この作品は執筆を終了しています。
リヴァイ「狂った思考」
-
- 1 : 2014/01/24(金) 17:22:57 :
- こんにちは、ベイビーピンクです(^^)
一作目、リヴァイ「また会えるだろうか」の裏の部分書きたいと思います。
一作目読んで無い方は先にこっち読んでいただきたいです。
http://www.ssnote.net/archives/8496
相変わらず文才ありません。亀です。
-
- 2 : 2014/01/24(金) 17:33:23 :
リヴァイ「なぁハンジ。」
ハンジ「何?リヴァイ。」
リヴァイ「人を、ペトラを、
蘇らせろ。」
ハンジ「?!何言ってんの?無理に決まってるよ!頭おかしくなったんじゃないの?!」
リヴァイ「聞けクソが。巨人はうなじ以外切っても死なねぇだろ。てめぇこそ頭使え。」
ハンジ「その能力?を人に使えないかって事?」
ハンジ「じゃ、じゃあ…実験していいよね?」
ハンジ「計画は、私が立てていいよね?」
薄気味悪い顔をしやがる。
いや、俺もそうか。
人を蘇らせるなど狂った思考ーー
どうかしている。
でも、何でもいいんだ、
お前に会えるのなら。
俺の心臓をお前にくれてやる。
リヴァイ「研究費用なら俺が出してやる。」
ハンジ「いいのぉ?太っ腹だねぇ。じゃあ遺体回収しないといけないよ?」
リヴァイ「もう行かせた。」
リヴァイ「地下深くの冷たいところに、腐らねぇように閉まっておけ。」
-
- 3 : 2014/01/24(金) 17:42:09 :
ハンジ「でもさぁ〜リヴァイがそんな事考えるなんて、どうしたのぉ?」
下から顔を覗かせニタリと笑うその顔の目は、きっと今の俺と同じ目をしているだろう。
ハンジ「でもさぁ、リヴァイ。
わかってると思うけど、蘇らせても、元のペトラじゃないんだよ?」
リヴァイ「わかってる。」
ハンジ「だってさぁ、巨人の能力使うんだからさぁ…」
リヴァイ「もういくつかパターン考えてあるんだろ?さっさとやれ」
言わなくたってわかる。本物のペトラじゃない。それでもいいんだ、あのままのお前が返ってきてくれるなら。どんな姿でもいい、側にいてくれるなら。
また、「兵長」と、呼んでくれるなら。
俺は狂気と呼ばれよう。
-
- 4 : 2014/01/24(金) 17:43:32 :
- 期待
-
- 5 : 2014/01/24(金) 17:43:44 :
- リヴァペトですかね?
-
- 6 : 2014/01/24(金) 17:48:30 :
ハンジ「ねぇー、兵士の遺体5人ほどちょうだい」
リヴァイ「連れていけばいいだろ。」
ハンジ「数値確かめたいからさぁ。分量間違えたら巨人になっちゃうし、ブレード持っといてよぉ?」
イかれた科学者なのか、本当に楽しんでいるのか、恐ろしいこの光景を誰が待ち望んでいるのか。鬼畜、悪魔と言われようと構わない。なぜ遺体を墓に埋めてやらないのか、そんな愚問は俺にするな。
会いたい奴に会いたいと願って何が悪い。
それに協力するやつがいるんだ、俺はまだ
正常だ。
-
- 8 : 2014/01/24(金) 18:07:29 :
リヴァイ「おい、もう半年も経っている。それで薬のサンプルとやらは完成すらしていないのか?」
ハンジ「いくら私でも難しいよ〜。それに協力する人が少ない。これ、費用の請求書ね。」
リヴァイ「サンプルも完成できず、この金額か?バカにしているのか?」
ハンジ「新しい医療機材入れたんだもん、あれないと無理だよ。顕微鏡だけでは失敗するよ。」
リヴァイ「チッ…」
ハンジ「それよりさぁ、リヴァイってやっぱりペトラの事好きだったんだねー。」
リヴァイ「…」
ハンジ「あたしだけだよー?気付いてたの。だから協力したんだけどね、そういえばペトラってさぁ」
リヴァイ「口を動かしてる暇あるなら手と頭を使え。時間が惜しい」
ハンジ「あたしがいないとこれ完成しないんだよぉ?そんな口聞いていいのぉ?」
リヴァイ「お前の新しい実験道具を買ってやったのは誰だ、明細に関係の無い物がいくつか書いてある。」
ハンジ「いいじゃん、リヴァイの懐温かいんでしょぉ?ねぇねぇ、ペトラってさぁ…」
リヴァイ「…帰る。サンプルができたら、呼べ。」
ハンジ「あれぇもぉ帰るのぉ?泊まって行きなよぉ。」
