このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
この作品は執筆を終了しています。
ベルトルト「夏休みに入ってからあるやつだっけ」後編
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- 1 : 2014/02/11(火) 19:57:41 :
- http://www.ssnote.net/archives/9348
↑
続きです
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- 2 : 2014/02/11(火) 20:17:18 :
- ライナー「クリスタ、どうだ?俺のお祭りデートプランは!」
ベルトルト(これホントにやるのか…)
クリスタ「待たせないようにするとか、景品をあげるとかはいいと思う」
ライナー「だろだろ!?」
クリスタ「でも、綿菓子を2人で1つとか、家まで送り届けるまではいいけど」
クリスタ「のどが渇いたと言って家に上がるのはちょっと…」
ユミル「だよなー」
ユミル「後なんだこの最後のは!」
ライナー「え?」
-
- 3 : 2014/02/11(火) 20:20:47 :
- ベルトルト「何が出たとこ勝負だよ!僕はそんなことがしたいんじゃないんだよ!」
クリスタ「ベルトルとは純愛なんだよ」
ライナー「じゃあ、ここは×と」
ライナー「のどが渇いたらファミレスっと」カキカキ
ユミル「そうだまずは褒めろよ」
ベルトルト「なにを?」
ユミル「浴衣だよ!」
ベルトルト「ゆ、浴衣なんて着てくるの?」
クリスタ「私が勧めるから」
ライナー「しっかり褒めろよ?」
ベルトルト「が、がんばるよ」
-
- 4 : 2014/02/11(火) 20:25:03 :
- ライナー「で、次の作戦はユミルとアイスを持ったクリスタが口論をしてアニに向かってクリスタを押し飛ばす」
クリスタ「それは何で?」
ユミル「浴衣が汚れたら大変だろ」
ライナー「そうだな、だがこれがキーポイントだ」
ベルトルト「えっ?」
ライナー「アイスはベルトルトが受けろ」
ライナー「そして、心配してくれるアニにこう言うんだ」
ベルユミクリ「?」
ライナー「あー大丈夫大丈夫ちょうどこんな感じの柄が欲しかったから!って」
ユミル「きざ過ぎないか?」
クリスタ「確かに」
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- 5 : 2014/02/11(火) 20:27:36 :
- ライナー「自然に言えればかっこいいだろ!?」
クリスタ「自然に言えればね」
ライナー「しかし、この作戦には欠点がある」
クリスタ「なに?」
ライナー「行動的なエレンがアニを助けてしまう可能性がある」
ユミル「確かにな」
ユミル「そうなったら増々エレンに惚れるな」
ライナー「そこで対策がある」
ユミル「なんだよ対策って」
-
- 6 : 2014/02/11(火) 20:31:14 :
- ベルトルト「僕も気になる」
ライナー「ベルトルとはエレンより先にアニの方に向かえなかったら急いでクリスタを救出しろ」
クリスタ「なんで私?」
ライナー「そして、助けた後間を置かずアニは大丈夫?と言え」
ライナー「これで周りが見れる男アピールだ」
ベルトルト「どっちみちアニはエレンに惚れるじゃん」
ライナー「何もしないよりマシだ!」
ライナー「そして、エレンが服が汚れたから帰ると言い出す」
クリスタ「チャンスね!」
ユミル「ゴリラなかなかやるな!」
ベルトルト「やったー!」
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- 7 : 2014/02/11(火) 20:33:30 :
- ライナー「待て!!」
ベルユミクリ「えっ?」
ライナー「みんな、ベルトルトの長所はなんだ?」
クリスタ「優しさ?」
ライナー「そうだ!」
ライナー「他の奴がやっても見え透いていることをしてもベルトルトの場合はポイントになる」
ベルトルト「僕は何をすれば…」
ライナー「エレンにシャツを貸すんだ」
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- 8 : 2014/02/11(火) 20:36:03 :
- ユミル「お、おいそれじゃエレンがいるままじゃねぇか」
ライナー「そこがポイントだ」
ライナー「アニだって気付くだろ?」
