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アルミン「海‥」
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- 1 : 2020/03/28(土) 14:24:45 :
- アルミン「海‥」
アルミン「両親の持っていた‥禁書だった‥それに書いてあった」
アルミン「パラディ島内には存在せず‥壁の外の世界にしかないと‥」
アルミン「商人が取り尽くせないほどの広大な塩水がある‥海を知らない僕らにとっては」
アルミン「幻のような存在だった。だって壁の中の世界では塩は貴重品だったから」
アルミン「僕は小さい頃から‥友達は少なかった。初めて出来た友達がエレンだった。そしてエレンを介してミカサとも出会った」
アルミン「僕たち3人は親友になった‥と思っていた」
アルミン「でも‥勘違いだったんだ」
アルミン「何かが変わり始めてのは‥マリア奪還作戦の後の‥」
アルミン「海を初めて見たときだったと思う‥」
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- 2 : 2020/03/28(土) 14:29:06 :
- アルミン「調査兵団の殆どが‥初めて見る外の世界に感動して‥子供のように遊んでいた」
アルミン「ただ1人‥エレンを除いて‥」
アルミン「エレンも僕と同じく‥海に憧れているのだと思っていた」
アルミン「ヤドカリをエレンに見せても‥素っ気ない素振りだった」
アルミン「最初は‥エレンはお父さんの記憶を通して海を見てしまったから‥感動が薄れていたのだと‥勘違いをしていた」
アルミン「本当は‥エレンは」
アルミン「海を見ることで自由になれると思っていたんだ。でも‥」
アルミン「失った代償に‥得たのは‥さらに強大な敵がいる事を知った」
アルミン「パラディ島の誰もが思っただろう‥敵が巨人という化け物だけなら」
アルミン「どれほど良かったのだろうと‥」
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- 3 : 2020/03/28(土) 14:34:24 :
- アルミン「あの海を見た時から‥僕たちの運命の歯車は狂いだした‥」
アルミン「もっと前から歯車は狂っていたのかもしれないし‥そもそも歯車なんて無かったのかもしれない」
アルミン「確かな事は‥海を見た日から‥僕たちとエレンとの間には‥大きな溝が出来たという事だ」
アルミン「ニコロのいたレストランでエレンと再会した‥」
アルミン「エレンとはそれより前にレベリオ襲撃の時にも会っていた‥でもその時は話なんてできる感じでは無かった」
アルミン「僕たちは話し合える‥そう思っていたのに‥エレンはミカサを言葉で傷つけて‥僕をボロ雑巾にした」
アルミン「エレンがジークと接触して‥真の始祖の力を掌握したときに‥パラディ島を救いたいのだと言っていた」
アルミン「それが‥本当か‥どうか‥僕にはもう分からなかった‥」
アルミン「僕は誰よりもエレンの事を分かっているつもりだった‥あのミカサよりも‥」
アルミン「今から‥止めに行って‥果たしてエレンを止めれるのだろうか?」
アルミン「それは‥誰にも分からない‥」
アルミン「けど‥これ以上エレンには‥重荷を背負わせたくない」
アルミン「それはミカサやジャン達も同じだろう‥」
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