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アニ「は?女型の巨人?」
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- 1 : 2020/03/22(日) 10:02:25 :
- アニ「は?女型の巨人?」
アルミン「そう。アニがね」
エレン「‥」ギロッ
ミカサ 「アニ‥答えて‥」
アニ「そもそも何を言ってるのか私には分からないんだけど?巨人って殆どが男性のような身体つきじゃないの?」
アルミン「女型の巨人は知性を持っていた。つまり奇行種よりもさらに特殊なんだ。女性のような身体つきの巨人がいてもおかしくない」
アニ「‥それは分かったけど‥何で私をこんな地下室に拘束するの?」
エレン「決まってるだろ‥お前が巨人化しても拘束できるようにするためだ」ギロッ
アニ「いや‥私あんたと違って巨人化なんて出来ないし‥」
ミカサ 「あなたは嘘をついている。真実を話して楽になるべき」
アニ「真実を話した結果こうやって地下室に拘束されているんだけど?」
ミカサ 「‥」
アニ「だいたいさ‥あんたら大丈夫なの?」
アルミン「え?」
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- 2 : 2020/03/22(日) 10:13:43 :
- アニ「憲兵団の私を調査兵団のあんたらが拘束して‥」
アニ「これは大問題なんじゃないの?」
エレン「‥」
アルミン「いや‥それは‥」
アニ「審議所であんたらが今回の壁外調査で実績を必ず残すと啖呵を切っていたそうじゃないか?でもその様子だと‥作戦は失敗したようだけど」
アルミン「‥アニは何が言いたいんだ?」
アニ「王政の命令に背いてこの狭い壁の中でどうやって逃げるの?」
アニ「あんたらのやってる事は明らかに反逆行為だ。自分の首をさらに絞めている事に気づいてないみたいだね」
ミカサ 「アルミン‥」
アルミン(ほ、本当に‥アニは女型の巨人じゃないのか‥なんか分からなくなってきたぞ‥)
エレン「なぁ‥なんか違うみたいだぞ‥だから俺は言ったんだ」
ミカサ 「確かに‥これでは埒が明かない」
アニ(ま、私が女型の巨人なんだけどね)
アニ(ただ今の私は人生が二周目‥偶然にも第二の人生を歩むことができた‥)
アニ(私の故郷マーレがエレンによって蹂躙され‥私の父親も殺された‥)
アニ(それから私は怒りに身を任せ‥エレンを殺そうとした‥でもミカサ達に止められて‥トドメを刺されてしまった)
アニ(私の第一の人生はそこで終わった‥そして目覚めるとこのような展開になっている)
アニ(‥そこで私はコイツらに何も知らないフリをする事にした)
アニ(調査兵団は私が女型の巨人であるという明確な証拠も根拠もない。ただのアルミンやエルヴィン団長の勘‥)
アニ(最初からこうやって隠し倒す方向で良かったんだ‥なんで第一の人生のときは巨人化したのだろう‥)
アニ「だいたい何で私が女型の巨人だと思ってるのさ?証拠でもあるの?」
アルミン「‥証拠はない‥ただ根拠はいくつかある‥」
アニ「へぇ‥言ってみなよ」
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- 3 : 2020/03/22(日) 10:25:21 :
- ミカサ 「私は‥女型と直接戦った‥その時にアニと女型は顔が似てると思った」
アニ「ミカサ ‥私に似てる人間なんていっぱいいるし、そんなあんたの主観的な考えで私は拘束されたのかい?」
ミカサ 「‥」
エレン「俺は‥女型の使う格闘術がアニのとそっくりだと思った」
アニ「ミカサと同レベルだよ。話にならないね」
エレン「‥」
アニ「‥他には?」
アルミン「女型の巨人は‥僕たち同期しか知らない死に急ぎ野郎というエレンの名前を聞いた瞬間に動きが止まった‥」
アニ「それが本当だとしても、それだけで私だと言うには発想が飛躍しすぎていると思わないか?」
アルミン「君の言う通りだね‥でもこれだけは自信を持って言える」
