彼の望む未来の形 ~壱度目の逆行(憧れ)~
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- 1 : 2014/01/29(水) 17:56:44 :
- もうひとつのssで案が出なくなったらこっち更新する形でいきます。
なので更新頻度はとても遅いのでよろしくお願いします。
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- 2 : 2014/01/29(水) 20:38:24 :
- ~第零章~
第零話「無」
世界はあっという間に無に還った。
結局、ゼーレの思惑通り人類補完計画という仮の名前を持ったサードインパクトは起きてしまった。
いや、起こされてしまった。というべきだろうか。
人々の心の壁、そして自我は取り払われ、LCLへと還元された。
ゼーレの計画...それは人々をLCLへ還元し、その魂を全ての母、リリスへと集結させ一つの完全な生命体として作り上げるはずだった。
...そう、はずだったのだ。
しかし、儀式の中心となり、一時的に神にも等しい存在へと成った少年、碇シンジによってそれは叶わずに終わった。
拒絶したのだ。
そして世界は一瞬の間に、オレンジ色の液体で埋めつくされる。
本来、生が存在してはならないはずのその世界で、唯一残された碇シンジと残りごく僅かな生が、今、目を覚まそうとしていた。
少年は、何を思うだろうか?
...そのオレンジ色に染まった世界を見て。
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- 3 : 2014/01/30(木) 23:10:02 :
- 期待!!
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- 4 : 2014/02/01(土) 13:26:35 :
- ~第壱章~
第壱話「目覚め、思いと願い」
「...ここは?」
彼は目を覚ました。
そしてそのまま自分のいる場所を理解しようと周りを見渡す。
が、あたりは一面オレンジ色の液体で満たされている。
普通の人間なら驚くだろう。
だが彼は違う。
「...エヴァか」
正確には初号機のエントリープラグの中に彼はいた。
微妙に浮かせていた腰をまた落とす。
「....プラグイジェクト」
その言葉とは少し遅れて、ガコンという機械的な音とともに後ろ向きの力を感じる。
しかし途中で動きが鈍くなったように感じると途中でプラグは止まってしまった。
再び静寂が訪れる。
「...電源」
彼は呟く。
そして操縦席から再び腰を浮かし、ハッチへと向かう。
「それにしても僕は何をしていたんだろう...?」
彼は一つの疑問を思い浮かべる。
既に彼の中ではあの出来事は無理矢理にも忘れられているらしい。
しかし事実から、そして現実から逃れることなどできない。
ハッチにたどり着きハッチをあける。
プラグから顔を出したところで動きが一瞬止まる。
そして叫び声がこだまする。
「うわぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
彼の視線の先には、リリスであったもの、その残骸が無惨にも、しかし原型を留めながら存在していた。
苦しみをまだまだ味わうことを、彼は知らなかった。
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- 5 : 2014/02/02(日) 10:27:56 :
「ハァ...ハァ...ハァ......」
思い出した。
アスカが白いエヴァに負けて弐号機がぐちゃぐちゃになったのを思い出した。
エヴァの中でみた光景を思い出した。
綾波を思い出した。
自分のためにその命を投げうったミサトを思い出した。
みんな、全て思い出した。
そして彼は思う。
...もうみんないなくなってしまった。と。
彼の視界に映るのは綾波に似た何かと、横たわるアスカだけ。
...え?
...アスカ?
「...アスカ!」
シンジは彼女のもとへと走り寄る。
嬉しかった。
一人だと思っていたこの世界にいた。
ただ一人の戦友、友人の存在が。
「アスカ!!」
彼は再度叫ぶ。
彼女は横たわっていた。
LCLの波打ち際で。
そして彼は彼女の顔を覗きこむ。
彼女は生きていた。
しかしその目からは光が失われていた。
それをみた彼は一瞬硬直した後、先程の喜びが消えた顔でゆっくりと動き始めた。
その動きに彼の意思は伴っていなかった。
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- 6 : 2014/02/02(日) 16:06:43 :
- シンジは自分がしていることを理解できなかった。
いや、驚愕していた。
流れるような動きでごく自然と絞めていた。
アスカの首を。
...止めろ!
しかし彼の意思に反して絞める力は徐々に強くなっていく。
「気持ち悪い」
手の動きが止まる。
シンジは最初、自分が言ったのかと思ったが違う。
では誰だ?
