このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
生まれる
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- 1 : 2014/01/23(木) 20:31:33 :
- 初めて投稿させていただきます。オリキャラを含めたシリーズ物にしていきたいと思います。第1段は、エルヴィンとオリキャラとの出会いの物語です。では、オリキャラを紹介します。
セレナ・ラングレー(女)、ゆくゆくはペトラ、オルオと同期で、調査兵団の看護兵になります。
でもそれは、まだ先のお話です。何度も申し上げますが初投稿です。不手際があったらすみません。
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- 2 : 2014/01/23(木) 20:32:36 :
- いえいえ
期待しとんます
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- 3 : 2014/01/23(木) 20:56:00 :
- 842年、ウォール・シーナ地下街
(痛みなんて感じない…涙なんて出ない…私は……な…に…?)
憲兵「最近全然反応がねぇな…声が聞けたほうがそそるのによぉ」
私は今、何も身につけていない。自分で脱いだのか、脱がされたのか、覚えていない。
憲兵「よがり声出してみろよ…あ?」
少女「ん…あぁっ…」いつもの様にやろう。運が良ければ、食べ物だってもらえるかもしれない。
憲兵「いいぞっ…」
少女「……。」1年前、下半身に恐ろしく痛い事をされた。血が出た。立って歩ける様になるまで2~3日かかった。泣いたな。あの時は。
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- 4 : 2014/01/23(木) 20:58:36 :
- 文字は1行ずつ
空けたほうがいい
例
アルミン「やっふ」
エレン「黙れ」
見たいな感じに
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- 5 : 2014/01/23(木) 20:59:20 :
- ご期待いただき感謝です!今頭ん中がフランス革命(汗)……頑張りますっ。
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- 6 : 2014/01/23(木) 21:17:52 :
- アドバイスありがとございます。
こんな感じですかね…
続けます!
同年、ウォール.シーナ内地
エルヴィン「すまないな、ナイル。付き合わせてしまって…」
ナイル「なに。憲兵なんざ暇をもて余してる様なもんさ。…しかしお前も
大変だな。上官殿の使い走りとは。」
エルヴィン「どうしてもシーナでないと手に入らない代物らしい。まあ
それだけ上等の物なんだろう。俺みたいな並みの兵士には到底縁の無い話さ。」
ナイル「やはり待遇は良くないのか?」
エルヴィン「近々分隊長になる、という話は聞いているが、待遇を良く
するとは聞いていない。」
ナイル「はは。昇格すれば、待遇も良くなるさ。」
エルヴィン「…だといいがな。」
再び地下街…
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- 7 : 2014/01/23(木) 21:25:46 :
- 憲兵「はぁっ…は…」
少女(終わったね。服着よ。)憲兵はズボンを直すと、上着を羽織り、少女
に背を向けた。
少女「……。」あの絵…私の所に来る男の人の服によく描かれてる。何か
生き物の横顔。角の生えた生き物。
……あの絵……こわい。
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- 8 : 2014/01/23(木) 21:39:15 :
- ウォール.シーナ内地
ナイル「…なぁ、エルヴィン。」
エルヴィン「何だ?」
ナイル「俺はお前の使いに付き合った。今度は俺の用事に付き合わせたいんだが…」
エルヴィン「お前も何か買うのか?」ナイルは、ある人物に視線を向けた。
エルヴィン「…憲兵、だな。」ナイル「ああ。しかしどうも普通じゃない。」
憲兵は酒に酔っているのか、足下がおぼつかず、ふらふらと地下街の方へ
歩いて行く。
ナイル「地下街へ行くなんざ、ろくな目的じゃない。後をつけたい。」
エルヴィン「いいだろう。」
ナイル「地下街はかなり危険な場所だ。兵士であっても襲われる事もある。」
エルヴィン「構わんさ。対人格闘術の成績は、俺のほうが上だったはずだが?」
ナイル「その意気で頼むぞ、次期分隊長?」
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- 9 : 2014/01/23(木) 21:43:56 :
- そんな感じでいいです
期待
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- 10 : 2014/01/23(木) 21:52:08 :
- 憲兵はそのまま地下街へと吸い込まれていく。
エルヴィンは素早く辺りを見回した。シーナの繁華街からほんの少し離れ
ただけなのに、こうも雰囲気が変わるとは…
時折見かける通行人は、まるでゾンビの様に生気が無い。道端に座り込む
のは、ボロ布を纏った人…なのだろうか、もしかしたら死体かもしれない。
ナイル「あんまりキョロキョロするなよ。」歩きながら、ナイルは小声で
言った。「家屋の中にはな、……見るなよ?俺たちがカモかどうか狙い
をつけてるヤツがたくさんいる。いつ襲ってきてもおかしくない。」
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- 11 : 2014/01/23(木) 22:11:32 :
- エルヴィン「…お前は…」怖くないのか?エルヴィンはそう質問しようと
したがやめた。ここはウォール.シーナだ。
先程の憲兵は、一軒の家屋の中へと入っていく。
ナイル「あそこが、やつの家、なんて事も無いだろうが…」
エルヴィン「どうする?」
ナイル「近くで様子を見よう。」
少女(……わたし、生きてるかな…でも息をしてるし…)
少女「そうだ。」(また血がでてたんだ。スカートにも染みちゃってる…
何なんだろ、これ。私、何かの病気なのかな…お腹も痛いし。とにかく
早く綺麗にしないと。前、汚れてた時に男の人が来て、ぶたれたっけ。
何でこんな時に、とか、役立たず、とか言われて。私だって好きでなった
んじゃないのに。)
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- 12 : 2014/01/23(木) 22:16:24 :
- バタ…ン!