アルミン「どうしてマルコの立体機動装置を持っていたの?」
アニ「‥」
アルミン「僕は一緒にマルコと行動する事が多かった‥僅かな凹みや傷ですぐに分かった」
アニ「いや‥マルコのじゃないよ‥結局あんたら全員ミカサ レベルだね。客観的に話なよ。あんたらの妄想をほざいても私を女型の巨人だと断言出来ないんだよ」
アルミン「いや間違えるはずはない。あれはマルコの立体機動装置だった!!!」
アニ「怖いね‥必死で‥」
アニ「証拠はないんだろ?アンタらが勝手に容疑者だと決めつけるのは構わないけど、こっちだって暇じゃないんだよ」
アニ「今解放してくれるなら調査兵団の身勝手な行動は報告しないであげるよ」
アニ「ただこれが世間にバレたら‥間違いなく調査兵団は解体され‥最悪全員が処刑されかねない」
エレン・ミカサ ・アルミン「‥」
アニ「誘導尋問でもしてるつもりだったかい?悪いけど証拠もないくせに一方的に責めるのは‥間違ってると思うけど?」
ミカサ 「どうする?‥アルミン」
アルミン「‥悔しいけどアニの言う通りだね。‥」
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- 4 : 2020/03/22(日) 10:31:24 :
- アルミン(アニが女型の巨人であるという証拠は一切ない‥ただマルコの立体機動装置を持っていたのは‥間違いないはず)
アルミン(つまりアニはソニーとビーンを殺した犯人である可能性が高い‥つまり巨人側の人間であるということ)
アニ「二体の巨人を殺したのは私だって?」
エレン・ミカサ 「?」
アルミン(え!?思考が読まれている‥!?)
アニ「あのね‥仮に私が犯人だったとしても巨人に対する恨みを持っていたとか考えれないわけ?」
アニ「何でアンタらは自分の都合の良いように事実を歪めるんだい?‥そもそも私は二体の巨人なんて殺してないけどね」
アニ「‥これ以上付き合ってられないよ」
アニ「解放しなよ。」
アルミン「‥それは僕たちには決められない‥団長と話をしてくる」スタスタ
エレン「その‥なんか悪かったなアニ‥」スタスタ
ミカサ 「エレン油断しないで。あの女は私達を騙そうとしている」スタスタ
アニ(ほら‥やっぱり証拠が無いと何も出来ないじゃん。私の反応次第でこうも展開が変わるとはね)
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- 5 : 2020/03/22(日) 10:39:24 :
- リヴァイ「」スタスタ
アニ「!」
リヴァイ「よお‥女型の巨人」
アニ「‥アルミン達は‥どうしたんですか?」
リヴァイ「アイツらを含めて調査兵団全員がこの施設の周囲に立体機動装置を装備して待機している」
アニ「‥私が女型の巨人になった時の‥対策ですか?」
リヴァイ「そうだ。」
アニ「でも証拠は無いんですよね?だったら‥」
リヴァイ「簡単な話だろ‥証拠が無いなら‥作ればいい」ガチャ→ピストル
アニ(そう来たか‥でも頭さえ撃ち抜かれなければ‥巨人化能力者は死なない‥)
リヴァイ「このピストルでお前の頭を撃ち抜く」
アニ「!」
リヴァイ「そしてその後はこの爆薬でお前の身体をバラバラに吹き飛ばす」スッ→爆薬
アニ「ちょっと待ってください!!こんな事が許されると思っているんですか!?」
リヴァイ「お前こそ‥あれだけ俺たちの仲間を殺しておいて‥無事で済むと思ったか?」ドン!!!!!!
アニ(あぁ‥結局‥こうなるのか‥)ドシュ!!!!!
リヴァイ「‥」ジュウツウ!!!!ボォッ!!!→点火
アニ(そうだ思い出した‥コイツら調査兵団は‥異常者の集まりだった‥)ドサッ!!!!
アニ(ああ‥判断を誤った‥こうなるんだったら‥憲兵団の仕事を放棄して‥ライナー達と一緒に逃げるべきだったんだ‥)
アニ(でも‥後悔しても遅い‥失った時間は取り戻せない‥)
リヴァイ「じゃあな‥」バシュッ!!!!→立体機動装置の音
ズドオオオオオオオオオオオオオオオオツ!!!!!!!!!!!!!!
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