リヴァイ「こんな薬臭いお前の研究室になど、泊まる気は無い。」
じゃあな、クソ眼鏡。と吐き、ハンジの研究室を出る。毎日この繰り返しだ。くる日もくる日も、あいつから返ってくる言葉は、「まだだよぉ」。ねっとりとしたその話し方は俺を焦らしているかのようでイライラさせやがる。イラついているのを気付かれると、すぐにペトラの話を出す。
気持ちを弄ばれているようだ。
俺を狂気にさせたいのか、現実に引き戻したいのか、どっちなんだ。
ハンジ"「ねぇねぇ、いつからペトラの事好きだったのぉ?」"
ギリッ、と歯を食いしばり研究室のある建物の出口を目指す。
そこを左に行けば、出口だ。
…
が、医療班がヒソヒソと話しをしていた。
-
- 9 : 2014/01/24(金) 18:14:23 :
医療班1「おい…またか?」
医療班2「あぁ、まただ。」
医療班3「また兵士の遺体で弄ばれるのか、あの方達は。」
医療班1「回収する身にもなってほしいぜ、死んだばかりならまだいいが、腐りかけのも転がっているんだぜ。」
医療班2「人を蘇らせるなんて、無理に決まっているのにな。」
医療班3「あぁ、全くだ…リヴァイ兵長は
狂っておられる。」
ーーーーー
俺が狂っているだと?
お前ら、何をそんなに気味悪がるんだ。
俺は、愛おしいやつに会いたいだけだ。
何が悪い?誰かに迷惑かけたか?
お前は大事な人に会えると聞けば、喜ぶんじゃないのか?
それを理解できないお前らこそーー、
狂っている。
-
- 10 : 2014/01/24(金) 18:15:08 :
- 前の作品も見ましたー!!いやー、リヴァペトいいですねー♪
期待してます!!
-
- 11 : 2014/01/24(金) 18:16:44 :
- >>10 本当ですか!ありがとうございます(*^^*)素直に嬉しいです!
頑張ります!
-
- 12 : 2014/01/24(金) 18:31:55 :
ハンジ「おはよぉリヴァイー。サンプル出来たよぉ。完璧じゃないけど。失敗する方が高いけどねーどうする?」
リヴァイ「なんで失敗作を試そうとするんだ。」
ハンジ「だってぇ、どうなるか見たいじゃない?ねぇねぇ、やろぉよぉ。」
リヴァイ「おい、連れてこい。」
医療班1「は、はい…。」
ーーーーー
ハンジ「ブレード持ってるよねぇ?いい?注射打つよぉ?」
兵士「…う…ぐぐ、ギギギ…」
ハンジ「体から湯気が出てる。ね、ちゃんと持ってるよね?」
リヴァイ「おい、こいつ、白目剥いてるぞ。」
ハンジ「だからぁ、完璧じゃないって言ったでしょぉ。もし完璧でも、拒否反応出てしまう事もあるんだからね。」
兵士「ギ、ギ、ギ…グルルルル‥」
医療班「ヒィッ!」
ザシュッ
ハンジ「もう殺しちゃうのぉ?まぁ、反応見れたしね。医療班ちゃんと書いたのぉ?」
医療班「は、はい…!ちょっと‥失礼します‥」
医療班には刺激がキツイのか?遺体を拾ってくるやつが何を言っている。泣く者、吐く者、腰が抜けて地べたにヘタレこんでいる者。
こうなる事くらい想定内であろう?
貴様らそれでも医療班か。
ハンジ「分量間違えたのかなぁ?こっちの分量を減らして、あっちの分量増やしてみよぉかなぁ。」
リヴァイ「今日はもういい。」
ハンジ「そーお?じゃあまた明日ね。一応成果見れてよかったよ。」
ハンジ「あと使える綺麗な遺体何体あるの?」
医療班「あ、あと‥」
ハンジ「えー足りないなぁ。」
ハンジ「ねぇねぇリヴァイー、遺体回収しよぉよお。」
リヴァイ「もう全部腐ってんだろ。じゃあな。」
考えといてやる、と研究室を出て自宅に帰る。
-
- 13 : 2014/01/24(金) 19:12:10 :
リヴァイ「クソ、何をモタモタしているんだ。」
もうすぐ1年が経とうとしている。
リヴァイのイラつきは日に日に増していった。ゴロリ、とベッドに横になる。
枕元に丁寧に額に入れてあるペトラ達の写真を見て、今日もため息をこぼす。
リヴァイ「…冷凍して冷たいお前なんかは見たくもないしな、」
リヴァイ「あいつの実験を待つしかないのか。」
そもそも何で余計な実験をしているんだ、
完成したものを、ペトラを一番に実験体にすると言ってただろう。
あの嘘つきめ、やっぱり
遊んでやがる。
それとも、実験体が少ないのか?
