このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
この作品は執筆を終了しています。
ベルトルト「夏休みに入ってからあるやつだっけ」前編
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- 1 : 2014/02/03(月) 16:32:47 :
- 巨人中学校の夏祭りの話をアレンジして書きます。
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- 2 : 2014/02/03(月) 17:47:58 :
- 期待ですぜ!頑張れ!
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- 3 : 2014/02/03(月) 17:48:40 :
- ガンバ
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- 4 : 2014/02/03(月) 23:46:00 :
- ライナー「みんな夏祭りの話で持ちきりだな」
ベルトルト「夏休みに入ってからあるやつだっけ」
ベルトルト「花火大会もあるみたいだね」
ライナー「それについてお前に相談があるんだ」
ベルトルト「どうせ、クリスタと行きたいんだろ?」
ライナー「話が早い」
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- 5 : 2014/02/09(日) 21:48:29 :
- ベルトルト「ふーん、行ってらっしゃい」
ライナー「お前も行くんだよ!」
ベルトルト「なんで」
ライナー「2人になったら俺の中の獣が・・・」
ベルトルト「なんだよ、それ」
ライナー「と言うことで、一緒に行ってくれないか?」
クリスタ「私でいいなら是非!」ニコ
ライナー(よっしゃ!天使)ポワー
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- 6 : 2014/02/09(日) 21:51:30 :
- クリスタ「1つお願いがあるんだけど」
ライナー「俺に出来ることなら」
クリスタ「ユミルも一緒にいいかな?」
ライナー「お、おういいぞ?」
ユミル「」ギロ
ライナー(なんで怒ってるんだ?)
ライナー「ちょうどベルトルトも来るからお前がユミルを」
ユミル「はぁ!?」
ユミル「私はクリスタについていくんだよ」
ユミル「ゴリラに襲われないようにな」
ライナー「ゴリラ・・・?夏祭りに?」
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- 7 : 2014/02/09(日) 21:54:48 :
- ユミル「って、わけだからベルトルさんは他の女連れてこいよ」
ユミル(アニとかな)
ベルトルト「僕は・・・いいよ」
ユミル「よくねーよ、お前を1人にはできねーだろ」
ベルトルト「でも・・・」
ユミル「何だったら私が誰か・・・」
ベルトルト「」ウツムキ
ユミル「その必要はないか」
ベルトルト「うん」
ユミル「でもお前後悔するぞ」
ベルトルト「えっ?」
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- 8 : 2014/02/09(日) 21:57:09 :
- ベルトルトを巨人中よりも行動的な少年にします。
コメントよろしくです。
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- 9 : 2014/02/09(日) 22:00:06 :
ベルトルト「ユミルさー、こんな人気のないところに呼び出すのは趣味悪いよ」
ユミル「あぁ!?」
ユミル「好きな女をチラチラ見てるよかマシだ」
ベルトルト「え?」
ユミル「お前、アニのこと好きだろ」
ベルトルト「な、なんでそれを」
ユミル「あんだけチラチラ見てればわかる」
ユミル「アニを祭りに誘えよ」
ベルトルト「いいよ、僕は」
ユミル「こっちが困るんだよ!」
ベルトルト「え?」
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- 10 : 2014/02/09(日) 22:06:01 :
- ユミル「ゴリラがお前に私を押し付けてクリスタとウホウホするつもりなんだよ!」
ベルトルト「ごめん気づかなかった」
ユミル「じゃあ、」
ベルトルト「僕がクリスタといるから、君はライナーと」
ユミル「違うだろ!私はクリスタとまわりたいんだ!」
ユミル「イイか?今日中にアニを誘え、じゃなきゃバラす」
ベルトルト「え?」
ユミル「真っ先にアニに言ってやる」
ベルトルト「なななななんて?」ジタバタ
ユミル「あんたをチラチラ見てるやつがいるぞってな」
ユミル「健闘を祈るぞ、チラトルさん」スタスタ
ベルトルト「そんなー!!」
ベルトルト「僕はそんなことがしたいわけじゃないのに!!!」