ライナー「他の奴なら帰らせるのにベルトルトは…って」
ベルトルト「でもエレンがいるままじゃ作戦は全部台無しになる感じじゃん」
ライナー「これは賭けなんだが…聞くか?」
クリスタ「お願い」
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- 9 : 2014/02/11(火) 20:39:49 :
- ライナー「シャツを貸した後ベルトルトはみんなからはぐれろ」
ライナー「きっとアニはお前を探す」
ベルトルト「責任感じちゃうんじゃ…」
ライナー「お前はエレンより2歩くらい遅れをとってるんだよ、やれることはやるしかないだろ!」
ベルトルト「僕は帰ればいいの?」
ライナー「いや、お前の大好きな片抜きでもしてろ」
ライナー「アニが昔行った祭りを覚えていれば探しに来るから」
クリスタ「そしたら2人きりになれるね!」
ベルトルト「でもそれじゃ、僕ものすごく恰好悪くない?」
ユミル「元々格好良くないし、アニだってそのことは承知だ」
ベルトルト「」ガーン
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- 10 : 2014/02/11(火) 20:41:30 :
- ライナー「でも、その格好悪さも武器に出来たら格好いいと俺は思うぞ!」
ベルトルト「わ、わかった」
ベルトルト「やってみる!」
ユミル「あっ、そうだお前今はまだアニにアドレス聞こうとするなよ?」
ベルトルト「聞くないし、聞けないよ」
ユミル「ならいい」
クリスタ「なんで?」
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- 11 : 2014/02/11(火) 20:43:40 :
- ユミル「祭りで連絡取れたら意味ないからな」
クリスタ「なるほど」
ライナー「じゃあ、作戦はこの辺でな」
ライナー「あくまでも自然にな!」
ベルトルト「わかったよ」
クリスタ「あ、あと学校でも自然に接すんだよ?」
クリスタ「この前、またあとでねって言われてたでしょ?」
ベルトルト「うん」
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- 12 : 2014/02/11(火) 20:45:52 :
- ライナー「そのセリフを言われた以上完全に脈なしじゃないぞ!」
ベルトルト「みんな…ありがとう!僕頑張る!」
ライナー「成功を祈るぞ!」
ユミクリ「私も」
ライナー「おっと、大切なこと忘れてた」
ライナー「告白の時は強い光を背負え、深いことは言わんがうまくいく」
ベルトルト「わかった!ありがとう」
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- 13 : 2014/02/11(火) 21:03:44 :
- それから僕はやる気や活気を取り戻し、
アニともそれなりには接するようになった。
そして、ついにこの日がやってきた。
夏祭りだ。
ベルトルト「待ち合わせってここなの?」
ライナー「そうだ、エレンが来るまで少しでも時間を稼げるからな」
ベルトルト「そっか」ドキドキ
ライナー「緊張するか?」
ベルトルト「う、うん」
ライナー「今日は頑張ろう!」
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- 14 : 2014/02/11(火) 21:16:15 :
- ライナー「打ち合わせ通りやれば大丈夫だ」ポンポン
ベルトルト「う、うん…」キリッ
ライナー(決意に満ちた表情だ…お前ならできるぞ!!)
クリスタ「お待たせーー!!」
クリスタ「ごめんね、着付けしてもらうのに手間取っちゃって」
ライナー「いや、全然待ってない!」
ライナー「クリスタかわいい!!」
ユミル「うっせ」
ベルトルト(あんな感じで言えばいいのか…よし!)
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- 15 : 2014/02/11(火) 21:21:44 :
- クリスタ「ふふ、ありがとライナー」ニコ
ライナー(ベルトルトお前も行け!)チラッ
ベルトルト「あ、あの…アニ」
アニ「何?」
アニ(なんでこんな素っ気ない態度しか取れないんだろ…)
ベルトルト「そのかっこう…かわ」
エレン「おーい!!」
エレン「待ち合わせ場所ってここかー!!」
アニ(ベルトルトかわいいって言おうとしたのかな?)
