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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

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ーサバイバルー【閲覧注意】

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  1. 1 : : 2020/03/07(土) 00:47:19
    人類は戦争を繰り返して環境破壊を深刻化させ
    大陸の殆どは人の住めなくなってしまった


    莫大な化石燃料や自然などがまだ辛うじて残っている、パラディ島に人々は移住した。


    そうして



    100年が経過した





  2. 2 : : 2020/03/07(土) 00:59:05
    ゾンビ「ゔおおとおお!!!!ごおっ!!!!」スタスタ!!!!


    アルミン「はぁ‥はぁ‥」ダッ!!!!



    エレン「アルミン!!!大丈夫か!?」ダッ!!!!


    アルミン「うん!!!何とか!!!」ダッ!!!!


    エレン「なら良かった!!!安心しろ!!!アイツら動きは遅いからな!!!!」ダッ!!!!!


    ゾンビ複数「おお?おっ?」ムクリ!!スタスタ


    アルミン「か、囲まれた!?」ピタッ!!!!


    エレン「くそっ‥こうなったらやるしかねぇぞ!!!」グッ!!!!


    アルミン「この数を相手に!?危険過ぎるよ!!!もっと別の方法を考えよう!!!」


    エレン「別の方法って何だよ!?奴らはすぐそこまで迫ってきているんだぞ!!!!」



    ゾンビ複数「‥あぁ‥あ‥」スタスタ!!!スタスタ!!!!!



    アルミン「屋根の上に登るんだ!!!奴らは上には登れないだろ!?」ダッ!!!!!


    エレン「なるほど‥だが奴らが邪魔だぞ!?」ダッ!!!!


    アルミン「もう避けていくしかないよ!!!!」ダッ!!!!!


    エレン「くっそ‥一か八か‥」ダッ!!!!!



    ゾンビ「うおおおっ!!!あっ!!!」ガシッ!!!!


    エレン「このっ!!!離しやがれぇ!!!!」ググググ!!!!!!!


    エレン(なんだコイツ‥物凄い力だぞ!?)ググググ!!!!!


    ゾンビ「あがっ!!!!?」ドガアッ!!!!


    アルミン「エレン!!!!」ガッ!!!!


    エレン「アルミン‥すまない‥」ムクリ


    アルミン「いいから!!!早くしないと本当に逃げれなくなる!!!!」ダッ!!!!!!



    ゾンビ複数「‥」スタスタ!!!スタスタ!!!ゾロゾロ!!!!!





    アルミン「やったぞ!!!梯子がある!!!あれを使おう!!!!」ダッ!!!!


    ゾンビ「うっ!!!」ゲシッ!!!!ドサッ!!!!!


    エレン(よし‥足払いは有効だな‥)ダッ!!!!!



    アルミン「何をしているんだエレン!?早く!!!!!」カン!!!カン!!!カン!!!→梯子を登る音



    エレン「ああっ!!!分かってるって!!!!」ダッ!!!!!!




    ゾンビ複数「」ゾロゾロ!!!!スタスタ!!!!!!!




  3. 3 : : 2020/03/07(土) 09:25:19
    エレン「はぁ‥やっぱり‥アイツら上には登ってこれない‥みたいだな」


    アルミン「う、うん‥かなり危なかったけど‥屋根の上からなら‥僕たちの家まで行けそうだね」



    エレン「あぁ‥それにしても‥なんでこんなことに‥シガンシナ区中‥ゾンビだらけなのか?」



    アルミン「分からないけど‥最悪‥マリア領域全土が‥」



    エレン「考えたくもないな‥」


    アルミン「!」



    エレン「ん?どうし‥」


    アルミン「エレン‥僕の家はもう行かなくていいや‥君の家を目指そう」



    エレン「おい‥急にどうしたんだ?お前の家はここからそんなに遠くないだろ?」



    アルミン「あれ‥」スッ



    エレン「!‥嘘だろ‥」




    アルミンの爺ちゃん「」スタスタ



    エレン(あれは‥ここからじゃよく顔は見えないが‥全身が血塗れなのが分かる。)



    エレン(それに下はゾンビだらけ‥それなのに‥奴らに襲われてないという事は‥)




    アルミン「うっ‥」



    エレン「アルミン‥」



    アルミン「と、とにかく‥いつまでもここに居られないし‥早く君の家まで行こう」



    エレン「いいのかよ‥」



    アルミン「じゃあどうしろって言うんだよ!?下まで降りて連れて来いって言いたいのか!?」



    エレン「いや‥俺はそんなつもりで言ったわけじゃない‥」



    アルミン「!‥ごめん」



    エレン「大丈夫だ‥動けるか?」



    アルミン「う、うん。少し休めたし‥」




    エレン「そうか。屋根の上を移動するぞ。これなら最短で俺の家まで行けるし、ゾンビに捕まる心配もないからな」ダッ!!!!!




    アルミン「」チラッ!!!!





    ゾンビ複数「」ゾロゾロ!!!!






    アルミンの爺ちゃん「」スタスタ!!!!





    アルミン「くっ‥」ダッ!!!!!!!





  4. 4 : : 2020/03/07(土) 12:04:24
    エレン「見えてきたぞ!!!俺の家だ!!!!」ダッ!!!!


    アルミン「ちょっと待ってよ!!!」ダッ!!!!!


    エレン「なんだよアルミン!?疲れたのか!?」ピタッ!!!!



    アルミン「あれが見えないのか!?」スッ


    ゾンビ複数「‥」スタスタ


    エレン「でも‥あっちの屋根には飛び移れないし‥下に降りて行くしかないだろ‥」



    アルミン「‥エレン」





    ザシュッ!!!!ザシュッ!!!!!ザシュッ!!!!!!


    ゾンビ複数「!?」ブシャァ!!!!!ドサッ!!!!!!



    エレン・アルミン「!?」



    エレン(あれ‥あの顔‥)



    リヴァイ「お前らそこで何をやってる!?シガンシナの北の方に難民キャンプがあるの知ってるか!?」ビュン!!!!!ザシュッ!!!!!!



    アルミン「はい!!!ですがそこに僕の友達の家があるんです!!!」



    リヴァイ「馬鹿か!?生きていたとしてもその家には‥」




    グリシャ「エレン!!!アルミン!!!早くしろ!!!!」ガチャ!!!!



    エレン「と、父さん!?」



    リヴァイ(まさか‥ずっとあの家に潜んでいたのか‥)



    アルミン「エレン!!!!早く行こう!!!!」ダッ!!!!!!


    グリシャ「そこの兵士さんも!!!!早く!!!!!」




    リヴァイ(この数は‥倒しきれない‥な)




    リヴァイ「分かった!!!お前の息子達が安全にそこまで行けるように俺が奴らを引きつける!!!!」ザシュッ!!!!ザシュッ!!!!!




    グリシャ「ありがとうございます!!!さぁ!!2人とも!!!!早く!!!!」




    ゾンビ複数「」スタスタ




    リヴァイ「‥このっ!!!」ザシュッ!!!!ザシュッ!!!!



    ゾンビ「うがあっ!!!!」ガバッ!!!!!



    リヴァイ「ぐっ‥」ググググ!!!!!



    ゾンビ複数「」ゾロゾロ!!!!!!




    アルミン「あ!ヤバイ!!!」ダッ!!!!




    エレン「あの人なら大丈夫だ!!!!人類最強の兵士リヴァイさんだぞ!?きっと上手く切り抜けてくる!!!」ダッ!!!!



    エレン「うおおおお!!!!どけろ!!!」ダッ!!!!!



    ゾンビ複数「‥」スタスタ!!!


    アルミン(くそっ‥大声出したから‥集まってきた‥このままじゃ‥)



    ドォン!!!ドォン!!!ドォン!!!!!



    エレン・アルミン・リヴァイ「!」


    ゾンビ複数「」ドサッ!!!!



    グリシャ「大丈夫!!!そのまま走り抜けろ!!!!」ドォン!!!ドォン!!!!




    リヴァイ(おい‥なんで一般人が銃なんか持ってやがる‥)ザシュッ!!!!ザシュッ!!!!!




  5. 5 : : 2020/03/07(土) 12:16:30
    ーイェーガー家ー


    グリシャ「よし‥とりあえず‥お前達が無事で良かった。」


    エレン「‥でも‥リヴァイさんは‥」



    リヴァイ「」バタン!!!!!



    アルミン「良かった‥無事だったんですね‥」



    リヴァイ「この状況で無事だったと言えるのは、お前の頭の中が快適な証拠だな」



    アルミン「え‥」



    リヴァイ「大声をだして、しかも銃声まで響き渡った。まぁ‥遠くにいたゾンビ共まで聞こえた‥だろうな」



    リヴァイ「それより‥何故お前が銃を持っている?」



    グリシャ「‥」



    リヴァイ「‥こんな状況だ。今は無理には聞かないが、あとでじっくり話を聞かせてもらうぞ」



    グリシャ「はい‥」



    エレン「なぁ!!!父さん!?どうするんだよ!?」



    グリシャ「悪い知らせと‥良い知らせがある。」


    グリシャ「まず‥母さんは死んだ」


    エレン「!」



    グリシャ「すまない‥守りきれなかった‥」



    エレン「‥し、仕方ねぇ‥よ」



    エレン「それより‥良い知らせってのは?」



    グリシャ「エレン‥ずっと秘密にしていた地下室を今見せてやる」



    エレン「何を言ってるんだよ!?今そんな事言ってる場合じゃないだろ!?」



    ガッ!!!!ドン!!!ドン!!!!!



    エレン「ま、まずい‥どんどん集まって来てる‥」



    グリシャ「いいや。今だからこそ地下室を見せるんだ」


    アルミン「どう言う事ですか?」



    リヴァイ「‥まさか武器でもあるのか?」



    グリシャ「その通りです‥」



    エレン「なっ‥武器があったから‥今まで秘密にしていたのか?」



    グリシャ「そうだ」


    リヴァイ「ならさっさと案内しろ。客がいっぱい腹を空かせて待ってるからな」



    グリシャ「こっちです‥」



  6. 6 : : 2020/03/07(土) 12:36:06
    ーイェーガー家 屋根の上ー


    リヴァイ「ハンドガンに手榴弾‥それにブレード‥よくこれだけの武器‥集めたな」


    グリシャ「医者をやっているので‥それなりにお金はあるんですよ」


    リヴァイ「‥今は見逃してやる。それにしてもこの屋根‥ゾンビ共を狙いやすいな。」


    グリシャ「‥」


    リヴァイ「それにこの家もやけに頑丈だよな。窓ガラスもあれ、防弾だろ?」



    リヴァイ「こうなる事を予測していたのか?」



    グリシャ「はい‥いずれ‥パラディ島も汚染されると思っていました」



    アルミン「まさか‥100年何とも無かったのに‥こんな事になるなんて‥」



    リヴァイ「‥さて」



    ゾンビ複数「‥」ゾロゾロ!!!!!!



    リヴァイ「どうやら話はこの辺にしておいた方が良さそうだな」



    グリシャ「‥」



    エレン「くそっ!!!アイツら‥俺の家に‥」



    リヴァイ「完全に囲まれているが、手詰まりではない。あっちを見てみろ」



    アルミン「北の難民キャンプがある方角ですね。」


    リヴァイ「ゾンビの数が少ない‥あそこの道なら、危険は少ないはずだ」



    リヴァイ「まず手榴弾であらかたこの辺のゾンビを吹き飛ばして数を減らす。そしてあっちの道まで行くぞ。」



    グリシャ「‥分かりました」カチン!!!



    エレン「」カチン!!!




    リヴァイ「作戦開始だ‥」カチン!!!!





    ゾンビ複数「」ゾロゾロ!!!スタスタ!!!!!




