クリスタ「幼馴染みってさ…」
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- 1 : 2014/06/26(木) 09:47:19 :
- クリスタ「エーレン」 エレン「…なんだよ…」
http://www.ssnote.net/archives/17085#top
こちらの続きとなっております。
かきためはしていないので亀更新不可避ですがよろしくお願いします☆
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- 15 : 2014/06/28(土) 21:33:47 :
遠い空から届く眩い光。
その光は夏を表して、夏を感じさせる。
気温は無情に、どんどん上がり続けて、俺の首筋にはまるで水をかぶったように止めどなく汗が流れていた。
空に浮かぶ白い雲は音をたてずにゆっくりと佇んでいて。
それは、少しだけ夏の日差しを遮っていた。
テレビの天気予報では、今年は例年通りの暑さの予想していた。
俺はふとそんなことを思い出して、ため息を吐く。
手で拭う汗もキリがなくて、夏の憂鬱な気分が溜まっていく一方だった。
「今年の夏も、暑くなりそうだ…」
それは、自然と出た言葉だった。
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- 16 : 2014/06/28(土) 21:34:14 :
―――――――第2話「夏の日々」後編
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- 21 : 2014/07/01(火) 20:58:52 :
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―7月
7月も終わりに近づき、もうとっくに学校に慣れた頃。
夏の日差し射し込む教室。
湿った空気。
そこはクーラー等ついてなく、せめての涼を提供してくれるのは。
音をたてて首をふる扇風機のみだった。
この地域は田舎の方で、まだなかなかクーラーが教室には備わない。
だから、たまに窓から吹き込む風が心地よかった。
エレン「どうするよ、文化祭。」
そして俺たち1年b組は、文化祭の出し物について話し合っていた。
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- 22 : 2014/07/01(火) 21:25:22 :
それは1年に一度行われるシガンシナ高校の文化祭。
毎年盛り上がるらしいが、俺たちは今年が初めてだった。
そして文化祭といえばクラスの出し物。
今俺たちは出し物について班で話し合っていたが。
なかなか決まるものではなかった。
ジャン「お化け屋敷なんかはどうだ?」
机に肘をつき頬を手のひらで支えるようにした体勢でそういうジャン。
彼は俺と同じ班だった。
エレン「いいんじゃないか。」
ジャン「お前さっきから適当だろ。」
エレン「別にそんなことねぇよ。」
班で話し合って、最終的に班の代表それぞれが話し合いで出た案を発表するのだが、俺はもう完全に暑さに負けていた。
だから、なかなか頭が働かない。
アニ「お化け屋敷はありきたりだと思う。」
机につっぷした状態でいうアニ。
彼女も同じ班で、クラスメイトだった。
サシャ「じゃあクレープ屋さんでもやりましょうよ。」
続いて言った彼女も同じ班員。
この中では一番やる気に満ち溢れていた。
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- 24 : 2014/07/01(火) 21:50:22 :
ライナー「メイド喫茶なんてどうだ?」
その次に馬鹿げた案を出したのはライナー。
よくふざけたことをするが、皆からの信頼は厚かった。
ジャン「あ、それいいんじゃねぇか。」
ライナー「じゃあちょっとアニ練習のつもりでやってみてくれ。」
アニ「やだ。」
それからもなかなか話し合いがまとまらず、そのあと数十分以上続いて
結局最終的にはそれぞれの案に多数決をとることで決まった。
エレン(なんだ、結局あれか。)
そしてその多数決で決まったクラスの出し物とは。
お化け屋敷だった。
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- 55 : 2014/07/29(火) 14:33:19 :
文化祭の出し物もお化け屋敷で決まり、それ故話し合いは終わり
そして、その日の学校も終わった。
やっと終わった…
今日を含めてあと2日で、学校は夏休みを迎えようとしており。
クラスの皆の顔は疲れが見えてるが、どこかワクワクした顔をのぞかせていた。
だけど暑さは夏休みに入ったって変わらない。
「はぁ」とため息をつき、疲れが滲み出る顔を重たそうに上げると、俺はゆっくりと椅子から立ち上がった。
HRが終わった後、俺はクリスタと待ち合わせをしていて。
下にある自販機まで向かった。
クリスタ「ヤッホーエレン」
エレン「…」
自販機につくと俺に気付いたクリスタが俺に手を振るのが見えた。
それに気付いた俺も面倒臭そうに手を振ってあげた。
そして、今日待ち合わせをしていた理由。
それは、今日はクリスタの家で夏休みの宿題をしようという。
そういう理由で。
早めに終わらせとけば、夏休みを思いっきり楽しめるというクリスタの考えからだった。
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- 56 : 2014/07/31(木) 21:05:14 :
クリスタ「ねぇエレン。」
エレン「ん?」
クリスタ「宿題何がでた?」
エレン「数学と英語」
エレン「ていうかさ、学年違うんだから一緒にやんなくてもいいんじゃねぇか…」
クリスタとは一つ学年が違う。
だから、一緒の場所でやったってやる物が違うから、あまり効率的ではない。
クリスタ「私が教えてあげるから問題はないのだよ。」
全く説得力のない言葉を適当に流して、俺は歩を進めた。
クリスタはあんまり頭のほうは賢くはない。
いわゆるバカ。
でもバカには種類がある。
クリスタはその中の愛すべきバカだと思う。
そして。
夏休みまで今日を含めてあと2日を迫った頃。
俺はそれが、とても待ち遠しかった。
学校は嫌いではなかったけど。
面倒くさい授業を当分受けなくていいという事実に俺はワクワクしていた。
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- 62 : 2014/08/03(日) 22:16:24 :
クリスタ「あ、エレン。」
エレン「ん?」
クリスタ「今日は私の友達も来る予定だから。」
エレン「…友達?」
クリスタ「うん。美人で頭がよくて人当たりもよくて、もう完璧だよ~。それに面白いし!」
エレン「へ、へぇ…」
横を歩くクリスタの話を適当に聞く。
クリスタが友達を連れてくるのか…
そんなことをなんとなく思う俺。
美人で頭がよくて人当たりもいい、さぞモテるんだろうな…
逆にそれでモテないほうがおかしいと思うのが普通だろう。
クリスタ「エレン、何か考えてる?」
エレン「いや、何も。」
