうよ。」

    エル「ノースマウンテン?氷の城があるところか。いいよ。」

    エルサ「ありがとう。明日が楽しみだわ。」

    アナ「エルサねぇさん!」タタタ

    エルサ「アナ、ずいぶん遅かったわね。」

    アナ「えぇと…色々あってさ…それよりお二人の付き合いについてなんだけど…」

    エル「やっぱりダメか…俺がアナを殺そうとしたから、エルサにもそんなことをするんじゃないかって…そう思っているんだろ?」

    メルラ「あら、よーく分かっているんじゃないの。」

    エルサ「エルは絶対にそんなことをしないわよ!だから、アナ…」

    アナ「お二人の付き合いを認めます。」

    エルサ「…え?」

    エル「ほ、本当にいいのか?」

    アナ「えぇ…もう決めたことだから。」

    エルサ「ありがとうアナ!」ダキッ

    アナ「ねぇさん…」ギュー

    エル「よかった…」ホッ

    メルラ「私が説得したおかげよ。感謝しなさい。」

    エル「感謝するよ。でもどうして?」

    メルラ「…なんとなくよ。それじゃ。」スタスタ

    エル「?」
  55. 56 : : 2014/07/27(日) 10:46:20
    エルサ「ねぇ、エル。今夜うちに泊まっていかない?」

    アナ「と、泊まる!?」

    エル「泊まるって…どこに?」

    エルサ「そうね…客室が空いているからそこに泊まって。」

    エル「分かった。」

    アナ「よかったぁ…もし、エルサの部屋に泊まるって言っていたら、私全力で止めようと思ってた。」

    エル「俺だってそうだよ。女王の部屋に泊まるなんて…その…なんて無礼な…」

    エルサ「どっちかって言えば私の部屋に泊まらせたかったけど…」

    アナ「やめて!!」
  56. 57 : : 2014/07/27(日) 11:28:50
    ゴーンゴーン


    エルサ「!!鐘が鳴った…」

    執事A「ゴホン、えー本日のパーティーは終了でございます。」



    ザワザワザワザワ



    アナ「こんなシステムあったっけ?」

    エルサ「最近出来たんじゃないかしら?」

    エル「知らないの?」

    エルサ「えぇ…」

    エル「そうなんだ…」

    メルラ「パーティーが終わったことだし!さぁ、寝よう!」スタスタ

    執事B「ご案内します。」スタスタ

    クリストフ「俺はどうするんだ?」

    アナ「私の部屋に行こうよ。」

    クリストフ「そうだな。」

    ルーク「僕、ママの隣で寝る!」

    オラフ「僕も!」

    ルーク「えー狭くなるからやめて。」

    オラフ「ひどいよぉ…」

    エル「お休みエルサ。」ミツメル

    エルサ「お休み…エル。」ミツメル

    メルラ「ふん…」スタスタ
  57. 58 : : 2014/07/27(日) 11:46:08
    兵士A「…」

    執事A「どうしたんですか?」

    兵士A「いや…陛下はあの王子とはどういう知り合いで?」

    執事A「存じ上げられないですが…見たところかなり親しいようですね。」

    兵士A「なるほど…名は?」

    執事A「エル王子と言うそうです。」

    兵士A「エル…」

    執事A「彼が何か?」

    兵士A「いいや…別に気になったから聞いてみただけさ。」スタスタ

    執事A「…」
  58. 59 : : 2014/07/27(日) 20:36:04
    ~エルサの部屋~


    エルサ「」マドヲミル

    エルサ「…エル…」ポツリ



    ~客室~


    エル「」マドヲミル

    エル「…エルサ…」ポツリ
  59. 60 : : 2014/07/27(日) 21:21:26
    ~サザンアイルズ王国・スラム街~


    ハンス「…」トボトボ


    トンッ


    盗賊A「あ"?いてーな。」

    ハンス「す、すまない…」スタスタ

    盗賊A「おい、待てよ。」ガシッ

    盗賊B「旦那、こいつ貴族じゃないっすか?」

    盗賊A「服装的にそうだな。おい、金くれよ。」

    ハンス「今手持ちにはない。」

    盗賊A「はぁ?なめてんのか?」

    盗賊B「大人しく渡さねぇとてめぇの汚い首をきるぞ?」ジャキッ

    ハンス「…うぅ…」ジャラ

    盗賊A「お、金貨じゃん。」

    ハンス「これで気が済んだだろう?」

    盗賊B「ほ!」ドガッ

    ハンス「うぐ…」ガクッ

    盗賊A「ヘヘヘ…じゃぁな。」ジャラジャラ

    盗賊B「山分けしようぜ。」スタスタ

    ハンス「…くそ!」ドンッ

    ハンス「あいつさえいなければ…こうなるはずはなかったのに…」



    (紙)ピラピラ



    ハンス「…ん?」パシッ

    ハンス「!!これは…」



    『どんな依頼でも受け付けます。
    依頼屋・パンドラ』


    ハンス「依頼屋…パンドラ…行ってみよう。」ムクッ
  60. 61 : : 2014/07/27(日) 21:47:48
    『依頼屋・パンドラ 営業中』


    ハンス「…ここか…」ギィ


    ザワザワワイワイ


    盗賊A「お、さっき会った貴族じゃねぇか。」ガタッ

    ハンス「君はあの時の…ここは依頼屋なのか?」

    盗賊A「そうさ。どんな依頼でも受け付ける、殺しでもな。」

    ハンス「…」

    盗賊B「しっかし、貴族がここに来るとは…何の用件で来たんだ?」ジャキ

    盗賊C「お、おい!」

    盗賊B「!!ぐ…あ…」ドサッ

    ?????「…何度も言っているだろう。客には刃物を向けるなと…」カッカッカッ
  61. 62 : : 2014/07/27(日) 22:17:05
    ハンス「あなたがここの支配人ですか?」

    ?????「そうです。こちらへ。」スッ

    盗賊C「ボス、彼は…」

    ?????「海に捨てろ。ただし、見つからないようにな。」

    盗賊C「は!」ビシッ

    ハンス「…貴方は…何者なんですか?」

    ?????「失礼。自己紹介がまだだったね。私はザキューラ。依頼屋『パンドラ』のオーナーさ。」スタスタ

    ハンス「サザンアイルズ王国の…元王子っていったほうがいいのかな…ハンスです。」

    ザキューラ「ハンスさん、どうぞ座って。」

    ハンス「」スワル

    ザキューラ「要件をどうぞ。」

    ハンス「…アレンデール王国のエルサ女王とアナ王女を…殺してほしい。」

    ザキューラ「…なぜ?」

    ハンス「あいつらのせいで、僕の人生は滅茶苦茶だ!」ドンッ

    ハンス「あの時アナがエルサを守ろうとしなかったら…今頃アレンデールの国王になっていた!でも今はなんだ!兄弟から『最低な男』と呼ばれ、無視されて、あげくのはてには…縁を切られた!全て…全て…あいつらのせいだ!殺してやる!何があろうと!」ギラッ

    ザキューラ「素晴らしい!」

    ハンス「は?」

    ザキューラ「失礼。私は憎しみというものが大好きでしてね…まぁ、気にしないで下さい。分かりました、引き受けましょう。それで…報酬は?」

    ハンス「殺すことに成功したら、アレンデールの国王は僕になる。その王国にある財産を半分って言うのはどうだ?」

    ザキューラ「いいでしょう。では早速向かいましょう。」ガタッ

    ハンス「どのくらいかかる?」

    ザキューラ「一晩です。」

    ハンス「分かった。」

    ザキューラ「おい、出航の準備をしろ!」

    盗賊一同『は!!』ガタッドドド

    ザキューラ「港にいきましょうか。」スタスタ

    ハンス「」スタスタ
  62. 63 : : 2014/07/27(日) 22:29:05
    ~港~

    ハンス「あの…」

    ザキューラ「なんだね?」

    ハンス「今まで、どのくらいの人を殺して来たんですか?」

    ザキューラ「そうだね…ざっと…1000人は軽く越えるね。」

    ハンス「1000人!?凄いですね…殺しには自信があるんですか?」

    ザキューラ「もちろんだとも。これがあるからね…」ジャラッ

    ハンス「それは?」

    ザキューラ「詳しいことは言えませんが…昔ある遺跡から盗んだものです。」

    ハンス「へー」

    盗賊E「ボス!いつでも出航できます!」

    ザキューラ「よし…帆をあげろ!」


    (帆)バッバッ


    ザキューラ「出航!!」


    (船)ザアアアアア


    ハンス「待っていろアナ、エルサ…必ずお前らの息の根を止めて、国を奪ってやる。」ゴゴゴゴ
  63. 64 : : 2014/07/28(月) 11:24:53
    ~翌日~


    エル「」チラッ

    エルサ「」チラッ

    兵士B「」スタスタ

    エル「…どうやって抜け出す?」

    エルサ「う~ん…」

    エル「!!そうだ!」スッスッ



    ボオオオオオオオ



    炎のドラゴン「」バサバサ

    エルサ「凄い!こんなことまで出来るのね!」

    エル「まぁな…これに乗ってノースマウンテンまで行く。」ポンッ

    エルサ「いいわね!でも…どこに乗るの?」

    エル「ほっ!」スッ


    ポンッ


    エル「鞍(くら)をつけたよ。そこに乗ろう。」ヒョイ

    エルサ「ドラゴンに乗るなんて…絵本に出てくるお話のようね…」ドキドキ

    エル「手を貸すよ。」スッ

    エルサ「ありがとう。」スッ

    エル「飛ばすぞ!捕まって!」

    エルサ「」ギュッ

    エル「飛べ!ドラゴン!」

    炎のドラゴン「ギャオオオオオ!!」バサバサバサバサビューン





    国民C「ん?なんだあれは?」

    国民D「でかいな…」



    ビュン!!