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- 11 : 2014/02/09(日) 22:08:46 :
- エレン「ベルトルト」
ベルトルト「エ、エ、エレン!」
エレン「さっきの聞いちまった」
ベルトルト「そっか・・・」ションボリ
エレン「チャンスだろ?」
ベルトルト「・・・」
エレン「応援するから頑張れよ!」
エレン「何かあったら俺に言えよ、アルミンに作戦考えてもらうし」
ベルトルト「君は、アニのことどう思うの?」
エレン「いいやつだと思うぞ?チーハンくれるし」
ベルトルト「恋愛感情は・・・?」
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- 12 : 2014/02/09(日) 22:12:10 :
- エレン「俺恋愛には興味ないんだ、知ってるだろ?」
エレン「俺が興味あるのは巨人だけだ」
ベルトルト「信じていいの?」
エレン「あぁ、それに」
ベルトルト「え?」
エレン「俺にはミカサが付きまとってるだろ?」
ベルトルト「うん」
エレン「他の奴と付き合ってみろ」
エレン「俺らの周りから平和は消えるぞ」
ベルトルト「ははっ、確かにそうかもね」
エレン「それがアニだったらなおさらだ」
エレン「あいつら馬が合わないみたいだしな」
ベルトルト「確かに」
エレン「俺も少し困ってたんだ」
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- 13 : 2014/02/09(日) 22:15:07 :
- ベルトルト「そっか、わかったよ」
ベルトルト「なにかあったらよろしくね」
エレン「おう!ベルトルトの平和のために頼んだ」
ベルトルト「大袈裟だよ」
エレン「そうでもないぞ」
ベルトルト「え?」
エレン「運動会のフォークダンスの時大変だったんだからな」
ベルトルト「そうだったね」
エレン「俺はアルミンと組んで回避したけど」
エレン「それも長くは持たない」
ベルトルト「そうだね」
エレン「そのうちアルミンに被害が及ぶ」
ベルトルト「僕、頑張るよ!」
エレン「その言葉が聞きたかった、じゃあな」タッタッタ
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- 14 : 2014/02/10(月) 01:01:45 :
- 僕は今屋上にいます。
なんでかって?
アニを夏祭りに誘うためさ!
なんで屋上かって?
こういうのは屋上って決まりでしょ!
アニ「ベルトルト」
ベルトルト「あ、なに?」
アニ「こっちのセリフでしょ、なんなのさ」
ベルトルト「そうだったね、えっと」
ベルトルト「あの、ア、アニってそんなに小さかったっけ?」
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- 15 : 2014/02/10(月) 01:04:24 :
- アニ「はぁ?それ言うならここじゃなくてもいいでしょ」
アニ「でも、あんたは1年で1番デカいよ」
ベルトルト「な、何そんなことわかるの」
アニ「見ればわかるよ、クリスタが1番小さい」
ベルトルト「じゃあ、アニは2番目?」
アニ「そんなに小さくないし」
アニ「で、話って?他にあるんでしょ?」
ベルトルト「う、うん」ソワソワ
アニ「なに?」
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- 16 : 2014/02/10(月) 01:07:10 :
- ベルトルト「」スーハースーハー
アニ「?」
ベルトルト「こ、こ、今度夏祭りあるじゃん!?」ドーン
アニ「!」ビクッ
アニ「あぁ、あれね」
ベルトルト「そそそれにライナーとクリスタとユミルと行くんだけどアニもどうかな?」アセダラダラ
アニ「……」ダンマリ
アニ「……夏祭りか」
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- 17 : 2014/02/10(月) 01:10:34 :
- アニ「別に……」シタヲムク
ベルトルト「そうしたの?」
アニ「な、何でもない!下見なくていいから!!」
ベルトルト「そんなこと言われると気になるなー」
アニ「下見たら絶対行かないから」
ベルトルト「見なければ行ってくれるの?」
アニ「…ごめん」
ベルトルト「」ガーン
アニ「…保留にしといてくれない…?」
アニ「あんたと行きたくないわけじゃないけど…すぐには返事できないよ」
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- 18 : 2014/02/10(月) 01:14:39 :
- ベルトルト(そうしたいけど今誘わなくちゃユミルに…)ブルブル
アニ「ど、どうしたの?震えてるよ?」
ベルトルト「ぼ、僕も待ちたいんだけど」
ベルトルト「アニが考えてくれるだけで嬉しいんだけど…」
アニ「どうしたの?」
ベルトルト「きょ、今日中に返事をもらわなくちゃいけなくて…」
アニ「」シタヲムク
ベルトルト(また下見てる何があるんだろ)チラ
ベルトルト(・・・エレン!)