クリスタ「ふーん…」
特に意味も無さそうな言葉をこれもまた適当に。
はぁ…
考えることも嫌になるほどのこの暑い中で。
俺は一つのため息をはいた。
(なんか嫌な予感がするのは、気のせいなのか…)
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- 67 : 2014/08/05(火) 01:26:26 :
暑い道を歩くこと30分。
クリスタの家へと着いた。
その家はどこにであるような一軒家で、屋根が赤色だった。
久しぶりだ…
クリスタの家にあがるのはホント久しぶりだったけど、俺は別に普通だった。
クリスタ「じゃああがって。」
エレン「お邪魔しま~す」
他人の家にあがる時の基本として、俺はその言葉を口にする。
クリスタ「そんなこといちいち言わなくてもいいのに。」
エレン「駄目なの。」
クリスタ「ふーん…」
エレン「それにしても、クリスタの家とか久しぶりだな。」
クリスタ「だよね、何も変わってないでしょ。」
エレン「ん…確かに。」
クリスタ「じゃあ私は一回お茶とか用意するから先私の部屋行ってて。」
エレン「なら俺も――」
クリスタ「私の部屋分かるでしょ?」
俺の言葉を遮るようにしてクリスタはそう言って、奥の方へと行ってしまい、俺は廊下に取り残された。
ふぅ…
そう一息ついて、しょうがないから俺はクリスタの言葉の通り、部屋へと向かった。
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- 68 : 2014/08/05(火) 12:56:07 :
- 超超超超超期待!
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- 69 : 2014/08/07(木) 22:59:25 :
- まだかな
期待
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- 70 : 2014/08/08(金) 13:02:34 :
- 超絶期待
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- 71 : 2014/08/09(土) 10:48:24 :
- まだかな?
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- 72 : 2014/08/09(土) 23:46:54 :
- 期待です
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- 73 : 2014/08/10(日) 00:01:01 :
- 続き気になりますねw
期待です!
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- 74 : 2014/08/10(日) 15:41:49 :
- 期待
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- 75 : 2014/08/11(月) 19:23:50 :
- 期待
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- 76 : 2014/08/11(月) 23:20:20 :
- コメントや期待、お気に入り登録など、ありがとうございます☆
とても嬉しい限りです( ^∀^)
不定期更新、亀更新で申し訳ないです(--;)
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- 77 : 2014/08/11(月) 23:52:03 :
こうして思うと、"女の子"の部屋に入るのは初めてだった。
クリスタの部屋に入るのは初めてではなかったけど、入った当時はただの友達の部屋。
そして、今はれっきとした女の子だ。
だから少しだけ自分のどこかで遠慮がちになっていて、さっきもクリスタの手伝いをしようと思ったのだった。
別にクリスタに対して特別な感情を抱いているわけじゃなかったが、何故かそういう遠慮が自分の中で生まれていた。
ていうか宿題とかめんどくせぇな…
いつもの口癖の面倒くさいが俺の頭の中で流れる。
でも早めに終わらせとけば、夏休みを気の向くまま好きなように過ごせる。
俺にとって、それだけが今の楽しみだった。
よし、頑張るか…
そう心の中で決めると、俺はクリスタの部屋のドアノブに手をかけドアを開けた。
エレン「………」
それを見て正直、特に何も思わなかった。
扉を開けると右の奥の方に窓があって、そのすぐ側に窓に向かって縦にベッド、そしてベッドの向かい側、ドアから見て左側の方に机があった。
特に目立ったものもなく、普通の部屋。
それが俺のとても簡単な簡潔な感想だった。
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- 78 : 2014/08/12(火) 07:53:04 :
- 期待!
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- 79 : 2014/08/13(水) 02:11:00 :
- 期待!!
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- 80 : 2014/08/13(水) 02:13:00 :
- エレクリほんといいですヽ(´・ω・`)b
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- 81 : 2014/08/14(木) 13:53:10 :
- 期待!
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- 82 : 2014/08/14(木) 19:20:59 :
- コメントや期待ありがとうございます☆
感謝です( ^∀^)
エレクリですよねw
頑張ります!
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- 83 : 2014/08/14(木) 19:38:57 :
・・・・・
取り合えず俺はその場で腰を下ろすことにした。
はぁ…
それにしても暑い…
勝手に扇風機つけちゃだめかな。
視界に入る扇風機を見て今すぐにでも扇風機の風を浴びたかった。
とにかく暑すぎる。
それだけの理由で扇風機をつけたくなる。
…
扇風機はその為にあるんだからその理由は正しいはずだ…
だからつけても、問題は…
暑がりな自分が耐えきれない暑さの末扇風機のスイッチを押そうとしたとき。
自分の中の善意が俺の手を止めた。
クリスタの家の電気をお前の欲望で無駄にしてもいいのかと…
エレン「知らねぇよ!」
俺の声が、無意味な叫びが、部屋に響き渡る。
そしてその瞬間、俺は自分の中の善意なのか分からないものを自分の中で制圧したのだった。
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- 84 : 2014/08/14(木) 19:43:32 :
- 期待!
