アルミン「変わりゆく僕等の物語」【現パロ】
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- 1 : 2014/02/04(火) 22:42:49 :
- 初の現パロに挑戦します!
途中いろんなキャラのカップリングがあったりなかったりですがメインの主人公はアルミンで進めていくつもりです!
読みにくさ、誤字脱字が多々あると思われますが、生温かい目で見てくださいね!w
以下過去作品へのリンク↓
http://www.ssnote.net/users/cutkeen
よければSS作家、読者支援のグループも作成しましたので興味がある方はどうぞ!↓
http://www.ssnote.net/groups/68
それでは本編に移ります!
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- 2 : 2014/02/04(火) 22:45:54 :
- 頑張って下さい!
期待です!
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- 3 : 2014/02/04(火) 22:45:57 :
―――
ピピピピピ!ピピピピピ!
枕の脇に置いた携帯電話が、いつものように耳鳴りな音を鳴らす。
ピピピ・・・
自分でセットしたアラームの音を、慣れた手つきで停止する。
何度聞いても耳障りな音に、ほんの少しのイラつきを感じながらムクリと身体を起こした。
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- 4 : 2014/02/04(火) 22:46:33 :
- >>2 葉月さん
お早いコメント、ありがとうございます^^
頑張りますね!
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- 5 : 2014/02/04(火) 22:48:35 :
アルミン「(眠たいなぁ・・・)」ウーン
心の中でそう呟きながら全身で伸びをする。
カーテンの隙間から射し込む暖かな日の光。
僕は誘われるように窓の前に立ち、勢い良く開け放した。
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- 6 : 2014/02/04(火) 22:57:18 :
冬の寒さを忘れさせるかのように大地を照らす太陽。
さえずる小鳥達。
ピカピカのランドセルに意気揚々と歩き出す子供。
見慣れた道を歩く、見慣れた学生服。
淡く色付いた桜の花びらが柔らかな香りと共に鼻先を掠める・・・
人生で十六度目になる、
――― 春の訪れ。
身体中で春を満喫した僕は急いで学生服に袖を通し。
空っぽに近い学生鞄を手に取った。
鏡の前で大して崩れてもいない髪型を整え、
鼻歌交じりで母親が待つ食卓へと向かった。
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- 7 : 2014/02/04(火) 23:15:14 :
- アルミンが主人公とな…!
ゆきさんの現パロ、どんな感じになるのか楽しみです☻
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- 8 : 2014/02/05(水) 06:16:49 :
- >>7 マリンさん
コメントありがとうございます♪
昨日は気付いたら寝てしまってました、(汗)
ご期待に沿えるよう頑張って更新致しますね!
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- 9 : 2014/02/05(水) 06:17:18 :
〜出発前〜
アルミン「行ってきます!」
台所に向けて元気良く声を発する。
――― 行ってらっしゃい。
姿を見せないまま母さんがそう返したのを確認して。
僕は家を後にする。
そしていつものように。
親友の家を目指して歩き出した。
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- 10 : 2014/02/05(水) 06:23:33 :
――― 家を出てから5分程度。
幼少の頃から見慣れた小さな一軒家の前。
アルミン「おーい、エレーン!いるかーい?」
僕は大きな声で友の名を呼んだ。
エレン『ちょっと待っててくれー!今行くから!』
焦りの混じった声が、扉の向こうから聞こえてくる。
――― ヤレヤレ。
と心の中で呟いて、いつものやり取りに頬を緩ませる。
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- 11 : 2014/02/05(水) 06:30:12 :
一分くらいして、
ドタドタと忙しない音がこちらへ近づいてくるのを感じる。
エレン「わりぃ!待たせたなアルミン!」
ガチャリと扉が開くのと同時に謝罪の言葉を述べてくる。
アルミン「悪いと思うなら毎回待たせないでよね、エレン」クスクス
エレン「ははっ、悪い悪い!」ハハハッ
大して反省もしてなさそうな様子でヘラヘラと笑うエレン。
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- 12 : 2014/02/05(水) 06:41:57 :
カルラ「まったくいつもアルミンを待たせて、この子は・・・」ハァ
その後ろから呆れた顔を覗かせるカルラさん。
アルミン「おはようございます、カルラさん!」
カルラ「おはようアルミン。この子の事、よろしく頼むわね?」
アルミン「はい、任せて下さい!」ニコッ
カルラ「いつもありがとうね」ニコッ
エレン「二人して子供扱いするんじゃねーよ!」
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- 13 : 2014/02/05(水) 06:43:05 :
- なぜかログアウトしました、(汗)
>>12は自分です!><
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- 14 : 2014/02/05(水) 06:56:59 :
ニコニコと会話する僕らに、ムキになるエレン。
そんなエレンをまぁまぁと宥めて、通学路に足を並べる。
カルラ「気を付けて行ってくるのよー?」
そう言って僕らを見送るカルラさんに二人で軽く手を振り、
もう一人の幼馴染の元へと歩き出した。
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- 15 : 2014/02/05(水) 06:57:45 :
ほんの数分の談笑。
もはや日課とも言える。
エレンと僕はかれこれ十年以上の長い付き合いだ。
その様子をまるで兄弟のようであると誰もが比喩するが、
決まって弟に見られるのは僕の方だろう・・・
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- 16 : 2014/02/05(水) 07:12:42 :
まぁでも、そんな事は僕達二人にしてみたら大した事ではない。
エレンはいつだって僕を対等な存在として接してきてくれたのだ。
自分の事を卑下する必要など無いだろう。
「エレン、アルミン・・・」
――― ただ一点。
エレン「おう、おはようミカサ!」
アルミン「あ、ミカサ!おはよう!」
――― 彼女の事を除いては、だ。
ミカサ「おはよう、二人とも」ニコ
物憂げな笑顔を向けるもう一人の幼馴染。
――― ミカサ・アッカーマン。
通り抜ける優しい春の風が。
彼女の美しい黒髪を揺らした。
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- 17 : 2014/02/05(水) 07:17:51 :
いつもの通学路。
並ぶ三人の足。
お喋りな僕と。
興味津々な僕の親友。
あまり話に口を挟まない君。
いつまでも変わる事のない景色なんだって。
――― そう信じていた。
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- 18 : 2014/02/05(水) 09:36:10 :
- 新作、投稿されていたのですね!
どんな物語が繰り広げられるのか、今後がとても楽しみな始まりかたですね(≧∇≦)
ワクワクしてお待ちしてます!
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- 19 : 2014/02/05(水) 12:27:30 :
- >>18 シュウさん
コメントありがとうございます!
また色々な作品を連投してしまっていますが、お読みになってくだされば嬉しい限りです!><
頑張りますね!
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- 20 : 2014/02/05(水) 16:58:15 :
- 期待だべ☆だべ
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- 21 : 2014/02/05(水) 17:04:48 :
- >>20 ヤヴァイ兵長さん
期待ありがとうございます♪
頑張って最後まで書き上げたいと思います!
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- 22 : 2014/02/05(水) 22:07:33 :
- 期待しま〜すw
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- 23 : 2014/02/05(水) 22:10:10 :
- 期待ですね!!!!!
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- 24 : 2014/02/05(水) 23:07:12 :
- 期待してます♪
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- 26 : 2014/02/06(木) 10:43:40 :
- うん、ゆきさんのこういう日常の描写、とても綺麗です!続き期待^ ^
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- 27 : 2014/02/06(木) 17:08:14 :
- >>26 店員さん
綺麗だなんて嬉しいお言葉、ありがとうございます♪
自分では長たらしくてどうかなと思う時もあるのですが、そう言って頂けるとありがたいです^^
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- 28 : 2014/02/07(金) 07:40:10 :
ミカサは僕とエレンが小学二年の時に引っ越してきた、落ち着いた雰囲気の女の子だった。
クラスの担任が彼女を連れて教室に入って来た時に僕は、
「綺麗な子が入ってきたなぁ」なんて、そんなありきたりな感想が浮かんだのを今でも覚えている。
――― そして、その美しさは今も健在だ。
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- 29 : 2014/02/07(金) 07:40:38 :
けれども、もっとビックリしたのは休み時間に入ってすぐの事。
ミカサが初対面のハズのエレンに親しげに話しかけてきたのだ。
こう言っては悪いが、エレンは幼少の頃から目つきが悪い。
とてもじゃないが一番始めに仲良くしようなどと声を掛ける人はいないだろうと、当時はそう思っていた。
――― そのエレンに真っ先に話し掛け、しかも仲の良さそうな二人。
あの頃の僕はとにかく疑問でいっぱいだったろうな。
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- 30 : 2014/02/07(金) 07:46:08 :
話を聞くと、どうやら二人は一年程前に会ったことがあるらしく顔見知りのようだった。
――― 何があったのか?
