この作品は執筆を終了しています。
ミカサ「私の誕生日」
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- 1 : 2014/02/11(火) 17:54:55 :
- 昨日ってミカサの誕生日だったんですね。
夜に気づいて急いで書きました。
よって駄作注意です。
今日中に執筆終了にさせます。
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- 2 : 2014/02/11(火) 17:56:03 :
- ネタがかぶってるうううぅぅぅwwww
期待ですww
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- 3 : 2014/02/11(火) 17:56:27 :
- ガンバ
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- 4 : 2014/02/11(火) 18:11:36 :
- >>2
雰囲気は違うと思うので許してくださいw
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- 5 : 2014/02/11(火) 18:47:38 :
- 今からノンストップで行きます。
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- 6 : 2014/02/11(火) 18:50:05 :
2月8日
~食堂~
エレン「なぁ、今日の訓練何だっけ?」モグモグ
アルミン「立体機動訓練だったと思うよ」
エレン「うし、やる気出てきた」モグモグ
ミカサ「エレン、口の中に食べものを入れたまま喋ってはいけない」
エレン「うるせぇな、お前に関係ねぇだろ」モグモグ
ミカサ「あなたの家族として見過ごせない」
アルミン「エレン、ミカサの言うとおりだよ。マナー違反だからね」
エレン「モグモグ、ゴクン…これでいいだろ?」
ミカサ「」コクッ
エレン「で、今日の訓練でも班行動の訓練なのか?」
アルミン「多分そうじゃないかな。巨人に単騎で挑むことなんてそう有るもんじゃないしね」
ミカサ「だったらエレン、私と組もう」
エレン「…別にいいけど、巨人パネル全部とるなよ?」
ミカサ「…善処する」
エレン「なんか自分が情けなく思えてきた」
アルミン「ミカサは次元が違うからね」
ミカサ「それより早く行こう。遅れると走らされてしまう」
アルミン「そうだね、ミカサ先に行っててくれない?」
ミカサ「何で?」
アルミン「エレンと2人で話したいことがあるんだよ」
ミカサ「わかった。先に行ってる」スタスタ
エレン「で、なんだよ話って」
アルミン「エレン、明後日が何の日か覚えてるかい?」
エレン「明後日?…まず今日は何日だ?」
アルミン「今日は2月8日だよ」
エレン「…!ミカサの誕生日か」
アルミン「そうだよ。何かお祝いでもする?」
エレン「…そうだな、考えとくよ」
アルミン「わかった。僕も何か案があったら言うよ」
エレン「頼む。…それじゃそろそろ行こうぜ」スクッ
アルミン「うん。わかった」スクッ
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- 7 : 2014/02/11(火) 18:50:32 :
~巨大樹の森~
キース「今日は予定通り立体機動の訓練を行う。毎回言っているようにこの訓練は非常に点数の高い訓練だ。手を抜くことの無いようにしろ。では、班を組め」
エレン「ミカサ、アルミン組むんだろ?」
ミカサ「えぇ、もちろん」
アルミン「でも四人一組でしょ?あと1人はどうする?」
エレン「んー、誰か余ってねぇかな」キョロキョロ
ミカサ「!あそこにジャンがいる」
アルミン「え、でもジャンはマルコとかと一緒なんじゃないかな?(…エレンとの相性が悪すぎる)」アセアセ
エレン「いや、マルコはミーナとかと組んでるから無いだろ。俺呼んでくる」タッタッタッ
アルミン「ちょ!…はぁ(なんか嫌な予感がする…)」
ミカサ「どうしたの?」
アルミン「…なんでもないよ」
エレン「ジャン!1人か?」
ジャン「おう。マルコがもう班組んじまったからな」
エレン「じゃあ俺のとこに来いよ。1人足りねぇんだ」
ジャン「いいぜ。足手まといになんなよ、死に急ぎやろう」
エレン「お前もな」
-
- 8 : 2014/02/11(火) 18:51:20 :
キース「時間だ!一班ずつ訓練を開始しろ!」
アルミン「始まったね」
エレン「そうだな。順位はどの辺になるか…」
ジャン「死に急ぎが途中で事故って死んじまったら順位もクソもねぇけどな」
エレン「言ってろ馬顔」
ジャン「んだとてめぇ!!」ガッ!