    ズドオオオオオオオオオオオオオオオオツ!!!!!!!



    ズドオオオオオオオオオオオオオオオオツ!!!!!!!!!




    ズドオオオオオオオオオオオオオオオオツ!!!!!!!!!



  7. 7 : : 2020/03/07(土) 12:45:12
    ーシガンシナ区 北方ー



    リヴァイ「もう少しだ!!!油断するなよ!!!!」ダッ!!!!


    エレン「は、はい!!!!」ダッ!!!!!


    アルミン「はぁ‥はぁ‥」ダッ!!!!!


    グリシャ(アルミン君は‥体力的にもう限界だな‥このままでは‥いずれ食われてしまう)ダッ!!!!!



    グリシャ「私がゾンビを引き付けておく!!!先に行きなさい!!!」ピタッ!!!


    エレン「何を言ってるんだよ!?父さん!!!もう少しで‥」


    グリシャ「アルミン君がもう限界だ。それにこの数のゾンビを難民キャンプに一緒に連れて行く訳にはいかないだろ?」



    リヴァイ「囮役はもちろん俺が引き受ける」



    グリシャ「しかし‥」



    リヴァイ「お前がやってもすぐに奴らの餌になっちまうだけだ。それに一般人を守るのは兵士として、当たり前の事だ。お前はソイツらを守ってやれ」



    グリシャ「わかりました‥」ダッ!!!!



    アルミン「うっ‥」ダッ!!!!!



    エレン「リヴァイさん!!!絶対に‥生きて戻ってください!!!!」ダッ!!!!!




    リヴァイ「‥ちっ‥煩くしやがったから‥」




    ゾンビ複数「」ゾロゾロ!!!!スタスタ!!!!!!



    リヴァイ「余計に集まってきたじゃねぇか」ダッ!!!!!!



    リヴァイ「‥」ドォン!!!ドォン!!!



    ゾンビ「」ドシュ!!!!ドサッ!!!!



    ゾンビ複数「」スタスタ!!!!




    リヴァイ「おい!!!こっちだ!!!クソ野郎共!!!!!」ドォン!!!ドォン!!!ドォン!!!!!ドォン!!!!



  8. 8 : : 2020/03/07(土) 15:45:12
    ー難民キャンプー


    グリシャ「くっ‥これは‥」



    エレン「なんだ‥ここは地獄か?」



    難民「おい!?どう言う事だ!?俺たちを見捨てるとは!?それでもお前ら兵士かよ!?」



    兵士「もうこのキャンプでは収容できません!!!他のキャンプに行ってください!!!」



    難民2「他のキャンプだと!?ここから1番近い難民キャンプは南だぞ!?南から奴らが来たんだ!!!!つまりもう南の方はやられている可能性が高いだろ!?」



    兵士2「ごちゃごちゃ喚くな!!!我々だって不測の事態に手に負えないんだ!!!自分の命は自分で守ってくれ!!!!」



    難民3「この税金泥棒が!!!役立たずのくせに!!!!」


    兵士3「何が税金泥棒だ!?兵士が活躍するときはいつも最悪の状況の時だけなんだぞ!?」



    難民4「だったら!!!今俺たちを助けて税金分の働きをしやがれ!!!」



    兵士・難民「〜!!!」ザワザワ!!!ザワザワ!!!!!ザワザワ!!!!




    アルミン(ダメだ‥これならいつ暴動が起こってもおかしく無いぞ‥)



    エレン「これじゃあ‥俺たちもダメそうだな‥」




    グリシャ(こんなに騒いだら‥ゾンビが集まってくる‥難民キャンプに張ってあるバリケードも数に押されれば‥簡単に突破されてしまう‥)




    ゾンビ複数「」ゾロゾロ!!!!スタスタ!!!!!!



    難民5「おい!!!奴らが集まってきたぞ!!!早く中にいれろ!!!」ガン!!!ガン!!!


    兵士4「無理だ!!!頼むから暴れないでくれ!!!騒ぐならここから消えてくれ!!!!」



    難民5「もういい!!!中に入ってや‥」ドシュ!!!!



    難民全員「!?」


    兵士5「暴れるなら発砲は許可されている!!!死にたくないならここから今すぐ消えてくれ!!!!」



    難民6「とうとう本性を現したな!!!お前らなんて兵士じゃねぇ!!!ただの人殺しだ!!!」



    兵士6「黙れ!!!自分に置き換えてみろ!!!我々だって辛いんだ!!!」





    グリシャ「やはり‥ここから離れるぞ2人とも」



    ゾンビ複数「」スタスタ!!!!ゾロゾロ!!!!!!




    アルミン「確かに‥その方が良さそうですね‥」



    エレン「でも‥他の難民キャンプはここから遠いぞ‥他の奴が言ってる通り‥南の方は恐らく‥」




    グリシャ「山だ‥市街地から離れれば人も少ない‥だからゾンビも少ないだろ」



    エレン「そんなの分からないじゃないか!?ゾンビが山のほうに移動していたらどうするんだ!?」



    アルミン「でも他に行く宛はない。それに今は少しでも安全だと思われる場所に行かないと‥」



    エレン「くっそ‥選択の余地は無しか‥」



    グリシャ「アッカーマンさんの家だ‥あそこなら人もいないはずだ」



    エレン「ミカサの家か‥」










  9. 9 : : 2020/03/07(土) 20:40:00
    ーマリア領域 シガンシナ区 北エリア山奥付近ー



    アルミン「はぁ‥はぁ‥」スタスタ



    エレン「おい‥少し休憩した方が良いんじゃないか?」スタスタ


    アルミン「いや‥休憩している間に‥ゾンビに囲まれたら‥終わりだよ」スタスタ


    エレン「だが‥そんなに疲労している状態じゃ‥いざって時に動けないだろ?」スタスタ



    アルミン「僕のせいで‥2人に迷惑かけるわけにはいかないよ‥」スタスタ



    エレン「いや‥俺も結構疲れたし。どこか安全な場所で‥」スタスタ


    アルミン「気遣いは嬉しいけど‥この街中じゃ‥安全な場所なんてない」スタスタ



    グリシャ(強がっているが‥かなり疲労している。これはマズイ‥せめて‥どこかに車でも‥)スタスタ



    エレン「!‥父さん!!あれ!!!」スタスタ


    アルミン「車?」スタスタ



    グリシャ「助かった‥これなら‥よし動かせそうだ。」ガチャ!!カチリ!!!



    アルミン「でも‥人の車なんじゃ‥」



    エレン「馬鹿野郎。そんな事言ってる場合じゃないだろ」ゴソゴソ!!!


    エレン「車の中に水があったぞ。これは有り難い」ゴクゴク!!!!


    アルミン「ちょ!エレン。人の物なんだよ?」


    エレン「‥生きるためだ。お前も飲んだ方がいいぞ」スッ


    グリシャ「アルミン君。この辺りに車の持ち主はいない。きっともうどこかに逃げたんだよ」


    グリシャ「だからこの車と車の中にある物資は私たちが貰ってもいいんだ」



    エレン「こっちには‥非常食に‥おっ‥ハンドガンに弾‥武器もあるぞ!」


    アルミン(そんなに車に積んでいたって事は‥この車の持ち主はどこかに行ってるだけなんじゃないか?これだけの物資を放っておく筈がない。)


    アルミン(また持ち主が戻ってきたら‥その人は凄い困るだろう。これは窃盗だ‥盗賊達がやってる事と同じ‥本当に貰っていいんだろうか?)チラッ!!!!!



    エレン「アルミン‥飲めよ」スッ→水の入ったペットボトル



    アルミン「うん‥ありがとう」ゴクゴク!!!!



    アルミン(あぁ‥やってしまった‥僕はもう良い人じゃない‥)ゴクリ!!!!!プハッ!!!!



    グリシャ「2人とも車に乗りなさい。一気にアッカーマンさんの家まで行く」バタン!!!!!



    エレン「」バタン!!!!!




    アルミン「‥ごめんなさい‥」バタン!!!!!!






    車「」ブオオオオオオオオオン!!!!!!





  10. 10 : : 2020/03/07(土) 21:10:54
    ーアッカーマン家ー


    グリシャ「よし‥着いたぞ」バタン!!!!


    エレン「ミカサ!!!いるか!?入るぞ!?」


    アルミン(何だろうこの匂い‥)バタン!!!!



    エレン「!?」ガチャ!!!


    グリシャ「これは‥アッカーマンさん!?大丈夫ですか!?」ダッ!!!!


    エレン「父さん‥2人は‥」



    グリシャ「ダメだ‥亡くなっている‥」


    アルミン「そんな‥!危ない!!!」


    グリシャ「!?」ガバッ!!!!!


    ゾンビ「ぐおおおおぅ!!!!うおおっ!!!」ググググ!!!!!!



    エレン「父さん!!!この!!!離れろ!!!」ザシュッ!!!!!



    ゾンビ「‥」ブシャァッ!!!!!



    エレン「あ‥ごめん‥おじさん‥」



    ゾンビ「」ムクリ!!!!



    アルミン「もう1人の方も‥」



    ドスッ!!!!!!!!!!



    エレン・アルミン・グリシャ「!?」



    ミカサ「うああああああああああああっ!!!!!」ドスッ!!!ドスッ!!!!ドスッ!!!!!



    ゾンビ「」ブシャァッ!!!!ビチャ!!!!ベチャッ!!!!!



    エレン「ミカサ!!!もういい!!!やめろって!!!!」ガシッ!!!!!




    ミカサ「うっ!!!」ジタバタ!!!!!



    エレン「え!?お、おい!!!落ち着けよ!!!!」ググググ!!!!!!



    ミカサ「やめて!!!離して!!!!」ジタバタ!!!!!!



    グリシャ「落ち着くんだ!!!」ガシッ!!!!!



    グリシャ(な、なんて力だ‥エレンと2人がかりで抑えているのに‥しかもこの子はまだ15歳の女の子だぞ‥)ググググ!!!!!!



    アルミン「‥ちょ‥みんな‥」



    グリシャ「悪いが君も手伝ってくれ!!!」ググググ!!!!!


    アルミン「は、はい!!!」ガシッ!!!!



    ミカサ「やめろ!!!やめて!!!」ジタバタ!!!!!!!



    エレン「ミカサ!!!俺だ!!!俺の父さんもアルミンもいる!!!落ち着いてくれよ!!!」ググググ!!!!!!



    アルミン「ミカサ!!!深呼吸して!!!」ググググ!!!!!



    グリシャ「ぐっ‥」プスッ!!!!



    ミカサ「‥!」フラッ!!!!ドサッ!!!!



    エレン「父さん‥その注射器は‥?」



    グリシャ「安心しろ。毒じゃない。麻酔だ。」スタスタ



    グリシャ「うむ‥怪我をしているな。‥この傷でよくあれだけ動けたな。」ガチャ!!!


    グリシャ「幸い‥さっきの車の中には抗生物質や鎮痛剤があった。これだけ医療機器があれば‥治療できそうだ」スッ!!!!