ベルトルト「やっぱりか」ボソ
アニ「なにが?」
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- 19 : 2014/02/10(月) 01:17:25 :
- ベルトルト「いや、こっちの話」
ベルトルト「返事は…やっぱり…」
アニ「ごめん、やっぱりまだ…」
ベルトルト「あのさ」
アニ「えっ?」
ベルトルト「アニさえよければエレンとか4組の人誘っていいよ」
アニ「な、なんでエレンが出てくるの!?」
ベルトルト「え?」
アニ「なんでエレンが出てくるの!?」
アニ「下見た!?」ギロッ
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- 20 : 2014/02/10(月) 01:19:21 :
- ベルトルト「み、みてないよ」
アニ「じゃあ、なんで?」
ベルトルト「何年一緒にいると思ってるの?」
アニ「・・・幼稚園から」
ベルトルト「でしょ、アニは隠し事が下手だね」
アニ「べ、別にそんなんじゃ…」
アニ「夏祭り行くよ」
ベルトルト「えっ?」
アニ「エレン呼んでいいんでしょ?」
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- 21 : 2014/02/10(月) 01:22:19 :
- ベルトルト「…うん」
ベルトルト「アニがそれで喜ぶなら…僕も…うれしいよ」ショボーン
アニ「え?」
アニ(なんか悲しそうなんだけど)
ベルトルト「ぼ、僕は…」
アニ「なに…?」
ベルトルト「ご、ごめん」
アニ「謝んないでよ」
アニ「夏祭り行くからさ」
ベルトルト「うん、エレンはアニが呼ぶ?」
アニ「…うん」
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- 22 : 2014/02/10(月) 01:25:20 :
- ベルトルト「じゃあ、またね」
ベルトルト「今日はありがとう」
アニ「なんか困らせちゃったね」
ベルトルト「そんなことないよ」
ベルトルト「じゃあ、またね」スタスタ
アニ「うん」
ユミル「ベルトルさんがかわいそうなことになってるな」
アニ(まさか…ベルトルト…)
アニ(いいやつだけど、心の準備が…)
アニ(どうしたらいいかわからない)
アニ(誰かに相談しよ)スタスタ
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- 23 : 2014/02/10(月) 01:30:35 :
- ユミル「よう、アニ」
アニ「…ユミル」
ユミル「ここで何してんだ?」
アニ「ベルトルトに」
ユミル「ベルトルさん?」
アニ「夏祭りに誘われたんだけど」
ユミル「それで?」
アニ「保留にしてくれって言ったんだけど」
アニ「ベルトルト悲しそうで」
アニ「エレン誘ってもいいって言われたから」
ユミル「エレンが好きなのか?」
アニ「気になってる程度」
アニ「それで、行くって言ったら」
アニ「アニが喜ぶなら僕もうれしいって、すごく悲しそうな顔で…」
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- 24 : 2014/02/10(月) 01:33:58 :
- ユミル「で、お前はそれ見てどう思った?」
アニ「わかんない」
ユミル「それが分かんないならベルトルさんと顔を合わせるな」
アニ「え?」
ユミル「下手に優しくしてみろ、あとで奴はとっても傷つく」
アニ「で、でも距離をとるのは…」
ユミル「何でだ?ただの幼馴染だろ?」
アニ「……でも」
ユミル「なんだよ」
アニ「嫌いなわけじゃないし」
ユミル「お前ら2人してもどかしいな」
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- 25 : 2014/02/10(月) 01:41:00 :
- ユミル「別にいいじゃねぇか」
アニ「え?」
ユミル「お前はベルトルさんを大切にしたいと思ってんだよ」
ユミル「じゃなきゃ、悲しそうな顔してるなんて目に止まんないだろ」
アニ「・・・」
ユミル「正直言うとエレンを振り向かせるのは無理だぞ」
アニ「分かってるよ、あいつは巨人にしか興味ない」
アニ「だからベルトルトってのもベルトルトに失礼でしょ!?」
ユミル「ほら、お前はベルトルさんのことを背景にものを考えてる」
アニ「・・・」
ユミル「じゃあ、私は行く」
ユミル「口出しして悪かったな」スタスタ
アニ「ユミル!」
ユミル「あぁ?」
アニ「私は何をすればいい?」
ユミル「自分で考えろ!」
ユミル「お前が出した答えを応援する、じゃあな」
アニ「…うん」ウツムク
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- 26 : 2014/02/10(月) 20:43:23 :
- ある日の生徒会。
今僕は生徒会室の掃除用具入れに侵入しています。
何故かって?
ライナーからの指示でアニを知るため。
調査団の僕がアニを調査するのは簡単だと思ってた……
ん?何?ストーカーだろって?