それについてはエレンが話してくれたのだが。
どうやらミカサは以前、父親と病気がちな母親と三人で山間部に位置する村に住んでいたらしく、
そのミカサのお母さんの治療に当たっていたのがグリシャさん。
――― エレンのお父さんだ。
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- 31 : 2014/02/07(金) 08:00:17 :
エレンは医者として日々人の命を預かるお父さんの事を尊敬していて、子供の頃はそうして患者の為に遠出するグリシャさんについて歩いてたらしい。
その時に知り合ったのがミカサで、
当時田舎暮らしで同い年の友人のいなかったミカサは、グリシャさんがお母さんの治療でやってくる度にエレンと二人で遊んでいたらしい。
二人が親しげなのも納得だ。
引っ越して来た理由は、農村の土地開発や市町村の合併の煽りを受けてこちらに来るしかなかったから、との事だった。
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- 32 : 2014/02/07(金) 11:36:02 :
- いつも思うのですが、ゆきさんのSSは話の組み立てに無理がなくて、とても読みやすいです☻
このあとも期待しております!
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- 33 : 2014/02/07(金) 11:45:13 :
- 凄く共感!↑
しかもこれあんまりないSSだと思う…
つまりメチャクチャ期待なのです!
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- 35 : 2014/02/08(土) 10:44:45 :
本当に読みやすいですよね。
長さを感じさせないというか・・・。
三人の関係模様がどうなっていくか、楽しみで仕方ないです!
アルミン・・・ミカサのこともしかして・・・
そんな想像をしつつ楽しみに待ってます。
企画大変ですが、ともに頑張りましょう!
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- 36 : 2014/02/08(土) 17:41:17 :
- >>35 シュウさん
読みやすいだなんて言って頂けるなんて・・・きょ、恐縮な限りです!><
ですがシュウさんやマリンさんのように丁寧でスマートな文章を目指しているので、まだまだ精進あるのみです!
はい!企画の方も頑張りましょう♪
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- 37 : 2014/02/09(日) 09:33:18 :
――― その日から僕達三人は。
登校するのも下校するのも、何処かに遊びに行くのもほとんど一緒だ。
エレンと二人で遊んでいた公園にも。
いつもお菓子を買いに行く駄菓子屋にも。
二人で作った秘密基地にも。
ミカサを連れて行っては三人で遊んだ。
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- 38 : 2014/02/09(日) 10:02:05 :
- ミカサは見た目の大人しさとは反して、山育ちの事もあり活発だった。
最初の内こそ僕らに手を引かれていた彼女だが、気付けば体力のない僕らの方が急かされるようになっていた。
そして、当時僕をいじめていたクラスのガキ大将を追っ払ってくれたのもミカサだ。
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- 39 : 2014/02/09(日) 10:19:57 :
- 期待です♪
アルミンが主人公!なんて、なかなか見ませんので、
さらに期待です(*^ω^*)w
仕事も企画の方も、大変だと思いますが、頑張ってください!(`・ω・´)
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- 40 : 2014/02/09(日) 10:22:33 :
それまではエレンが毎回ボコボコにされながらも、一歩も引かないで僕を守ってくれていたのだけれど、
ある日、エレンがカルラさんのお使いで一緒に遊べなかった日があった。
その隙を見計らったかのように、僕とミカサの前に立ちはだかり威張り散らすガキ大将。
その時僕は、女の子であるミカサが殴られるのは避けなければという一心から彼の前に立つが、呆気なく張り倒されてしまったんだ。
――― 何とも情けない・・・
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- 41 : 2014/02/09(日) 10:24:05 :
- >>常に暇人さん
探してみると結構あると思いますよ!
あれ?でも、現パロ作品だと少ないのですかね?(・ω・)
期待のコメントありがとうございます!
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- 42 : 2014/02/09(日) 10:34:08 :
しかしそれが逆に引き金となってしまった。
彼はミカサがお父さんから習った「東洋」という地方に伝わる武術でコテンパンにされてしまったのだ。
それ以来、すっかり僕に関わってこなくなった。
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- 43 : 2014/02/09(日) 10:51:32 :
『ゴメンね、男の子なのに情けなくって・・・』
ガキ大将が去ってから僕がミカサに向けて発した第一声だった。
それを聞いたミカサは僕の頭を優しく撫でながらこう言った。
ミカサ『アルミン、あなたは強い』
ミカサ『情けなくなんてちっともない、大丈夫・・・!』
ミカサ『あの子達は自分より力の弱い人にしか自分の力を誇示できない弱い人間』
ミカサ『けど、アルミンは自分が劣っていると感じていても、一歩も引かずに私を守ろうと彼らの前に立ちはだかってくれた・・・』
ミカサ『それはとても勇気の要る事』
ミカサ『・・・ので、自分を卑下する必要などどこにも無い』ニコ
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- 44 : 2014/02/09(日) 11:22:40 :
- ――― その時にミカサが僕に見せてくれた笑顔が、今でも僕の中に淡い恋心を灯らせる。
【僕を認めてくれた、初めての女の子。】
きっと僕が好きになってしまったのは、そんな単純な理由だけれども。
この感情は僕が知り得るどんな公式や理論を用いても答えを導き出す事のできない、
――― 複雑で。
――― 難解な。
――― それでいてどこまでも探究心を煽る代物だ。
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- 45 : 2014/02/09(日) 11:40:16 :
- こちらの作品の更新はまた後日!
ここまでありがとうございました!
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- 46 : 2014/02/11(火) 00:04:36 :
- アルミン・・・
報われるのでしょうか。
気になります。
それと遅まきながら、>>36にてお褒めの言葉をいただきありがとうございました(´;ω;`)
まだまだ、ゆきさんに学ぶべきことがあります。
今後もよろしくお願いします。
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- 47 : 2014/02/11(火) 19:07:10 :
- >>46 シュウさん
それはゆくゆくのお楽しみ、ということで!w
いえいえ、ホントに私の方こそ習う事だらけで、もっと頑張らなくてはと感じさせられます、!
引き続きよろしくお願い致しますね♪
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- 48 : 2014/02/11(火) 19:09:24 :
けれどその想いがより複雑さを増したのは中学に上がってからだった。
中学二年の文化祭の時期の事だ。
僕達三人は腐れ縁という言葉がもはやお似合いというか何というか、
ミカサが引っ越して来て以来ずっとクラスは一緒であった。
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- 49 : 2014/02/11(火) 19:18:22 :
――― この頃はいかにもこの時期らしいと言うか。
催し物を一緒に準備したりする期間が長い文化祭前は、自然とカップルが出来たり、告白をする人が増えたりと、
とにかく多感な中学生にとっては持ってこいな時期である。
そんな事とはまるで無縁だろうと思っていた僕達三人はそんな流れに乗じることなく、文化祭までの日々を過ごしていた。
――― しかし、突然にその波は押し寄せてきた。
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- 50 : 2014/02/11(火) 19:20:29 :
- 更新、待ってました☻!
アルミンに自分を投影してしまって、なんだか胸がきゅーんとします。
このあとも楽しみにしております〜!
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- 51 : 2014/02/11(火) 19:33:08 :
- その日、出し物の仕上げに必要な物の買い出しに行くと言ってクラスメイト数人と出て行ったエレン。
・・・だが僕とミカサが思ったよりも随分と帰りが遅かったのだ。
心配になった僕達は、購買に飲み物を買いに行くのを口実に教室を抜け出し、
校内から正門にかけてという小さな区間だがエレンを探しに行った。
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- 52 : 2014/02/11(火) 19:35:43 :
- >>50 マリンさん
いつもコメントありがとうございます!^^
読んでる方に少しでもアルミンへ感情移入して頂けるように切なさや思い入れいっぱいで書き進めたいと思います!
