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自分の気持ち…エレアニ
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- 1 : 2014/02/07(金) 16:17:49 :
- 原作のアニの雰囲気を壊さないように頑張ります
素直な気持ちで…永遠に
見たいな感じです…
毎回駄作ですがよろしくお願いします
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- 3 : 2014/02/07(金) 16:30:43 :
- エレン「え?やだよ…足蹴られるの痛いし」
アニ「遠慮なんかしなくていいって」
最初は…教えてもらう気なんか
なかった…ただ
足を蹴られた痛みを覚えてたから
断ったんだ
でもな…まさか…お前にさ
エレン「アニ!今日もやるぞ!」
アニ「はぁ…懲りないね」
エレン「その技術を早く身に付けたい!」
アニ「来なよ…」
エレン「よっ!」ビュン
アニ「馬鹿だね…」バシッ
エレン「ツ…」
アニ「わかりやすい奴だね…」
エレン「強いな…本当によ!」ビシッ
アニ「突然だね…けどさ!」バシッ!!
エレン「ツ…アニ…参った…」
アニ「もう少し学習しなよ…女の子との話し方をさ…」
エレン「わか…わかった…わかったから」
あの後お前に寝技をかけられてさ…
本当に凄い奴だと思ったよ
でもさ…そんな
時間が俺の中で訓練じゃなくてさ
楽しい時間に…変わってきたんだ…
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- 5 : 2014/02/07(金) 16:37:08 :
- エレン「明日も頼むわアニ!」
アニ「まだ…やるのかい?」
エレン「当たり前だろ?」
アニ「はいはい…」
こいつは本当に
努力する奴だね…尊敬するよ
はぁ…来たね…あんたの家族がさ…
ミカサ「アニ…話がある」
アニ「なに?」
ミカサ「あなたはエレンに特別な感情がある?」
は?
なに言ってるの?
って思ったね
アニ「あんたが思ってる感情はないよ…」
ミカサ「ならば…明日は私がエレンとやる…」
アニ「それを決めるのはあいつだろ?」
そう言い残して…
その場を離れた…
氷の女…私のアダ名…
誰も私と仲良くしようとは思ってない
むしろ…そうしてくれ
後で辛くなる…そう…
私は…戦士だから…
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- 7 : 2014/02/07(金) 16:42:50 :
- ミカサ「エレン…明日は私と訓練しよう」
エレン「え?悪いな!アニとやるよ!」
ミカサ「なぜ?」
エレン「え?なぜって…楽しいから?」
アニ(は?)
楽しいから?
言ってる意味がわからないね…
あんたは強くなるために
やってるんだろ?
楽しいって意味がわからないね…
変わってる奴だよ…本当にさ…
エレン「なぁ…アルミン…」
アルミン「なに?」
エレン「俺さ…アニのこと好き…なんだ」
アルミン「そうなの?」
エレン「あぁ…変かな?」
アルミン「変じゃないよ…応援するよ」
エレン「ありがとな!」
アルミンはミカサと同じ
俺の家族だ…あの日…アルミンが
ハンネスさんを呼んで来なかったら
俺もミカサも死んでた…
そんな親友に応援される…
心強いよ…
-
- 8 : 2014/02/07(金) 16:50:52 :
- アニ「あんたさ…楽しいの?」
エレン「は?」
アニ「これが…」
エレン「あぁ!楽しいな!」
アニ「そう…」
エレン「アニ?」
アニ「ふっ!」シュ
エレン「うお!」
エレン「の!」ビシッ
少しずつ…強くなる
こいつは…キース教官が言っていた
エレン・イェーガーは努力の人
その通りだね…
エレン「おら!」ビシッ
アニ「しまっ…けどね!」ビシッ
エレン「うお…ちくしょう…」
アニ「まぁまぁ…だね…」
エレン「アニ?お前足!!」
アニ「いいよ…これぐらい」
エレン「よくねぇよ!!」
アニ「ちょっと!」
