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ジャン「教官はいつも強い者の味方だ」
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- 1 : 2020/03/31(火) 01:12:12 :
- ジャン「教官や上司ってのはいつでも弱者の味方だ。」
ジャン「厄介な後輩や訓練兵を相手にはしたくないからな。兵団の不祥事はよく聞く。」
ジャン「不慮の事故だとか‥報告書には嘘ばかり‥実際には虐めや‥不当な待遇‥環境に適応できないなど深刻な問題があったにも関わらず」
ジャン「ヒストリアが王女になる前の絶対王政の島では、王が直接支配している兵団が最も強い力を持っている。結構やりたい放題だったな。平和ボケした奴らとは違う。まさに弱肉強食の世界だ」
ジャン「だが俺たちのいた南方訓練兵団施設は恵まれていたと思う」
ジャン「特にキース教官は良い人だった。訓練兵の事を良く見てくれていた。怖かったけどな‥あの人は自分の事を無能だと思っているみたいだがそんな事ない」
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- 2 : 2020/03/31(火) 01:16:44 :
- ジャン「キース教官の人を見る目は天才的だった。そして的確に判断を下して決して訓練兵が壊れるような無茶な訓練を行う事はなかった」
ジャン「教官の中にはストレス発散のために訓練と称して体罰を加えたり、訓練兵には到底できない無茶難題を強いる糞みたいな教官もいるからな」
ジャン「キース教官は怖がられていたが、慕っている訓練兵は多かった」
ジャン「それにキース教官だけでなく俺たちはお互いに良い仲間に恵まれていた。昔の俺は絶対こんな事は言わないと思うが」
ジャン「個性的な奴ばかりで退屈しなかった。キツイ訓練ばかりだったが、アイツらがいたからこそ楽しめた。そう‥あの頃は今と比べるとかなり楽しかった‥記憶がある」
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- 3 : 2020/03/31(火) 01:21:51 :
- ジャン「キース教官は調査兵団団長だった人らしいな」
ジャン「それを聞いたときは驚いた。まさか‥とは思ったが‥」
ジャン「普通じゃないからか?だからキース教官はあんなに親身になってくれたのか?」
ジャン「調査兵団と言えば変人の巣窟と訓練兵の頃から聞いた。実際にそうだった」
ジャン「やはり何かを変える事ができる人がいるとすれば普通の人間では無理だ」
ジャン「キース教官も変人だと‥言われ続けてきたのか?‥俺とは違った意味で苦労してきたのか?」
ジャン「それでも‥周りから何を言われようが、巨人がいくら強かろうがキース教官は果敢に立ち向かい決して腐る事は無かった。本人は無能と言っているが、俺はそうは思わない」
ジャン「俺たちは今からマーレの戦士と結託してエレンを止めに行く。キース教官は傍観者と言っていたが」
ジャン「今のあの人なら‥何かやってくれるのではないだろうか?」
ジャン「俺はそう信じている」
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