引き続き読み進めて下さいね♪
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- 53 : 2014/02/11(火) 19:36:27 :
僕としてはミカサと二人で抜け出すなんてちょっと役得な感じもしたけれど・・・
でもやっぱりエレンが遅いのはなんだか落ち着かなくて、急いで探しに行った。
――― けど、
思ったよりもすぐにエレンは見つかった。
クラスの女の子と二人、
人目に付きにくい校舎脇に佇んでいた。
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- 54 : 2014/02/11(火) 19:42:15 :
ミカサと二人で物陰から様子を覗いていると、何やら女の子がエレンに頭を下げてジッと待っている。
どうやら告白されている様子だった。
エレンは少々短気で強面なところが昔からあるけれど、顔は整っているし気さくで何事にも真っ直ぐな少年だった。
僕達と居る時間が多いものの、そんなエレンを慕う女の子がいてもおかしくはない。
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- 55 : 2014/02/11(火) 19:48:18 :
僕は親友が告白されているという光景に好奇心と、
もしかしたら僕を置いて一歩先へと行ってしまうんじゃないかという寂しさが押し寄せてきていた。
一方ミカサはというと、黙ってエレンの方を凝視していた。
表情は若干だが青ざめた様子で、焦りと緊張を漂わせていたのを覚えている。
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- 56 : 2014/02/11(火) 20:03:08 :
やがて僕等の視線の先にいるエレンが頭を掻きながら申し訳なさそうに口を開いた。
ちょっとしてから、女の子の方はポロポロと泣き出している。
――― あぁ、あの子振られたんだな・・・
エレンは泣き出した女の子の頭を軽くポンポンと叩くと、『ありがとうな』とだけ言っている様子が口の動きから分かった。
そして、校舎側へとエレンは歩き出した。
その子に悪い気はしたけど、僕は何だかホッとした気分でいっぱいだった。
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- 57 : 2014/02/11(火) 21:14:47 :
- ドラマみてる気分ですっ!
続きも頑張ってくださぁい♪楽しみにしてますっ!
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- 58 : 2014/02/11(火) 22:02:29 :
- >>57 Aniっちさん
はい、頑張らせて頂きます!
仕事の合間縫ってちょっとだけ投稿です!
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- 59 : 2014/02/11(火) 22:03:25 :
『――― アルミン。』
不意に後ろから覗いていたミカサから声をかけられる。
僕がどうしたんだいと聞くと、ミカサは複雑そうな顔つきで淡々と話し出した。
ミカサ『私、今エレンが告白を断ったのを見届けて。正直なところ・・・』
ミカサ『――― 物凄くホッとした・・・』
ミカサ『私はクラスメイトがあんなに悲しそうなのに喜んでいる、』
ミカサ『醜い人間なのだろうか・・・』
アルミン『ミカサ・・・』
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- 60 : 2014/02/11(火) 22:04:11 :
- 確かに、ドラマを見てる気分ですね!
ミカサはエレンのことが好きなんでしょうね。
頑張って続き書いて下さい!
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- 61 : 2014/02/11(火) 22:11:09 :
――― そんなことないよ。
――― 僕も同じようにホッとしたから。
――― だから、大丈夫だよ!
・・・そう言おうとしたけれど、それはミカサの言葉で遮られた。
ミカサ『アルミン、相談があるの・・・』
アルミン『・・・なんだい、ミカサ?』
ミカサ『さっきのエレン達の姿を見て気づいたの・・・』
ミカサ『私は・・・』
ミカサ『――― エレンが好き』
アルミン『・・・えっ?』
――― ミカサから突然の告白。
それを聞いて僕は。
目を見開いてただ一言そう返した。
-
- 62 : 2014/02/11(火) 22:13:01 :
- >>60 マチトムさん
応援、ありがとうございます♪
見ている方に見入ってもらえるようなドラマティックな現パロが書ければなと思っているのでもっともっと頑張りたいと思います!
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- 63 : 2014/02/11(火) 23:27:00 :
- アルミンがどうなるか気になる!ヾ(≧∀≦*)ノワクワク……
期待してます!
頑張って下さい(`・ω・´)
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- 64 : 2014/02/11(火) 23:35:10 :
- Σ(゚д゚lll)なんと言う展開…
ディスプレイを前にしてそわそわしてしまいました(;´Д`A
続きが見たいようで、辛いようで…
ヤキモキしてます(≧∇≦)
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- 66 : 2014/02/12(水) 00:26:59 :
半ば頭の中が真っ白になりかけている僕にミカサは続ける。
ミカサ『私はさっきあの子がエレンに告白したのを見て。エレンが誰かに取られるのは嫌だと感じた・・・』
ミカサ『それは単に私たち三人の関係が崩れるのを恐れての気持ちじゃなかった』
僕の中に残された僅かな希望すら打ち砕くような言葉の数々。
僕の感じている安堵感とミカサの感じているであろう安堵感には大きな違いがあると理解した。
――― あぁ、ミカサはホントにエレンが。
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- 67 : 2014/02/12(水) 00:55:23 :
ミカサ『私は、どうしたらいいだろうか?』
ミカサが問いかけてくる。
――― 好きにしたらいいんじゃないかな?
半ば自暴自棄になっている僕は、そんな投げやりな言葉をミカサに送る。
けれどミカサは僕の言葉に心から感謝しているような、そんな笑顔を向けて、
『ありがとう』
と、一言告げた。
-
- 68 : 2014/02/12(水) 00:59:55 :
それからというもの、僕は今でもこの想いを断ち切れないままに、
ミカサが時折してくる残酷な恋バナの相手役を買って出ている。
幸いにもまだミカサはエレンへ想いを告げる事もしていないし、
エレンもエレンで、
『誰かを好きとかそういうのわかんねーな』ハハッ
と、いつも笑い飛ばす程度に恋愛なんてモノに興味を示さないでいる。
けれどその期間が長ければ長いほど、切なさと恋しさが僕の中で募っていくのも事実である。
――― その反面。
ミカサと一緒に居られる、そんなおいしい立ち位置を手放す事ができないでいる僕。
・・・情けない話だ。
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- 69 : 2014/02/12(水) 01:00:55 :
- とりあえず本日はここまで、です!
仕事が眠たいです、w
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- 70 : 2014/02/13(木) 17:07:03 :
- んん、続きが気になります!
アルミンが報われるとミカサが…ああ、やばい切ない‼︎
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- 71 : 2014/02/13(木) 17:09:47 :
- >>70 店員さん
ありがとうございます♪
そう言っていただけると今後の展開も一層頑張らなくてはと感じますね!
目標としては一つのアニメを書き上げるくらいごちゃごちゃとした恋愛模様にしたいですヽ(*`ェ´*)ノ
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- 72 : 2014/02/13(木) 17:29:41 :
- アルミンに幸せになってもらいたい…しかしミカサの気持ちも応援したい
愛しさと~切なさと~心強さと~
と思わず歌いそうになりました!!
切ない、ラブストーリー…胸を震わせながら、拝読させていただきます
ゆきさんお話し書くの上手ですね…(*^^*)
引き込まれます!!
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- 73 : 2014/02/13(木) 19:04:41 :
- >>88さん
また懐かしい曲を、w
そのように感じて見て頂けているなんて嬉しい限りですよ!
そして何というありがたいお言葉・・・
ありがとうございます、頑張りますね!
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- 74 : 2014/02/14(金) 00:31:21 :
- ああーーアルミンんんんんん(´;ω;`)ぶわあ
心理描写が本当にいつも的確で、すっとストレートに心に入ってくる文章だなあと感じました。
ここからどうお話が進むのか、わくわくです!
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- 75 : 2014/02/14(金) 00:42:04 :
- >>74 マリンさん
あわわ!そんなにお褒めに預かるなんて!Σ(。・Д・。)
とても有難い限りです♪
今後もわくわくしてもらえるように頑張りますね!
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- 76 : 2014/02/15(土) 05:53:09 :
―――― ン・・・
――― ミン!
