この作品は執筆を終了しています。
ハンジ「壁外調査で迷走中…」【恋するメガネさん3】(リヴァハン)※おまけ追加!!
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- 1 : 2014/03/21(金) 19:02:54 :
- 19作目です!
リヴァハン第3話目!
今回は壁外調査です(^o^)
今日から春休みなので
いろんな時間に更新するかも…?
タイトルはまた仮です
そのうち変えます
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- 2 : 2014/03/21(金) 19:39:38 :
- 前作はこちらから!
↓1作目
http://www.ssnote.net/archives/5987
↓2作目
http://www.ssnote.net/archives/11803
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- 3 : 2014/03/21(金) 19:41:07 :
- 更新は22~23時ごろからです(^-^;
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- 4 : 2014/03/21(金) 21:53:20 :
- では始めます!
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- 5 : 2014/03/21(金) 21:58:21 :
私の周りは
真っ白な…
雪…
じゃなくて、
紙景色…
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- 6 : 2014/03/21(金) 22:06:31 :
ハンジ「…っは~」
周りは紙、紙紙紙…。
私は今紙に埋もれている。
つまり、書類を溜め込んでいたのだ。
ハンジ「もうやだなぁ…」
ガチャ
モブリット「失礼しま…うわっ」
モブリット「どうしたんですか、これ…」
ハンジ「見ての通り、書類の山だよ」
モブリット「…とりあえず、起きてください」ユサユサ
ハンジ「やだー…」
モブリット「手伝いますから…」
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- 7 : 2014/03/21(金) 22:14:37 :
- モブリット「これ何の書類ですか?」
ハンジ「…これからの調査兵団についてとか…、その他もろもろ」
モブリット「何でこんなに溜めてたんですか」
ハンジ「だって研究とか忙しかったんだもーん」
モブリット「…っていうか、壁外調査って明後日ですよね?こんなことしてる場合じゃ…」ハァ
そう。
私が一番萌え…、いや燃える行事が
明後日に控えている。
言うまでもない。
壁外調査である。
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- 8 : 2014/03/21(金) 22:50:26 :
- ハンジ「そっかぁ。明後日かぁ~。ふふふ…」
モブリット「手を動かしてください」
ハンジ「はい…」
優秀な部活は頼りになる。
でも任せっきりじゃだめだよね。
ちょっと反省する。
ガチャ
リヴァイ「おい、クソメガネ」
ハンジ「あ、リヴァイ」
リヴァイ「エルヴィンが書類をそろそろ出せってうるさい」
ハンジ「…へへへ」
リヴァイ「…」ジー
リヴァイ「お前まだやってねぇのか」
ハンジ「…へへへへへ」
笑ってごまかす。
だってさぁ、びっくりするじゃん。
部屋汚いし…。
モブリット「すいません。もう少しなので…」
リヴァイ「なんでお前が謝るんだ」
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- 9 : 2014/03/21(金) 22:54:45 :
- 今日はここまでです
どういう展開にするか迷ってます…
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- 10 : 2014/03/21(金) 23:27:52 :
- ふあああああああああああああ!!ひよこ餅さんのリヴァハン新作!!
待ってました!!続きに期待です!!
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- 11 : 2014/03/22(土) 09:35:53 :
- 新作期待しています
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- 12 : 2014/03/22(土) 09:41:30 :
- きたーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!
出たのわかった瞬間テンション上がったーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!
ひよさん天才だからむっちゃ楽しみ!!!!!!!!!!!
期待!!!!!!!!!!!!!!!!
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- 13 : 2014/03/22(土) 14:25:34 :
- 期待!
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- 14 : 2014/03/22(土) 19:44:35 :
- 期待です!( ☆∀☆)
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- 16 : 2014/03/22(土) 21:16:58 :
- リヴァイ「ったく…」ドスッ
リヴァイ「ほら貸せ」
ハンジ「え?」
リヴァイ「手伝ってやる」
モブリット「そ、そんな大丈夫ですよ!」
リヴァイ「いちいちエルヴィンの野郎が俺に確認してくるからめんどくせぇんだ」
リヴァイ「お前はあいつの機嫌取りでもしといてくれ」
モブリット「わ、わかりました」ガタ
なんでリヴァイに確認してたんだろう。
直接私に聞きに来たらいいのに…。
というか、かなり迷惑をかけてしまっていた
ようだ。
2度目の反省である。
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- 17 : 2014/03/22(土) 21:25:16 :
- バタン
ハンジ「なんで手伝ってくれるの?」
リヴァイ「さっき言った通りだ」
ハンジ「そ、そっか」
何か別の理由があるのかと思ったが
どうやら違うみたいだ。
リヴァハン「…」ガリガリ
会話が切れる。
2人で歩いている時ではないので
無駄に会話をする必要はないのだが…。
しーんとした部屋で2人きりで黙々と
作業をするのも何か寂しい。
リヴァイ「できたぞ」スッ
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- 18 : 2014/03/22(土) 21:28:49 :
- 書き忘れ
もうお気づきになったと思いますが
【恋するメガネさん】という
シリーズ名になりました
タイトルがちょこちょこ変わる可能性が
あるのでシリーズ名でお探し下さいm(_ _)m
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- 19 : 2014/03/22(土) 21:48:29 :
- ハンジ「え!?早っ」
リヴァイ「お前が遅い」
リヴァイ「こんなのこうしたらすぐだろ」
ハンジ「すご!」
ほんとになんでもできるんだなぁ…。
羨ましいし、憧れる。
そこに惹かれるのかな…。
そんなことをモヤモヤ考えていると
リヴァイ「これも終わったぞ」
ハンジ「ええ!?私の分まで!?あ、ありがと!」
ボーッとしているうちに
私の分の書類までしてくれたとは…。
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- 20 : 2014/03/22(土) 21:59:51 :
- リヴァイ「…もうすぐ壁外調査だな」ボソ
急にリヴァイが呟いた。
どうしたんだろう?
