ssnote

x

新規登録する

作品にスターを付けるにはユーザー登録が必要です! 今ならすぐに登録可能!

この作品は執筆を終了しています。

episode伍「闇夜の呪い」

    • Good
    • 3

loupe をクリックすると、その人の書き込みとそれに関連した書き込みだけが表示されます。

▼一番下へ

表示を元に戻す

  1. 1 : : 2014/02/11(火) 22:47:17
    http://www.ssnote.net/series/333
    ⇧このシリーズの作品一覧です。

    初めての方はepisode零から読むことをお勧めします。

    あと、スレタイは途中で変更するかもです。
  2. 2 : : 2014/02/11(火) 22:49:55
    期待!
  3. 3 : : 2014/02/11(火) 22:55:24
    期待なのだよ☆
  4. 4 : : 2014/02/11(火) 23:13:21
    期待なのだ!!
  5. 5 : : 2014/02/11(火) 23:18:37
    期待です
  6. 6 : : 2014/02/11(火) 23:22:44
    期待でごわす!
  7. 7 : : 2014/02/11(火) 23:27:05
    それにしてもほんとイェーガーの進撃さんの
    作品はほんと人気ですね~
  8. 8 : : 2014/02/11(火) 23:27:40
    期待です!
  9. 9 : : 2014/02/11(火) 23:33:35
    おお!来たっ♪w
    今回も、期待です(`・ω・´)
    頑張ってくださいっ!ヾ(Ő∀Ő๑)ノ
  10. 10 : : 2014/02/11(火) 23:39:47
    きたーーー!

    期待してます♪
  11. 11 : : 2014/02/11(火) 23:59:46


    エレン「俺は…、バンパイアだ」









    ユミル「…は?」




    クリスタ「え、エレン君?」




    ミカサ「…」






    アルミン「それは…、冗談かい?」




    エレン「真実だ」






    ユミル「おいおい、この世にそんなのいるわけねぇだろ。バカにしてんのか?」




    エレン「だから言っただろ、現実味はないと。俺の話を聞いてたのか?」




    ユミル「んだとてめぇ!」






    アルミン「ユミル、喧嘩腰にならないで」バッ






    エレン「アルミン、お前は信じるか?」








    アルミン「…完全には信じられない。君は人間にしか見えないからね」






    エレン「…そうか」






    ミカサ「私も信じられない。何か証拠はあるの?」






    エレン「…」




    ユミル「証拠もねぇんじゃそんなの信じられるわけねぇだろ」








    エレン「…俺が人間じゃない証明ならできるかもしれない」






    アルミン「(…バンパイアの証明ではなく、人間じゃない証明?)」






    ユミル「へぇ、やってみろよ」




    エレン「そこの石をとってくれ。できるだけでかいやつだ」




    ユミル「こんなもんか?」ヒョイ




    エレン「それでいい。こっちに投げてくれ」




    ユミル「はいはい…そら、よ!」ビュン!!



    アルミン「ちょ、ユミル!?」






    ユミルは拳ほどの石を投げた。
    2人の距離を考えると
    危険なスピードがでている。






    エレン「」パシッ




    ユミル「…あれ?」








    エレン「お前ら人間はこの石を握りつぶせるか?」






    アルミン「…普通無理でしょ」








    エレン「そうか。なら、これで信じるんだな?」グッ


    ミシミシ‥





    ユミル「…は?」






    エレンは石をキャッチし、
    そのまま力を込める。






    エレン「」パッ


    ボロボロ‥






    手を開くと、
    石はユミルが持っていた時の原型をとどめておらず角張った小さなかけらが無数に落ちていく。






    アルミン「(…細工じゃない。本当に握りつぶしたんだ)」






    ユミル「ッッ!!…マジかよ」





    ミカサ「あなた、どうやったの?」サッ






    ミカサはアルミンとユミル前に立ち、
    エレンを警戒している。






    エレン「握りつぶしただけだ」


  12. 12 : : 2014/02/12(水) 00:00:39
    少し投下すると言ったので頑張りました。

    おやすみなさい( -_-)Zzz
  13. 13 : : 2014/02/12(水) 00:12:20
    お疲れ様です。
    期待です
  14. 14 : : 2014/02/12(水) 01:07:16
    お疲れさまー
    ぐっすり寝てください
  15. 15 : : 2014/02/12(水) 09:05:56
    期待!!!
  16. 16 : : 2014/02/12(水) 12:13:15
    期待です。
  17. 17 : : 2014/02/12(水) 17:23:24
    期待なのだよ☆
  18. 18 : : 2014/02/12(水) 20:29:30
    期待!!
  19. 19 : : 2014/02/12(水) 20:29:43
    頑張れ✴︎
  20. 20 : : 2014/02/12(水) 20:30:48
    期待
  21. 21 : : 2014/02/12(水) 20:57:50
    エレンかっこいー!
  22. 22 : : 2014/02/12(水) 21:57:10
    期待!!&支援
  23. 23 : : 2014/02/12(水) 23:00:06
    期待でガンス!
  24. 24 : : 2014/02/12(水) 23:13:22
    期待
  25. 25 : : 2014/02/13(木) 20:35:40
    やべぇ…超面白い…!
  26. 26 : : 2014/02/13(木) 21:30:13
    期待でやんす!
  27. 27 : : 2014/02/14(金) 19:19:54
    沢山の期待本当にありがとうございます。
    あと、最近更新ができなくてすみませんm(_ _)m

    ストーリー上少しややこしくなってくると思うのでこれからは慎重に更新をしていきます。
    よって進行スピードは下がると思いますが、
    これからも読んでいただけるとありがたいです。
  28. 28 : : 2014/02/14(金) 20:08:19
    自分のペースでいいと思いますよ!
  29. 29 : : 2014/02/14(金) 22:24:28
    超期待だべ!

    続き楽しみ ワクワク
  30. 30 : : 2014/02/14(金) 22:34:22


    クリスタ「…」ジー






    エレン「…クリスタ」




    クリスタ「なに?」








    エレン「俺が…、怖いか?」




    クリスタ「ううん、怖くないよ」ニコッ








    エレン「…そうか」






    ミカサ「クリスタ、こっちにきて」




    クリスタ「どうして?」



    ミカサ「そいつは危険」




    クリスタ「エレン君は危険じゃないよ」




    ミカサ「さっきのを見てなかったの?」




    クリスタ「見てたよ」




    ミカサ「だったら何で危険じゃないと言えるの?」








    クリスタ「だって、今のは証拠を見せてって言われたからしただけなんだよ?普段はそんなことしないから」




    ユミル「そんなの関係ねぇよ!いいから早くこっちに来い!」








    クリスタ「関係なくない!エレン君を悪くいわないで!」
  31. 31 : : 2014/02/15(土) 01:05:49
    このシリーズおもしろい!!