エレン「おい、アルミンっ!」
アルミン「あ・・・」ハッ
アルミン「な、なんだいエレン?」アセアセ
エレンに話しかけられてハッと我に返る。
春の陽気にあてられたのか、ボーッと考え事をしていたせいかな。
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- 77 : 2014/02/15(土) 06:07:43 :
エレン「まったく。まだ寝ぼけてんのか?」ハハッ
アルミン「ははっ、エレンにそれを言われるなんてね」アハハ
エレン「どういう意味だよおいっ!」グリグリ
アルミン「わわっ、痛いよエレン!」アタフタ
ミカサ「エレン、アルミンが可哀想。やめなさい・・・」
エレン「悪かったって、怒んなよ!」ハハッ
アルミン「酷いなぁ、まったくも〜!」
いつものようにくだらないやり取りをしている内に、僕らは学校の正門へと辿り着いた。
ふと振り返ると、桜の花びらが風に揺られて乱れ舞う。
まるでこれから起きるであろう大きな波乱の予感を示唆するかのように、桜吹雪は渦まいていた。
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- 78 : 2014/02/15(土) 06:24:52 :
〜教室〜
僕達三人は相変わらずの腐れ縁というやつで、今日も三人揃って仲良く教室のドアを開けた。
そこからは各自、自分の机に向かって歩き出す。
ジャン「よう、アルミン!おはようさん!」
アルミン「おはよう、ジャン!今年もよろしくね!」ニコ
席に着くなり後方の席から声をかけられる。
――― 彼はジャン・キルシュタイン。
一年の頃から同じクラスで、高校生になってからエレンに次いでよく話す友達だ。
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- 79 : 2014/02/15(土) 06:27:30 :
- (そういえば今更ながら、冒頭で訂正するべきところがありましたことをここでお詫び申し上げます。数え間違えでした)
十六度目の春→訂正:十七度目の春
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- 80 : 2014/02/15(土) 06:41:53 :
去年初めてミカサと出会った時に彼女に一目惚れしたらしく、僕に相談を持ち寄ってきたのがキッカケで仲良くなった。
――― もっとも。
本来なら、僕も相談に乗れるような立場では無いはずなんだけれど・・・アハハ
彼は後々になって「ミカサの傍にいて話しやすそうな奴だったからお前と仲良くしていた!」と自ら暴露してきたが、そんな正直なところも僕は憎めないでいる。
去年はミカサがエレンに世話を焼いている事に対し嫉妬し、異常な程に執着していたが・・・
勇気を出して告白し、見事に玉砕!
それ以来はスッパリと諦めたらしい。
-
- 81 : 2014/02/15(土) 07:01:23 :
今ではエレンともすっかり仲良しで、ミカサとも普通に接してる。
それどころかミカサの背中を後押ししてあげてるくらい、大きい器の持ち主だ。
後腐れもしない、とにかくいいやつだ。
僕はジャンのように勇敢で潔くはなれないから・・・
――― ちょっと憧れちゃうなぁ。
ジャン「お前らは相変わらず仲良く三人登校だな」ハハッ
アルミン「もう十年近くになるね」アハハ
-
- 82 : 2014/02/15(土) 07:18:27 :
ジャン「エレンとはそれ以上の付き合いなんだろ?」
アルミン「もう覚えてないくらい子供の時から一緒だったしねぇ。何年目だろ?」
ジャン「天才のアルミン君でも覚えてないってのは相当だな!」
アルミン「やだなぁ、僕は天才なんかじゃないよ?」フフッ
ジャン「学年一位・・・いや、校内一位の頭脳がよく言うぜ!」ハハッ
そう言ってジャンは背中をバシバシと叩いてきた。
――― 【校内一位】。
一応僕が唯一誇れる肩書きだ。
身体を動かすのは人一倍苦手だけど、勉強はその十倍は努力した。
昔っからエレンと悪戯する時は決まって僕が立案し、エレンが実行、そして大人に叱られるなんて事はしょっちゅうあったけど。
それが今になって活きてくるなんて思ってもいなかったなぁ・・・アハハ
-
- 83 : 2014/02/15(土) 07:51:24 :
ミーナ「こら!ジャン!」
ミーナ「朝からアルミンに絡まないの!」
ジャン「あぁん?別にいじめてる訳じゃねぇんだからいいだろうが!」
ジャン「お前はアルミンの保護者かってーの!」
ミーナ「まったく、ジャンってばいつも粗暴なんだから・・・」ハァ
アルミン「あははっ、そんな事は無いから大丈夫だよ、!」
アルミン「それからおはよう、ミーナ!」
――― 彼女はミーナ・カロライナ。
ジャンと同じ中学の出身で、明るく、物腰柔らかな女の子だ。
-
- 84 : 2014/02/15(土) 08:04:12 :
クラスでは彼女と親しくない人は殆どいないと言えるくらい、気さくで人懐こい性格をしている。
よくジャンに突っかかってくるのだが、僕にはそれが愛情の裏返しというか・・・
恋の予感を匂わせているようにしか見えなくてしょうがない。
まぁでもジャンと仲良くしていれば分かるけど、
ジャンにも十分に人を惹きつける魅力はあるから、その気持ちは分からないでもないね。ウンウン
-
- 85 : 2014/02/16(日) 08:16:22 :
- 読みやすい!支援!期待!
-
- 86 : 2014/02/16(日) 16:06:48 :
- 何度見ても、読みふけってしまう文章ですよね。
ジャンとミーナとの関係がアルミンとミカサの関係にどう影響してくるのか・・・。
ジャン×ミーナの組み合わせはあまり見ないので、とても楽しみです!
-
- 88 : 2014/02/16(日) 20:09:18 :
マルコ「ははっ、二人ともまた朝から痴話喧嘩かい?」
アルミン「あ、マルコ。おはよう!」
ミーナ「んなっ!ち、違うから?!///」カァァッ
ジャン「んな訳あるかよ!よりによってこんなうるせぇ女となんて・・・」シレッ
――― バシッ!
眠気も覚めそうなミーナのビンタが炸裂する。
ジャンの顔にはその証がくっきりと残っている。
-
- 89 : 2014/02/16(日) 20:28:54 :
ジャン「〜〜〜っ!!痛ってぇな!!何するんだよてめぇ?!」
ミーナ「うるさいっ!!何となく気に食わないから殴っただけよっ!///」
ミーナ「何か文句でもっ?!」ギロッ
ジャン「文句しかねーよっ!!!」クワッ!
アンタガワルイノヨ!
ンダトコラ!デルトコデテモラッテモイインダゾテメェ!
マルコ「いつもの光景だねぇ〜」ハハッ
ヤッテミナサイヨ?カエリウチニシテヤルンダカラ!
イッタナテメェ?!ホウテイデアオウ!
アルミン「君が余計な事言うだろ、マルコ?」アハハ
――― ワーワー!ギャーギャー!
マルコ「いやぁ、新学期早々夫婦漫才が見れるなんて縁起がいいなぁ」アハハ
アルミン「夫婦漫才にご利益なんてあるのかい?」フフッ
-
- 90 : 2014/02/16(日) 20:38:15 :
- ジャンミナいい!!
マルコとアルミン、いいコンビですね♪
アルミン好きになりましたよ!!
ゆきさんのお話で♪
-
- 91 : 2014/02/16(日) 20:48:31 :
――― 彼はマルコ・ボット。
そこで夫婦漫才を繰り広げてる二人と同じく同級生で、クラス委員を務めている優等生だ。
人望が厚く、何より人前で指揮を執り統率するという点において非常に長けている。
ジャンがエレンを目の敵にしていた時も進んで止めに入る程、正義感も強くとても頼りになる人物だ。
マルコ「あ。そういえば今日、転校生が来るらしいよ?」
アルミン「へぇ、そうなのかい?」
エレン「なんだなんだ?面白そうな話でもしてるのか?」
アルミン「あ、エレン」
マルコ「やぁエレン、おはよう!」
エレン「おう、おはようさん!」
一通り準備を終えたのか、エレンがやって来た。
-
- 92 : 2014/02/16(日) 20:50:07 :
- >>90 88さん
現パロだとこの2人が自然にお笑いコンビにできるかなぁなんて思ったりしたんですよ、w
アルミン好きの私としてはそう言って頂けると何より嬉しいですよ♪
-
- 93 : 2014/02/16(日) 21:13:18 :
- マルコきたーーっ♥︎!