ハンジ「楽しみだなぁ~」
リヴァイ「お前ほんとに変態だな」
ハンジ「そんなことないよ!いいじゃん巨人!」
リヴァイ「そこがよくわからねぇ」
リヴァイ「怖いとか思わねぇのか」
ハンジ「最初は怖かったけどね…」
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- 21 : 2014/03/22(土) 22:02:08 :
- うおーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!いい感じになってきたーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!
ハンジはすごい!!!!!!!
期待です!!!!!!!!!
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- 22 : 2014/03/22(土) 22:04:27 :
- >>21
ありがとうございます!(*´∀`)
どうなるかは書きながら考えるので
私にもわかりません
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- 23 : 2014/03/22(土) 22:13:25 :
- ハンジ「でも巨人は面白い!最高だよ!!」パァッ
ハンジ「あの奇妙な走り方といい、気持ち悪い顔といい…。めちゃくちゃ滾る!!
ハンジ「…」ハッ
やばい。
つい素が出た。
だがもう遅い。
ハンジ「あ…、えっと、ご、ごめん」シュン
リヴァイ「もう慣れた」
ハンジ「…」
そうだよね。
ちょっと前まで素出しまくりだったもんね。
自分が馬鹿みたいだ。
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- 24 : 2014/03/22(土) 22:27:25 :
- リヴァイ「まぁ、とにかく…」
リヴァイ「死ぬなよ」
ハンジ「えっ…」
リヴァイ「さっさとエルヴィンに書類出しに行け」クルッ
バタン
ハンジ「…」
いつもなら…。
いつもならこんなこと言わないよね。
さっきから疑問が多すぎる。
でも、考えるのはやめておこう。
自分を裏切りそうだから…。
壁外調査は明後日だ。
早く準備をしよう。
…あ。
エルヴィンに書類出して来ないと!
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- 25 : 2014/03/22(土) 22:28:41 :
- 今日はここまでです!
続きはまた明日(´▽`)
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- 26 : 2014/03/22(土) 23:04:44 :
- おぉーーーーーー!!!!!!!
明日期待です!!!!!!!
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- 27 : 2014/03/22(土) 23:58:52 :
- 期待がとまらない!!恋するハンジさんの変化が良い!!
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- 28 : 2014/03/23(日) 11:52:55 :
- 期待!
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- 30 : 2014/03/23(日) 19:26:17 :
- リヴァハン、大好きなんです!
見ててキュンキュンしますw
超絶期待です*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*
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- 31 : 2014/03/23(日) 19:37:48 :
- >>30
ありがとうございます!(^o^)
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- 32 : 2014/03/23(日) 19:46:14 :
- ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
エルヴィン「…」スタスタ
リヴァイ「おい、エルヴィン」
エルヴィン「ああ、リヴァイか」クル
エルヴィン「何か用か?」
リヴァイ「いちいち俺にあいつの書類の確認をさせるんじゃねぇよ」
エルヴィン「あいつって?」ニヤ
リヴァイ「…クソメガネだ」
エルヴィン「心配するな。さっき慌てて出しにきたぞ」
リヴァイ「話題を変えんじゃねぇ」イラッ
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- 33 : 2014/03/23(日) 19:53:04 :
- エルヴィン「ははは。いいじゃないか」
エルヴィン「お前たち仲がいいだろ」
リヴァイ「よく見えるか?」
エルヴィン「それはもう」ニコニコ
リヴァイ「ほざけ」クルッ
スタスタ
エルヴィン「…」
エルヴィン「…否定しないんだな」ボソ
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- 34 : 2014/03/23(日) 20:57:19 :
- エルヴィン「あいつ、あれだけを言いにきたのか?」
ミケ「何の話をしてたんだ?」ヌッ
エルヴィン「ミケ。聞こえてたか」
エルヴィン「仲がいいって話だ」
ミケ「リヴァイと?」
エルヴィン「リヴァイと私が…って話ではないが。まあ、その内わかるさ」
ミケ「…?」
エルヴィン「じゃあ」
スタスタ
ミケ「…??」
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- 35 : 2014/03/23(日) 21:09:13 :
- 続きは深夜書けたら書きます…
なかなかタイミングがぁぁ…
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- 36 : 2014/03/23(日) 22:30:12 :
- がんばれ!!!!!
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- 37 : 2014/03/24(月) 13:13:14 :
- 期待!
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- 38 : 2014/03/24(月) 13:39:54 :
- 頑張って下さい!
