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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

この作品は執筆を終了しています。

進撃の恋活!? 〜マフラーに隠した本当の気持ち〜

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  1. 1 : : 2014/02/10(月) 20:05:44



    それは、訓練兵になって間もなかった頃。

    他の訓練兵と言い合いをして、部屋を出て行ったエレンを追いかけようとした時のことだった。




    ???「な、なあ!あんた!」

    ミカサ「?」



    呼び止められて振り返ると、エレンと言い合っていた訓練兵がいた。


    しかし、先ほどの大きな態度は何処へやら。

    彼は落ち着きがない様子で視線をあちこちへ向け、顔は真っ赤だった。



    ???「あ…ああ、えっと、見慣れない顔立ちだとおもってな…つい…」

    ???「すまない…とても綺麗な黒髪だ。」

    ミカサ「…どうも。」






    それが、私とジャン・キルシュタインとの出会いだった。





    ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


    ご覧いただきありがとうございます☻

    ・少しだけ、グロテスクな表現があります。血が苦手な方はご注意ください。

    ・ちなみにエロはちゅーまでです。笑

    ・ネタバレは無しです。セリフバレは少しあります。


    本日2/10がミカサのお誕生日だということで、記念に書かせていただきます。今日中の完結を目指します…!


    では、よろしくお願いします(´◡͐`)




  2. 2 : : 2014/02/10(月) 20:14:38
    期待です!今日ってミカサの誕生日なんだ…
  3. 3 : : 2014/02/10(月) 20:19:11







    よく鈍感だと言われる私でも、『彼が私に惚れている』ということは分かる。



    私がエレンと話していると、彼はいつも殺気を含んだ目でエレンを見ているし、たまに用があって話しかけると、湯気が立ちそうなくらい顔を赤くしてどもる。


    そんな彼の分かりやすい性格のせいで、私は同期の女の子にからかわれることも多い。

    今日も朝から食堂で、ミーナとハンナの質問攻めに遭っていた。





    ミーナ「ねえねえ!ぶっちゃけミカサって、ジャンのことどう思ってるの?やっぱりうっとおしい?それとも満更でもないの?」

    ミカサ「…」

    ハンナ「わたしは結構お似合いだと思うけどなあ。もし付き合ったらダブルデートしようよ!ミカサ!」

    ミカサ「…恋愛より、今は訓練に励むのが優先。違わない?」

    ハンナ「うっ…た、確かにそうだけど…」






    …正直、彼のことは嫌いではない。

    けど、好きなのかと言われたら、それもまた違う気がする。






    ミーナ「あっ、来た来た。ジャンー!おはよー!」


    食堂に入ってきたジャンに向かって、ミーナが手を振る。

    その声に反応して、こちらを向いた彼と目が合った。




    ジャン「おっ、おおう!おはよ」


    ジャンは私に気付くと、照れくさそうにはにかんだ。

    そんな様子を見て、ミーナとハンナがくすくす笑う。



    …年頃の女の子だし、恋愛の話に興味があるのは分かる。

    けど、私はあまり関心がなかったし、そういう話のネタにされるのも嫌だった。



  4. 4 : : 2014/02/10(月) 20:20:36
    >>2 さま

    さっそくのコメントありがとうございます☻
    そうなのですーミカサちゃんのお誕生日なんですよ〜(´◡͐`)❤︎
  5. 5 : : 2014/02/10(月) 20:25:44
    きゃー恋ばなだぁ‼ジャンミカは、初めて読みます…期待です❤
  6. 6 : : 2014/02/10(月) 20:26:14