    国民C「うお!?風が!」

    国民D「…ってあれ!?消えたぞ!」

    国民C「なんだったんだ…」




    エル「いけいけ!」

    エルサ「最高!」

    エル「俺もだよ!」

    エルサ「…たかい…」シタヲミル

    エル「…1000メートルはありそうだな…もし落ちたりでもしたら…」

    エルサ「変なことを言わないで!」

    エル「ハハハ…冗談だよ。景色が綺麗だね!」

    エルサ「えぇ!こんな素敵な景色生まれてはじめてよ。」

    エル「お!もう見えてきたぞ。ノースマウンテンだ。それに氷の城も。」

    エルサ「まだ残っていたんだ…」

    エル「降りるぞ。しっかり捕まってろよ。」

    エルサ「」ギュッ
  64. 65 : : 2014/07/28(月) 16:54:15
    ~ノースマウンテン~


    バサバサ


    炎のドラゴン「」ドスン

    エル「ありがとう。ここで待っててくれ。」

    炎のドラゴン「」コクッ

    エルサ「きれいな橋ね。」

    エル「あぁ…それね、君の作った橋が溶けちゃって作ったんだよ。」

    エルサ「炎凍らせること出来るかな?」

    エル「え?さぁ…溶けるんじゃないか?」

    エルサ「やってみよう。えい!」バッ



    ゴオオオオオオオ



    (炎の橋)カチコチ



    エルサ「よし!」

    エル「そんなバカな…」

    エルサ「行こう!」タタタ

    エル「あぁ…」タッ
  65. 66 : : 2014/07/28(月) 17:19:47
    ~氷の城~


    エル「おぉ…いつみても美しい…」ウットリ

    エルサ「貴方も出来る?」

    エル「出来ないね。」

    エルサ「えー出来るはずよ。炎の橋を作ったもの。」

    エル「まぁそうだけど…必要あるか?」

    エルサ「それもそうね…」

    エル「あ、ティアラだ。」ヒロウ

    エルサ「まだあったんだ…」

    エル「」スッ

    エルサ「…きれい?」

    エル「あぁ…とっても綺麗だよ。」

    エルサ「フフ…ねぇ、エル。」

    エル「なんだい?」

    エルサ「私達がはじめて会った時のこと覚えてる?」

    エル「あぁ。親父が無理やりお見合いさせたんだよな…」

    エルサ「そのおかげで私達は出会った。」

    エル「運命的な出会いをね。」

    エルサ「エル…」ミツメル

    エル「エルサ…」ミツメル

    エルサ「」スッ

    エル「」スッ
  66. 67 : : 2014/07/28(月) 18:04:30
    チョットオスナヨ!ワタシモミサセテ!ボクガサキニミル!!


    エルサ「!?だれなの?」


    ギィ


    アナ「…こんにちは。」

    エルサ「アナ!?どうしてここがわかったの?」

    アナ「城中探してもいなかったから、外に行ったてみたらねぇさんとエルがドラゴンに乗ってノースマウンテンの方に向かっているのを目撃したからここにきたってわけ。よし!噛まずに言えた!」

    エルサ「お城は?大丈夫なの?」

    アナ「私の身代わりがいるから問題なし!」

    エル「身代わり?…あぁ、メルラのことか。」

    エルサ「何しに来たの?」

    アナ「う~ん…エル王子がエルサに暴力をふってないかな~と思って。」

    エル「なんだそれ。するわけないだろう。」ハァ

    クリストフ「俺はスヴェンに食べさせる人参のチョコレートを作ってくれるように頼みに来た。」

    ルーク「僕は面白そうだから二人の後をついてきた。」

    エルサ「…あなたたち…」ハァ

    アナ「でも二人が愛し合っているのは分かったから、安心した。」

    エル「当然だろ?俺達は恋人なんだから。」

    アナ「そうだったね。じゃぁお二人さん、デートを楽しんでね~」スタスタ

    エルサ「アナ。」

    アナ「なに?」

    エルサ「えぇと…その…一緒にいない?」

    アナ「え?どうして?」

    エルサ「…その方がより楽しいかな~って。いいでしょエル?」

    エル「別にかまわないよ。」

    アナ「私はいいよ。お二人で楽しんで。」クルッスタスタ

    エルサ「じゃぁ、アナ。雪だるま作るのはどう?」

    アナ「いいね!作ろう作ろう!」クルッ

    エルサ「いきましょう!」タタタ

    アナ「雪だるまつくーろう♪」ルンルン

    エル「…君のママって単純なんだね。」

    ルーク「そう。だからチェスの時も単純な戦術しか出来ない。」

    エル「なるほど。」

    クリストフ「あ、危うく忘れるところだった。ズヴェンに食べさせる人参のチョコレートを…」

    エル「分かってる。執事に伝えておくよ。」

    クリストフ「俺達も行こうか。」

    ルーク「僕、雪だるまつくるよりチェスやりたい。」

    エル「そういうこと言わずにさ、行こうよ。」

    ルーク「…仕方ないな。」ハァ

    エル「…君の息子、アナに似ているね。」 ボソッ

    クリストフ「だろ?性格までそっくりだから大変なんだよ。」ハァ

    エル「お疲れ様です。」
  67. 68 : : 2014/07/28(月) 21:15:52
    ~外~


    エルサ「見ててね…それ!」パッ



    キラキラ



    アナ「…わぁ…」




    アナ「えい!」ブンッ

    エルサ「やったな!」ブンッ

    アナ「きゃっ…冷たい!」

    エルサ「フフフ…」

    アナ「ねぇ、あれ見て。」

    エルサ「」チラッ

    クリストフ「うおおおおおお!!」ブンブンブンブン

    エル「甘い!」ボオオオオ

    クリストフ「あ、それなしだって言っただろ!マイナス一点!」

    エル「しまった!」

    クリストフ「フフフ…これで三勝だな。」

    エル「ここからが本番だ!」ブンッ

    ルーク「…二人とも熱くなりすぎ…」ハァ

    アナ「まるで子供ね。」クスクス

    エルサ「本当ね。」クスクス




    アナ「出来た!」

    エルサ「可愛らしいのが出来たわね。」

    アナ「今度は大きいの作ろうよ!」

    エルサ「いいわね!」

    アナ「よいしょ、よいしょ…」ゴロゴロ

    エルサ「頭出来たよ。」ポンッ

    アナ「待ってて…よいしょっと…よし、出来た…」ゼーゼー

    エルサ「お疲れ様。」

    アナ「ふー…」グッタリ

    エルサ「雪だるま作るの何年ぶりかしらね。」

    アナ「久しぶりにやったから結構疲れちゃった。」

    エルサ「…ごめんね。あなたのことを避けてきて…」

    アナ「ううんいいのよ。その力を知られたくなかったんでしょ。」

    エルサ「貴女には寂しい思いをさせたわ…」

    アナ「だから、今その分楽しもうよ!」

    エルサ「そうね!」

    アナ「クリストフ~!一緒に雪合戦しようよ!」ザッザッザッ

    クリストフ「いいよ!やろう!」ハァハァ

    エル「」ハァハァ

    アナ「いっくよー!それ!」ブンッ

    クリストフ「ぶっ」バシャ

    アナ「あ、ごめんなさい!わざとじゃないの!」

    クリストフ「このやろ!」ブンッ

    アナ「ぶっ」バシャ

    クリストフ「あ、ごめん!わざとじゃないから!」

    アナ「絶対わざとでしょ!このー!」ブンッ

    ルーク「…子供だな…」フン

    エル「お前だって子供だろ。一緒にやろうよ。」

    ルーク「えーでも僕はチェスのほうが…」

    エル「雪合戦をチェスに例えたらいいんじゃないか?エルサをキング、アナをクイーン、クリストフをナイト、俺がビジョッブ、君がルーク、雪玉をボーン…どうかな?」

    ルーク「なるほど!やってみるよ!」

    エル「よし、行くぞ!」

    ルーク「うん!」
  68. 69 : : 2014/07/28(月) 22:58:06
    アナ「それ!」ブンッ

    クリストフ「うお!そりゃ!」ブンッ

    エルサ「えい!」ブンッ

    エル「あぶな!この!」ブンッ

    ルーク「それ!それ!それ!」ブンッブンッブンッ

    アナ「きゃっ」バシャ

    クリストフ「ぐは!」バシャ

    エル「ぶっ」バシャ

    エルサ「きゃっ 」バシャ

    ルーク「ヘヘヘ…」

    アナ・クリストフ『この~!』タタタ

    エル「」クスクス

    エルサ「」クスクス





    ルーク「それ!」ブンッ

    クリストフ「ぐお!」バシャ

    アナ「…ふー…」グッタリ

    エルサ「疲れたね…」

    エル「あぁ…そうだな…」

    アナ「やっぱり体動かすのって気持ちいいね!」

    エル「そうだな。」

    エルサ「…アナの息子さん、元気ね。」

    アナ「元気過ぎて困るけどね。」

    エルサ「ねぇ、エル。」

    エル「なんだいエルサ。」

    エルサ「…ううん…なんでもない…」

    エル「…そうか…」

    アナ「…」
  69. 70 : : 2014/07/28(月) 23:05:41
    エルサ「そろそろ…帰ろうか。」

    エル「メルラに迷惑だしな…」

    エルサ「みんな~帰るよ!」

    アナ「はいはーい!」

    ジェーン「でも、どうやって帰るの?」

    エル「ドラゴンがいるから、それで帰る。」

    アナ「私ドラゴンに乗りたい!」

    エル「いいよ。ルークは?」

    ルーク「僕も乗る!」

    クリストフ「俺も…」

    アナ「あなたは走って帰って。」

    クリストフ「何でだよ!」

    アナ「だって…定員オーバーだし…ねぇ?」

    エル「悪いけど…乗らないでくれ。」

    クリストフ「おいおい、ひど過ぎないか?」

    ルーク「スヴェンを呼べばいいじゃないか。」

    クリストフ「あ、そうだな。おーい、スヴェン~!」テヲフル
  70. 71 : : 2014/07/29(火) 11:47:03
    エル「本当に来るのか?」


    パカラパカラパカラパカラパカラパカラパカラパカラパカラ


    エル「ん?」

    スヴェン「」パカラパカラパカラパカラパカラパカラ

    クリストフ「おぉ!スヴェン!来てくれたか!」ナデナデ

    スヴェン「♪」ブルブル

    エル「君のトナカイ、耳いいね。」

    クリストフ「じゃぁ先に行っているぞ。」ヒョイ

    クリストフ「走れ!スヴェン!」

    スヴェン「」パカラパカラパカラパカラパカラパカラ

    エル「俺達も行きますか。」スタスタ

    アナ「!!凄い!本物だ!」タタタ

    炎のドラゴン「グルルル…」

    エル「敵じゃないよ。俺の仲間だ。」

    アナ「こんにちは、ドラゴンさん。」

    炎のドラゴン「キューイ」

    アナ「可愛い!」

    エル「触るとやけどするから気を付けろよ。」ヒョイ

    ルーク「…すごい…」ヒョイ

    エルサ「アナ、行くよ。」ヒョイ

    アナ「はーい!よいしょ!」ヒョイ

    エル「行け!ドラゴン!」

    炎のドラゴン「ギャオオオオオオ!!」バサバサバサビューン



    クリストフ「やぁ!はぁ!」パシッ

    スヴェン「」パカラパカラパカラパカラパカラパカラパカラ




    ビュン!!