    期待してます
  32. 32 : : 2014/02/15(土) 01:29:25
    「ユミルとミカサめ!なんてこと言うんだ!(それに比べてクリスタは天使だな…」
  33. 33 : : 2014/02/15(土) 07:52:04
    なんだか不思議な物語だな
  34. 34 : : 2014/02/15(土) 11:36:20
    ヴァンパイアエレンなんか新鮮!
    期待&支援!
  35. 35 : : 2014/02/15(土) 11:50:23
    期待・・・(何故だろう?ハッピーにならない気がする)
  36. 36 : : 2014/02/15(土) 13:27:33


    アルミン「2人とも、落ち着いてよ」






    ユミル「じゃあクリスタがあんな得体の知れないやつのとこにいてもいいのかよ!」








    アルミン「落ち着いてって言ったの聞こえなかった?頭を冷やさないと正しい判断はできないよ」





    ユミル「今の私は正しくないってのかよ!」







    アルミン「そうだね、今ので彼を危険だと決めつけるのはよくないよ」




    ユミル「はぁ!?どう考えても危険だろあいつは!」








    アルミン「君はエレンのことを危険だと言うけれど、僕に言わせればユミル、君の方がよっぽど危険だ」





    ユミル「てめぇどういうことだよそれは!!」






    アルミン「さっき君はエレンに向かって石を投げたよね。あの時彼にあそこまでの反射神経がなかったらどうなってたと思う?」







    ユミル「!!」







    アルミン「打ち所が悪かったら死んでたかも知れないよね。わかるかい?君にも力は十分にあるんだよ。人を殺せるほどにね」




    ミカサ「アルミン、そこまで言わなくてもいいと思う」







    アルミン「いや、ここは言っておかなきゃいけないよ。感情的になりやすいのはユミルの悪い癖なんだから」





    ユミル「…くそッ!」
  37. 37 : : 2014/02/15(土) 15:40:38
    期待なのだよ☆
  38. 38 : : 2014/02/15(土) 17:07:24
    期待!がんばってくださいね⭐︎
  39. 39 : : 2014/02/15(土) 20:34:17
    期待です
  40. 40 : : 2014/02/15(土) 21:04:11



    アルミン「それに彼は元々はクリスタから離れようとしていた。つまり、エレンは僕たちを傷つけるようなことはしないと思うよ」





    エレン「アルミン、俺のことを買い被りすぎじゃないのか?」





    アルミン「買い被ってなんかいないよ、確信さ。君のしてることは全部クリスタのためなんでしょ?」




    エレン「!…お前、頭いいだろ」




    アルミン「まさかバンパイアに誉められるなんてね、光栄だよ」







    ミカサ「じゃあアルミンはクリスタがあの男と一緒にいてもいいの?」





    アルミン「どうだろうね、彼自身は危険じゃないだろうけど、彼の周辺がどうなのか…」




    エレン「アルミンの言うとおりだ。俺の周りには危険なやつがうろついてる。このままクリスタといると危害が及ばないとも言い切れない」








    クリスタ「…エレン君」







    エレン「なんだ?」





    クリスタ「私、それでも離れたくない」












    エレン「…そう、だな」ボソッ
  41. 41 : : 2014/02/16(日) 10:33:38
    期待で~す
  42. 42 : : 2014/02/16(日) 13:26:06
    期待!がんばってくださいね!⭐︎
  43. 43 : : 2014/02/16(日) 17:42:43
    期待ありがとうございます
  44. 44 : : 2014/02/16(日) 17:42:54

    アルミン「皆、今日はとりあえず帰らない?この話はまた今度にしよう。僕も家で整理したいし」






    ミカサ「わかった。…クリスタ、帰ろう」




    クリスタ「え…」チラッ






    エレン「…またな」




    クリスタ「!うん、またね!」








    アルミン「エレン、また明日このくらいの時間にこの場所に来てくれるかい?」





    エレン「あぁ、わかった」




    クリスタ「わたしも行っていい?」




    アルミン「僕は構わないけど…」







    エレン「クリスタ、明日はこいつと2人で話そうと思う」




    アルミン「…だってさ」







    クリスタ「…そっか」






    エレン「悪いな」





    クリスタ「次も会えるんだよね?」




    エレン「多分な」




    クリスタ「絶対だよ?」






    エレン「…わかった。絶対だ」ポリポリ




    クリスタ「ありがとう!」ニコッ




    エレン「ほら、友達が待ってるぞ」







    クリスタ「うん、ばいばい」フリフリ




    エレン「ん」フリフリ








    アルミン「クリスタ抜きってことは何か言いにくいこと?」




    エレン「…あまり言いふらすことでもないからな」




    アルミン「まぁ楽しみにしてるよ」スタスタ




    エレン「人の事情で楽しむなよ」ボソッ






    アルミン「ほら、2人とも帰るよ。また明日も学校でしょ?」




    ミカサ「」クルッ






    エレン「ん?」




    ミカサ「ごめんなさい。あなたを危険呼ばわりしてしまって」ペコッ




    エレン「いいよ別に。俺もそうなるだろうと思ってた。そこにいるアルミンがおかしいんだよ」






    アルミン「あれ?それは悪口かい?」




    エレン「いいから帰れよ」






    ミカサ「…ありがとう」ニコッ






    ユミル「…チッ」スタスタ




    アルミン「謝らなくていいのかい?」






    ユミル「…悪かったよ」ボソッ




    アルミン「そんなんじゃ聞こえないよ」






    エレン「大丈夫だ。聞こえてる」




    アルミン「…すごいね」






    ユミルとアルミンの距離はほとんどない。
    対してエレンとは10メートルは離れていた。






    エレン「お前たちと一緒にするな」




    ユミル「ッッ!///…チッ!」スタスタ




    クリスタ「あ、待ってよ~」タッタッタ






    アルミン「じゃあまた明日」




    エレン「おう」




    ミカサ「さよなら」




    エレン「じゃあな」

  45. 45 : : 2014/02/16(日) 19:22:59
    おっもしれー!!
  46. 46 : : 2014/02/16(日) 20:20:35
    期待                  このシリーズは大好きです
  47. 47 : : 2014/02/16(日) 20:25:29
    期待なのだよしんしんイェーガー☆
    このシリーズ大好きなのだよ☆
  48. 48 : : 2014/02/16(日) 22:05:57
    期待‼︎
    最初から、読ませていただきました!
  49. 49 : : 2014/02/16(日) 22:56:19
    このシリーズ大好きだからかなり期待できます
  50. 50 : : 2014/02/17(月) 00:00:34
    期待です!
  51. 51 : : 2014/02/17(月) 20:40:31
    まだかなー
  52. 52 : : 2014/02/17(月) 21:34:43
    このシリーズを好きでいてくれる方、ありがとうございますm(_ _)m
    正直、めちゃくちゃ嬉しいです(^^)

