このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
この作品は執筆を終了しています。
ナイル「終わったな…調査兵団…」
-
- 1 : 2014/01/29(水) 16:55:19 :
- 『第58回壁外調査で死亡キャラが出たらこんな風になりそう』というのを想像で書きたいと思いました。
書いてもおkな方は言ってください!
-
- 2 : 2014/01/29(水) 17:46:26 :
- おk
-
- 3 : 2014/01/29(水) 17:46:56 :
- おkです!
期待!
-
- 4 : 2014/01/29(水) 17:56:57 :
- Ok&期待(((o(*゚▽゚*)o)))
-
- 5 : 2014/01/29(水) 18:01:29 :
- おk
-
- 6 : 2014/01/29(水) 19:20:12 :
- 皆ありがとうございます!!(泣)
では投下↓
「これより!!第58回壁外調査を始める!!前進せよ!!」
エルヴィンがありったけの大声で叫んだ。
「おおおおおおお!!!」
兵士達が団結した。
(さすがに女型はいないから…前回より被害が小さいと思う…イヤ…小さくないといけないんだがな…)
エレンは心底思っていた。
「エレン!軌道がずれてるぞ」
リヴァイに注意された。
「はっ!…す…すみません…」
しばらくすると、巨大樹の森に着いた。
「また観光スポットに来ちまったな…」
ジャンが呟いている。
「それはともかく…何故に巨大樹の森に?…あえて巨人と交戦するためですかね…」
サシャは自問自答している。
エレンは前回と同じ、中央後方に設置された。
もちろんリヴァイも一緒だ。
他の104期も、前回と同じところに設置されている。
女型がいないから安全であるはずだったが…
-
- 7 : 2014/01/29(水) 19:21:45 :
- が・・・・?
期待&支援です!
-
- 8 : 2014/01/30(木) 07:42:39 :
- ズシン…ズシン…
「巨人の足音…巨人が近づいてるってことですか?」
エレンはリヴァイに聞いた。
「待て。奴の行動を見る。煙弾を撃つのはそのあとだ」
ズシンズシン…
「…かなり足音がでかくなったな…エレン、何があっても今度は巨人化するなよ」
リヴァイがエレンに言った。
「分かりました…けどやむを得ない場合はどうすればよいでしょうか?」
「…その時は自分で決めろ。何かを失う覚悟でな」
リヴァイは言った。
「…え?」
-
- 9 : 2014/01/30(木) 07:43:36 :
- 期待!!
-
- 10 : 2014/01/30(木) 16:34:42 :
- 「…それは…どういうことですか?」
「そのままの意味だ」
ズシン!!ズシン!!
「え!?…え…嘘だろ!?何で…また…女型が来た!?」
アルミンが言った。
「え…煙弾を撃たないと!!」
アルミンは煙弾を撃つ準備をした。だが。
女型の足が飛んでくる方が早く、アルミンは潰された。
「…え…そん…な…」
アルミンはそのまま事切れた。
アルミンの最期を見たのはジャンとライナー。
「え…おい…アルミン…」
ライナーは突然の出来事に成す術も無くしている。
「ライナー!ボサッとしてられないぞ!アルミンの遺体を回収して早くここを離れるぞ!!」
ジャンは言うが早いが、アルミンのところへ行った。
「…短い一生だったな…」
アルミンを抱え、その場を離れようとしたその時。
女型がこちらに目を向けた。
「ふざけんなよアニ!!てめえのせいでアルミンが死んだんだからな!!」
ジャンが罵声を浴びせた直後、女型は跳躍した。
そして、ジャンを踏み潰す。
「…嘘…だ…」
ライナーは困惑している。
-
- 11 : 2014/01/30(木) 16:54:41 :
- ライナーはアルミンとジャンの顔を見ながら、
「こいつらがさっきまで笑ったりしてたんだな…」
と呟いた。
アニのことだ、さすがにライナーまで潰しはしないだろうと思っていた。が、その考えが甘かったと感じたのは、ライナーが潰された後だった。
その頃、ミカサ達は。
「…何か来た…?」
ミカサも女型の存在に気づいたようだ。
(…女型!?…何故…地下に幽閉されていたハズなのに…?)
