このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
この作品はオリジナルキャラクターを含みます。
この作品は執筆を終了しています。
暖かいスープが冷めないうちに……
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- 1 : 2020/10/21(水) 12:15:14 :
- 前編です↓
http://www.ssnote.net/archives/81314
中編です↓
http://www.ssnote.net/archives/81315
終盤編前編です↓
http://www.ssnote.net/archives/81327
終盤編後編です↓
http://www.ssnote.net/archives/81328
完結
http://www.ssnote.net/archives/81360
まずこちらをご覧になってから読むのをおすすめします。
クリスタがエレンを好きになってからアルミンに相談するまでの時系列を細かく描写します。
それではどうぞ
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- 2 : 2020/10/21(水) 22:06:05 :
- エレンを好きになって次の日
格闘術訓練
クリスタ 「ユミル!行くよ!」
ユミル 「おうー」
クリスタ 「は!」シュ
ナイフを振る
ユミル「ぐわぁ…」
ナイフが当たる
クリスタ 「ちょっと!ユミル!真剣にやってよ!」
ユミル 「へいへい」
クリスタ 「は!」シュ
ナイフを振る
ユミル 「ぐわぁ…」
ナイフが当たる
クリスタ 「もう!」
ユミル 「まぁまぁ怒んなってクリスタ」
ユミル 「適当にやって訓練を終わらせようぜ」
クリスタ 「もういい!」
クリスタ 「他の人とやる!」スタスタ
ユミル 「あ…おい!クリスタ!」
クリスタ 「…」ピタ
クリスタ 「何?ユミル?」
ユミル 「あっちに行ってサボろうぜ?」
クリスタ 「…知らない!」プィ
ユミル 「なんだよ…いつもならいいよって言うくせに…」スタスタ
クリスタ 「誰かやる人…」キョロキョロ
エレン 「くそ!アニ!もう1回だ!」
アニ 「いいよ…来な?」
クリスタ 「…エレンは…アニとやってるし…」
ライナー 「ぐぅお!!?」ドサ
ミカサ 「もう終わり?」
クリスタ 「ミカサは…絶対無理…」(死んじゃう…)
クリスタ 「他は…」
ミーナ 「ふぅ…疲れたー」スタスタ
クリスタ 「あ!ミーナ!」
ミーナ 「うん?どうしたのクリスタ」
クリスタ 「一緒にやろ!」
ミーナ 「えぇ…さっきまでトーマスとやってて疲れたんだよね…」
クリスタ 「お願い…」キラキラ
ミーナ 「…」(可愛い…)
ミーナ 「…」(私はこんな可愛い子のお願いを断れないよ…)
ミーナ 「いいよ!」
クリスタ 「ありがと!」
ミーナ 「じゃあ私がならず者やるよ」
クリスタ 「うん!」
ミーナ 「行くよ!」
ミーナ 「はっ!」シュ
ナイフを振る
クリスタ 「くっ!」ヒュ
躱す
ミーナ 「はっ!」シュ
ナイフを振る
クリスタ 「まだ!」ヒュ
躱す
ミーナ 「はっ!」(凄い!私のナイフをかわせてる…)
クリスタ 「っ!」ヒュ
躱す
クリスタ 「…」(さすがミーナ…凄い強いよ…)
ミーナ 「はっ!」シュ
ナイフを振る
クリスタ 「くっ!」ヒュ
躱す
ミーナ 「…やるね…」ハァハァ
クリスタ 「…ミーナこそ…」ハァハァ
クリスタ 「もう…終わり?」ハァハァ
ミーナ 「まだだよ!」シュ
ナイフを振る
クリスタ 「そうこなくっちゃ!」ヒュ
躱す
ミーナ 「やぁ!」ヒュ
ナイフを振る
ミーナ 「…」(もしかして…私達凄い輝いてるんじゃない!?)
クリスタ 「ふっ!」ヒュ
躱す
クリスタ 「…」(私達って本当は凄い強いんじゃない!?)
ミーナ 「…はっ!」シュ
ナイフを振る
ミーナ 「…」(今の私達なら…)
クリスタ 「くっ!」ヒュ
躱す
クリスタ 「…」(もしかしたら…ミカサとかに勝てるかも!)
クリミー 「私達は強い!」
キース教官 「…」
マダマダダヨ!クリスタ!
コイ!ゼンブカワシテミセル!
キース教官 「…」(な…なんだ…この動き…)
キース教官 「…」(まるで…虫の死骸を見てるかの様だ…動きが遅すぎる…)
キース教官 「…」(不思議だ…)
キース教官 「…」(なぜあんなにも…輝けてるのか…不思議でしょうがない…)
キース教官 「…」チラ
サシャ 「白鳥の舞!」シャキーン
コニー 「鷹の舞!」シャキーン
サシャ 「ふぁたたたた!」シュシュシュ
コニー 「だだだだだ!」ヒュヒュヒュ
キース教官 「…」
キース教官 「…」(まだアイツらの方が…無駄な動きしかないが…やれてるな…)
キース教官 「…」チラ
エレン 「うぉら!」シュ
アニ 「遅いよ!」ヒュ
キース教官 「…」(よいよい…)
-
- 3 : 2020/10/21(水) 22:06:39 :
- キース教官 「よーし!終了だ!」
キース教官 「次は立体機動の訓練だ!」
キース教官 「ペアはホワイトボードに記入してある!確認して準備しろ!15分後だ!」
104期生 「はっ!」
クリスタ 「…ペアはだれかなー?」チラ
クリスタ 「えっと…ミカサ!?」
クリスタ 「だ…大丈夫かな…私…」
クリスタ 「ミカサについていけるかな…」
ミカサ 「よろしく…クリスタ…」
クリスタ 「あ…うん!よろしくね?ミカサ」
ミカサ 「ええ…じゃあ…また…」スタスタ
クリスタ 「あ…」
ユミル 「くっそー!」スタスタ
クリスタ 「あれ?ユミルどうしたの?」
ユミル 「なーんでまたクリスタと一緒じゃあねーんだよ!」
クリスタ 「しょうがないよ…」
クリスタ 「ペアは誰だった?」
ユミル 「最悪だよ…死に急ぎとだわ…」
クリスタ 「……!?」
クリスタ 「えぇー!!?」
ユミル 「うぉ!?なんだよクリスタ?」
クリスタ 「あ…いや…なんでもないよ…」
クリスタ 「…」(良いなぁ…ユミル…)
ユミル 「お前は?」
クリスタ 「ミカサだったよ」
ユミル 「うお…マジか…」
ユミル 「100%お前置いてかれるな…」
クリスタ 「し…しっかりついて行くもん!」
ユミル 「無理無理w」
クリスタ 「もー!」
ユミル 「ミカサに頼んどけよ?ゆっくり行こうってな?」
クリスタ 「いやだ!」
クリスタ 「ミカサについていくもん!」
ユミル 「へいへい…まぁ頑張れよー」スタスタ
クリスタ 「すぐバカにする…」スタスタ
立体機動を装着し終わり
ミカサ 「…」
クリスタ 「ふぅ…間に合った…」
ミカサ 「…クリスタ?」
クリスタ 「うん?なに?ミカサ」
ミカサ 「貴方のペースで行く…」
クリスタ 「ええ!?そんな…大丈夫だよミカサ?」
ミカサ 「私のペースで行くなってアルミンに言われたから…」
クリスタ 「そ…そうなの…」
ミカサ 「ええ…」
クリスタ 「…」
クリスタ 「…ミカサはどうしてそんなに強いの?」
ミカサ 「…いきなりどうしたの?」
クリスタ 「いや…別に…」
ミカサ 「?」
クリスタ 「女の子なのに…なんでそんなに強いのかなって思って…」
ミカサ 「…」
クリスタ 「あ…気にしないで!?」
クリスタ 「何となく…そう思っただけだから…」
キース教官 「時間だ!初め!」
ミカサ 「クリスタ!行くよ!」カッ プシュー
クリスタ 「あ!う…うん!」カッ プシュー
__
ミカサ 「…」カッ プシュー
クリスタ 「…くぅ!」カッ プシュー
クリスタ 「…」(確かに普段のミカサより遅いけど…それでも…は…はやい…)
ミカサ 「…」カッ プシュー
模型巨人が出てくる
ミカサ 「!?」
ミカサ 「クリスタ!うなじ!」
クリスタ 「う…うん!」カッ プシュー
クリスタ 「ていや!」ザン
うなじを切る
クリスタ 「よしっ!」カッ プシュー
ミカサ 「…」
ミカサ 「…」カッ プシュー
ミカサ 「はっ!」ザン
クリスタが切った模型巨人のうなじを切る
クリスタ 「み…ミカサ!?」
ミカサ 「クリスタ…あんな浅く切っては巨人は死なない…」カッ プシュー
クリスタ 「ご…ごめん…」カッ プシュー
ミカサ 「次も来たよ!」カッ プシュー
クリスタ 「う…うん!」カッ プシュー
____
キース教官 「よし!終了だ!」
キース教官 「次は座学だ!15分後に席に着くように!」
104期生 「はっ!」
クリスタ 「つぅ…」(足が…痛い…)
クリスタ 「…」(普段皆私のペースでやって貰ってるから…こんなにも辛いなんて…)
ミカサ 「…ごめん…クリスタ…」
ミカサ 「貴方のペースに合わせたつもりだったけどちょっと飛ばしたかもしれない…」
クリスタ 「い…いや!全然大丈夫だよ!」
クリスタ 「こちらこそごめんね?私のペースに合わせてくれて…」
ミカサ 「ええ…」
クリスタ 「ありがとね!」ニコ
ミカサ 「…」
ミカサ 「…さっきの質問…」
クリスタ 「…え?」
ミカサ 「さっき貴方が私にした質問…」
クリスタ 「あ…うん。」
ミカサ 「守るべき人がいるから…」
クリスタ 「…」
ミカサ 「私は強くならなきゃならない…」
ミカサ 「…」
クリスタ 「…」
クリスタ 「うん!ありがと!」
ミカサ 「…ええ」スタスタ
クリスタ 「…」
クリスタ 「守るべき…人…」
ユミル 「よっしゃー!クリスタ!座学行こうぜ!席はもちろん私の隣だ!」
クリスタ 「あ…うん!わかった!」
-
- 4 : 2020/10/21(水) 22:07:33 :
- 座学
これがこうで…あれがあれで…
ユミル 「…すぅ〜Zz」
クリスタ 「…」カキカキ
クリスタ 「ふむふむ…」カキカキ
では質問だ…ここはどうしてこうなるんだ?