アニ(あんたの性格からして無理したんだね…)
アニ「分かりにくかった?」
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- 16 : 2014/02/11(火) 21:24:43 :
- アニ「迎えに行けばよかったんだけど…」
エレン「ん?いや、まぁ無事に着いたし」
エレン「アニ、綺麗な浴衣着てるな」
エレン「すげぇ似合ってるぞ」
アニ「///」カアアア
ベルトルト「」ガーン
アニ「あ、ありがと…」
先を越された…
ベルトルト「ラ、ライナー…」
ライナー「ん?」
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- 17 : 2014/02/11(火) 21:26:58 :
- ベルトルト「エレンに先を越された…」
ライナー「何やってんだ!お前も行け今なら間に合うから…」
クリスタ「そうだよ!」
ミカサ「エレン!勝手に先に行かないで!!」
ライベル「!!」
ライナー「ミカサがいるってことは多少チャンスだ!」
ベルトルト「うん」
ベルトルト「な、なんで…こんなに人が…」
-
- 18 : 2014/02/11(火) 21:30:10 :
- アニ「あんたが呼んだの?」
エレン「祭りに行くって言ったらみんな来るって……」
サシャ「クリスタ浴衣かわいいです!!」
サシャ「アニもすごくきれいです!!」
僕の入り込むすきが……
ベルトルト「ライナー…もう僕…無理っぽい」シクシク
ライナー「まだだ!次、次がある!!」
ライナー「景品をあげろ!」
ベルトルト「うん」
ライナー「これがうまくいけば形勢逆転だ!!」
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- 19 : 2014/02/11(火) 21:34:03 :
- 射的、正直苦手だ…
でもやるしかない!!
ベルトルト「み、みんな射的やっていかない?」
エレン「お、いいな!」
祭りで最も男らしさが出るのは射的だ。
男はハンターだからね、がんばろう
ライナーのお父さん曰く、射的で的を撃ちぬいた男は女心も撃ちぬくらしい……
ベルトルト「あの、アニ…何か欲しいものはある?」
アニ「え?」
ベルトルト「僕が取るよ!」
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- 20 : 2014/02/11(火) 21:36:59 :
- アニ「じゃ、じゃああのでかいはっちゃんイカで…」
ベルトルト「わかった!」
ベルトルト(いけ!)
パン スカッ
パン スカッ
パン スカッ
パン ポテッ
射的はそんなに甘くないか…
おっちゃん「はい、残念賞のあめね」
ベルトルト「ごめんね…もう1回やってみるね」
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- 21 : 2014/02/11(火) 21:39:50 :
- アニ「え、いいよ別に」
アニ「取れないなら無理するこないよ」
アニ「気持ちだけで…」
タアアアアアン おおおおおお!!
ジャン「すげぇ!ミカサあのでかいの3発で!!」
ミカサ「エレンあげる…」
エレン「何だよ急に」
ミカサ「ビッグヒレカツ欲しそうな顔してたから」
エレン「してねぇし」
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- 22 : 2014/02/11(火) 21:41:39 :
- エレン「どっちかと言ったらあのチョコの方が…」
タンタンタンタン ドサッ
わあああああああ!!
アニ「エレンこれ…」
エレン「もらっていいのか?」
アニ「うん」
ミカサ「ぐぐ」メラメラ
アニ「ふんっ」
ミカサ「おじさんもう1回!!」
アニ「私は2回で!!」
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- 23 : 2014/02/11(火) 21:45:06 :
- エレン「恐れていたことが始まった…」
ベルトルト「もう…無理だ…」
エレン「ベルトルト!何とかしてくれ」
ベルトルト「無理だよ…僕には…」
エレン「仕方ねぇな…」
ミカサ「野球盤と酢昆布と歯磨き粉あげる!!」
アニ「タラバガニとサバ缶とスニッカーズ10本のがいいだろ!?」
モブ「いいなー俺達も誰かに取ってもらいたいなー」