ミカサはそう思っていた。
「ミカサ…一度撤退した方がいいのでは無いでしょうか…?」
サシャが聞いてきた。
「撤退命令は出ていない…しばらく待機しよう、そうすれば何れ指示が出るはず」
-
- 12 : 2014/01/30(木) 17:37:59 :
- ズシン!!ズシン!!
「…来たぁ!!」
サシャが叫んだ。
…女型だ。
「クソッ…またあの女か…今度の狙いは一体?」
ミカサは刃に手を掛けた。
「どうやらやるしかない…」
ミカサは刃を抜き、女型にアンカーを突き刺した。
「ああっ!!ミカサ!!無茶は駄目ですよ!!」
サシャはミカサを止めたが、ミカサはもういってしまった。
「エレンの仇…討たせてもらう」
ミカサはそういうなり、刃でうなじを削ごうとしたが、いつも通り硬化されてしまい、刃が通らなかった。
「クッ…目を潰せば…」
ミカサは女型の目の前に来た。
「うおおおおお!!」
ミカサは思いきり目に刃を当てた。
…ところが。
パシュッ
ミカサは女型の手に入ってしまった。
「!!!!!ミカサアァ!!」
サシャが助けに行ったが、サシャも女型の手に潰されてしまう。
-
- 13 : 2014/01/30(木) 17:42:28 :
- ズシン!!ズシン!!
「…やっぱり何か来てます!!」
エレンが足音を聞くなり言った。
「…知性巨人じゃなきゃいいがな…」
リヴァイは願望を交えて言ったが、叶うはずもない。
来たのは…女型。
今回は即席の特別作戦班としてハンジ、ナナバ、ゲルガーも設置されていたので戦力には劣ることはない。
ズシン!!ズシン!!
「またやつだ…女型の巨人!!」
-
- 14 : 2014/01/30(木) 17:55:00 :
- 「前回より足が速くなってんじゃねえか…チッ」
リヴァイは後ろを見るなり、舌打ちをした。
「ていうか…このままじゃ追い付かれますよ!!一体どうすれば…!!」
エレンが慌てて言うと、
「そんなに喚くな。耳障りだろうが」
リヴァイに注意されてしまった。
「ねえリヴァイ…」
ハンジが話しかけてきた。
「何だクソメガネ?」
「このまま逃げ続けたら全員御陀仏になると思うんだけど…立体機動に移った方がいいんじゃない?」
「…そうか、分かった。少し進んだら馬を繋げ」
「俺とナナバはエレンを護る。ゲルガーとハンジは女型の注意を引け」
リヴァイが指示を出した。
「分かった」
ハンジが言った。
「了解ですっ!!」
ゲルガーも言った。
-
- 15 : 2014/01/30(木) 18:58:28 :
- 「じゃあ行くぞ」
リヴァイはアンカーを射出した。
「ハイ!」
エレンとナナバも後に続いた。
「今日こそ実験材料をムフフ」
ハンジはニヤニヤしている。
「痛くないから安心しなよ」
前置きして、ハンジはアンカーを射出。そのまま女型のうなじへ向かった。
「そおれっ!!」
ハンジの刃はうなじを見事に捉えていた。だが、硬化能力で防がれてしまった。
「おっ、あったまいいねえ!!ワクワクするよーっ!!んじゃこっちからねっ!!」
ハンジは目潰しに向かった。その時、ゲルガーの目に映ったのは、女型の手がハンジを潰す光景だった。
「…くそおっ!!」
ゲルガーも目潰しをしようと女型の顔の前に回り、刃で目を捉えた。
しかし、すぐに目が回復してしまい、ゲルガーも潰された。
「ゲルガー!!」
ナナバが叫んだ。
「ハンジさん!!…くそおっ!!」
エレンはアンカーを射出しようとした。
「止せ。今攻撃しても殺されるだけだ」
リヴァイが止めた。
「…」
エレンは沈黙してしまった。
-
- 16 : 2014/01/30(木) 19:29:33 :
- 「奴はまたエレンを拐う気か…」
リヴァイは悟った。
「また俺が連れていかれたら…今度こそマズいですよね…」
「前回とは違う。女型の情報は沢山ある。大丈夫なはずだ」
「ねえユミル…」
クリスタが言った。
「何だクリスタ?」
「ミカサやライナー達は大丈夫かな…?」
「あいつらは優等生だ。何とかやってくれるだろ」