優等生キャラが、板についてますね☻
転校生が誰なのか、楽しみです!
-
- 94 : 2014/02/16(日) 21:22:01 :
――― ワーワー!ギャーギャー!
エレン「相変わらず仲良いなぁ、あいつら」ハハッ
マルコ「君達も大概だろう?」フフッ
ミカサ「みんな、何の話をしているの?私にも聞かせて欲しい」
ミカサ「マルコ、おはよう」ニコ
マルコ「やぁ、おはようミカサ!」
少し遅れてミカサもやってきた。
アルミン「なんでも転校生が来るらしいよ?」
マルコ「そうそう!担任の先生から聞いたんだけどね、女の子が一人入ってくるみたいなんだ!」
エレン「へぇー、女の子か。可愛いのかな?」
ミカサ「」ピクッ
-
- 95 : 2014/02/16(日) 21:23:19 :
- >>93 マリンさん
マルコ一丁入りましたーッ!w
やはり委員長キャラは彼しかいないかなぁなんて思いましたw
ジャンとの相性もいいですしね!
今後も楽しみにしておいてください!
-
- 96 : 2014/02/16(日) 21:46:46 :
多分エレンは何も考えてないで言ったんだろうけど・・・
その一言を耳にしたミカサが反応したのを、僕は見逃さなかった。
アルミン「あははっ。そう言いながら、どうせ大して興味無いだろ?エレンは?」
エレン「ははっ、まぁあんまりな〜」ハハハッ
ミカサ「」ホッ
安心したような表情をするミカサ。
僕はなんでこんな些細な事にさえ、律儀にフォローしているんだろうか・・・アハハ
心の中で自嘲する。
-
- 97 : 2014/02/16(日) 22:00:58 :
- キャラの良さが残っている現パロは珍しいので、期待しています。
頑張ってください。
-
- 98 : 2014/02/16(日) 22:13:59 :
――― キーン!コーン!カーン!コーン!
マルコ「・・・っと。そういえばそろそろホームルームの時間だ」
マルコ「そろそろ席に着くようにね!」
エレン「ったく、マルコは真面目だな〜」
エレン「まだ予鈴だし大丈夫だろ!」ハハッ
ミカサ「エレンも見習うといい」
エレン「ヘイヘイ、わかったわかった」
ミカサ「返事は一回・・・!」
エレン「はいはい、」
ミカサ「エレン・・・」ゴゴゴゴゴ
エレン「だーっ!俺はお前の子供じゃねーんだからほっとけってのー!」
マルコ「こっちの親子漫才も負けてないね」ハハハッ
アルミン「ふふ、同感だよ、!」ヤレヤレ
-
- 99 : 2014/02/16(日) 22:15:15 :
- >>98 星月夜さん
コメントありがとうございます!
はい、私としましてもそれを心掛けたいと思っていましたので、そう言って頂けると幸いですね♪
-
- 100 : 2014/02/16(日) 22:52:31 :
〜ホームルーム〜
結局エレンとミカサの親子漫才はホームルームの時間ギリギリまで繰り広げられた。
ミカサもエレンの事言ってられないじゃないか。マッタク...
――― ガラッ!
ペトラ「おはよう、みんな!」
ペトラ「これから一年間、よろしくね!」ニコ
ホームルームの時間になり、今年から僕らの担任になるペトラ先生が入ってくる。
彼女がクラスの担任と知った瞬間、クラスの中が僅かにざわつく。
男子の何名かは心の中で『よっしゃー!』と叫んだ事だろう。
-
- 101 : 2014/02/16(日) 23:56:54 :
校内の教師の中でも可憐で面倒見がいいと断トツの支持を得るペトラ先生。
そんな彼女ががこの先一年間一緒だなんて、僕達のような年頃の男子には夢のような話だろう。
後ろからジャンが小声で『っし!・・・うっし!』なんて言ってるのが聞こえるが・・・
――― そっとしておこう、うん。
ペトラ「さて!私の自己紹介もしたいところだけれどその前に!」
ペトラ「みんなに新しい仲間の紹介でーす!」
一時は落ち着きを取り戻した教室に、またもざわめきがあちこちで起こる。
――― どんな子が来るんだろう?
みんなも期待からだろうか、目の色を変えて教室のドアを見つめる。
-
- 102 : 2014/02/17(月) 00:09:40 :
- ウキウキ
-
- 103 : 2014/02/17(月) 00:18:37 :
ペトラ「入っておいで〜!」
――― ガラッ...
ペトラ先生の掛け声に続いて、力無くドアが開けられる。
小柄な背丈に金色に輝く髪を後頭部で留めた女の子が、ゆっくりと教卓の横へと歩み寄る。
立ち止まった彼女に、クラス全員の視線が向けられた。
アニ「アニ・レオンハートです。よろしくお願いします・・・」
――― 冷めた瞳をした彼女、
アニ・レオンハートは、最低限の言葉で挨拶を済ませた。
-
- 104 : 2014/02/17(月) 00:20:08 :
- >>102 ベトベトのベルトルのジャン像さん
ウキウキしながら見てくださっているのですかね、w
コメントありがとうございます♪
-
- 105 : 2014/02/17(月) 22:59:00 :
- 元気いっぱいのペトラ先生、かわいい…(結婚しよ)
アニさんの乱入ですね!
どう物語を掻き回してくれるのか…。
アニさんの立ち回りに期待に胸が膨らみますねd( ̄  ̄)
-
- 106 : 2014/02/18(火) 12:25:33 :
- >>105 シュウさん
ペトラさんはオーソドックスな元気キャラだと思うんですよね、w
やはり私が書くならアニさん参戦は避けられないです!w
今後どう立ち回らせるか必死に考えている最中ですヽ(*`ェ´*)ノ
-
- 107 : 2014/02/18(火) 16:28:37 :
- エレアニがいいな
-
- 108 : 2014/02/18(火) 20:54:03 :
- >>107 ラーメンボールさん
どうなるのかは・・・お楽しみということで!w
-
- 109 : 2014/02/19(水) 23:03:38 :
- 続きまだですか?
-
- 110 : 2014/02/19(水) 23:05:07 :
- あ、せかしてるつもりじゃないです。
このssが面白いんで続きが読みたいなぁと思って!
-
- 111 : 2014/02/19(水) 23:50:31 :
- つ、ついにアニさんがっ!
続きがめっちゃ見たいっ
どうなるのか…期待です♪
-
- 112 : 2014/02/20(木) 00:04:44 :
- アニキタ━(゚∀゚)━!
これから、どんな風に話が展開していくのか楽しみです。
また読みに行きます!
期待です。 更新頑張って下さい!!
-
- 114 : 2014/02/21(金) 21:25:46 :
- 更新します!
-
- 115 : 2014/02/21(金) 21:25:51 :
さっきまでとは打って変わって静まり返る教室。
彼女が持つどことなく凍てついた様な雰囲気が、クラスメイト全員に伝染しているかのようだった。
――― パンッ!
ペトラ「はい!アニ・レオンハートさんありがとうございました〜!」
しかしその静寂を切り裂くかのように一つ拍手をして、陽気な笑顔のペトラ先生が声をあげる。
クラスもそれに続くようにザワザワと活気を取り戻した。
ペトラ「それじゃあアニ、あなたは取り敢えずあそこの端っこの席に座ってね!」
アニ「わかりました」
-
- 116 : 2014/02/21(金) 21:47:38 :
ペトラ先生の言う端っこの席、
――― それはエレンの隣にあった。
ああ・・・
またミカサが恨めしそうな、不安で動揺してるような、そんな顔でエレンの方を見てるや・・・
まぁ、どうする事も出来ないんだけども。
その後はペトラ先生の自己紹介と、今日の始業式の簡単な流れを説明してホームルームは終わった。
アニは終始無言のままエレンの隣の席に鎮座していたようだ。
-
- 117 : 2014/02/21(金) 22:04:20 :
- おもしろくなりそうだ!!ワクワク
-
- 118 : 2014/02/21(金) 22:07:24 :
ホームルームが終わるや否や、アニは何処かへと出て行ってしまった。
アルミン「さっきの子、どっか行っちゃったね」
一人、アニの机の方を眺めるエレンに話しかける。
エレン「あぁ、すげー速さでいなくなっちまったな」
エレン「せっかく色々聞こうと思ったのによー」
アルミン「あははっ、それは残念だったね」
ミカサ「あの子もまだ恥ずかしいのだろう。あまり追い掛け回したりしちゃダメよ、エレン」
アルミン「(追い掛け回して欲しくないのはミカサの方だろうに・・・)」ヤレヤレ
-
- 119 : 2014/02/21(金) 22:08:19 :
- >>117 ラーメンボールさん
いつも見てくださってありがとうございます♪
頑張って書き進めていきますね!