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- 24 : 2014/02/11(火) 21:49:06 :
- エレン「お前たち…」
エレン「何でもかんでも取ってんじゃねぇよ!!」
エレン「俺が取る楽しみがなくなるだろーが!!」
ミカアニ「」ハッ
エレン「クソ!!俺はスーパーボールすくいしてくるから…邪魔すんなよ!!」ダダッ
ジャン「エレンの奴ほんとガキだな」イライラ
ライナー「確かに今の態度はいただけないな」
ライナー「ベルトルともそう思う…」
ベルトルト「男らしいや…」
ライナー「!?」
-
- 25 : 2014/02/11(火) 21:52:39 :
- ライナー「そ、それは違うだろ!」
ベルトルト「僕ならデレデレしちゃうだろうけど」
ベルトルト「エレンはしっかり自分の意志で断ってた」
ベルトルト「エレンには出来て僕にはできない」
ベルトルト「アニはきっとあーゆーとこをに惹かれてるんだ…」
ベルトルト「だとしたら僕絶対に敵わないや…」
ライナー「作戦会議でも言っただろ!」
ライナー「お前はお前のできること、武器を利用しろって」
ライナー「エレンにはない優しさや気配りでアピールしよう!!」
ライナー「次のプランで実行だ」
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- 26 : 2014/02/11(火) 22:00:05 :
ベルトルト「のど渇かない?」
ベルトルト「飲み物買ってこようか」
アニ「いや別に…」
ベルトルト「そっか…」
ユミル「何で怒ってんだよ」
クリスタ「ユミルのアホ」
ユミル「何でだよ」
クリスタ「ばか!顔も見たくない」
クリスタ「絶交だよ!」
ユミル「お前は小学生か」ボン
クリスタ「きゃっ」ピューーー
ライナー「アニ!」
アニ「え?」
ササッ ベチャ
エレン「間に合った…」フウ
ベルトルト「クリスタ大丈夫?」
-
- 27 : 2014/02/11(火) 22:02:38 :
- クリスタ「//」ドキッ
クリスタ「じゃなくてベルトルト!」
ベルトルト「アニは大丈夫!?」
アニ「うん、でもエレンが…」
エレン「あーでも、浴衣が汚れなかっただけいいだろ」
アニ「」ウットリ
ベルトルト「」ガーン
エレン「こりゃ1回帰らなきゃ、肌着まで濡れてる」
-
- 28 : 2014/02/11(火) 22:07:07 :
- アニ「えっ?」
エレン「わりぃ、1回着替えてくる!」
ベルトルト「待ってエレン!!」
ベルトルト「僕の上のシャツでよかったら貸すよ」
ベルトルト「多分すこし大きいけど…」
エレン「いいのか?」
ベルトルト「下もシャツだしいいよ」
ベルトルト(これでエレンが帰らなくて済む、作戦どうこうじゃないアニが喜んでくれるなら…これが正解なんだ)
アニ(ベルトルト…あんたからしたらエレンがいない方が都合がいいんじゃ…)
ベルトルト(ここにいるのが辛いや、作戦じゃなくても立ち去ってたな)スタスタ
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- 29 : 2014/02/11(火) 22:08:50 :
- エレン「じゃあ、これ洗って返すから…って、アレ?」
アニにしてやれることはこれくらいしかない…
みんな協力してくれたのにごめん…
見てる感じアニは探しには来ない…
片抜きでもやってよう
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- 30 : 2014/02/11(火) 22:13:47 :
ライナー「おい、いたか?」
ジャン「いや…」
ライナー「どこに行ったんだベルトルトやつ」
ライナー「あんなデカい図体してんのに見つからないなんて…」
ジャン「もしかして帰ったとか?」
ライナー「何も言わずに帰るような奴じゃ…」
アニ(ベルトルト……もしかして私に気を遣って…)
アニ(いるとしたらあそこしかない)
アニ「ねぇ、ライナー…」
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- 31 : 2014/02/11(火) 22:16:04 :
- ライナー「ん、どうした?」
アニ「ちょっと心あたりがあるんだけど…みんなここで待っててくれるか?」
ライナー「一緒に行かなくていいのか?」
アニ「あぁ、こんな大勢で移動するのは面倒だし…」
ライナー「そうだな、じゃあ頼んだ」
アニ「うん」スタスタ
ライナー(どうだこの迫真の演技!)