あんたね…鈍感もいい加減にしなよ
好きじゃなくてもね
男にお姫様だっこされたら
どんな女の子でも
ビックリするよ…
なんだい…このドキドキは…
エレン「大丈夫か?」
アニ「大丈夫って言ってるでしょ」
エレン「怒るなよ…悪いな怪我させてよ」
アニ「で?どうするの?」
エレン「医務室行くぞ」
アニ「そう…」
怪我させて悪いな
か…私は毎回あんたに怪我させてたけどね
謝った方が…いいのかな…
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- 14 : 2014/02/07(金) 17:48:21 :
- 軽いな…
綺麗な金髪で…整った顔立ち…
綺麗な…目…
素直じゃないけど…優しい奴…
エレン「ほら」
アニ「どうも…」
エレン「足見せてみろよ」
アニ「…」
なんで…こいつは
優しいんだ…
本当にさ…いつか敵になって…
苦労するのは私の方なのにさ
私も…楽しいのかもね…
エレン「よし!とりあえず応急処置だ!」
アニ「…」
エレン「無理すんなよ?」
アニ「あのさ…」
エレン「なんだよ?」
アニ「ごめんね…」
エレン「何が?」
アニ「あんたも…怪我よくしてたからさ」
やっぱり
優しいな…お前はさ
そんなのさ…
エレン「いいに決まってるだろ?」
エレン「俺が好きでお前と訓練して」
エレン「それでできた怪我だしよ」
アニ「そう…」
まぁ…もう少し…
その特訓に…付き合ってやるよ…
私も…さみしかった…からさ…
いい相手ができたよ…
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- 15 : 2014/02/07(金) 18:10:10 :
- それから…訓練に行かずに
ずっと…話してたね…
アニ「ねぇ?」
エレン「ん?」
アニ「訓練はいいの?」
エレン「あぁ!お前といるよ!」
アニ「そう…」
エレン「あとよ…」
アニ「ん?」
エレン「晩飯さ…一緒にどうだ?」
アニ「…別に…勝手にしなよ…」
エレン「わかった!ニッ」
その笑顔…嫌いじゃないよ
子供みたいな…真っ直ぐな瞳…
なんでだろう…
少しだけ…ミカサがあんたにうるさい理由が
わかるかもね…
まあ…好きって感情はないけどね…
アニと晩飯食える…
それだけで嬉しかった
訓練以外でアニは俺とあんまり
話さないからな…基本的に他の
人とも話してはないけどさ
もっと話せばいいのにな…
今日はたくさん俺から話しかけよう…
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- 16 : 2014/02/07(金) 18:35:51 :
- エレン「毎回思うけどさ…不味いよな」
アニ「今さら…」
エレン「たまには美味いもの食べたいだろ?」
アニ「かもね…」
エレン「ならさ…今度…街行かねえか?」
アニ「デートの誘い?」
エレン「…ダメか?」
アニ「考えといてやるよ」
エレン「わかった!」
デートの誘いって言われてさ
何で否定しないのさ
あんたは…ミカサだろ
よくわからないね…
コウリノオンナガ…ハナシテルヨ…
アニ「はぁ…」
鬱陶しい…言いたいことははっきり
言えばいいのにさ…
エレン「てめぇら!いい加減にしろよ!」
アニ「は?」
エレン「アニはそんな女の子じゃねえよ!」
アニ「ちょっと!」
ヤベエ…エレンガキレタゾ…
エレン「2度と言うなよ…」
アニ「ちょっと…エレン…」
エレン「今エレンって!」
アニ「あ…」
エレン「ありがとな!」
名前を呼んだだけで…なに喜んでるのさ
でもさ…ありがとう…
少しだけ…気分が良くなったよ…
優しい…奴…なんだね…
あんたはさ…いや…
エレンはさ…
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- 19 : 2014/02/07(金) 19:45:21 :
- ミカサ「アニ…」
アニ「なんだい?」
ミカサ「正直に言って!」
アニ「はぁ…だから!」
あいつのことは何も思ってない!!
ただの気まぐれで付き合ってるだけだ!
あいつだって強くなれば私じゃなくて
あんたと訓練するさ!