クリスタ 「…え…と…」(なんでだろ…)
アルミン 「はい!」
アルレルト…答えてみろ…
アルミン 「〜だからです」
そうだ!
クリスタ 「…」(凄いなぁ…アルミンは…)
クリスタ 「…」チラ
エレン 「おい!ミカサ!あんまり近づくなよ!」
ミカサ 「エレンはすぐ寝るからダメ…」
エレン 「分かったから!寝ないから!」
アルミン 「まぁまぁ…」
クリスタ 「…」
クリスタ 「…」(エレンは…頭が悪い女の子は嫌いかな…)
クリスタ 「…」(そうならないように…勉強しようかな…)
____
そして3日後
格闘術
クリスタ 「いくよ!ユミル!」
ユミル 「タンマタンマ!もう疲れたわ!」
クリスタ 「もうユミル!サボってばっかり!」
ユミル 「お前最近どうしたんだ?いきなり訓練を真面目に取り組み始めて…」
クリスタ 「い…いきなりじゃないもん!ずっと前からそうだったもん!」
ユミル 「嘘つけ!」
クリスタ 「い…いいから!早く!」
ユミル 「わかったわかった…」
エレン 「ちょっと一旦休憩しようぜ?アニ」ハァハァ
アニ 「そうね…」ハァ
エレン 「水飲んでくるわ」スタスタ
アルミン 「ふぅ…」ゴクゴク
エレン 「さすがアニだな…強いな…」
アルミン 「あ。エレン…」
エレン 「ふぅー…」ゴクゴク
アルミン 「ねぇ?」
エレン 「うん?」
アルミン 「最近クリスタが妙に張り切って訓練やってるんだよね…」チラ
エレン 「うん?そうなのか?」チラ
クリスタ 「はっ!」シュ
ユミル 「あらよっと!」ヒュ
エレン 「別に…普通だろ?」
アルミン 「全然普通じゃないよ…」
ライナー 「ああ…確かにそうだな…」(頑張ってる女神…可愛い)
ベルトルト 「変わったよね…」(可愛い)
エレン 「うぉ!?いきなり出てくんなよ…」
アルミン 「やっぱりライナー達もそう思う?」
ライナー 「ああ…」
エレン 「…」ジー
エレン 「言われてみれば確かに…変わったな…」
アルミン 「でしょでしょ!?」
エレン 「ああ…」(顔つきが…前と違うな…)
ライナー 「ついにお前もクリスタの魅力に気付いたか…」
ベルトルト 「遅いよ…エレン…」
エレン 「…」ジー
ベルトルト 「あれ?エレン?」
エレン 「…」(楽しそうにしてるな…)
ミカサ 「…」ジー
エレアルライベル 「!?」
エレン 「み…ミカサ!?」
アルミン 「ビックリした…」
ミカサ 「…なにしてんの?エレン…」
エレン 「なにって…休憩してんだよ…」
ミカサ 「違う…さっきから誰を見てたの?」
エレン 「うん?そりゃ…クr」
アルミン 「ああー!!見てない!見てない!なんにも見てない!」アセアセ
アルミン 「エレンは空を見てたんだよね!」アセアセ
エレン 「え?」
ミカサ 「…それはホント?ライナー?」ギロ
ライナー 「!?」ビクッ
ベルトルト 「!?」ビクッ
ライナー 「あ…ああ!エレンは空を見てた!というか俺たち4人で空を見てたよ!」アセアセ
ライナー 「な!?ベルトルト?」
ベルトルト 「う…うん!」
ライナー 「なぁアルミン!?あの雲にはなんて名前をつけようかなぁ…」アセアセ
アルミン 「そうだね!なんでもいいよ!?」アセアセ
エレン 「お前らいきなりどうしたんだ?」
アルミン 「え…エレンはあの雲の名前何がいい!?」アセアセ
エレン 「…雲は…雲だろ…」
アルミン 「ああ!そうだね!じゃあイェーガー雲という名前をつけよう!」アセアセ
エレン 「話を聞けって!」
ミカサ 「…そう…雲を見てただけなのね…」
ライナー 「あ…ああ!」
ミカサ 「…ライナー…早くやろ?」ゴゴゴ
ライナー 「あ…ああ…」スタスタ
ベルトルト 「ライナー…君のことは忘れないよ…」
アルミン 「ごめんよ…ライナー…クリスタを守るためなんだ…」
エレン 「しゃあ!じゃあ俺もアニとまたやりに行こうかな!」スタスタ
-
- 5 : 2020/10/21(水) 22:09:39 :
- そして岩登り訓練
Lv.1を挑戦するクリスタ
クリスタ 「ふんぎぎ…」
ツルっ!
足を滑らす
クリスタ 「きゃ!」
上官1 「よっと…」パシッ
上官1 「大丈夫か?」
クリスタ 「はい…すいません…」
ユミル 「惜しかったなぁクリスタ!まぁ…次頑張れよ?」
クリスタ 「うん…」
クリスタ 「…」(全然ダメじゃん…私…)
__
座学
キース教官 「今日はテストをやる!」
キース教官 「70点以下は補習だ!」
キース教官 「テストが終わったら今週の総合評価も配るからな!」
キース教官 「はじめ!」
クリスタ 「がんばれ…私…」カキカキ
ユミル 「…ぐおぉ…全然わからん…」カキ
サシャ 「目が回ります…」
コニー 「…」チーン
放心状態
そして終わり…個別での結果発表
キース教官 「レンズ…48点…」
クリスタ 「ええ…」ガーン
キース教官 「お前は何回補習を受ければ気が済むんだ?」
クリスタ 「す…すいません…」
キース教官 「…」
クリスタ 「…」オロオロ
キース教官 「…お前の今週の評価だ…」スッ
紙を渡す
クリスタ 「…」
キース教官 「最低評価にいつもギリギリだ…」
キース教官 「そんな結果でどうする…?」
クリスタ 「…はい…」
キース教官 「貴様は仲間の足を引っ張ることしか出来ん!」
クリスタ 「はぃ…」
キース教官 「ゆけ…」
クリスタ 「…はぃ…」スタスタ
コニー 「大丈夫か?」
クリスタ 「こにぃー」ウルウル
コニー 「泣くなクリスタ!俺なんか多分テストは85点は行ってるぜ!」
クリスタ 「ほんとぉ…?」ウルウル
コニー 「ああ!」
キース教官 「次…スプリンガー!」
コニー 「はい!…まぁ俺みたいに頑張ればなんとかなるぜ!」キラン
クリスタ 「うん…」
ボクハナンテンデシタカ?
キサマノテンスウハワラエルゾ!
マジデスカ!ソンナニヨカッタデスカ!?
15テンダ!ドウヤッタラコンナンテンスウトレルンダ
ヒィースイマセンー!
クリスタ 「…」(私より低い…)
____
そして夕食
ユミル 「まぁまぁ…元気出せよ!クリスタ!」
クリスタ 「うう…」
クリスタ 「ユミルは何点なの?」
ユミル 「78点だ!」
クリスタ 「!?」ガタ
立ち上がる
クリスタ 「なんで…そんなに高いの…」
ユミル 「さぁな?まぐれだわw」
クリスタ 「座学の時寝てる方が多いのに…」スト
再び座る
ユミル 「まぁまぁ…次頑張れよ!」
サシャ 「はぁ…」
クリスタ 「…サシャも補習?」
サシャ 「はい…25点です…」
クリスタ 「そっか…頑張ろうね…」
サシャ 「はい…」
クリサシャ 「…」ドヨーン
ユミル 「…」(何だこのどよめきは…)
ユミル 「ほら!年間評価が良ければいいじゃねーか!」
クリスタ 「…無理…」
ユミル 「…」(そもそも…なんでクリスタは急に評価を気にし始めたんだ?普段なら気にしてねーのに…)
クリスタ 「…」
クリスタ 「…」シクシク
ユミル 「お…おい!泣くなよ!」
-
- 6 : 2020/10/21(水) 22:10:58 :
- エレン 「さすがアルミンだな!」
ライナー 「ああ…満点はすごいな」
アルミン 「そんなことないよ…」エヘヘ
アルミン 「それよりエレン…補習頑張ってね?」
エレン 「くっそー…」
ジャン 「死に急ぎ…お前何点だったんだ?」
エレン 「…56点…」
ジャン 「ばっかでーw」
エレン 「てめぇー!」
ジャン 「あっはっはw」
マルコ 「ジャン…いい加減そのぐらいにしたら…」
ジャン 「おばかさんーw」
シュ!ズドォォン!