    ミカサ「…じゃあ、また後で。」

    私はエレンとアルミンの姿を見つけ、席を立った。







    エレン「よう、ミカサ!」

    アルミン「おはよう!…またあの2人に冷やかされてたの?」

    ミカサ「まあ、そんなところ。」



    パンをちぎりながら答えると、アルミンは困ったように笑った。



    アルミン「ははは…女の子たちは他人の恋の話が大好きだもんね。」

    ミカサ「私は別に恋なんてしていない…から、少し迷惑。」

    エレン「ジャンも諦めが悪いよな。普通のやつならこんなに冷たくされたら心が折れると思うぜ。」

    ミカサ「…?別に冷たくしているつもりはないけど…」

    アルミン「恋愛といえば、エレン!アニとは何か進展はあったの?」



    アルミンの目が、ミーナたちのように好奇心で輝く。


    エレン「な、なにもねぇよ…」

    アルミン「対人格闘術、一緒に組んだんだろ?その時デートの約束をするって言ってたじゃないか!」

    エレン「そ、そうなんだけど…その…」

    アルミン「…まさか、また誘えなかったの?」


    アルミンの問いに、エレンはこくり、と頭を縦に振った。


    アルミン「もう、駄目じゃないか。もたもたしてるとベルトルトに取られちゃうよ?」

    エレン「そ、それは…」


  7. 7 : : 2014/02/10(月) 20:30:16
    なんか、作者さんのストーカーみたいになってますね笑 あっでもただ単に作者さんが書く作品が好きだから読んでいるんですよ?!それに次の日学校があると読めないので…では!
  8. 8 : : 2014/02/10(月) 20:35:19
    >>5 >>7 さま

    えりさん!いつもありがとうございます☻
    ぜんぜんストーカーしちゃってください!笑
    わたしもジャンミカは初めて書くので、どんななるかなーとわくわくしてます。
    学校頑張ってくださいね∠( ゚ω゚)/
  9. 9 : : 2014/02/10(月) 20:39:01




    …こっちでも、恋愛の話か。

    私は思わず、はあ、とため息を漏らした。






    訓練兵になって、もうすぐ1年。

    みんなお互いのことを知ってきて、年頃の男女が一緒にいれば恋心が生まれるのは当然のことだと思う。




    だけど…

    巨人を駆逐してやる、と意気込んでいたエレンが、今やどうしたら女の子をデートに誘えるかということに頭を悩ませているのを見ると、恋愛とは馬鹿馬鹿しいものに思えてきてしまって仕方がなかった。




    ミカサ「…ごちそうさま。」


    話に花を咲かせる2人を置いて、1人食堂を後にする。


    まだ午前中の講義が始まるまで、少し時間があるな…

    午後の実践訓練に備えて、立体起動装置の点検でもしようかと思い技巧の教室に入ると、見慣れた顔がいた。



  10. 10 : : 2014/02/10(月) 20:40:45
    ジャンミカいいですね~
    ミカサHappy Birthday!!
    期待です!!
  11. 11 : : 2014/02/10(月) 20:56:55
    >>10 さま

    ミカサ「朧月さん、ありがとう…祝ってもらえるのは、とても嬉しい。照」

    ご期待ありがとうございます!
    頑張りますね〜☻
  12. 12 : : 2014/02/10(月) 21:12:01




    マルコ「やあ、ミカサ!」

    ミカサ「…マルコ、どうしたの?」

    マルコ「この間、立体起動装置から異音がしたのが気になってね…午後の訓練までに一度点検しておこうと思って。」

    ミカサ「そう…私も装置を点検しようと思って来たの。」

    マルコ「そうなんだ。じゃあ一緒にやろうよ。」

    ミカサ「うん。」





    マルコと並んで工具を広げる。









    ミカサ「ねえ。」

    マルコ「ん?」

    ミカサ「…私って、冷たい?」



    マルコは私の突然の質問に目を丸くした。



    マルコ「えっと…誰かに何か言われたの?」

    ミカサ「…エレンが、お前はジャンに冷たくしてるって。私はそんなつもりはないのに…」



    そう言うとマルコは、ああ、と言って少し笑った?

  13. 13 : : 2014/02/10(月) 21:24:39



    マルコ「僕は、ミカサが冷たい人だとは思わないよ。ミカサは慎重だから、無意識のうちに言葉を選んでるんじゃないかな。だから人よりも喋る量が少なくなるし、それを冷たいって思う人もいるかもしれない。」