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- 40 : 2014/03/24(月) 19:12:56 :
- ー2日後ー
ハンジ「よっしゃー!」
モブリット「落ち着いて下さい」
ハンジ「だってもうすぐ壁外だよー?テンション上がるじゃん!!」
モブリット「分隊長だけです」
ついにこの日が…!
というわけで、朝からテンションが
上がりまくっている。
ちなみに、今は兵舎の外で馬に乗っている
状態だ。
もうすぐ壁に着く。
ハンジ「あああ~。今日はどんな奇行種に会えるかなぁぁぁぁ~」ワクワク
モブリット「あんまりここで体力使わないで下さい…」
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- 41 : 2014/03/24(月) 19:23:20 :
- 壁が近づいてきたということで、
この前修理に出したばかりの
戦闘用ゴーグルをつける。
準備はばっちりだ。
ふと、周りを見渡す。
今回の長距離索敵陣形の配置は
寸前に言われたので
自分の周りを把握しておく必要がある。
そういえば、リヴァイって
どこだったっけ…?
ハンジ「んー…?」キョロキョロ
モブリット「よそ見してたら迷子になりますよ」
ハンジ「迷子なんてなるわけないよ~。子どもじゃあるまいし」
視線を前に戻す。
結局見つけられなかったが
まぁ、心配はないだろう。
リヴァイは強いから。
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- 42 : 2014/03/24(月) 20:42:40 :
- ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
モブリット「そろそろ開門ですね」
ハンジ「まだかな~」
兵士「開門!!」
ゴゴゴ
エルヴィン「総員、前進!!」
ドドドドドッ
ハンジ「きたぁぁぁぁ!!」
一気に前進する。
門をくぐると壁の外の世界が
広がる。
-
- 43 : 2014/03/24(月) 20:53:43 :
- エルヴィン「長距離索敵陣形、展開!!」
ドドドッ
今回の私の配置は初列五・索敵だ。
簡単に言えば一番前。
だいぶ危険。
逆に言えば、巨人を一番に見つけられる。
分隊長という階級だからか、
今までこの配置にしてもらえなかった。
エルヴィンに頼みに頼み込んで
こうなったわけである。
一番前ってこんな感じなのか…。
最高だ。
エルヴィンに頼んでいるとき、
リヴァイが怪訝そうに見ていたというのは
余談だ。
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- 44 : 2014/03/24(月) 21:10:52 :
- ハンジ「はーっ」
風が心地よい。
やっぱり外は気持ちがいい。
この感覚が大好きだ。
ドォォォォ
モブリット「緑の信煙弾!進路右方向です!」
ハンジ「モブリット、撃って!」
モブリット「はい!」
ドシュウゥゥゥ
結構距離的にも進んだ。
そろそろ何か動きが出そうだ…。
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- 45 : 2014/03/24(月) 21:32:20 :
- ドドド
ハンジ「!」
見つけた。
見たところ通常種だ。
すぐに赤の信煙弾を撃つ。
通常種は相手をしないのが普通だ。
近くで観察したいのは山々なんだが…。
そこは我慢する。
緑の信煙弾が次々と上がる。
進路はさらに右だ。
ハンジ「さっきの巨人は?」
兵士「追跡を諦めたようです!」
ハンジ「よしっ」
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- 46 : 2014/03/24(月) 21:49:16 :
- ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
その後はしばらく何もなかった。
ずっと走っていただけ。
今回の目的は新しい壁外の道を探す
ことだったので、
そろそろ撤退命令が出るかもしれない。
壁外での長居は危険だ。
モブリット「今回は何も起きなさそうですね…」
ハンジ「うん。もうちょっと巨人に会えるかなと思ってたんだけど…」
モブリット「何もない方がいいんですよ」
ハンジ「そりゃあね」ハハハ
帰って報告書書かなきゃなぁ…。
そんなことをのんきに考える。
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- 47 : 2014/03/24(月) 22:06:37 :
すると。
ドドッドドッ
兵士「ぶ、分隊長!」
ハンジ「ん?」バッ
ハンジ「あれは…」
目を細める。
あの奇妙な走り方は…。
すごいスピードでこっちに向かってくる
あの巨人は…。
ハンジ「出たな…」
奇行種だ───
-
- 48 : 2014/03/24(月) 22:08:33 :
- 今日はここまでです!
もう少しこんな感じが続きます
壁外調査ってなかなか難しい…
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- 49 : 2014/03/24(月) 23:06:36 :
- 期待!!!!!!
-
- 50 : 2014/03/25(火) 11:29:46 :
- 期待です!!!!!