    クリストフ「うわ!!なんだ!」

    炎のドラゴン「ギャオオオオオオ!!」ビューン

    クリストフ「あれがドラゴンか…でかいな…」





    アナ「ヤッホー!気持ちいいね!」

    エル「どんどん飛ばすぞ!」

    ルーク「景色が最高だね!」

    エルサ「…ん?何かしらあれ…」

    エル「どうしたんだ?」

    エルサ「海のほう。船がアレンデールのほうに…」

    アナ「貿易船でしょ?気にすることないよ。」

    エルサ「…でも、今日貿易する日だったっけ?」

    エル「そうなんじゃないのか?」

    エルサ「何か嫌な予感がする…」

    アナ「気のせいよ。もうすぐ着くよ!」

    エルサ「…そうよね…」





  71. 72 : : 2014/07/29(火) 12:46:41
    ~城・部屋~


    メルラ「…」ムッスー


    ガチャ


    オラフ「やぁこんにちは!…ってなんだ君か。」ハァ

    メルラ「うるさいわね。今イライラしているからあっちいって。」ムス

    オラフ「みんなは?どこ行ったの?」

    メルラ「さぁね。みんな揃って出掛けたんじゃない?私達を置いて…ちぇ!」

    オラフ「その大量の紙は?」

    メルラ「書類。ほとんどが兵士の愚痴だけどね…」

    オラフ「何で君がやっているの?」

    メルラ「私がアナだと思ってエルサの代わりに仕事任せたんじゃないの?ハァ…」

    オラフ「へー大変だね。」

    メルラ「他人事言ってないで、あんたも手伝いなさいよ。」

    オラフ「それが人に頼む態度?」

    メルラ「く…やってくださいお願いします…お、オラフ…さん…」イライラ

    オラフ「よし、手伝うぞ!」ヒョイ

    メルラ「…溶けてくれないかぁ…」ボソッ
  72. 73 : : 2014/07/29(火) 13:37:02
    バサバサバサバサバサバサ


    メルラ「ん?何の音?」

    オラフ「あ!帰ってきたんじゃない?」

    メルラ「行ってみよう!」ガタッ

    オラフ「やっふー!」タタタ





    ~庭~

    バサバサバサバサバサバサ


    炎のドラゴン「」ズドン

    アナ「とうちゃーく!」ストッ

    ルーク「すんごい楽しかった!」ストッ

    エルサ「…」ストッ

    エル「ありがとう。もういいよ。」

    炎のドラゴン「キューイ」バサバサバサビューン

    アナ「バイバーイ!」テヲフル

    メルラ「ちょっと!」

    エル「あ、メルラ。ごめんな、大変だっただろ。」

    メルラ「大変どころじゃないわよ!やまずみの仕事をするはめになったんだから!」プンプン

    エルサ「ごめんなさい。後でチョコレートあげるから許して。」

    メルラ「…女王に言われたら…仕方ないわね。」

    オラフ「みんな!お帰り!」

    アナ「オラフ、ごめんね。置いてったりして。」

    オラフ「ううん、気にしてないよ。あれ?クリストフは?」

    アナ「クリストフは…スヴェンに乗って走ってる。」

    オラフ「そうなんだ。」

    エルサ「…」

    エル「…」

    執事D「エルサ女王!ここにいましたか!」

    エルサ「ごめんなさい。ちょっと出掛けてて…」

    執事D「ご無事でなりよりですよ。てっきり誘拐されたかと…」

    エル「心配かけてすまなかった。それより今日は貿易はあるのか?」

    執事D「いいえ、そんな予定はないですか…それがなにか?」

    エルサ「え?じゃぁあの船は…」

    エル「兵士に伝えろ!船を見つけたら、警戒しろと。」

    執事D「え?どうしてです?」

    エル「貿易の日でもないのに船がこっちに向かっている!おかしいとは思わないか?」

    執事D「…!!すぐに伝えます!」タタタ

    オラフ「え?なに?どういうこと?」

    メルラ「厄介なことが起きたっていうことよ…」

    アナ「どうするの?」

    エルサ「私とエルが港に向かう。アナとルークは安全なところに避難して、オラフとメルラは二人をサポートして。」

    メルラ「了解!任せて!」ビシッ

    オラフ「全力で守るよ!」ビシッ

    アナ「私もいく!」

    エルサ「アナ!これは下手したら死人がでるかもしれないのよ。」

    アナ「でも…」

    エルサ「大丈夫。私は必ず生きて帰ってくるから…」

    アナ「エルサねぇさん…」ギュ

    エルサ「アナ…」ギュー

    アナ「絶対に生きて帰ってきて…」ギュー

    エルサ「分かってる。エル、いきましょう。」

    エル「本当にいいのか?」

    エルサ「えぇ、もう決めたから。」スタスタ

    エル「そうか…」スタスタ

    アナ「…」
  73. 74 : : 2014/07/29(火) 21:40:06
    ~船~


    盗賊A「もうすぐアレンデールです!」

    ハンス「いよいよか…」ソワソワ

    ザキューラ「…ん?」

    ハンス「どうかしたんですか?」

    ザキューラ「おい、望遠鏡を貸せ。」

    盗賊E「どうぞ。」スッ

    ザキューラ「…」ノゾク

    ハンス「なにかあったんですか?」

    ザキューラ「…港に兵士がいる。」

    ハンス「え!?」

    ザキューラ「心配するな。おい、『あれ』を出す用意をしろ。」

    盗賊F・G「イエッサー!」ビシッ

    ハンス「『あれ』とは?」

    ザキューラ「俺が作った最高兵器だよ。」

    ハンス「兵器…」

    ザキューラ「地獄の狩りのはじまりだ。ククク…」
  74. 75 : : 2014/07/29(火) 22:18:29
    ~港~


    兵士F「いいか!万が一相手が攻撃を仕掛けてきたら、戦闘にはいれ!」

    兵士(少数)『は!!』ビシッ

    兵士G「こんな少ない人数で勝てるのか?」

    兵士H「仕方ないよ、他の兵士は重症な火傷で休んでいるんだからな。」

    兵士G「はぁ…」

    兵士F「!!来たぞ!」

    兵士一同『』ゴクリ




    ザアアアアアコトッ



    ザキューラ「やぁ、どうかしたんですか?」カッカッカッ

    兵士F「陛下の命令でな。貿易の日でもないのに、船が来るのはおかしいから、見にこいとのことだ。」

    ザキューラ「なるほど…陛下も慎重ですね。」

    兵士F「率直に訪う!お前らは何しに来たんだ!」

    ザキューラ「今日パティーだと聞いてね。ここに来たんだよ。」

    兵士F「今日はない。しらを切るつもりか!」

    ザキューラ「…」

    兵士F「何も言わないなら、大人しくここから立ち去れ!」

    ザキューラ「…」スッ

    兵士F「それは何のつもりだ!」

    兵士G「ぐわ!」ドサッ

    兵士H「うご!」ドサッ

    兵士F「!!なんだ!」



    ドガッ


    兵士F「…が…」ドサッ

    兵士A「…」フーフー

    ザキューラ「ありがとう。金は後で渡す。」

    ハンス「彼は?」

    ザキューラ「彼は私が雇っているスパイだよ。」

    ハンス「スパイ…」

    スパイ「ボス。厄介なことがおきました。」

    ザキューラ「なんだ?」

    スパイ「アルビオン王国のエル王子が生きていたんです。」

    ザキューラ「なに…」

    ハンス「エル王子とは?」

    ザキューラ「エルサ女王と同じ魔法を持っている男だよ。」

    ハンス「エルサと!?大丈夫なんですか?」

    ザキューラ「なぁに、俺がいれば何の問題もない。」

    ハンス「かなりの自信ですね。」

    ザキューラ「これがあるかぎり…俺が負けるはずがない。」ジャラ

    盗賊G「ボス!準備完了です!」

    ザキューラ「…では…」スッ


    ウィーンズシンズシンズシンズシンズシンズシン


    ハンス「!!」

    (機械兵器)ズシンズシン

    ハンス「!!わ!」ビクッ

    ザキューラ「驚いただろ?『Oz(オズ)』っていう名だ。全部で100体いる。」ポン

    ハンス「こ、これをどうやって…」

    ザキューラ「まぁ、俺だけしか作れないだろ。」

    ハンス「き、君は一体何者なんだ?」

    ザキューラ「ただの『依頼屋』さ。行け!オズ!」スッ

    オズ×100「」ズシンズシンズシンズシン
  75. 76 : : 2014/07/30(水) 14:04:00
    クリストフ「急げ!」パシッ

    スヴェン「」パカラパカラパカラパカラパカラ


    キャー!!ニゲロオオ!!


    クリストフ「ん?なんだ?止まれスヴェン!」パシッ

    スヴェン「」ピタッ



    国民F「逃げろおお!海賊だああ!!」タッ

    国民G「殺されるよ!」タッ

    オズ×100「」ズシンズシン

    盗賊一同『』ザッザッザッ

    ザキューラ「いいか!無駄な殺生は避けるんだ!ただし、邪魔者は容赦なく殺せ!アナ王女とエルサ女王を見つけたものはすぐに俺に伝えろ!」

    ハンス「ザキューラさん。」

    ザキューラ「なんだね?」

    ハンス「アナ王女は私がやってもいいですか?」

    ザキューラ「…別に構わないが…」

    ハンス「ありがとうございます。」スタスタ

    ザキューラ「…面白いやつだな…」スタスタ




    クリストフ「まずい!急いで知らせないと!」パシッ

    スヴェン「」パカラパカラパカラパカラパカラパカラパラ

    クリストフ「!!エルサとエルだ!おーい!エルサ~!エル~!」

    エルサ「!!クリストフだ!クリストフ~!」

    クリストフ「海賊がエルサとアナを探している。見つかったら殺すつもりだ!」

    エル「何人いる?」

    クリストフ「…たくさんいる。」

    エル「最悪だ…兵士は?」

    クリストフ「全滅だよ。」

    エル「あぁ…俺のせいだ…あの時暴れなければ…」

    エルサ「もう終わったことなんだし、今さら悔やんでも遅いわよ。」

    エル「だよな…俺がいく。」

    クリストフ「いくって、海賊のところにか?無理だ!相手が多すぎる!」

    エル「それでもやるしかないだろ!」

    エルサ「私達なら大丈夫。氷と炎の魔法を持っているんだから。」

    クリストフ「…死ぬなよ。」

    エル「当たり前だよ。いくぞ!」タッ

    エルサ「」タッ

    スヴェン「…」ブルブル

    クリストフ「心配ないよ、あいつらはそう簡単には死なない。」

    スヴェン「…」コクッ

    クリストフ「…」

  76. 77 : : 2014/07/30(水) 19:26:30
    盗賊一同『』ザッザッザッ

    ザキューラ「」スタスタ

    ハンス「」スタスタ

    盗賊G「!!エルサとエル発見!」

    ザキューラ「よし…オズ達よ!かかれ!」

    オズ×100「」ズシンズシンズシン



    エルサ「!!なにあれ…」

    エル「多分兵器だろ。結構多いな…」

    エルサ「あなたはどこから行く?」

    エル「右側全部。」

    エルサ「じゃぁ私は左側全部。」

    エル「君ってそんなに好戦的だったっけ?」

    エルサ「守りたいものがあれば嫌でも戦わなければいけないものよ。」

    エル「あぁそうだな…変なことを言ってすまなかった。では…始めますか…」タッ
  77. 78 : : 2014/07/30(水) 20:15:17
    オズA「」ドゴォ