そうかもね、でもこれは探偵のつもりでやってるし問題ないよ。
こんな調査簡単だと思ってたけど…
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- 27 : 2014/02/10(月) 20:45:36 :
- ヒッチ「あんた夏祭り行くんだって?」
ヒッチ「でもって男に誘われたって聞いたよ」フフ
アニ「ついでで誘われただけだから…」
ヒッチ「だったら異性を誘うかなー」
ヒッチ「ねぇねぇ、どんな奴なの?」
アニ「どんなって?」
ヒッチ「見た目とかさ、関係性とか!」
アニ「えーと、背が高い幼馴染だよ」
ヒッチ「顔は?」
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- 28 : 2014/02/10(月) 20:49:21 :
- アニ「普通・・・かな?」
ヒッチ「なによ、普通って」
アニ「別にイケメンでもないし、ブサイクでもないし」
ベルトルト(案外これ精神的にきついや…)
ベルトルト(アニの本音に加え、ヒッチとかいうこの意見が入って心が折れそう…)
ヒッチ「まぁ、不細工じゃないなら髪型とか変えれば雰囲気イケメンにはなれるね」
ベルトルト(案外いい子だ!普通とかつまんないとか言われると思ってた)キラキラ
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- 29 : 2014/02/10(月) 21:12:55 :
- ヒッチ「見た目が普通ならさ、性格が物を言うよね」
ヒッチ「どんな性格なの?」
ベルトルト(アニがどう思ってるか気になる!)ワクワク
アニ「大人しいというか引っ込み思案というか…」
アニ「あんまり感情も表に出ないし…」
ヒッチ「はぁ!?」
ヒッチ「なにそのつまんない男は!?」
ヒッチ「よくそんな男の誘いに乗ったね!」
ベルトルト「」ガーン
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- 30 : 2014/02/10(月) 21:15:50 :
- アニ「確かに性格はつまんないかもしれないけど優しいんだよ」
アニ「それについでなんだって!」
アニ「相手だって私に気があるわけじゃないよ!」
ベルトルト(気があるどころじゃないんだけど…)
ヒッチ「あっ、わかった」
アニ「なに?」
ヒッチ「誘った男じゃなくて、一緒に行くグループに気になるやつがいるんでしょ」
アニ「」ギクッ
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- 31 : 2014/02/10(月) 21:19:13 :
- ヒッチ「それなら納得」
ベルトルト(知ってたけど改めて知るとショック)
アニ「もう!誰しもが下心を抱いて夏祭りに行くわけじゃないから」
ヒッチ「だったら何で行くの?」
アニ「それは…」
ヒッチ「前は祭りとか興味ないって言ってたじゃん」
アニ「折角誘ってくれたし…」
ヒッチ「社交辞令で行くの!?」
ベルトルト(泣きそう…)プルプル
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- 32 : 2014/02/10(月) 21:22:23 :
- ヒッチ「わかった、4組のチーハン…」
ヒッチ「あいつなら納得だ」
アニ「何で?」
ヒッチ「あんたを誘った男と全く真逆じゃん、性格とか」
ベルトルト(やっぱり、もう無理だ)シクシク
掃除用具入れ「しくしくしくしくしくしく……」
アニ「」ビクッ
ヒッチ「開けてみる?」ヒソヒソ
アニ「…うん」
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- 33 : 2014/02/10(月) 21:25:18 :
- 掃除用具入れ「」パカッ
ベルトルト「うぅ…」ポロポロ
ベルトルト「はっ、うわぁぁぁあぁあ」ビューンッ
ヒッチ「なに今の」
アニ「今の奴に誘われたんだけど…」
ヒッチ「感情表に出しまくりじゃん」
アニ「おかしいな…」
マルロ「おかしいのはお前たちだろ!」
アニヒッチ「なんで」
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- 34 : 2014/02/10(月) 21:28:00 :
- マルロ「今の完全にストーカー行為だろ!」
ヒッチ「確かに」
マルロ「先生に行った方がいいな」
アニ「いいよ、余計なことしないで」
マルロ「しかし、手を遅れになる前に…」
アニ「いいの!あいつは優しいから、変なことはしないって!」
マルロ「そ、そうか」
マルロ「でも、何かあったら言えよ」
アニ「ありがと」
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- 35 : 2014/02/10(月) 21:30:12 :
- ヒッチ「あ、わかった」
アニ「今度はなに?」
ヒッチ「あんたあいつのこともそれなりに気に入ってるでしょ!」
アニ「な、なんで?」
ヒッチ「だって、もしチーハンが好きならさ2人で行けばいいだけだし」