-
- 52 : 2014/03/25(火) 19:20:48 :
- ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ドォォォォォ
リヴァイ「!」
兵士「左前方で黒の煙弾!奇行種です!!」
リヴァイ「…ちっ」
リヴァイ(そういえば…、あっちの方向は…)
リヴァイ「…」
リヴァイ「…はしゃぎ過ぎてないといいが」ボソッ
兵士「?す、すいません。聞き取れませんでした。もう一度…
リヴァイ「なんでもねぇ」
兵士「はあ…」
-
- 53 : 2014/03/25(火) 20:49:11 :
- ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
パシュ
ハンジ「うわぁぁぁぁ!!」
ハンジ「ごめんねぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
ザシュッ ドォォォォン
モブリット「分隊長、さすがです!」
ハンジ「うぅ…」スタン
ハンジ「今の子、すっごい連れて帰りたかった…」
奇行種を陣形の中央に近づけるわけには
いけない。
仕方なく…、仕方なく
殺した。
現実は辛い。
-
- 54 : 2014/03/25(火) 20:57:10 :
- ハンジ「ぐすっ…。他には?」
モブリット「見たところ…、いませんね」
ハンジ「そっか…」
今回は上手く巨人があまりいないコースを
通れたようだ。
幸運なのか、偶然なのか…。
だが、ここで気を抜くわけにはいかない。
ドドドッ
モブリット「スピードが落ちてきましたね」
ハンジ「そろそろ休憩かな」
-
- 55 : 2014/03/25(火) 21:15:58 :
- ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ザワザワ
ハンジ「あー、疲れたー」
モブリット「何事もなく帰ることができたらいいんですけど…」
モブリット「…そういえば、いつも休憩する場所って平地ですよね。どうしてこんな森の近くのんでしょう?」
ハンジ「さあ…?何か目的があるのかもね」
このことについては私もよくわからない。
木があればすぐに立体機動に移ることは可能
なので、一応心配はいらないと思うが。
兵士「モブリットさん!ちょっとよろしいですか?」
モブリット「あ、すぐ戻りますので」
ハンジ「ん。わかった」
タタタ
-
- 56 : 2014/03/25(火) 21:28:14 :
- ハンジ「…」ピク
何かの視線を感じる。
ハンジ「ん…?」キョロキョロ
辺りを見渡してみる。
特に誰もこっちを見ているわけでは…
ハンジ「!!」
いた。
目が合った。
森の奥の方からこっちを見ている。
…巨人が。
ハンジ「…」
ヒュン
考えるより先に体が動いた。
立体機動で木に飛び移る。
-
- 57 : 2014/03/25(火) 21:34:17 :
- ハンジ「おーい!」ダダッ
巨人「!!」ビク
ドスドスドス
ハンジ「あ、ちょっと、逃げないでよ!」
追いかけっこか。
それなら負けない。
捕まえてやる。
ヒュンヒュンッ
ハンジ「待てぇぇぇぇぇー!!」
巨人「…」アワアワ
ドスドスドス
ハンジ「逃げでも無駄だぁぁぁぁ!」ダダダ
ドスドスドスッ
-
- 58 : 2014/03/25(火) 21:40:41 :
- ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ゼェゼェ
ハンジ「あれー?」
ハンジ「どこ行った?」
ハンジ「おーい!隠れてないで出ておいでよ!!」
ハンジ「お話しよう!!」
シーン
ハンジ「だめか…」
こんなに長時間全力疾走をしたのは
久々だ。
息があがる。
あともうちょっとだったんだけどな…。
しょうがない。
今回は諦めよう。
…ん?
ハンジ「ありゃ…?」
ここ…
どこだ。
-
- 59 : 2014/03/25(火) 21:41:20 :
- 今日はここまでです!
続きはまた明日( ^^)/
-
- 60 : 2014/03/25(火) 22:47:45 :
- ハンジさあああああああん!
どうなるの?どうなるんですか!期待!
-
- 61 : 2014/03/26(水) 08:01:26 :
- ハンジーーー!!!!!!!!
期待!!!!!!
-
- 62 : 2014/03/26(水) 10:20:18 :
- 迷子の迷子のハンジさん♪
死なずにお願い致します♪
迷子の子猫より
-
- 63 : 2014/03/26(水) 11:50:36 :
- ハンジさーーーん!!!!!!!
期待です!
-
- 65 : 2014/03/26(水) 19:15:21 :
ハンジ「やばいな…」
夢中で追いかけてきたので
まっすぐここまで来たというわけではない。
木と木の間を飛んできたのは
覚えているのだが…。
後ろを見ても木ばかりである。
ハンジ「どうしよう…」ペタン
ハンジ「戻れない…」
-
- 66 : 2014/03/26(水) 19:29:00 :
- ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
タタッ
モブリット「すいません、時間がかかってしまいまして…」
モブリット「…あれ?」ピタ
モブリット「分隊長?」キョロキョロ
リヴァイ「おい、エルヴィン」
リヴァイ「これからどうするんだ?」
エルヴィン「後は帰るだけだ」
リヴァイ「…」
リヴァイ「こんな森の近くに止まったのは何か目的があるのか?」
エルヴィン「まぁ…、下見だ」
リヴァイ「下見?」
エルヴィン「森で…
ダダダ
兵士「森の方角から巨人が来ます!!」
エルリヴァ「!!」
兵士「南の方角からも3体来ました!!」
兵士「東の方からも4体!!」
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- 67 : 2014/03/26(水) 19:37:12 :
- ハンジ!!!!!
-
- 68 : 2014/03/26(水) 19:40:13 :
- エルヴィン「こんなときに…」
エルヴィン「総員、立体機動で木に飛び移れ!!」
兵士たち「ハッ!」
ババッ
エルヴィン「戦闘開始!!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ハンジ「くそぅ…」
ついさっき部下に迷子になんてなるわけない
と言ったばかりなのに…。
情けない。
ハンジ「うーん。まずはここにいることを誰かに気づいてもらわないとなぁ…」
森で迷っている以上、下手に動いては
余計に危ない。
何か動かなくてすむ方法は…。
ハンジ「…あ」ピン
ハンジ「信煙弾だ!」ゴソゴソ
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- 69 : 2014/03/26(水) 19:41:49 :
- >>67
迷子のハンジさんは
どうするんでしょう?