答えは簡単だ。
目の前の少女だ。
シンジは今、自らの手で死に葬ろうとしていた少女に焦点を合わせる。
変わらない、光のない瞳。
それは彼を見つめていた。
まるで拒絶し、軽蔑するような瞳。
「うわぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
彼は咄嗟に遠退いた。
運動していなかったせいだろうか。
彼は砂浜に足を取られ、転ぶ。
そして振り向く。
無意識に。
先程までいた少女はもういなくなっていた。
来ていたプラグスーツを残して。
波が引いていく。
そして少女は生を捨て、無に還ることを選んだ。
再び、いや、本当にシンジは独りになってしまった。
彼は泣けなかった。
なにも感じない訳ではない。
考えるのが辛かった。
何よりも、現実から逃れたかった。
そして帰りたかった。
過去へと。
あの頃へと。
突然彼の意識は薄れ始める。
その中で彼は、誰かの声を聞いたような気がした。
「碇君...また後で...」
「シンジ君...次こそは...」
そこで、彼の意識は途切れた。
そして時を遡る。
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- 7 : 2014/02/02(日) 18:08:16 :
- すいません。
受検あるので更新控えたい...のですが、もし見てくださってる方がいらっしゃるなら少しずつですが更新続けようと思います。
もしいないのであれば少し控えさせていただきます。
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- 8 : 2014/02/16(日) 14:01:31 :
- 頑張れ、見てるよ
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- 9 : 2014/03/08(土) 19:12:07 :
- 期待だよ
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- 10 : 2014/03/08(土) 19:12:29 :
- エヴァ好きだし、まごころを君にも見たし面白いよ
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- 11 : 2014/03/28(金) 14:45:42 :
- まってます
期待
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- 12 : 2014/04/15(火) 17:42:12 :
- 放置していてすいません!
数話書いてみてまだ見てくださるかたがもしいらっしゃれば続けます
ほんとすいません
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- 13 : 2014/04/15(火) 19:23:16 :
- ~第壱章~
第壱話「再び」
心地の良い揺れとともに彼は目覚めた。
一瞬彼は自分が何処にいるのかわからなかった。
どうやら知らぬ間に深い眠りに落ちてしまっていたようだ。
まだ重い瞼を無理矢理動かし、周囲を見渡す。
そこは電車の中だった。
「なんで… 電車なんか動いているはずが…」
そこで口をつぐんだ。
そうだ、帰って来たのだった。
理由は分からないがこれは夢なんかではないだろうとシンジは直感的に察していた。
そして無意識にポケットのなかに入れていた左手に違和感を覚えた。
「これって…」
恐る恐る左手をポケットからだし、その手を開いていく。
乱暴な筆跡で自分に当てて書かれた手紙、父からの最初で最後の手紙があった。
「変えてみせる… そして、救ってみせる!!!」
彼は小さく、しかし力強い声でそう発し、手紙をポケットに突っ込んだ。
この時、碇シンジという名の帰還者の戦いが始まった。
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- 14 : 2014/04/16(水) 08:33:27 :
- アナウンスが流れ、電車は停止する。
まだ待ち合わせの場所まではついていない。
シンジは電車を降り、ホームへ足を降ろした。
何故か他に人はいない。
みんなシェルターへ避難してしまったようだ。
「...はぁ」
思いため息とともに彼は待ち合わせの場所まで歩いていく。
連絡さえとれればいいのだがあいにく携帯電話を持たせてもらってはいなかった。
「ミサトさんに迎えに来てもらうしかないかな...」
そして彼は待ち合わせの場所に向かう途中、公衆電話を探し、歩き出した。
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- 15 : 2014/04/16(水) 17:25:32 :
- 『只今、回線が込み合っておりますので少々お待ちください』
「やっぱり駄目か...」
彼は電話をかけたが繋がらないので諦めて公衆電話を後にする。
そもそもこの非常事態だ。
家族の安否などで電話の回線が込み合うのは仕方のないことだろう。
取り敢えず待ち合わせの場所に向かうしかないと思ったシンジは繋がらない公衆電話に背を向ける。
「...綾波!!」
彼の視線の先には制服を来た、薄い青色の髪と瞳を持つ一人の少女が立っていた。
彼は勿論わかっていたが、それでも再び彼女と出会えたことに感情が高ぶり、無意識のうちにそう声を出していた。
「綾波!!」
再びそう言い、彼女のもとへと歩みだそうとした。
だがその瞬間、彼は自らの頭上を高速で飛行していった戦闘機の轟音に気をとられ、自分のいる状況を再認識した。
「もしかして...」
そう呟き戦闘機の標的となっているであろう場所へと目を向ける。
「第参使徒...」
そこには戦闘機を次々に打ち落としていく第参使徒の姿があった。
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- 16 : 2014/04/16(水) 21:33:37 :
- 少年はただただ呆然と、神からの使者である使徒の姿に釘づになっていた。
何故だろうか。
体がまるで自分のものではないような、そんな感じがした。
何故だろうか。
あの怪物から、旧友でありながら自らの手で殺した 渚カヲル とにたような雰囲気がした。
体が自然と使徒のほうへと動く。
その時、突然意識がハッキリとし、さっきのような不思議な感じはなくなる。
「...今のはなんだったん......うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
彼の瞳には、自分にめがけて一直線に落ちてくる一つの戦闘機の姿が映っていた。
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- 17 : 2014/04/16(水) 21:45:53 :
- 頑張って下さい!期待してます!