エレン「離せよ!!」
アルミン「(あー、始まっちゃったよ)」ハァ
ミカサ「2人とも止めて」
エレン「ミカサには関係ねぇだろ!」
ミカサ「そんなことはない。あなたは家族。だから関係はある」
ジャン「!…てめぇ羨ましいんだよ!!」
エレン「意味わかんねぇことでキレてんじゃねぇ!!」
キース「黙れぇ!!!開拓地に送られたいか!!」
エレン/ジャン「!!」ビクッ!!
キース「貴様等が騒いでいると他のものの集中力を削ぐことになる。それは事故の原因になり、死亡の可能性もある。貴様等は巨人を殺す前に人を殺すか?」
エレン/ジャン「す、すみません!」バッ
キース「次はない。覚えておけ」
エレン/ジャン「はっ!」
アルミン「…だからジャンはよしといた方がよかったのに」ハァ
キース「では次の班、始めろ!」
エレン「よし、行くぞ」ダッ
バシュ
アルミン「ちょ、待ってよ!」バシュ
ジャン「待てよ死に急ぎやろう!!」バシュ
ミカサ「」バシュ
ヒュッ
エレン「」ザシュッ
アルミン「(さすがエレンだね、基本が出来てる。…でも)」チラッ
ジャン「フッ!!」ザン!!
アルミン「ジャンの方が一歩先を行ってる感じだね」パシッ
ミカサ「アルミン、少しエレンの様子がおかしい」バシュ
アルミン「そうかな?…僕にはわからないけど」バシュ
ミカサ「少し注意して来る」バシュ
エレン「(くそ!なんでジャンの野郎の方が上なんだよ!)…はぁ!」ザシュッ
エレン「(まだ浅い!)」バシュ
ミカサ「エレン、もっと慎重にやった方が良い」バシュ
エレン「このままでいいわけねぇだろ!もっとだ…、もっと深く削いでやる!」バシュ
ミカサ「エレン!」バシュ
エレンはさらに深く抉るために急加速をする。
エレン「らぁ!!」ザン!!
エレン「(よし!今度は…)!」バシュ
アルミン「エレン!!」
目の前には大樹がある。
普通であればガスをふかして避けるのだが、
先程の急加速によるスピードはそれを許さない。
ジャン「あんのバカ!」バシュ
アルミン「!ミカサ!!?」バシュ
ミカサ「(エレン、待ってて!)」ギュン!!
樹に向かっていくエレンに
ミカサは横から近づいていく。
これもまた相当なスピードを持っている。
エレン「!!(ヤベェぶつかる!)」グッ
ミカサ「エレン!!」ダキッ
エレン「!ミカサ!?」
エレンに接触をすることで軌道を変え、
樹に衝突するのを避ける。
しかし…
アルミン「(ダメだ!落ちる!!)」
ドカッ!!
ミカサ「うッ!!?」ボキッ!!
エレン「かはッ!」
エレンは地面にはふれていない。
ミカサが下敷きになったのだ。
そして、骨の折れる鈍い音がする。
ゴロゴロ‥
アルミン「2人とも大丈夫!?」スタッ
エレン「アルミン!ミカサが俺の下敷きにn」
ジャン「んなことは知ってる!てめぇはアルミンと応急手当てをしてろ!俺が教官に伝えて何人か連れてくる!」バシュ
エレン「…くそッ!アルミン!俺はなにをすればいい!?」
アルミン「腕の骨が折れてるから添え木になるものを探してきて!」
エレン「わかった!」バシュ
アルミン「肩が脱臼してる。ミカサ、今から骨を戻す。少し痛いけど我慢してね」グッ
ミカサ「はぁ、はぁ」コクッ
アルミン「」ゴキンッ!!