少女「!?」(…男の人…だ。)
………数珠繋ぎです。今日はここまでにします。ありがとうございました
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- 13 : 2014/01/24(金) 00:05:30 :
- わかりました
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- 14 : 2014/01/24(金) 20:59:40 :
- 再開させていただきます。
憲兵は、ふらふらとおぼつかない足取りで少女へと近づいていく。目は
虚ろで、口元はだらしなくゆるんでいる。本当に酒に酔っているだけなの
か…。
少女(ああ。またか…。)またあの生き物の横顔。角の生えた生き物。
憲兵「俺の仲間がなぁ…」憲兵が口を開く。だが実際はろれつがまわらず
、何を言っているのか聞き取れない。憲兵は構わず少女へと近づき、ベッ
トへと押し倒す。そして少女のスカートの染みを見るなり、少女の頬を
平手で打った。そして、少女が唯一聞き取れた言葉があった。
憲兵「…殺してやる!」少女「……!?」(殺す…殺される…あ、死ぬって事
か。今まで死んだ人をけっこう見かけたなぁ。全然動かなくて、人形みた
いで…痛みも何も感じてない。一緒だ、今の自分と。怖くない。…殺され
るのは、怖いことじゃ…ない。)
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- 15 : 2014/01/24(金) 21:06:55 :
- 応援
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- 16 : 2014/01/24(金) 21:20:52 :
- その時、少女は思い出した。いつか目にした空を。飛び立って行った
翼を。
少女「た…す…けてぇ!!」憲兵「!?」少女の突然の叫びに、憲兵は怯んだ
少女「助けてっ!殺さないで!いいいぃやだあああぁっ!!」静まり返った
街に、少女の叫びが響きわたった。
憲兵「くっ…死ねぇ!」憲兵の隠し持っていたナイフが少女の喉元をとら
える…
ナイル「動くな!」開け放たれた扉に、ナイルとエルヴィンの姿があった
。憲兵は振り向き、何やら捲し立てはじめる。やはり聞き取れない。
ナイル「…こいつは普通ではないな。恐らく薬物か…おい、エルヴィン
?」エルヴィンは憲兵に構うことなく、部屋の奥へと進み、ベットの上で
ぐったりと横たわる少女を見つけた。
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- 17 : 2014/01/24(金) 21:26:13 :
- キャラが喋っている時は開けずに、ナレーション?とかの時に開けるって感じかな?
例
エレン「ふふふふ」
エレンはふてきにわらいだした。意味がわから
ない。黙って欲しい。
アルミン「黙ろう?」
と言った感じに…例えおかしいかな?