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- 18 : 2014/04/16(水) 21:50:43 :
- 思わず、本能的に後ろへ飛び退く。
と、同時に彼の目の前には戦闘機の姿ではなく、青色のルノーがあった。
そして運転席の扉ら開く音とともに、
「君! 早く乗って!」
という女性の声が聞こえた。
彼は暫し間を置き、すぐにその指示に従う。
それとともに青色のルノーは猛スピードでその場を去った。
「あなたが碇シンジ君ね?」
青色のルノーを運転する彼女は前方から目をそらさずにそう口にした。
しかし彼からの返答はない。
不思議に思った彼女は助手席に乗っている彼に目を向ける。
「...もしかしてシンジ君? 貴方泣いてるの?」
「...え...あれ?」
彼は驚いた。
いつの間にか己の頬を一筋の涙が伝っていたのだ。
「もしかしてシンジ君、怖かったのかな~?」
そんな彼に対して彼女は笑みを浮かべながらそう言う。
シンジは慌てて首を横にふった。
「ち、違いますよ! そんなわけあるはずないじゃないですか!」
「冗談よシンジ君。 私は葛城ミサト。 宜しくね」
「ミサトさん...また...」
彼はまた会えたミサトに対して涙が止まらなかった。
自分のために最期を迎えるまで自分をケイジまで命懸けで送り届けてくれた彼女。
そして自分のせいで死んでしまった。
「あら? もう名前で呼ぶの? 結構やるわね~♪」
「あ...ごめんなさい」
「いいのよ♪ さ、世間話もここまでにしておいてちょっち急ぐわよ~♪」
陽気な声とともにエンジンが唸り声を上げ、青色のルノーは葛城ミサトと碇シンジ、そして彼の固い決意と意思を乗せて颯爽と走り去った。
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- 19 : 2014/04/17(木) 22:55:35 :
- 第弐話 「再開、そして決意」
青色のルノーは猛スピードで無人の街の中を走り抜けていく。
もしこの非常時でなければ既に捕まっていただろう。
......もうこの運転にも馴れてるや
そんなことを思い、一人笑うシンジにミサトは声をかける。
「そういえばシンジ君。 お父さんから手紙貰ってない?」
「これですよね?」
シンジから手紙を受け取ったミサトはその手紙に一瞥をくれると、鞄の中にその手紙をしまって一枚のカード、そして薄めで表紙に極秘と書かれている書類を取り出した。
「これ、読んでおいて」
「はい」
と、いいながらも彼はページを数枚めくり、その書類を閉じる。
前回は必死になって読んだけど、この資料にはエヴァのことは愚か、ネルフの本質的なことに関しては一切書かれていなかったからだ。
......あの頃は馬鹿だったよな...僕は。
そんなことを思いながら一人でクスリと笑う。
ミサトはその彼の様子を見て不思議に思ったが特に何も聞きはしなかった。
シンジを迎えにくる前に、予め彼について少し調べておいたのだ。
内気で気弱な少年。
特に得意なこともなければこれが目立って不得意だというようなこともない。
成績も至って普通。
最近の平凡な少年。
ミサトが調べた結果はこのような内容だ。
このようなタイプの少年は傷つきやすく、そして壊れてしまいやすい。
ミサトはそう思っていた。
だからあえて深追いしなかったのだ。
「え...?」
後ろを向きながら彼が発したその声に反応し、スピードを緩めて後ろを向く。
「心配しなくて大丈夫よ。 最後に出てきたのは味方だから」
「え...あ、はい」
どうやらミサトは勘違いをしているようだ。
シンジは勿論初号機が出てくることは知っていた。
しかし疑問に思ったのは初号機である。
何故だろうか。
前回よりも明らかに強くなっている。
決して優勢とは言えないが、それは確実に使徒の侵攻を遅らせていた。
そして前回よりも遅く、初号機は回収される。
さらに戦闘機の多くが使徒の周囲から離れていく。
シンジは自然と口を開く。
「もしかして....N2?」
その声に反応したミサトはアクセルを思いっきり踏み込む。
「ちょっちスピードあげるわよ!!!」
青色のルノーは信じられないようなスピードでネルフ本部への入り口へと走り込む。
そしてその入り口の扉が閉まった瞬間、外は閃光に包まれた。
今回は青色のルノーは無傷で済んだようだ。
そして青色のルノーはレールの上をゆっくりと、ネルフ本部に向かって移動し始める。
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- 20 : 2014/04/18(金) 07:33:54 :
- 期待
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- 21 : 2014/04/18(金) 08:28:59 :