ジャン 「ぐへぇ!」ドサ
マルコ 「じゃーーん!!」
ミカサ 「…」ゴゴゴ
エレン 「お…おい!ミカサやりすぎだぞ!」
ミカサ 「この…腐れ外道が…」ゴゴゴ
アルミン 「ミカサ!女の子らしくないセリフ吐かないで!」
アルミン 「…」(良かった…ジャンが気絶してくれてて…聞いてたら死んでたかも…)
エレン 「まぁいいわ…明日補習やるからアルミン分からないところ後で教えてくれ」
アルミン 「うん!いいよ!」
クリスタ 「…」
一部始終を見ていたクリスタ
クリスタ 「…珍しい…エレンも補習なんて…」
クリスタ 「…というより…そうか!」
ユミル 「うん?どうした?」
クリスタ 「あ…ううん!なんでもない…」
クリスタ 「…」(後で話をしよう)
そして食べ終わり
ユミル 「じゃあ…風呂行くか…」
クリスタ 「うん!ちょっと先に行っててね!」
ユミル 「おーう!行くぞ芋女!」スタスタ
サシャ 「はい!」スタスタ
エレン 「じゃあ風呂いくか…」スタスタ
アルミン 「うん!」
クリスタ 「ねぇアルミン!」
アルミン 「!?」
アルミン 「く…クリスタ!?」(天使が目の前に…)
クリスタ 「聞きたいことがあるんだけど…」
アルミン 「な…なに?」(まさか…まさか…)
__
クリスタ 「じ…実は…好き…なんだよね//」チラ
アルミン 「ほ…ほんと!?//」
クリスタ 「良ければ…私と付き合って欲しいな//」ウワメヅカイ
アルミン 「はい!!」
アルミン 「みんな!ありがとう!僕はこの天使と幸せになります!」
__
クリスタ 「アルミーン!」
アルミン 「…」
アルミン 「…!?」
クリスタ 「…大丈夫?」
アルミン 「あ…うん!大丈夫!」
アルミン 「…」(危なかった…)
アルミン 「なに?聞きたいことって?」
クリスタ 「うん…どうやったらアルミンみたいに点数取れるかなって思ってね…」
アルミン 「クリスタも補習?」
クリスタ 「うん…」
アルミン 「そっか…」
クリスタ 「教えて?」
アルミン 「えっとね…僕の場合だけど…寝る前とかに30分だけでもいいから勉強をするんだ…」
クリスタ 「へぇー…」
アルミン 「時間がなければ最悪難しい本を読むのもいい事だよ?」
クリスタ 「そうなの?」
アルミン 「うん!字をよく見ることで暗記もしやすくなるしね!」
クリスタ 「なるほど…」
アルミン 「まぁ…あれだったら…僕が付きっきりで教えてあげても良いんだけどね?//」
クリスタ 「…」(あのアルミンも勉強してたんだ…やっぱり勉強って大事なんだなぁ…)
アルミン 「…」
クリスタ 「…」(私なんかやろうやろうと思ってただけで実際行動に移せてなかったし…これを機にしっかりやろうかな…)
アルミン 「…クリスタ?」
クリスタ 「…あ…ごめん!ありがと!アルミン!」
アルミン 「あ…ううん!力になれて良かったよ!」
アルミン 「…さっきの話…k」
クリスタ 「…じゃあユミル待たせてるしお風呂いくね!またあした!おやすみ!」スタスタ
アルミン 「…おや…すみ…」シクシク
-
- 7 : 2020/10/23(金) 02:14:25 :
- そして寮に戻り
ユミル 「明日も訓練かー…疲れるなー」
クリスタ 「しー!みんな寝てるから静かにして!」カキカキ
ユミル 「はいはい…そっちも大変そうだな…補習のために勉強なんて…」
クリスタ 「うん…今はね…」カキカキ
ユミル 「うん?どういう意味だ?」
クリスタ 「…私決めたの!補習終わっても勉強はしていこうって!」
ユミル 「…は?」
クリスタ 「え?」
ユミル 「ははw無理無理w」
ユミル 「どうせお前のことだから補習合格したらすぐ辞めるわw」
クリスタ 「辞めないもん!」
クリスタ 「私決心したんだから!」
ユミル 「はいはいw」
クリスタ 「バカにして!」
ユミルの言う通り…無事補習を合格した
クリスタはその日から勉強を辞めた……
-
- 8 : 2020/10/23(金) 02:15:30 :
- そして固定砲台の訓練
ライナー 「行くぞ!せーの!」
ジャン 「よいしょ!」
クリスタ 「ぐぅ!おも…い…」
ガコン
ライナー 「よし!これで終わりだ!」
ジャン 「ふぅ…疲れるぜ…」
クリスタ 「ほんと…疲れた…」ハァハァ
ライナー 「…」(ハァハァ言ってるクリスタ可愛い)
ジャン 「でも意外と早く終わったな…」
ライナー 「そうだな…」
クリスタ 「…私ちょっと休憩してくる…」スタスタ
ライナー 「クリスタ!なら俺も…」
ユミル 「おい!」
ライナー 「!?」
ユミル 「殺すぞ?」ニコ
ライナー 「…」
コニー 「おい!ユミル!早く持てよ!」
アルミン 「きっつ…」プルプル
ユミル 「うるせぇ!」スタスタ
ユミル 「クリスタ!すぐ終わらせていくからな!」
クリスタ 「うん!」スタスタ
-
- 9 : 2020/10/23(金) 02:16:01 :
- クリスタ 「どこで休憩しようかな…」スタスタ
エレン 「ふぅ…」
クリスタ 「あ…」(エレン!)
木の影で寝転んで休んでるエレン
クリスタ 「…」
エレン 「…ふぁ…」
クリスタ 「…」キョロキョロ
周りを見渡す
クリスタ 「…誰もいない…」
クリスタ 「…」(ユミルはもう少し時間かかりそうだったし…見た感じミカサもいない…)
クリスタ 「…これは…」(エレンに声をかけるチャンス!)
クリスタ 「…」
クリスタ 「…」(どうしたの!?私!)
クリスタ 「…」(歩かなきゃ!)
クリスタ 「…」(でも…凄い…緊張する…//)
クリスタ 「…」(いけ!私!)
クリスタ 「…」スタスタ
アニ 「ここ…良い?」
エレン 「うん?アニか…いいぞ隣」
アニ 「ありがと…」スト
座る
クリスタ 「あ…」(アニ…)
足が止まる
アニ 「…気持ちい…」
エレン 「だろ?」
クリスタ 「…」(話すチャンスが…)
アニ 「…」
エレン 「…」
エレン 「どうした?座ってないでお前も寝ろよ?」
アニ 「…うん…」
エレンの隣で寝っ転がる
エレン 「眠くなるな…」
アニ 「…ええ…」
クリスタ 「…」(あ…アニだったら…私がエレンに声掛けてもなんにも言われないよね…)
クリスタ 「…」
止まった足をもう一度動かそうとした瞬間
ミカサ 「…」スタスタ
クリスタ 「!?」(ミカサ!)
ミカサ 「…」ピタッ
アニの目の前で止まる
クリスタ 「や…やばい…」
エレン 「…うん?ミカサか…お前も終わったのか?」
ミカサ 「ええ…時間かかったけど…」
エレン 「ならミカサも一緒に寝ようぜ」
ミカサ 「…そうしたいのは山々だけど…その前に私の目の前にいる人が邪魔で寝れない…」
アニ 「この場所は私の席…アンタはそこのちょっと離れたところで寝なよ?」
ミカサ 「…私は元々ここの席の予約をしていた…」
クリスタ 「…」(そこに予約なんてあるの!?)
アニ 「ふざけてないで…どきな?せっかくの青空が見えないでしょ?」
エレン 「おいおい…二人とも喧嘩するなよ」
ミカサ 「…エレン…ちょっと待っててね…この女を飛ばすから」スッ
構える
アニ 「…ふぅ…」スタ
立ち上がる
アニ 「飛ばされるのはそっちの方…」スッ
構える
ミカサ 「アニ…私は悲しい…私に倒され地面とキスしながら私とエレンが優雅に寝ている姿を見させられることが…」
アニ 「…そのセリフ…そのまんまお返しするよ…」
ミカサ 「…」
アニ 「…」
ミカサ 「ふっ!」シュ
アニ 「はっ!」ヒュ
クリスタ 「始まっちゃったー!?」
エレン 「…Zz」
クリスタ 「エレンはどうして寝てられるの!?」
アルミン 「ミカサ!やめるんだ!」ダッダッ
ミーナ 「アニ!ストップ!」ダッダッ
クリスタ 「あ!」(二人とも!)
