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ACE COMBAT XX:GUARDIAN OF PEACE
- 未分類 × アクション
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- 1 : 2021/04/06(火) 00:36:05 :
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現実世界 でも、別世界 でもない、また別の世界。
世界は2つの大陸に分断されている。
それぞれ、西大陸のエルディナ、東大陸のアンドラスと呼ばれ、互いに共存共栄の関係を築いていた。
2028年4月
西大陸エルディナの中にある一国、アルスラム連邦が突如東大陸に向け宣戦を布告した。
同時に放たれた大陸間弾道ミサイルにより、アンドラス大陸各国の国土、そして東大陸各国の国民に甚大な被害がもたらされる。
エルディナ大陸最大の国、ギドラス王国は西大陸側の潔白を訴える準備を始めるも、アルスラム国軍によって王国中枢を支配、統制され、西大陸全土の国々に対し、東大陸に向け侵略戦争を起こす事を強要した。
従わない国には"天罰"と称し無数のミサイルと爆弾を食らわせた。
最終的に西大陸ほぼ全土の国々が宣戦布告をし、西大陸と東大陸の全面戦争が勃発した。
この戦争の事を、"大陸統一戦争"と呼ぶ者が多い。
既に弾道ミサイルにより深刻な状況にあった東大陸各国は、残存する兵力をかき集め、民間抵抗軍を組織、迫りくる西大陸勢力を迎え撃った。
しかし所詮は残りカスのかき集めと言わんばかりに、西大陸軍は猛攻を開始する。
その勢いは、たった4ヶ月で東大陸の約半分の国土を支配する程である。
そんな状況の中、唯一西大陸軍の侵攻を食い止めた国があった。
その国の名は"ターミナス"
そしてターミナス軍には、後に英雄として名を馳せる航空部隊、"シアーズ隊"が所属していた…
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- 2 : 2021/04/30(金) 02:43:13 :
- …Chapter1:First Fire
私の名はジャック・グティエレス
西と東の大陸、その間に浮かぶ島国出身だ
今はワールドタイムズ情報誌で新聞記者をやっている
さて、私がこの戦争を記事にしようと思ったのは、2つの理由がある
ひとつは、最初に宣戦を布告したアルスラム連邦の謎
そしてもうひとつは、強大な西大陸軍の猛攻を食い止めた航空部隊
ターミナス空軍第1機動部隊"シアーズ"
大波のエンブレムを光らせるその部隊は、4:20という絶望的な状況下で、味方には1機の損害も許さずに敵部隊、西大陸軍を追い払ったのだ
その強さ、制空力に私は惹かれた
逆境を耐え抜き、蹴散らす機動
大群にも臆さず果敢に立ち向かう胆力
効率的かつ迅速に敵を包囲・撃墜するチームワーク
取材の価値はある
そう思い私は、ターミナス国境空軍基地へと足を運んだ…
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- 3 : 2021/07/11(日) 05:47:16 :
- 2028年9月2日 午後13:25
管制官:風速・降雨量・気温チェック…良し、コンディションOK
私が国境基地へと辿り着いたころ、シアーズ隊は新たな任務を受け、出撃する直前だった
AWACS:シアーズ隊、準備はいいか?…良し、今すぐ離陸してくれ、事態は一刻を争う
この作戦は、西大陸勢力による奇襲を受けたターミナス海軍大艦隊の支援・救出作戦らしい
現在は、演習海域の主であるニュークニア公国海軍及び航空部隊が応戦している様だが、あまり状況は芳しく無いらしい
私は、ゆっくり取材をしている場合では無いと諦めた…だが基地の上官が気を利かせてくれたお陰で、戦域の航空レーダーの観察、基地・AWACS・そしてシアーズ隊との無線交信の見学を許された
果たして"英雄"とも呼ばれる彼らの戦いとはどういうものなのか…緊迫した現場からの恐怖感を感じながらも、記者としてこれ以上も無い臨場感を書き残せる状況に興奮を隠せなかった…
ただひとつ言える事は…この基地の軍人が、みんな優しい人たちで助かった…
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- 4 : 2021/08/28(土) 13:53:24 :
- 20XX年6月18日AM11:27
ニュークニア公国 ベルガン海域
AWACS:シアーズ隊、交戦を許可する
遂に始まった、艦隊救出作戦
空域に散らばった4機は、瞬く間に次々と敵機を落とし制空権を奪っていく
飛来するミサイルを躱しながら敵機の尾を捉え、機銃とミサイルで一気にとどめを刺す至ってシンプルなドッグファイトを繰り広げる
しかし彼らに損害が出ないのは、その空中戦闘能力の高さによるものだ
旋回、ローリング中の微妙に入れる動きの"ズレ"
敵機を欺くハイGターンなど、戦闘機に出来得るあらゆる動きで敵を翻弄し攻撃の機会を作る
洗練された、無駄のない機動
開戦から10分を経たずして、空はシアーズ隊によって制された
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