    エルサ「」スッ

    エルサ「ふん!」バッ



    ゴオオオオオオオ



    オズA「」ズシンズシン

    エルサ「!!効かない…」

    オズB「」ドゴォドゴォ

    エル「ほっよっ」スッスッ

    エル「はぁ!」バッ


    ボオオオオオオ


    オズB「」ズシンズシン

    エル「!!なんだと…」




    ザキューラ「オズ達が奴らを引き付けているうちにお前は城に向かえ。」

    ハンス「分かった。」タタタ

    盗賊A「我々は?」

    ザキューラ「…ハンスに続け。他のものにもそう伝えろ。」

    盗賊A「は!」タタタ

    ザキューラ「さて、いつやつらが力尽きるか見ようじゃないか。」
  78. 79 : : 2014/07/30(水) 20:27:17
    エルサ「はぁ!やぁ!」ゴオオオオ

    オズA「」ドゴォドゴォ

    エルサ「」スッスッ

    オズB「」ドゴォドゴォドゴォドゴォ

    エル「うお!!」スッスッ

    エルサ「…ねぇ、まずくない?」

    エル「かなりな…」

    エルサ「どうして効かないの?」

    エル「仮定だが、外が鉄で出来ているんだよ。だからどんなに炎や吹雪を出しても効かない…」

    エルサ「中を攻撃すれば倒せるってことね。でもどうやって?」

    エル「…これは賭けだが…弱点は頭だと思う。そこさえ狙えば…」

    エルサ「やってみる!」スッ



    (氷の塊)パキパキ



    エルサ「えい!」ブンッ

    オズA「」ドガァ

    オズA「」 ズドン

    エルサ「やった!」

    エル「よし!この調子でいくぞ!」タッ
  79. 80 : : 2014/07/30(水) 21:02:37
    エルサ「はぁ!」ブンッ

    オズC「」ドガァ

    オズC「」ズドン

    エル「くらえ!炎連続弾!!」ボッボッボッ

    オズB「」ドガァ

    オズD「」ドガァ

    オズE「」ドガァ

    オズF「」ドガァ

    オズG「」ドガァ

    オズ×5「」ズドン

    エル「よし!」タタタ






    ~城・倉庫~

    アナ「」ソワソワ

    ルーク「大丈夫ママ?」

    アナ「うん…」ソワソワ

    メルラ「そわそわし過ぎ。大丈夫よ。あの二人は絶対に無事だから。」

    アナ「でも、万が一あの二人に何かあったら…」

    メルラ「エルとエルサが弱いとでも言いたいの?」

    アナ「!!いいえ。」ブンブン

    メルラ「なら大人しくここで待っていることね。」

    アナ「…」


    ガチャ


    アナ「!!」ビクッ

    クリストフ「俺だよ。」

    アナ「クリストフ!」ギュ

    メルラ「よく分かったわね。」

    クリストフ「執事に聞いてね。」

    アナ「エルサは?無事なの?」

    クリストフ「わからない。でも相手はかなり強いみたいだ。」

    アナ「大丈夫かな…」

    メルラ「だから大丈夫だって言っているでしょ!何度も言わせないでよ!」

    ルーク「ここで大声出さないでよ。敵に聞かれたら元も子もないよ。あ、チェックメイト。」コトッ

    オラフ「また負けた…」シュン

    メルラ「こんな状況でよく呑気にチェスなんか出来るわね。」

    ルーク「だって今ここでギャーギャー騒いでも意味ないでしょ。」

    メルラ「確かにそうね。」

    ルーク「何事も気楽にいけば、光が見えてくるよ。」

    アナ「気楽にか…」

    ルーク「こういう時は深呼吸とかするのが一番。」

    アナ「やってみる。」スーハースーハー

    ルーク「どう?」

    アナ「ほんとだ…落ち着いた。」

    ルーク「でしょ!」

    メルラ「あの子いくつ?」ボソッ

    クリストフ「5才だよ。」ボソッ

    メルラ「5才にしてはずいぶん大人みたいなことを言うのね。」ボソッ

    クリストフ「それ嫌み?」ボソッ

    メルラ「誉めているのよ。」ボソッ
  80. 81 : : 2014/07/30(水) 21:13:36
    コンコン


    クリストフ「ん?はーい。」ガチャ


    ドゴッ


    クリストフ「う…」ドサッ

    アナ「!!クリストフ!」

    盗賊C「ちょっと失礼しますぜ。」ドガドガ

    オラフ「ど、どうしてここが分かったの?」

    盗賊D「声が聞こえたから。」

    ルーク「…」チラッ

    メルラ「な、なによ…」アセアセ

    オラフ「とう!」ドン

    盗賊F「!?なんだこいつ!離せおい!」ブンブン

    オラフ「逃げてアナ!」ガシッ

    アナ「」タッ

    盗賊G「させるかよ!」ジャキッ

    メルラ「せい!は!よ!」ドガドガドガ

    盗賊G「ぐほ!」ドサッ

    盗賊H「ぐは!」ドサッ

    盗賊I「うわ!」ドサッ

    盗賊J「てめぇ…」ジャキッ

    メルラ「賊は私たちが引き受けるから、あなたはルークと一緒に逃げて!」

    アナ「でも…」

    ルーク「ママ。ここはメルラのいうことをきこう!」

    アナ「…分かった。」コクッ

    メルラ「早く!」ドガバキッ

    アナ「やられないでよ!」タッ

    ルーク「」タッ
  81. 82 : : 2014/07/31(木) 11:15:19
    ドン


    アナ「きゃ!」ドテ

    ???「失礼。おケガはありませんでしたか?」

    アナ「ううん、平気よ…!!」

    ハンス「それはよかったです。アナ王女。」ニタァ

    アナ「は、ハンス!どうしてここに…」

    ルーク「知り合い?」

    アナ「えぇ…」

    ハンス「何年ぶりでしょうかね。貴女に会うのは…」

    アナ「何しに来たの!」

    ハンス「それはもちろん…」ジャキッ

    アナ「!!」

    ハンス「お前を殺すためだよ!」ブンッ

    アナ「キャアアアアアアアアアア!!」

    メルラ「!!アナ!」タッ

    ハンス「ククク…惨めな顔をして…安心して…死ぬ場所は他のところだから…」スタスタ

    アナ「こ、来ないで!」アトズサル

    メルラ「てりやあああああああああ!!」ブンッ

    ハンス「!!」ガシッブンッ

    メルラ「わ!」ドテ

    ハンス「!?アナが二人?」

    アナ・メルラ『どっちが本物でしょーか?』

    ハンス「な…くそ…」

    アナ「行くよ!」タッ

    メルラ「せーの!」タッ

    ハンス「!!」

    アナ・メルラ『ダブルパーンチ!!』ブンッ



    ボンッ



    アナ「」ドサッ

    メルラ「」ドサッ

    ルーク「」ドサッ

    オラフ「」ドサッ

    ハンス「…万が一の時のためにこれを持ってきて正解だったよ。」スッ



    『ザキューラ特製・睡眠ボム』



    ハンス「我々は睡眠ボムに馴れる薬をあらかじめ飲んでおいたんでね…ククク…」

    盗賊H「ハンス様、どっちがアナ王女なんですか?」

    ハンス「めんどくさいから、ふたりまとめて捕らえろ。」

    盗賊H「イェッサー!」ビシッ

    ハンス「ククク…」ニタァ
  82. 83 : : 2014/07/31(木) 21:37:27
    エルサ「えい!」スッ

    オズZ「」ドガァ

    オズZ「」ズドン

    エルサ「…これで全部…」フゥ



    エルサ-!!



    エルサ「!!エル!」

    エル「終わったみたいだな…」

    エルサ「後は…」チラッ

    ザキューラ「…」

    エル「あいつだけだな…」ザッ

    ザキューラ「素晴らしい魔法の力ですな。」パチパチ

    エル「海賊のボスはお前か?」

    ザキューラ「私は海賊ではない。依頼屋だよ。」

    エルサ「依頼屋?誰に依頼されたの?」

    ザキューラ「サザンアイルズ王国のハンス元王子。」

    エルサ「ハンス?あの…」

    エル「知り合いか?」

    エルサ「えぇ…」

    ザキューラ「彼は貴女達にかなり恨みを持っておられるようでしてね。アナ王女とエルサ女王を殺すように頼まれたんですよ。」

    エルサ「な…自分のせいなのに…」

    ザキューラ「しかし、エル王子が生きていたのは驚きですな。」

    エル「なんのことだ?」

    ザキューラ「9年前、貴方とお父様を乗せた船が悪天候により沈没しましたよね?そしてお父様が亡くなられた…」

    エル「!!…なぜそれを知っている?」

    ザキューラ「あれ…私がやったんですよ。」

    エル「は?」

    ザキューラ「私が悪天候にさせたんです。」

    エル「ちょっと待て。言っている意味が全くわからない。」

    ザキューラ「…ならこれを見てください。」スッ



    (オズ×100の瓦礫)ガラガラガラガラ



    エルサ「!?」

    エル「な…」

    ザキューラ「」スッ



    フッ



    エルサ「消えた!?」

    ザキューラ「いかがですか?」

    エル「一体何をした?」

    ザキューラ「このペンダントですよ。」ジャラ

    エルサ「それは?」

    ザキューラ「『百年ペンダント』と言いましてね…全てのものを操ることが出来るんですよ。」

    エル「全てのものを…操る?」

    ザキューラ「あの時私はある人にアルビオン王国の国王とその王子を殺してほしいと依頼されてね…前と同じように天候を操ってみたのです。そしたら見事に成功した。そして…貴方のお父様は死んだ。」