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- 85 : 2014/08/14(木) 19:56:19 :
つまり俺は己の善意なのか分からない物には勝ったが、自分の欲望に負けた。
だから扇風機をつけた。
そういうことだった。
エレン「あ~涼しい~」
靡く髪が風を絡ませて、とても心地が良い。
扇風機最高…
俺は扇風機をなめていたぜ…
こんなにも扇風機に関心を持ったのは久しぶりだった。
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- 90 : 2014/08/15(金) 19:52:34 :
扇風機に関心したのはこれを含め二回目だったが、その内の一回は俺がガキの頃。
まだあまり人の気持ちなど考えず、自分の気の向くままに生きていた頃。
当時の俺は、何かを喋る度に"う○こ"や"パイおつ"。
とにかく下品な事を言いたがる年頃だった。
子供の頃は皆そうだったと思うけど…
逆にそうじゃなきゃ心配…
下品な事を言っては怒られていたが、俺は全く気にも留めなかった。
そしてある日、俺は気付いた。
扇風機があれば、胸の谷間をちらみ出来ると。
それに気付いたきっかけは、美容院で順番待ちをしていた時。
季節は夏。
だから露出も多めな女の子が多かった。
つまり風通しのいい服で軽い衣服。
風に当たっただけですぐに服が揺らめいて、横目で軽くだけど確認が出来る。
多分、それは奇跡だったと思う。
今考えればそれはありえないことだった。
絶対にありえないことだった。
本当に奇跡だったと思う、逆に不思議。
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- 91 : 2014/08/15(金) 20:14:37 :
*****
クリスタ「エレン。」
その時、クリスタが部屋に入ってきた。
俺はそれに気づいて、クリスタの方を向くと軽く「おう」と言った。
クリスタ「夏休みの宿題なんてちゃっちゃと終わらせちゃおう!」
エレン「無理だろ。」
クリスタ「そんなのまだ分からないでしょ?」
エレン「勉強も同じように分かんないだろ?」
俺はちょっと意地悪を言ってみた。
別に嫌みったらしく言ってはなく、ふざけて言った。
それに対してクリスタは、少し頬を膨らませて
クリスタ「怒るよ?」
エレン「ごめん、俺が悪かったよ。」
潔く謝ってクリスタの機嫌を取り戻す。
エレン「なぁクリスタ。」
そして、俺は気になっていた疑問を言った。
エレン「お前の友達はいつ来るんだ?」
さっきから少し気になっていた疑問。
それはクリスタの友達のことだった。
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- 95 : 2014/08/16(土) 11:49:36 :
別にさっきクリスタから聞いた評判で気になっていた訳ではなかったけど、でもそれも少しあった。
気になる理由は、クリスタの友達ということ。
クリスタの友達はどういう人か単純に気になっただけで。
つまりただ興味があっただけだった。
異性の関係の類いの興味ではない。
クリスタ「気になるの?」
エレン「んまぁ、気になるっていうか…まぁ気になる。」
するとクリスタは少し驚いた顔をして。
そしてゆっくり表情を戻していくと
クリスタ「好きなの?」
エレン「ごめん質問の意味が分かりません。」
クリスタ「だから、エレンはその人の事が好きなのか聞いてるの。」
エレン「それはねぇよ。だってまだ会ってもないのに好きになるわけないだろ。」
俺は必死でもなかったが、クリスタの誤解を解いた。
俺がその完全無欠のクリスタの友達に好意を抱いているという誤解を。
それに、やけにクリスタの顔が真剣だったから、少し焦ったのも事実だった
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- 98 : 2014/08/16(土) 13:30:00 :
クリスタ「私の友達が来るのは~」
そう言って壁に掛けられた時計を見て
クリスタ「今が2時半だからあと30分で来ると思う。」
エレン「そうか。じゃあそれまで二人で頑張るか。」
クリスタ「そうだね。」
そして、クリスタの友達が来るまでの二人の宿題潰しが始まったのだった。
クリスタ「ん~」
最初の10分位はてきぱきこなしてきたクリスタだったけど、それ以降はなかなかペンが止まったままで、十分早いペースとは言えなかった。
エレン「もうダウンか?」
クリスタ「ち、違うよ、ちょっと休憩してるだけだから。」
エレン「ふーん、まぁいいけどさ…」
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- 99 : 2014/08/16(土) 14:00:29 :
それからも、隣から何度も重たいため息がつかれ、クリスタはもはやペンを置いていた。
これじゃ今日やる意味ないんじゃねぇか…
数学の問題で止まっているのが見えたが、俺は1年。
クリスタは2年だからもちろんクリスタのやっている内容は分からない。
エレン「俺がクリスタの同級生か、年上だったら教えられたかもな…」
クリスタの様子を見て、軽い冗談のつもりで俺は言ったはずだったが。
クリスタ「エレンがそんなこと言うなんて珍しいじゃん…」
横から見るクリスタは少し頬を赤く染めていて、少しぶつぶつと言うような口調でそう言うと、ふんっと言うようにそっぽを向いてしまった。
やばい、怒らせたか…
エレン「ごめん、冗談だよ。」
怒ったことに気付いた俺は、自分の発言が嘘、虚偽であることを伝える。
もしクリスタが怒ってしまったら、この宿題をやる部屋の空気が悪くなってしまうから。
するとクリスタはキョトンとした表情で
クリスタ「冗談?」
エレン「ああ、だから怒るなよ。」
そしたらクリスタは「え?」と言うような表情に変わり
クリスタ「あ、冗談ね、冗談だよね。知ってたよ。」
ん?