-
- 120 : 2014/02/21(金) 22:09:35 :
- 期待です!!
エレンとアニどうなるのかな?((o(´∀`)o))ワクワク
-
- 121 : 2014/02/21(金) 22:33:32 :
エレン「そんなジャンみてーな事しねぇっての!」
ジャン「おいエレン、聞こえてんぞ?!人を女好きみてぇに言うんじゃねぇよ!!」クワッ!
ミーナ「あながち間違ってないじゃない・・・」ハァ
ジャン「ミーナまでっ?!お前ら人を貶して何が楽しいんだよ?!」
アルミン「大丈夫だよジャン。それ以外は悪くないと思うし!」アハハ
ジャン「そこを否定してくれよ?!フォローに見せかけて傷を抉るなよなっ?!」
――― ワーワー!ギャーギャー!
-
- 122 : 2014/02/21(金) 22:36:13 :
- >>120 朧月さん
期待ありがとうございます♪
2人がアルミンの周りの人間としてどう立ち回るのか、楽しみにしていて下さいねヽ(*`ェ´*)ノ
-
- 123 : 2014/02/21(金) 22:58:41 :
〜始業式後〜
結局あの後、アニは教室に戻ってこないまま始業式の時間になった。
一応式の際には戻ってきたみたいで、その姿を見つけることができたけど。
始業式はいつものようにピクシス教頭が大声で開閉の挨拶をして、
ザックレー校長の長たらしい話を聞いて終わるだけの退屈な行事だった。
始業式が終わるとまたすぐにアニは何処かへ行ってしまったのか、教室にはいなかった。
アルミン「また何処かに行ってるみたいだね」
エレン「だなー。後はもうホームルームと掃除とだけだってのによー」
-
- 124 : 2014/02/21(金) 23:29:33 :
相変わらず残念そうな顔をするエレン。
アルミン「まぁ今日が無理でもこれからは同じクラスメイトなんだし、話す機会はいくらでもあるでしょ!」
エレン「それもそうか」
ミカサ「そう焦ることも無い。もうすぐホームルームも始まるし、とりあえずは席に戻ろう」
アルミン「そうだね。それにあの子も、ホームルームの時には戻ってくるだろうし」
エレン「だな!」
エレン「――― んじゃ、また後でな!」
アルミン「うん、それじゃあまた」
ミカサ「ええ、後で」
-
- 125 : 2014/02/21(金) 23:48:18 :
アルミン「・・・よいしょ、っと!」
ジャン「またあいつ居なかったんだな」
アルミン「そうみたいだね。エレンも残念そうにしてるよ」
ジャン「まぁな。転校生なんて物珍しいからな、エレンも興味津々なんだろ?」 ハハッ
――― キーン!コーン!カーン!コーン!
アルミン「あ、チャイムが鳴ったね」
ジャン「だな、早くペトラ先生の顔が拝みたいぜ!」
アルミン「ジャンはそればっかだね」フフッ
ジャン「そりゃあんないい女が先生だったら男なら喜ぶだろ!」ハハハッ
-
- 126 : 2014/02/22(土) 00:10:57 :
ジャン「・・・どっかのうるさいだけが取り柄の女よりはよっぽど、な?」ケラケラ
アルミン「こらこら、また君はそんなわざとらしく・・・」アハハ
ミーナ「」ギロッ
ミーナのあの顔、明らかに聞こえてるよね・・・?
ジャン、ホームルーム後は覚悟した方がいい・・・
――― ガラッ!
アルミン「あ、来たね。それじゃあまた」
ジャン「おう!」
-
- 127 : 2014/02/22(土) 00:11:44 :
- 本日はここまで!
何気に私個人はこの作品書いてるのが好きだったりしますね♪
見てくださっている方々、ありがとうございます!
-
- 128 : 2014/02/22(土) 22:29:47 :
- この話やっぱりいいね!!アニも
-
- 129 : 2014/02/23(日) 02:04:03 :
- スミマセン!全くこのssには関係ないのですが、
アニ「交わした指に込めた約束」
の続きっていつ頃ですか?迷惑かけて本当にスミマセン!
-
- 130 : 2014/02/23(日) 07:45:50 :
- 俺、別サイトで小説書いているんですけど、(ONE PIECEだけど)凄い。俺の小説なんか、文章力がゴミクソなので、比べ物にならないくらい凄いです。期待しています。
-
- 131 : 2014/02/23(日) 09:38:22 :
- >>128 ラーメンボールさん
ありがとうございます!
アニは今後もっとたくさん登場してもらいますよ〜(๑′ᴗ‵๑)
>>129 アニ・レオンハートハッピーエンド部隊さん
この辺りです!という明確な予定は無いですね(汗)
今書いてる作品のうちどれかを終わらせたら書きたいなーとは思っているので、それまでは手を付けないかと思われます><
心待ちにして頂けるのはありがたいです、!
>>130 紅蓮の弓矢を放つTさん
凄いだなんて言って下さりありがとうございます(๑′ᴗ‵๑)
私の場合はマイペースでゆっくりなので言葉選びにも十分に時間をかけているというだけかなと思いますよw
期待のコメント、ありがとうございました♪
-
- 132 : 2014/02/23(日) 12:55:46 :
- >>131ゆきさん、了解しました!我慢してます!
-
- 133 : 2014/02/24(月) 03:25:22 :
- >>132 アニ・レオンハートハッピーエンド部隊さん
申し訳ない限りです、ありがとうございますヽ(´・∀・`)ノ
-
- 134 : 2014/02/24(月) 18:15:10 :
ホームルームに入る直前。
チラリとエレンの席の方を見るとやはりアニは戻ってきていた。
――― 何故、彼女はあんなにも人と関わることを拒絶するんだろう?
それとも単に他に用事があるのだろうか?
その答えはわからないまま、ホームルームの時間はあっという間に過ぎていった。
-
- 135 : 2014/02/24(月) 18:24:22 :
――― キーン!コーン!カーン!コーン!
ペトラ「はーい!それじゃあ今日のホームルームはここまで!」パンッ!
ペトラ「後は各自割り振られた場所を掃除して帰って下さいね〜!」
ペトラ先生はそう最後に告げて、教室を後にした。
その後、クラスメイトのみんなは各自割り振られた通りに掃除場所へと足早に向かう。
ジャンは予想通りというか・・・
やはりミーナに一発入れられていたけど、自業自得だしフォローは必要ないよね?
-
- 136 : 2014/02/24(月) 18:40:56 :
- ゆきさんのSSは本当に凄いです!!
面白いし感動するし
笑いもとりますしww
これからもファンとして更新楽しみにしてますね!!!!!期待です!!!
-
- 137 : 2014/02/24(月) 18:50:43 :
ペトラ先生は年度の初めという事で、名前の五十音順で適当に割り振ったらしく、僕とエレンは男子トイレの担当だった。
正直あまり気が乗らないんだよなぁ、トイレ掃除って・・・
エレン「ちぇー、トイレ掃除とかついてねーな」
アルミン「そうだねぇ。僕もあんまり好きじゃないんだよなぁ・・・」ハァ
エレン「ま、うじうじ言ってても仕方ないし。さっさと終わらせて遊びに行こうぜ!」
アルミン「そうだね、せっかく始業式で早く終わったんだし!頑張ろうエレン!」
気合を入れ直して、僕とエレンは掃除へと移った。
-
- 138 : 2014/02/24(月) 18:53:46 :
- >>136 EreAniさん
いつもありがとうございます、!