    マルコ「…けど、僕はそれがミカサのいいところだと思うけどね。」

    ミカサ「いいところ?」

    マルコ「うん。言葉を選ぶって、相手のことを気遣ってあげることができるってことでしょ?いいことだよ。」



    マルコは、少し間を開けてからこう続けた。



    マルコ「…ジャンはうっとおしいかも知れないけど…その、本当はすごくいい奴で、純粋なんだ。」

    マルコ「最初は一目惚れだったけど、ジャン、今も本当にミカサのことが好きみたいでさ。よく相談されて、たまに困っちゃうくらいだよ。」

    ミカサ「そう…」

    マルコ「だから…これからも、ジャンのことを嫌いにならないであげて欲しいな。ジャンの親友として、お願いするよ。」



    マルコの横顔は、心から友を思う優しい表情をしていた。



    ミカサ「…もちろん。彼のことは嫌いではない。」

    マルコ「よかった。…ジャンが聞いたら、きっと喜ぶな。」

    ミカサ「言わないで。」

    マルコ「ははは。うん、もちろん言わない。」



  14. 14 : : 2014/02/10(月) 21:34:02




    その時、講義始業5分前の鐘が鳴った。



    マルコ「席がなくなっちゃう前に、そろそろ行こうか。」

    私はこくり、と頷いて、2人で技巧室を出て行った。










    ーーージャンはうっとおしいかも知れないけど…その、本当はすごくいい奴で、純粋なんだ。


    ーーー本当にミカサのことが好きみたいでさ。よく相談されて、たまに困っちゃうくらいだよ。




    講義の間じゅうずっと、マルコの言葉が頭の中を巡っていた。


  15. 15 : : 2014/02/10(月) 21:57:28









    キース「いいか貴様ら!今日の立体起動の訓練は実践形式で行う!常に採点されているということを忘れるな!いい成果を挙げれば順位に直結するから、そのつもりで臨むように!!」

    みんな「「はい!!」」




    エレン「採点されるのか…気合が入るな!」

    アルミン「そうだね、順位が低い僕も巻き返せるチャンスだ!」


    立体起動装置を身に付けながら、エレンとアルミンが意気揚々と話している。


    エレン「ミカサ!お互い頑張ろうな!」

    ミカサ「…うん。」









    キース「…次!アッカーマン、ボット、キルシュタイン!!位置につけ!!」

    ミカサ・マルコ・ジャン「「はい!」」





    ジャンと同じ班…

    今朝マルコと話して以来、妙にジャンのことを気にしている自分がいることに気付いて、はっとする。



    …なんでもない、なんでもない。


  16. 16 : : 2014/02/10(月) 22:08:36




    マルコ「ミカサ!ジャン!よろしくね。」

    ミカサ「うん。」

    ジャン「おう!よろしくな。」







    キース「3,2,1…始め!」

    教官の合図で、3人同時に宙に飛び出す。






    この訓練は、訓練兵を3人ずつの班に分けて行う。

    林の中を立体起動で班ごとに移動し、現れる巨人を模した模型に斬撃を与えるというものだ。

    2人が巨人の動きを止めるために脚の腱を削ぎ、1人が項を削ぐという実践さながらの訓練である。









    マルコ「…いたぞ!ジャン、項を頼む!」

    ジャン「了解!」


    目が効くマルコが、いち早く模型を見つける。





    私はマルコとアイコンタクトを取り、ワイヤーを低く張って模型の脚の腱を削いだ。

    それを確認したジャンが、模型の項に深く斬撃を加える。






    ジャン「…っしゃ!一体討伐!!」

    ミカサ「ジャン。今の斬撃、角度も深さも申し分なかった。」

    ジャン「そ、そうか?ありがとよ。」




    そんな何気ない会話を交わした私達を見て、マルコは優しく微笑んだ。

  17. 17 : : 2014/02/10(月) 22:53:35




    ジャン「…よし、次行くぞ!!」



    ジャンが気合を入れて、先陣を切って飛び出す。

    マルコと私がそれに続こうと、アンカーを飛ばした時だった。









    ギュルルルガガゴゴゴ!!