ユミルは答えた。
「これからどうなるんだろうな俺達…」
コニーが独り言を呟く。
「大丈夫だよ…皆いるだろ?それに作戦立案はアルミンとハンジさんに団長だ。平気だよ」
ベルトルトが言った。
「ならいいんだがな…」
コニーは深い溜め息をした。
-
- 17 : 2014/01/30(木) 21:09:24 :
- 「俺がヤツの注意を引く。その間にエレンとナナバはエルヴィンのところへ行け」
リヴァイが突然言った。
「え?どうしてですか?」
エレンは思わず聞き返した。
「女型が現れたことをエルヴィンに知らせねばならん。だがこんな森の中じゃ煙弾で知らせるのは難しい。口頭伝達のほうが伝えやすいしな」
リヴァイの考えはかなり分かりやすい。新兵であるエレンも納得できる。
「じゃあナナバ、エレンを頼むぞ」
「ハイッ!行くよエレン」
「はい!!」
「こいつがあの4人を殺したやつか…」
リヴァイはエルド、グンタ、オルオ、ペトラの顔を思い出した。
「ま…人殺しの何が楽しいんだって話だがな」
リヴァイは刃を抜いた。
「…さて、いくか」
リヴァイはアンカーを射出した。
-
- 18 : 2014/01/30(木) 21:15:50 :
- 「ふんっ!!」
リヴァイは女型の右目を潰した。
「次は左…行くぞ!!」
続いて左目も。
「これで僅かだが時間が稼げるな…んじゃこっちから攻撃するぞ」
リヴァイはうなじのある方向に回った。
うなじを手で防がれている。
「相変わらず頭いいんだなこいつは…まぁ、足から削ぐか」
リヴァイはそういって、足の方に降下した。
そして、硬化が間に合わないくらい素早い攻撃で、女型が立てなくなるくらい筋肉を削いだ。
「大体できたか…しかし…肩の筋肉を削がれても尚うなじを守り続けるとはな…じゃあ手首辺りを削ぐか」
リヴァイはうなじを守っている左手首の方へ行った。
そして刃を出そうとしたその時だった。
-
- 19 : 2014/01/30(木) 21:29:40 :
- 「!?」
女型の右手拳が飛んできた。
リヴァイはすれすれで避けることができた。
「…くそっ…片目だけ優先して早く治したのか…こいつは厄介だ」
人類最強のリヴァイでさえ困惑している。
そんな事を言っていたその時。
女型の手がリヴァイの体を捕らえた。
巨人に捕まるというのはリヴァイにとって初めての経験である。
巨人の非常に強い握力を感じた。
それと同時に、すべてを悟った。
リヴァイは左胸のポケットから手帳を出し、何かを書き始めた。
そして、書き終わると、左胸のポケットに手帳をしまった。
書き終えたと同時に、骨が折れるときのような鈍い音がした。
ベキッ!!ベキベキッ!!
「うっ!!ぐっ…うぅ…」
非常に強い痛みのはずなのだが、この時のリヴァイは大した痛みを感じていなかった。
“心の„痛みの方が強かったからだ。
リヴァイは自分の無力さを改めて感じているのだ。
(今まで死んだ兵士も…こんな想いだったのかな…)
そんなことまで考え始めていた。
-
- 20 : 2014/01/30(木) 21:35:58 :
- そして、リヴァイは静かに目を閉じた。
「やっぱり兵長が不安です!!戻ります!!」
エレンはUターンしていった。
「あ、ちょっとエレン!!」
ナナバが止めたときにはもう行ってしまった。
「兵長!!」
エレンは女型に捕らわれているリヴァイを見つけた。
「アニ!!兵長を離してやってくれ!!兵長は…俺の大切な人なんだ!!」
エレンは必死に訴える。
すると、反応したのか、リヴァイを握っていた手を開き、リヴァイを樹の影にそっと置いた。
「兵長!!」
エレンはリヴァイの元へ向かったが、既に手遅れだった。
「兵…長…そんな…どうして…」
エレンは泣きたいのをぐっと堪えた。
その時、妙に膨らんでいる左胸のポケットに目がついた。
そこには手帳が入っていた。エレンは書いてあることを読み上げた。
-
- 21 : 2014/01/30(木) 21:37:29 :
- うおおお!!期待!