- ルノーを乗せたレールは、広大な空間の中をまだ遥か下の方に見える地表に向かって自動で進んでいく。
「ここがジオ・フロントよ」
ミサトはある程度の事を少し前にシンジに話していた。
此処が使徒迎撃のために設立された極秘組織のネルフであること。 使徒は人類の敵であること。 そして彼の父親がここネルフの総司令であることなどの、ごく簡単な説明をした。
その時もシンジの反応はとても薄いものだったが、それも仕方のないことだろうとミサトは考えていた。
百人が百人いて同じ反応はするはずがない。
中にはパニックになる人もいるかもしれないし、あるいは興味を示さない人もいるはずだ。
そして今、ジオ・フロントの光景を見たシンジの反応にミサトは違和感を覚える。
「はい」
シンジはそれだけ言い、口をつぐんでしまった。
いくらなんでも地下に存在するこの広大な空間と、天井から生えた無数のビルやマンション、そして眼下に見えるピラミッド型のネルフ本部や人工の樹林をみて、「はい」の二言で済むだろうか。
しかもこの少年は中学生だ。
この普段見ないような光景を、「はい」で済ますのだろうか。
ミサトには一人心当たりがある。
レイだ。
綾波レイ。
彼女も反応はほぼ皆無に等しい。
不思議に思いながらもミサトはピラミッド型のネルフ本部に着いたことでその疑問を頭から振り払った。
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- 22 : 2014/04/18(金) 10:54:01 :
- 青色のルノーは建物へと入り、停止する。
そして二人は車から降りる。
歩き出す。
勿論ミサトの少し後ろをシンジがついていく。
そして本部の通路を少し進むんでいるうちにミサトはいつの間にか一人の足音しか聞こえないことに気がついた。
慌てて後ろを振り向く。 が、そこにシンジの姿はなかった。
自分と反対の通路に行ったのだろうか、かなり距離の離れた曲がり角を曲がるシンジの後ろ姿がミサトの瞳に映り込む。
「ちょ! シンジ君!?」
慌てて来た道を戻りシンジが曲がったであろう道を曲がる。
しかし既にそこにシンジの姿はなかった。
「......ど、どういうことよ」
シンジの不可解な行動と一人残された感覚から、ミサトは大きな溜め息をついた。
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- 23 : 2014/04/18(金) 13:25:40 :
- シンジは歩きながらずっと考え事をしていた。
「そういやどうやって倒したんだっけ?」
そうである。
前回は初号機に搭乗し、使徒に捕まって頭部を攻撃された。
そこまでは覚えている。
しかし気がついたときにはもう目の前には真っ白で無機質な天井が広がっていた。
結局どうやって倒したのかわからないのだ。
「ミサトはどうしたの?」
その声でふと我にかえる。 顔を上げるとそこには長い金髪と白衣の女性が立っていた。
「あ、え、リツコさん!? なんでここに!?」
リツコは一瞬驚きの表情を浮かべ、再度シンジに話しかける。
「...何故貴方は私の名前を知っているのかしら?」
あ。 しまった。
シンジは顔から血の気が引いていくのを感じた。
「あ、あのー... ミサトさんから! ミサトさんから聞きました!」
苦渋の言い訳
「へぇ...そうなの。 ところでミサトはどこかしら?」
「あ、あれ? えーっと... おかしいな」
「...もしかして貴方、一人できたの?」
「え、えぇ...っと? ま、まさかそんなこと...ねぇ」
まずい。 実にまずい。
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- 24 : 2014/04/18(金) 19:28:45 :
- いつの間にかミサトと離れてしまったらしい。
考え事をしていたせいか此処につくまで気が付かなかったことようだ。
それにシンジはネルフ本部の道はほぼ知り尽くしている。
約1年近くもいたのだから当然だろう。
少なくとも今のミサトよりは詳しいはずだ。
「ええっとぉ…ミ、ミサトさんと離れてから案内板を見てここまで来ました!」
「本当に?」
ああそうですかとはならないだろう。 明らかに挙動不審だし、不自然な点が多すぎる。
「ほ、本当ですってば…」
「信じろというのは難しいわ」
「い、いやぁでも… はい…」
暫し静寂がその場を支配する。 そしてそれはリツコのため息によって破られた。
「まぁ、そういうことにしておいてあげるわ」
「そういわれましても…」
リツコは返答はせずに携帯電話を取り出し、電話をかける。
「誰かは知らないけど後でかけ直す…」
「葛城一尉?」
「げ、リ、リツコ!? どうしたのよ!! こっちは忙しいんだから!」
「シンジ君でも見失ったんでしょ?」
「そ、そんな訳…」
「彼ならもう私の横にいるわ」
「え!? なんでよ!」