ミカサ「…」
アニ「満足かい?」
ミカサ「えぇ…満足した」
アニ「そう…」
少しだけ…胸が痛い…
本当の気持ちのはずなのに…なぜだろう…
アルミン「え…エレン…」
エレン「…俺はそんな…つもりじゃないけど…」
アルミン「大丈夫だよ?」
エレン「迷惑…だったのかな…」
アルミン「アニは…素直になってないだけだよ?」
エレン「…」
アニが本当にそう思ってるなら…
謝らないと…いけないよな…
けど…謝って…本当に
気まぐれで付き合ってるなら
気まぐれで俺との訓練に
付き合ってるなら…
お前と…話せなく…なるのかな…
それだけは…嫌なんだよ…
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- 20 : 2014/02/07(金) 20:05:54 :
- エレン「俺…行ってくる」
アルミン「エレンの良いところ…なのかな」
エレン…君は思い立つとすぐに
行動に出るからね…昔からずっとそうだよね
僕は大丈夫だと思うよ…
エレンと訓練してるときのアニは
いつもより楽しそうだし
エレンも気づいてるでしょ…
エレン「アニ!」
アニ「なんだい…今日は…」
エレン「さっきの…」
アニ「聞いてたのかい…」
エレン「その…本当に…」
アニ「そうだね…本当だよ」
エレン「そっか…」
何で…そんな顔をする
あんたには…ミカサがいるだろ
私だって認めるよ…ミカサは
とても綺麗だよ…嫉妬はするよ
あれだけ綺麗な女の子には
それなのに…なんで…あんたは
そんな顔をする
エレン「あのさ…訓練は…」
アニ「…」
エレン「訓練…も…ダメなのか?」
アニ「いいよ…」
エレン「そっか!良かった!」
アニ「はいはい」
エレン「街も…いつか…良かったら一緒に」
アニ「…」
エレン「一緒に行ってくれよ!」
アニ「そうだね…あんたが…もう少し」
女の子の気持ちと
女の子との話し方がわかったら
行ってあげても…いいよ…
エレン「わかった!!」
アニ「…」
エレン「絶対に覚えるから!!」
アニ「…そう…」
エレン「おう!」
アニ「あんたは…何でそんなに私とがいいのさ?」
エレン「アニと一緒だと…さ」
アニ「うん…」
すげードキドキするけど…
1番楽しいんだ
アニ「へぇ…」
ミカサ…悪いね…
1つだけ…訂正するよ…
私の気持ちは…まだ…
まだ…好きじゃない…
いつか…好きになるかもね…
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- 29 : 2014/02/07(金) 23:33:41 :
- あの日いらい
あいつは…いや…エレンは
私に凄く話しかけてくる
内容はどうでもいいこと
訓練のことや自分のこと
そして私が好きなものを聞いてくる
そんな話の中でも…少しだけ
嬉しい…話もあった
エレン「アニもっと笑えよ」
アニ「あんたは…いきなりなに?」
エレン「いやさ…もったいねぇよ?」
アニ「は?」
エレン「綺麗な顔…してんだしよ…」
照れて私の顔を見れないなら
言わなければいいだろ
顔赤くしてさ…
でも…何だろうね…ここに来て
初めて言われたよ…
少しだけ…女の子との話し方がわかったのかな
エレン「まだ…俺とは街行けないか?」
アニ「さぁね…」
エレン「厳しいな…」
アニ「まぁ…最初よりはマシになったよ」
エレン「本当か!?」
アニ「本当だよ…」
つい…いつもより口数が多くなる
理由はわからない…
いや…違うね…理由を
考えてない…考えないようにしてる
あんたに…少しだけ…
心を許してる自分がいるから…
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- 32 : 2014/02/08(土) 00:13:05 :
- そうだね…
そろそろ…いいかもね…
アニ「今度の休日…暇だよ」
エレン「え、じゃあさ!」
アニ「…」
エレン「街…行かねえか?俺…勉強するから!」
勉強するって
エレン…あんたねぇ
馬鹿すぎてさ…
アニ「ふふ…勉強するって…」
つい…笑ってしまった
本当にこいつといると…面白いね
エレン「だってよ!嬉しくてよ!」
エレン「それで?いいのか!?」
アニ「いいよ…行くところはあんたに任せるよ」
エレン「わかった!」
そんなに…嬉しいのかい
こいつは…私のことが好きなのか…
その辺はわからないね…仲間?友達?