そう言って頂けるとホントに有難いかぎりですよ〜。…>_<…
私は筆も遅く読者の方の意向に沿って作品を書くことも少ないのでいつも悩んでしまうのですが、そんな風に励まして頂けると心から救われますよ〜(๑′ᴗ‵๑)
ありがとうございます、!
-
- 139 : 2014/02/24(月) 19:05:35 :
〜15分後〜
エレン「よーし、こんなもんか!」
男子A「はいよー。そっちはどうだー?」
男子B「こっちも終わったぞ〜」
アルミン「僕も!」
エレン「うし、じゃあみんな終わったし!解散にするか!」
男子AB「「了解!」」
アルミン「みんなお疲れ様!」
男子A「そんじゃあ帰るかな、お疲れさん!」
男子B「俺も帰るかな、じゃあな〜」フリフリ
アルミン「明日からまたよろしくね〜!」フリフリ
-
- 140 : 2014/02/24(月) 19:17:26 :
エレン「よーっし!それじゃあ俺らも帰ろうぜ、アルミン!」
アルミン「うん、ミカサ達ももう終わった頃だろうし!」
エレン「さーて、遊びに・・・ってアレ?」
アルミン「どうしたの?」
トイレを出たところで急に立ち止まるエレン。
その視線の先は隣の女子トイレの方に向いている。
-
- 141 : 2014/02/24(月) 19:46:52 :
エレン「女子はまだ終わってないのかな?」
アルミン「もう終わってみんないないんじゃないの?」
エレン「いや、まだブラシで床掃除してるっぽい音はしてるけどな」
エレンの言う通り、確かにシャリシャリと床をこするような音が女子トイレから聞こえた。
アルミン「ホントだ。まだ掃除してるのかな?」
エレン「多分な、」
エレン「ただ、ちょっと気になるんだよなぁ・・・」
アルミン「え、何がだい?」
-
- 142 : 2014/02/24(月) 20:05:00 :
僕がそう聞くとエレンは少し考え事をしている素振りを見せていたが、何かを決心したかのような顔で口を開いた。
エレン「ちょっと見てくる!」
アルミン「え?!女子トイレに入るのかい?!」アセアセ
エレン「おう!アルミンはそこで待っててくれ!」タタッ
アルミン「あ、ちょっと待っ・・・!」タタッ
僕の静止を聞かないでエレンは中に入って行く。
僕も慌てていたせいか、思わず追いかけるように女子トイレの中に入ってしまった。
高校生活で、初めて女子の秘密の花園というやつに足を踏み入れてしまった瞬間だ。
-
- 143 : 2014/02/24(月) 21:10:55 :
- 秘密の花園…表現にくすりと来てしまいました。笑
アニの人と一線を画すようなところは、原作からの引用でしょうか?いつもながら、さすがだなあ!と感服してしまいました。
ここからどうなっていくのか、ますます楽しみです☻
-
- 144 : 2014/02/24(月) 21:18:25 :
- もしかして女子トイレにいるのはア…ゴホンっ
続きもめっちゃ期待しています♪
-
- 145 : 2014/02/25(火) 15:00:32 :
- 秘密の花園!!
わくわくどきどき♪
いつもながら、ゆきさんの表現力には感服いたします!!
ほんと凄いです♪
-
- 147 : 2014/02/28(金) 18:56:32 :
- ゆっきー来たよん
超期待だべ!
-
- 148 : 2014/02/28(金) 19:27:19 :
- >>147 ヤヴァイ兵長さん
いらっしゃいませw
期待のコメント、ありがとうございます♪
-
- 149 : 2014/02/28(金) 19:28:34 :
中に入るとそこには黙々と掃除をして一人の女の子がいた。
――― アニだ。
エレン「何やってるんだ、一人で?」
僕が尋ねるより先にエレンが問いかけた。
アニはその声に反応してこちらに顔を向けた。
アニ「・・・」
そして、ジッとエレンを見つめると。
アニ「あんたらこそ・・・女子トイレで何してるのさ・・・?」
と、一言。
-
- 150 : 2014/02/28(金) 19:41:13 :
アルミン「あ、えっとそれは・・・!///」アセアセ
思わず僕は恥ずかしさが込み上げてくる。
対して、エレンの方は全く動じる事なく問答を続ける。
エレン「いや、あんまりにも女子の方が静かで気になってな」
エレン「ブラシ掛けしてる音はするのに、いつもみたいにうるさくもないし・・・」
エレン「それで入って来てみれば、お前一人で掃除してるじゃねーか」
エレン「・・・他の奴はどうしたんだ?」
アニ「・・・」
アニは無言で掃除を続ける。
そして数秒後、相変わらず手は止めないまま、
アニ「先に帰ったよ・・・友達と遊びに行くんだとさ・・・」
――― とだけ呟いた。
-
- 151 : 2014/02/28(金) 20:02:26 :
特にイラついている様子もなく、ありのままを淡々と話すアニ。
なぜ彼女はそんな風に都合良く扱われても、平然としていられるのだろうか。
アニと掃除担当が一緒になった女子は確か・・・
――― そう、あの『ヒッチ』の友達だ。
ヒッチは成績はいいけど不真面目で遊びたがりで、そしてこの学校の女子の上位カーストにいるような人間だ。
不良の子とも付き合いがあり、ミカサみたいに強い子には手を出さないけど、イジメやちょっとした恐喝なんてのもよくすると専らの噂だ。
――― あくまで噂でしかないけどね。
その子達がアニに掃除を押し付けて帰った。
・・・というところだろうか?
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- 152 : 2014/03/01(土) 00:17:10 :
アニには悪いけど、やっぱり小柄で引っ込み思案な雰囲気だし。
彼女達にとってはそうしたものを強要する格好の的なのだろう。
――― 僕が言えた義理じゃないけどね・・・ハァ
エレン「ふーん、そっか」
アルミン「・・・えっ?」
エレンはアニからの返答を聞いて、たったそれだけの言葉を返した。
あの正義感の強いエレンなのに、憤りの一つも見せないなんて意外だな・・・
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- 153 : 2014/03/01(土) 00:39:49 :
- アニさん…
ゆきさん!超期待してますね!!!
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- 154 : 2014/03/01(土) 01:02:26 :
――― なんて一瞬考えたけど。
やっぱりエレンはエレンなのだ。
エレンはスタスタと更に奥へと進んで行くと、掃除用具入れからブラシを一本取り出して手に持つ。
アニ「!」
アニ「あんた何しt・・・」
エレン「おいアルミン!お前はそっち頼む!」
アニの言葉を遮り洗面台の方を指差すエレン。
アルミン「了解!任せてよ!」
僕も元気良く返事を返す。
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- 155 : 2014/03/01(土) 01:03:40 :
- >>153 EreAniさん
超期待ありがとうございます!
引き続き頑張りますよ〜♪
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- 156 : 2014/03/01(土) 07:27:11 :
- 9日まで多忙につき参加中のリレーSS以外の更新が非常に緩やかになります!
ご了承下さいませ(>人<;)
合間で書き溜めはしておきますので、その際はたくさん更新したいと思います!
いつもお読み下さる読者の皆様、いつもありがとうございます、!
これからも応援の程、よろしくお願い申し上げます(´・∀・`)
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- 157 : 2014/03/01(土) 18:13:17 :
- 片手間で見るのは失礼と思い、今書いている作品が少し落ち着いたので久しぶりにこちらに来ました。
やはりエレアニの描写がうますぎますね!
女子トイレに突っ込んだのは勇気というべきか何と言うべきか分かりませんが、エレンの自然な手伝いの描写に思わず「青春だな」って言ってしまいました(笑)。
お忙しいとは存じておりますので、ゆっくり更新をお待ちしてます!
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- 158 : 2014/03/02(日) 15:45:46 :
- >>157 シュウさん
シュウさんも作品の投稿にお仕事にとお忙しい中、私の作品をお読みになって下さりありがとうございます><
エレンならきっと何の臆面もなく女子トイレに突入して、何の気なしに女の子に手を差し伸べそうですよね、w
はい、自分のペースで投稿を続けていきたいと思います!
