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エレン「全員から好かれる奴なんていない」
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- 1 : 2020/03/28(土) 14:41:17 :
- エレン「全員から好かれる奴なんていない‥いるわけないんだ」
エレン「そして全員から嫌われている奴なんて‥それも居ないと思う」
エレン「これはあくまで‥俺の経験談だが‥」
エレン「俺はガキの頃‥よく身体ばかり大きなガキ大将と喧嘩していた」
エレン「やらねぇとずっとやられる。だから俺は奴らに報復していた」
エレン「案の定‥俺には友達が出来なかった」
エレン「アルミンとミカサ‥以外な」
エレン「殆どの奴から嫌われていた俺だったが‥両親は俺のことを大切にしてくれていた」
エレン「アルミンやミカサも‥俺みたいな奴によくついて来てくれた」
エレン「ハンネスさんも‥俺を揶揄っていると思っていたが‥後になって考えてみると‥そうじゃないことは理解できた」
エレン「‥俺は‥自由を取り戻すため‥そして母さんの仇を討つために‥訓練兵団に入った」
エレン「そこからは‥やはり同じような志を持った人間が多かったからか‥仲間がたくさんできた」
エレン「かけがえの無い‥存在だった」
エレン「‥俺はこれ以上‥自分のせいでアイツらを死なせたくないと思っていた」
エレン「俺の巨人の力のために‥大勢の兵士や民間人が死んだ」
エレン「だから俺は‥哀れな弟の残像を追いかけるジークって兄貴に同調したフリをして‥始祖の力を使って」
エレン「パラディ島以外の生命を絶滅させることにした」
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- 2 : 2020/03/28(土) 14:50:09 :
- エレン「俺は‥昔から‥本質は変わらない」
エレン「いや‥俺に限らず‥人ってのは‥変わったように見えても」
エレン「根底の部分は‥変化しないものだ」
エレン「俺は自分が誰かの犠牲になるくらいなら‥誰かに不自由を強いられるくらいなら」
エレン「俺を攻撃してくる奴を全て皆殺しにする‥ミカサを助けたときに‥俺はそういう人間なのだと‥改めて実感したんだ」
エレン「ジークの言うように‥俺は父親なんかに洗脳されてない‥ジークは気の毒だと思うが‥俺は父親なんかに恨みを持ってない」
エレン「むしろ恨まれているのは俺かもしれないな‥進撃の力を使って父さんを操作したのだから」
エレン「今‥俺は始祖の力を行使して‥地ならしをしている‥もうすぐ大陸に着く」
エレン「これは‥俺の始めて物語なんだ‥だから‥後始末は俺が一人でやってやる」
エレン「もう‥綺麗にこの壮大な物語が終わるとは‥俺には思えない」
エレン「だったら‥俺たちを滅ぼそうとしてくる‥俺たちの存在を否定してくる‥糞野郎共を」
エレン「皆殺しにしてやる。俺はパラディ島以外の生命を見捨てることにした。奴らには話が通じないからな」
エレン「はっきり言って‥これだけの大量虐殺だ‥パラディ島の中にも‥俺を疑問視したり‥暗殺しようと企む輩が‥少なからず出てくるに違いない」
エレン「でも‥そんなのは世界の敵と比べたら‥些細な事に過ぎない‥闇は全て‥俺が背負ってやる」
エレン「‥俺は‥敵を駆逐するまで‥歩みを止める事はないだろう‥」
エレン「そしてこの考えは‥現実を知らない奴らにはとても理解できない‥」
エレン「だから‥パラディ島人類の中で世界の事情を知っている‥唯一の存在である俺が」
エレン「必ず‥やり遂げて見せる」
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