ヒッチ「あいつの誘いを断るのなんて簡単でしょ」
ヒッチ「でも、断るのは躊躇したわけでしょ」
アニ「別に…」
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- 36 : 2014/02/10(月) 21:33:00 :
- ヒッチ「あんたはあいつのことも気にしてるんだよ」
ヒッチ「だからキッパリ断ることが出来なかった」
アニ「・・・」
ヒッチ「違う?」
アニ「勝手なこと言わないで!」
アニ「別にチーハンのこと好きじゃないし、あいつのことだって」
ヒッチ「そうは見えないけどなー」
アニ「もう放っといて!」
アニ「今日は帰る、あとはよろしく」スタスタ
マルロ「お、おい!まだ仕事が…」
ヒッチ「いいよ、あいつの分はあたしがやる」
マルロ「お前いいやつだな」
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- 37 : 2014/02/10(月) 21:36:22 :
アニ「あれ以来、ベルトルトのこと直視できないし」トボトボ
アニ「私はどうしたらいいんだ…」
アニ「わかんない」
クリスタ「あっ、アニじゃない」
アニ「…クリスタ」
アニ(クリスタはTHE女子って感じだし何かわかるかも)
クリスタ「何か悩みがあるなら相談に乗るよ?」
アニ「あんた調査団は?」
クリスタ「まだ少し時間あるし」
アニ「じゃあ、少しだけ話聞いてもらってもいいかな?」
クリスタ「私でいいなら!」
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- 38 : 2014/02/10(月) 21:36:41 :
- これ好き!
期待!ベルトルトも好き!
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- 39 : 2014/02/10(月) 21:43:04 :
- >>38
ありがとうございます!
期待に応えられるよう頑張ります!
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- 40 : 2014/02/10(月) 23:13:44 :
- クリスタ「なるほどね」
クリスタ「エレンのこと気になるけど、ベルトルトの優しいところとかにも惹かれてると」
アニ「…うん」
クリスタ「でも、エレンがダメだからベルトルトってのもベルトルトに失礼だからどうしたらいいかわからない」
アニ「そうなんだ」
クリスタ「分からなくもないよ」
アニ「えっ?」
-
- 41 : 2014/02/10(月) 23:17:54 :
- クリスタ「エレンは一昔前の引っ張って行く感じだよね」
クリスタ「ベルトルトはいま話題の優男だよね」
アニ「私どうしたらいいのかな」
クリスタ「うーん、私にはわかんないけどさ」
アニ「…だよね」
クリスタ「2人を同時に見れる機会を探してどっちと一緒にいたら楽しいかとか、和むかとか、気を遣わないでいられるかとかを実感してみたら?」
アニ「そうだね、夏祭りの時にでも実行するよ」
クリスタ「実行ってほどでもないと思うけど」
アニ「ううん、ありがとう」
クリスタ「じゃあ、行くね」
アニ「うん、また明日」
クリスタ「じゃーねー!」
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- 42 : 2014/02/11(火) 04:40:22 :
アニを夏祭りに誘って以来、アニは目も合わせてくれなくなった。
最近は、そんなに話していたわけでもない。
学校行事で少し話すくらい。
あいさつ程度。
別に中学に入ってからはこんな感じ。
だから、あまり気にしてはいないつもりだけど……
やっぱり誘った後だからどうしても意識してしまう。
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- 43 : 2014/02/11(火) 04:43:05 :
- ライナー「おい、ベルトルト元気ないな?」
ベルトルト「いや、そんなことないよ」
ユミル「なんかあったか?」
ベルトルト「…特には」
ベルトルト(君の所為だよ、僕は見てるだけでよかったのに)
クリスタ「何かあったら相談してね?」
ベルトルト「ありがとう、じゃあね」スタスタ
ライナー「じゃあねってお前次授業だぞ?」
ベルトルト「保健室行ってくる」
-
- 44 : 2014/02/11(火) 04:45:37 :
- ライナー「やっぱりあいつなんかあったのかな…」
ライナー「なんで俺に相談しないんだ」ションボリ
クリスタ「ベルトルトがいないから言うけどね」
ライナー「なんだ?」
クリスタ「実は、ベルトルトがアニを夏祭りに誘ったらしくて」ヒソヒソ
ライナー「何だって!?」
ライナー「俺に黙ってそんなこと…」
ライナー「相談してくれればとっておきのプランがあったのに!」
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- 45 : 2014/02/11(火) 04:50:18 :