    聞き慣れない音が、マルコの立体起動装置から聞こえた。

    マルコ「!?」



    次の瞬間



    ミカサ「あっ!!」






    マルコのワイヤーが切れて、支えをなくした身体が落ちていく。





    ジャン「マルコーーー!!!」







    マルコは、岩場にしたたかに身体を打ち付けた。

    黒い岩にマルコの血がみるみる滲んでいく。

    …私はあまりに突然のことに驚き、戸惑ってしまった。


  18. 18 : : 2014/02/10(月) 23:04:22




    ミカサ「…!!」

    ジャン「おい、マルコ!!大丈夫か!!しっかりしろ!!!」



    戻ってきたジャンが、マルコの身体を揺さぶる。



    マルコ「ああ…まだ生きてるよ」

    マルコは、か細いがしっかりした声で答えた。




    ジャン「…よかった。ちょっと待っててくれ。えっと、棄権の煙弾は…」




    信煙弾をセットしようとしたジャンの手を、マルコが止める。



    ジャン「マルコ…?」

    マルコ「…ジャン、この訓練は採点されてる。」

    マルコ「君は…憲兵団に入るんだろう?この実践訓練での失格は順位に大きく響く。僕は大丈夫だ…それに、こうなった原因は僕の日頃の整備不良だからね…」

    マルコ「動けない怪我人は、実践では置いていくのが一般的だ。だから、僕を置いて…」


    ジャン「馬鹿野郎てめえ何言ってんだ!!!」



    ジャンが急に声を荒げた。


    ジャン「いいか。俺は仲間を見殺しにしてまで高得点を狙う程クソ野郎じゃねえ。ましてこれは実戦じゃなくあくまで訓練だ。」

    ジャン「訓練はまだある。その時に一緒に巻き返してやろうぜ。」

    マルコ「でも…」









    パシュウウウウ!


    ジャン「!?」

    マルコ「!?」



    私は、棄権の煙弾を放った。




  19. 19 : : 2014/02/10(月) 23:15:57





    ミカサ「…マルコ、あなたは少しでも早く治療を受けるべき。私達が2人で訓練を続けてそのあと救助し、それから治療を受けてもきっと手遅れになる。」

    マルコ「…」

    ミカサ「…ので、私はジャンの意見に賛成する。得点はまた稼げばいい。」

    ジャン「ミカサ…ありがとな。」



    ジャンに無言で頷く。

    …その時の彼は、いつも私に話しかけるときの落ち着きのなさが影を潜めていた。









    キース「…どうした!何があった!!」


    教官の姿が見えると、マルコは諦めたような表情を見せ、ジャンは安堵の表情になった。


  20. 20 : : 2014/02/10(月) 23:21:08









    アルミン「…ええ!そうだったんだ。でも、マルコが無事でよかったね。」

    エレン「しかしあのジャンが率先して助けようとするなんてなあ。あいつ、本当はいい奴なんだろうな。」



    その日の夕食の時間。

    私はエレンとアルミンに今日の訓練のことを話していた。



    ミカサ「ジャンは、いい人だと思う。…少し表現の仕方が苦手なだけ。」

    エレン「ミカサ…?お前がそんなこと言うの、珍しいな。」



    エレンとアルミンがびっくりしたような顔で私を見る。



    ミカサ「…ごちそうさま。マルコの様子を見てくる。」

    アルミン「う、うん。」








    席を立って医務室へ向かう。

    医務室のドアをノックしようとすると、急に扉が開いて誰かが出てきた。



    ???「うわっ!?」

    ミカサ「!…ジャン。」

    ジャン「お、おうミカサ。びっくりさせんなよ。」




    ミカサ「…マルコについていてあげたの?」

    ジャン「ああ。まだ顔色はあんま良くねえけど喋りはしっかりしてたから、あの分だとすぐよくなると思うぜ。」

    ミカサ「そう。」

    ジャン「…なあミカサ、少し話しねえか?」

    ミカサ「…私も、そう言おうと思っていた。」





    近くの談話室のソファに2人で腰を下ろすと、ジャンは少し緊張しているように見えた。

    先手を取られないよう、先に口を開く。


  21. 21 : : 2014/02/10(月) 23:34:28




    ミカサ「…あの時。」

    ジャン「…?」

    ミカサ「あなたは、マルコを置いて行くと思った。」



    ミカサ「憲兵団に入りたいとあれほど言っているあなただから、きっと得点のために、訓練を続けると思った。」

    ミカサ「けど…あなたはすぐに飛んできて、マルコを助けた。マルコが訓練を続けるよう諭しても、聞く耳を持たなかった。」

    ミカサ「あなたはとても優しくて、仲間想いで、とても勇敢だ。私はあなたを誤解していた…その、ごめんなさい。」




    話すことは苦手だが、一気に喋った。

    ジャンの顔は、見れなかった。





    ジャン「…はは。いいさ、そのぐらいのこと。」

    ジャン「俺は昔から、この通り自分を素直に表現するってことが苦手なんだ。恥ずかしいっつーか、なんつーか…だから死に急ぎ野郎みたいな、いつもまっすぐでいられる奴のことが本当は羨ましいんだ。」