-
- 32 : 2014/02/11(火) 22:19:51 :
- 自分から誘っといて勝手にどっか行くのやめてほしいんだけど…
私が変な責任感じるじゃないか…
確かにベルトルトとは全然話してなかったけどさ、
あっ、やっぱりいた。
ベルトルト(どよーん)シクシク
サクサクサクサク・・・
おっちゃん「1枚100円だよ」
アニ「あ、見てるだけなんで」
おっちゃん「どうしたのかねその子、ずっと泣きながら型抜きしてるんだよ」
アニ「はぁ…」スタスタ
-
- 33 : 2014/02/11(火) 22:21:43 :
全然変わらないね。
昔から型抜き好きだったよね。
ライナー「おう、アニいたか?」
アニ「うん、見つけた」
アニ「ちょっと2人で話したいことあるからみんなは回ってていいよ」
ライナー「いいのか?」
アニ「うん、飽きたら帰ってもいいし」
ライナー「わかった、気を付けろよ」
アニ「うん、ありがと」スタスタ
-
- 34 : 2014/02/11(火) 22:22:49 :
- ライナー「クリスタ、ユミル!」
ユミル「やったな!」
クリスタ「こんなにうまくいくなんて!」キラキラ
ライナー「あとはベルトルト次第だ」
-
- 35 : 2014/02/11(火) 22:49:19 :
- ベルトルト「で、できた……だんご」
おっちゃん「おーよく出来たねーそれ一番難しいやつだよ」
ベルトルト「……」
おっちゃん「じゃあ、景品2つあげるよ」
ベルトルト「そ、そんな悪いです」
おっちゃん「あんたの分と…彼女さんの分ね」
おっちゃん「彼女は大切にしなよ」
ベルトルト「はっ……」
ベルトルト「か、彼女じゃないです」
アニ「……」
-
- 36 : 2014/02/11(火) 22:52:29 :
- ベルトルト「アニいつからいたの…?」
アニ「結構前からいたんだけど……」
ベルトルト「みんなは…?」
アニ「さぁ…」
アニ「ベルトルト見つけたから好きにしてって言っといたけど」
アニ「もう帰ったかもね…」
ベルトルト「そっか……」
ベルトルト「僕がいなくなったせいで…アニとエレンいい感じだったのに…その…そうしても型抜きがしたくて」
アニ「あんた昔から型抜き好きだったしね」
ベルトルト「えっ?」
-
- 37 : 2014/02/11(火) 22:56:14 :
- アニ「昔3人で祭りに行ったとき」
アニ「お店閉まるまで型抜きしてて、見回りの先生に怒られた」
ベルトルト「そんなことあったっけ…」
アニ「うん、あった」
アニ「それでもしかしたらと思って行ったらあんたを見つけたんだ」
ベルトルト「そっか、ありがと…」
ベルトルト「でも、ごめんね」
アニ「別に謝んなくてもいいと思う」
ベルトルト「で、でも折角の祭りでエレンといい感じだったのに、僕なんかと…」
アニ「……」
-
- 38 : 2014/02/11(火) 22:59:51 :
- アニ「私さ…」
アニ「祭りって嫌いなんだよね」
ベルトルト「!!」
アニ「人多いし、ものは高いし、馬鹿はうるさいし」
アニ「謝るんなら誘ったことを謝ってよ」
ベルトルト「ご、ごめん…もう誘わないから…」
アニ「あっそ」
アニ「ちなみに今回は何で誘ったの?」
ベルトルト「えっ?」
アニ「なんで?」
ベルトルト「アニと祭りに行きたかったって言うか…」
ベルトルト「友達だし…好きだし…友達だよね?」オロオロ
-
- 39 : 2014/02/11(火) 23:03:51 :
- アニ(…好き?友達として?)