    エル「…お前が…親父を…」ゴゴゴゴ

    エルサ「待って。『前と同じように』って言ったわよね?誰の船を沈没させたの?」

    ザキューラ「それは貴女のご両親を乗せた船ですよ。」

    エルサ「!?」

    ザキューラ「その時は半分実験のつもりでやってね…うまくいったからホッとしたよ。」

    エル「半分実験のつもりでやった?ふざけんな!人の命をなんだと思っている!」

    ザキューラ「『実験台』ですね。」

    エル「…狂ってやがる…」
  83. 84 : : 2014/08/01(金) 08:19:23
    ザキューラ「では、はじめましょうか。」

    エルサ「貴方が…私の…パパとママを…」ゴゴゴ

    エル「エルサ…」

    エルサ「絶対に許さない!」バッ

    ザキューラ「」スッ

    エルサ「う…動けない…」ピタッ

    ザキューラ「もどかしいだろ?」スタスタ

    エル「待て!」バッ

    ザキューラ「」スッ

    エル「!!くそ…」ピタッ

    ザキューラ「ククク…無様だな…」スタスタ

    エルサ「うぅ…」

    ザキューラ「俺は何でも操れる…ということは…人の死も簡単に操れることができるってわけだ。」

    エルサ「!!」ゾクッ

    エル「!!まさか!やめろ!」

    エルサ「い、嫌…」ビクビク

    ザキューラ「いいねぇその怯えた顔…最高だよ…」

    エル「やめてくれ!殺るなら俺をやれ!」

    ザキューラ「それは無理な話だな…」

    エルサ「…エル…助けて…」ポロポロ

    エル「今助けにいく!くぅ…」ギシギシ

    ザキューラ「無駄だよ。君の体は私が操っている。どうあがこうとそこから動けまい。」

    エルサ「…エル…最後に…貴方に伝えたいことが…あるの…」

    エル「駄目だ!諦めるな!」

    エルサ「…私に…人を愛することを教えてくれて…ありがとう…」ポロポロ

    エル「…エルサ…」

    エルサ「こんな私を…愛してくれて…ありがとう…」ポロポロ

    エル「…やめろ…」

    エルサ「貴方に…出会えて…本当によかった…」ポロポロ

    エル「…やめてくれ…」

    エルサ「貴方と過ごした時間…楽しかったよ…」ポロポロ

    エル「…」

    エルサ「…アナのこと…お願いね…あの子…子供みたいなところもあるけど…みんなを元気にしてくれる太陽のような子なのよ…」ポロポロ

    エル「…」

    エルサ「…だから…アナを…しっかり守ってね…」ポロポロ

    エル「わかった!わかったから…もう…そんな悲しいこと言わないでくれ…」

    エルサ「ねぇ、エル…もし生まれ変わったら…もう一度貴方に会いたいな…そしたら…結婚…しよう…」ニコッ

    エル「…エルサ…あぁ、もちろんだ!」

    エルサ「…嬉しい…ありがとう…」ポロポロ

    ザキューラ「…さようなら…雪の女王。」スッ

    エルサ「!!うっ………くっ……」ドサッ

    エル「エルサ……エルサああああああああああ!!」

    ザキューラ「ククク…ハハハ…アーハハハハハ!!」
  84. 85 : : 2014/08/01(金) 12:56:03
    ハンス「終わりました?」スタスタ

    ザキューラ「あぁ…成功だよ。」

    ハンス「アナとその似ている人を捕らえました。船に乗せる予定です。」

    ザキューラ「そうか。じゃぁ行こうか。」

    ハンス「彼は?殺らないんですか?」

    ザキューラ「心配ない。奴の方から私達のところに来ることになるからね…」

    ハンス「なるほど…」

    ザキューラ「いくぞ、鏡。」スタスタ

    ハンス「…それ僕のあだ名?」スタスタ
  85. 86 : : 2014/08/01(金) 16:57:04
    エル「!!動ける!」タッ

    エル「エルサ!」

    エルサ「」

    エル「エルサ…?」

    エル「おい嘘だろ?まさか…そんな…」

    エル「なぁ、目を開けてくれよ…」

    エル「何で…冷たくなっているんだよ…」ポロポロ

    エル「…なんで…どうして…」ポロポロ

    エル「エルサ…頼むから…目を…開けてくれ…」ポロポロ



    エルー!!



    エル「…」

    ルーク「エル!やっつけたの?」

    エル「…」

    クリストフ「それよりもアナがさらわれた。多分奴等がさらっていったに違いない。」

    エル「…」

    クリストフ「どうした?腹でも痛いのか?」

    オラフ「バカだね君。」ペチッ

    クリストフ「いたっ…何すんだよ。」スリスリ

    オラフ「空気を読め。空気を。」

    クリストフ「空気を読めっていったって…ん?なんでエルサが倒れているんだ?」

    エル「…死んだ。」ボソッ

    クリストフ「へ?」

    エル「エルサは死んだんだよ!あいつらに!」

    クリストフ「…ええええええええええ!?」

    オラフ「反応遅いよ。」

    ルーク「え?え?死んだ?嘘でしょ?」

    エル「…本当だよ…」

    クリストフ「そんな…」

    エル「おーい、ドラゴン~!!」テヲフル



    バサバサバサバサ



    炎のドラゴン「」ズドン

    エル「よっ」ヒョイ

    クリストフ「おい。どこに行くんだ?」

    エル「アナを取り戻しに行ってくる。」

    クリストフ「無理だ!魔法を持っているエルサさえやられたんだぞ。君一人で勝てるわけが…」

    エル「お前の大切な人が拐われているんだぞ。エルサは俺に言った。アナを頼んだぞと。だからいく。お前みたいな腰抜けが助けに行ったとしても足手まといになる。ここで指を加えて見ているがいい。だが間違いなく彼女は…」

    クリストフ「分かったよ!俺もいく。男として命に代えてもアナを助ける。」

    ルーク「僕もいく!やれるかどうかは分からないけど、相手をチェスの駒に例えたらいける!」

    オラフ「僕も!……サポートとしてね。」

    エル「…分かった。そこまで言うなら連れていってやる。乗れ。」

    クリストフ「ほっ」ヒョイ

    ルーク「頑張るぞ!」ヒョイ

    オラフ「うんしょっと!」ヒョイ

    エル「スヴェン、エルサを見ててくれ。」

    スヴェン「」コクッ

    エル「行け!ドラゴン!」

    炎のドラゴン「ギャオオオオオオオ!!」バサバサビューン
  86. 87 : : 2014/08/01(金) 18:05:23
    ~船~


    アナ「…ん?」パチリ

    ハンス「起きたか。」

    アナ「ハンス!ここはどこなの?」

    ハンス「船の牢だよ。」

    アナ「今すぐアレンデールに返して!」

    ハンス「嫌だね。」

    アナ「な…この自分勝手!最低男!」

    ハンス「最高の誉め言葉だな。」

    アナ「私達をどうするつもり?」

    ハンス「海のもずくになってもらう。切り刻むのはさすがの僕でも良心が痛む。」

    アナ「良心なんてないでしょ。」

    ハンス「ククク…まぁそうだけどね。」



    ガチャ



    ザキューラ「こんにちは、アナ王女。」

    ハンス「依頼屋のザキューラさんだ。」

    ザキューラ「君にいいお知らせがある。」

    アナ「出してくれるの!」

    ザキューラ「いいや違う。君のおねぇさんが死んだんだよ。」

    アナ「エルサが?そんなわけないでしょ!」

    ザキューラ「本当だよ……信じて。」スッ

    アナ「…そんな…エルサ…」ポロポロ

    ザキューラ「あと10分ではじめる。それまでに今までの楽しいことでも振り替えるんだな。」ガチャバタン

    ハンス「…そういうことだ。来世では楽しく生きろよ。ばーい。」ガチャバタン
  87. 88 : : 2014/08/01(金) 18:37:35
    アナ「そんな…エルサ…エルサぁ…」ポロポロ

    メルラ「…ん?」パチリ

    アナ「うぅ…」シクシク

    メルラ「アナ?…なんで泣いてるの?」

    アナ「エルサが…死んだのよ。」シクシク

    メルラ「エルサが?死んだ?」

    アナ「うん…」ズッ

    メルラ「………ええええ!?」

    アナ「もう私どうしたらいいのか…」シクシク

    メルラ「いつまでも泣かないでよ。それよりもこのロープをはずさないと…」ギュー

    アナ「もういっそ、死んだほうが楽かもしれない…」

    メルラ「バカね!そんなことしてエルサが喜ぶと思う?」

    アナ「…」

    メルラ「今はエルサの分まで精一杯生きることだけを考えなさい………なかなか外れないわね…」ギシギシ

    アナ「…そうね……ありがとう。ねぇさんの分まで生きないとね…」

    メルラ「あ、そうだ!」

    アナ「何か思い付いたの?」

    メルラ「私、元々火の玉だった!」

    アナ「!!そうか!呪文で元に戻して、私のロープを燃やせば…」

    メルラ「やってみよう!…えーと…メーラ・モード!」



    ボンッ



    メルラ(火の玉)「やったー!!自由だ!」ビュンビュン

    アナ「メルラ!私のロープを!はやく!」ギシギシ

    メルラ(火の玉)「はいはーい!」ジュ

    アナ「…よし動ける。」ガタッ

    メルラ(火の玉)「さて…ここから出るよ。」

    アナ「うん!」
  88. 89 : : 2014/08/01(金) 20:55:17
    炎のドラゴン「」バサバサバサバサバサバサ

    エル「見つけたぞ!」

    クリストフ「」ゴクリ

    エル「お前ら覚悟は出来ているよな?」

    ルーク「もちろん!」グッ

    オラフ「ばっちりだよ!」グッ

    エル「…よし…」バッ






    盗賊H「…あー暇だな…」ポケー

    盗賊C「ぼさっとしてないで働けよ。」

    盗賊H「なぁ、王女様っていくらで売れるかな?」

    盗賊C「それりゃ……大金ぐらいになるんじゃないか。」

    盗賊H「そうか…売り飛ばそうかな…」

    盗賊C「よせって。ボスに殺されるぞ。」



    『そうだぞ。やめた方がいい。』



    盗賊H「!!誰だ!」キョロキョロ


    ドガッドガッ


    盗賊H「」ドサッ

    盗賊C「」ドサッ

    エル「」スタッ

    クリストフ「」スタッ

    ルーク「へへ…」スタッ

    オラフ「うわ!」ドッスーン

    エル「俺は盗賊を引き付けておく。お前たちはアナとメルラを探してくれ。」

    クリストフ「了解。」スタスタ

    ルーク「頑張ってね。」スタスタ

    オラフ「待ってー!僕のおしり~!」

    エル「バカ!大きい声を出すな!」ガシッ


    ダレダ!シンリュウシャカ?