    ジャン「だからよく誤解されるし、されて当然だと思う。…けどよ、今お前がそう言ってくれて嬉しかったぜ。ありがとな。」




    そう言うとジャンは、俯いていた私の頭を、ぽんぽん、と優しくたたいた。

    …このむず痒い気持ちは、何だろう。

  22. 22 : : 2014/02/10(月) 23:41:22




    ジャンはじっとしていられなくなったのか、立って窓の方へ歩いていく。

    その後ろ姿が、とても格好良く見えた。





    ミカサ「ジャン。」

    ジャン「…なんだ。」


    ジャンは振り向かずに答えたが、月明かりに照らされた耳が赤くなっているのがちらりと見えた。







    ミカサ「私は…たぶん、あなたの事が好きだ。」

    ジャン「…えっ!??お、お前、エレンは…?」

    ミカサ「エレンのことは、家族として好き。」





    ミカサ「ジャンのことは…1人の人間として、好き。」




    …私もあなたと同じで、自分を素直に表現することが苦手だ。



    言葉を紡ぐ声が緊張でうわずる。

    けど、伝えたかった。





    ジャン「え、ミカサ…あの、えっ、それって…」



    ジャンは今までで1番狼狽えている。

    そんな姿を見て、少しだけ意地悪をしたくなった。


  23. 23 : : 2014/02/10(月) 23:44:05
    はじめて※させていただきます
    ジャンミカ!!素晴らしい!!
    あなたのお話は、素敵な雰囲気で引き込まれます
    期待しています♪
  24. 24 : : 2014/02/10(月) 23:47:23
    >>23 さま

    わあ、コメントありがとうございます☻
    88さんにそう言っていただけるなんて、恐縮です。
    あと少し、頑張りますね∠( ゚ω゚)/
  25. 25 : : 2014/02/10(月) 23:51:35