    投下は基本的に1日一度はする予定です。

    (余談)今とっても頭痛に悩まされております( -_-)
  53. 53 : : 2014/02/17(月) 21:34:55


    ???「随分と近くを散歩したのね」スタスタ




    エレン「…やっぱり見てたのか、母さん」クルッ





    鳥居をくぐり、
    カルラはエレンの前に現れた。





    カルラ「どうするつもりなの?人間に話すなんて、バカなことをしたのね」



    エレン「母さんが言えることか?」



    カルラ「ふふふ、そうだったわね」





    エレン「…多分大丈夫だと思う。頭の切れるやつもいたからな」




    カルラ「あなたはどう思ってるの?あの女の子のこと」



    エレン「距離をおくべきだと思ってるよ」




    カルラ「そうじゃないわ」


    エレン「じゃあ何だよ」




    カルラ「好きなの?」





    エレン「…さあな」スタスタ




    カルラ「はっきりしないのね」



    エレン「もう帰ろうぜ。疲れた」スタスタ



    カルラ「そうね。眠いわ」スタスタ

  54. 54 : : 2014/02/17(月) 21:40:35
    更新ktkr
  55. 55 : : 2014/02/18(火) 12:25:51


        ~レンズ家~






    ガチャ




    クリスタ「ただいま」バタン



    シーン



    クリスタ「(もう寝てるのかな?)」スタスタ




    クリスタ母「おかえりなさい」スゥ


    クリスタ「ひゃッ!?」ビクッ!!


    クリスタ母「あらあら、驚かせちゃった?」クスクス


    クリスタ「もー!笑わないでよ」プンスカ


    クリスタ母「はいはい。で、どうだったの?」


    クリスタ「会えたよ♪」


    クリスタ母「機嫌がいいのね。何かいいことでもあったの?」


    クリスタ「エレン君ね、私のこと、ホントは覚えてたの」


    クリスタ母「!…そう、よかったわね」


    クリスタ「あと、また会ってくれるって言ってれたんだよ♪」


    クリスタ母「明日?」


    クリスタ「ううん、明日はアルミンと話があるんだって。あ、アルミンっていうのは私の同級生だから」


    クリスタ母「えぇ、知ってるわ。とっても賢い子でしょ?」


    クリスタ「え?お母さん会ったことってあるの?」


    クリスタ母「今日ユミルちゃんと一緒に来てたのよ」




    クリスタ「…そういえばエレン君の所に行ったらユミルたちがいたんだけど、何でだろ?」


    クリスタ母「え?あの子たちエレン君のとこにいたの?」


    クリスタ「うん、いたよ」


    クリスタ母「行っちゃダメって言っておいたんだけど…、ごめんなさいね」


    クリスタ「どうして?」


    クリスタ母「あの子たち、エレン君のこと責めてなかった?」


    クリスタ「そうだけど…何か言ったの?」


    クリスタ母「ほら、クリスタ最近学校に行ってなかったじゃない?だからもしかしたらエレン君が関係してるかもって言っちゃったのよ。そしたら許せないって言い出したの」


    クリスタ「エレン君と私のこと教えたの?」


    クリスタ母「まぁ、あの子たちもクリスタの様子がおかしかったって教えてくれたから、こっちも教えてあげなくちゃって思ったのよ」


    クリスタ「(ユミルと別れたときのことかな?)…あとはなにも言ってないよね?」


    クリスタ母「別に何も言ってないわよ?」


    クリスタ「よかった~、私がエレン君のこと好きなの言っちゃったのかと思った」フゥ


    クリスタ母「…」


    クリスタ「どうしたの?」


    クリスタ母「言っちゃってるわね」


    クリスタ「…え?」


    クリスタ母「まぁ、いいじゃない。ね?」


    クリスタ「よ、よくないよ!///な、何でそんなこと言っちゃうの!!///」カァー


    クリスタ母「あ、でも多分って言っておいたから大丈夫よ!」


    クリスタ「大丈夫じゃないー!!」

  56. 56 : : 2014/02/18(火) 17:39:36
    期待
  57. 57 : : 2014/02/18(火) 18:20:03
    面白いです!
    続きも期待してます!
  58. 58 : : 2014/02/18(火) 18:49:41
    期待なのだよしんしん
  59. 59 : : 2014/02/18(火) 19:21:14
    期待! 頑張ってください
  60. 60 : : 2014/02/18(火) 19:43:11
    期待です
  61. 61 : : 2014/02/18(火) 20:16:45
    期待
  62. 62 : : 2014/02/19(水) 15:11:53