    エレン「アルミン‥今のうちに木材とかガムテープとか使って窓とかにバリケードを‥」


    アルミン「‥」



    エレン「アルミン‥どうした?」



    アルミン「いや‥さっきの車の近くには‥シガンシナ病院があったよね?」


    エレン「‥それがどうしたんだ?」


    アルミン「‥僕にはとても偶然だったとは思えない。車の持ち主の人は‥病院にいる誰かを迎えに‥」



    エレン「アルミン。今は考えないようにしよう」


    アルミン「でも‥」


    エレン「じゃあ戻って車の持ち主が車で待つか!?謝罪でもしに行くのか!?」



    アルミン「!」


    エレン「たまたま‥だよ。あそこにあったのは‥動転して‥車を放って逃げたんだよ」



    アルミン「車を使ったほうが生存率は高くなる。それくらい誰でも分かると思うけど‥」


    エレン「だから‥人間こういう時って‥パニックになるだろ。きっと‥正常な判断が出来なかっただけだ」


    エレン「あの車には‥非常食に水‥武器も薬もあった。今必要な者が揃ってるだろ?」


    アルミン「う、うん」


    エレン「あれは奪ったんじゃない。貰ったんだ‥」


    アルミン「でもエレン。君だって分かってるだろ?」


    エレン「‥そう思う事にしよう」


    アルミン「エレン‥」



    ミカサ「‥」




    グリシャ「」ゴソゴソ!!!スッ!!!!!



  11. 11 : : 2020/03/07(土) 22:23:16
    ー8時間後 夕刻ー


    エレン「た、大変だ!!!ゾンビが‥」


    ミカサ「‥!‥どうして‥こんな所まで‥」



    アルミン「さっきの信号弾だ‥」



    エレン「へっ‥そりゃねぇよ。兵士に助けを求めたのに‥代りにゾンビが来たってのかよ」



    グリシャ「嘆いても現状は変わらない。他に逃げ場もないし‥ここで迎え討つぞ」



    エレン「家を補強して‥良かったな」



    グリシャ「だが‥あの数だ‥なるべく減らさないとな」スチャ!!!!



    エレン「ミカサ身体は大丈夫なのか?」


    ミカサ「えぇ‥それにやるしかない」スチャ!!!


    エレン「あぁ‥そうだな」バタン!!!!



    アルミン「や、やってやる!!!僕も役に立つんだ!!!」バタン!!!!



    ミカサ「‥もう誰も死なせたくない」バタン!!!!



    グリシャ「奴らが近づいてきたら‥家に入って籠城戦だ。幸いなことに‥奴らは動きは遅い。」スチャ!!!!



    グリシャ「」ドォン!!!ドォン!!!ドォン!!!!


    ミカサ「」ドォン!!!ドォン!!!ドォン!!!!!!



    アルミン(それにしても重いしで‥銃の反動にはまだ慣れないな‥)ドォン!!!ドォン!!!ドォン!!!!!


    エレン「おらっ!!!死ねよっ!!!」ドォン!!!ドォン!!!ドォン!!!!!



    ゾンビ複数「」ドシュ!!!ドシュ!!!ドシュ!!!!ドシュ!!!!



    グリシャ「狙うべきは頭だ!!!それ以外はまるで意味がない!!!」ドォン!!!ドォン!!!!ドォン!!!



    ミカサ「‥多すぎる‥」ドォン!!!ドォン!!!ドォン!!!!



    アルミン「‥」ドォン!!!ドォン!!!ドォン!!!!!



    エレン「ちっ!!!撃っても撃ってもキリがないぜ!!!」ドォン!!!ドォン!!!ドォン!!!!!!



    ゾンビ複数「」ドシュ!!!ドシュ!!!ドシュ!!!!ドシュ!!!!!



    エレン「死ね!!!死ね!!!死んでくれ!!!」ドォン!!!ドォン!!!ドォン!!!!ドォン!!!!



    アルミン「くっ!!!」ドォン!!!ドォン!!!ドォン!!!!!



    ゾンビ複数「」ドシュ!!!ドシュ!!!ドシュ!!!!ドシュ!!!



    グリシャ「弾には余力があるが!!!しっかり頭を狙うんだ!!!少しでも無駄撃ちは少なくしろ!!!!」ドォン!!!ドォン!!!!ドォン!!!!!!



    ミカサ「はい!!!!」ドォン!!!ドォン!!!ドォン!!!!ドォン!!!!!



    エレン「!」ドォン!!!ドォン!!!!ドォン!!!!!!




    ゾンビ「ぐあああっ!!!おおおおおっ!!!!!」ダッ!!!!



    アルミン「は、走った!?」ドォン!!!ドォン!!!!ドォン!!!!ドォン!!!!



    ゾンビ複数「」ドシュ!!!ドシュ!!!!ドシュ!!!!!!



    ゾンビ「おおっ!!!ぐあっ!!!!」ダッ!!!!!



    グリシャ(走るゾンビを狙うのは‥こんなに難しいのか‥)ドォン!!!ドォン!!!!ドォン!!!!ドォン!!!!



    ゾンビ「ぐっ!?」ドシュ!!!!!!




    エレン「や、やった!!誰が撃ったのか知らんが‥倒したぞ!!!」ドォン!!!ドォン!!!ドォン!!!!




    ゾンビ複数「」ドシュ!!!ドシュ!!!!ドシュ!!!!!!



    ゾンビ「ぐぎゃあっ!!!!」ダッ!!!!



    ミカサ「また走ってくるゾンビが‥」ドォン!!!!ドォン!!!!ドォン!!!!




    アルミン「しかも今度は‥5‥10くらい‥」ドォン!!!!ドォン!!ドォン!!!!



    グリシャ「走ってくるゾンビを優先して狙え!!!!奴らを近づけさせるな!!!」ドォン!!!ドォン!!!ドォン!!!!ドォン!!!!!



    エレン「だ、だめだ!!!このままだと!!!」ドォン!!!ドォン!!!ドォン!!!!




    アルミン「家の中に逃げましょう!!!このままじゃ誰か死にますよ!!!!」ドォン!!!ドォン!!!ドォン!!!!ドォン!!!!! 




    グリシャ「やむを得ないか‥皆んな中に!!!急ぐんだ!!!」ダッ!!!!





    ゾンビ複数「」ダッ!!!!!!




  12. 12 : : 2020/03/07(土) 22:39:09
    ゾンビ複数「」ガン!!!ガン!!!ドン!!!!ドガアッ!!!!!!



    エレン「くそっ!!!どっか行けよ!!!!」



    アルミン「エレン‥そんな事言っても聞いてくれるわけないだろ?」


    エレン「うるせぇな!!!そんな事言われなくても分かってるんだよ!!!」



    グリシャ「‥窓を補強したのが完全に裏目に出たな‥これじゃ撃てない」



    ミカサ「‥扉を叩く音が大きくなった‥また新しいのが来たの‥」


    アルミン「それにこのまま何もできないなら‥遅いゾンビもいずれ‥」



    グリシャ「皆んな‥奥に行って。早く」スッ!!!



    エレン「おい父さん‥それは‥」


    グリシャ「玄関をありったけの手榴弾で吹き飛ばす。もうこれしかない」



    アルミン「分かりました‥2人とも」ダッ!!!!!


    ミカサ「」ダッ!!!!




    グリシャ「よし‥私も」ダッ!!!!!!




    ゾンビ複数「ぐおおっ!!!があっ!!!ああああああああああああ!!!!!」ドン!!!ガン!!!ドン!!!!!





    ズドドドドドドド!!!!!!ズガガガガガガガガガガガガ!!!!!!!!



    ゾンビ複数「!?」ブシャァッ!!!!ズドオオオオオオオオオオオオオオオオツ!!!!!!!!!!!





    グリシャ「やったか‥」スタスタ




    ゾンビの死骸複数「」ベチャッ!!!!



    エレン「はっ!!!ざまぁ!!!!みろ!!!!!」



    アルミン「でも‥これでもう隠れる場所はなくなっちゃったよ」



    グリシャ「引き続き‥銃で応戦するしかない」ダッ!!!!!!!!!!!!!!!!




    エレン「だよな!!!」ダッ!!!!



    アルミン「‥」



    ミカサ「アルミン!?何をしているの!?」



    アルミン「悪いけど‥3人で持ち堪えててくれ。僕に作戦がある」ダッ!!!!!




    ミカサ「わ、分かった!!!でもなるべくやる事があるなら早く済ませて!!!」



    アルミン「」ギコギコ!!!!ギコギコ!!!!!







    エレン「」ドォン!!!ドォン!!!ドォン!!!!!ドォン!!!!


    ゾンビ複数「」ゾロゾロ!!!!ゾロゾロ!!!!スタスタ!!!!!



    グリシャ(さっきよりもやはり近づいている‥それにさっきみたいにまた走ってくるゾンビが来たら‥)ドォン!!!ドォン!!!ドォン!!!!ドォン!!!!


    ミカサ「くっ!!!」ドォン!!!ドォン!!!ドォン!!!!ドォン!!!!!



    エレン「ミカサ!!!アルミンはどうした!?」ドォン!!!ドォン!!!ドォン!!!ドォン!!!!!



    ミカサ「何か‥作戦があるらしい‥」ドォン!!!ドォン!!!ドォン!!!ドォン!!!



    エレン「作戦!?何を考えているんだ!?アイツは!!!」ドォン!!!ドォン!!!ドォン!!!!



    グリシャ「彼に作戦があると言うなら任せよう!!!賢い子だ!!!打開策を導き出したんだろう!!!!」ドォン!!!ドォン!!!ドォン!!!!



    アルミン「」ダッ!!!!!



    エレン(あれは‥木材?何に使うんだ?)



    アルミン「」ゴソゴソ!!!ゴソゴソ!!!!



    エレン(車の中の物を出している‥まさか‥)



    グリシャ「エレン!!!集中しなさい!!!!」ドォン!!!ドォン!!!ドォン!!!ドォン!!!!



    エレン「わ、分かってるよ!!!!」ドォン!!!!!




    ゾンビ複数「」スタスタ!!!!ゾロゾロ!!!!!!





    アルミン「よし!!!一旦撃つのをやめてくれ!!!!」ブロロロロ!!!!グンッ!!!!!



    エレン・ミカサ・グリシャ「!?」




    車「」ブォォン!!!!!ゴォッ!!!!!




    ゾンビ複数「!?」ドガアッ!!!ガッ!!!!ガアッ!!!!!!



    エレン「や、やっぱり!!!さっきの木材はアクセルを押し続けるために‥」



    アルミン「そう‥でもまだ終わりじゃない‥」





    車「」ググググ!!!!ガッ!!!!ガアッ!!!!!!



  13. 13 : : 2020/03/07(土) 22:49:38
    エレン「あ‥車が減速し始めた‥」



    アルミン「車の後ろの方を撃って!!!早く!!!!」ドォン!!!ドォン!!!ドォン!!!!ドォン!!!!!!



    グリシャ「了解だ!!!!」ドォン!!!ドォン!!!!



    車「」ボォッ!!!!ゴォッ!!!!



    エレン・ミカサ「!」ドォン!!!ドォン!!!!!



    グリシャ(引火した‥そうかガソリンや灯油‥を車にかけていたのか‥でも‥)





    ズドドドドドドド!!!!ズドオオオオオオオオオオオオオオオオツ!!!!!!!!



    ゾンビ複数「」ズドドドドドドド!!!!!ゴォッ!!!!!!!



    エレン・ミカサ・グリシャ「!?」




    エレン「す、凄い爆発だ‥こんなの映画でしか見たことないぜ!!!」




    アルミン「良かった‥何とか上手くいった‥」




    グリシャ「車には引火する液体を‥車の中には手榴弾を仕掛けたのか?」



    アルミン「はい‥一か八かの賭けでしたが‥何とか成功してホッとしました」




    グリシャ「あぁ‥上出来だ」




    ゾンビ複数「」ヨロッ!!!スタスタ!!!!!




    エレン「まだ‥残ってるな」



    ゾンビ「ああああああああああっ!!!!」ガバッ!!!!!!



    ゾンビ2「!?」グシャ!!!!ムシャリ!!!!!