    ミカサ「…分からない?」





    私はソファを立って、ジャンに歩み寄る。



    そして隣に立ち

    湯気が立ち上りそうなほど赤く染まった頬を、震える両手で包んで

    自分の唇を彼の唇に重ねた。




    ジャン「…!!!!!」




    一瞬にも永遠にも感じられるような、濃密な時間が過ぎる。

    唇を離すと、2人同時に吐息が漏れた。





    ジャン「…ミカサ」

    ジャン「お前、ずるいぞ…」



    そう言うと、私をぎゅうっと抱きしめる。

    …きっと、今までで1番紅潮していた顔を見られたくなかったんだろうな。






    そんな私たちのことを、満天の星空だけが見ていた。



  26. 26 : : 2014/02/10(月) 23:56:04










    平和だったある日の夕食時の食堂が、にわかに騒がしくなる。


    エレン「なんだと!?おいジャン、もっかい言ってみろ!!」

    ジャン「ああ何度でも言ってやるよ!この死に急ぎ野郎!!」






    ユミル「…まーた始まったよ。」

    アニ「毎日毎日…なんとかならないのかい?」

    クリスタ「また教官が来ちゃったらどうしよう…」

    サシャ「も、もうわたしの放屁のせいにされるのは懲り懲りですっ!!」



    女の子たちが、呆れたように2人を見つめているのが見える。




    ユミル「そろそろミカサが登場して、エレンをなだめて」

    クリスタ「ジャンが嫉妬で逆ギレしてエスカレートするパターンだね…」

    ユミル「さすが私のクリスタ!2人の喧嘩が収まったら結婚してくれ〜♥︎」

    クリスタ「ゆ、ユミル…」




    サシャ「あっ、ミカサが席を立ちましたね。」

    アニ「…この場を収めてくれるなら、この際誰でもいいさ。」





    そんな声を聞き流しながら、私は大声を上げている2人に近付いていった。




  27. 27 : : 2014/02/11(火) 00:03:57






    ミカサ「…ジャン。」



    一言だけ言葉を発して、彼の手をエレンから引きはがした。

    さりげなく、そのまま手を握る。




    ジャン「!?」

    エレン「えっ?」

    みんな「「!?」」








    ユミル「な、なんであいつ、ジャンの手を…?」

    クリスタ「いつも、エレンの手を取って引き離してたよね…?」




    私の行動に、エレンもジャンも、みんなも戸惑っているのが分かる。




    ジャン「…わ、悪かったな、エレン。」

    エレン「え?…あ、ああ…」

    ミカサ「ジャン、行こう。」

    ジャン「お、おう。」









    ミーナ「もしかしてあの2人…」

    ハンナ「えっ、うまくいった感じ!?」




    ジャンの腕を引いて歩く後ろから、そんな会話が聞こえてきた。








    …やっぱり、少し照れくさい。

    少し赤みが差した頬をマフラーで隠して、そのまま2人で食堂を後にした。




    ー fin ー


  28. 28 : : 2014/02/11(火) 00:05:48




    最後までお読みくださって、ありがとうございました☻

    ミカサの誕生日に寄せて、記念SSを書いてみました。
    10日のうちに完結させたかったのですが、ギリッギリ間に合わなかった…!

    原作でも、ジャンとミカサがくっついてくれたらいいのにな…と思っていたので、くっつけてしまいました。笑

    ミカサ生誕記念と同時に、新シリーズ第一作目でもあるので、次はどのカップルなのか楽しみにしていていただけると嬉しいです。
    さて、どうしようかな。

    これからもみなさまに楽しんでもらえるような作品を作るべく尽力いたします。
    どうぞよろしくお願いします☻


    では改めて、ありがとうございました!

  29. 29 : : 2014/02/11(火) 00:17:01
    ジャンミカ好き♪

    二人のういういしさが可愛かったですっ♪
  30. 30 : : 2014/02/11(火) 00:27:52
    素敵でしたっ!!
    (*^^*)ずっとこんな顔で読ませて頂いてました♪
    お疲れ様でしたm(__)m
  31. 31 : : 2014/02/11(火) 01:10:14
    >>29 さま

    Aniっちさん!いつもありがとうございます☻
    ジャンミカ好きがこちらにもいらっしゃいましたか!嬉
    初々しさを感じていただけてよかったです(´◡͐`)❤︎
    またよろしくお願いします☻

    >>30 さま

    わあ!またまたコメントありがとうございます☻
    わたしもこんな顔になっちゃいますよ〜(*^^*)笑
    労いのお言葉までありがとうございます!
  32. 32 : : 2014/02/11(火) 01:36:33
    エレンざまぁwww
  33. 33 : : 2014/02/11(火) 01:51:22
    >>32 さま

    エレン「べ、べつに悔しいとか思ってねえし!!あいつは家族なんだから、ジャンが羨ましいとか思ってねえからな!!!」

    コメントありがとうございました☻
    楽しんでいただけたようでよかったです!
  34. 34 : : 2014/02/11(火) 09:10:18
    お疲れ様です!朝に読みました笑
    ハンナandフランツ、ジャンandミカサのダブルデートはするんでしょうか⁇ww
  35. 35 : : 2014/02/11(火) 11:15:41
    もしかして・・・いや絶対だと思うんだが、
    >>1お前ジャンだろ
  36. 36 : : 2014/02/11(火) 13:05:47
    >>34 さま

    えりさん!いつもありがとうございます☻
    きっとハンナのことだから、無理矢理にでも連れて行くんだろうなあ…
    妄想が膨らみますね。笑

    >>35 さま

    ジャン「は、はあ〜〜〜〜〜!??ちっげーーし!!!俺じゃねーーし!!」

    …と、本人は申しております。笑
    コメントありがとうございます☻
  37. 37 : : 2014/02/11(火) 16:46:52
    簡潔ですがとても素敵な作品でした♪
    ミカサさんが大人の色気あり過ぎて、とても10代半ばとは思えない、!
    これにはさすがのジャンもデレデレでしょうね、(笑)
    次回作も楽しみにしております!
  38. 38 : : 2014/02/11(火) 16:58:50
    いいですね!!これはいいですよ!!!!!
  39. 39 : : 2014/02/11(火) 17:33:35
    >>37 さま