クリスタ 「…ふぅ…」(危ない所だった…アルミンとミーナが止めてくれて…助かった…)
クリスタ 「…あれ?アルミン?」
クリスタ 「…ってことは…」
ユミル 「くーりーすーたー!」ダキッ
クリスタにバックハグをする
クリスタ 「…」(ですよねぇー…)
クリスタ 「…」(ああ…また私はエレンとお話をするチャンスを逃してしまった…)
ユミル 「こんな所にいないであっちに行って休もうぜ!」
クリスタ 「うん…」(泣きそう…)
クリスタ 「…」(ああ…エレン…)
ミカサトマッテトマッテ!
アニモケンカシナイデ!
エレン 「あははw」
クリスタ 「…」チラ
エレンをみる
エレン 「うん?」チラ
クリスタと目が合う
クリスタ 「…あ//」
エレン 「…なんだ?クリスタ?」
クリスタ 「あ…//いや…その…//」
エレン 「お前らもここで寝たいのか?いいぞ隣来いよ!」
クリスタ 「え…//」(行きたい!)
ユミル 「はぁ〜!?」
ユミル 「誰がお前のところに行かなきゃいけねーんだよ!」
ユミル 「クリスタもなんか言ってやれ!」
クリスタ 「え…//あ…あの//」
エレン 「わかったよ…」
エレン 「じゃああっちで休めよ?」
クリスタ 「あ…ちが…」
ユミル 「けっ!お前に言われなくてもそうするつもりだ!」
ユミル 「いこーぜークリスター」ガシ スタスタ
クリスタ 「…」(ゆみるぅー)シクシク
-
- 10 : 2020/10/23(金) 02:16:40 :
- そして馬術
クリスタ 「はぁ…」(せっかくエレンから話しかけてくれたのに…)
クリスタ 「…」(私がしっかり話さないから…もう…私のバカ…)
クリスタ 「…」(でも…ユミルとミカサがいるから話しかけづらいし…)
クリスタ 「…」(どうすればいいんだろう…)
キース教官 「よし!レンズ!またまた一着だな!」
クリスタ 「…え?」
キース教官 「…どうした?」
クリスタ 「あ…いえ…なんでもありません…」
クリスタ 「そういえば馬術の訓練だったんだ…」
クリスタ 「…」(せっかく私の大好きなお馬さんとの訓練なのに…エレンの事で頭がいっぱいだ…)
エレン 「くっそー…4位か!」
ライナー 「ふっ…エレンまだまだだな!」
エレン 「途中までライナーを抜かしてたのに…くそー!」
アルミン 「ミカサもまたまた2位だね…凄いよ!」
ミカサ 「そんなことない…」
クリスタ 「…」(いいなぁ…ミカサ…)
ユミル 「さすがだ!うちの天使は!」ナデナデ
クリスタ 「あははwありがと」
エレン 「しかしやっぱりクリスタはすげーよな!」
クリスタ 「え!?//」
エレン 「なんでそんなに速いんだよ!」
クリスタ 「そ…そんなこと…ないよ//」
エレン 「俺もクリスタみたいに速くなりてぇ!」
クリスタ 「た…大したこと…ないよ//」
クリスタ 「あ…なら…」
ミカサ 「ええ…本当に大したことない…」ゴゴ
クリスタ 「!?」
ミカサ 「…」ゴゴゴ
クリスタ 「…」(こ…こわ…)
ユミル 「…」(こえぇ…)
エレン 「何言ってんだ?お前?」
エレン 「大したことあるだろ…だってお前は2位だろ?」
アルミン 「…しー!」(エレン!そんな事言わないで!)
エレン 「うん?どうしたアルミン…」
ミカサ 「…」
クリスタ 「…」タラー
ミカサ 「…」スタスタ
ミカサ 「ライナー…」
ライナー 「うん?なんだ?」
ズドォォン!
コニー 「ライナー!?」
アルミン 「…」(ああ…ごめんよライナー…クリスタを守る為なんだ…)
エレン 「どうしたんだ?アイツ?」
エレン 「まあいいわ…クリスタさっきなんか言いかけたろ?」
クリスタ 「あ…うん//あの…」
ユミル 「ほら!行こうぜ!クリスタ!」ガシ
ユミル 「死に急ぎと関わるとミカサに何されるか分かったもんじゃない!」スタスタ
クリスタ 「…」(ゆみるぅー)シクシク
-
- 11 : 2020/10/23(金) 02:18:11 :
- 格闘術
クリスタ 「とりあえず訓練には集中しなきゃ!」
キース教官 「レンズ」
クリスタ 「!?」
クリスタ 「は…はい!」
キース教官 「貴様は色々評価は低いが…その中で1番駄目なのがこの格闘術だ」
クリスタ 「そ…そんな…」
キース教官 「いいか?弱いもの同士でやってても強くはなれんぞ?」
クリスタ 「は…はい…」
キース教官 「それに比べて…ユミルを見てみろ…」
ベルトルト 「はぁ!」シュ
ユミル 「つぅ!」ヒュ
ユミル 「は!」シュ
ベルトルト 「くっ!」ヒュ
クリスタ 「…」
キース教官 「アイツはそれなりにできる…」
クリスタ 「はい…」
キース教官 「貴様はアイツとずっと訓練をしてるのに何一つ吸収出来ていない…」
キース教官 「しっかり学べ!」
クリスタ 「はい…」
キース教官 「…」スタスタ
クリスタ 「…」(違うもん…ユミルは私とやる時は手を抜くから…)
クリスタ 「…」(私がどんなに言っても…怪我するからダメだとの一点張り…)
-
- 12 : 2020/10/23(金) 02:18:44 :
- サシャ 「お腹すきました…」スタスタ
クリスタ 「…」
クリスタ 「サシャ?」
サシャ 「はい?どうしました?」
クリスタ 「やる人いないの?」
サシャ 「そうですが…」
クリスタ 「…」(本当はミーナとやろうと思ったけど…キース教官が自分より強い人とやれって言ってたから…)
ミーナ 「私何気に酷いこと言われてる!?」
クリスタ 「…サシャは私より出来るし…」
サシャ 「どうしました?」
クリスタ 「…」
クリスタ 「お願い!サシャ!」
サシャ 「はい!なんですか?」
クリスタ 「一緒に対人格闘やって!私を強くして!」
サシャ 「あ…はい!良いですよ!」
クリスタ 「やった!」(これで強くなれるかな…)
サシャ 「じゃあ私がならず者です!」
クリスタ 「うん!」
サシャ 「白鳥の舞!」シャキーン
クリスタ 「…う…うん!いくよ!」
サシャ 「ダメです!」
クリスタ 「!?」
クリスタ 「え!?」
サシャ 「クリスタ…強くなりたいんですよね?」
クリスタ 「う…うん…」
サシャ 「なら私みたいにポーズを決めなきゃ!」シャキーン
クリスタ 「わ…わかった!こ…こう?」シャキーン
サシャ 「まぁそんな感じです!」
クリスタ 「う…うん!ありがと!」
サシャ 「じゃあ行きますよ!」
サシャ 「白鳥の舞!」シャキーン
クリスタ 「は…白鳥の舞!」シャキーン
サシャ 「ダメです!」
クリスタ 「え…えぇ…今度は何?」
サシャ 「白鳥の舞は私のものです!」
サシャ 「クリスタはクリスタのポーズをやってください!」
クリスタ 「そ…そんないきなり言われても…」
サシャ 「そうですか?なら…クリスタは馬術が上手いので馬の舞とかどうですか?」
クリスタ 「馬の…舞…?」
サシャ 「はい!ポーズはそうですね…」
サシャ 「四足歩行になって…馬の舞!ヒヒーンって言えば良いじゃないですか?」
クリスタ 「え…と…?」
サシャ 「こうです!」サッ
四足歩行になる
サシャ 「馬の舞!ひひーん!」
クリスタ 「…」
サシャ 「分かりましたか?」
クリスタ 「ひひーんは言わなきゃ駄目?」
サシャ 「ダメです!強くなれませんよ!?」
クリスタ 「…やる!」(強くなりたい!)
サシャ 「じゃあ…行きますよ!?」
クリスタ 「うん!」
サシャ 「白鳥の舞!」シャキーン
クリスタ 「馬の舞!ひひーん!!」
サシャ 「見事です!」パチパチパチ
クリスタ 「やった!」
サシャ 「じゃあ!もう一度!」
クリスタ 「馬の舞!ひひーん!」
サシャ 「はい!」
クリスタ 「えへへ」チラ
クリスタ 「!?」
キース教官 「…」ポカーン
ライナー 「…」ポカーン
ベルトルト 「…」ポカーン
アニ 「…ぷw」
ミーナ 「く…クリスタ…」
ジャン 「…」ポカーン
マルコ 「…」ポカーン
コニー 「さすがだな!クリスタ!」
ミカサ 「…」
アルミン 「…」(め…女神が…)
ユミル 「…アイツアホだw」
クリスタ 「…あ//あ…//」
クリスタ 「あわわ…//」(恥ずかしい…)
ぷははw
クリスタ 「え!?」チラ
エレン 「クリスタは面白い奴だなw」
クリスタ 「…」(…最悪…エレンにも見られた…それに笑われた…)
クリスタ 「…う…う…//」ウルウル
クリスタ 「サシャのばかぁぁぁー!!」ダッダッ
走ってどこかに行く
サシャ 「わたし…なんかしましたか?」
ユミル 「いやー面白いもんみれたわw」
アルライベル 「…」(あんな天使初めて見た…けど…なんだろ…)
アルライベル 「…」(めちゃくちゃ可愛い)
キース教官 「…」(ちょっと言い過ぎたか?)