         ~2年D組~




    コニー「zzz」スヤスヤ


    ユミル「起きろ」パシッ


    コニー「んあ?」バッ


    ユミル「朝っぱらから寝てんじゃねぇよ」


    コニー「だって今日土曜だぜ?普通寝てる時間なのに…」


    ユミル「仕方ねぇだろ、課題テストってもんがあんだから」


    コニー「あー、かったりぃ」ポリポリ


    ユミル「私だってサボりてぇよ」


    コニー「あ、そういえば昨日クリスタのとこ行ったんだろ?どうだったんだ?」


    ユミル「(言わん方が良いよな…)気にするな、ただの風邪だったらしい」


    コニー「んだよ、結局それかよ。昨日はもっと面白そうなことでもありそうみたいな感じだったんだがな~」


    ユミル「残念だったな。忘れろ」



    ガラガラ



    クリスタ「」スタスタ


    コニー「お!クリスタじゃん。おーい!」フリフリ



    ユミル「(…何だろう、嫌な予感がする)」



    クリスタ「!おはよう、コニー」タッタッタッ


    コニー「風邪はもう治ったのか」


    クリスタ「え?なんのこと?」



    ユミル「(ほら来た)」



    コニー「え、風邪じゃないのか?」


    ユミル「バーカ、高熱だったから記憶が飛んでるんだよ」


    コニー「あ、そうかそうか」ウンウン



    ユミル「(バーカ)」



    クリスタ「え、でも本当に風邪なんて引いてないよ?」



    ユミル「(気づいてくれよ…)」



    コニー「まぁよかったじゃん、風邪が治って(記憶飛んでるから仕方ないよな…)」ポン



    ユミル「(バーカ)」



    ガラガラ



    ハンネス「おいコニー、ちょっと来い」


    コニー「え、俺?」


    ハンネス「お前今月の学費払ってねぇだろ」


    コニー「!やべぇ、金ねぇよ」アセアセ


    ハンネス「とりあえず来い。話がある」


    コニー「はーい」トボトボ





    クリスタ「行っちゃったね…」


    ユミル「まぁ、あと10分もすればテストだしすぐ戻るだろ」


    クリスタ「あ!でも何でコニーに嘘ついたの?」


    ユミル「おまえなぁ、昨日の話のどこをどう説明すんだよ」ポリポリ


    クリスタ「…それもそうだね」


    ユミル「多分アルミンも皆には伏せるだろうし、とりあえず話合わせとけよ」


    クリスタ「はーい」


  63. 63 : : 2014/02/19(水) 15:17:12
    期待です
  64. 64 : : 2014/02/19(水) 15:50:45
    き・た・いーー!
  65. 65 : : 2014/02/19(水) 16:34:20
    期待!!!!
  66. 66 : : 2014/02/19(水) 18:26:14
    期待!!
  67. 67 : : 2014/02/19(水) 18:30:46
    すごく続きがぁぁーーーー!


    気になるぅぅーーん!!!!!
  68. 68 : : 2014/02/19(水) 20:32:45
    期待×10000000000000
  69. 69 : : 2014/02/20(木) 10:07:03
    期待!!!
  70. 70 : : 2014/02/20(木) 21:24:39
    期待感謝です!
    こんなノロマ更新でも読んでくれて、
    ありがとうございますm(_ _)m
  71. 71 : : 2014/02/20(木) 21:24:48

    キーンコーンカーンコーン‥




    ユミル「んー、終わった~」ノビー


    コニー「つ、疲れた」グテー


    クリスタ「1日中テストだったもんね」


    ユミル「なぁクリスタ、今日お前んとこ行ってもいいか?」


    クリスタ「いいけど、何で?」


    ユミル「何となくだ」


    クリスタ「そっか。じゃあ行こ」スクッ


    ユミル「おう」スクッ


    クリスタ「コニーバイト頑張ってね」フリフリ


    コニー「おーう」フリフリ


    ユミル「じゃあな」スタスタ



    ガラガラ



    ユミル「お!アルミン、今帰りか?」


    アルミン「!……うん、今から帰るところだよ」


    ユミル「じゃあ途中まで一緒に行こうぜ」


    アルミン「そうだね」


    ユミル「クリスタも別にいいよな?」


    クリスタ「いいよ!」








    ユミル「そういえば、ミカサはどうしたんだ?」スタスタ


    アルミン「いつもは校門で待ってるよ。っていうか、僕の近くにはミカサがいるっていう固定観念どうにかならない?」スタスタ


    ユミル「どうにもならんな」スタスタ


    アルミン「はぁ、まぁしかたないだろうけどね」スタスタ


    クリスタ「!ホントだ、ミカサいたよ」スタスタ


    ユミル「だな。ほら、行ってられよ」スタスタ


    アルミン「別にこのまま歩いていけばいいでしょ」スタスタ








    ミカサ「!今日はユミルたちも一緒に帰るの?」


    アルミン「途中までだけどね」


    ユミル「お邪魔なら別々でもいいぞ」ニヤニヤ


    アルミン「そんなことないよ。それに、このメンバーじゃないと話せないこともあるでしょ?」


    ユミル「!……まぁ、そうだな」


    クリスタ「え、なんのこと?」


    ミカサ「多分、昨日のことだと思う」


    アルミン「…ねぇユミル、一応聞くけどクリスタって昨日のこと誰かに話したりしてない?」ヒソヒソ


    ユミル「大丈夫だ。朝危なかったがコニーだからなんとかなった。口止めもしてある」ヒソヒソ


    アルミン「…口止めするまでもなく隠すのが普通だと思うけどね」ハァ


    ユミル「あいつはバカじゃないけど天然っぽい所があるからな」


    アルミン「まぁいいや。帰ろ」スタスタ


    ミカサ「!アルミン待って」タッタッタッ


    クリスタ「あの2人ってつき合ってるの?」スタスタ


    ユミル「そこまではいってないんじゃないか?多分一緒にいるのが当たり前なんだろ」スタスタ



    アルミン「聞こえてるんだけど」スタスタ


    ユミル「盗み聞きか。趣味わりぃぞ」スタスタ


    クリスタ「アルミンごめんね」スタスタ


    アルミン「いいよ、気にしてないから」スタスタ


  72. 72 : : 2014/02/20(木) 22:45:44
    きもい
  73. 73 : : 2014/02/20(木) 23:16:40
    期待!!!荒らしは無視して頑張って下さい!
  74. 74 : : 2014/02/20(木) 23:24:45
    荒らしは無視が一番ですよ♪
    期待です!頑張ってくーださい☆
  75. 75 : : 2014/02/21(金) 07:28:10
    期待です!
  76. 76 : : 2014/02/21(金) 15:53:37
    荒らし~は無視~♪
  77. 77 : : 2014/02/21(金) 16:17:40
    期待です。
    荒らしなんか気にしないでください
  78. 78 : : 2014/02/21(金) 21:34:13
    期待等ありがとうございますm(_ _)m