それとも…恋愛…なのかな…
まだ…好きってわけじゃないと思うよ…私は
でも…最近…エレンがいる
そして私がいる…それが…
普通に思えてきたよ…
好き…なのかもね…エレンのことがさ…
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- 33 : 2014/02/08(土) 00:42:58 :
- その日の女子寮で
訓練兵の男子が女神女神と呼んでる
奴に話しかけられた…
確かに…可愛い子…少しだけ
違和感を感じるけれど…
クリスタ「ねぇ?アニ!」
アニ「なに?」
クリスタ「エレンのこと好きなの?」
さぁね…
本当に…わからない…
エレンといると…確かに…
楽しい…あいつの笑顔を見ると
ドキドキする
それは認めるよ…けど…わからない…
アニ「違うよ…」
クリスタ「そうなの?お似合いだよ?」
アニ「…」
クリスタ「エレンはアニの事…好きだと思うよ」
それを聞いた時
体が熱くなるのがわかった
顔が…赤くなるのがわかった…
無意識に…顔をクリスタから避けた
そんな私に…この女神様は…
クリスタ「本当は好きなんだよ!」
辞めてくれ…
私は…戦士になんだ…戦士…でも
今は…今は…兵士であり
女の子…
自分の気持ちを…大事にしたい…
アニ「クリスタ…今度さ…エレンと街に…」
クリスタ「デートだね!」
アニ「あいつは…そう言ってたよ」
クリスタ「アニ凄く好かれてるよ!」
アニ「そう…かな…」
クリスタ「お洒落しなよ!化粧とか手伝うよ!」
こんな女の子の話が…
楽しい…嬉しい…
エレン…あんたの…おかげだよ…
ありがとう…
アニ「お願いするよ…クリスタ」
クリスタ「任せてよ!」
アニ「それでさ…」
クリスタ「大丈夫!私達2人の内緒ね!」
アニ「ありがとう」
この子は…本当に女神だよ…
ライナー…認めるよ…クリスタは
女神だよ…
ふふふ…楽しいね…こういうのもさ…
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- 34 : 2014/02/08(土) 00:54:31 :
- クリスタ「アニはエレンといると楽しい?」
アニ「…」
その質問は…
その質問の答えは決まってる…
アニ「楽しいよ…」
クリスタ「やっぱり!」
アニ「なんで?」
クリスタ「エレンといる時のアニはいつもより可愛いからさ!」
アニ「あんたに言われると嫌味だね」
クリスタ「え!?」
ライナー少しだけ…あんたの応援してやるよ
アニ「ライナーはいつもクリスタを可愛いって言ってるよ」
クリスタ「ライナーが!?」
アニ「うん…迷惑かい?」
クリスタ「違うよ!嬉しい…よ」
へぇ…照れてるよ
ライナー頑張りなよ…
あんたも…恋をするべきだよ
恋を…
私は…エレンに恋をしてるのかな…
中途半端な…気持ち…だね
アニ「…」
クリスタ「アニ!」
デートしてる時にさ
自分の気持ちに気づくと思うよ
アニ「デートしてる時に…か…」
クリスタ「うん!」
アニ「そうかもね…」
エレン…私は…デートさ
楽しみにしてるよ…どこに連れていって
くれるのか…きっとエレン…あんたのことだ
今…勉強してるんだろ
アニ「ふふ…」
クリスタ「どうしたの?」
クリスタ…あんたには
教えてあげるよ…エレンの面白いところを…
クリスタ「ふふふエレンらしいね」
アニ「そうだね…」
他愛ない会話…女の子同士で…
話すこと…これも…エレンが
私に話しかけて来てくれたから
今の時間があるんだね…
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- 38 : 2014/02/08(土) 12:45:47 :