なんかよくわかんねぇ…
その様子に俺は困惑したが、クリスタが怒ってないと分かると自分の課題に目を戻した。
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- 103 : 2014/08/16(土) 18:35:11 :
それからは、自分の課題は大分進んだ。
だけど、クリスタのを見る限りさっきとあまり変わってなく。
俺と比べると、課題は進んでいなかった。
クリスタ「はぁ…」
クリスタがため息をついたその時、一つのチャイムが鳴った。
多分クリスタの友達が来たんだろう。
それに気付いたクリスタは、「ちょっと出てくるね!」と言い、颯爽と玄関へと向かった。
そして同時に、俺は安心していた。
今から来るクリスタの友達はクリスタ言うに頭が良いらしい。
だからクリスタはその友達に分からない所を教えてもらえば、格段に課題の始末のペースは上がると思う。
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- 116 : 2014/08/25(月) 21:12:59 :
-
「どうもこんにちは。初めまして。」
そう言って部屋に入ってきた一人の俺くらいの少女。とクリスタ。
その容姿は優しさに満ち溢れていた、おまけにその見た目からして優しそうな雰囲気を感じた。
優しいしかいってねぇじゃねぇか…
エレン「あ、どうも初めまして。」
そう言ってペコリ、と座ったまま頭を軽く下げる。
「これからよろしく。」
エレン「あ、よろしくお願いします。」
「別に敬語じゃなくても構いませんよ。」
そう言って微笑む。
俺もそれにつられて微笑む。
それにしても、優しそうな人だなぁ…
クリスタ「もぉ、私をのけ者にしないでよぉ。」
俺たちの会話を会話の外から聞いていたクリスタが、頬をぷくーと膨らませた。
エレン「別にのけ者にした訳じゃないから。ごめんな。」
そう謝罪の言葉を並べても、まだクリスタはぷくー状態。
一体何なんだよ…
エレン「ああもう分かったよ、今度なんか奢ってやるから。」
クリスタ「ふんっ」
クリスタはプイッ、と顔を背けたが、少しだけ笑顔が見えた。
なんか勢いで言っちゃったけど、もういいや…
-
- 120 : 2014/08/27(水) 11:46:21 :
エレン「その、クリスタとは同じクラスなんですか?」
ふと気になったことを聞いてみる。
大した理由はないけど。
「敬語じゃなくてもいいのに…」
エレン「あ、すいま――分かったよ。」
「クリスタとは違うよ。ていうか、学校も違う。」
今俺何か聞き間違えた…?
学校が違う…?
俺は確かめる為にもう一度聞いてみる。
エレン「今何て…」
「学校が違うって…」
エレン「そ、そうだったのか。てっきり同じ学校かと。」
「うん、普通そう思うよね。」
エレン「まぁ…」
「しかも私の方が年下なんだ。」
え、今俺何か聞き間違えた…?
再度確認する為もう一度聞いてみる。
エレン「年下だったのか?」
「うん、そうなんだよね。2つ年下。」
どこで知り合ったんだよ!
思わず心の中で突っ込みを入れてしまった。
もちろんクリスタに。
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- 121 : 2014/08/27(水) 12:03:44 :
-
クリスタ「じゃあ馴れ初めを説明するよ。」
なんだか元気そうにクリスタがそういった。
何がそんなに嬉しいんだか…
クリスタ「ヒストリアとはね――」
エレン「…?」
そのクリスタの言葉の瞬間、俺の頭にその名前が引っ掛かった。
ヒス…トリア…?
何故か、その名前が頭に引っ掛かる…
だけど、何も分からない…
クリスタ「どうしたの?」
その状況に気付いたクリスタが顔を覗かせる。
エレン「いや、なんでもない…話を続けてくれ…」
何か気になるけど、何も分からないし、まぁいっか…
俺は頭に引っ掛かった"それ"を気にしないことにした。
気になるけど、今は夏休みの宿題がある。
大きな問題でもない限り、気にすることはないだろう。
クリスタ「分かった。けど、具合悪かったらちゃんと言うんだよ。」
エレン「ああ、分かってるよ。」
ヒストリア「…」
その間、ヒストリアは一言も喋らなかった。
だけどその表情は、どこか切なげで、曇っていた。
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- 126 : 2014/08/31(日) 13:52:04 :
-
『クリスタとヒストリアの出逢い』
場所は紅蓮高校の校門。
その前で誰かを待つという目的で、校門に立つヒストリアがいた。
ヒストリア「ホントに、ここなのかなぁ…」
そう呟くヒストリア。
(ここだって聞いたんだけどなぁ…)
ヒストリアの待っている人とは、2年前に引っ越していなくなってしまった人だった。
そしてアポなんてとっておらず、ただ会いたいというヒストリアの気持ちが先走って勝手に来てしまったのだった。
もちろんその人に行く事を伝えようと考えたこともあったが、連絡先を知らなかったから、どちらにしろ伝えられない。
だから勝手に来た。ということだった。
ヒストリア「せっかくこっちに引っ越して来たんだから、やっぱり会いたいよ…会って、話したいよ…」
ヒストリアにはその気持ちの正体は、分からない。
自分ではその気持ちの正体(名前)に気づいてなく。
ただその人に会いたい気持ちがあるという認識だけだった。
もともとの出逢いとは、劇的にやばい状況の中で正に救世主のように現れた。
その救世主のような人が、その人だった。
自分が傷ついてる、怯えてる時に現れて、救ってくれる。
かっこよくて…優しくて、それでいて強い。
彼女にとってそれが、その人に一番適したと思った認識だった。
「ねぇねぇ。」
その時、一つの声がかかった。
-
- 127 : 2014/09/03(水) 17:05:28 :
声の主は、クリスタだった。
ヒストリア「え…えと…」
互い知らないはずなので、ヒストリアは慌てる。
ヒストリア(この人、だれ?)