-
- 13 : 2020/10/23(金) 02:19:18 :
- そして訓練が終わり
ユミル 「あっはっはw」
クリスタ 「笑わないで!ユミル!」
ユミル 「いやーお前もアホだなぁ…あんな事するなんて…」
クリスタ 「うっさい!//」
ユミル 「おー怖い怖いw」
ユミル 「馬の舞してこいよw」
クリスタ 「嫌い!」スタスタ
ユミル 「あははw」
サシャ 「私が悪いんですか?」
ユミル 「いや…今回のお前は超ファインプレーだわ!」
サシャ 「そうですか…なら良かったです!」
クリスタ 「もう…ばかばかばか!」
クリスタ 「…」スト
一人外のベンチに腰をかける
アルミン 「お疲れ様」
クリスタ 「!?」
クリスタ 「アルミン…」
アルミン 「ごめんね…ユミルにバカにされてたの見てて…それで付いてきたんだ…」スト
ベンチに腰をかける
クリスタ 「いいもん…バカだし…」
アルミン 「いや…真剣に訓練を取り組んだからああいう結果になったんじゃない?」
クリスタ 「うーん…」
アルミン 「…」
クリスタ 「かも…ね…」
アルミン 「クリスタは…最近すごく訓練取り組んでるよね?」
クリスタ 「…そう見える?」
アルミン 「うん…前のクリスタとはだいぶ変わったよ?」
クリスタ 「…でも…なーんか上手くいかないや…」
アルミン 「…まぁ…上手くいかないことの方が多いからしょうがないよ…」
クリスタ 「それは言えてる…」(エレンと全然話せてないし…まぁほぼ私のせいなんだけど…)
アルミン 「なんか…きっかけとかあるの?」
クリスタ 「…」
クリスタ 「私はミカサみたいに…強くなりたい…」
アルミン 「…そうなんだ…」
クリスタ 「…」(そうすれば…もしかしたら…)
アルミン 「…でも別にクリスタはそこまで頑張らなくても良いんじゃない?」
クリスタ 「…なんで?」
アルミン 「だって…女の子だよ?」
クリスタ 「そんなこと言ったら…ミカサだって女の子だよ…」
アルミン 「ミカサは生まれ付き元々天性みたいなのがあるから…その差はどうしても出ちゃうから…仕方ないよ」
クリスタ 「そう…なのかな…」
アルミン 「好きな人には守るより守られて欲しいでしょ?」
クリスタ 「うーん…」
アルミン 「…」
クリスタ 「…」
アルミン 「まぁ…考えすぎないようにね?明日の訓練に支障が出てもダメだし…」
クリスタ 「うん…そうだね!」
アルミン 「じゃあ…また明日ね?」
クリスタ 「うん!ありがと!アルミン!」ニコ
アルミン 「うん!」(可愛い)
クリスタ 「…」(アルミンの言ってる事も分かるけど…なんか…ひっかかる…)
-
- 14 : 2020/10/23(金) 02:19:50 :
- 上手くいかないことの方が多いけど…
それでも私は訓練をしっかり取り組んだ…けど…
岩登り訓練!
クリスタ 「くぅ…」
Lv.1失格!
座学!
クリスタ 「うーん…」カキカキ
評価最悪!
対人格闘!
クリスタ 「…ユミル!しっかりやって!」
評価最悪!
立体機動!
クリスタ 「…こんの!」ザン
浅い!評価最悪!
馬術!
クリスタ 「よし!」
評価最高!
固定砲台!
クリスタ 「ふんぎぎ」
評価平均!
やっぱり…上手くいかないことだらけだ…
そして数週間が経って…
____
キース教官 「今回の訓練は雪山訓練だ!」
キース教官 「お前らは2日間かけてあの山を登り下山してこい!」
キース教官 「頂上には上官が待っている」
キース教官 「必ず声をかけるように!」
104期生 「はっ!」
キース教官 「20分後に開始する!一旦解散!」
各々準備をする
ユミル 「いやー…やりたくねぇな…」
クリスタ 「寒いからねぇ…」
ユミル 「抜け出すか!」
クリスタ 「ユミル!」
ユミル 「へいへい…」
ユミル 「うちの天使は本当…やる気しかねぇからな…」
クリスタ 「もちろんだよ!」ヨイショ
カバンを背負う
ユミル 「結果はダメダメだけどな…」ヨイショ
カバンを背負う
クリスタ 「…なんか言った!?」
ユミル 「なーんにも…」
クリスタ 「…いくよ!」スタスタ
ユミル 「ほーい…」スタスタ
エレン 「さぁ…そろそろ時間だな…」
アルミン 「そうだね…頑張ろうね」
ミカサ 「二日しかないから…急がなきゃね…」
エレン 「そうだな」
サシャ 「雪山訓練!私の得意分野です!」
コニー 「俺も頑張るぜ!」
ジャン 「サシャに負けないように頑張らなきゃな!」
マルコ 「そうだね」
ライナー 「準備できたか?」
ベルトルト 「うん!」
アニ 「ええ…」
ミーナ 「無事に終わるかな…」
ライナー 「安心しろミーナ…俺らが居る」
ミーナ 「頼りにしてるよ!」
クリスタ 「ミーナ達は4人で行くの?」
ミーナ 「うん!」
ライナー 「クリスタも一緒に…!?」
ユミル 「…」ギロ
クリスタ 「うん?」
ライナー 「…」
ライナー 「なんでもない…」
キース教官 「時間だ!行け!」
クリスタ 「いくよ!ユミル!」スタスタ
ユミル 「へーい」スタスタ
-
- 15 : 2020/10/23(金) 02:20:25 :
- それからしばらくして…
クリスタ 「…」ハァハァ
ユミル 「ふぅ…」
クリスタ 「ユミル…もうどのくらい歩いた?」
ユミル 「あー…3時間くらいだな…」
クリスタ 「そうなの…まだ3時間なんだ…」
クリスタ 「…」(うう…寒い…それに足が重いよ…)
ユミル 「そろそろ休むか?」
クリスタ 「もう…ちょっと…」
ユミル 「…了解…」
__
クリスタ 「…」ハァハァ
ユミル 「…」ハァハァ
ユミル 「…」(クリスタ…)
クリスタ 「…」ハァハァ
ユミル 「…」(前より全然…スタミナが切れてねぇ…)
ユミル 「…」(少し前のアイツなら…もう疲れたとか弱音吐くのに…スタミナがついてきたのか…?)