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- 70 : 2014/03/26(水) 19:43:52 :
- >>69信煙弾で居場所を教える。
かな。期待!!!!!
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- 71 : 2014/03/26(水) 19:47:59 :
- ハンジ「…」ハァ
出してはみたものの、
信煙弾は残り1発分しかなかった。
せめて、2発あれば…。
ハンジ「…」カンカン
さっき全力で立体機動をしてしまったため、
ガスも残り少ない。
…チャンスは1回。
失敗したらもう終わりだ。
ハンジ「撃ってみるしかないよなぁ」チャッ
ハンジ「…」
ハンジ「よし!」グッ
ドシュウゥゥゥゥゥ
-
- 72 : 2014/03/26(水) 19:48:57 :
- >>70
撃ってみたんですが…
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- 73 : 2014/03/26(水) 19:53:05 :
- ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ワアァァァァァ
兵士「おらあっ!」ザシュッ
兵士「くたばれっ!」ヒュン
ドォォォォォ
兵士「…ん?信煙…
巨人「…」ヌッ
ガシッ
兵士「!?く、くそ!放せ!!」バタバタ
ギュンッ ザクッ
リヴァイ「よそ見してんじゃねぇ」
兵士「す、すいません!ありがとうございます!!」
-
- 74 : 2014/03/26(水) 20:00:26 :
モブリット「分隊長!!」ヒュン
モブリット「一体どこへ…」
リヴァイ「ふっ!」ザクザクッ
リヴァイ「…?」
ヒュン
リヴァイ「何してんだ」
モブリット「兵長!ぶ、分隊長がいないんです…」
リヴァイ「な…!?」ギク
巨人「…」ギュオッ
エルヴィン「!」ハッ
エルヴィン「リヴァイ!後ろだ!!」
リヴァイ「!!」
バクンッ
-
- 75 : 2014/03/26(水) 20:01:24 :
- 今日はここまで!
明日はお昼に更新するかもしれません
-
- 76 : 2014/03/27(木) 09:27:59 :
- 期待です!ハンジさんどうなるんでしょう!
え?てかバクンッって!えええええ!?
-
- 77 : 2014/03/27(木) 14:37:56 :
- >>76
ありがとうございます!
ちょっとずつ再開です
-
- 78 : 2014/03/27(木) 14:43:46 :
モブリット「兵長!!!」
エルヴィン「リヴァイ!!!」
ギュルンッ
リヴァイ「…くっ」スタン
リヴァイ「マントの端かすったか…」
ヒュン
ミケ「ふんっ」ズバッ
ドォォォォン
ミケ「大丈夫か、リヴァイ」タン
リヴァイ「…ああ」
ミケ「珍しいな、お前が油断するなんて」
リヴァイ「…」
-
- 79 : 2014/03/27(木) 14:57:11 :
- エルヴィン「危なかったな」
エルヴィン「それよりモブリット。さっきハンジがいないって聞こえたんだが…」
モブリット「そ、そうなんです…。私がちょっと離れた間に…」
モブリット「申し訳ありません!!」
エルヴィン「あいつのことだからな…。仕方がない」
エルヴィン「どこに行ったのか検討はつくか?」
モブリット「わかりません…」
兵士「あ、あの…」ヒュン
兵士「俺、さっきハンジ分隊長が森に入っていくとこを見たんですが…」
リヴァイ「!」
ガッ
兵士「ひッ!」ビクッ
リヴァイ「てめぇ…、何で止めなかった…!」
兵士「と、途中まで、追いかけたんですが…」
兵士「見失ってし、しまい…」ガクガク
リヴァイ「…クソが」パッ
兵士「ぐっ」ドサ
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- 80 : 2014/03/27(木) 15:42:20 :
- エルヴィン「まぁまぁ、そう熱くなるな」
エルヴィン「で、森か…」
エルヴィン「巨人がいたのかもしれないな」
ドスンドスンドスン
兵士「らあッ!」バスッ
ドォォン
エルヴィン「ひとまず…」
エルヴィン「リヴァイはミケと一緒に探しに行ってくれ」
ミケ「わかった」
ダンッ ヒュンヒュン
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- 81 : 2014/03/27(木) 15:44:57 :
- おぉ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!
どうなる????期待!!!!!!
-
- 82 : 2014/03/27(木) 15:48:10 :
- 兵長の怒りが胸を締め付けます!
続きに期待!
-
- 84 : 2014/03/27(木) 18:44:03 :
- 期待!
-
- 85 : 2014/03/27(木) 19:06:27 :
- うわああああ
続きがきになりすぎて辛い!!!!
-
- 86 : 2014/03/27(木) 20:20:30 :
- ハンジイ!
ほんとにありそう!
ハンジ、死ぬな!