「それよりも葛城一尉? 早くこないと給料ダウンの危機よ」
「ま、マジ!?」
「今技術部の一人を向かわせたから待ってて頂戴」
それだけ言うと、返事を待たずに電話を切った。
「シンジ君。 此処でミサトが来るまで待つけどいいかしら?」
「は、はぁ…」
「あと自己紹介はまだだったわね。 私は特務機関NERV技術開発部技術局第一課所属の赤木リツコよ」
「は、はい」
「まぁ知ってるだろうから意味ないんでしょうけどね」
「は、はぁ…」
そして再び長い静寂が訪れる。
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- 25 : 2014/04/19(土) 15:38:01 :
- 期待!
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- 26 : 2014/04/19(土) 18:54:45 :
- 「ちょっと!!! なんで私から勝手に離れたの!?」
ミサトは合流するなり大声で叫ぶ。
リツコは一瞬顔をしかめたが、直ぐに返答する。
「その事はあとで話し合いましょう。 それよりも今は時間がないの。 誰かさんが迷ったせいでね」
「うっ... わ、悪かったわよ」
「わかったなら早く移動しましょう。 シンジ君、ミサト、付いてきて」
「はい」
「ちょ、ちょっと! なんで私までついてこいなんて言われなくちゃ...」
「...次迷子になられたら困るのよ...本当に」
ミサトは明らかに凹んでいるようだ。
「まぁシンジ君ならついてこいなんて言わなくても一人で行けるのでしょうけどね」
「い、いやいや... 無理に決まってますよ...」
どうやらシンジは完全に疑われているようだ。
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- 27 : 2014/05/12(月) 06:47:03 :
- すいません。
テスト期間中ですので更新出来ません。
恐らく再来週あたりから更新ができると思います。
ほんとにすいませんorz
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- 28 : 2014/05/12(月) 14:37:09 :
- 頑張って下さい!!
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- 29 : 2014/11/11(火) 23:57:59 :
- 頑張れ
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- 30 : 2014/11/21(金) 17:45:58 :
- ふぁいと!
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- 31 : 2014/11/21(金) 21:47:28 :
- この、ss 受験生とかテストとか多すぎだろ!
って、わたしもだw
期待
頑張って!
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- 32 : 2018/03/21(水) 11:06:06 :
- そして3年と10か月が経とうとしていた
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- 33 : 2018/03/21(水) 11:06:36 :
- そして3年と10か月が経った。
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- 34 : 2019/12/25(水) 13:51:12 :
- そして5年と7ヶ月経ったのだ
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- 35 : 2020/11/22(日) 13:54:04 :
- そして6年と6ヵ月と10日たった
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- 36 : 2021/05/08(土) 22:04:47 :
- そして6年と5月ちょっとたった
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- 37 : 2021/12/04(土) 19:00:15 :
- そして7年ぐらいたった
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- 38 : 2021/12/24(金) 15:02:46 :
- どのくらい時が過ぎたのだろうか
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