    エル「チッ…はやく行け!」ポフッ

    オラフ「おしり捕まえてくれてありがとう!」タタタ

    盗賊A「おう、おめぇか…炎を操るガキは。」

    盗賊一同『』ゾロゾロ

    エル「…」ボオオ
  89. 90 : : 2014/08/01(金) 22:00:54
    ~船内~


    クリストフ「」ソロソロ

    ルーク「」ソロソロ

    オラフ「フフフンフーン♪」ルンルン

    クリストフ「」ソロソロ

    ルーク「」ソロソロ

    オラフ「ステップ♪ステップ♪」ピョンピョン

    クリストフ・ルーク『うるさい!』

    オラフ「お、牢屋みたいなのがあるよ。」

    クリストフ「なに!アナ~!いるか~?」

    アナ「!!クリストフだ!クリストフ~!」

    クリストフ「アナ!無事か!」

    アナ「助けに来てくれたのね…嬉しい。」

    クリストフ「当然だろ。大切な人なんだからな…」

    アナ「クリストフ…」ウットリ

    ルーク「よく言うよ。一番行くのを嫌がっていたくせに。」

    クリストフ「な!!ち、違うぞ!」アセアセ

    アナ「…」シラー

    メルラ(火の玉)「」クスクス

    オラフ「早くアナをだそうよ。」

    クリストフ「あ、そ、そうだな…えーと開ける鍵は…」キョロキョロ

    オラフ「これじゃない?」ユビサス

    クリストフ「これか…ってなんだこれ!わけがわからない!」

    ルーク「待って。これチェスのボートだよ。え~とクィーンはここで、ルークはここか…とすると…こうで、こうやれば…よし、チェックメイトだ!開けていいよ!」カチッ

    アナ「開いた!」ギィ

    メルラ(火の玉)「アテーナ・メイト!!」


    ボンッ


    メルラ(人間)「さぁ、ハンスを探してぶっ潰しに行こう!」スタスタ

    ルーク「うん!」スタスタ

    アナ「…」ジー

    クリストフ「あの…さっき言っていたのは嘘で…」

    アナ「行きましょオラフ。」スタスタ

    オラフ「あ~あ…怒らせちゃったね…」スタスタ

    クリストフ「…ハァ…」スタスタ
  90. 91 : : 2014/08/02(土) 11:51:53
    盗賊A「かかれ!」

    盗賊一同『うおおおおおおお!!』ドドド

    エル「はぁ!とぉ!」ボオオオオオオ

    盗賊C「ぐわああああああ!」ドッポーン

    盗賊D「わっ!」ドッポーン

    盗賊E「おら!」ブンッ

    エル「」パシッボオオオ

    盗賊E「あちぃ!水!水!」ドッポーン

    エル「はぁ!」スッ


    (火柱)×2ドオオオオオ


    盗賊×10『うわああああ!!』ドッポーン

    盗賊P「…このやろ!」タタタ

    エル「は!」ボオオオ

    盗賊P「あつい!うお!?」ドッポーン

    盗賊A「な…」アゼン

    エル「」スタスタ

    盗賊A「くそ…」ジャキッ

    エル「」カマエル

    盗賊A「おおおおおおおおお!!」タタタ

    エル「はぁ!!」ボオオオ

    盗賊A「あちいい!!」ドッポーン

    エル「…ふぅ…」
  91. 92 : : 2014/08/02(土) 12:44:46
    アナ「ハンスはどこにいるのかな?」スタスタ

    メルラ「それが分かったら苦労しないわよ。」スタスタ

    クリストフ「おい、足を踏むな。」スタスタ

    オラフ「あ、ごめん!」トコトコ

    ???「何でこんなところにいるんだ?」

    アナ「!!ハンス!」

    ハンス「アナ…脱走したのか…まぁいい。悪いがここで死んでもらう。」ジャキ

    クリストフ「!!うおおおお!!」ブンッ

    ハンス「!!」スッ

    クリストフ「ここは俺に任せて行け!」

    アナ「…わかった!」タタタ

    ハンス「…フフ…武器も無いのにこの私に勝てるとでも思っているんですか?」

    クリストフ「…武器ならこれがある。」スッ

    ハンス「!!ホウキ!そんなんで私に…ククク…笑わせるな!」

    クリストフ「確かに…お前よりは剣術はないよ…だがな…お前の弱点は知っている。」

    ハンス「ほう…なら、教えてくださいよ…言えるのならね!」ジャキ

    クリストフ「!!」スッ

    ハンス「はっ!やぁ!」シュッシュッ

    クリストフ「くっ…」キンッキンッ

    ハンス「はぁ!」ブンッ

    クリストフ「!!」キンッ

    ハンス「ククク…たわいもない武器でしたね…」カッカッカッ

    クリストフ「くそ…」

    ハンス「バイバイ…」ブンッ



    ドゴッ



    クリストフ「…」フーフー

    ハンス「うぉ…ぉおおおおお…ぉぉ…」ガクッ

    クリストフ「お前の弱点…それは…腹のみぞへの攻撃だ…」

    ハンス「うぐぅ…」プルプル

    クリストフ「じゃぁな。」タッ






    アナ「…」ソワソワ

    メルラ「心配?」

    アナ「だって…相手は剣を持っているのよ。」

    オラフ「以外とあっさりやられちゃったりして。」

    アナ「オラフ!変なことを言わないの!」



    アナー!!


    アナ「!!クリストフだ!クリストフ~!」

    クリストフ「アナ!無事でよかった。」ホッ

    アナ「貴方こそ…ケガとかしてない?」

    クリストフ「全然平気だよ。」

    アナ「よかった。」ギュ

    クリストフ「アナ…」ミツメル

    アナ「クリストフ…」ミツメル

    メルラ「ごほん…そこのバカ夫婦さん!いちゃついてないで、とっとと行くよ!」スタスタ

    アナ・クリストフ『はい…』
  92. 93 : : 2014/08/02(土) 13:36:12
    エル「アナとメルラ見つけたかな…」スタスタ


    『やはり来ましたか。』


    エル「!!」

    ザキューラ「さぁ、第2ラウンドをはじめましょうか。」

    エル「ザキューラ!!」ギロッ

    ザキューラ「よくも私の部下たちを次々とやっつけてくれましたね…」

    エル「ザキューラ、お前を殺す。」ギロッ

    ザキューラ「殺す?ククク…貴方に勝ち目はありませんよ。」

    エル「どうかな?人間必ずしも弱点はあるものさ。お前にもな。」

    ザキューラ「私に弱点などない。いや、あり得ない。」

    エル「はぁ!!」バッ



    ボオオオオオオオオ



    ザキューラ「」スッ

    エル「!!くっ…」 ピタッ

    ザキューラ「いきなりはじめないで下さいよ…」

    エル「…う…くそぉ…」

    ザキューラ「…死ね。」スッ



    ビュン



    ザキューラ「!!」スッ

    炎のドラゴン「」ピタッ

    ザキューラ「ドラゴンか…君が作ったのか?」

    エル「そんな…」

    ザキューラ「この方法でやれば勝てるとでも思っていたのか?」スッ

    炎のドラゴン「グオオオオオオオ!!」シュウウウ

    エル「ドラゴン…」

    ザキューラ「もう一度言っておく。私に勝ち目はない。どんな手を使おうがどんなに強い武器があろうが、この『百年ペンダント』に敵う物などこの世に存在しない。私は無敵だ…ククク…ハハハ…アーハハハハハハハハ!!」

    エル「チッ…」
  93. 94 : : 2014/08/03(日) 11:36:30
    メルラ「!! 」

    アナ「どうしたの?」

    メルラ「今…誰かの笑い声聞こえなかった?」

    ルーク「もしかして…お化け?」

    アナ「ちょっと!変なこと言わないでよ…」ビクッ

    クリストフ「お化けなんているわけないだろ…ハハハ…」ガタガタ

    オラフ「なんで足が震えているの?」

    クリストフ「震えてなんかない!」

    アナ「怖がり。」

    クリストフ「君に言われたくはないね。」

    アナ「私怖がりじゃないもん。」

    クリストフ「怖がりだよ。」

    アナ「怖がりじゃない!」

    クリストフ「怖がりだ!」

    メルラ「そこのお二人、夫婦喧嘩はあとにしてちょうだい。笑い声は外からよ。エルかボスかのどちらかね…」スタスタ

    アナ「」ムスッ

    クリストフ「」ムスッ

    オラフ「どちらが怖がりだと思う?」ボソッ

    ルーク「どっちも。」ボソッ

    オラフ「僕もそう思った。」ボソッ

    ルーク「二人とも似た者同士だしね…」ボソッ

    オラフ「同感。」ボソッ
  94. 95 : : 2014/08/03(日) 19:42:46
    メルラ「外でなにが…!!」



    ザキューラ「あ、ごめんね…殺すの遅れちゃって…」

    エル「もうここまでか…」ガクッ



    メルラ「まずい!このままじゃエルが…」

    オラフ「助けにいかないと!」

    メルラ「待って!下手に動いたら殺されるわよ…」

    アナ「そうだ!」タタタ

    クリストフ「どこにいくんだアナ!」
  95. 96 : : 2014/08/03(日) 21:22:08
    ~マスト~

    アナ「うんしょ、うんしょ」カッカッカッ

    アナ「ふぅ…」ヒョイ

    アナ「ロープをくくりつけて…と…」グルグルギュ



    ザキューラ「覚悟はいいかい?」

    エル「…」

    ザキューラ「心配することはないよ。あの世でエルサと会えるんだから…」

    エル「…ごめんな…エルサ…」ボソッ

    ザキューラ「アディオス…火の王。」


    ワアアアアアアアア!!


    ザキューラ「ん!?なんだ?」

    アナ「とぉ!」ドゴォ

    ザキューラ「!!うわ!」ドッポーン

    アナ「やったぁ!」グッ

    エル「…助かった…」フゥ
  96. 97 : : 2014/08/03(日) 21:32:14
    メルラ「エル!大丈夫?」タタタ

    エル「アナのおかげで助かったよ。ありがとう。」

    アナ「どういたしまして。」

    オラフ「無事でよかったよ!」

    ルーク「ママ凄くかっこよかったよ!」

    アナ「すっごく怖かった…」ドキドキ

    クリストフ「あいつ海の方まで吹っ飛んだよな。」

    オラフ「ポーンって飛ばされたよね。」
  97. 98 : : 2014/08/04(月) 15:39:41
    メルラ「今ごろ溺れてんじゃないの?」

    アナ「フフフ…」クスクス

    クリストフ「ハハハ…」クスクス

    エル「ハハハ…」クスクス



    ドッポーン!