ミカサ「ッッ!!!」プルプル
アルミン「ごめんね。もっとうまくできれば痛みも小さいんだけど…」
エレン「アルミン!これでいいか?」スタッ
アリガトウ
ヌノハコレデイイダロ
ウン、ジャアソッチヲササエテ‥
-
- 9 : 2014/02/11(火) 18:51:42 :
- ーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーー
キース「イェーガー訓練兵、今回の事故はなぜ起こった」
エレン「…自分が先走ったためです」
キース「なぜ、貴様に原因があるのにアッカーマン訓練兵が怪我をした?」
エレン「自分を庇ったためです」
キース「訓練の前に言ったことを覚えてるか?」
エレン「…はい」
キース「貴様はアッカーマン訓練兵を殺しかけたのだ」
エレン「…」
キース「アッカーマン訓練兵は優秀だ。今季の誰よりもだ。すなわち、アッカーマン訓練兵を失うことは人類の戦力低下に直結してくる」
キース「次に同じ様なことがあれば、今度は貴様が傷を負え。アッカーマン訓練兵を殺すぐらいなら貴様が死ね。わかったか」
エレン「…はっ」バッ
キース「戻れ」
エレン「…失礼します」スタスタ
-
- 10 : 2014/02/11(火) 18:52:10 :
~食堂~
アルミン「」モグモグ
エレン「」モグモグ
アルミン「エレン、大丈夫かい?」
エレン「」モグモグ
アルミン「エレン!」ガシッ
エレン「ん?なんだ?」
アルミン「大丈夫かい?」
エレン「俺は大丈夫だ。怪我とかはあまりしてないからな」
アルミン「…あとでミカサの所に行くかい?」
エレン「…だな。ちゃんと謝っとかねぇと」
アルミン「じゃあ早く食べて行こうか」
エレン「…おう」
~治療室~
ガラガラ
医師「!…誰だ、こんな時間に」クルッ
エレン「訓練兵のエレン・イェーガーです。アッカーマン訓練兵の怪我はどれくらいで完治しますか?」
医師「君がイェーガー訓練兵か。今回は随分と大きな事故を起こしたね。おかげでアッカーマン訓練兵は3ヶ月間は安静にしなければならない。それだけじゃない、リハビリも受けてもらう必要がある」
医師「それだけじゃない。下手をすればもう兵士であることすらも危うい」
エレン「!!」
医師「で、用事はそれだけか?」
エレン「…アッカーマン訓練兵に会いに来ました」
医師「悪いが、今はそっとしといてやってくれ。さっき鎮痛剤を打って今は寝てるんだ」
エレン「わかりました」クルッ、スタスタ
~男子寮~
ギィ、バタン
アルミン「!ミカサはどうだった?」
エレン「…会ってない」
アルミン「え!なんで?」
エレン「悪い、今日はもう寝る」バサッ
アルミン「ちょ、・・・・おやすみ、エレン」
エレン「(俺のせいで、ミカサが傷付いた。…もう兵士でもいられないかもしれない)」
キース『貴様はアッカーマン訓練兵を殺しかけたのだ』
キースの言葉が頭の中で響く。
それは重い罪の意識をエレンに植えつける。
エレン「(俺が、ミカサを…家族を)」グッ
-
- 11 : 2014/02/11(火) 18:52:45 :
2月9日
キース「今日は対人格闘の訓練だ。気を抜いているやつがいれば外周を死ぬまで走ってもらう。始めろ!」
エレン「…」
アルミン「エレン、訓練が始まってるよ。早くペアを見つけないと」ユサユサ
エレン「!あぁ、そうだな」キョロキョロ
アルミン「じゃあ僕は他の人と組んでくるよ。エレンとじゃ実力に差がありすぎるからね」スタスタ
エレン「おう。…!ライナー、組もうぜ」スタスタ
ライナー「ん?いいぞ」
エレン「じゃあまずは俺がならず者で行くな」
ライナー「来い!」
エレン「ふっ!」ビュッ!
ライナー「」ガシッ、グイ!
エレン「うぉ!?」
ライナー「ふん!」グイッ!
グルン、ドサ!
エレン「いってぇ!」
ライナー「おい、大丈夫か?」
エレン「なんとかな」イテテ
ライナー「今日はどうしたんだ?全然切れがないと思うんだが」
エレン「…何でもねぇよ」
ライナー「そうか?…ならいいんだが」
エレン「続けようぜ」ポイ
ライナー「おう」パシッ
エレン「」スゥ
ライナー「」ダッ!
エレン「」サッ
ライナー「ふっ!」ブン!
エレン「」ササッ
ツル!
エレン「!」ガン!