-
- 22 : 2014/01/30(木) 21:56:44 :
- 『第58回壁外調査 リヴァイ
俺は今女型に捕まっている。少し考え事をしていたらこの様だ。
巨人もなめたもんじゃない。
死の淵に立つ中で、俺はいろいろなことを思い浮かべていた。
今まで死んでいった兵士のこと、俺を信頼している部下、今生きる一秒一秒を噛み締める喜びを分かち合った仲間達…。
こんなときにこんなことを考える自分がどうかしてると思っていた…が、何故か思い出さずにはいられない。
誰も早死にしたくないからな…
だが、人間は死という運命に逆らうことはできない。
だからこそ、今生きる一瞬の時間も大切にしなくてはと思うのだろう。
…エルヴィン、ハンジ…お前らよりも遅く入団した俺だが、一番早く俺が逝くことになったな…別れの挨拶もせずにな…済まねえな。
…エレン、お前にはウォール・マリアの奪還という重大な任務があることを忘れるな。絶対に死に急ぐな。人類の希望になってくれ。
そして104期。今同期の仲間といる時間を大切にしろ。そしてエレンを共同で守れ。エレンには全てが託されているからな。
…お前ら調査兵団には済まないことをした。勝手に死んじまってな。
だが俺がお前らと過ごしたことに悔いも恨みも何もない。ただ幸せだった。もうこの世に思い残したことはない…』
読み終えた後、エレンの目から涙が溢れてきた。
「兵長…分かりました…俺は…必ず…人類の希望になります!!」
エレンは決意した。
-
- 23 : 2014/01/31(金) 16:41:51 :
- 「こいつを仕留めるのは難しい…団長に伝えるべきか…」
エレンが呟いたとき、コニー達がやってきた。
「おいエレン!!」
コニーが言った。
「コニー!?…お前ら何で!?」
エレンはひたすら困惑した。
「大丈夫!?」
クリスタ、ユミル、ベルトルトも一緒にきたようだ。
「口頭伝達だ。撤退する」
ユミルが言った。
「撤退…!?損害がでかすぎたのか?」
「恐らく…よくわからんがな」
「分かった…とりあえず馬を呼ばなきゃな」
こうして第58回壁外調査は幕を閉じた。
今回得た情報は何もなかった。
「お…帰ってきたぜ調査兵団が」
「今朝より相当減ってるんじゃねえか?」
「どうやらまたドブに俺らの税を捨てに行っただけのようだな…」
町人が口々に言っている。
「あれ…リヴァイ兵長がいないぞ?」
町人の一人が言った。
「トロスト区を塞いだっていう奴は生きてんのにな」
それを聞いたとたん、エレンに怒りが込み上げてきた。
それをぶつける場が無いのが辛い。
その日の夜、エレンは死んだ兵士の名前を確認した。
『アルミン・アルレルト
ジャン・キルシュタイン
ライナー・ブラウン
ミカサ・アッカーマン
サシャ・ブラウス
ハンジ・ゾエ
リヴァイ
ゲルガー』
死亡者は兵団全体の5割であった。
その日のうちに葬式がとり行われた。
「お前ら…死んじまったのか…」
エレンは燃え上がる火を見ながら言う。
「…二度と…こんな被害は起こさせない…。そして…絶対お前らの死は無意味だと言わせない…。俺は…必ず…地下室に行ってみせる…!!」
END
-
- 24 : 2014/02/01(土) 13:02:01 :
- きたい!
-
- 25 : 2014/02/07(金) 23:20:23 :
- ヒカキンTV見てねーーーーー
- 著者情報
- 「進撃の巨人」カテゴリの人気記事
- 「進撃の巨人」カテゴリの最新記事
- 「進撃の巨人」SSの交流広場
- 進撃の巨人 交流広場