    エレン・アルミン・ミカサ「!?」



    グリシャ「共食い‥をしているのか?」



    エレン「ゾンビって生きた人間の肉しか食べないんじゃないのかよ‥」



    アルミン「映画でも‥人間以外の生き物を食べたり、死体を食べたりするシーンはあるけど‥」




    ミカサ「でも‥これは‥好都合なのでは?」




    アルミン「それは‥どうだろう‥」




  14. 14 : : 2020/03/08(日) 13:53:39
    ゾンビ「あ‥あえ‥」ビキビキビキ!!!!グチャアッ!!!!!!




    アルミン「他のゾンビを食べ尽くした‥」



    エレン「なら‥アイツを倒しちまえば良いだけだな」



    アルミン「で、でも様子がおかしいよ‥全身から血を吹き出しているし‥さっきよりも大きくなっている」




    ミカサ「でも私たちはまだ武器に余力がある。それに4人でやれば‥」




    グリシャ「いいや、アルミン君の言う通りだ‥警戒を怠るな」






    エレン「なっ‥どうしてだよ?父さん?」







    グリシャ「あれは奇行種だ」




    エレン「なんだよ‥奇行種って‥」



    グリシャ「ゾンビには大きく分けて2種類が存在する。」



    グリシャ「通常種は動きが遅く、数が多かったり捕まれなければそれほど脅威ではない。」



    グリシャ「だが奇行種は動きの素早いゾンビや突然変異を起こしてゾンビを超える化け物になる場合がある。種類も多くてその生態はまだ理解されてないのだ。」  



    ミカサ「化け物‥」


    エレン「じゃあ奇行種を倒すにはどうすればいいんだよ?」




  15. 15 : : 2020/03/08(日) 14:33:16
    グリシャ「基本的には通常種も奇行種も頭を破壊すれば死ぬ。だが稀に頭部を破壊しても死なない奇行種もいる」



    アルミン「‥それはどうしてですか?」




    グリシャ「頭部を覆っている肉が変異によって分厚くなったり、再生能力が異常に高い個体がいるからだ」




    エレン「通常種のゾンビでも厄介なのに‥そんか奴らまでいるのかよ」




    グリシャ「何事にも例外はある。だがその例外の奇行種も頭を攻撃し続けたりすれば、再生能力を全て失い絶命する。」



    グリシャ「また爆薬などで全身を粉々にすれば生きていたとしても何もできないだろう」




    ミカサ「‥」





    アルミン「‥あなたの家の地下室を見た時から疑問でしたが‥何故そんなに詳しいんですか?」




    アルミン「‥ゾンビについては兵士や王政しか知られてないはず」




    グリシャ「‥その話は後でにしよう」チラッ





    奇行種「‥」スタスタ



     
    エレン・ミカサ・アルミン「!」





    グリシャ「今は生き延びる事を最優先にしよう。」




  16. 16 : : 2020/03/08(日) 16:12:07
    奇行種「」ダッ!!!!!!!



    エレン「こっちに来る!!!」ガチャ!!!!



    グリシャ「逃げようと思ったが‥かなり速いな。それに奴らの体力はダメージを与えない限り、ほぼ無限だ」ガチャ!!!!





    ミカサ「倒すしかないと言うことですね‥」





    アルミン「」ドォン!!!ドォン!!!ドォン!!!!



    グリシャ「とにかく頭だ!!!頭を攻撃し続けるんだ!!!!」ドォン!!!!ドォン!!!ドォン!!!!!!!




    奇行種「」ダッ!!!!ドシュ!!!ドシュ!!!!!!!




    ミカサ「頭に命中しているのに‥効いてない」ドォン!!!!ドォン!!!!!




    グリシャ「見た感じだと!!!頭部に分厚く肉がまとわりついてる!!!!だが!!!脳幹さえ破壊できれば‥」ドォン!!!!ドォン!!!!!




    奇行種「」ダッ!!!!!ダン!!!!ゴォ!!!!!!





    アルミン「な、!?と、跳んだ!?」ドォン!!!!ドォン!!!!!




    エレン「なんだよ‥あの跳躍力は‥」ドォン!!!!ドォン!!!!




    奇行種「」ズシーン!!!!!スタッ!!!!





    グリシャ(しまった‥接近され過ぎた‥)スチャ!!!!!!!!





    グリシャ「ふん!!!!」ザシュッ!!!!!!



    奇行種「」ブシュ!!!!!ガガガッ!!!!




    エレン・アルミン・ミカサ「!」




    グリシャ(切断できない‥めり込んだだけ‥しかも引き抜けない)ググググ!!!!!




    エレン「この!!!父さんを離しやがれ!!!!!」スチャ!!!!!!




    ミカサ「!」スチャ!!!!!




    バシーン!!!!ドゴォン!!!!!!




    エレン・ミカサ・アルミン「!?」ズサァッ!!!!!!ドサッ!!!!!



    グリシャ「ぐっ!!!!」ガシッ!!!!!



    奇行種「があっ!!!!」ググググ!!!!!カパッ!!!!!





    ミカサ(3人同時に吹き飛ばされた‥何が‥)




    奇行種「」グキグキ!!!!ググググ!!!!!!



    ミカサ(身体から腕が3本生えてる!?‥いや‥あれは腕なのだろうか?‥随分と長いように‥見え)ガクンッ!!!!!




    エレン「や、やめろ!!!やめてくれ!!!!」ムクリ!!!!!



    グリシャ(ぐっ!!!両腕で首を締められている‥なんて力だ‥首が潰される‥)ググググ!!!!!






    奇行種「」ブオオオオオオオオオン!!!!!!




    エレン(大丈夫‥さっきのは不意打ちだったが‥新しく生えてきた腕に注意すれば‥)バシーン!!!!!バキッ!!!!!!




    エレン「ぐはっ!!!!」ドサッ!!!!!





    アルミン「‥」グッタリ





    エレン(4本目の腕だと!?‥くそ‥)プルプル!!!!!!!





    グリシャ「私は!!!こんな‥」グキッ!!!!!!!




    奇行種「」アーン!!!ガブリ!!!ムシャリ!!!!バキバキバキ!!!!




    エレン(やめろ‥父さんから‥離れろ‥)プルプル!!!!!







    奇行種「!?」ザシュッ!!!!ザシュッ!!!!ザシュッ!!!!!!!




    エレン・アルミン「!?」





    グリシャだったもの「」ドサッ!!!!!!








    奇行種「うごお!!おおおおっ!!!」ドシュ!!!ドシュ!!!ドシュ!!!!ドシュ!!!!!!!



     

    奇行種「」ブシャァ!!!!!!ドサッ!!!!!!





    アルミン(あの‥分厚い皮膚をした‥アイツを切り刻んで‥しかも‥銃で頭を‥同じ箇所を連発で撃ち込んで絶命させた‥)







    エレン「来てくれたんですね‥リヴァイさん‥」プルプル!!!!!





    リヴァイ「‥」スチャ!!!





  17. 17 : : 2020/03/08(日) 16:20:17
    リヴァイ「いや‥助けにきたわけじゃない。奴らに追われているうちに暗くなってきた。そしてこの山から撃ち上げられた信号弾の煙が見えた」





    リヴァイ「だから俺はそれを頼りにここまで来ただけだ。まぁ‥結果的に助ける事になったが‥」





    エレン「‥」




    リヴァイ「すまなかった‥もう少し早く来ていれば‥お前の親父を助けれた」




    エレン「いえ‥リヴァイさんのせいじゃありませんよ‥」




    アルミン「そうです‥それどころか‥今あなたが来てくれ無ければ‥俺たちは死んでいました‥」




    ミカサ「」グッタリ




    リヴァイ「そいつはまだ生きているのか?」




    エレン「たぶん‥生きてると思いますが‥」




    リヴァイ「そいつはお前らが交代で背負って行け。俺はお前らの護衛をしなければならないからな」





    アルミン「‥どこに行くんですか?」




    リヴァイ「いつまでもここにいれないだろ?この山をさらに北に向かって突っ切る。そうすればマリア領域とローゼ領域の境界線まで辿り着く」





    アルミン「トロスト区を目指すって事ですか?」




    リヴァイ「そう言う事だ‥お前らをローゼ領域の難民キャンプに預けたら、俺はまたマリア領域に戻らないといけないがな‥」






    リヴァイ「ここも安全じゃない早く行くぞ‥」





    アルミン「最初は僕がミカサを背負うよ‥」





    エレン「」チラッ




    グリシャだったもの「」



    エレン「‥駆逐してやる‥」




    リヴァイ「‥」




    エレン「ゾンビ共を‥この世から‥1匹‥残らず‥」グッ!!!!






    アルミン「‥エレン」





  18. 18 : : 2020/03/09(月) 00:46:28
    ーそれから4年後ー


    教官「100年の平和の代償は惨劇によって支払われた。当時の危機意識では突然のゾンビ化パンデミックに対応できるはずも無かった‥」


    教官「その結果‥マリア領域を放棄。人類の活動領域は現在我々のいるローゼ領域まで後退した。」



    教官「今この瞬間にもゾンビの大群がローゼ領域とマリア領域の境界にある、兵士のいる防衛線を破壊しに来ても不思議ではない。」




    教官「その時こそ諸君らはその職務として生産者に代わり、自らの命を捧げて巨人という脅威に立ち向かっていくのだ!」




    教官「心臓を捧げよ!!!!」バッ!!!!



    訓練兵・教官一同「ハッ!!!!」バッ!!!!




    教官「本日諸君らは訓練兵を卒業する。その中でも訓練成績が良かった上位10名を発表する。呼ばれた者は前へ」





    教官「首席・ミカサ・アッカーマン」



    教官「次席・ライナー・ブラウン」



    教官「3番・ベルトルト・フーバー」



    教官「4番・アニ・レオンハート」



    教官「5番・エレン・イェーガー」



    教官「6番・ジャン・キルシュタイン」



    教官「7番・マルコ・ボット」




    教官「8番・ユミル」



    教官「9番・コニー・スプリンガー」



    教官「10番・サシャ・ブラウス」




    エレン(やっとここまで‥辿り着いた)




    エレン(今度は俺たちの番だ。今度は人類が‥ゾンビを滅ぼしてやる‥)ギロッ!!!





  19. 19 : : 2020/03/09(月) 00:51:33
    教官「本日を以て訓練兵を卒業する諸君らには3つの選択肢がある。」




    教官「各区域に存在する兵団施設の強化に努め各街を守る駐屯兵団。」




    教官「犠牲を覚悟して外のゾンビの領域に挑む調査兵団。」




    教官「王の元で民を統制し秩序を守る憲兵団。」




    教官「無論、新兵から憲兵団に入団できるのは成績上位10名だけだ。」




    教官「後日、配属兵科を問う。本日はこれにて第104期訓練兵団解散式を終了する!!!解散!!!!!」





    訓練兵一同「ハッ!!!!」バッ!!!!!



  20. 20 : : 2020/03/10(火) 00:23:38
    ー解散式終了後 大食堂ー



    訓練兵「いーよなお前らは!10番以内に入れてよ!!」


    訓練兵2「どーせ憲兵団に入るんだろ?」



    ジャン「はぁ?当たり前だろ?何のために10番以内を目指したと思ってんだ?」



    マルコ「僕も憲兵団にするよ。王の近くで仕事が出来るなんて‥光栄だ!!」



    ジャン「まだお利口さんをやってんのか?マルコよ」ドン!!!!


    マルコ「ぶっ!ら?」ブシャ!!!!



    ジャン「言えよ本音を。内地に行けるからだろうが」



    ジャン「やっとこのクッソ息苦しい最前線の街から脱出できるからだ!!!!内地での安全で快適な暮らしが俺たちを待っているからだろうが!!!!」ドン!!!!




    訓練兵一同「」ザワザワ!!!ザワザワ!!!