ライナー「お、おい!」
エレン「いってぇ…」ポタポタ
ライナー「!血がでてるじゃねぇか…!」
キース「何を騒いでいる」スタスタ
ライナー「!イェーガー訓練兵が訓練中に怪我を負いました」バッ
キース「…また貴様か」ギロッ
エレン「…すみません」
キース「今日は訓練に参加するな。また事故を起こされて有能な兵士を殺されてはいけないからな」スタスタ
エレン「…」
ライナー「何だよあの言い方は。エレン、大丈夫か?」
エレン「…あぁ、少し休んでくる」スタスタ
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- 12 : 2014/02/11(火) 18:53:28 :
~食堂~
アルミン「エレン、今日は訓練にでてた?途中から見かけなかったけど」
エレン「教官に訓練をするなって言われてな」
アルミン「…そっか」
エレン「…」
アルミン「昨日、どうしてミカサに会わなかったの?」
エレン「…何だっていいだろ、そんなこと」
アルミン「でもミカサは会いたいと思ってるんじゃない?」
エレン「そんなわけ無いだろ。けがをさせた張本人が行っても気分を悪くさせちまうだけだ」
アルミン「…ホントにそう思ってるの?」
エレン「当たり前だろ」
アルミン「…なにもわかってないんだね」
エレン「なにがわかってないって言うんだよ!」
アルミン「今日は僕がミカサに会ってくるよ。で、確かめてくる。エレンのことをどう思ってるのかをね」
エレン「…好きにしろよ」スクッ、スタスタ
アルミン「(ミカサの態度を見てればわかるだろうに…)一体どこまで鈍感なんだか」
~治療室~
ガラガラ
医師「イェーガー訓練兵か?」クルッ
アルミン「いえ、アルレルトです」
医師「!すまない、勘違いをしてしまって」
アルミン「昨日、イェーガー訓練兵はここまで来たんですか?」
医師「あぁ、だがタイミングが悪かったんだよ。薬を打って眠っていたからな。昨日は帰ってもらった」
アルミン「そうですか。ミカサは今は…」
医師「起きてるよ。昨日イェーガー訓練兵が来たことを教えたら今日は起きてるって言いたんだ」
アルミン「会わせてもらえますか?」
医師「わかった、こっちに来てくれ」スタスタ
ジャッ!
ミカサ「!…エレン?」
アルミン「ごめんね、僕だよ」
ミカサ「…そう」
アルミン「エレンに来てほしいかい?」
ミカサ「」コクッ
アルミン「ミカサは正直だね」
ミカサ「そう?」
アルミン「…どうしてエレンを助けたんだい?」
ミカサ「それは家族だから」
アルミン「それ以外は?」
ミカサ「?」
アルミン「何か特別な感情はないのかい?」
ミカサ「…わからない。考えたこともないから」
アルミン「2人は似てるんだね」
ミカサ「?今日のアルミンは少しおかしい」
アルミン「僕のことはいいんだよ。それじゃあ、もしエレンが他の人と付き合ったらどうする?」
ミカサ「…わからない」
アルミン「いやな気持ちになるかい?」
ミカサ「すごく、モヤモヤする」
アルミン「それは、エレンのことが好きってこと?」
ミカサ「…私は好きという感情を知らない。だからわからない」
アルミン「うーん、じゃあ明日って誕生日だよね。なにがほしい?」
ミカサ「…別にない」
アルミン「何かしてほしいこととか」
ミカサ「…エレンに会いたい」
アルミン「…わかった。今日はもう戻るよ。お大事に」スクッ
ミカサ「おやすみ、アルミン」
アルミン「うん、おやすみ」
-
- 13 : 2014/02/11(火) 18:53:54 :
2月10日
~食堂~
アルミン「やぁ、エレン」
エレン「…おう」
アルミン「今日はどうするの?ひさしぶりの休暇だけど」
エレン「…自主連、かな」
アルミン「でも、今日はミカサの誕生日だよ?」
エレン「…そうだな」
アルミン「祝ってあげないの?」
エレン「…アルミンが祝ってやってくれ」
アルミン「エレンは?」
エレン「…」
アルミン「何でミカサから逃げるんだい?」
エレン「…俺は、あいつを殺しかけたんだ。どの面さげて会えばいいんだよ」
アルミン「それはエレンの気持ちだよね。ミカサのことは考えたかい?」
エレン「…」
アルミン「ミカサは君に会いたいみたいだよ?」
エレン「…そうか」
アルミン「もう一度聞くよ。君は今日、なにをするつもりだい?」
エレン「…わかったよ。ちょっと街に出てくる」
アルミン「消灯時間とかちゃんと考えて行ってくるんだよ?」
エレン「わかってるよ。じゃあな」スタスタ
アルミン「さて、どうなるかな?」
-
- 14 : 2014/02/11(火) 18:54:39 :
~治療室~
time19:50
ガラガラ
医師「ふぅ、今日は誰だ?」クルッ
エレン「…こんばんは」
医師「!…ようやくきたのか。昨日はなにしてたんだ?」
エレン「昨日は…少し疲れてて」
医師「そうか。…会っていくんだろ?こっちに来てくれ」スタスタ
医師「このカーテンの向こう側にいる。俺は少し席を外すから、誰か来たら明日くるように言っておいてくれ」
エレン「わかりました」
医師「じゃあ、よろしく」スタスタ
エレン「…」
ジャッ!