- エレン「アルミン!!」
アルミン「どうしたの?」
エレン「アニと街に行ける!」
アルミン「良かったね!あのさエレン!」
エレン「なんだ?」
アルミン「ちょっとした提案だよ」
アルミンの提案は
街に行くときアニより先に
行っておいて
プレゼントを買っておくという提案だった
エレン「そ、そうだな」
アルミン「だからって待ち合わせ時間に遅れちゃダメだよ?エレン!」
エレン「わかってるよ!」
アルミン「頑張ってね!」
エレン「おう!」
アニと街に行ける
俺にとったら初めての…デートなんだよな
好きになった女の子と
2人で街に行くだけ…
俺はアニと話してるだけで
アニと一緒にいるだけで
ドキドキする
胸が苦しくなる
けど…アニと一緒にいたい
やっぱり…幸せってこういう事…
なのかな…アニはどう思ってるのかな
俺は凄く楽しみにしてるよ
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- 39 : 2014/02/08(土) 15:23:30 :
- アニと街に行く日
待ち合わせ場所は街にある噴水の前
待ち合わせ時間にはあと2時間の余裕がある
俺は1人で先に街に行って
プレゼントを考えていた
エレン「女の子にプレゼントなんかな…」
エレン「適当な物じゃダメだしな…」
適当な物…そんなことを
ぶつぶつと言っているけど…
本音は今までで1番悩んでる
アニに少しでも良いものを
喜んでくれるもの…
座学よりも難しいと思う…本当に…
エレン「あそこなら…」
たくさん悩んだ末に入った店
小物が売ってる店…雑貨屋だ…
すぐに目に止まった物があった…
凄く綺麗な…髪止め…
アニの目に似てる色…綺麗な…色…
すぐに買ってしまった
これしかない…そんな気がしたからさ…
その後…約束の場所で待っててさ
凄く綺麗な女の子がこっちに歩いてくるなって
思ってたら…
お前だったんだな…やっぱり…綺麗だよな
アニ「ちゃんと早く来てたんだね」
エレン「当たり前だろ?」
アニ「偉いじゃないか…どうかした?」
エレン「アニ…凄くさ…綺麗だよ」
アニ「そう…ありがとう」
本当に綺麗だよ…
それにさ…愛想なく言ってるけどさ
アニ…照れてるな…
少しは俺に言われて嬉しいって事かな
俺は単純だからさ…そう…勝手にさ
思い込んでおくよ…
-
- 40 : 2014/02/08(土) 15:45:52 :
- なんで…だろうね…
こいつに…エレンに綺麗って
言われたら…少しだけ…嬉しかったよ
アニ「さぁ…来てやったんだ…」
エレン「任せろって!」
アニ「ふっ…はいはい」
エレン「へへ!」
何がそんなに嬉しいのさ
満面の笑顔だね
まぁ…私も笑ってしまったけどさ
アニ「へぇ…」
エレン「なんだ?」
アニ「別に」
エレン「なんだよ?」
アニ「うるさいよ」
エレン「わ、悪い!」
ちゃんと人混みが多い方を
自分が歩くんだね
やるじゃないか…
人混みが嫌いな私にとったら…それは
完璧だよ…エレン…
-
- 44 : 2014/02/08(土) 18:05:16 :
- まぁ…それでも休日だからね
街はたくさんの人で溢れてるね
家族連れ…恋人…友達…
何が…悪魔さ…皆…同じ…
エレン「アニ?」
アニ「なに?」
エレン「何か…辛そうだからさ」
アニ「…」
気づかれるとはね…
少しだけ油断したよ…
いつかは…あんたも…あんたとも
エレン「…」ギュウ
アニ「は?」
何いきなり
手をつないでんの?
アニ「いきなり何?」
エレン「悪いな!でもよ!」
そんな悲しそうな顔してたら
心配するんだよ
俺は!!