    マルコ「なっ‥お前‥は、恥を知れよ!!!少なくとも僕は!!!」




    ジャン「あ〜すまなかった。俺が悪かった。お前は根っからの優等生だったな。」



    ジャン「しかしお前らならどうする!?」



    訓練兵一同「‥」




    ジャン「俺たちが内地に住める機会なんてそうそうないぜ!?それでも人類の砦とかいう美名のためにここに残るのか!?なぁ!?おい!?」



    訓練兵3「そりゃあ‥好きでこんな端っこに生まれたわけじゃないし‥」



    訓練兵4「ゾンビの襲来に怯えなくて済むなら‥俺だって‥」



    フロック「まぁ‥成績上位にさえ‥なれればな」




    ジャン「だよなぁ‥みんな内地に行きたいよな」ガタッ



    ジャン「で?お前らは?」



    ベルトルト「僕は憲兵団を志願するよ。」



    アニ「私もだけど‥あんたと一緒だとは思われたくないわ」ギロッ




    ジャン「ハハハッ!!!!!」





    エレン「なぁジャン」ガタッ



    ジャン「あ?」ガタッ



    エレン「内地が快適とか言っていたな‥この街も4年前まで内地だったんだぞ?」



    ジャン「エレン‥何が言いたい?」



    エレン「ジャン。内地に行かなくてもお前の脳内は快適だと思うぞ?」




    ライナー「ぶふっ!!!」ブシャ!!!!




    アルミン「ぐああえああああ!!!!」ベチャ!!!!!



    ライナー「す、すまん」フキフキ




    ミカサ「エレン‥やめなさい」グイッ




    ジャン「‥ちっ‥」




    ジャン「俺が頭のめでたい奴だと、そう言いたいのかエレン?‥それは違うよな?俺は誰よりも現実を見ている」




    ジャン「4年前‥ゾンビ共に奪われた領土を奪還すべく‥人類の人口の2割を投入して総攻撃を仕掛けた」



    ジャン「通常種のゾンビは殆ど殲滅したって話だが‥奇行種はまだかなりの数残っている。しかも何年進化を続けているって噂だ」



    ジャン「奇行種のゾンビを殺すのに平均で30人は死んだ。あと何割か足せば領土は奪還できたのか?」



    エレン「‥」



    ジャン「仮にマリアを奪還出来たところで‥それがどうした?この地球上を支配するゾンビの数は億単位だぞ?しかも正確な数は未だに把握できてないんだ。」



    ジャン「もう十分分かった。人類は‥ゾンビにいつか食い尽くされる‥俺たちだっていつ仲間になるか分からないだろ?」





    訓練兵一同「‥」シーン





  21. 21 : : 2020/03/10(火) 00:35:21
    ジャン「はぁ‥見ろお前のせいでお通夜になっちまった」



    エレン「それで?」


    ジャン「はぁ?俺の話を聞いていたか?」



    エレン「勝てないと思うから諦めるとこまでは聞いた」 




    ジャン「‥!」



    エレン「なぁ諦めて良いことなんてあるのか?あえて希望を捨ててまで現実逃避する方が良いのか?」



    ミーナ「‥」



    エレン「そもそもゾンビに物量戦を挑んで負けるのは当たり前だ。4年前の敗因の一つはゾンビに対しての無知だ。負けはしたが得た情報は確実に次の希望に繋がる」



    エレン「お前は戦術の発達を放棄してまで大人しくゾンビの飯になりたいのか?‥冗談だろ?」




    エレン「俺には夢がある‥このパラディ島や他の大陸のゾンビ共を駆逐して、外の世界を探検するんだ」




    ジャン「はっ!何言ってんだお前は!?めでたい頭をしてるのはお前じゃねぇのか?」



    エレン「なんだと!?」



    ジャン「見ろよ!!誰もお前に賛成なんかしねぇよ!!!」



    エレン「あぁ‥そうだな。分かったから‥さっさと行けよ内地に。お前みたいな敗北主義者がいるとこの最前線にいちゃあ士気に関わんだよ」



    ジャン「もちろんそのつもりだが‥お前こそ外の世界に行きたいんだろ?さっさと行けよ。お前の大好きなゾンビ共がお前を待ってるぜ?」 





    エレン「」バキッ!!!!!



    ジャン「」ゴォ!!!!!




    訓練兵一同「!」ザワザワ!!!!





    サムエル「うおおお!!!また始まったぜ!!!!」





    ジャン「おら!!!俺に手間取ってるようじゃ‥奴らの相手なんか務まらないぞ!?」ドゴォン!!!!!!!





    エレン「ありめーだっ!!!!」ドスッ!!!!!!!



    ジャン「ぐっ!?」ヨロッ!!






    ライナー「忘れたのか!?ジャン!?エレンの対人格闘の成績は‥今期のトップだぞ!?」






    エレン「え‥」ヒョイ!!!!




    ミカサ「」スタスタ





    エレン「み、ミカサ!?‥お、降ろせよ!!!!」ジタバタ!!!!




    ライナー「あれ?‥ミカサとアニに次いでだっけ?」



    ジャン「良かったな!!!エレン!!!そうやってまたミカサにおんぶにだっこだ!!!!」







    ジャン「そうやってミカサを調査兵団に巻き込むつもりだろ!?」







    エレン「‥」









  22. 22 : : 2020/03/10(火) 00:44:01
    ー訓練兵施設 外ー



    エレン「いってぇ‥な!!」ドサッ!!!!!




    ミカサ「熱くなるとすぐに衝動的に行動する」



    エレン「‥お前‥配属兵科の希望は?」



    ミカサ「私は調査兵団にする」




    エレン「お前は首席だろうが?憲兵団に行けよ。それも歴代の中でも逸材だとよ‥きっと破格の待遇を受けられるぞ?」





    ミカサ「あなたが憲兵団に行くのなら私も憲兵団に行こう。あなたが駐屯兵団に行くのなら私もそうしよう。エレンは私がいないと早死にする」




    エレン「‥頼んでねぇよ‥いつまでこんな事続けるつもりだ?」





    ミカサ「人生が続く限り。一度死んだ私を再び生き返らせてくれた恩は忘れない」





    ミカサ「何より‥もう家族をこれ以上失いたくない‥」




    エレン「‥」




    アルミン「2人とも今日はもうお開きだって。寮に戻るよ」スタスタ




    エレン「あぁ‥アルミン。お前は兵団の希望はどうするんだ?」




    アルミン「‥僕は調査兵団に入る!」



    エレン「本気で言っているのか!?お前は‥」



    アルミン「あぁ分かってるよ。僕は人より体力がない。卒業模擬戦闘試験を合格できたのも奇跡だ」




    エレン「お前は座学がトップなんだから技巧に進めって教官も言っていたじゃないか!?長所を捨ててまで非効率的な選択をするのは勇敢とは言わないぞ?」



    アルミン「‥死んでも足手まといにはならないよ!!!」




    エレン・ミカサ「‥」





    エレン「まぁ‥お前がそう言うなら‥止めないけどよ」




    ミカサ「今日はもう遅い。明日に備えて今日はもう寝よう」





    エレン「‥そうだな」ムクリ






  23. 23 : : 2020/03/10(火) 01:05:23
    ー翌日の朝 トロスト区 防衛地点ー



    エレン「はぁ!?調査兵団にするって!?コニー‥お前8番だろ?前は憲兵団に入るって‥」




    コニー「憲兵団が良いに決まってるけどよ‥」




    トーマス「お前の昨日の演説が効いたんだよ」



    エレン「は!?」



    コニー「い、いや‥俺は‥ジャンと同じ兵団に入りたく無かった‥それだけだ!!!」




    トーマス「調査兵団に入る説明になってないぞ?」



    コニー「う、うるせぇ!!俺が決めたんだよ!!!」




    トーマス「そう照れる事はない。やるべき事は分かっていても踏ん切りがつかない事はあるさ。それに‥コニーだけじゃ‥」



    サシャ「あのう‥皆さん‥上官の食糧庫からお肉を盗ってきました」ニッコリ





    エレン・コニー・トーマス・ミーナ・サムエル「!?」





    サムエル「サシャ‥お前独房に打ち込まれたいのか?」




    コニー「お前って本当に馬鹿なんだな」




    サシャ「後で皆さんで分けましょう!!スライスしてパンに挟んで‥むふふ」




    コニー「戻してこい」



    ミーナ「そーだよ。土地が減ってから肉なんて凄い貴重になったんだから!!」




    サシャ「大丈夫ですよ。土地を奪還すればまた、牛も羊も増えますから」




    エレン「サシャ‥お前‥まさか」



    トーマス「なるほどな。マリアを奪還する前祝に頂こうと言うわけか」




    コニー「食ったからには腹を括るしかないからな!!!」




    エレン「トーマス‥お前も」




    トーマス「‥」テレッ





    サムエル「‥くっ‥俺もその肉食う!!!!」




    ミーナ「わ、私も食べるから‥取っておいてよ!!!」




    サムエル「何突っ立っているんだ?作業に戻らないとバレちまうぞ?」パン、スタスタ




    ミーナ「お昼はまだ先よ」スタスタ





    エレン「‥」






    エレン(あれから‥4年経った‥三分の一の領土と2割の人口を失ってようやく‥人類は尊厳を取り戻しつつある)







    エレン「勝てる‥人類の反撃は‥これからだ!!」







    ズドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!




    全員「!?」






    ゾンビ「」ボァァァァッ!!!!!!!!!






    エレン(なっ‥なんだ!?コイツは‥炎を纏って‥)







    ゾンビ「ぐおおおっ!!!!」ブワァッ!!!!ドンッ!!!!!!!







    全員「!?」ブワァッ!!!!ボォ!!!!!!






    エレン「熱い‥」ズサアッ!!!!!!





    ミーナ「‥何が‥」





    ゾンビ「」スタスタ





    サムエル(俺たちをすぐに食べようとしない‥そして炎を発して‥この特徴は間違いない‥コイツは奇行種だ)スチャ




    コニー(訳分からないけど‥コイツを倒せば良いんだよな?ゾンビは俺たちの敵だからな!!!)スチャ!!!





    エレン「固定砲整備4班!!!!戦闘用意!!!!」スチャ!!!!




    全員「!」スチャ!!!






    エレン「奇行種と言ってもたかが1匹だ!!!それに武器もある!!!」ドン!!!ドン!!!





    エレン「これはチャンスだ!!!!一気に仕留めるぞ!!!!」ドン!!!ドン!!!!





    トーマス「了解!!!やってやるぜ!!!」ドン!!!ドン!!!!





    ゾンビ「」ドシュ!!!ドシュ!!!ドシュ!!!ドシュ!!!!ドシュ!!!!





    ゾンビ「」ゴキッ!!!ボァァァァッ!!!!!!!!





    全員「!?」ズサアッ!!!!!






    サムエル「さ、下がれ!!!!」ガシッ!!!!!





    全員「!?」






    ゾンビ「」ブォーン!!!!!!!グシャ!!!!!!





    サムエル「がはっ!!!!」ドシャ!!!!






    エレン「サムエル!!!!!」ダッ!!!!






    ゾンビ「オロロロロロロ!!!!」ボォエ!!!!ゲロゲロ!!!!!






    サムエル「うぶっ!!き、きた‥」ビチャ!!!ベチャ!!!!






    エレン「はあっ!!!」ザシュッ!!!!!





    ゾンビ「!」ブシャ!!!!ダッ!!!!!






    コニー「あ、アイツ!!!逃げやがったぞ!?」ダッ!!!!





    トーマス「コニー追うな!!!そこから先はゾンビの領域だぞ!!!」




    コニー「わ、分かってるけどよ‥」






    サムエル「ごほっ!!!がはっ!!!」ベチャベチャ!!!!ドチャ!!!!





