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Fate/if番外編

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  1. 1 : : 2021/10/16(土) 23:00:15
    ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


    ゴゴゴゴゴゴ




    ピピピッ



    「藤丸くん!マシュ!大変だ!早くその特異点から離脱してくれ!」





    「今までとは違う…!早く離脱しないと藤丸くん達は時空の歪みに閉じ込められてしまう!」








    「もちろん!衛宮さん達も同じだ!早く離脱して!」








    「くそ…ッ!慌ただしいな!」







    ズズズズ






    「あんたら!こっちに来い!世界樹の下まで送ってやる!さぁ!」








    「そんなことが出来るのか!?」







    「あぁ!俺の時空魔法を使えばな!早く!」







    「みんな!こっちに!」






    「衛宮さん、僕達はここでお別れです」







    「藤丸!?何を…!」






    「僕達はここからカルデアに戻ります」






    「なるほど…!わかった…!短い間だったが…ありがとう!何度も救われた!」
    ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――






    ズズズズズ





  2. 2 : : 2022/02/13(日) 22:55:23
    先輩…先輩…ッ!





    「は…ッ!」パチッ






    ゴゴゴゴゴゴゴゴ






    「ここ…は…」







    「君は…!行くぞ!ここから脱出だ!」








    「先輩…?先輩なんですか!?」







    「…いいや…俺は…君の先輩じゃ…」








    「そう…ですよね…先輩は私の…せいで…」




    ズズズズズズズズズズズズ



    「急げ!ここももうもたん!」






    「はい!行くぞ!サクラ!」






    「で……でも…先輩が…ッ」







    「エミヤは…最後に君に自分の気持ちを伝えられて幸せだったと思うよ…だから…君は…サクラはエミヤの気持ちを裏切らないように…ッ!精一杯生きるべきだ!さぁ!こっちへ!」








    「ッッッ…はい…ッ!」






    「さようなら…先輩…ありがとう…ございます…先…輩…」







    ズズズズズズズズズ








    ゴゴゴゴゴゴゴゴ






    「到着だ!ここまで来たらお前らは無事に帰れる筈だ」






    「…ありがとう…あなた達に何度も助けられました…本当に…ありがとう…」







    「ふ…礼はいらねぇ…とっとと行きな!」








    「えぇ」スタスタ






    スタスタ







    ズズズズズズ






    パァァァァァ






    「世界樹が…消えて…いく…」







    「あぁ、今回の仕事を全うしたからな…だが、世界樹には本来あるべき場所に戻り…この世界の調和を保つ為の仕事がまだ残ってる」








    「全く…ブラックだぜ…ところで…嬢ちゃんは一体これからどうするつもりだ?」








    「そう…ですね…まずは…世界を知ること…からですかね…私が起こしてしまった惨劇の現場を…世界を見て…罪を償おうかな…って」







    「あぁ…そうかい…そりゃ…いい心がけだ…」




    タッタッタッタッタッ




    「桜!?桜なのね!?」








    「この声…は…姉…さん…」








    「良かった…ッ…無事に帰ってきて…ッ!」







    「ごめ…ん…なさい…ごめんなさい…私のせいで…世界が…先輩…が…」







    「えぇ…知ってる…だから…あなたの罪を私も半分背負うわ…だから…行きましょう…?」スッ







    「姉さん…はい…」スッ







    ギュッ





    スタスタスタスタ





    「………」




    ズズズ


    「良かったの?」






    「何がだよ…」






    「桜に声をかけなくて…ねぇ…間桐慎二…」







    「僕が出る幕じゃないだろう?それに…僕は桜に恨まれてるからな…」








    「本当は謝りたかったんじゃないの?」







    「そうだな…あぁ…僕は…桜に謝りたかった…だけど…それは僕も罪を償ってからにする…そして…謝れた時には…良いお兄ちゃんとして居れたらいいな…」








    「…そう」






    ズズズ






    ────────────────────────


    ────7years-ago





    あの世界の運命を変える戦いが起きてから7年の月日が経ちました…
    あれから私は姉さんと一緒に世界を見て回りました…私が起こしてしまった惨劇をこの目で見て…そして罪を償う為に…
    そして5年かけてようやく世界を見て回り終え…罪の償い方を見つけ…2年の間に色んな人と出会い…話をして…そして…





    ようやく…許しが…もらえた…ような気がします







    「桜ー?起きてるの?」スタスタ






    「起きてますよ、姉さん」






    そして私と姉さんは辛うじて残っていた日本の山奥でひっそりと2人で暮らしています




    先輩…見ていますか?これで…いいんですか?




    できることなら…先輩にもこの景色を見て欲しかった…世界はようやく秩序を取り戻しつつあります…以外にも生き残っていた人は多いようで、各国の首脳陣は全滅したようですが…サポートに回っていた方々が生き残っていたおかげで各国の連絡網が整備され…そして復興してきています





    日本も…冬木を除いては復興作業が進んできています




    冬木の街はというと…あの戦いでとてつもなく大きな穴が空いてしまい…もう街としては機能できなくなってしまいました
  3. 3 : : 2022/02/13(日) 23:00:17
    ですが…その近くには冬木での戦いの英雄…衛宮士郎の石碑が建てられています




    先輩…今…どこにいるんですか…?




    「先輩…」





    「桜ー、行くわよ〜?」






    「あ、はーい!」







    私は…私達は今日も復興作業に向かいます
    贖罪の為に…いえ…この日本の…明日に向かって…







    ────────────────────────





    ザッザッザッ





    「桜…帰って…来たぞ…」スタスタ






    「罪を…償って…それから…色んな世界を見て回ったよ…」



    ドサッ




    「………」スースー



    ────────────────────────







    「?」クルッ






    「桜?どうかした?」







    「いえ…何でも…」






    [完]





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tottokoyoutarou

ガンダム好きの変態

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