リヴァイ「口だけの奴は嫌いだ。いざって時には何もできないからな」



リヴァイ「威勢が良いのは結構だが、弱いなら強くなってから調査兵団に入って欲しいものだ」




リヴァイ「雑魚は引っ込んでればいい‥弱い奴はすぐに死ぬ」





リヴァイ「‥ただ」






リヴァイ「どうやら俺も肝心な時にしくじっちまうタイプだったらしい」





リヴァイ「俺はエルヴィンに獣の巨人を倒すと約束した。そう‥誓ったんだ」





リヴァイ「マリア奪還作戦では車力の女に邪魔されてしくじり‥パラディ島にジークを連れて来て拘束した時には、部下を巨人にされた」





リヴァイ「俺は巨人にされた部下を数十人殺し‥ジークを圧倒した。言い訳ではないが‥実力では俺の方が上だった」






リヴァイ「だが俺はジークに死の覚悟があると見抜けず‥自爆攻撃を食らっちまった」






リヴァイ「本来なら死んでるような重傷だったが‥俺は生き延びた。ハンジの奴が言っていたが‥俺がアッカーマンだからだそうだ」





リヴァイ「アッカーマン補正が無ければ‥俺は今頃死んでいた。」






リヴァイ「おめおめと生き延びた俺だが‥結局ジークを殺す約束は果たせてない」





リヴァイ「それどころか調査兵団を壊滅寸前まで追い詰めた輩を崇拝するイェーガー派ってのまで現れた」





リヴァイ「イェーガー派の真の目的はジークを崇拝することでは無かったみたいだが、一時的とは言えあの糞野郎が実権を握っていたと考えると吐き気がする」





リヴァイ「アイツらは忘れちまったのか?ジークのやった事を‥確かに奴のもたらした恩恵も大きい。」






リヴァイ「だが敵の思い通りに事が進めばこちらが不利になるのは当然の事。そして今エレンが地ならしを実行して、考えられる限りの最悪の状況になっちまった」







リヴァイ「‥」








リヴァイ「これからは口だけの糞野郎にはならねぇようにしねぇとな」






リヴァイ「この身体で何ができるか良く考えて‥俺のやるべき事をやってやる」






リヴァイ「俺には役目がまだあるはずだからな。だから生かされたんだ」






リヴァイ「そう簡単には楽にさせてくれねぇよな‥」