    いつも通り更新をしていきたいと思います。
  79. 79 : : 2014/02/21(金) 21:34:24

    ミカサ「アルミン、さっき言ってたこのメンバーじゃないと話せないことって?」スタスタ



    アルミン「そうだったね。今日僕はエレンと話をするけど、クリスタの意見を聞いておきたかったんだよ」スタスタ




    クリスタ「私の意見?」スタスタ



    アルミン「うん。君は、エレンがバンパイアだって知ったとき、どう思ったの?」スタスタ



    クリスタ「別になんとも思わなかったよ?」スタスタ


    ユミル「はぁ!?あいつは人間じゃなかったんだぞ!?」




    クリスタ「でもエレン君はエレン君だもん」スタスタ



    アルミン「やっぱりね。昨日の様子でも気にしてないみたいだったし」スタスタ


    ミカサ「でも、クリスタは怖くはないの?」スタスタ



    クリスタ「うん。エレン君のこと信じてるから」スタスタ




    ユミル「ベタ惚れだな」スタスタ



    クリスタ「そ、そんなのじゃないよ!///」アセアセ



    ミカサ「でも昨日クリスタのお母さんが言ってた」スタスタ



    クリスタ「それは……お母さんが勝手に言っただけなの!///」アセアセ




    アルミン「(これは…)」チラッ


    ユミル「(…惚れてるな)」ウンウン




    ミカサ「クリスタはわかりやすい」スタスタ


    クリスタ「もぉ!ちがうってば!///」プンスカ















    アルミン「じゃあぼくはこっちだから」


    クリスタ「ミカサはどうするの?」


    ユミル「私はクリスタの家に行くけど、来るか?」


    ミカサ「……アルミンはもう家に帰るの?」


    アルミン「そうだね。ちょっと予習でもしようかと思ってね」


    ミカサ「ならユミルと行く。いい?」


    クリスタ「うん、全然いいよ」


    アルミン「じゃあまたね」スタスタ





    クリスタ「あ!アルミン待って!」タッタッタッ


    アルミン「どうしたの?」クルッ


    クリスタ「今日エレン君と会うんでしょ?」


    アルミン「うん」


    クリスタ「次に会える日、エレン君に聞いてくれないかな…?」


    アルミン「……そうだね。聞いておくよ」


    クリスタ「ありがとう!」ニコッ


    アルミン「いいよ、じゃあね」スタスタ


    クリスタ「ばいばい」フリフリ



  80. 80 : : 2014/02/21(金) 22:31:01
    期待なのだよしんしん☆
  81. 81 : : 2014/02/22(土) 09:14:44
    期待でーす!
  82. 82 : : 2014/02/22(土) 12:40:05
    期待です!
  83. 83 : : 2014/02/22(土) 13:27:42
    面白いなあー
    期待!!
  84. 84 : : 2014/02/22(土) 20:50:29

           ~レンズ家~




    ガチャ




    クリスタ「ただいま~」


    ユミル/ミカサ「お邪魔します」



    スタスタ



    クリスタ母「お帰りなさい。ユミルちゃんとミカサちゃん、いらっしゃい。さぁ、上がって」


    ユミル「すみません、昨日も来たのに今日もお邪魔しちゃって」


    クリスタ母「いいのよ。にぎやかな方が好きだから」


    ミカサ「ありがとうございます」ペコ


    クリスタ母「ふふふ、こっちへ来て」スタスタ


    クリスタ「私お茶とかお菓子持ってくるね」スタスタ


    ユミル「いや、そんな気を使わなくていいぞ」


    クリスタ「いいから。ユミルたちはお母さんの相手してて」スタスタ


    ミカサ「ユミル、おばさんが待ってる」クイクイ


    ユミル「…そうだな」スタスタ






    クリスタ母「ここに座って」サッ


    ユミル/ミカサ「ありがとうございます」ストッ


    クリスタ母「それじゃあ私もお菓子の準備とかしてくるわね」スッ


    ユミル「あ、ちょっと待ってください」バッ


    クリスタ母「どうしたの?」


    ユミル「昨日のことで話したいことがあるんです。クリスタ抜きで」


    クリスタ母「……わかったわ。今のうちに話しましょう」ストッ


    ユミル「ありがとうございます」ストッ



    スタスタ



    クリスタ「お母さんお菓子ってどこにあるの?」


    クリスタ母「あら、なかったかしら……、それじゃあケーキでも買ってらっしゃい。お金はあとで返すから」


    クリスタ「うん、わかった。……ユミル、ミカサちょっと待っててね」スタスタ


    ユミル「あの、ケーキまでご馳走になるなんて悪いですよ!」アセアセ


    クリスタ母「だってこうしないと話ができないでしょ?」


    ユミル「!……す、すみません」ショボン


    クリスタ母「気にしないで。私も聞きたかったんだし」



    ミカサ「ユミル」



    ユミル「…おばさんはクリスタに昨日のこと聞きましたか?」



    クリスタ母「えぇ、聞いたわよ」




    ユミル「どう思いましたか?」



    クリスタ母「うーん、エレン君はどうしてクリスタのこと覚えてないって嘘をついたのかな~って思ったわ」




    ユミル「へ?」




    クリスタ母「え?」



    ミカサ「クリスタから聞かされてないんですか?」



    クリスタ母「私はエレン君が覚えてくれてたってことしか聞いてないわよ?」




    ユミル「……マジですか」



    クリスタ母「他に何かあったの?」




    ミカサ「……かなり重要なことが」




    クリスタ母「それって私も聞いていいこと?」





    ミカサ「……」チラッ



    ユミル「……言っといた方が良いだろ」ヒソヒソ



    ミカサ「私もそう思う」ヒソヒソ




    ユミル「スゥ、ハァ…驚かないで聞いてくださいね?」



    クリスタ母「わかったわ」

  85. 85 : : 2014/02/22(土) 21:34:31
    なにを言うのか分からないのは
    俺がバカじゃだからじゃないよな?
  86. 86 : : 2014/02/23(日) 17:35:18
    期待きら
  87. 87 : : 2014/02/23(日) 20:16:43
    期待です
  88. 88 : : 2014/02/23(日) 21:48:24