どうしたもんだ…
スゥ…とリヴァイは眠りについた。
ーーーーー
ハンジ「おはよぉリヴァイ。毎日ご苦労様だねぇ。リヴァイがこっちに来るたびに、壁の中から人が出ていってるよぉ。」
リヴァイ「それは俺のせいじゃねぇ。」
リヴァイ「壁の外へ冒険とやらをしたいんだろ。」
ハンジ「冗談だよぉ。ところでリヴァイ、何か考えは出たぁ?」
リヴァイ「あぁ。ハンジ。」
リヴァイ「ペトラのDNAサンプルを数え切れないくらい造って保存しておけ。」
ハンジ「えぇー何に使うのぉ?」
リヴァイ「資料、貸せ。」
-
- 14 : 2014/01/24(金) 19:47:32 :
風が冷たい。
手が、かじかむ。
リヴァイ「チッ…寒いな。」
リヴァイ「クソ眼鏡はまだか。」
ハンジ「リヴァイおまたせ〜!」
リヴァイ「てめぇ、何時だと思ってやがる」
リヴァイ「何時にここに来いと行ったのは、てめぇだろうが。」
ハンジ「ごーめーん!寒いね、さ。行こうか。モブリットがたまには外に行けってさー、邪険にするんだよー。」
リヴァイ「一回部屋のか片付けをしたいだけなんじゃねぇのか。」
ハンジ「着いたよー、ここでいいよね?」
リヴァイ「どこでも構わん、どうせほとんど人がいねぇんだ」
カラカラ、と扉を開ける。クソ眼鏡のせいで随分体が冷えたようだ。紅茶を、と頼むとクソ眼鏡は息抜きの意味を間違った様に一人盛り上がり話しをし出した。
ハンジ「ソニーとビーンが懐かしいなぁハハハ。サンプル冷凍保存しておいてよかったよー。今、使うべきだったのかなぁ?」
外に出たせいなのか何なのか、あのねっとりとした喋り方がマシになっているようだ。
ハンジ「でさぁ、ペトラの話なんだけどさぁ。」
そうでもないのか?
リヴァイ「…」
ハンジ「本当にいいのぉ?」
リヴァイ「あぁ。」
ハンジ「じゃあ帰ったら早速やるからねぇ。でもそこからまた半年以上はかかるよぉ。」
リヴァイ「もうすぐなんだろ?可能性が見えてきたなら、いくらでも待ってやる。」
リヴァイ「あとは任せた。」
上着を取り、店を出る。
いつまでも気持ち悪い話し方を聞きたくはない。どうせ成功すれば消えるだろう。
どっちが異常者なのか、わからなくなってきた。二人共異常者なのか?
いや、俺はまだ、正常のままだ。
あいつは、あれが、本性なのだろう。
知らぬ間に雪が降っていた。
リヴァイ「ペトラ…」
リヴァイ「俺はまたお前に会えるだろうか。」
リヴァイ「いや、もうすぐ会えるんだ。」
-
- 15 : 2014/01/24(金) 20:43:29 :
ー半年後ー
ハンジ「リヴァイー、完成したよぉ。」
リヴァイ「拒否反応は出るのか?」
ハンジ「それは人によるよぉ。効くタイプの人なら効くし、効かない人は拒否反応でるよぉ。」
ハンジ「とりあえずペトラ連れてきてよぉ。解凍しといたからさぁ。」
ハンジ「でもさぁリヴァイ、本当にいいんだね?」
リヴァイ「構わん、さっさとやれ」
ハンジ「もうすぐ会えるね」
リヴァイ「あぁ。」
リヴァイ「おい、連れてこい。」
-
- 16 : 2014/01/24(金) 20:49:44 :
ハンジ「じゃあ打つよぉ。」
ハンジ「一応ブレード持っておいてよぉ。」
リヴァイ「そんなもん必要ねぇよ。」
…
プスッ
…
…
ペトラ「んん…
?