- クリスタ「でも、エレンも誘うことでアニも行くことにしたらしくて」
ライナー「なんてこった、それじゃあんまりだ」
ライナー「親友の力になれないなんて…」
クリスタ「でも、アニもベルトルトの優しいところに惹かれてるみたいで」
ライナー「どういうことだ?」
ユミル「要はエレンとベルトルトはタイプ的に真逆なのはわかるか?」
ライナー「おう」
クリスタ「そっちもの特徴がアニにとってはツボだったんだろうね」
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- 46 : 2014/02/11(火) 04:53:47 :
- ユミル「それかアニは身近な存在過ぎて気が付いてないか」
ライナー「じゃ、じゃあベルトルトにもチャンスがあるのか!?」
クリスタ「私はベルトルトを応援しようと思ってアニにアドバイスしたんだ!」
ユミル「どんなアドバイスだ?」
クリスタ「2人を同時に見れる機会を探してどっちと一緒にいたら楽しいかとか、和むかとか、気を遣わないでいられるかとかを実感してみたら?って」
ライナー「あのさ」
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- 47 : 2014/02/11(火) 04:59:52 :
- クリスタ「なに?」
ライナー「どうしてもベルトルトには成功して欲しいんだ」
ライナー「俺は今後どうなったっていい」
ユミクリ「・・・」
ライナー「ユミルに先に言われる前に言っておく、別に休日をクリスタと過ごしたいわけじゃない」
ライナー「ベルトルトにいい結果が出るように協力してくれないか?」
クリスタ「いいよ、ライナーって友達思いだね!」ニコッ
ライナー「そ、それほどでも//」
ユミル「お前絶対休日にクリスタと遊びたいだけだろ」
クリスタ「?そういうこと言っちゃダメでしょ!」プンスカ
ユミル「悪いかった」
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- 48 : 2014/02/11(火) 05:04:11 :
- クリスタ「じゃあ、今週の土曜日に作戦会議しよう?」
ライナー「恩に着る!」
クリスタ「そ、そこまで改まらないで!」アタフタ
ライナー「あ、あぁ」
クリスタ「場所はどーする?」
ライナー「ベルトルトの家にしよう」
ユミル「何でだ?」
ライナー「あいつのことだ、他の場所だと帰る可能性がある」
ユミル「確かに」
クリスタ「じゃあ、決まりね」
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- 49 : 2014/02/11(火) 05:07:12 :
- クリスタ「アニは呼ぶ?」
ユミル「呼ぶわけないだろ!」
ユミル「なんでベルトルさんの成功を祈る為の作戦会議にアニを呼ぶんだよ!」
クリスタ「えっ?」
ユミル「アニがどーするかじゃないんだよ」
ユミル「ベルトルさんがどんな行動をすればいいかを考えるんだから」
クリスタ「そ、そうだよね」フフ
ライナー(ものすごく天然?)
ライナー「結婚したい」
ユミル「あぁ!?」
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- 50 : 2014/02/11(火) 05:08:29 :
- ライナー「い、いやなんでもない」
ライナー「兎に角、よろしく」
ユミクリ「任せろ(て)!」
ライナー「じゃあ、授業行こう」
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- 51 : 2014/02/11(火) 05:21:10 :
- ライナー「じゃあ、ベルトルトに伝えとくな」
クリスタ「うん!」
ユミル「わかった」
アニ「ねぇ、あんた達」チョイチョイ
ライナー「ん、なんだ?」
アニ「ベルトルトは?」
ライナー「べべべベルトルトなら」
クリスタ「保健室に行ったよ」
アニ「体調悪いの?」
ライナー「らしい」
-
- 52 : 2014/02/11(火) 05:23:33 :
- アニ「あんたも気を付けなよ」
ライナー「俺が?」
アニ「噛みまくってるけど体調悪いんじゃないの?」
ライナー「いや問題ない」
ユミル「で、ベルトルさんになんか用か?」
アニ「一応エレンを誘ったって言おうと思った」
ユミル「ばかっ!いちいち言わなくていいから!」
アニ「そうなの?」
クリスタ「私たちが把握してれば問題ないし!」
アニ「?そうだね」
-
- 53 : 2014/02/11(火) 05:26:32 :
保健室から追い出された。
まぁ、熱もなくて体調だって悪いわけじゃないし当然か。
仮病はバレるもんだね。
仕方ない教室に戻るか…
アニの顔見るの辛いしなー。
でも、仕方ない。
-
- 54 : 2014/02/11(火) 05:41:21 :
- アニ「そっか、そうだね」
ライナー「お、おう、そうだぞ」
アニ「じゃあ、ベルトルトによろしく」
ベルトルト「ただいま」
アニ「あっ、あんた体調…大丈夫…」
ベルトルト「あー、うん」
ベルトルト「仮病だから」
ベルトルト(あれ以来初めて話した!)