    ユミル「エレンは、人間じゃありません」




    クリスタ母「……え?」




    ユミル「これは悪い冗談でもありません。真実です」




    クリスタ母「えっ…と、じゃあ……」




    ミカサ「彼は自分のことをバンパイアだと言っていました」





    クリスタ母「バンパイアって、あの……?」




    ユミル「多分そうだと思います」





    クリスタ母「え、ちょっと待ってね。……あなた達はそれを信じてるの?」




    ユミル「はい。エレンは自分が人間でない証明を私たちの前でしましたから」




    ミカサ「彼は丁度握り拳位の石を片手の握力だけで握りつぶしたんです」






    クリスタ母「……本当なの?」




    ユミル「はい。その石は私が彼に手渡ししたのでわかりますが、あれは本物の石でした」



    ミカサ「違う。ユミルはエレンに石を投げつけた」


    ユミル「いいんだよんなことは!」






    クリスタ母「………」



    ユミル「信じてくれますか?」



    クリスタ母「少し、整理させてくれる?」



    ユミル「はい」









    クリスタ母「………もう大丈夫よ」




    ユミル「信じてくれますか?」




    クリスタ母「今は信じるわ、ユミルちゃんのことを」




    ユミル「ありがとうございます」





    クリスタ母「それで、話したかったのはこのこと?」






    ユミル「いえ、このことを踏まえた上で、エレンのことをどう思いますか?」




    クリスタ母「うーん、そう言われても昔に会っただけだから……私は別にいいと思うわよ?」






    ユミル「何も思わないんですか?だって、人間じゃないんですよ?」




    クリスタ母「確かにそこは重要だと思うけど、私たちに悪さとかしてるわけじゃないでしょ?」






    ユミル「じゃあ、クリスタがエレンと付き合いたいなんて言い出したらどうするんですか?」




    クリスタ母「……いいんじゃない?あの子がそうしたいなら」




    ユミル「そ、そんな簡単に許してもいいんですか?」




    クリスタ母「まぁ、色々問題もあるんでしょうけど、あの子の決めたことには極力反対はしないようにしてるのよ」





    ユミル「……そうですか」
  89. 89 : : 2014/02/24(月) 00:43:56
    超絶期待!

    あと質問なんですけど、マジキチってなんですか?
  90. 90 : : 2014/02/24(月) 04:52:26
    期待!

    >>89
    マジでキチガイの略です
  91. 91 : : 2014/02/24(月) 13:59:38
    期待!!!
  92. 92 : : 2014/02/24(月) 14:54:48
    >>90へぇー初めて知ったー
    期待!!
  93. 93 : : 2014/02/24(月) 18:20:53

    ミカサ「あの、いいですか?」




    クリスタ母「なに?ミカサちゃん」




    ミカサ「クリスタは、エレンがバンパイアだとしてもそれ程気にしてる様子はありませんでした。普通ならかなりショックを受けると思うんですが」






    クリスタ母「あの子、ちょっと天然っぽいところない?」




    ユミル「ありますね」




    クリスタ母「あんまり物事を深く考えたりしないのよねぇ」




    ユミル「ですね。昨日はまたエレンに会えるってだけで大喜びだったし」




    クリスタ母「でしょ?だからそんなに気にも留めてないと思うの」





    ミカサ「……わかりました」




    クリスタ母「今度は、私が聞いてもいいかしら」




    ユミル「はい、いいですよ」






    クリスタ母「あなた達はエレン君のこと、どう思ったの?」




    ユミル「……私たち、ですか?」




    クリスタ母「えぇ、初めてエレン君と会った感想は?」




    ミカサ「……私は、普通の人とあまり変わらないように思いました」





    クリスタ母「えーっと……そうじゃなくて、人柄とか、雰囲気とかは?」




    ミカサ「?」クビカシゲ




    クリスタ母「ほら、クリスタは昔からエレン君のこと好きだったから悪く言うことは絶対ないと思うの。だから、あなた達から見たエレン君を教えてほしいなって思って」




    ミカサ「……いい人だと思います」




    ユミル「私もです」




    クリスタ母「どうして、そう思ったの?」




    ユミル「あいつのことは正直ムカつきますが…」


    ミカサ「それはユミルが喧嘩腰でいたから」


    ユミル「うるせぇよ、今は私がしゃべってんだよ」


    クリスタ母「ユミルちゃん、喧嘩腰で行くのはよくないわよ?」


    ユミル「す、すみません」




    ミカサ「……話が逸れた」


    クリスタ母「あ、そうね。ユミルちゃん、続きお願い」




    ユミル「えっと、エレンはクリスタのことを考えて距離を置こうとしてました。結果としてはクリスタを傷つけましたが、それでもクリスタのために行動しただけだったからです」





    クリスタ母「……そう。でもどうして距離を置こうとしたのかしら。やっぱり、バンパイアだから?」




    ユミル「それもあると思うんですけど、今日アルミンと2人で話をするそうです」





    クリスタ母「アルミン君と2人で?」



    ユミル「はい」




    ミカサ「多分あの2人は気が合うと思います。昨日もアルミンが一番早くエレンのことを理解し、かばいましたから」



    クリスタ母「そう…。あなた達もエレンって呼んでるあたり、結構信用してるのかしら?」フフフ




    ミカサ「……それなりに」



    ユミル「わ、私はそんなことないです!」アセアセ


    クリスタ母「あらあら、そんなに慌てることでもないでしょ?」


    ユミル「うッ…」



    バタン!

    タダイマー!



    クリスタ母「!、クリスタが帰ってきたみたい。それじゃあこの話はおしまいね。ケーキでも食べながらゆっくりしていってね」スクッ


    ユミル「はい、わかりました」


    ミカサ「ありがとうございました」


    クリスタ母「クリスタ呼んでくるわね」スタスタ


    ユミル「なぁ」


    ミカサ「なに?」


    ユミル「クリスタの母さんも天然っぽくないか?」


    ミカサ「私もそう思う」


    ユミル「……だよな」






  94. 94 : : 2014/02/24(月) 18:38:09
    期待!
  95. 95 : : 2014/02/24(月) 18:50:32
    期待!はよ!
  96. 96 : : 2014/02/24(月) 19:13:51
    期待してますー!!
  97. 97 : : 2014/02/24(月) 23:32:42
    期待です
  98. 98 : : 2014/02/25(火) 16:59:52
    はよー
  99. 99 : : 2014/02/25(火) 17:00:08
    期待
  100. 100 : : 2014/02/25(火) 20:36:03
    期待です


  101. 101 : : 2014/02/25(火) 22:10:38
    期待です
  102. 102 : : 2014/02/26(水) 01:08:52
    更新はよ!&期待です!
  103. 103 : : 2014/02/26(水) 11:03:34
    期待!!!
  104. 104 : : 2014/02/26(水) 16:14:41
    昨日は更新できずすみません。
    昨日の分も今日一緒に投下します。
  105. 105 : : 2014/02/26(水) 16:15:46

           ~鳥居の前~





    time19:30





    エレン「…」




    エレンは鳥居に寄りかかっている。
    足下には狐が2匹、行儀よく座っている。
    1匹は黒く、もう1匹は白い毛並みをしている。




    スタスタ



    エレン「!」スッ



    アルミン「やぁ、昨日ぶりだね」スタスタ



    エレン「そうだな」



    アルミン「早速だけど質問してもいいかい?」



    エレン「なんだ?」



    アルミン「君の足下で僕に威嚇行動をとっているのはなんだい?」



    エレン「ん?」チラッ




    白狐/黒狐「ヴゥゥ…」キッ!