ミカサ「…だれ?」
エレン「…俺だ」スタスタ
ミカサ「!…エレン、あの時怪我はしてない?」
エレン「怪我をしたのはミカサの方だろ?」
ミカサ「私のことはいい。エレンは?」
エレン「お前のおかげでピンピンしてるよ」
ミカサ「そう。よかった」
エレン「…ごめんな」
ミカサ「なにを謝ってるの?」
エレン「怪我させちまったじゃねぇか」
ミカサ「そんなことは気にしなくていい。家族として当然」
エレン「痛かっただろ?」
ミカサ「」フルフル
エレン「嘘つけ。肩脱臼してただろ。あれはめるのめちゃくちゃ痛いんだぞ?」
ミカサ「…」
エレン「何でそこまでして俺を庇うんだ?」
ミカサ「家族、だから」
エレン「…だよな」ポリポリ
ミカサ「でも、別の感情もあるのかもしれない」
エレン「別の感情?」
ミカサ「昨日、アルミンが言っていた」
エレン「なにを?」
ミカサ「アルミンはこれを“好き”という感情だと言っていた」
エレン「な!!?///」カァー
ミカサ「私はまだそういうことがよくわからない。だからそうとも限らないけど」
エレン「そ、そうか///」
ミカサ「エレンはどう?」
エレン「お、俺か?」
ミカサ「」コクッ
エレン「…俺もよくわからない」
ミカサ「そう」
エレン「でも、ミカサが俺をそう見てるなら、俺は受け入れると思う」
ミカサ「…どういうこと?」
エレン「だから、お前がもし結婚したいなら、俺はミカサとならそうなってもいいってことだよ///」
ミカサ「!!…そう///」
ミカサは頬を染めてうつむく。
恥じらうその姿は美しく、
エレンは見とれてしまう。
エレン「あ…、えっと、話が逸れちまったな」アセアセ
ミカサ「///」コクッ
エレン「スゥー、ハァー・・・・・ミカサ、俺を庇うのはもうやめろ」
ミカサ「!…それはできない。今回だって私が助けてなかったらあなたは死んでたかもしれない」
エレン「でも、お前も死んでたかもしれないだろ」
ミカサ「私のことはいい」
エレン「そんなことあるかよ。俺はお前に死んでほしくない」
ミカサ「だったら無茶をしないで。絶対に死なないで」
エレン「…わかった。約束する」
ミカサ「本当?嘘はつかない?」
エレン「あぁ。でもわかってくれ、人は死ぬときは死ぬ。どうしようもないときもあるってことを理解してくれ」
ミカサ「ならの時は私が」
エレン「頼むから!!」
ミカサ「!!」
エレン「俺は、ミカサが自分のせいで死んだりしたら立ち直れない。わかってくれ…!」
ミカサ「…」
エレン「ミカサの気持ちも分かる。多分俺と一緒だからだ。だったら、お前もわかるだろ」
ミカサ「…わかった」
エレン「!」
ミカサ「私は死なない。だからエレンも死なないで」
エレン「…わかった」
ミカサ「ありがとう」ニコッ
エレン「…おう///」
ミカサ「…」
-
- 15 : 2014/02/11(火) 18:55:16 :
エレン「なぁ、今日って誕生日…だろ?」
ミカサ「」コクッ
エレン「ミカサがなにがほしいのかわからなかったから…」ゴソゴソ
ミカサ「さっき私の気持ちはわかると言っていた」
エレン「いやわかんねぇこともあんだよ」
ミカサ「…そう」グググ
ミカサは左側の傷を庇いながら
ベッドから起き上がろうとする。
エレン「!おい、無理すんなよ」
ミカサ「…大丈夫」グググ
エレン「大丈夫じゃねぇだろ」スッ
ミカサ「」ガシ、グイ!