アニ「ごめん…」
エレン「落ち着く所…いこうぜ?」
アニ「へぇ…そんな場所があるのかい」
エレン「ちゃんと勉強したんだよ!」
アニ「対人格闘も勉強しなよ」
エレン「いいだろ?それは…」
アニ「どうゆうことさ?」
エレン「それは…ほら…」
これからも…お前が俺に教えてくれるから
その時間に…ちゃんと覚えるからよ
アニ「…仕方ないね…」
エレン「ありがとな!」
アニ「はいはい…」
そんな時間を…
夢見てしまって…いいのかな…
エレン…誰でもいいから
助けてよ…私を…見てよ…
本当の…私をさ…
エレン「…」
きっと…アニは…
俺や他の奴らより辛い何かを
背負ってる…そんな気がする…
大丈夫だからな…俺は…しっかり
お前を信じて…守る…覚悟はある
ちゃんと…後で伝えるからよ
告白じゃないけどな…告白は
また…別の日だ…うん…
-
- 45 : 2014/02/08(土) 18:20:11 :
- エレン…あんたにしては…
本当に凄いね…今回はさ…認める
これは…嬉しいよ…
アニ「なかなか…考えたんだね」
エレン「おう!」
アニ「お花畑か…この花は…」
エレン「綺麗だろ?」
アニ「この花の名前…知ってるの?」
エレン「あ、悪い…知らない…」
アニ「ふふ…」
この花の名前は
ナデシコ…別名はダイアンサス…
そして…この花の花言葉は
【純粋で熱烈な愛】
まぁ…知らないとは思うよ…
それでも…本当に落ち着くね…
エレン「なぁ…アニ」
アニ「なに?」
エレン「俺はさ…」
お前を苦しめてるものは
わからないんだ…けどさ…お前が
必死になって耐えてるのはわかる
アニ「…」
俺はさ…何があっても
お前を信じてる
お前の力になる
たとえ…ミカサやアルミン…
皆を敵にまわしても
絶対…お前を守ってやるよ
アニ「ふふ…」
エレン「な、なんだよ?」
アニ「守るなら…さ…」
エレン「おう?」
アニ「私より…強くなりなよ」
エレン「当たり前だ!」
アニ「期待してるよ」
エレン「あぁ!あとさ…」
アニ「うん?」
俺は…本当のお前を…
見てるからな?
アニ「そう…ありがとう」
エレン「あぁ!」
本当は
誰よりも優しくて…
誰よりも…か弱い…
お前を…ちゃんと…見てるからな?
アニ「ありがとう…って…言ってるだろ」
あぁ…
クリスタ…本当だよ
デートしてる時に気づいたよ
私の気持ちがさ…
私は…エレンが
好きなんだね…
-
- 46 : 2014/02/08(土) 19:41:30 :
- エレン「なぁ…アニ」
アニ「なに?」
エレン「楽しかったか?」
そうだね…楽しいよ
けど…ちょっと…だけ
いじめてやるか…
アニ「そうだね…プレゼントぐらいくれると思ってたよ…」
どう?
次は…雑貨屋とかでもいいから
よって買ってほしいもんだね
エレン「あの…さ…」
アニ「何さ?顔赤くして…」
エレン「これ…もらってくれよ…」
は?
なんで…いつ買ったのさ…
ずっと一緒だったじゃないか…
今日のこの短い時間でいつ…買ったのさ
アニ「いつ…買ったの」
エレン「いや…あのさ…待ち合わせ時間の前にな…」
アニ「そう…ありがとう…」
今日はなんだか
エレンに負けてばかりだね…
中に何が…入ってるのかな…
アニ「開けても良い?」
エレン「あぁ!」
昔…ライナーやベルトルトと
私がもっと…小さい時に誕生日プレゼント
交換してさ…
ドキドキしながら開けた…あの
懐かしい感じが…思い出すよ
アニ「綺麗…」
エレン「だろ?アニに似合うと思ってよ!」
じゃあ…お礼はするよ
エレン…
アニ「つけてよ?」
エレン「え?」
アニ「なに?私の髪の毛は汚い?」
エレン「そんなことねぇよ!!馬鹿!」
アニ「乙女に向かって馬鹿ね…」
エレン「あ、その…あの…」
アニ「ほら…早くつけてよ?」
やばい…俺今かなりドキドキしてる
アニの髪おろした姿…初めて見たな
いつも綺麗だけど…髪の毛…おろすと
大人っぽいな…
うわ…凄い…サラサラだ…
良いにおいで…
ずっと…撫でていたい…
アニ「…」
ぎこちないね…
でも…頑張ってるね
何だろうね…落ち着くね
嫌なこと全部…
全部じゃないけど…
忘れることができる…エレンといると
後でちゃんと…声に出して言うけどさ
今は心の中で言うよ…エレン
今日はありがとう…
-
- 51 : 2014/02/08(土) 23:33:33 :
- エレン「できた!」
アニ「お疲れ」
エレン「どうだ?」
アニ「まぁまぁかな…」
エレン「似合ってるぞ」
アニ「どうも」
その後…
訓練所まで他愛ない会話をしながら
帰ったね
あんたがプレゼントしてくれた
この髪止め…
一生大事にするよ
エレン「今日はありがとな?」
アニ「はいはい」
エレン「良かったらさ…また…行かないか?」
アニ「いいよ…それまでにもっと学習しときな」
エレン「ははは!わかった!」
エレン…ありがとう
本当は…また行こうって
自分から言えるようになるからさ
まだ…素直になれないだけ…だからさ
でも…これだけは…伝えないとね…
アニ「エレン…」
エレン「ん?」
アニ「その…さ…」
今日は楽しかったよ…ありがとう
エレン「アニ…俺も!」
今までで1番楽しかった!