ユミル 「…」(でも…まだスタミナがあるうちに…休憩しなきゃマズくなるな…)
ユミル 「…」(少し雪が荒いが…)
ユミル 「クリスタ!そろそろ休憩だ!」
クリスタ 「…うん…わかっ…」
クリスタ 「!?」
クリスタ 「ユミル!誰か倒れてるよ!」
ユミル 「は?」チラ
クリスタ 「…」スタスタ
ユミル 「誰が倒れてるんだ?」スタスタ
クリスタ 「…ダスだ…」
ユミル 「おお…ほんとだ…」
ダス 「…」ハァハァ
クリスタ 「ダス?身体起こせる?」
ダス 「…」ハァハァ
ユミル 「…こりゃダメだな…」
クリスタ 「…ユミル手貸して?」
ユミル 「おいおいやめとけ…そんなことしたら私達も死ぬかもしれないぞ?」
クリスタ 「ダスはまだ死んでない!」
ユミル 「ダスは無理だ…状況が状況だ!」
クリスタ 「ダス…絶対助ける!」グググ
持ち上げようとする
ユミル 「…はぁ…お前ここに来ても良いことしようとするなよ…」
クリスタ 「…」グググ
ユミル 「しばらく良いことしなくなったと思ったら…お前はまた…」
クリスタ 「良いことなんかする気ない!」キッ
ユミル 「!?」
クリスタ 「私は助けたいの!」
ユミル 「…」
ユミル 「…それが…良いことって言うもんだろ…」ボソッ
クリスタ 「ふんぎぎ…」グググ
ユミル 「わかった…分かったよ…」スタスタ
ユミル 「ほら…一緒に持つぞ」ガシ
クリスタ 「…うん!」
ユミル 「せーの!」
クリスタ 「よい…しょ…」
ユミル 「ふぅ…」
ユミル 「ダス…てめぇ…生きてるかー?」
ダス 「…」ハァハァ
クリスタ 「生きてるけど…危ない状況だよ!」
ユミル 「ここでテントを張っても意味がねぇ…吹雪が落ち着いた所まで歩くぞ!」
クリスタ 「わかった!」
クリスタ 「踏ん張ってね!ダス!」
__
クリスタ 「…」ハァハァ
ユミル 「…」ハァハァ
ユミル 「お…」ハァハァ
クリスタ 「…ん?」
ユミル 「クリスタ…ここら辺なら…テント張っても問題ないな…」ハァハァ
クリスタ「そう…なの…」ハァハァ
クリスタ 「じゃあ…下ろすよ…」
ユミル 「ああ…せーの!」
ドサ
ダスを下ろす
ダス 「…」ハァハァ
クリスタ 「良かった…まだ生きてる…」ハァハァ
ユミル 「そうだな…」ハァハァ
エレン 「あれ?」
クリスタ 「え?」チラ
ユミル 「…うん?」チラ
クリユミ 「!?」
クリユミ 「エレン!(死に急ぎ!)」
エレン 「お…おう…」
アルミン 「エレン!水汲んだかい?」スタスタ
アルミン 「あ…!?」
アルミン 「クリスタ!ユミル!…とダス!?」
エレン 「ビックリした…」
エレン 「てっきり俺らが最後尾だと思ったが…」
クリスタ 「え…エレン…」ハァハァ
ユミル 「今…話してる暇はない…寒くて死にそうだ…」ハァハァ
アルミン 「あ…うん!ミカサが火をつけて待ってるから急いでいこう!」
クリスタ 「ごめんエレン…ダスお願い…」ハァハァ
エレン 「あ…ああ!」
クリスタ達は何とか火で温まり回復した
-
- 16 : 2020/10/23(金) 02:20:54 :
- クリスタ 「死ぬかと思った…」
ユミル 「こいつのせいで私達も殺されそうだったわ…」
ダス 「ありがとう…ありがとう…」ウルウル
アルミン 「でも良かった…無事で…」
ミカサ 「ええ…」
エレン 「ミカサ!飯出来たか?」
ミカサ 「はい」
エレン 「おう!サンキューな!」
ミカサ 「みんなの分も…はい」
アルミン 「ありがと!」
ユミル 「助かる…」
クリスタ 「ありがとう!」
ダス 「すまねぇ!」パクパク
ユミル 「しかし…死に急ぎ達がほぼケツにいるとはな…そんなに今回の雪山は辛いのか?」
アルミン 「ううん…違うよ。2人とも僕に合わせて登ってくれたから…遅くなったんだ…」
ユミル 「…そういうことな…」
クリスタ 「美味しい…」
ミカサ 「良かった」ニコ
クリスタ 「…//」(ミカサ…可愛い…)
エレン 「しかし…クリスタも凄いな!」
クリスタ 「ふぇっ!?//」
エレン 「よくダスを持ってここまで来れたな!」
クリスタ 「そ…そんなことないよ//」
クリスタ 「ユミルも手伝ってくれたから…」
ユミル 「お前は一生うちの天使に感謝しろよな!」
ダス 「ありがとう…クリスタ…」ポロポロ
アルミン 「あははwダス泣かないのw」
クリスタ 「もーユミルー?」
ユミル 「だって事実だろ?」
ミカサ 「食べながら喋らない」
エレン 「へーい…」
クリスタ 「…」(ミカサは上品だなぁ…それに綺麗だし…)
アルミン 「お風呂で身体を温まりたいよ…」
ユミル 「そうだな…」
エレン 「まぁ我慢するしかねぇな…」
エレン 「ごちそうさん!ありがとなミカサ!」
ミカサ 「どういたしまして」ニコ
アルミン 「…」(ミカサがずっと上機嫌だ…恐らく久しぶりにエレンとずっと居れるからだろうな…)
アルミン 「…」(じゃなきゃ…さっきエレンがクリスタを褒めてた時…絶対怒ってたから…助かった…)
ユミル 「場所的にはここはどこになるんだ?」
アルミン 「もうちょっと行ったら恐らく頂上に着くと思う…」
ユミル 「結構歩いたんだな…」
アルミン 「うん!だから今日はここで一晩寝るつもり!」
ユミル 「そうか…わかったありがとな…」
アルミン 「うん!さぁ…今日はもう寝よう!」
ユミル 「そうだな…」
クリスタ 「…あ…うん…」
クリスタ 「…」チラ
エレン 「〜」
ミカサ 「そうね」ニコ
クリスタ 「…」(エレンとお話…したかったなぁ…)
アルミン 「明日早く片付けて行きたいから2人はミカサのテントで寝て欲しい」
アルミン 「それに…人同士固まってた方が暖かくなるし…」
ユミル 「そうだな…悪いなミカサ」
クリスタ 「…うん」
ミカサ 「ええ…」ニコ
エレン 「じゃあ…俺はアルミンのテントで寝ようかな…ダスいこーぜー」
ダス 「あ…はい!」(エレンと喋るの初めてだ…)
ミカサ 「おやすみエレン」
エレン 「おう!おやすみー」
アルミン 「おやすみミカサ」
ミカサ 「おやすみアルミン」
ミカサ 「じゃあ…私達も寝よう?」
ユミル 「おう!」
クリスタ 「うん…」(また…チャンス逃しちゃった…)
-
- 17 : 2020/10/23(金) 02:22:13 :
- それからしばらくして…
クリスタ 「…」(アルミンの言った通り…暖かいや…これなら寝れる…)
クリスタ 「…」
クリスタ 「…」(私ってなんで…こんなに臆病なんだろ…)
クリスタ 「…」(なんのために訓練しっかりやってるんだろ…)
クリスタ 「…」(前にアルミンにはミカサみたいに強くなりたいって言ったけど…確かにそれは思ってる事だけど…それ以上にしっかり訓練してたらエレンが話しかけてくれるかもって思ってやってたから…)
クリスタ 「…」(でも…結局話せてないんじゃあ…意味ないよ…)
クリスタ 「…」チラ
ユミル 「…Zz」
ミカサ 「…すぅ…すぅ…」
クリスタ 「…私も寝よ…」
クリスタ 「…」
クリスタ 「…でもその前に…トイレ行きたくなっちゃった…」
クリスタ 「起こさないように…」ソロソロ
クリスタ 「よし!」
テントから出るクリスタ
クリスタ 「…」チラ
エレン達が寝てるテントを見る
クリスタ 「…」スタスタ
-
- 18 : 2020/10/23(金) 02:22:42 :
-
しばらくして…
クリスタ 「ふぅ…トイレしたらすっかり身体が冷えちゃった…急いでテントの中に入らなきゃ…」スタスタ
パキッパキッパキッ
クリスタ 「あれ?誰かが火を炊いてる…」スタスタ
クリスタ 「誰だろ?」チラ
クリスタ 「!?」
エレン 「うー…さびぃー…」
クリスタ 「あ!」
エレン 「うん?なんだ…クリスタか…」
クリスタ 「え…エレン!」
エレン 「しー!皆が起きるだろ!」
クリスタ 「あ…ご…ごめん…」
エレン 「つーかクリスタまだ起きてたのか」
クリスタ 「うん…ちょっとトイレ行きたくなって…」
エレン 「なるほどな…」ポイポイ
枝を火の中に入れる
クリスタ 「え…エレンこそ…なにしてんの?」
エレン 「身体がすっかり冷えちまってな…」
エレン 「スープ飲もうと思ったんだが…クリスタも飲むか?」
クリスタ 「う…うん//」
エレン 「待ってろ…今作ってやるよ…」
クリスタ 「あ…ありがと…//」
エレン 「まぁ…支給されたスープだから味は薄いけど…無いよりはマシだな…」
クリスタ 「う…うん//」
エレン 「…」コトコトコト
エレン 「ほらよ」スッ
スープが入ったコップを渡す
クリスタ 「あ…ありがと//」パシ
受け取る
エレン 「ふーふー」ズズ
エレン 「ふぅ…あったけえな…」
クリスタ 「…」(やばい…緊張が…)
エレン 「うん?どうしたクリスタ?」
エレン 「立ってないでこっちに座れよ」
クリスタ 「あ…うん…//」
クリスタ 「失礼…します//」スト
倒れてる木の丸太に座る
クリスタ 「…//」
エレン 「ほら?飲まないと冷めるぞ?」ズズ
クリスタ 「う…うん…」
クリスタ 「ふー…ふー…」ズズ
エレン 「…どうだ?薄いだろw」
クリスタ 「…」(…温かい……それに……)
クリスタ 「…ううん…//」
クリスタ 「…凄く……美味しいよ…//」ニコ
エレン 「…//」ドキッ
エレン 「そ…そうか…」(なんだ…今の…)
クリスタ 「ふー…」ズズ
エレン 「…」ズズ
クリスタ 「…//」(エレンと2人きり…)
エレン 「…」ズズ
エレン 「ぷはぁ!温まった温まった!」
クリスタ 「ふぇっ!?もう飲んだの?」
エレン 「うん?そうだが?」
クリスタ 「まだ私…全然飲んでない…」
エレン 「焦らなくてもいいぞ?」
エレン 「待っててやるから!」
クリスタ 「…う…うん//」ズズ
-
- 19 : 2020/10/23(金) 02:23:13 :
- エレン 「…」
クリスタ 「…//」