  24. 24 : : 2020/03/10(火) 11:41:32
    サシャ「サムエル!!!大丈夫ですか!!」ダッ!!!!




    エレン「サシャ!!!近づくな!!!!」ガチャ!!!!!




    バキッ!!!!!




    全員「!」





    サシャ「」ドサッ!!!!!





    サムエル「ふふ‥なんだこりゃ‥気分がいい‥力が漲って来るぜ」スタスタ






    トーマス(サシャを殴り飛ばしやがった‥しかも起き上がらないぞ‥)






    ミーナ「エレン‥これは‥」





    エレン「残念だが‥サムエルは奇行種に嘔吐物を吐きかけられた。もう‥サムエルじゃねぇ」スチャ!!!





    コニー「サムエル!!!どういうつもりだ!?なんでサシャを殴ったんだよ!!!」バキッ!!!!!!




    ミーナ「コニー!?」




    サムエル「ふむ‥全ての能力が解放されている‥今なら何でも出来そうだ」スタスタ






    コニー「うう‥」





    エレン「トーマス!!!ミーナ!!!サシャとコニーを助けろ!!!」ダッ!!!





    トーマス・ミーナ「‥了解!!」ダッ!!!!






    エレン「待ちやがれ!!サムエル!!どこに行く!?」ダッ!!!!






    サムエル「決まっているだろ?これからもっと力を試そうと思ってな」ニヤリ






    エレン(サムエルは今話している‥人間の言葉を‥まだ理性があるって事は、ゾンビになりかけているって事なのか?)




    エレン(それとも喋ることができる奇行種?‥そんなもの聞いたことがねぇぞ。もしサムエルが新種なら‥)






    サムエル「‥!」ドクン!!!!





    エレン「さ、サムエル!?どうしたんだ!?」





    サムエル「うっ!!!ぐおっ!!!よせ!!近寄るな!!!」ジタバタ!!!ゴロゴロ!!!!






    エレン(やっぱり‥これは新種と言うより‥ゾンビ化の最中だ‥まだ完全には‥)





    サムエル「うっ‥ぐっ‥」スタスタ





    エレン「何をしている!?やめろ!!!」





    サムエル「ごふっ!!!‥はぁ‥はぁ‥見りゃ分かるだろ?‥がっ!!!‥俺はもう‥手遅れだ‥」ベチャビチャ!!!!!






    エレン「そんな事分からないだろ!?とにかくお前を医療班の所に連れて行く!!!」





    サムエル「‥」ガチャガチャ!!!!





    エレン「サムエル!!!希望を捨てるんじゃねぇ!!!まだ助かるかもしれねぇだろ!?」






    サムエル「‥エレン‥お前ならできる‥」カチン!!!!ジュワアッ!!!!






    サムエル「絶対に‥勝てよ」ズドオオオオオオオオオオオオオオオオツ!!!!!!!






    コニー・サシャ・ミーナ・トーマス「!?」クルッ!!!!







    エレン「あぁ‥そんな‥助けられなかった‥」





    トーマス「おい‥大砲を使ったのか?‥サムエルは‥」





    ミーナ「自分がゾンビ化する前に‥自爆したの?」





    エレン「そうだ‥何も出来なかった‥」





    コニー「そんなに気を落とすなよ‥特効薬なんてねぇんだから。‥感染すれば‥ゾンビ化は避けられない」





    エレン「‥」





    駐屯兵「おい!?何をやっている!?」ダッ!!!!





    エレン・トーマス・ミーナ・コニー・サシャ「!」バッ!!!!





    駐屯兵2「ゾンビ襲来時の作戦は既に開始している!!ただちにお前らも持ち場に就け!!!」スタスタ







    駐屯兵3「そしてゾンビに接触した者がいれば、本部に報告しろ!!!」ダッ!!!!





    エレン「ハッ!!!」バッ!!!!





    コニー「先遣班の健闘を祈ります!!!」バッ!!!!!







  25. 25 : : 2020/03/10(火) 11:50:58
    ー30分後 駐屯兵団 トロスト区本部ー



    キッツ「現在このローゼ領域南側だけでなく、ローゼ領域内部にも!!!」



    キッツ「ゾンビが発生していると報告がある!!!悔やまれることに最も実戦経験豊富な調査兵団は他の区に応戦に行っている!!!」




    キッツ「そして憲兵団はローゼとマリアの境界線の防衛地点に出向いている!!!つまり!!トロスト区を防衛できる兵士は!!!」




    キッツ「もともとトロスト区に駐屯していた駐屯兵と!!!お前たち訓練兵しかいないと言うことだ!!!」





    訓練兵一同「‥」





    キッツ「お前たち訓練兵も卒業演習を合格した立派な兵士だ!!!今回の作戦でも活躍を期待している!!!」バッ!!!!






    キッツ「心臓を捧げよ!!!!」バッ!!!!





    訓練兵一同「ハッ!!!」バッ!!!!!







    イアン「それでは訓練通りに各班ごと通路に分かれて駐屯兵団の指揮のもと、補給支援・情報伝達・ゾンビ共の掃討などを行なってもらう!!!!」




    イアン「前衛を駐屯兵が!!!中衛が我々率いる訓練兵が!!!後衛部は駐屯兵の精鋭部隊が担当だ!!!」




    イアン「我々はタダメシのツケを払うべく住民の避難が完了するまでこのトロスト区並びに、ローゼ領域を死守しなければならない!!!







    イアン「なお‥承知していると思うが‥敵前逃亡は死罪に値する。みな心して心臓を捧げよ!!!!」バッ!!!!!






    訓練兵一同「ハッ!!!!」バッ!!!!!








  26. 26 : : 2020/03/10(火) 11:57:01
    ジャン「うおおおお!!何で今日なんだよ!?明日から内地に行けたのに!!!」



    ベルトルト「‥」




    ダズ「オロロロロロロ!!!」ビチャ!!!



    クリスタ「だ、大丈夫!?」スタスタ





    ミカサ「エレン‥戦闘が混乱してきたら私のところに来て。」ボソッ



    エレン「は?何言ってんだ?俺とお前は別の班だろうが!?」





    ミカサ「混乱している状況下では筋書き通りにはいかない。私はあなたを守る」




    エレン「お前‥さっきから何を言ってるんだ!?」





    イアン「アッカーマン訓練兵。お前は特別に後衛部だ」




    エレン・ミカサ・他の訓練兵「!!」





    ミカサ「私の腕では足手まといになります!!!」




    イアン「お前の判断を聞いているのではない。避難が遅れている今は住民の近くに多くの精鋭が必要だ。」



    ミカサ「し、しかし!!!!」ガッ!!!




    エレン「いい加減にしろよミカサ!!!人類滅亡の危機なんだぞ!?何てめぇの勝手な都合を押し付けてるんだよ!?」





    イアン「‥」





    ミカサ「悪かった‥でも一つだけお願いがある‥どうか‥死なないで」ダッ!!!!










    エレン(死なないさ‥俺はまだこの世界の実態を何も知らないんだからな)









  27. 27 : : 2020/03/10(火) 12:12:22
    ー15分後 トロスト区内 34班の持ち場ー



    エレン「アルミン‥こりゃ良い機会だと思わないか?」



    エレン「調査兵団に入団する前によ。この初陣で活躍すれば俺たちは新兵として、スピード昇格間違いなしだ」ドヤッ




    アルミン「あぁ‥間違いない」ドヤッ




    ミーナ「言っとくけど2人とも、今期の調査兵団志願者はいっぱいいるんだからね!!!」




    ミリウス「あぁ‥お前らだけが特別じゃねぇ」




    ナック「ゾンビ共に人間の恐ろしさを思い知らせる事が‥やっとできるんだ。俺だってやってやる」グッ!!!



    トーマス「さっきはエレンに遅れを取ったけど今回は負けないぜ!!!誰がゾンビを多く狩れるか勝負だ!!!」




    エレン「言ったなトーマス!!数をちょろまかすなよ!?」






    駐屯兵「進め!!!健闘を祈る!!!」バッ!!!!








    エレン「34班前進!!!行くぞ!!!」ダッ!!!!!




    アルミン・トーマス・ミーナ・ナック・ミリウス「おう!!!」バッ!!!!







    エレン(待ってろよゾンビ共‥4年前の屈辱を晴らしてやる!!!)ダッ!!!!!






  28. 28 : : 2020/03/10(火) 12:22:32
    トーマス「なっ!?あれは!?」ダッ!!!!




    ミーナ「私たち中衛まで前衛に駆り出されている!?‥ゾンビがあんなに‥」ダッ!!!!




    ナック「何やってんだ!?普段威張り散らしてやがる前進の先輩方は‥」ダッ!!!





    トーマス「まだ殆ど時間が経ってないのに‥前衛部隊が総崩れじゃないか!?」ダッ!!!!





    エレン(決して楽観視していたわけじゃないが‥これはあまりにも‥悲惨だ)ダッ!!!!






    トーマス「ゾンビの群れだ!!!」ピタッ!!!





    ゾンビ複数「!」スタスタ





    ナック「動きが遅いな‥アイツら通常種か?」




    アルミン「あぁ‥間違いない」




    ミリウス「でも外にいるゾンビって殆どが奇行種じゃないのか!?」




    アルミン「そう言われているけど‥外にいる通常種だって全滅したわけではないと思うし‥」




    アルミン「あの服装を見る限り‥ここの‥トロスト区の住民だよ。」




    ミーナ「そんな‥じゃあ早くなんとかしないと‥」




    アルミン「うん。このままじゃ感染者が増えてゾンビが増えて僕らが不利になってしまう」






    エレン「簡単な話じゃねぇか?さっさとぶち殺せばいいんだよ!!!」ズドドドドドドド!!!!!!!





    ゾンビ複数「」ドシュ!!!ドシュ!!!ドシュ!!!!





    エレン「お前らも撃ちまくれ!!アサルトライフルが支給されたんだ!!!使える物は使わせてもらうぞ!!!!」ズドドドドドドド!!!!!





    トーマス「へっ!!言われなくても!!!」ズドドドドドドド!!!!!





    ミリウス「この!!くだばれ!!死に損ない共が!!!!」ズドドドドドドド!!!!!






    アルミン「みんな落ち着いて!!そんなに乱射したら弾がすぐになくなる!!!」







    ゾンビ複数「」ドサッ!!!!






    ミーナ「でも‥片付いたから‥いいんじゃない?」





    アルミン「そう言う問題じゃないよ‥」






    トーマス「ふぅ‥しかし先輩方はこんな奴らに苦戦していたのか?」




    ナック「だとしたら兵士失格なんじゃないか?訓練兵の俺たちでも何とかなったぞ?」





    ミリウス「あぁ‥どうやら俺たちは予想以上に仕事ができるようだな。これなら調査兵団に入っても‥」







    ズドオオオオオオオオオオオオオオオオツ!!!!!!!!!





    エレン・トーマス・ミーナ・ミリウス・ナック・アルミン「!?」バッ!!!!!







    アルミン(なんだ‥上から何か降って来たぞ‥)






  29. 29 : : 2020/03/10(火) 12:34:31
    ???「井の中の蛙大海を知らず‥」ザシュッ!!!!!!



    ミリウス「」ブシャァ!!!ボドッ!!!ドサッ!!!!!





    トーマス「ミリウス!!!この!!!」ズドドドドドドド!!!!!





    ???「」ビュン!!!!ダッ!!!!





    エレン「は、速い!!!」ズドドドドドドド!!!!!




    ナック「な、なんだ!?こ‥」ドスッ!!!!





    ???「弱い犬ほどよく吠える‥」ザシュッ!!!!!ドン!!!!