エレン「!?」ヨロ‥
エレンはミカサに手を伸ばす。
その手を掴み、自分の方へ引いた。
そして、2人の唇が触れ合う。
エレン「な、何してんだよ!!////」カァー
ミカサ「これでいい///」
エレン「何が!///」
ミカサ「…誕生日///」
エレン「何で…、キスなんだよ!///」
ミカサ「…昨日、アルミンが何かしたいことは無いのかと聞いた。それから、考えてた」
エレン「…そ、そうか//」
ミカサ「…」
エレン「…はぁ、一応買ってきたんだけどな、これ」ゴソゴソ
ミカサ「…それは?」
エレン「マフラーだよ。前にあげた奴はもう古いだろ?」クルクル
エレンはマフラーを取り出し、
ミカサの首に巻く。
エレン「悪いな。俺には、これぐらいしか思いつかなかった」
ミカサ「いい、これでいい。…とても、嬉しい」ニコッ
エレン「…よかったよ」ニコッ
ミカサ「」コクッ
エレン「そろそろ帰るな。ミカサも眠いだろ?」
ミカサ「」コクッ
エレン「手、貸してやるから横になれよ」スッ
ミカサ「…ありがとう」
ミカサを横にさせる。
マフラーを巻いたままで。
エレン「あ、マフラーもとっとくか」スッ
ミカサ「いい。今日はこのままで寝たい」
エレン「首が締まったらどうすんだよ」
ミカサ「…わからない」
エレン「おいおい」ポリポリ
ミカサ「今日は誕生日。だから見逃してほしい」
エレン「はぁ、わかった。頼むから変な死に方すんなよ?」
ミカサ「善処する」
エレン「ん。じゃあな」スタスタ
ミカサ「おやすみ、エレン」
この日、ミカサは幸せだった。
怪我をしていることは関係なく、
今までのどの誕生日よりも。
『 お前がもし結婚したいなら、俺はミカサとならそうなってもいいってことだよ』
この言葉を胸に抱いて
マフラーの温もりを感じながら
深い眠りに落ちていく。
-
- 16 : 2014/02/11(火) 18:55:45 :
- はい、おしまいです。
うーん、駄作だw
-
- 17 : 2014/02/11(火) 19:44:34 :
- そんな事ないですよ!
とてもよかったです!
-
- 18 : 2014/02/11(火) 19:47:56 :
- >>17
ありがとうございますm(_ _)m
-
- 19 : 2014/02/11(火) 19:54:42 :
- 良いです、凄く!!!!( ;∀;)
エレンがミカサの存在の大きさに気付いたというかなんというか.....(つд⊂)
-
- 20 : 2014/02/11(火) 19:56:49 :
- 最高でした!
-
- 21 : 2014/02/11(火) 20:13:13 :
- とても、良かったです!!
ミカサ、誕生日おめでとう~(´◇`〃)
-
- 22 : 2014/02/11(火) 22:06:49 :
- これは良いssだ・・・
心からそう思う、もっと胸を張っていい
-
- 23 : 2014/02/11(火) 22:10:03 :
- >>22
マジですか…。
勢いで書いちゃったんでちょっと自信がσ(^_^;
-
- 24 : 2014/02/11(火) 23:33:24 :
- これが駄作?ないだろ!
面白かった
-
- 25 : 2014/02/11(火) 23:47:18 :
すごい良いお話でした!
勢いで書いたとは思えないです!
-
- 26 : 2014/07/28(月) 12:57:08 :
- ふーん
-
- 27 : 2015/11/14(土) 14:33:48 :
- これはいいエレミカ
-
- 28 : 2017/11/20(月) 06:30:30 :
- これは最高のエレミカ
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