エレン 「クリスタ?」
クリスタ 「ふぁい!?//」
エレン 「お前…変わったな…」
クリスタ 「…えっ?」
エレン 「なんか…笑えるようになったな?」
クリスタ 「…そ…う?//」
エレン 「俺はそう思っただけだから…前と変わってないなら俺の勘違いだw」
クリスタ 「…変わった…かな…//」
エレン 「お?やっぱり?」
クリスタ 「う…うん//」
エレン 「そっかそっか…」
クリスタ 「…//」
クリスタ 「私も…え…エレンに聞きたいことがあるんだけど…//」
エレン 「うん?なんだ?」
クリスタ 「…」
クリスタ 「エレンはどうしてそんなに強いの?」
エレン 「…え?」
クリスタ 「…いや…ただ気になってね…」
エレン 「うーん…俺は強くなんかないぞ?」
クリスタ 「え?」
エレン 「俺はどちらかと言うと弱いからな…」
クリスタ 「そんなこと…ないよ…」
エレン 「ミカサやアルミンを見てみろ…」
エレン 「俺よりアイツらの方が強いだろ?」
クリスタ 「ミカサはそうだとしても…アルミンとエレンだったらエレンの方が強そうだけど…」
エレン 「アルミンは頭が良いから…俺より全然強いぞ…」
クリスタ 「…」
エレン 「だから…俺は二人に負けないように訓練をしっかり取り組んで俺が二人を守ってやるんだ…」
クリスタ 「そう…なんだ…」(ミカサと一緒…)
エレン 「まぁな…」
クリスタ 「…私にも出来るかな…」
エレン 「なにがだ?」
クリスタ 「…その…守りたい気持ち…っていうの?」
エレン 「…ああ…」
エレン 「クリスタはもう出来てると思うぞ?」
クリスタ 「え?私が?」
エレン 「ああ!だってダスを救ったろ?」
エレン 「流石だぞ!」
クリスタ 「…う…うん…」
エレン 「おう!」
クリスタ 「…」
クリスタ 「…」(確かに…ダスを助けれたけど…なんか引っかかるなぁ…)
クリスタ 「…」(私も…いつか…エレンに頼られる…そんな日が来れば良いなぁ…)
クリスタ 「…ふぁ…」
あくびをする
エレン 「眠いか?」
クリスタ 「ちょっと…ね…でも大丈夫…しっかりテントで寝るから…」
エレン 「そうか…」
クリスタ 「ねぇ…エレン…」
エレン 「うん?」
クリスタ 「ちょっと…肩にもたれかかっていい?」
エレン 「ああ!いいぞ!」
クリスタ 「ありがと…」スッ
エレンの肩にもたれかかる
クリスタ 「…」(エレン…とても暖かい…私今…凄い幸せな気分…)
エレン 「…」
エレン 「さっきの話の続きだけどな…」
エレン 「俺は正直…今のお前がいいと思うぞ?」
エレン 「…それに…なんつーか…そっちの方が…可愛い…しな…」
クリスタ 「…」
エレン 「…?」
エレン 「クリスタ?」
クリスタ 「…すーすーZz」
エレン 「…なんだ…寝たのか…」
エレン 「おーい!クリスター」ユサユサ
クリスタ 「…すー…すー…」
エレン 「こりぁしばらく起きねーな…まぁ無理もないか…こんな雪山の中ダスを背負って来たんだから…」
エレン 「ったく…まだスープ全部飲んでねぇじゃあねーか…」
エレン 「温かいうちに飲まなきゃ冷めちまう…」スッ
クリスタのスープを取る
エレン 「…」ズズズズ
クリスタのスープを飲み干す
エレン 「…さて…」チラ
クリスタ 「すー…すー…」
エレン 「…」
エレン 「…」ナデナデ
頭を撫でる
クリスタ 「…ふふ…」ニコ
エレン 「…楽しい夢でも見てるのか?」
エレン 「…まぁいいわ…」
エレン 「ミカサのテントに連れて行ってやりたいが…起こしかねないしな…だからといってクリスタをここに置いとくのもダメだし…」
エレン 「…俺のテント…使うか…」
エレン 「起こさないように…」ソー
ゆっくりクリスタを横に倒す
エレン 「…なんか…枕替わりになるようなやつ…」キョロキョロ
エレン 「…俺の上着でいいか…」
エレン 「…」スッ
クリスタの頭の下に上着を敷く
エレン 「さぁ…風邪ひく前に早い所終わらせよう…」
カチャカチャ
クリスタ 「…うーん…えりぇん…Zz」
-
- 20 : 2020/10/23(金) 02:24:00 :
- そして朝になった…
チュンチュン
アルミン 「はぁ…疲れた…」
エレン 「なんか…すまねぇな?」
アルミン 「ホントだよ…ユミルとミカサを誤魔化すのに大変だったんだからね!?」
エレン 「ありがとうな!」
アルミン 「…まあ…いいけど…」
アルミン 「そろそろ行かなきゃ…」
エレン 「そうだな…じゃあクリスタ起こすわ…」
エレン 「おーい!クリスター!」ガサガサ
テントを揺らす
クリスタ 「…ムニャムニャ…」
エレン 「おーい!朝だぞー!」ガサガサ
クリスタ 「…ぅん?」
エレン 「おーい!」ガサガサ
クリスタ 「あ…ごみぇん…寝てた…」
テント越しから会話をする3人
アルミン 「…」
エレン 「ああ…だから起こしてるぞ?」
アルミン 「まだ寝ぼけてるね…」
クリスタ 「…うん。。」ゴシゴシ
クリスタ 「ふぁー」
エレン 「アルミンがそろそろ行くってさ!」
クリスタ 「うん…わか…たぁ…」ゴシゴシ
エレン 「こりゃ…もうちょいかかりそうだな…」
アルミン 「そうだね…あはは…」
クリスタ 「…うん…?」キョロキョロ
クリスタ 「…私…いつの間に…テントに…?」
アルミン 「…それより…ほんとビックリさせないでよエレン…」
エレン 「うん?なにがだ?」
アルミン 「朝起きたらクリスタと君のテントで寝てるんだから…」
エレン 「しょうがないだろ?ミカサ達を起こすのも悪いし…それに人同士固まってた方が暖かくなるって言ったのはアルミンだろ?」
アルミン 「…確かに言ったけどさ…」
クリスタ 「…いま…なんて…?」
エレン 「風邪ひかせるわけにはいかないだろ?」
アルミン 「…まぁね…」
アルミン 「…クリスター?エレンになんにもされてないよね?」
エレン 「なんもしてねーよ!!」
クリスタ 「…」
クリスタ 「ふえっ!?//」
クリスタ 「そ…その話…ほんとぉ!?//」
アルミン 「う…うん…そうだけど…やっぱりなんかされたの!?」
エレン 「だから!アルミン!!」
クリスタ 「いや…なんにもされてない…//」
クリスタ 「…多分…//」ボソッ
クリスタ 「…」(私…あれから寝ちゃったんだ…)
クリスタ 「…」(確かに…このテントの名前記入欄にエレン・イェーガーって書いてある…)
クリスタ 「…//」
クリスタ 「…エレンと一緒に…//」ボソッ
エレン 「ほらな?」
アルミン 「…そうだといいけど…」
エレン 「俺を信じろ!」
アルミン 「…まぁ…エレンだったら何故か…信じられるし…わかったよ」
エレン 「何故かとはなんだ!なぜかとは!」
アルミン 「ごめんごめん…」
エレン 「…まぁいいわ…とりあえずクリスタ早く片付けて行くから出てこいよー」
クリスタ 「うん…わかった…//」
ダス 「アルミンー早くテント片付けるの手伝ってくれー」
アルミン 「あ…ごめんダス!今行くよ」スタスタ
-
- 21 : 2020/10/23(金) 02:24:27 :
- エレン 「…」
ファスナーを下ろしテントから出てくるクリスタ
クリスタ 「ごめん…エレン…お待たせして…」
エレン 「おう!早速テント畳むぞ!」
クリスタ 「う…うん//」
エレン 「…」カチャカチャ
クリスタ 「…」カチャカチャ
クリスタ 「あれ?そういえばミカサとユミルは?」
エレン 「あの二人なら次に行く方向を確認しに行ったぞ?」
クリスタ 「あ…そうなんだ…」
クリスタ 「…」
エレン 「…」カチャカチャ
クリスタ 「…昨日は…ごめんね?」
エレン 「うん?なにがだ?」
クリスタ 「私…いつの間にか…寝ちゃってて…」
エレン 「別に気にすることないぞ?」
クリスタ 「…でも…わざわざテントまで建ててくれて…」
エレン「気にすんな!」ニコ
クリスタ 「う…うん//」
エレン 「…」カチャカチャ
クリスタ 「…」(…けど…ちょっと残念…せっかく二人っきりになれたのに…私ってホントおバカ…)
クリスタ 「…」(でも…昨日のスープ…嬉しかったなぁ…)
クリスタ 「…」
クリスタ 「…え?」
エレン 「うん?」
クリスタ 「あぁぁ〜!!?」
エレン 「!?」
エレン 「どうした!?」
クリスタ 「…昨日の…スープ…」(私…全部飲まないで寝ちゃった…)
クリスタ 「…」(せっかくエレンが作ってくれたのに…)
クリスタ 「…」(泣きそう…)
エレン 「おーい?クリスター?」
クリスタ 「エレン〜」ウルウル
エレン 「うぉ!?どうしたんだよ?」
クリスタ 「昨日のスープ全部飲まずに寝ちゃったぁ〜!」ウルウル
エレン 「えぇ!?」
クリスタ 「せっかく…エレンが作ってくれたのに…」ウルウル
エレン 「そんなことで泣きそうになるなよ…ビックリするだろ…」
クリスタ 「ショックぅ〜…」
クリスタ 「あのスープ…もう無いよね?」
エレン 「ああ!俺が飲んだぞ!」
クリスタ 「…だよねぇ〜…」ガク
エレン 「ははw寝てる隙に取っちまった!」
クリスタ 「…え?」
クリスタ 「…いま…なんて…?」
エレン 「うん?だからおれが飲んだぞ?」
クリスタ 「…」
エレン 「だからあのスープはもう無いぞ〜」
クリスタ 「…ふぇ〜〜!!?//」
エレン 「はははw残念だろ!?」
クリスタ 「ほんと!?それほんと!?//」
エレン 「そんな迫ってくるなよw」
エレン 「冗談だ!まだあの味のスープはあるから安心しろ?」
クリスタ 「違うぅ〜!!」
エレン 「えぇ!?」
クリスタ 「飲んだってこと!//」
エレン 「おう…何回も言ってるぞ?飲んだって…?」
クリスタ 「…」
クリスタ 「えぇー!!//」
エレン 「お…おい…どうしたんだよ?まだあるから安心しろ!」
クリスタ 「わた…私の…飲みかけ…の…//」
クリスタ 「…//」(それってあれだよね!?)