ぶん、たい、ちょう…?」
リヴァイ「久しぶりだなペトラ。」
ペトラ「へい、ちょう…?
へい、ちょう。
ヘイチョー、ヘイチョー、
兵長兵長兵長兵長兵長兵長兵長兵長兵長兵長兵長…」
ガタガタガタガタ
ブクブクブクブク…
…
ハンジ「白眼剥いて泡吹いてる。
…失敗だね。」
リヴァイ「おい、失敗だ。さっさと処理をしろ」
医療班1「は、ハッ!」
ハンジ「ねぇ、これで、
ペトラのクローン何体目?」
-
- 17 : 2014/01/24(金) 21:33:24 :
リヴァイ「…」
医療班1「さ、38体目です。」
ハンジ「うーん、あとちょっとなんだよねぇ。調整し直すねぇ。」
リヴァイ「(限界か?いや、まだいける…)」
ハンジ「リヴァイ何考えてるのぉ?
もう薬できるよぉ。連れてきてよぉ。」
プスッ…
…
ペトラ「ん…
なに?
ここは?
…病院?」
ハンジ「(喋った!成功?)」
リヴァイ「…!
久しぶりだな、ペトラ。」
ペトラ「兵長‥と、ハンジ分隊長?」
ハンジ「(医療班!)」
医療班「(大丈夫です、書いてます。)」
ペトラ「女型の巨人は?
今人類は、世界は!どうなっているんですか?」
ハンジ「ペトラ落ち着くんだ、事を話すから。まだ後遺症が…。」
リヴァイ「(やっとだ…やっと!成功した!ペトラ…本当に、蘇ってくれたのか。)」
興奮を抑えきれないリヴァイ。
あぁ、待ちに待ったぞ、と喜びに感謝する。それは、実験の成功になのか、ペトラが蘇った事なのか。
ハンジ「よかったねぇリヴァイ。でも一週間は安静だから、退院するのは一週間後だよぉ。」
ーーーーー
ーーーー
ーー
やっと取り返したんだ。
やっと元通りになったんだ、
もうこれからは好きに生きていいだろ。
巨人もいなくなったんだ、
俺の好きにさせてくれ。
ペトラとずっと一緒にいたいだけだ。
誰も邪魔をするな。
そうだ海の近くに家をたてよう。
ペトラの好きな白い家だ。
誰も近寄るな。
ペトラは俺だけの物だ。
この5年間の寂しさを埋めるように
ずっとずっと、一緒に暮らすんだ。
ペトラ、俺の側を離れるな。
もう二度とあんな怖い思いをさせないと誓う。いいかペトラ。俺が親父さんの分まで幸せにしてやる。
だから、お前も、もう離れないと誓え。
大丈夫だ。
お前の身に、もしもまた、
「なにか」が起こっても、
その時はまた、俺が、
「造り直してやる。」
-
- 18 : 2014/01/24(金) 21:36:54 :
- 途中ぐだぐだなりましたが一応終了しました(>_<)あぁ、文才が無い(泣)
リヴァイの歪んだ愛みたいな感じです…。
読んでいただいてありがとうございました!(^^)
-
- 19 : 2014/01/25(土) 10:37:52 :
- よかったでーす!!
-
- 20 : 2014/01/25(土) 12:03:31 :
- >>19 ありがとうございます!
頑張ります(*´꒳`*)
-
- 21 : 2014/02/01(土) 22:35:51 :
- こうゆう歪んだ愛情みたいたの大好きです!
しかもリヴァペト好物なんで
最高でした!!!!
-
- 22 : 2014/02/02(日) 13:49:38 :
- よかったぁ~~~~、よかったよおうぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ
-
- 23 : 2014/02/02(日) 17:49:47 :
- >>21 わ!コメントありがとうございます(⌯˃̶᷄ ॣ˟ ॣ˂̶᷄⌯)☃*
リヴァペトいいですよね♡
-
- 24 : 2014/02/02(日) 17:50:37 :
- >>22
ありがとうございます(੭ु ›ω‹ )੭ु⁾⁾♡
初心者に勿体無き御言葉…(泣)
-
- 25 : 2014/02/07(金) 06:38:16 :
- 兵長怖いー(泣)
でも気持ちもわかる
失敗作の白目剥いてるペトラを見ても
また会いたい為に処分できる兵長が辛かったー
- 著者情報
- 「進撃の巨人」カテゴリの最新記事
- 「進撃の巨人」SSの交流広場
- 進撃の巨人 交流広場