    一同『!!』バッ

    ザキューラ「…」プカプカ

    ルーク「すごい!浮いているよ!」キラキラ

    オラフ「魔法みたいだなぁ…」

    アナ「って呑気なこといっている場合じゃない!」

    クリストフ「最悪のパターンだな…」

    ザキューラ「どいつもこいつも俺の邪魔をしやがって!楽に死なせてやろうと思ったが…もうやめだ!」スッ



    (水柱)ドドドドドドド



    ザキューラ「溺れ死ぬがいい!」ブンッ



    (水柱)ザッパーン



    エル「」バッ



    ボオオオオオオオオ



    エル「…クッ…」

    ザキューラ「バカめ!そんなことをしても無駄だ!」スッ



    (水柱)×10ドドドドドドド



    エル「…ぐお!」ズズズ

    アナ「ど、どうしよう!」アタフタ

    エル「メルラ!」ボオオオ

    メルラ「なに?」

    エル「奴の首にペンダントがある!それが奴の弱点だ!」ボオオオ

    メルラ「でも、どう奪うの?」

    エル「後ろから狙え!はやく!」ボオオオ

    メルラ「…….メーラ・モード!」


    ボンッ


    メルラ(火の玉)「」ビュン

    エル「アナ!クリストフ!ジェーン!オラフ!何でもいいから、奴の気を後ろに向けないようにしてくれ!」

    アナ「おっけー!」ガシッブンッ

    ザキューラ「!!」スッ

    クリストフ「おら!」ブンッ

    ルーク「とお!」ブンッ

    オラフ「え~と…それ!」ブンッ

    ザキューラ「あぁ!邪魔!」スッ



    (水玉)×無数プカプカ



    ザキューラ「」ブンッ



    (水玉)×無数ドドドドドドド

    アナ「きゃっ!わっ!」タタタ

    クリストフ「」バシャ

    ルーク「水が!!すごい!」スッスッ

    オラフ「あーれー!」ポーン
  98. 99 : : 2014/08/04(月) 22:01:37
    メルラ「」ビューン

    メルラ「…よーし…」クルッ



    ザキューラ「ほっ!」スッ



    (水柱)×5ドドドドドドド



    エル「ぐ…げ…げんか…」ズズズ

    アナ「お洋服ぬれちゃったよ~」ビショビショ

    クリストフ「ぶは!」バチャ

    ルーク「オラフ大丈夫?」ビショビショ

    オラフ「体がグチョグチョする…」ビチャビチャ

    エル「ぐあ!」ドバァ

    アナ「エル!」

    ザキューラ「これで終わりだ!」スッ



    ビュン



    ザキューラ「!!」

    メルラ「ヤッホー!」ビュンビュン

    ザキューラ「…ん?…あ!私のペンダント!返せ!こら!」

    メルラ「や・だ・ね~」ベー

    ザキューラ「ということは…!!うわああああああ!」ドッポーン

    メルラ「キャハハハハ!いいきみね!」ビューン
  99. 100 : : 2014/08/04(月) 22:35:34
    アナ「やったああああああ!!」ガッツポーズ

    エル「さすが俺の相棒だな…」

    オラフ「髪が変な奴を倒したぞ!」ピョンピョン

    メルラ「ただいま~」ビュン

    エル「メルラ!よくやった!」

    メルラ「…ごますってるの?」

    エル「そんなわけないだろ!やっぱり俺の最高のパートナーだよ!」

    メルラ「…そ、そんなこと言われても…う、うれしくないもん…ね…」

    アナ「嬉しいくせに。」クスッ

    メルラ「な!?わ、私は別に…」カァ

    クリストフ「そのペンダントどうするんだ?」

    メルラ「え…あ、あ!え~と…もちろんバラバラにして…」

    エル「いや。それを貸してくれ。」

    メルラ「え?どうするの?」

    エル「いいから。」

    メルラ「…分かった。 アテーナ・メイト!!」ボンッ

    メルラ(人間)「はい。」スッ

    エル「…よし。」ジャラ

    ルーク「何に使うの?」

    エル「これでエルサを蘇らせる。」

    アナ「え!?できるの!?」

    エル「これは全てのものを操れることができる。人間の死さえ操れるなら…人間の生も操れる…」

    オラフ「ねぇ、半分以上なに言っているのか分からないんだけど。」ボソッ

    ルーク「気にしないほうがいいよ。」ボソッ

    オラフ「そうする。」ボソッ

    エル「いこう。」スッ


    (船)ザアアアアア


    アナ「船が動いてる!」

    クリストフ「魔法みたいだな…」

    メルラ「みたいじゃなくて、魔法よ。」
  100. 101 : : 2014/08/04(月) 23:10:10
    ~アレンデール王国~


    めしつかいA「エルサ女王…」シクシク

    執事A「なんということだ…エルサ女王が死ぬなんて…」

    めしつかいB「!!船です!」

    兵士C「警戒体制をとれ!」

    兵士一同『』ジリッ



    (船)ザアアアアアコトッ



    エル「…」カッカッカッ

    執事A「エル王子!ご無事でしたか!」

    エル「エルサは?」

    執事B「今ちょうど運んでいるところでして…って、エル王子!どちらに?」

    エル「待ってくれ!彼女を…貸してほしい。」

    めしつかいC「……どうぞ。」

    エル「ありがとう。」

    エルサ「」

    エル「…エルサ……生きろ……」スッ

    エルサ「」キラキラ

    アナ「待ってよ~」ハァハァ

    クリストフ「!!見ろ!」

    オラフ「エルサの体が…輝いている!」

    ルーク「きれい…」

    エルサ「…ん…う~ん…」パチリ

    執事B「おぉ!生き返った!信じられん!」

    アナ「エルサ!」ダキッ

    エルサ「…アナ…無事で…よかった…」

    アナ「エルサも生きてて…というか生き返ってよかったよ!」

    エルサ「生き返って…?」

    エル「俺が生き返らせたんだよ。」

    エルサ「エルが…?ありがとう。」ニコッ

    エル「エルサ!」ギュ

    エルサ「エル…愛してる。」ギュー

    エル「俺もだよ…エルサ。」ギュー

    メルラ「やっぱりあの二人お似合いね。」

    アナ「あれ?批判していたんじゃないの?」

    メルラ「え?そんなこと言っていたかしら?」

    アナ「まぁ、とにかく…よかったわ。」

    メルラ「ほんとね…」
  101. 102 : : 2014/08/05(火) 14:35:06
    兵士C「さっさと歩け!」

    盗賊一同『』トボトボ

    ハンス「うわっ!」ドンッ

    ザキューラ「」ドンッ

    兵士D「国に帰ったら処刑を開始する。」スタスタ

    ザキューラ「くそ!」ドガッ

    スパイ「あぁ…なんでこんなことになったんだろ…」ハァ

    ハンス「お前がエルを殺さなかったから…」

    ザキューラ「俺のせいかよ!」

    ハンス「ちゃんと仕事をこなしてよ!」

    ザキューラ「うるさい!」
  102. 103 : : 2014/08/05(火) 15:01:22
    エルサ「はい、約束のチョコレート。」


    (チョコレート)ズラー


    メルラ「たくさんある~!いっただきまーす!」バクバク

    エル「のど詰まらせるなよ。」

    クリストフ「はい。」スッ

    アナ「…なに?これ…?」

    クリストフ「見れば分かるだろ!サンドイッチだよ!」

    アナ「へ~……なんで?」

    クリストフ「いや…あの…その…お詫びのつもりで作ってみた。」

    アナ「」パクッモグモグ

    クリストフ「どうかな?」

    アナ「美味しい!」モグモグ

    クリストフ「そうか!よかったぁ…」フー

    アナ「フフ…ありがとう。」チュ

    クリストフ「///」

    ルーク「照れてんの。」クスクス

    クリストフ「な///あっちいってろ!」

    ジェーン「は~い。」タタタ

    クリストフ「たく…」

    アナ「かわいい。」クスクス

    クリストフ「君のほうがもっと可愛いよ。」

    アナ「クリストフ…」ミツメル

    クリストフ「アナ…」ミツメル

    アナ「」チュー

    クリストフ「」チュー

    ルーク「…うわぉ…」

    スヴェン「」モグモグ

    オラフ「美味しそうだね。その人参のチョコレート。」ジー

    スヴェン「」スッ

    オラフ「いいの?」

    スヴェン「」コクッ

    オラフ「やったぁ!いただきます!モグモグ…美味しい!大好きだよ!スヴェン~!」ギュー

    スヴェン「♪」
  103. 104 : : 2014/08/05(火) 15:46:36
    執事B「エル王子。あのペンダントは、元の場所に戻すように指示しておきました。」

    エル「ありがとう。」

    エルサ「エル!」

    エル「なんだい?」クルッ


    チュッ


    エル「!!」

    エルサ「ありがとう。アナを守ってくれて…」

    エル「…君のいった通りにしただけだよ…」

    エルサ「ねぇ、これからあなたの国に行かない?」

    エル「いいね!母さんにエルサのことを紹介しないといけないし…」

    エルサ「そこで!」スッ


    雪のドラゴン「」ズドン


    エル「おぉ!」

    エルサ「これに乗っていきましょうよ。」

    エル「いいね!でも、俺が乗ると溶けるから…」スッ


    炎のドラゴン「」ズドン


    エル「このドラゴンを使わせてもらうよ。」

    エルサ「楽しみね。」ワクワク

    アナ「私も行きたい!」

    メルラ「私も~!」

    ルーク「僕も!」

    オラフ「僕も行きたいよ~!」

    クリストフ「俺も行きたい!」

    エルサ「もちろんいいわよ。ねぇ。」

    エル「あぁ!もちろんさ!さぁ、乗って!」

    アナ「よいしょっと…うわぁ…ふかふかする。」

    オラフ「クッションの上に乗っているみたいだ…」

    ルーク「冷たくていい気持ち。」ウットリ

    メルラ「いいなぁ…私もあっちに乗りたかった~」

    エル「仕方ないだろ。定員オーバーなんだから。」

    メルラ「てか、なんであんたがこっちに乗ってんの?」

    クリストフ「知らないよ!いつの間にかここになってたんだよ!」

    メルラ「最悪…」ハァ

    エル「飛べ!ドラゴン!」

    雪のドラゴン「ギャオオオオオオ!!」バサバサ

    炎のドラゴン「ギャオオオオオオ!!」バサバサ

    アナ「きゃっほー!」ビュオオ

    エルサ「風が気持ちいいわね!」ビュオオ

    クリストフ「お、落ちる~」

    メルラ「なにやってんのよ!」

    エル「すっすめ~!」





    ~END~
  104. 105 : : 2014/08/05(火) 19:54:55
    ~キャスト~


    アナ…神田沙也加

    エルサ…松たか子

    エル…福士蒼汰

    オラフ…ピエール瀧

    クリストフ…原慎一郎

    メルラ…中川翔子

    ルーク…堀北 真希

    ハンス…津田英佑

    ザキューラ…子安武 人

    10代のエルサ…小林柚葉

    10代のエル…梶 裕貴
  105. 106 : : 2014/08/05(火) 23:23:45
    『アナと雪の女王2~雪の女王と火の王~』を見てくださいましてありがとうございます!
    ぜひ、感想をお願いします!
    あ~実際に映画化になってほしいです!(愚痴です。)
  106. 107 : : 2014/08/06(水) 12:01:28
    執筆お疲れ様でした!!いやぁ、今回も最高でした!!いや映画化出来るでしょ!!流石ローザス オリバーさん!!なんと言うか、人の気持ちを掴むことが得意ですよね!!ドラゴンとか思い付かないし、エルとエルサの魔法!!素敵でした!ますますエルサになりたいなという気持ちが高まったような…*
  107. 108 : : 2014/08/06(水) 12:08:13
    ほとんどパラパラ読みでしたが見てて楽しかったです!
    イメージしながら呼んでたので場がどういう感じなのかなとか色々想像出来たので面白かったです。
    お疲れ様でした。
  108. 109 : : 2014/08/06(水) 14:17:36
    >>107>>108ふららさん、時計さん、ありがとうございます!読みながらイメージ出来たなら、よかったです!嬉しすぎて涙が出そうです(T-T)
  109. 110 : : 2014/08/06(水) 18:23:26
    最高
  110. 111 : : 2014/08/06(水) 18:35:37
    とても良い作品でした。
    お気に入りにもしちゃいました。

    ですが、全く関係の無いグループに宣伝をしに行くのは止めた方が良いかと……
    ジョジョ雑談のグループにも宣伝しに行ってましたよね……
  111. 112 : : 2014/08/06(水) 20:11:54
    >>110ありがとうございます!