    エレン「おい、やめろよ」スッ





    エレンは同じ目線の高さまでしゃがみ
    2匹の狐の目を見つめる。





    エレン「」ジー




    白狐/黒狐「ヴゥゥ…」キッ



    エレン「はぁ……悪いな、どうにもならん」スクッ



    アルミン「君のペットか何かかい?」



    エレン「友達だよ。ガキの頃からのな」



    アルミン「……悪かったね、ペットなんて言って」



    エレン「気にしなくていい。人間から見ればそうなるのは知ってるからな」



    アルミン「でも……」チラッ




    白狐/黒狐「ヴゥゥ…」キッ!



    アルミン「僕は随分嫌われてるみたいだね」アハハ


    エレン「いや、多分人間だからだ。昔っから懐かないんだよ」



    アルミン「じゃあ何で連れて来ちゃったんだい?僕人間なのに」



    エレン「仕方ねぇだろ。ついて来るって聞かねぇんだから」



    アルミン「……まぁいいや。それじゃ、本題に入ろう」



    エレン「おう」



    アルミン「まず、君は人間ではなく、バンパイアなんだよね?」



    エレン「そうだ」



    アルミン「今から少し失礼なことを言うけど、怒らないでね?」



    エレン「……」チラッ





    白狐/黒狐「ヴゥゥ…」




    エレン「まぁ、何とかする。と思う」



    アルミン「いやいや抑えてよ」



    エレン「……努力しよう」




    アルミン「……僕たち人間は君の様な存在を幽霊、妖怪、化け物って呼ぶんだけど…」



    黒狐「!……」スゥ



    エレン「!、アルミン伏せろ!!」グイ!



    アルミン「え?ちょ!」バッ




    ビュビュッ!!


    先程アルミンの頭があった位置を
    2つの石が通過する。
    スピードは人の投げるそれとは比べるまでもなく
    異常な速度を出していた。




    アルミン「い、今のは……」アセダラダラ





    エレン「なぁ、手をだすなっつっただろ」ギロ!




    黒狐「」ビクッ!



    エレン「」ジー



    黒狐「キューン」シュン




    アルミン「えっと…その、エレン?」



    エレン「ん?」クルッ



    アルミン「何で……その、犬?に怒ってるの?」




    エレン「……こいつは犬じゃねぇよ、狐だ」



    アルミン「え、でも黒い毛並みの狐何て見たこともないし、第一この街に狐がいるってこともおかしいんだけど」





    エレン「そりゃ普通の狐じゃねぇからな」



    アルミン「(まさか……)じゃあ、何なの?」



    エレン「妖狐ってやつだ」




    アルミン「……」




    エレン「何固まってんだよ」



    アルミン「いや、今まさに僕は『君以外にその類の生き物はいるのかい?』って聞こうとしてた所だったから、なんだかね」ハァ



    エレン「いるに決まってんだろ。狼男とか探せば出てくる」



    アルミン「…それ本当?」



    エレン「………まぁいることはいる」


    アルミン「だよね。そんなしょっちゅう出てくるんなら話題になるだろうし」



    エレン「基本的に隠れてるからな、俺たちは」



    アルミン「君は例外だけどね」



    エレン「勝手に例外扱いするな。俺が隠れてたのをお前たちが見つけたんだろうが」



    アルミン「あ、そうだったね」

  106. 106 : : 2014/02/26(水) 18:00:09
    期待です
  107. 107 : : 2014/02/26(水) 21:15:15
    期待です
  108. 108 : : 2014/02/26(水) 22:33:22


    エレン「さぁ、話戻すぞ。逸れた」



    アルミン「だね。君はクリスタから離れようとしてたけど、何でだい?」





    エレン「……簡単に言えば、俺たちバンパイアは呪われてんだよ」




    アルミン「呪い?」




    エレン「そうだ」




    アルミン「どんな?」




    エレン「俺たちは元々、“人間”だった」





    アルミン「!!…それは本当かい?」




    エレン「まぁな。人類が生まれた時、分かれちまったんだよ」




    アルミン「話、聞かせてもらえるかな?」




    エレン「大分長いぞ?」




    アルミン「いいさ。時間はたっぷりあるしね」






    エレン「俺たちの始祖はカイン、世界最初の人類であるアダムとイヴの子供だ。カインにはアベルっていう弟が居たんだが、カインはこいつを殺した」




    アルミン「兄弟を殺したのかい?」




    エレン「そうだ。その罪を天上神は許さず、闇に追放した。そこで、カインはリリスと呼ばれる悪魔に出会い、バンパイアの力を手に入れたんだ」




    アルミン「そこでバンパイアは誕生したってことだね」





    エレン「あぁ、だが多分お前たちの知ってるものとはまだ少し違うな」



    アルミン「?」




    エレン「アルミンは、バンパイアの特徴として何を知ってる?」




    アルミン「えっと、太陽を浴びると砂になるとか、血を吸うとか?」




    エレン「そうだ。だがそんな特徴はまだない。天上神はカインに悔い改めさせるために四大天使を送った。しかし力を持ったカインは耳を貸さず、天使たちは呪いをかけたんだ」




    アルミン「その呪いが太陽を浴びると砂になるとか?」




    エレン「あぁ、ミカエルからは炎、ラファエルからは太陽光、ウリエルからは吸血の呪いを受けたんだ」




    アルミン「ん?…四大天使って言ったよね。あと1人は?」




    エレン「ガブリエルだ。こいつは慈愛の天使でな、呪いを克服する術(すべ)をカインに与えたんだ。そのおかげで今は太陽光を浴びても砂にはならないし、吸血しなくても生きられるようにはなった」