    ゆきさん!ありがとうございます☻
    ジャンとミカサがくっつくのなら、絶対ジャンは尻に敷かれて欲しいという妄想が働いた結果、ミカサさんが大人の女性化してしまいました。笑
    ありがとうございます!次はたぶんエレアニにするので、気合を入れて考えますね〜(「・ω・)「

    >>38 さま

    EreAniさん!いつもありがとうございます☻
    気に入っていただけてよかったです(´◡͐`)
    この先もがんばりますね〜!
  40. 40 : : 2014/02/12(水) 00:07:06
    マリンさん、お疲れ様でした!

    ジャンが報われるパターンですねo(^▽^)o
    彼のエレンとは違った不器用さと優しさがうまく表されてますね

    エレンに今までやっていた手を引く行為をジャンにするところが良かったです!

    お疲れ様でした!
  41. 41 : : 2014/02/12(水) 02:11:35
    >>40 さま

    シュウさん!いつもコメントありがとうございます☻
    ジャンには報われて欲しかったので、さっさとくっつけてしまいました。笑
    そこの描写はわたしも気に入っているので、シュウさんにそう言っていただけて嬉しいです(´◡͐`)
    いつも励みになるコメント、ありがとうございます!
  42. 42 : : 2014/02/12(水) 15:00:24
    おもしろかった!
  43. 43 : : 2014/02/12(水) 17:11:20
    >>42 さま

    コメントありがとうございます!
    そう言っていただけて、わたしも嬉しいです☻
    また面白く読んでいただける作品を書くべく頑張りますね!
  44. 44 : : 2014/02/16(日) 11:47:54
    これが本当のジャンだよな
    原作のジャンは酷く描かれ過ぎなんだよ!アニメで多少良く描いてくれたけど、ダメな部分を増やし過ぎだよ
    本来ジャンはこうなるべきで、これが本当のジャンだ!
  45. 45 : : 2014/02/16(日) 17:21:24
    >>44 さま

    コメントありがとうございます☻
    わたしもジャンはこうあるべきだーー!と思って、このSSを書きました。笑
    その部分が伝わったようで、書き手として非常に嬉しく思います。
    ありがとうございました!
  46. 46 : : 2014/02/18(火) 02:48:48
    ※44
    本家を否定してる時点でお前にジャンを語る資格は無いなww
  47. 47 : : 2014/03/09(日) 17:02:07
    ジャアァァァァァァァァァァァン/////////
  48. 48 : : 2014/03/09(日) 17:42:40
    >>47 さま

    コメントありがとうございます☻
    ジャンが報われるパターンです٩꒰⍢ ꒱۶⁼³₌₃笑
    ジャン好きな方に気に入っていただけて、ふぁぼまで押していただけて嬉しいです!
    ありがとうございます(* 'ω')ノ
  49. 49 : : 2014/04/07(月) 05:43:53
    見るの2回目!
    やはり、飽きない…おっと鼻血が…。
  50. 50 : : 2014/04/07(月) 17:47:49
    >>49 さま

    またまたよんでくださったのですね!嬉しいです。ありがとうございます(o'∀'o)ノ❤︎
    今日はジャンのお誕生日でもありますものね!この物語のような、ジャンに何かいいことがあったらいいですね(*゚∀゚*)
    として遅くなってしまいましたが、鼻血用のティッシュを置いておきますね。笑
  51. 51 : : 2015/07/02(木) 22:20:27
    すごい素敵なお話でしたm(*_ _)m
  52. 52 : : 2020/10/06(火) 10:16:03
    高身長イケメン偏差値70代の生まれた時からnote民とは格が違って、黒帯で力も強くて身体能力も高いが、noteに個人情報を公開して引退まで追い込まれたラーメンマンの冒険
    http://www.ssnote.net/archives/80410