その様子にクリスタは少し首を傾げたあと、再びヒストリアに向かって笑顔を作った。
クリスタ「なんか困りごとでもあるの?」
その物腰の柔らかな言葉、表情に、ヒストリアは段々と落ち着いていった。
ヒストリア(この人なら優しそうだし、頼っていいかな…)
クリスタ「?」
するとヒストリアは意を決したように、拳を握りしめ、ひきつる笑顔を作り、口を開く。
ヒストリア「その、あの、人を待ってまして…」
クリスタ「人?」
ヒストリア「はい。一応、名前は伏せておきますが…」
クリスタ「人を待ってるんだ…あ、でももしかしたら名前言ってくれたら私その人のこと分かるかもよ?」
ヒストリア「あ、お気遣いありがたいですけど、大丈夫です。すいません。」
まるで友達かのように喋ってくるクリスタに、少し圧倒されてしまうヒストリア。
ヒストリア(今日はやっぱり、やめておこうかな…急すぎたし…)
ヒストリア「今日はやっぱりやめておきます。あの、なんかありがとうございました。」
深々と頭を下げるヒストリア。
クリスタ「あ、そうだ、こう話したのもなんかの縁だよね!」
ヒストリア「……………はい?」
クリスタ「だからさ、連絡先交換しようよ!」
ヒストリア「…いや、でもぉ…」
やはり圧倒されてしまうヒストリア。
会ったその日に連絡先交換は、なかなかすることじゃない。
その事を理解しているから、ヒストリアは焦ってしまう。
でもヒストリアから見てクリスタは全然悪そうな人には見えない。
むしろ逆で、優しそうな印象を受けていた。
ヒストリア「じゃあ、よろしくお願いします…」
渋々といった感じで携帯を取り出すヒストリア。
一方クリスタの方は、満面の笑みで
クリスタ「よろしくね!」
と言い、ヒストリアの心を落ち着かせていった。
-
- 128 : 2014/09/03(水) 17:15:24 :
連絡先交換が終わるとヒストリアは再びクリスタに向けて頭を下げる。
ヒストリア「ありがとうございました。」
クリスタ「いえいえ、これからよろしく。」
ヒストリア「では私は帰ります。家はあっちの方なので。」
そう言って校門を外から見て右側の方に指を指す。
クリスタ「そうなんだ、私とは逆だね。」
ヒストリア「あの、ありがとうございました。ではまた今度。」
クリスタ「じゃあね~」
校門から離れるヒストリアに向けて手を振るクリスタ。
それに対してヒストリアは軽く頭を下げて、再びクリスタに背を向けて歩いて行く。
その時、一つの声がクリスタにかかった。
クリスタ「?」
その声の主は
クリスタ「あ、エレンかぁ、もう驚かさないでよぉ。」
ヒストリア「…ん?」
その様子に離れた所から気付いたヒストリア。
しかしヒストリアは、振り返ることもせず、さっきより足早に家へと向かっていった。
-
- 129 : 2014/09/03(水) 22:10:04 :
- 期待じゃよ
-
- 130 : 2014/09/06(土) 01:48:47 :
- 初コメです!
エレクリ好きなので期待してます!
-
- 131 : 2014/09/06(土) 08:53:51 :
- エレヒス要素あり?
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- 132 : 2014/09/06(土) 19:20:08 :
- 期待ありがとうございます☆
とても嬉しいです( ^∀^)
そして、エレヒス要素はあります。
最終的にはエレクリですが。
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- 133 : 2014/09/06(土) 19:59:30 :
- 超期待です!
今更ですがクリスタとヒストリアの顔はどう想像したらいいんですかね?
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- 134 : 2014/09/06(土) 20:06:17 :
- エレクリヒスにできない
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- 136 : 2014/09/06(土) 20:20:42 :
-
『夏休み』
宿題を終わらせる為にクリスタの家に集まった日から3日がたった。
結局クリスタが連れてきた友達、ヒストリアは、クリスタより年下なわけだったから、俺が期待した様にはならず、あまり進まなかった。
けど、全くってわけじゃなかったから、やってよかったと思う。
ヒストリアって名前に、妙に引っ掛かるんだよな…どこかで聞いたような…
そして俺には、その日、一つの謎が生まれていた。
重大なことじゃないと思うけど、何かを忘れている気がする。
エレン「ん?」
その時、あどけなさが残る声が俺の耳に届いた。
俺の名前を呼びながら、息を切らしてこちらへ走ってくる。
クリスタ「エレーン!」
クリスタだった。
その服装は、夏らしいオレンジのワンピースのような服を纏っていて、それは、金色の髪にとてつもなく似合っていた。
町では夏休みではしゃぐ学生や子連れの人が沢山いて。
その中で無邪気に笑みを溢しながら走るクリスタは一際目立っていた。
場所はショッピングモールの中にある大きな広場。
そこを汗で首に絡み付いた髪を気にせずに走ってくる。
大きな声を出して…
それは、皆の注目の的になっていた。
目立つからやめてほしいな…
クリスタは俺に向かって走ってきているわけだから、もちろん俺にも視線が刺さる。とてつもない数の痛い視線が。
その中には、俺と同い年位の男の視線も多数で、嫉妬のような、なにか不快なものも感じた。
クリスタ「はぁはぁ…」
息を切らしたクリスタが目の前にやって来る。
エレン「そんなに急がなくてもいいのに…」
クリスタ「急いでないよ…」
息を切らしながら言うクリスタのその言葉は、全く説得力がなかった。
クリスタ「待った?」
エレン「まぁな…」
そして、俺が今ここにいるわけとは。
クリスタ「じゃあエレン、今日は前言った通りなにかおごってもらうよ?」
エレン「はいはい…」
前にクリスタの家でなにかおごってやるとは言ったけど、ここまで来なくても…
-
- 137 : 2014/09/07(日) 00:31:38 :
- そのままの意味で、ヒストリアも加わることです(付き合う?みたいな)
-
- 138 : 2014/09/07(日) 13:03:14 :
- 面白い
期待
-
- 139 : 2014/09/08(月) 17:55:31 :
- できれば最初にエレクリと決めたものだからエレヒス要素ありでもメインはエレクリがいいです!←
すみません勝手なこと言って
-
- 141 : 2014/09/08(月) 20:49:47 :