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- 18 : 2014/01/24(金) 21:49:27 :
- エルヴィン「…ナイル、こんなことは、珍しい事では無いのだな?」
少女を見つめたまま、エルヴィンはナイルに問う。ナイルは素早く憲兵の
みぞおちを殴り気絶させると、ふっと息をつき、
ナイル「ああ。これは氷山の一角だ。」
エルヴィン「…そうか。」エルヴィンはかがみこんで少女に微笑むと、
「…怪我はないかい?」と問う。少女は何の反応も示さない。
エルヴィンは一瞬、少女が死んでいるのではないかと不安になった。
だが胸の辺りを見ると上下に動いている。呼吸はしている様だ。そして
スカートに広がる赤い染みも見えた。ナイルも気づいたらしく、
ナイル「…女性兵士の応援が必要かもしれんな。」と言うと、少女に
背を向けた。少女の目に、憲兵団の紋章が映った…。
少女「…ひぃっ!」(あの絵だ。あの角の生えた生き物だ。こいつらも仲間
なんだ。どうしよう今度こそ殺される…)少女の怯え様に、エルヴィン
は一瞬訝ったが、気絶している憲兵と、ナイルとを見比べ、悟った。
エルヴィン「ナイル。」
ナイル「なんだ?」エルヴィン「この子はうちで引き取る事にしよう。」
エルヴィンは立ち上がり、少女に背を向けて言った。
ナイル「おいおい。ここはウォール.シーナだぞ。我々の管轄だ。」
エルヴィン「この子の体調が戻り次第開拓地へ送る。訓練兵になるには、
まだ早そうだ。」ナイルは最初は腑に落ちない様子だったが、エルヴィン
の一度こうと決めたら絶対に譲らない性格と、エルヴィンという男の思案
深さを思いだし、「分かった。その子はお前に任せる。」と告げ、気絶し
た憲兵を抱え去って行った。
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- 19 : 2014/01/24(金) 22:12:57 :
- 少女「…。」少女は、エルヴィンの背中を見つめていた。
少女(…この男の人には、違う絵が描いてある。きれい…翼だ。私がいつ
か見た鳥たちと同じ…私が生きたいと思ったしるし…この人はそれを背負
っている。)
エルヴィン「起きれるかい?」エルヴィンに支えられながら、少女は起き
上がった。
エルヴィン「…大きなお世話だったかもしれないが、君の身柄は一時的
に調査兵団が預かる事にする。憲兵団ではなく、ね。」
少女「…。」エルヴィン「俺の言葉、わかるかい?」少女はこくりと頷く
。エルヴィン「よし。…とりあえず地下街を出てからになるが、何か食べ
られそうかい?水は?」少女「……。」少女は僅かに首を傾けたものの、
何も答えない。エルヴィンは息をつくと、「なにか、欲しいものは、
あるかい?」ゆっくりと問うてみた。すると、少女の腕がエルヴィンの
袖を掴んだ。
少女「………さい。」エルヴィン「え?なんだい?」
少女「私に……名前をください。」
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- 20 : 2014/01/24(金) 22:23:20 :
- エルヴィン「なまえ…?名前かい?」少女はこくりと頷く。
少女「私は今まで、自分が何なのか…誰なのか、ずっとわからずに…いた
…嫌だった…ずっと…でも、私を誰なのか決めてくれる人は誰も…いなか
った…で…あなたに…きめてほしい…と思った…」辿々しくはあったが
少女は訴えた。エルヴィンはその瞳に何かを感じた…
エルヴィン「いいだろう。しかし、ただ、という訳にはいかない。」
そう言ってエルヴィンは、再びかがみこんで少女の目を見、
「約束して欲しい。」少女「やく…そく…」エルヴィン「そうだ。」
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- 21 : 2014/01/24(金) 22:46:56 :
- エルヴィン「俺は君に名前を授ける。その代わり君は、開拓地へ移って
12歳になったら、訓練兵に志願するんだ。」少女「…。」
エルヴィン「そして卒業したら…調査兵団に志願するんだ。」
少女「ちょうさへい…だん…?」
エルヴィン「我々と共に、自由へとつき進むんだ。君にはその力がある。」
少女「じゆう…」(初めて聞く言葉。でも、なぜかあたたかい…)
エルヴィン「約束できるかい?」
少女「…はい。」
エルヴィン「よし。では、君の名前だが…」エルヴィンは少し思案する
様に目を細めて、「セレナだ。セレナ.ラングレー。俺が昔読んだ本の
中で、囚われの身でありながらも、自由を求め戦い続け、勝利した女性
の名前だ。」少女「セレナ…ラングレー…」
エルヴィン「気に入ってくれたかい?」少女から、喜びの表情をうかがい
知る事はできなかったが、頬を伝う涙に、エルヴィンは安堵した。
エルヴィン「行こう。セレナ…」
その翌日、エルヴィンは分隊長への就任を果たし、1か月後、セレナ.ラン
グレーは開拓地へと送られていった…
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- 22 : 2014/01/24(金) 23:03:52 :
- 以上で【生まれる】を終了させていただきます。尚、これは一つの物語の
序章に過ぎず、次回では訓練兵となったセレナが、ペトラ、オルオとの
出会いを果たします。次回以降では、題名の後に、(セレナ続き)と明記
します。これを見かけたら、『あぁ、【生まれる】の続きね…』と思って
いただけたらと思います。読んでいただき、ありがとうございます。
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- 23 : 2014/01/24(金) 23:06:52 :
- 面白かったです
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- 24 : 2014/01/24(金) 23:17:17 :
- ありがとうございます。実は、編集パスワードが何度やってもうまく
いかず、執筆完了になりません…(涙)幻の作品になるかも…です。
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- 25 : 2014/01/24(金) 23:27:28 :
- やっぱり無理です。でも作品は続けます。
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- 26 : 2014/01/24(金) 23:34:43 :
- あに、出来れば次作をのせて下さい
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