    恋中騒動 提督 みかぱん 絶賛恋仲 神威団
    http://www.ssnote.net/archives/86931

    害悪ユーザーカグラ
    http://www.ssnote.net/archives/78041

    害悪ユーザースルメ わたあめ
    http://www.ssnote.net/archives/78042

    害悪ユーザーエルドカエサル (カエサル)
    http://www.ssnote.net/archives/80906

    害悪ユーザー提督、にゃる、墓場
    http://www.ssnote.net/archives/81672

    害悪ユーザー墓場、提督の別アカ
    http://www.ssnote.net/archives/81774

    害悪ユーザー筋力
    http://www.ssnote.net/archives/84057

    害悪ユーザースルメ、カグラ、提督謝罪
    http://www.ssnote.net/archives/85091

    害悪ユーザー空山
    http://www.ssnote.net/archives/81038

    【キャロル様教団】
    http://www.ssnote.net/archives/86972

    何故、登録ユーザーは自演をするのだろうか??
    コソコソ隠れて見てるのも知ってるぞ?
    http://www.ssnote.net/archives/86986

    http://www.ssnote.net/categories/%E9%80%B2%E6%92%83%E3%81%AE%E5%B7%A8%E4%BA%BA/populars?p=18
  53. 53 : : 2020/10/26(月) 13:57:45
    http://www.ssnote.net/users/homo
    ↑害悪登録ユーザー・提督のアカウント⚠️

    http://www.ssnote.net/groups/2536/archives/8
    ↑⚠️神威団・恋中騒動⚠️
    ⚠️提督とみかぱん謝罪⚠️

    ⚠️害悪登録ユーザー提督・にゃる・墓場⚠️
    ⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️
    10 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:30:50 このユーザーのレスのみ表示する
    みかぱん氏に代わり私が謝罪させていただきます
    今回は誠にすみませんでした。


    13 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:59:46 このユーザーのレスのみ表示する
    >>12
    みかぱん氏がしくんだことに対しての謝罪でしたので
    現在みかぱん氏は謹慎中であり、代わりに謝罪をさせていただきました

    私自身の謝罪を忘れていました。すいません

    改めまして、今回は多大なるご迷惑をおかけし、誠にすみませんでした。
    今回の事に対し、カムイ団を解散したのも貴方への謝罪を含めてです
    あなたの心に深い傷を負わせてしまった事、本当にすみませんでした
    SS活動、頑張ってください。応援できるという立場ではございませんが、貴方のSSを陰ながら応援しています
    本当に今回はすみませんでした。




    ⚠️提督のサブ垢・墓場⚠️

    http://www.ssnote.net/users/taiyouakiyosi

    ⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️

    56 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:53:40 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ごめんなさい。


    58 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:54:10 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ずっとここ見てました。
    怖くて怖くてたまらないんです。


    61 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:55:00 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    今までにしたことは謝りますし、近々このサイトからも消える予定なんです。
    お願いです、やめてください。


    65 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:56:26 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    元はといえば私の責任なんです。
    お願いです、許してください


    67 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    アカウントは消します。サブ垢もです。
    もう金輪際このサイトには関わりませんし、貴方に対しても何もいたしません。
    どうかお許しください…


    68 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:42 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    これは嘘じゃないです。
    本当にお願いします…



    79 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:01:54 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ホントにやめてください…お願いします…


    85 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:04:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    それに関しては本当に申し訳ありません。
    若気の至りで、謎の万能感がそのころにはあったんです。
    お願いですから今回だけはお慈悲をください


    89 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:05:34 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    もう二度としませんから…
    お願いです、許してください…

    5 : 墓場 : 2018/12/02(日) 10:28:43 このユーザーのレスのみ表示する
    ストレス発散とは言え、他ユーザーを巻き込みストレス発散に利用したこと、それに加えて荒らしをしてしまったこと、皆様にご迷惑をおかけししたことを謝罪します。
    本当に申し訳ございませんでした。
    元はと言えば、私が方々に火種を撒き散らしたのが原因であり、自制の効かない状態であったのは否定できません。
    私としましては、今後このようなことがないようにアカウントを消し、そのままこのnoteを去ろうと思います。
    今までご迷惑をおかけした皆様、改めまして誠に申し訳ございませんでした。

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