また…行こうな!!
また…行くさ…エレンと絶対にね…
そして今から
会わないといけない奴がいるね…
私は…正々堂々あんたと戦うよ…
ミカサ…負けないよ…
-
- 52 : 2014/02/08(土) 23:48:09 :
- エレンと街に行って
帰ってきて…1番先にやること…
アニ「ミカサ…話がある…」
ミカサ「…」
黙って私についてくる…
無口なのは…似てるね…
ミカサ「話とは…なに?」
アニ「あんたに謝らないといけない…」
ミカサ「何を…」
アニ「前言ったこと…さ…」
ミカサ「…」
アニ「私は…」
エレンのことが好きだ
だから…あんたと正々堂々…戦うよ
ミカサ「なるほど…」
アニ「負ける気は…ないからさ」
ミカサ「私も…そして…」
アニ…あなたのような
ライバルができたのは…
正直…刺激的になった
アニ「…」
ミカサ「…」
アニ「どっちが…エレンと付き合っても…」
ミカサ「恨みっこなし…」
アニ「そうだね」
ミカサ「アニ…あなたには負けない」
アニ「私だって負けないさ」
ミカサ…負けないよ…絶対に
あんたが…エレンのことを家族以上に
思ってるのは…何となく感じるからね
それでも…私は…エレンと一緒にいたい
ミカサ…負ける気はない…
続く
-
- 53 : 2014/02/09(日) 00:14:04 :
- 期待だ
-
- 54 : 2014/02/09(日) 00:15:43 :
- すごくいい!
これ以上言う事が思いつかないです!
とっても素敵な作品でグッと心を鷲掴みにされました!
続きも期待です♪
-
- 55 : 2014/02/09(日) 00:24:28 :
- ありがとうごさいます!
この続きも楽しみ!頑張って下さい!
-
- 56 : 2014/02/09(日) 08:41:28 :
- これは最高だな
-
- 57 : 2014/02/09(日) 09:22:19 :
- インベーダーさん
ありがとうございます!!
ゆきさん
そう言ってもらえる本当に嬉しいです!
ありがとうございます!!
Liedさん
コメントありがとうございます!
楽しみにしててください!
エレアニ大好きさん
最高って作品にできるように
続きも頑張りますよ!エレアニ大好きさん
コメントありがとうございます!
-
- 58 : 2014/02/09(日) 12:52:50 :
- ドキドキしますね〜
-
- 59 : 2014/02/09(日) 12:57:27 :
- http://www.ssnote.net/archives/9740
続きです!!
コメントありがとうございます!
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- 60 : 2014/02/09(日) 14:53:56 :
- あぁ~、良いコンビですねっw
ミカサにはわるいけど、この先期待ww
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- 61 : 2014/02/09(日) 18:31:20 :
- コメントありがとうございます!!嬉しいです!!
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- 62 : 2014/02/21(金) 21:54:53 :
- こういう感じがまじですきです!!
おもしろいでっす!
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- 63 : 2014/02/24(月) 12:37:48 :
- にーあーさん
コメントありがとうございます!!
嬉しいです!
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こんな話があってもいいと思う… シリーズ
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