-
- 88 : 2014/03/27(木) 23:00:50 :
- ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ハンジ「…」
ハンジ「だめかぁ…」
信煙弾を撃ってから
10…いや20分ぐらい経っただろうか。
未だに反応はない。
誰も気づかなかったのか…。
それかかなり奥の方まで来てしまって
居場所が特定できていないのか。
ハンジ「…」ブルッ
ハンジ「なんか、寒い…」
よく考えたら今は秋の終わりぐらい。
もうすぐ冬だ。
それに巨大樹の森なので日当たりが悪い。
まだ昼間なのにな…。
-
- 89 : 2014/03/27(木) 23:13:58 :
- ハンジ「おおお…。寒ぅぅ…」バサ
ハンジ「日没までにどうにかしないとな…」
今身にまとっているのは
いつもの隊服とマントだけ。
ペラペラのマントだけじゃ普通に寒い。
布団が恋しい。
ハンジ「信煙弾以外の方法を考えないと…」
ハンジ「…」
ハンジ「…うー」
くそ。
何も思いつかない。
ハンジ「なんでついて行っちゃったんだろ…」ハァ
-
- 90 : 2014/03/27(木) 23:43:33 :
急に心細くなった。
体が縮こまる。
周りには誰もいない、
孤独…。
ハンジ「…」
独りきりなんて、
あまり体験したことがない。
いつも誰かが側にいた。
ハンジ「…くっ」
寒い…。
寂しい…。
-
- 91 : 2014/03/27(木) 23:51:34 :
エルヴィン…
モブリット…
ミケ…
リヴァイ…
ハンジ「…!」ハッ
ハンジ「だめだ、だめだだめだ!!」ブンブン
ハンジ「弱気なんて私らしくない!!」
ハンジ「考えろ…考えるんだ…!」
いつもの自分を思い出せ!!
-
- 92 : 2014/03/28(金) 00:11:37 :
ガサガサガサッ
後ろを振り向く。
ハンジ「!?」
巨人「…」ノソ
巨人「…」ジーッ
巨人「…」ウロウロ
ハンジ「きょ、巨人が…」
ハンジ「3体…」
ハンジ「嘘だろ…」
いつもならテンションがあがるはずだが、
今回はそうはいかない。
生きるか死ぬかの問題だ。
ハンジ「ガス、もうないのに…」
今のガスの量では3体倒せるかわからない。
生き残れるは…、もっとわからない。
ハンジ「ははは…」ゾクゾク
ハンジ「怖ぇ…」
-
- 93 : 2014/03/28(金) 00:12:42 :
- 今日はここまでです!
続きはまた明日(^_^)ノ
-
- 94 : 2014/03/28(金) 10:25:24 :
- 倒すの?逃げるの?巨人の頭に乗るの?
-
- 95 : 2014/03/28(金) 14:33:38 :
- ハンジ逃げて~~!!
-
- 96 : 2014/03/28(金) 15:19:58 :
- ハンジーーーーーー!!!!!!
期待!!!!!!!
-
- 98 : 2014/03/28(金) 22:50:03 :
怖い…か…。
久しぶりの感覚のような気がする。
巨人「…」ギョロリ
ハンジ「…っ」
3体ともこっちを見ている。
全力で逃げたら逃げ切れるだろうか。
せめて、何か時間稼ぎができたらな…。
巨人を倒す危険を伴って安全に逃げるより、
追いかけられる危険を伴って
逃げた方がいいのか…。
!
倒す…。
ハンジ「そーだ!」ニィッ
-
- 99 : 2014/03/28(金) 23:30:30 :
- ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ヒュンヒュンッ
ミケ「…」スンスン
リヴァイ「わかるか?」
ミケ「…今日はちょっと風が強いな」
ミケ「こっちだということはわかるんだが」クンクン
リヴァイ「ならいい」
リヴァイ「…にしても、かなり奥まで来たな」
ミケ「ガスも半分切りそうだ」
リヴァイ「あいつ…どこまでいったんだ」
-
- 100 : 2014/03/28(金) 23:41:23 :
ミケ「…」スンスン
ミケ「!」ピク
ミケ「近いぞ!」
ミケ「巨人のにおいもする…」
リヴァイ「…ちっ」
リヴァイ「お前はエルヴィンに知らせてこい。あとは俺がなんとかする」
ミケ「…」
ミケ「わかった。あとは真っ直ぐ行けばいい」
ヒュン
リヴァイ「ああ」ダンッ
-
- 101 : 2014/03/28(金) 23:54:28 :
リヴァイ「…」ギュンギュン
リヴァイ「…ったく、世話かけさせやがって…」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ヒュゥン
ミケ「エルヴィン!」
エルヴィン「ミケ!見つけたか!?」
ミケ「だいたいの場所はわかった。リヴァイが探している」
エルヴィン「そうか。よかった」ホッ
ミケ「それより…」
-
- 102 : 2014/03/29(土) 00:01:34 :
エルヴィン「ん?」
ミケ「この前の仲がいいって話…」
ミケ「そういうことだったんだな」
エルヴィン「ああそれか」
ミケ「あいつら…」
ミケ「付き合ってたのか」
エルヴィン「うんうん」
エルヴィン「…」
エルヴィン「…うん?」
-
- 103 : 2014/03/29(土) 00:02:18 :
- 期待!
-
- 104 : 2014/03/29(土) 00:04:14 :
- >>103
ありがとうございます!
もうすぐ終わりです!