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- 55 : 2014/02/11(火) 05:43:59 :
- アニ「あんたもそーゆーことするんだね」フフ
ベルトルト「まぁ、気分がのってないこともあるんだよ」
アニ「そう、じゃあ、気分がのってないみたいだし」
アニ「またあとで…ね?」
ベルトルト「気を遣わせてごめんね」
アニ「誰にでもそういう時もあるよ」
ベルトルト「…うん」
アニ「じゃあね」スタスタ
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- 56 : 2014/02/11(火) 05:48:51 :
- クリスタ「どうしたの?ベルトルト」
ユミル「折角アニが話しかけてくれたのに」
ライナー「あんなんじゃダメだろ!」
ベルトルト「分かってるよ!そんなこと!」
シーン ピタッ
アニ(ベルトルトが大きい声出してる)
ベルトルト「あ、ごめん」シュン
ベルトルト「みんなが僕のことを思って言ってくれてるのは痛いほどわかるよ」
-
- 57 : 2014/02/11(火) 05:53:53 :
- ベルトルト「でも、今は何だか自分が分からないんだよ」
ベルトルト「僕は何をしたいのか」
ベルトルト「何をすればいいのか」
クリスタ「そんなの少しずつ考えて行こうよ、ね?」
ベルトルト「……ありがとう」
アニ(ベルトルトも似たような気持ちなんだ…)
ベルトルト「大きい声出してごめん」
ライナー「ベルトルト、落ち着くまで屋上でも行かないか?」
ベルトルト「そうだね」
クリスタ「私たちも行こうよ」
ユミル「今は祭りの話はするなよ」ヒソヒソ
クリスタ「分かってるよ」
-
- 58 : 2014/02/11(火) 06:02:06 :
- 今、僕たちは屋上にいる。
みんなを巻き添えに先生に怒られるのか。
なんか悪いな。
ベルトルト「みんな戻っていいよ?」
ベルトルト「僕の所為で怒られるのは悪いし」
クリスタ「ベルトルトが戻るなら戻るよ?」
ライナー「今のお前は何しでかすかわからないからな」
ユミル「言えてるな」
ベルトルト「分かったよ、戻ろう」
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- 59 : 2014/02/11(火) 06:03:42 :
それから数日後、何故かこの3人は僕の家にいる。
別に家にいるのは問題ないんだけど、
なんで僕以外ベッドの上なの?
おかしくない?
どー考えてもおかしいでしょ!
訴えたい、でも誰に・・・
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- 60 : 2014/02/11(火) 06:55:49 :
- ライナー「ベルトルト、アニを祭りに誘いたいらしいな…」
ライナー「むしろ、もー誘ったらしいな」
ベルトルト「…うん」
ライナー「俺に黙ってそんなこと…」
ベルトルト「え?」
ベルトルト(気づいてたの?)