俺は軽くため息を吐いて、少し疲れぎみに声を出した。
エレン「買うもの決まってんのか?」
クリスタ「ん~、行ってみないと分かんない。」
エレン「そうなのか。」
クリスタ「うん…」
すると、息を整えたクリスタは、何故か少しうつむいてしまう。
エレン「どうした?どっか調子でも悪いのか?」
クリスタ「い、いや別に…そういうことじゃなくて…」
そう言って体をもじもじするクリスタ。
トイレか…
エレン「トイレならあっちにあるぞ?」
クリスタ「そうじゃなくて…」
エレン「なんなんだよ。さっきから…」
するとクリスタは、今にも消え入りそうな声で言った。
クリスタ「………繋ご……」
全然聞こえない。
口もモゴモゴしてるし…
エレン「ごめんクリスタ。聞こえなかったからもっかい言ってくれないか。」
クリスタ「だから!……その……だから……」
これじゃあ切りがねぇな…
エレン「その話はまた後で聞くから、とりあえずもう行こう。」
クリスタ「え、ちょ――」
そして俺はクリスタの手を掴んで、強引でもないけど、リードするように俺はその手を引っ張る。
この人波のなかじゃ迷子になったら困るだろうから繋いだけど、周りからみたらもしかしてカップルにみえたりするのか…
いや、それはないか…
エレン「おいクリスタ、まずどこに行くんだ?」
さっきから喋らないクリスタの様子を伺うように、俺は聞いた。
でも。
なんかまた口がモゴモゴしてる…
エレン「なんか言いたいことあったら言ってくれよ?言わなきゃ分かんないから。」
俺のその言葉の後、数秒の沈黙が流れる。
そしてその後、クリスタはさっきの調子を取り戻したように笑顔で言った。
クリスタ「やっぱ何でもないよ。」
エレン「そうか、ならいいけど。」
クリスタ「じゃあ行こ!」
エレン「ああちょい待てよ。」
次は俺がクリスタに引っ張られる形となって、急にテンションの上がったクリスタが俺を先導する。
よく分かんないけど、とりあえず調子取り戻したみたいだし、いっか…
-
- 142 : 2014/09/09(火) 00:05:41 :
- えぇぇぇぇぇぇエレクリヒスに期待してたのに
-
- 143 : 2014/09/09(火) 00:06:55 :
- だったらヒストリアは出さないで欲しかった
-
- 144 : 2014/09/09(火) 00:20:08 :
- >>143
勝手なこと言うなよ、まずそもそも最初っからエレクリって宣言してたからそれくらいわかっとかなきゃあかんぞ。
まあ希望はあるだろうけど作者様が考える通りに書くからきっといいSSができるんだろう、ここは見守らなきゃですぜ
-
- 145 : 2014/09/10(水) 15:18:15 :
- いちいち文句は書かないでほしいですね
-
- 146 : 2014/09/10(水) 16:12:58 :
- ヒストリアを出さない方が良かったと思う
-
- 147 : 2014/09/10(水) 18:51:50 :
- >>146
Shut Up!!
-
- 148 : 2014/09/10(水) 22:42:49 :
- 恋愛物は叶わぬ恋と叶う恋があるから成り立つんだよぉぉぉ
-
- 149 : 2014/09/11(木) 14:17:21 :
- 皆様コメントありがとうございます☆
エレクリヒスを期待してたのならば申し訳ないですねf(^_^;
確かにエレクリヒスにならないのであればヒストリアは出さない方がよかったと思いますが、だけどやっぱり話の道筋において出しておきたいな…
と思いました(((^_^;)
これからも見ていただけると嬉しいです( ^∀^)
-
- 150 : 2014/09/11(木) 14:35:43 :
・・・・・
クリスタに連れられてやって来たのは、ショッピングモールの中にある小さなスイート店。
店の前の貼り紙には。
・パフェ(各種)
・クレープ(各種)
・飲み物(各種)
などと各種品がイメージ写真とともに宣伝されていた。
正に女の子が行きそうなお店だな…
俺はそっとクリスタの方へ視線を向ける。
クリスタは店の前に貼り出されてるメニューを目を輝かせてジーっと音をたてるように見詰めていた。
エレン「何食べるんだ?」
クリスタ「ん~、じゃあクレープにする。」
エレン「じゃあ金渡すから買ってこいよ。」
クリスタ「エレンは食べないの?」
エレン「俺はいいや。」
クリスタ「分かった。じゃあ行ってくるね~」
そう言ってクリスタは、店の中へと入っていった。
クリスタが中に入ってくのを確認すると、俺は一つのため息をついた。
こんな赤やらピンクやら目が疲れる色した店の中に入りたくないな…
男が行くとこじゃない…
-
- 151 : 2014/09/11(木) 22:33:04 :
- 絶対にヒストリアを出さない方が良かった
-
- 152 : 2014/09/11(木) 22:42:37 :
- ヒストリアとエレンの謎がはやく見たい
-
- 153 : 2014/09/11(木) 22:50:20 :
- >>151
Shut Up!!
-
- 154 : 2014/09/12(金) 07:14:56 :
- >>151
エレクリヒスならないからヒストリアださない方が良かったってか?意味不だよ
我儘もほどほどにしなよ。
-
- 155 : 2014/09/13(土) 11:01:15 :
- 皆様コメントありがとうございます☆
そしてヒストリアに関しては、出しておきたいと思ったので…
後、ヒストリアとエレンの謎、過去の話はまだですかねw
-
- 156 : 2014/09/13(土) 11:21:31 :
-
・・・・・
クリスタを待って数分たったとこで、俺はあることに気付いた。
クリスタを待ちながら周囲を眺めてると、顔を俯けにして近付いてくる人物が見えた。
誰だ…?
俺はそれに気付いたけど。
ただ目的地の方向がこっちなわけであって、俺の方には来ないだろう…
そう思って、俺はボーッとする。
でも視界にうつるその人は真っ直ぐこちらの方に近付いてくる。
え…何怖い…
怖くなった俺はそいつに背を向けると、ゆっくり息を吐く。
なんとなく。
でもそいつの気配はどんどん近付いてくる。
何なんだよ…
焦る気持ちを抑えて少しだけ振り返って見ると、黒の長い髪が見えた。
それだけで女だということが分かる。
俺あんな知り合いいたっけ…
思考をいくら巡らせても、俺に近付いてくる女が誰か分かることはなかった。
いや、ただ俺が忘れてるだけとか…
-
- 157 : 2014/09/13(土) 12:33:01 :
- 期待です!
-
- 159 : 2014/09/14(日) 00:16:35 :
- >>158に同意、てかもうこういうわがままな要望は無視しましょ。
期待です!