-
- 105 : 2014/03/29(土) 09:28:56 :
- ハンジぶじだった ホッ
-
- 106 : 2014/03/29(土) 11:26:04 :
- 期待です!
-
- 107 : 2014/03/29(土) 17:32:31 :
- おぉー!!!!!!
期待!!!!!!!!!!!!!
-
- 109 : 2014/03/29(土) 21:40:12 :
- ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ハンジ「ちがーう!!」
ハンジ「違うよ!もっと縦1列に並んで!!」ブンブン
ハンジ「君たちはほんとは頭がいいんだから!」
何をしてるかって?
見ての通り、巨人たちを縦1列に
並べている。
…それだけじゃわからないか。
まあ、要するに
時間を稼ぐだけなので
無理して倒さなくていい。
ただ単に「倒せば」いいんだ。
巨人「…」ウロウロ
ハンジ「よし、ちょっとだけ移動!」ヒュン
-
- 110 : 2014/03/29(土) 21:55:12 :
ハンジ「よっと」スタン
なるべくガスを使わないように飛ぶ。
この巨人たちの動きが遅くて幸運だった。
巨人たち「…」ウロウロ
ハンジ「おっ!キレイに並んだねー!いい子!!」
思ったより早く並んでくれた。
私が誘導したので
巨人たち自身で並んだわけではないんだが…。
これならいける…かな。
ハンジ「痛かったらごめんよー」ダンッ
ハンジ「狙いを定めてー…」グン
アンカーを先頭の巨人の額に刺す。
一瞬だけガスを強めに…!
ハンジ「必殺!」
ハンジ「でこキーーーック!!」ギュォンッ
バキィッッ
巨人「…」グラッ
巨人「!」ドスッ
巨人「!!」ズシッ
ドオォォォォォォォォン
-
- 111 : 2014/03/29(土) 22:01:44 :
巨人たちが折り重なって倒れる。
3体とも見事にひっくり返ってくれた。
ハンジ「よっしゃー!大成功ー!!」
これでしばらくは起き上がれないだろう。
今のうちに逃げ…。
リヴァイ「…何してんだお前」
ハンジ「わあああああ!!リヴァイ!?」ビクゥッ
-
- 112 : 2014/03/29(土) 22:11:06 :
少し後ろにリヴァイがいた。
一体いつから…!?
っていうか顔!
顔怖い!!
ハンジ「うわー、びっくりしたぁ…」ドキドキ
ハンジ「何って…、巨人を『倒して』たんだよ」
リヴァイ「なんで殺さねぇんだ」
ハンジ「えへへ。もうガスがなくて…」
リヴァイ「はぁ?」
ハンジ「えへへへへ…」
なんか、前にも
笑ってごまかしたような…。
リヴァイ「…そのことについては後でだ」
リヴァイ「戻るぞ」クル
-
- 113 : 2014/03/29(土) 22:17:40 :
とりあえず、後で説教されそうだ。
ハンジ「う、うん…」グッ
プシュゥ…
リヴァハン「…」
どうやらさっきのでこキックで
ガスを使いすぎてしまったらしい。
リヴァイ「…」ハァ
ストン
リヴァイ「…ほら」
リヴァイがしゃがんでこっちを見ている。
それって、
もしかして…。
ハンジ「…おんぶ?」
リヴァイ「…そうだ」
-
- 114 : 2014/03/29(土) 22:24:08 :
- リヴァイ「早く乗れ。時間がねぇんだ」
ハンジ「え、え、…うん…」オロオロ
これ…、
普通に乗っていいのだろうか?
いろんな意味で混乱する。
ハンジ「の、乗るよ?」ソロー
恐る恐るリヴァイの背中に乗る。
想像以上にがっちりしていた。
リヴァイ「飛ぶぞ」スクッ
ハンジ「う…
ギュンッ
ハンジ「うおっ!?」
-
- 115 : 2014/03/29(土) 22:31:17 :
ビュンビュンビュンッ
ものすごいスピードで飛ぶ。
木にぶつかりそうで怖い。
でも。
この安心感はなんだろう。
嬉しい気持ちはなんだろう。
さっきまでの寂しい気持ちはもう
吹っ飛んでしまった。
リヴァイは
私を探してくれたんだ…。
この事実が私の心を満たす。
…あったかい。
ハンジ「…あれ?」
-
- 116 : 2014/03/29(土) 22:37:48 :
ハンジ「マントの端切れてるよ?」
ハンジ「どっかで引っ掛けた??」
引っ掛けたにしては結構
破れてるが。
リヴァイ「…」
リヴァイが黙る。
何か失敗でもしたのだろうか。
ちょっといじりたくなった。
ハンジ「私が縫ってあげよっか?」ニッ
リヴァイ「やめろ。お前が縫ったら余計にボロボロになる」
ハンジ「えー」
ハンジ「じゃあ、理由を教えてよー」
リヴァイ「断る」
ハンジ「ケチ!」
ビュンビュンビュンッ
リヴァイはスピードを緩めない。
ちょっとつまらない。
-
- 117 : 2014/03/29(土) 22:45:34 :
少し先に森の出口らしきものがみえる。
もうすぐ着きそうだ。
もうちょっと、このままで
いたかったな…。
ハンジ「…ねぇ」
リヴァイ「なんだ」
ハンジ「…探してくれて、ありがとう」
…ちょっと声が小さかったかもしれない。
でも、それでいい。
モブリット「分隊長!!」
エルヴィン「リヴァイ!ハンジ!」
森の先で
みんなが待っていた。
fin.