    ナック「」ドサッ!!!!!






    エレン「ナックまで!!!」ズドドドドドドド!!!!!!!




    ???「」ビュン!!!!ザシュッ!!!ザシュッ!!!ザシュッ!!!ザシュッ!!!!!





    エレン・トーマス・ミーナ・アルミン「!?」バラバラ!!!ガゴォン!!!!





    トーマス「アサルトライフルが‥」







    ???「豚に真珠‥猫に小判‥くくくっ‥これらの言葉はお前らのためにあるようなものだな」ニヤリ





    エレン「てめぇ‥何者だ?」スチャ!!!!






    コウガ「俺の名前はコウガ。お前ら人間より上位の生物だ」






    アルミン「‥奇行種かな?人の言葉を話すゾンビなんて初めて見たよ」スチャ!!!




    コウガ「奇行種だと?‥ふふ‥くくくっ‥」





    トーマス「何がおかしい!?」スチャ!!!!




    ミーナ「‥」スチャ!!!!





    コウガ「奇行種なんて下等な生き物と同じにするな。俺は‥特別種だ」ニチャ





    エレン「‥特別種?‥聞いたことがないな」





    コウガ「‥弱者共と無駄話をしている暇はない。」




    トーマス「逃すと思うか?こっちは4人だ。数ではこちらが有利だ」






    コウガ「‥それは‥どうだろうな?」ニヤリ







    アルミン「みんな!!!」




    エレン・トーマス・ミーナ「!?」






    ゾンビ複数「」ゾロゾロ!!!ゾロゾロ!!!!






    トーマス「そんな!!なんで!?」スチャ!!!





    ミーナ「ぜ、全方角から多数接近!?これじゃ逃げ場なんて‥」







    エレン「‥お前が呼び寄せたのか?」





    コウガ「‥」ビュン!!!ダン!!!!







    アルミン「建物を‥飛び越えた‥」






    トーマス「おい!?そんな事言ってる場合じゃないぞ!?もうゾンビがすぐそこまで‥」






    エレン「やるしかねぇだろ!?ありったけの弾丸をくれてやるぞ!!!」ドォン!!!ドォン!!!!





    ゾンビ複数「」ドシュ!!!ドシュ!!!!






    アルミン(動きは遅い‥通常種なんだろうけど‥この数は‥もうハンドガンとブレードしか無いんだ‥)ドォン!!!ドォン!!!!





    アルミン(それに‥あの大群のゾンビがいつ奇行種に変異するか分からない‥絶望的だ‥これは‥)ドォン!!!ドォン!!!!







    トーマス「‥うっ‥なんで‥こんなことに‥」ドォン!!!ドォン!!!









  30. 30 : : 2020/03/10(火) 23:26:03
    ー1時間後 トロスト区 補給場付近 屋根ー



    コニー「じゃあどうしろってんだよ!?」



    ジャン「どうもこうもねぇよ‥やっと撤退命令が出たってのに‥武器を消耗して下に降りられない」




    ジャン「そんで死ぬんだろうな‥全員‥あの腰抜け共のせいで‥戦意喪失したんだと‥気持ちは分かるけどよ」




    ジャン「俺たちへの補給任務を放棄して本部に籠城はねぇだろ。案の定ゾンビ共が群がって弾薬を補給できねぇ」




    コニー「だから!!!一か八かあそこに群がるゾンビ共を殺すしかねぇんだよ!!!俺らがここでウダウダやってても同じだ!!!ここにもゾンビが集まるだろう!?」




    コニー「ただいたらずに逃げ続けても俺たちの残り少ない弾薬と体力を使い果たすだけだ!!!」





    ジャン「珍しく頭を使ったな‥コニー‥だが‥」






    ジャン「今の俺たちの兵力でそれが出来ると思うか?前衛の先輩方はほぼ全滅だ。残された俺たちの誰にそんな決死作戦の指揮がとれる?」




    ジャン「まぁ‥指揮か出来たところで俺らじゃあのゾンビの大群をどうにも出来ない。」




    コニー「じゃあ‥補給場じゃなくて‥トロスト区から脱出するのはどうだ?」




    ジャン「まだ奇行種がそこら辺にいるんだぞ?弾薬をほとんど使い果たしてブレードくらいしかまともな武器はないだろ?補給もしないで街から脱出なんてほぼ不可能だ」




    ジャン「仮に脱出出来たとしても‥任務を放棄したと見做されたらどうだ?脱走兵として一生処刑されるまで追い回されるぞ?」




    ジャン「出来るなら‥とにかく俺たちはあの補給場で武器を調達して、奇行種を排除しながらトロスト区北側の駐屯兵団本部まで行く事‥まぁ出来たらの話だがな‥」





    コニー「‥ダメかな?」




    ジャン「はぁ‥つまんねぇ人生だった‥こんな事ならいっそ‥言っておけば‥良かったな」




    サシャ「やりましょうよ!!!みなさん!!立ってください!!!」




    訓練兵一同「‥」





    サシャ「み、皆さん‥」




    サシャ「アルミン‥一緒に皆んなを‥」





    アルミン「‥」





  31. 31 : : 2020/03/10(火) 23:36:58
    マルコ「みんな!!!大変だ!!!」ダッ!!!!!



    訓練兵一同「!」クルッ!!!




    ライナー「マルコ‥お前の班のメンバーはどうした?」




    マルコ「‥僕以外は全滅だ‥それより聞いてくれ!!!トロスト区北側の本部が‥ゾンビに占拠されている‥」




    全員「!?」




    マルコ「もう本部からの指示は来ない‥だから補給場に行かないと‥」





    ジャン「その補給場が堕とされるのも時間の問題だぜ‥」






    マルコ「!‥ゾンビがあんなに‥どうしてこんな事に‥」





    ジャン「文句ならあの腰抜け共に言ってくれ‥」





    アニ「マルコ‥あんた私達と同じ中衛担当だったよね?なんであんたが後衛よりもさらに北側にある本部のことを知っているの?」





    全員「!」





    ベルトルト「確かにそうだね。マルコの班は後衛に行っていたのかい?」






    マルコ「うん‥僕らは混乱状態だったんだ‥気づいたら‥後衛の方に‥」





    アニ「無線がもう機能してないんだ。あんたの話を信じるしか無いけど‥それじゃ後衛の連中もやられたの?」




    マルコ「それは分からないよ‥僕が知ってるのは本部の事だけだ」





    ライナー「‥マルコ‥お前‥弾を殆ど使ってないじゃないか?」




    マルコ「え?」





    ジャン「お前‥よくそれで生き延びられたな‥」







    マルコ「‥運が良かった‥だけだよ」






    ミカサ「」ダッ!!!!





    全員「!?」






    アニ「ミカサ?それに‥」




    イアン「イアンだ。生き残りはこれだけか?」





    ライナー「あとは‥あの補給場にいる訓練兵だけです」






    イアン「そうか。残念だが本部は壊滅した。今はゾンビの大群によって占拠されている。無線も殆ど機能していない。他の地区の戦闘も人類が劣勢だと言うことだろう」





    イアン「なので他の区からの救援は期待できない。生き残りたいなら‥我々だけで何とかするしかない」







    ジャン「‥でも‥ここにいる訓練兵とあなただけで‥あの大群を倒せますかね?」






    イアン「出来ないなら死ぬだけだ」






  32. 32 : : 2020/03/10(火) 23:47:00
    ミカサ「アルミン!!!」ダッ!!!!




    アルミン(ミカサ‥ダメだ‥合わせる顔がどこにあるって言うんだ‥僕なんか無駄に生き延びただけだ‥)




    ミカサ「アルミン‥怪我はないの?」




    アルミン「‥」プルプル




    ミカサ「!」





    アルミン「僕たち34班‥トーマス・ワグナー。ナック・ティアス。ミリウス・ゼムルスキー。ミーナ・カロライナ。エレン・イェーガー。以上5名は‥自分の使命を全うして壮絶な死を遂げました!!!」





    全員「‥」





    ジャン「‥何‥」




    サシャ「そんな‥」





    フロック「34班はほぼ全滅か。‥イアンさん。これが現実ですよ。俺たちもまともにゾンビ共とぶつかれば‥」






    ミカサ「‥本部に群がるゾンビを排除すれば武器を確保して、補給場で身を守ることができる。マルコ‥違わない?」





    マルコ「あぁそうだ‥しかし‥いくらお前がいても‥あの数は‥」






    ミカサ「出来る。」スッ!!!




    マルコ「え‥!?」






    全員「!」






    ミカサ「私は強い。あなた達より強い‥すごく強い‥ので‥私はあそこにいるゾンビ共を蹴散らすことが出来る。例えば1人でも‥」






    全員「‥」





    イアン「‥」





    ミカサ「あなた達は腕が立たないばかりか‥臆病で腰抜けだ。私は‥とても残念だ」






    訓練兵「何を言い出すんだミカサ!?あの数のゾンビを一人で相手にするつもりか!?弾薬も残り少なく‥ブレードしかないなら‥お前でも」




    ミカサ「できる‥できなければ死ぬだけ。でも勝てば生きる‥」





    ミカサ「戦わなければ勝てない」ダッ!!!!!!!








    マルコ「おい!?」






    イアン「アッカーマンに続け!!!」ダッ!!!!!







    ジャン「くそっ‥お前のせいだぞ!!!エレン!!!!」ダッ!!!!





    サシャ「やーい!!!腰抜け!!!弱虫!!!!あ‥アホ!!!」ダッ!!!!!







    フロック「あ、あいつら‥ちくしょう‥」








    全員「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!」ダッ!!!ダッ!!!!!ダッ!!!!!









  33. 33 : : 2020/03/10(火) 23:59:20
    ジャン「うおおおお!!!急げ!!!ミカサに続け!!!」ダッ!!!!



    ゾンビ複数「」チラッ!!!!





    コニー「こ、こっちに気づいたぞ!?」ダッ!!!!!



    イアン「怯むな!!!!1匹残らず殺すんだ!!!!」ドォン!!!ドォン!!!ドォン!!!!!!




    ゾンビ複数「」ドシュ!!!ドシュ!!!ドシュ!!!!!!






    ミカサ「はあっ!!!たあっ!!!」ザシュッ!!!!ザシュッ!!!!ザシュッ!!!!!!





    ゾンビ複数「」ブシャァ!!!!!!!






    アルミン(このゾンビ‥全部通常種なのか!?‥なんで奇行種が‥1匹もいないんだ‥)ザシュッ!!!!!!





    コニー「おらっ!!!死ねや!!!!」ザシュッ!!!!!ザシュッ!!!!!!







    クリスタ「うっ!!!」ドサッ!!!!






    ゾンビ「うおおおお!!!がっ!?」ザシュッ!!!!ドサッ!!!!






    ユミル「クリスタに近寄るんじゃねぇよ害虫が‥」スチャ!!!!





    クリスタ「ありがとう‥」ムクリ





    ユミル「‥私のそばを離れるな!!!」ダッ!!!!!








    フロック「おい!!!コイツらなんか弱くないか!?」ザシュッ!!!ザシュッ!!!!






    ライナー「今のところはな‥だが奇行種が紛れ込んでいるかもしれん‥それに変異だって‥」ガバッ!!!!!





    アニ「ふん!!!」ザシュッ!!!!





    ゾンビ「ぎ‥」ドサッ!!!




    ライナー「す、すまんな」





    アニ「話をしてないで‥集中しな」ダッ!!!!!!!!






    マルコ「僕はまだ武器はたくさん残ってるんだ!!!」ズドドドドドドド!!!!!!






    ゾンビ複数「」ドシュ!!!ドシュ!!!!ドシュ!!!!!!