ライナー「俺はな、お前とアニのことを一番近くで見てきた」
ライナー「お前もアニを近くで見てきたな」
ベルトルト「うん」
ライナー「でも俺は客観視してたんだぞ!なんで相談しなかった!」
ベルトルト「えっと、それは…」
-
- 61 : 2014/02/11(火) 06:59:35 :
- ベルトルト「深い意味は…ないよ」
ユミル「今更ごまかせないぞ」
ライナー「俺はそんなに頼りないか…?」
ライナー「俺はずっと前からお前とアニのデートプランを考えていたんだぞ!?」ジャジャーン
ベルトルト(気づいてるどころじゃない…)
ベルトルト「なな、なんで知ってたの!?」
ライナー「あんだけチラ見してれば誰だってわかる」
ライナー「クラスのみんなが知ってるんじゃないか?」
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- 62 : 2014/02/11(火) 07:03:29 :
- ベルトルト「そ、そんなことないよね!?クリスタ!」
クリスタ「クラスの女の子の中で噂になってたみたいだよ…」
ユミル「ベルトルさん高身長で人気あるしな」
ベルトルト「え、そうなの//」テレテレ
クリスタ「照れてる場合じゃないでしょ」パチン
ベルトルト「イタッ、そうだった」
ユミル「ハッキリ言うぞ?」
ベルトルト「えっ?」
ユミル「アニも気づいてるぞ」
ベルトルト「うわぁぁぁああぁあ!!!」
-
- 63 : 2014/02/11(火) 07:07:05 :
- ベルトルト「最悪だ!チラ見がバレるなんて!!!」
クリスタ「見てることはバレてないと思うよ?」
ベルトルト「ホントに!?」
ユミル「お前の悲しそうな顔でもしかしたらって思ったらしい」
ベルトルト「そんな情けない知られ方なんてもう死にたいよ!!!」
ライナー「まぁ、落ち着けよベルトルト」
ライナー「俺の考えた最強デートプランを実行すればアニと付き合うことだっt」
ベルトルト「無理だよ!ライナー」
-
- 64 : 2014/02/11(火) 07:11:54 :
- ライナー「え……」
ユミクリ「……」
ベルトルト「確かに僕がアニを誘ったのは動かぬ事実だ」
ベルトルト「でも、アニはエレンを誘うことで来てくれることになった」
ベルトルト「って、ことは100%エレンと祭りを楽しみたいんだよ!!」
クリスタ「ベルトルト……」
クリスタ「なに弱気になってるのよ」ブアチイイイン
ベルトルト「うっ」
ベルトルト「えっ……」ナミダメ
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- 65 : 2014/02/11(火) 07:17:09 :
- クリスタ「ベルトルトのアニを想う気持ちはそんなもんなの!?」
クリスタ「ベルトルトは乙女心を全く理解してないよ!」
ベルトルト「・・・え?」
クリスタ「女の子は少なからず相手の気持ちを知る前と知った後じゃ相手に対する気持ちは変わるの!」
ベルトルト「でも、アニはエレンを…」
クリスタ「確かにそうかもしれないけど」
クリスタ「アニはベルトルトのこと心配してくれたじゃない!」
クリスタ「それにアニがエレンを気に入っててもベルトルトが諦める理由はどこにもないでしょ!?」
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- 66 : 2014/02/11(火) 07:20:10 :
- ベルトルト「で、でも……」
クリスタ「でもじゃなぁい!!」
クリスタ「両想いになれなんて無責任なことを言うつもりはないよ」
クリスタ「でもアニがエレンを気になるずっとずっと前からアニのこと好きだったんでしょ!?」
クリスタ「だったら、悟られるんじゃなくてしっかり思いを伝えようよ!」
クリスタ「形はともあれ折角お祭りに一緒に行けるんだし」
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- 67 : 2014/02/11(火) 07:24:27 :
- クリスタ「ベルトルトが気持ちよく思いを伝えられるように私たち応援するから!」
ライナー「俺も言わなかったが昔からお前がアニに対する気持ちは知ってた」
ライナー「アニはあんな感じの性格だから好きなやつとかいないだろうから行動に移さなかったが今回は違うだろ」
ライナー「お前には頑張ってほしいんだ」
ユミル「私もこんないのことは責任感じてるし、力になれればいいんだけど…」
ベルトルト(アニと祭り…やっぱり魅力的だ)カタカタ
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- 68 : 2014/02/11(火) 07:28:12 :
- クリスタ(震えてる…)
ライナー(困惑してるな)
ユミル(ホントに悪いことしたなー)
ベルトルト「みんな……」
ベルトルト「僕頑張ってみる!!」
クリスタ「やったぁ!」
ライナー「決まりだな!」
ユミル「応援するぜ」
クリスタ「じゃあ、ライナー早速デートプラン見せて?」ワクワク
ライナー「あぁ、いいぞ」バサッ
ライナー「ホラ、ベルトルトも見ろ」
ベルトルト「うん!」
-
- 69 : 2014/02/11(火) 07:28:31 :
つづく。
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- 70 : 2014/02/11(火) 16:29:46 :
- 続きが気になるううううううううう。
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- 71 : 2014/02/22(土) 12:05:27 :
- な、なにこれ、、、
すげーーー!!!面白いジャン↑!
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- 72 : 2014/02/22(土) 12:28:37 :
- 機体気体期待
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- 73 : 2014/12/04(木) 07:29:14 :
- ベルトルト可愛すぎる!
最終的にはベルアニになってほしい…!
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