    >>111素晴らしい感想ありがとうございます!そうですね…やり過ぎました。すいません!
  112. 113 : : 2014/08/07(木) 00:03:20
    本編あんまり好きじゃないけどこのSSは非常に面白かったですwwwwwwwww


    本編も、こうやって、バトルシーン増やしてミュージカル減らしたら、もう少しよくなったのに……………。

    スマブラのTwitterで見つけましたが、エルサかハンスをスマブラのラスボスにしたらいいのではと思ったの私だけですか?wwwwww
  113. 114 : : 2014/08/07(木) 06:28:17
    >>113コメントありがとうございます!確かに想像すると、あり得ますねww
  114. 115 : : 2014/08/07(木) 07:57:48
    原作知らんかったけどキャラとか物語とか結構わかった
  115. 116 : : 2014/08/07(木) 15:33:39
    >>115ありがとうございます!
  116. 117 : : 2014/08/08(金) 11:14:59
    すごく面白かったです!
  117. 118 : : 2014/08/08(金) 14:47:07
    >>117くるみさん、お気に入り登録ありがとうございます!
  118. 119 : : 2014/09/03(水) 01:16:57
    今読んだのですが、素晴らしかったです!お気に入りにさせていただきました!悪役が子安とか似合いすぎるwww
  119. 120 : : 2014/09/16(火) 13:59:21
    面白くて何度も読み返してしまいました! 超面白かったです。
  120. 121 : : 2014/09/16(火) 14:02:17
    映画になってもおかしくない!
  121. 122 : : 2014/09/16(火) 14:08:27
    エルサが死んじゃうとことか泣けて泣けて
    しょうがなかったです。
  122. 123 : : 2014/09/16(火) 15:47:27
    私もこんなの書いてみたい!
  123. 124 : : 2014/09/16(火) 18:25:40
    >>119>>123アルミン・アリエルトさん、読者家あやりんさん、ジブリ大好きルナさん、コメントありがとうございます!!
    感謝感激です!(ToT)
    もう感謝の気持ちしかないです!これからもよろしくお願いします!
  124. 125 : : 2014/09/26(金) 17:51:05
    何か、他の展開面白かったんじゃない? 例えば、ザキューラが百年ペンダントを海に 投げ捨てて、エルサを助ける方法がなくなったところに、妖怪と陰陽師のハーフの女の子が 独特のステップでエルサを助ける・・・的な! で、でも!この作品もすごく面白かったです。
  125. 126 : : 2014/09/27(土) 14:34:16
    すいません。「独特のステップ」のところ、 「独特の術」に訂正させてください。
  126. 127 : : 2014/09/27(土) 19:46:24
    >>125そういう展開もいいですね!
  127. 128 : : 2014/09/27(土) 20:00:48
    この作品って、何かモデルになったエピソードとかあるんですか?もしあったら知りたい!
  128. 129 : : 2014/09/27(土) 20:12:04
    この作品、何度も読み返してしまう魅力を 感じます。
  129. 130 : : 2014/09/27(土) 20:25:16
    にんじんのチョコレートって、実際美味しいのかな?気になるー!
  130. 131 : : 2014/09/29(月) 19:27:46
    エルサとエルってラブラブじゃん!
  131. 132 : : 2014/09/29(月) 19:39:38
    続きがすっげー気になる!
  132. 133 : : 2014/09/29(月) 19:49:20
    エルサに変身能力つけたら面白いかも。
  133. 134 : : 2014/10/01(水) 19:17:00
    エルサとエルさぁ、あのまま結婚しちゃえば いいのに。
  134. 135 : : 2014/10/05(日) 07:05:53
    >>128全部自分で考えました!

    >>129ナナセさん、ありがとうございます!!

    >>130もしあったら、買いたい!!

    >>131ものすごくラブラブです!

    >>132番外編は書くかも…………?

    >>133おぉ!おもしろそうですね!

    >>134設定では、結婚はする予定です!
  135. 136 : : 2014/10/05(日) 07:06:37
    コメント返すのが遅くてすいませんでした!!m(__)m
  136. 137 : : 2014/10/07(火) 17:56:03
    これ、全部自分一人で考えたんですか!すごい文才ですね・・・
  137. 138 : : 2014/10/07(火) 18:35:13
    >>137ありがとうございます!(☆▽☆)/
  138. 139 : : 2014/10/07(火) 21:48:28
    もし、エルサとエルが結婚したとして、子どもの性別はどうするんですか?(考えてなかったら別にいいです)
  139. 140 : : 2014/10/08(水) 20:32:13
    >>139子供は男の子と女の子の二人にする予定です!
  140. 141 : : 2014/10/09(木) 22:38:33
    へぇ~それって双子ですか?それとも普通の兄弟ですか?
  141. 142 : : 2014/10/09(木) 23:08:15
    双子ですね!
  142. 143 : : 2014/10/09(木) 23:11:38
    ローザスさん、お久しぶりです!

    ローザスさんは「アナと雪の女王」は観覧なさったのですか?
  143. 144 : : 2014/10/09(木) 23:27:08
    >>143勿論です!10回ぐらい見ました!!
  144. 145 : : 2014/10/09(木) 23:28:47
    >>144なんと!

    私は母が借りてきたのですが・・・忙しくて見る暇がありませんでした(´・ω・`)
  145. 146 : : 2014/10/09(木) 23:45:16
    >>146そうなんですか…「アナと雪の女王」とても面白いですよ!
  146. 147 : : 2014/10/11(土) 21:39:49
    オリバーさん、お久しぶりです!
    私的には、アナと雪の女王は英語で見るのが
    おすすめです。(字幕つきで見るのもいいですが、私は字幕無しで見ます!)
  147. 148 : : 2014/10/11(土) 22:17:29
    >>147 字幕がじゃまなだけです。
  148. 149 : : 2014/10/12(日) 08:14:40
    >>148 気もちわかります!
    字幕ありで見るとついつい字幕の方に目がいってしまって、想像が働かないんですよね~。
  149. 150 : : 2014/10/12(日) 23:53:37
    >>147お久しぶりです!英語版ですかk今度見てみますね!
  150. 151 : : 2014/10/14(火) 20:42:39
    ローザス・オリバーさんは吹き替え版と英語版のどちらが好きですか?英語版見たら教えて
    下さい。(^_^)V
  151. 152 : : 2014/10/14(火) 20:56:52
    >>151 もしかして...もう見ました?
  152. 153 : : 2014/10/15(水) 19:02:02
    >>151吹き替え版ですね!
    >>152いえ、まだ見てないんですよ…
  153. 154 : : 2014/11/16(日) 07:15:34
    何か最近、うちのクラスで、アナとラプンツェルがいとこっていう説が話題になってるんですけど・・・オリバーさん知ってました?
  154. 155 : : 2014/11/22(土) 22:24:40
    検索画面でこの作品のタイトル入れたら、これとは別にハロウィーンバージョンも出てきたけど、すでに消されたあとでした。どんな作品だったのですか?おおまかでいいので教えて下さい。(暇なときでいいです)
  155. 156 : : 2014/12/13(土) 13:51:07
    >>154えぇ!知っていましたよ!

    >>155え-と…みんなでハロウィンパーティーをするお話です。ちなみに、衣装は…
    アナ…魔女

    クリストフ…フランケンシュタイン

    オラフ…カボチャ

    ジェーン…ゴースト

    メルラ…魔女

    エル…ヴァンパイア

    エルサ…猫の格好(猫耳に猫のしっぽ)


    です!!
  156. 157 : : 2014/12/14(日) 21:24:49
    すごくよかったです!
  157. 158 : : 2014/12/14(日) 22:59:18
    >>158ありがとうございます!!\(^o^)/
  158. 159 : : 2014/12/25(木) 20:13:13
    投稿してからもちょくちょくこのページのぞいてますけど、いろいろ変えてません?例えば、エルの出身国とか、ザキューラにエルサがやられるところのエルサとエルの言葉の掛け合いとか。
  159. 160 : : 2014/12/26(金) 07:15:45
    >>159そうです!より、いい作品を皆様に見せるために修正をしています!!
  160. 161 : : 2015/01/08(木) 20:56:55
    エルサかわいいです!
    他にもアナ雪書いて下さい!
  161. 162 : : 2015/01/12(月) 22:09:28
    >>161ありがとうございます!!
    分かりました!いつか書きます!
  162. 163 : : 2015/04/03(金) 09:32:52
    いつかかい!
  163. 164 : : 2015/07/09(木) 17:48:49
    私も最近、小説書くのにはまってます! やっぱりアナ雪がモデルのお話が多いですね~\(^_^)/ あと、池田美代子さんってゆう作家さんの著書の著書「妖怪ナビ・ルナ」の主人公、ルナとコラボさせて書いたのもあります。
    一度読んで見てください。おもしろいですよ~ナビ・ルナ❤
  164. 165 : : 2015/07/09(木) 22:56:27
    >>164分かりました!読んでみますね!
  165. 166 : : 2015/07/09(木) 22:59:40
    アナ雪の短編書きました!


    アナと雪の女王短編『本当の私』


    http://www.ssnote.net/archives/36038#bottom



    ぜひ、読んでみてください!
  166. 167 : : 2016/03/24(木) 16:51:55
    ディズニーの著作権、厳しいですよ。まぁ今更ですが。
  167. 171 : : 2016/11/21(月) 19:01:16
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    害悪ユーザー筋力
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