    アルミン「……それ無敵じゃないかい?」




    エレン「そうでもないさ。太陽光の中じゃバンパイアの力は出せねぇし、本能は吸血を求めるんだよ」




    アルミン「へぇ、いろいろあるんだね。でもそれならクリスタといるのには支障がなさそうに見えるんだけど」






    エレン「ミカエルの炎の呪いだけは克服ができないんだ」


  109. 109 : : 2014/02/26(水) 22:48:59
    期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待
  110. 110 : : 2014/02/27(木) 19:33:35
    きたぁい!!
  111. 111 : : 2014/02/27(木) 22:33:52



    アルミン「どういう呪いなんだい?」







    エレン「簡単に言えば、同族殺しの呪いだ」




    アルミン「!!」




    エレン「俺の家族はまだ無事だが、他の所は殺しあって破滅した。いつ、俺も殺されるかわかんねぇんだよ」





    アルミン「だからクリスタを遠ざけた」





    エレン「この呪いはバンパイアに関係したもの全てを燃やし尽くす破滅の呪い。俺はそう母さんに教わった」







    アルミン「……わかったよ。君がクリスタから離れようとしたのは正しかったみたいだね」




    エレン「やっぱりそうか。なら俺に協力してクリスタと遠ざけてくれるんだな?」



    アルミン「無理だね」ニコッ






    エレン「……おい、さっきと言ってること違わねぇか?」








    アルミン「エレンは正しいよ。確かにクリスタと関わっちゃいけない」








    エレン「だったら」
    アルミン「でももう遅い」



    エレン「!」









    アルミン「君はもうクリスタと関わっちゃってるんだよ」






    エレン「………」









    アルミン「君はクリスタと関わりを持った。これから君がクリスタと離れても彼女は不幸になるのさ」








    エレン「何でだ。俺といるよりは安全だろ」










    アルミン「でも、彼女はこういうと思うんだ」












    アルミン「エレンと一緒にいる方が『幸せ』ってね」







    エレン「!」











    アルミン「幸せじゃないなら、それは不幸だと思わないかい?」










    エレン「でもそれは……」










    アルミン「君も気付いてるんじゃないの?」











    エレン「……」











    アルミン「……まぁいいよ、そこは僕がどうこう言うことでもないだろうし」












    エレン「じゃあ、俺はクリスタと一緒にいればいいってのか?死ぬかもしれないんだぞ?」












    アルミン「君がクリスタを守るんだよ」











    エレン「んなこと言ったってそんな確証もねぇことできるかよ!」








    アルミン「いや、しなきゃならない!君たちの子供の頃のことを僕は知らない。でもこれだけは言える。その時から間違いだったんだ」















    エレン「……どういうことだ?」













    アルミン「最初から出会っちゃいけなかったんだよ。でも会ってしまった。その時からクリスタはもう幸せにはなれなかったのかもしれない。普通に手に入れることのできた幸せがね」













    エレン「………」













    アルミン「エレン、君はクリスタは普通の幸せを奪ったんだ。だから責任をとらなくちゃね」

















    エレン「(責任、か……)つまり、クリスタのしたいようにさせろってことか?」












    アルミン「そうだね。まぁ確実に君といたいって言うけど」















    エレン「(それだけじゃねぇよな……)わかった」








    エレンは、思う。










    アルミン「一応聞くけど、どうするんだい?」











    クリスタといたいと……、










    離れたくはないと……、










    エレン「守ってやる。呪いから、全部」










    自分の願いを、










    心の中で唱える。













    アルミン「その中にはもちろんクリスタも入ってるよね?」








    エレン「当たり前だ。言っておくが、アルミンも入ってるぞ?」








    アルミン「え!?ぼ、僕も?」アセアセ







    エレン「1人だけ逃げんじゃねぇぞ?」ニヤ







    アルミン「……はぁ、頼りにしてるよ、エレン」





    エレン「おう」







    エレンたちはまだ知らない。










    呪いの強さを、










    闇夜の深さを、










    何かを得るためには










    失わなければならないことを。
  112. 112 : : 2014/02/27(木) 22:35:03
    このスレは終了ですね。
    いやぁ、長かった(´`:)
  113. 113 : : 2014/02/27(木) 23:00:37
    お疲れ様です‼︎
    次作も期待して待っています‼︎
  114. 114 : : 2014/02/28(金) 16:52:55
    お疲れ様です。
    次も期待です
  115. 115 : : 2014/02/28(金) 17:24:34
    乙。最初から見ています。続編も頑張ってください!!
  116. 116 : : 2014/02/28(金) 17:44:32
    お疲れさまー
    とても面白かったです(^_^)
  117. 117 : : 2014/02/28(金) 18:16:38
    乙!!
    続編期待してます!!
  118. 118 : : 2014/02/28(金) 18:43:06
    やっべー!めっちゃ期待!
    (^∇^)/
  119. 119 : : 2014/02/28(金) 21:37:40
    お疲れ様でした!
    次も、期待です♪
  120. 120 : : 2014/02/28(金) 23:14:05
    面白かった!!
  121. 121 : : 2014/03/03(月) 20:09:57
    http://www.ssnote.net/archives/11396
    ⇧次のURLです。
  122. 122 : : 2016/12/08(木) 00:13:43
    この前の作品もそうだったけど、次の作品にいけないけど何で?
  123. 123 : : 2018/08/08(水) 19:06:08
    あれ? 続きは?
  124. 124 : : 2018/09/29(土) 00:59:17
    続きは無いみたいですね
  125. 125 : : 2018/09/29(土) 00:59:34
    残念です
  126. 126 : : 2018/12/27(木) 10:06:26
    マジかよ…ハァ…これおもしろいのに

▲一番上へ

名前
#

名前は最大20文字までで、記号は([]_+-)が使えます。また、トリップを使用することができます。詳しくはガイドをご確認ください。
トリップを付けておくと、あなたの書き込みのみ表示などのオプションが有効になります。
執筆者の方は、偽防止のためにトリップを付けておくことを強くおすすめします。

本文

2000文字以内で投稿できます。

0

投稿時に確認ウィンドウを表示する

著者情報
tark6175

イェーガーの進撃@書きため中

@tark6175

この作品はシリーズ作品です

闇夜の狩人 シリーズ

「進撃の巨人」カテゴリの人気記事
「進撃の巨人」カテゴリの最新記事
「進撃の巨人」SSの交流広場
進撃の巨人 交流広場