ベルトルト「ななななんでそんなこと聞くの?」
アニ「ただの興味本位だよ」
ベルトルト「じゃ、じゃあなんでアニはエレンだったら来てくれたの?」
アニ「あんたが誘っていいって言ったんでしょ」
ベルトルト「ホントにそうならどれだけ気持ちが軽くなるか…」
アニ「でもね、誘ったのがあんたじゃなかったら途中で帰ってたかもしれない」
アニ「エレンに誘われたとしてもね」
-
- 40 : 2014/02/11(火) 23:07:23 :
- ベルトルト「え?」
アニ「でも、説教的に一緒に行きたいってわけじゃないよ」
アニ「会話しなくても場が成立するし、気も使わないし」
アニ「…つまり…都合のいい男!」
ベルトルト「な、なにそれ!友達でもないじゃん!」
アニ「じゃあ、空気」
ベルトルト「もっとひどい!!」
アニ「でも…空気くらい欠かせないって…こと」
ベルトルト「はっ//」
アニ「ごめんね」
ベルトルト「い、いや//」
-
- 41 : 2014/02/11(火) 23:09:30 :
- ピュー―――ドーーーーン
ベルトルト「きれい……」
ベルトルト「ねぇ、アニ?」ハッ
アニと楽しい時間…
ベルトルト「アニ!!」
アニ「あっ、えっとごめん見とれてた」
ベルトルト「あの、伝えたいことがあるんだ」
アニ「なに?」
-
- 42 : 2014/02/11(火) 23:12:13 :
- ベルトルト「僕アニのことが…好きなんだ…僕と付き合ってください」
アニ「私もベルトルトのことエレンと同じくらい好き//」
ベルトルト「えっ?」パアアアア
アニ「あんたは優しいし、気配りもできるし」
アニ「クリスタのこと助けたとき見てたよ?」
アニ「クリスタも…ときめいたと思う…」
ベルトルト「でも…僕はアニ以外好きになれない」
アニ「私でいいの?//」
-
- 43 : 2014/02/11(火) 23:15:20 :
- ベルトルト「アニじゃなきゃダメなんだ」
アニ「そっか…」
ベルトルト「返事は…?」
アニ「ごめん…今すぐには付き合えない…」
ベルトルト「あはは、そうだよね…エレンと同じくらいってのに調子に乗っちゃった」
アニ「もう…少し待ってほしい」
アニ「エレンへの思いが整理出来たら伝えるから…」
アニ「また告白してくれる?//」
-
- 44 : 2014/02/11(火) 23:18:03 :
- ベルトルト「いいの?」
アニ「うん//」
アニ「中学入ってから疎遠になってたでしょ?」
ベルトルト「うん」
アニ「また少しずつ元の関係に戻したいな…」
ベルトルト「ホントに?」
アニ「うん、でも幼馴染止まりは嫌だよ」
ベルトルト「うん!ありがと!」ニコ
アニ「久しぶりに笑ったね」フフ
ベルトルト「アニもね」ハハ
ベルトルト「1つお願いがあるんだけど…」
アニ「…いいよ」
-
- 45 : 2014/02/11(火) 23:24:04 :
ベルトルト「って感じかな」
ライナー「思いを告げて、気持ちの整理ができたら伝えるから」
クリスタ「また告白してって」
ユミル「やったな!ベルトルさん!」
ライナー「で、お願いってなんだ?」
ライナー「まさかエロいこと言ってないよな?」
ベルトルト「一緒に型抜きしようって頼んだ」
ライナー「なんでだ?」ガタガタ
ベルトルト「アニが僕を見つけてくれた大切なものだから」
-
- 46 : 2014/02/11(火) 23:26:18 :
- ライナー「で、やったのか?」
ベルトルト「お店が閉まってたから諦めて一緒に帰ったんだ」
ベルトルト「手をつないで」
クリスタ「きゃー!」
クリスタ「でも、なんか悔しい!!」
ユミル「何でだ?」
クリスタ「ベルトルトに助けてもらったとき作戦って知ってたけどキュンとしたから」フフ
ユミル「ベルトルさんも罪な男だな」ハハ
-
- 47 : 2014/02/11(火) 23:26:59 :
- まぁ、こんな感じで無事夏祭りを終えました。
ありがとうみんな。
ありがとうアニ…
つづく
-
- 48 : 2014/02/11(火) 23:27:17 :
- 今度からはオリジナルのベルアニを書きます。
-
- 49 : 2014/02/12(水) 20:58:38 :
- す、素晴らしい…
面白かったです!
-
- 50 : 2014/02/13(木) 20:29:20 :
- ヤヴァイ。そして、凄くいい。
-
- 51 : 2014/02/22(土) 12:14:34 :
- こんな、作戦よくかんがえたな!ホモゴリラ!!
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