クリスタ 「…//」(か…か…関節キス!?)
エレン 「おーい?クリスタさーん?」
クリスタ 「うぅ…//」(恥ずかしい…)
クリスタ 「え…え…エレン//」
エレン 「うん?」
クリスタ 「スープ…どう…だった?//」(何聞いてんの!?私!)
エレン 「おう!美味かったぞ?」
クリスタ 「…//」(どんな意味で!?)
クリスタ 「…//」(いやいや…バカバカ!私!そんなわけないじゃん!バカ!)
クリスタ 「…」ブンブン
頭を振る
エレン 「…クリスタ…なんか変だぞ?」
クリスタ 「…//」(恥ずかし過ぎて頭おかしくなってるんじゃない!?)
アルミン 「…」(終わって来たら…天使が頭振って深呼吸してる…)
アルミン 「…」(あ…今度は顔赤くして笑ってる…)
アルミン 「…」(と思ったら今度は自分の頭を軽く叩いてる…)
アルミン 「…」(可愛い…)
-
- 22 : 2020/10/23(金) 02:25:04 :
- そして準備が終わり
エレン 「さぁ!行くか!」
アルミン 「うん!」
ミカサ 「ええ」
ユミル 「めんどくせーなー…」
ダス 「了解!」
クリスタ 「う…うん//」(まだ恥ずかしいよ…)
クリスタ 「…」(でも…本当に嬉しい…)
クリスタ 「…」(エレンと一緒に居れた事も嬉しいけど…久しぶりに2人で話せて…)
____
そして無事訓練が終わり
夕食を済ませ1人遅れてお風呂に行く
クリスタ 「…ふぅ…」チャポン
クリスタ 「…あったかーい…」ボソッ
ユミル 「クリスタ…私達はそろそろ上がるわ」
クリスタ 「うん!わかった!」
ユミル 「おう!行くぞ!芋女」
サシャ 「分かりました!」
クリスタ 「…ふぅ…」
クリスタ 「…」(今日は楽しかったなぁ…)
クリスタ 「…」(たまたまだけど…あのエレンと一緒に訓練やれたし…)
クリスタ 「…」(二人っきりでお話し出来たし…)
クリスタ 「…てへ//エレン…//」
アニ 「エレンがどうかしたの?」
クリスタ 「!?」
クリスタ 「ひやぁ!?アニ!?」
アニ 「…うるさい…」
クリスタ 「ご…ごめん!」
クリスタ 「い…居たんだ…アニ」
アニ 「酷いこと言うね?」
クリスタ 「ご…ごめんなさい!」
アニ 「まぁいいけど…珍しいね…あんたの口からエレンなんて…」
クリスタ 「…あ…えっと…今日たまたまエレンと訓練一緒に行動したから…その事を考えてただけで…」アセアセ
アニ 「…ふーん…」
クリスタ 「エレンって凄いなぁって思っただけだよ!」アセアセ
アニ 「…そう…」
クリスタ 「う…うん!」アセアセ
アニ 「…」
クリスタ 「…」(つい口に出しちゃってた…)
アニ 「そういえばユミル達と一緒にお風呂に来なかったね…」
クリスタ 「あ…うん!お馬さんのお手入れしてたの」
アニ 「いつもの行事ね…」
クリスタ 「うん!」
アニ 「…」
クリスタ 「…」
アニ 「…ねぇ…」
クリスタ 「なに?」
アニ 「変わったね…」
クリスタ 「え?」
アニ 「…笑えるようになったじゃん…」
クリスタ 「…え…!?」
アニ 「…どうしたの?」
クリスタ 「…いや…それエレンにも同じ事言われたから…」
アニ 「…そう…」
クリスタ 「うん…」
アニ 「…アンタは私と似てる所があるから…なんとなくね…」
クリスタ 「さすがアニ…凄いや…」
アニ 「…まぁそれだけじゃなく…」
アニ 「訓練を真面目に取り組み始めたし…」
クリスタ 「…うん!」
アニ 「…まぁ…結果はまだ良い方向に出てないけど…」
クリスタ 「…そう…なんだよね…」
クリスタ 「どうしたら…良い評価貰えるのかな…」
クリスタ 「訓練をしっかりやってても…上手くいかなくて…」
アニ 「…訓練をただやってるだけじゃ意味無いよ?」
クリスタ 「そうなの?」
クリスタ 「訓練の時間以外でも…練習した方がいいのかな…」
アニ 「…それも大事だけど…ちがうね…」
クリスタ 「違うの?」
アニ 「アンタの場合ただ真剣にやってるだけになってる…」
クリスタ 「…それの何が違うの?」
アニ 「…アンタの場合…何かが足りない…」
クリスタ 「…そうなの?」
アニ 「クリスタはやれば出来る子だと思うから…なにか大きなきっかけみたいなのがあれば…もっと変われるんじゃない?」
クリスタ 「きっ…かけ?」
アニ 「…そのきっかけはもちろん私には分からないけど…見つかればいいね…」
クリスタ 「…」(やる気も無いわけじゃないし…他の人達の動きを見て勉強もしてるつもりだけど…なんだろ…?)
アニ 「…」(見ててわかる…アンタはまだ本気になれてない…だから勿体ないね…)
アニ 「…」(でも…それを自分で気づいて行動にしっかり移せたら…アンタはもっと成長するはず…)
クリスタ 「ありがと!アニ!」
クリスタ 「私先に出るね!」
アニ 「ええ…」
アニ 「…」
アニ 「…エレン…か…」
アニ 「…」(さっきも言ったけど…アンタは私に似てる所があるから…何となく…分かったよ…)
私はアニが言った言葉が理解出来ないまま
数日経った…
-
- 23 : 2020/10/23(金) 02:25:25 :
- キース教官 「今日はここまでだ!明日の訓練は馬術からだ!以上!」
104期生 「はっ!」
エレン 「今日は上手くいかなかったなぁ…」スタスタ
アルミン 「明日は上手くいくといいね?」スタスタ
エレン 「そうだな…」
ミカサ 「エレンなら大丈夫…」スタスタ
エレン 「おう!ありがとな!」
ミカサ 「…うん//」
クリスタ 「…」(いいなぁ…ミカサ…)
ユミル 「腹減ったなぁー」スタスタ
サシャ 「ごはん〜ごはん〜♪」スタスタ
クリスタ 「…」(雪山訓練が終わってからエレンとお話出来てないや…)
ミカサ 「…ご飯持ってくる…」スタスタ
エレン 「いいよミカサ!俺が持つわ」
ナライッショニモトウ
ソッチノホウガジカンカカルダロ!
クリスタ 「…」(エレンは本当にミカサと仲いいなぁ…)
クリスタ 「…」(エレンはミカサのことが好きだったり!?)
クリスタ 「…」
ユミル 「どうしたんだ?クリスタ」
クリスタ 「え?いや!…なんでもないよ!?」
ユミル 「早く食って風呂行こーぜ…」
クリスタ 「う…うん!」
コニー 「おい!水がねぇじゃねーか…誰だー?今週の当番は?」
クリスタ 「!?」
クリスタ 「あ!忘れてた」ガタ
立ち上がる
コニー 「頼むぜ?」
クリスタ 「ごめん!コニー」
アルミン 「そういえば僕も当番だった!」ガタ
立ち上がる
アルミン 「ごめん!クリスタ!」
クリスタ 「あ…ううん!」
クリスタ 「じゃあ…行こ?」
アルミン 「うん!」(可愛い…)
クリスタ 「…」(そういえばアルミンと当番だったんだ…)
クリスタ 「……!?」
クリスタ 「…」(そうだ!アルミンに相談すれば良いのか!)
クリスタ 「…」(エレンに好きな人がいるかこれで知れるかも!)
実は私ね…す、好きになっちゃったの///
〜終わり〜
-
- 24 : 2020/10/23(金) 02:31:45 :
- 読んでくださりありがとうございます。
クリスタ視点を中心に描いてみました。
実はクリスタはアルミンに相談するまで色々と一人で手当り次第頑張ってたんですよね…
下のURLから完結の続き見れます
http://www.ssnote.net/archives/87200
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