-
- 118 : 2014/03/29(土) 22:50:19 :
- これでおしまいです!
壁外調査ということもあり、
アップダウンの激しいお話に
なっちゃいました(^-^;
急なお知らせになるんですが
このシリーズは次の回で
終わらそうと思っています。
一応話はだいたい作ってあるんですが
ちょっと話がベタになりそうで
悩んでいます。
というわけで(?)
ご観覧ありがとうございました!!
(≧▽≦)
-
- 119 : 2014/03/29(土) 22:53:18 :
- 乙!よかったよ(´∀`)
-
- 120 : 2014/03/29(土) 23:32:58 :
- よかった〜‼
ハンジ乙女で可愛いww
-
- 121 : 2014/03/30(日) 13:37:19 :
- H☆A☆N☆J☆I☆
-
- 122 : 2014/03/30(日) 13:38:05 :
- 助かってよかったー!!リヴァイ、ナイス(^◇^)
-
- 124 : 2014/03/30(日) 20:26:31 :
- ※いまごろの訂正
>>8の
優秀な部下は頼りになる。
が
優秀な部活は頼りになる。
になっていました…
-
- 125 : 2014/03/30(日) 20:37:47 :
- おまけ
ー部下の苦悩ー
スタスタ
モブリット「今回の壁外調査は大変だったな…」
モブリット「そういえば…」
モブリット「森にいるとき、ミケ分隊長がリヴァイ兵長と分隊長が付き合ってるって言ってたな」
モブリット「最近なんとなくそーなんじゃないかって思ってたけど、本当なのかな?」
モブリット「でも、直接聞くのは嫌だし…」
モブリット「…あ」
モブリット「エルヴィン団長とミケ分隊長だ」コソッ
-
- 126 : 2014/03/30(日) 20:47:16 :
ミケ「エルヴィンはあいつらが付き合ってるってこと知ってたのか?」
エルヴィン「いや…、というかそうじゃなくて…」
エルヴィン「なんていうか…、あの2人は付き合うまでいってないんだよ」
ミケ「?じゃあ、なんで壁外調査のときあんなに仲が良かったんだ?」
エルヴィン「そりゃあ…」
ミケ「あれは付き合ってるからこそ出来ることではないのか?」
モブリット(ミケ分隊長はどういう恋愛をしてきたんだろ…)
エルヴィン「だから…、付き合いそうで付き合わないって感じのモヤモヤした…」
ミケ「??」
エルヴィン「~~」ガシガシ
エルヴィン「…もう付き合ってるってことでいい」
ミケ「そうか」
モブリット(おいっ!!)
-
- 127 : 2014/03/30(日) 20:58:56 :
モブリット「結局よくわからなかったけど、エルヴィン団長の言いようではまだ付き合ってない感じかな」
モブリット「…さて、仕事に戻るか」クルッ
ダダダダダ
ハンジ「モブリットー!!」
モブリット「あ、分隊長」
ハンジ「おんぶして!!」
モブリット「はあ!?」
ハンジ「よっこいしょー!」ノシッ
モブリット「うわっ!!」ヨロヨロ
モブリット「おっととと…」グラグラ
モブリット「で、何なんですか…」
ハンジ「ちょっとね…」ヨジヨジ
ハンジ「…」
ハンジ「う~~~~~~~~ん」
ハンジ「やっぱ違うな」
モブリット「え?」
ハンジ「ありがと!」ピョン
スタタタタタ
モブリット「…」ポツーン
モブリット「何だったんだ…」
おしまい
-
- 128 : 2014/03/30(日) 21:02:38 :
- モブリットwww
-
- 129 : 2014/03/30(日) 21:02:53 :
- あ、乙です
-
- 131 : 2014/03/30(日) 23:22:06 :
- 乙でしたww
-
- 132 : 2014/03/31(月) 17:55:23 :
- うおーーーーーー!!!!!!!!
おもしろかったです!!!!!!!!!!!!
-
- 133 : 2014/03/31(月) 19:38:29 :
- 次回に大期待*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*
-
- 135 : 2014/03/31(月) 23:20:51 :
- お疲れ様でした!!
まだまだ二人の関係は恋と呼ぶには早すぎる!
ですがお互いに一番近いという感じが伝わりました!
そしておまけのモブリットが!おんぶを確かめるハンジくそかわ!!
兵長のおんぶと何か違う…ってかんじですか!?
これは次作に期待するしかありません!待ってます!
-
- 136 : 2014/04/01(火) 21:42:51 :
- >>135
コメントありがとうございます!
次回作は本当にいろいろ迷ってます
ああもうどうしよう…って感じです
やっぱり兵長のおんぶと比べたら
モブリットは
どこか華奢な感じ…ですかね?笑
-
- 137 : 2014/04/02(水) 19:25:52 :
- ↓続きはこちらから!
http://www.ssnote.net/archives/13710
-
- 138 : 2014/04/27(日) 03:45:12 :
- リヴァハン 乙!
このストーリーも好きです!!!
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