-
- 160 : 2014/09/14(日) 07:25:06 :
- エレクリヒス何てどうでもいい。始めからエレクリと書いてたから。ただヒストリアを出さない方が面白い
-
- 161 : 2014/09/14(日) 08:08:34 :
- >>159
そうですね、エリーゼさんも気にしないで話を進めていってください!
期待してますよ!
-
- 162 : 2014/09/16(火) 11:42:17 :
- とっても期待です!
-
- 163 : 2014/09/16(火) 16:56:17 :
- コメントが多くて少し読みづらいので、古いものから非表示にするのはどうですか?
とってもとっても期待です(^ω^)
-
- 164 : 2014/09/20(土) 19:17:59 :
- 期待!
-
- 165 : 2014/09/22(月) 22:51:25 :
- 上手いし面白いしすごいし最高だし神だしもうなんなの・・・
見るしかない・・
いらないとかいう人いるけどヒストリア必要だよこれ
敬語じゃなくてすいません
今気づきましたすいません
マジすいませんすいません
見れたらまた見ます
-
- 166 : 2014/09/23(火) 18:15:36 :
- 皆様沢山のコメントありがとうございます☆
とても嬉しいです( ^∀^)
ありがとうございます!
ヒストリアについて様々な意見がありますが、このまま進めていくつもりです。
これからも見て頂けると嬉しいです( ^∀^)
>>163
それはいいですね!
-
- 167 : 2014/10/05(日) 10:38:56 :
- 放置?ではないよね
亀だもんね
-
- 168 : 2014/10/13(月) 10:53:15 :
- 早く〜
-
- 169 : 2014/10/13(月) 15:46:47 :
- はい、放置確定
-
- 170 : 2014/10/17(金) 02:04:44 :
- >>169
お前ガキだろ
一々発言するところではないよね?
構って欲しいのかな?
-
- 171 : 2014/10/18(土) 18:55:28 :
- 長い間更新出来なくて申し訳ないです(--;)
-
- 172 : 2014/10/18(土) 18:55:32 :
そう考えている内にも近付いてくるそれ。
一体何なんだよ…こえーよ…
そして覚悟を決めて振り返ろうとしたその刹那。
ぽん、と左肩を叩かれた。
思わずビクッ、と肩を揺らしてしまう。
どうする…振り返るか…逃げるか…どうする俺!
「あなたもしかして、エレン?」
すると突然、聞き覚えのある声が、耳をくすぐるように聞こえてきた。
耳に息が吹きかかってくる。
この声、知ってるぞ…
そして俺は何度目かの覚悟を決めると、振り返って言った。
エレン「お前もしかしてミカサか?」
するとその少女は、軽く微笑んでから「うん」と頷き。
ミカサ「久し振りね…」
その答えに俺は心の底から安心した。
殺されるかと思った…
なんだ良かった…ミカサだったのか。
エレン「ミカサか。」
ミカサ「なにその反応…嬉しくないの?」
エレン「いや別にそういうことじゃねぇよ。」
ミカサ「そう、私は嬉しくないけど。」
エレン「そうか…って嬉しくないのかよ!」
ミカサ「ええ、今ひたすら吐き気と戦っているの。」
エレン「なんで声かけた!?」
ミカサ「あなたの顔に嘔吐物をぶっかけたかったから。」
エレン「止めろよ!?」
ミカサ「そんなぶっかけるぞなんてエレン、ひどい。」
エレン「ひどいのはお前の考えてることだよ!」
ああ、こいつと喋るのはホントに疲れる…
久し振りにあってみたらなんか変わってると思ったけど、何も変わってないな。
ミカサとはトロスト区で中学校が一緒だった同級生。
俺が転校してから一度も会うことはなかったが、いや…会いたくなかったけど、まさかこんなとこで遭遇するとは。
ミカサ「さっきから黙ってるけど、あなた何を考えているの?」
エレン「いや、別に変な事は考えてないぞ。」
ミカサ「私はまだ変な事とは一言も言っていない。」
うん面倒くさいこいつ…
ミカサ「あなたまさか、私にぶっかける気なの。」
エレン「何を!?ていうかまだその話引きずってた!?」
ミカサ「ナニそのものをぶっかける気なのエレン。やらしいわ。」
エレン「ぶっかけるぶっかけるうるせぇよ!」
大声を出したせいか、回りがざわつき始めた。
「ぶっかけるだって…やらしいね…」
「こっちまで恥ずかしくなってくる。あの人変態よ。」
くそ…なんで俺が変態を見る目で見られなきゃならないんだ。
全部こいつのせいなのに…
ミカサ「そんなに見つめないでくれるかしら。妊娠してしまうわ。」
エレン「いやしねぇよ!」
ミカサ「ところでエレン。」
すると、ミカサは急に改まったように俺の名を言った。
エレン「なんだよ急に改まって。」
ミカサ「いや、別に大したことはないのだけど。」
-
- 173 : 2014/10/21(火) 19:43:02 :
- 期待ぜよ(・Д・)ノ
-
- 174 : 2014/10/23(木) 23:30:15 :
- 待ってました✴︎ 期待!!
名前、進撃の夏休み だったのが秋休み通り越した…w
-
- 175 : 2014/10/25(土) 20:07:27 :
- 期待感謝します!