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- 159 : 2014/03/12(水) 18:11:26 :
- 昨日は寝てしまいましたが今日はちょこちょこ更新します!
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- 160 : 2014/03/12(水) 18:12:05 :
そしてそれを聞いたエレンが、洗面台用の綺麗めな雑巾をこっちへ投げてくる。
僕はそれをキャッチすると洗面台へと向かった。
自分で言うのも変だけど、いいコンビネーションだと思う!エヘヘ
アニ「ちょっと、あんた達何してるのさ・・・」
そんな僕らのやり取りを眺めていたアニが、再度質問してきた。
アルミン「何ってもちろん、」
エレン「掃除してるに決まってるだろ?」ニッ
さも当然のように答える僕ら。
アニ「いや、そういう事じゃなくてさ・・・」
その答えではどうやら納得いかない様子のアニ。
そんなのは御構い無しで掃除を続ける僕達。
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- 161 : 2014/03/12(水) 18:23:08 :
- 来た!期待!!
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- 162 : 2014/03/12(水) 18:26:14 :
――― ほんの少しして。
諦めがついたのか、溜め息を一つついてアニも掃除を再開する。
ブラシを動かす手を止めずに、アニはただ一言、
アニ「別に礼を言うつもりは無いから・・・」
――― と僕らに告げた。
エレン「別に!俺は汚れが気になったから掃除しただけだからよ!」ニカッ
アルミン「僕も洗面台の掃除やや鏡拭きが好きなだけだから」アハハ
アニ「・・・」ハァ
アニ「・・・まったく。女子トイレを覗くただの変態かと思ったら」
アニ「本物の変態だなんてね・・・」ヤレヤレ
アルミン「ははっ、せめて『変わり者』くらいにしてよ」アハハ
アニ「・・・」
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- 163 : 2014/03/12(水) 18:26:37 :
- >>161 EreAniさん
期待、ありがとうございます♪
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- 164 : 2014/03/12(水) 18:47:53 :
アニ「あんたらを見てると・・・いつか見た馬鹿男の二人組を思い出すよ・・・」
エレン「どんな奴らなんだ、それ?」
アニ「別に・・・」
アニ「あんたらに話す義理は無いね」
エレン「ちぇー、何だよ気になるなぁ」
アルミン「まぁまぁ、それはまた今度教えてもらおうよ!今は早く掃除を終わらせよう!」
アニ「今度も何も、言うつもりは無いから・・・」マッタク
・・・
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- 165 : 2014/03/12(水) 19:02:05 :
――― 何気無い会話をしながら、僕らは早々と掃除を終わらせた。
アニって思ったよりもずっとお喋りだなぁなんて思ったけど、きっと怒られるから言わないでおこう・・・フフッ
エレン「よし!じゃあ帰るか!」
掃除用具をしまい終えてからエレンが言う。
アルミン「そうだね、ミカサもジャン達も待ってるだろうし!」
アニ「・・・」
アルミン「あ!良かったらアニも一緒に行かないかな?」
エレン「おー、そうだな!せっかく同じクラスになったんだし遊びに行こうぜ!」
僕の提案に、ウキウキした様子で賛同するエレン。
エレン「これからカラオケ行ったりゲーセン行ったりして遊ぶからよ!」
アルミン「どうかな、アニ?」
アニ「・・・」
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- 166 : 2014/03/12(水) 19:24:26 :
楽しそうな僕らとは対照的に、冷めた様子でジッと見ているアニ。
アニ「・・・」
アルミン「・・・」
エレン「・・・」
僕らも釣られるように、ただ黙ってアニの答えを待った。
アニ「・・・誘ってくれてありがと」
僅かな沈黙の後、アニが口を開いた。
その言葉に期待したようで、エレンは嬉しそうな表情に変わる。
エレン「お、じゃあ一緒に・・・!」
アニ「――― でも、悪いけど私は帰るよ。」
――― でも、まぁ。
ちょっと予想通りと言うか、断られてしまった。
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- 167 : 2014/03/12(水) 19:43:05 :
エレン「ええっ?!マジかよー!行こうぜアニー!」
アルミン「エ、エレン?」
けど、そんな事でめげるエレンではなかった。
――― やれやれ、いつもの天然ポジティブっぷりをまた発動するつもりかい?
果たしてアニ・レオンハートはその魔の手から逃れられるのか。
僕は傍観者に徹する事にした。
アニ「ゴメンだけど無理なんだ・・・」
再度断りの一言を述べるアニ。
エレン「そこを何とか!」
食い下がらないエレン。
そんな二人のやり取りを微笑ましくおもったのか、思わず頬が緩む。
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- 168 : 2014/03/12(水) 20:06:56 :
アニ「・・・ったく。しつこい男は嫌われるよ?」
エレン「それは困るなー」ウーン
アニの攻めの一言。
さすがのエレンも小首を傾げる。
アニ「そう思うなら諦めな・・・」
エレン「ん?じゃあ今は俺の事嫌いじゃないって事か?」
エレン「友達だと思ってくれてるって事か!?」
――― ?!
アニ「あんたねぇ・・・」ハァ
今だけはアニの気持ちに同調した。
――― どうしたらそこまでポジティブになれるんだよエレン?!
とても僕には真似出来ない芸当だ・・・
一方、アニは明らかに呆れた顔をしている。
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- 169 : 2014/03/12(水) 20:12:53 :
- 文章力…凄すぎます!!
本当に凄すぎます!期待です!
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- 170 : 2014/03/12(水) 20:30:04 :
アニ「・・・」
アニ「そうだね、嫌いじゃないよ・・・」
アルミン「えっ?!」
――― 少し間を空けてアニが言った。
その言葉に、思わず驚きの声を漏らしてしまう。
まさかアニ、こんなに短時間でエレンの事を・・・
アニ「どちらかというと・・・」
アニ「――― 大嫌い。だね」
エレン「んなっ?!」ガーン!
そんな訳は無かったようだ。
エレンの持ち前のポジティブさも、アニの凍り付いた心を溶かすには至らなかったらしい。
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- 171 : 2014/03/12(水) 20:31:09 :
- >>169 EreAniさん
そう言って頂けると嬉しいですよ〜(๑′ᴗ‵๑)
けれど、今回はちょっと急ぎ足なので雑になっちゃってますね(汗)w
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- 172 : 2014/03/12(水) 20:43:22 :
- 一瞬、おっ!エレアニきたー!と思ったんですが見事にやられました 笑
この後の展開どうなるのかな?期待ですっ♪
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- 173 : 2014/03/12(水) 21:39:38 :
- こちらの作品、更新待ちわびておりました!ありがとうございます☻
わー!さすがアニ、手厳しいですね(。ω。;)
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- 174 : 2014/03/13(木) 06:58:49 :
- >172 Aniっちさん
エレアニ要素は少なからず含めていくつもりですよ〜♪
なんてったって私の作品ですから!キリッ
>173 マリンさん
いえいえ、こちらの方こそそのように心待ちにして頂いてありがとうございます(๑′ᴗ‵๑)
とことんツンツンアニさんでいきますよー、この作品では!w
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- 175 : 2014/03/14(金) 22:59:34 :
- エレアニこいやーーーー!!
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- 176 : 2014/03/15(土) 17:03:34 :
- >175 ラーメンボールさん
若干入りますよー!w
お楽しみにしておいてくださいね♪
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- 177 : 2014/03/18(火) 07:13:04 :
- 楽しみに待ってました!!期待してます♪
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- 178 : 2014/04/07(月) 04:10:10 :
- この作品、本当は一番更新したいのですが、しばらく更新は無しとなります!
ご了承下さい。
理由としては、自身の中で最高レベルの作品として仕上げたいので、まずは他の作品の執筆を終え。
その後しっかりと話を練った上で改めて投稿したいなと考えています!
コメント、スター、つけて下さっている皆さん、ありがとうございます!
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- 179 : 2014/04/07(月) 07:31:35 :
- 分かりました!!楽しみに待ってます!!
無理せずに頑張ってくださいね!!
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- 180 : 2014/05/03(土) 15:33:32 :
- 期待してます!!!!
アルアニもいいかもね
アルミン主役だし
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