そして、随分と肌寒い季節になってしまいましたねw
-
- 176 : 2014/10/25(土) 20:07:30 :
エレン「一体なんだってんだ?」
ミカサ「ほら、あそこに立っているのはあなたの彼女?」
ミカサの指差す方へ振り返ると、こちらを観察するように見てくるクリスタの姿があった。
ミカサ「いつの間に童貞を卒業したのね。」
エレン「してねぇよ。」
ミカサ「じゃあするつもりなのね。」
エレン「なんでする前提なんだよ!」
ミカサ「なんで?愚問ね。あなたが獣だから。」
エレン「違うから…」
やっぱ疲れるな…こいつ…
あからさまに面倒くさそうな顔をした俺をみたミカサは、少しばかり不満そうな顔を見せると、腕を組みながら口を開いた。
ミカサ「なにか不満かしら?」
当たり前だろ…下ネタばかりはく同級生に出くわしたんだぞ。
まぁそんなことは言わないとして。
エレン「別に不満じゃねぇよ。ただ、お前よくそういうことできるよな。」
ミカサ「そういうこと?今はバイブなんて付けてないのだけど」
エレン「そうじゃなくて、なんかこう…いつも下ネタばかりいってることとか。」
ミカサ「まぁ、そうね。」
エレン「そういう自分に正直に生きてるとこ、少しは尊敬はしてるっていうか…なんか口に出して言うと恥ずかしいけど。」
下ネタを言うことが大好きなら、自分に嘘をつかずに自分に正直に生きてる…
なんか悔しいけど、そういうとこは俺のなかで、尊敬に値するのには十分すぎる。
俺の言葉を聞いたミカサは、少し戸惑う様子を見せると。
ミカサ「…あなたが言うほど正直でもないけど。」
エレン「…?」
ミカサ「これが私の正直だとしたら、それこそ変態よ。」
エレン「ごめん、いってる意味が分からないんだけど。」
ミカサ「もう、いいんだけど。」
俺の声が聞こえてないのか、ミカサが独り言を呟いた。
どうしたんだ急に?
エレン「な、なぁ。」
声をかけたと同時に、ミカサはハッ、と我に返った様子を見せて。
ミカサ「それより、もう戻った方がいいと思うけど。彼女さんが待ってるみたいだし。」
エレン「別に彼女じゃねぇよ。」
こいつ、話変えたな…まぁ、いいけど。
-
- 177 : 2014/10/30(木) 11:45:59 :
- 期待っす。
-
- 178 : 2014/11/28(金) 14:24:40 :
- 俺もとからミカサはうざく感じたんだけどこのミカサはさらにウザイエレンもう無視すれば良いのに
-
- 179 : 2014/12/23(火) 00:33:34 :
- 期待してます!
-
- 180 : 2014/12/30(火) 05:05:05 :
- >>178わかってないなぁ..┐(´д`)┌
このミカサドSボケ?とエレンのツッコミが話をおもしろくするんだよ?おそらくは。
文才有り過ぎて嫉妬するレベルです...このSS見つけて良かった...
期待、支援...
-
- 181 : 2015/01/05(月) 01:40:21 :
- ミカサがなんか面白いwww期待です!
-
- 182 : 2015/01/12(月) 00:27:25 :
- ミカサをみて化物語の戦場ヶ原思い出した…期待
-
- 183 : 2015/01/12(月) 19:13:49 :
- ミカサ勘違いとボケのレベルがチゲェ
会社の面識で社員困らせるレベル
あと、期待です……
-
- 184 : 2015/01/12(月) 19:17:22 :
- あとエレンは、よく耐えてられるな
俺だったら、精神力がぶっ壊れるなww
-
- 185 : 2015/01/12(月) 19:44:44 :
- 期待している
-
- 186 : 2015/04/03(金) 11:00:28 :
- 放置www乙www
-
- 187 : 2015/04/29(水) 16:25:11 :
- 期待!
-
- 188 : 2015/05/06(水) 16:58:58 :
- 続きがほしい
-
- 189 : 2015/05/16(土) 21:37:50 :
- 続きがみたい!!
-
- 190 : 2015/10/12(月) 00:19:58 :
- 放置ですか?
-
- 191 : 2015/11/17(火) 20:31:16 :
- ミカサ「彼女でなければなに」
エレン「あなたは一回死んだら」
ミカサ「エレンひどい」
エレン「つかれた・・・」
クリスタ「エレーン」
-
- 192 : 2015/11/17(火) 20:39:56 :
- ただでさキモくて鬱陶しいミカサが違う意味でキモく鬱陶しくなってるやん。
-
- 193 : 2015/12/31(木) 19:49:41 :
- まずヒストリアとクリスタ同一人物じゃねえかよ、何してんだよアホかよ。
-
- 194 : 2016/01/15(金) 13:14:12 :
- 亀更新っつって1年以上経ってるワロタwww
もう飽きたんだろうなwww
-
- 195 : 2016/03/29(火) 18:20:22 :
- >>193わざとに決まってんだろうが考えろやゴミカスクズ
-
- 196 : 2017/04/24(月) 21:53:30 :
- >>195 お前も一回黙れ?
-
- 197 : 2017/05/07(日) 16:13:41 :
- 放置かよ
-
- 198 : 2017/07/02(日) 23:32:23 :
- お前らが色んな要望出すからウザかったんだろ
そんなこともワカンねぇのかよ
ガキはどっちだっつんだよ
自分の頭使ってよく考えろ
-
- 199 : 2017/07/03(月) 03:13:00 :
- >>198 ほんそれ。
ミカサの圧倒的雪ノ下感www
-
- 200 : 2017/09/07(木) 15:00:33 :
- 期待
-
- 201 : 2017/11/24(金) 23:15:47 :
- 笑笑
-
- 202 : 2018/08/04(土) 15:22:15 :
- 放置
-
- 203 : 2020/06/27(土) 14:22:15 :
- 上手なのにもったいない
-
- 204 : 2020/10/06(火) 13:25:55 :
- 高身長イケメン偏差値70代の生まれた時からnote民とは格が違って、黒帯で力も強くて身体能力も高いが、noteに個人情報を公開して引退まで追い込まれたラーメンマンの冒険
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恋中騒動 提督 みかぱん 絶賛恋仲 神威団
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害悪ユーザースルメ、カグラ、提督謝罪
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【キャロル様教団】
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何故、登録ユーザーは自演をするのだろうか??
コソコソ隠れて見てるのも知ってるぞ?
http://www.ssnote.net/archives/86986
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不器用な二人の紡ぐ物語 シリーズ
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