    ミカサ「はぁ‥はぁ‥」ダッ!!!!!!







  34. 34 : : 2020/03/11(水) 00:13:31
    ー20分後 補給場内ー





    ミカサ「はぁ‥‥」スタスタ





    アルミン「何とかなったね‥」スタスタ





    ミカサ「通常種しか居なかったから‥私達は運が良かった‥」スタスタ






    イアン「‥バリケードを作っておいた。これなら多少の攻撃ならビクともしないだろう」スタスタ






    アルミン「はい‥そうだと良いのですが‥」スタスタ





    イアン「何か‥問題でも?」スタスタ





    アルミン「いえ‥外のゾンビは奇行種が多いのに‥この街に発生したゾンビは‥殆どが通常種‥だったので」スタスタ




    イアン「‥この街の住民がゾンビ化したからな‥それに本部に奇行種が集中していた」スタスタ





    アルミン「!」スタスタ





    ミカサ「アルミン?」スタスタ






    アルミン「イアンさん。すぐに皆んなを集めてください」スタスタ





    イアン「‥何かあったのか?」スタスタ





    アルミン「急いで伝えたい事が‥」






    ズドオオオオオオオオオオオオオオオオツ!!!!!!!!!!







    アルミン・ミカサ・イアン「!?」バッ!!!!!!






    コウガ「‥3人か‥ん?お前は‥」スタスタ







    ミカサ(人間?いや‥この男‥補給場の壁を‥壊した‥しかも武器を持っていない‥素手で‥壊した?そんな事‥)






    コウガ「」ドォッ!!!!!ダッ!!!!!!






    イアン「くっ!!!」スチャ!!!ガキンッ!!!!!






    コウガ「!」バッ!!!!ダッ!!!!







    イアン「アルレルト!!!アッカーマン!!!!すぐに全員を集めて迎撃態勢を取れ!!!!」






    アルミン・ミカサ「了解!!!!」ダッ!!!!!!!







    イアン「貴様の相手は‥」ドスッ!!!!!






    イアン「!?」ブシャァ!!!!!ベチャビチャ!!!!!!





    コウガ「さっきのマグレで勘違いさせてしまったようだな‥」ズブリ!!!!





    イアン「ぐぼっ!!!がはっ!!!」ベチャ!!!!ガクンッ!!!!





    コウガ「ん?」ガシッ!!!





    イアン「ま、待て‥まだ‥戦いは終わってないぞ?」ググググ!!!!!!






    コウガ「そうだな」






    ゾンビ複数「」スタスタ





    イアン「‥!?」ググググ!!!!!






    コウガ「せいぜい戦争ごっこを楽しんでくれよ。まだ戦い足りないんだろ?」ニヤリ






    コウガ「あ、一応言っておくが。アイツらは全て奇行種だ」スタスタ






    イアン「どこへ‥ちょまって‥いやだ‥」ガシッ!!!!




    奇行種「」ガブリ!!!!ガチガチ!!!!





    イアン「いゃだ!!!あああ!!!やめて!!!!!」ブシャァ!!!!ベチャ!!!!







    奇行種「ぐおおおおおっ!!!」ゴキッ!!!!!




    イアン「」ビクンビクン!!!!!!ドサッ!!!!!!






    奇行種複数「」バッ!!!!バキッ!!!!ゴリッ!!!!バキバキッ!!!!!!






  35. 35 : : 2020/03/11(水) 00:33:37
    ー補給場 武器庫ー




    アルミン「みんな!!!戦闘用意だ!!!!奇行種が攻めてきた!!!」バタン!!!




    全員「!?」




    フロック「は!?」





    ライナー「どう言う事だ!?アルミン!?」





    アルミン「説明している暇はない!!!すぐにここに来るから!!!早く!!!!」





    全員「」バッ!!!!!






    ジャン「アルミン!!!敵はどこから入ってきたんだ!?」





    アルミン「壁を破壊して入ってきたんだ!!!食糧庫の近くの!!!!」






    サシャ「か、壁を‥」





    コニー「そんな馬鹿な‥」





    アルミン「本当なんだ!!!それに一人は人間の言葉を話す‥特別種ってやつも‥」






    ベルトルト「特別種?」




    マルコ「どう言う事なんだ!?アルミン!?」





    アルミン「だから説明している暇はないんだ!!!僕たちが生き残るにはその特別種ってやつと奇行種を全て殺さないといけないんだ!!!!」





    ライナー「とにかく!!!アルミンに従うぞ!!!!」バッ!!!!!







    ミカサ「アルミン‥まさか‥エレンの死と何か関係があるの?」





    アルミン「ある‥僕らの班はコウガと名乗る特別種に壊滅させられた。奴は高い身体能力と知能だけでなく、ゾンビを呼び寄せる能力も持っていた」






    フロック「おいおい‥冗談キツいぞ‥」






    ライナー「お前ら!!!準備は整ったか!!!」




    全員「」バッ!!!!!





    ライナー「よし‥行く‥」








    コウガ「どこに行くんだよ?」






    全員「!?」バッ!!!!







    ジャン「天井に‥いつの間に‥」







    コウガ「」ビュオン!!!!ザシュッ!!!!ザシュッ!!!!!!






    クリスタ「フランツ!!!ハンナ!!!!」






    ダズ「こ、この野郎!!!よくも仲間を‥」ドスッ!!!!!!





    ダズ「え‥」ブシャァ!!!!ドサッ!!!!!!!





    コウガ「」スタスタ





    クリスタ「ひっ‥」ブルブル!!!





    ユミル「クリスタ!!!!」ダッ!!!!






    ユミル「この!!!くたばれ!!!」ズドドドドドドド!!!!!!ズドドドドドドド!!!!!






    コウガ「」ビュン!!!!ダッ!!!!!!!







    ユミル「どこに行きやがった‥」グキッ!!!!!!!






    クリスタ「ユミル!!!!」






    コウガ「はぁ‥お前ら‥こんなに弱くてよく兵士なんか名乗ってるな‥」ドスッ!!!!!






    クリスタ「ぐはっ!!!!???」ブシャァ!!!!!ドシャァ!!!!!






    全員「!?」







    コウガ「恥ずかしくないのか?」ブォォン!!!!





    クリスタ「」ドシャァ!!!!ゴロゴロ!!!!!!!







    ライナー「‥」ズドォン!!!!!ビュオン!!!!!!





    コウガ「!」ズドオオオオオオオオオオオオオオオオツ!!!!!!!!!







    ベルトルト「あ、当たったぞ!!!」






    フロック「へっ‥ざまぁ見ろってんだ‥ロケットランチャーの威力を思い知った‥」







    コウガ「」ビキビキビキ!!!!バキッ!!!!!!!






    全員「!?」





    コウガ「ふぅ‥今のは少しだけ焦ったぞ」ビュン!!!!!!!








    ミカサ「」ドォン!!!ドォン!!!ドォン!!!!!!






    コウガ「‥!」ドシュ!!!ドシュ!!!ドシュ!!!!ガクンッ!!!!!






    ミカサ「はあっ!!!!」ブォォン!!!ブン!!!!!







    ミカサ「ど、どこ!?」キョロキョロ!!!






    アルミン「ミカサ!!!後ろだ!!!!」







    コウガ「お前は‥他の奴とは少し違うようだな」バキッ!!!!!!!







    ミカサ「ぐっ!?」ブォォン!!!!!!!!ガシャン!!!!!!!






    コニー(お、おい!?パンチでミカサが吹き飛んだぞ!?)






    サシャ「」ドォン!!!!!!!







    コウガ「‥!」ビュン!!!!!







    コウガ「‥スナイパーライフルか‥なかなか悪くない腕前だな‥」スタスタ






  36. 36 : : 2020/03/11(水) 00:47:31
    コウガ「ふん!!!!」ビシュ!!!!ザシュッ!!!ザシュッ!!!!ザシュッ!!!!




    訓練兵複数「」ブシャァ!!!!!ドサッ!!!!!!




    フロック「なんだあれは!?触手か!?今ので大勢やられたぞ!?」





    ライナー「怖気付くな!!!攻撃を続けろ!!!!」ズドドドドドドド!!!!!






    コウガ「」フッ!!!!!!






    マルコ「え‥消えた」ドゴォン!!!!!!






    マルコ「」ズシャ!!!!ドサッ!!!!!







    コウガ「」フッ!!!





    ジャン「マルコ!!!くそっ!!!」ズドドドドドドド!!!!!!!!






    コウガ「‥」ビュン!!!!ビュン!!!!ビュン!!!!!





    ジャン(は、速すぎてアサルトライフルを連射しても当たらない!!!)ズドドドドドドド!!!!!!!!!







    コウガ「」ビュン!!!!ドゴォン!!!!!!!バキッ!!!!!






    ジャン「!?」ダァン!!!!!ズサァッ!!!!!!








    ジャン(なんて打撃の威力だ‥アサルトライフルで咄嗟に防御したが‥粉々になった‥それに‥ダメージがヤバイ‥)







    コウガ「」チラッ





    マルコ「‥うっ‥」






    ミカサ「はあっ!!!!」ガシャン!!!!バラバラ!!!!!!






    アルミン「良かった‥3人ともまだ生きてる‥」







    コウガ「雑魚しかいないと思ったが‥これは面白い‥」ビリッ!!!!パチン!!!!!







    全員「!?」ビリッ!!!!









    訓練兵「い、今のはなんだ!?」





    訓練兵2「お前も感じたのか!?」






    アルミン「気をつけるんだ!!!奇行種が来る!!!!!」





    全員「!?」






    ベルトルト「それは本当かい!?」





    アルミン「間違いない!!!それで僕らの班は壊滅させられたんだから!!!!」







    コウガ「察しが良いじゃないか‥その通りだ」ニヤリ








    シーン‥







    フロック「‥奇行種の来る気配がしないぞ?」








    ズドオオオオオオオオオオオオオオオオツ!!!!!!!!!!!






    訓練兵全員・コウガ「!」






  37. 37 : : 2020/03/11(水) 01:01:30
    エレン「」バラバラ!!!!スタスタ!!!





    全員「!?」




    ミカサ「エレン!!!!」ガシッ!!!!




    アルミン「ミカサ!!!様子がおかしい!!!!」







    エレン「ぐおおおおおおおおおおおおおっ!!!!!」ビキビキビキ!!!!!






    ライナー「エレン!?どうしたんだ!?」





    アニ「あれは‥どう見ても正気じゃないね‥」






    アルミン(筋肉が隆起している‥それに血管が‥あれはまるで‥)








    コウガ「ほぅ‥混ざったか」




    アルミン「‥?」






    エレン「ぐおおおっ!!!!おっ!!!」ダッ!!!!!!!





    全員「!?」





    アニ(地面を‥踏み抜いた!?‥なんて脚力してるんだ‥)







    コウガ「」ガッ!!!ドガアッ!!!!ガッ!!!!!!




    エレン「ぶおおおっ!!!げおおおっ!!!」ブォォン!!!ドゴォン!!!!




    コウガ「力任せ‥だな」ビュン!!!!





    エレン「!」バシーン!!!!ガクンッ!!!!!!!





    コウガ「そんなんじゃ格上には通用しないそう!!!!」バキッ!!!!






    エレン「」ズサァッ!!!!スタッ!!!








    ジャン「くそっ‥何がどうなってんだ?」





    アルミン「たぶん‥奇行種はエレンが倒したんじゃないかな‥」





    ジャン「なんだと?‥エレンがか?武器も持たないで?」





    アルミン「あの動きを見たら分かるだろ‥エレンは明らかに人間離れした力を手に入れている‥」








    ジャン「エレンの身体に‥何が‥」






    アルミン「‥」









    エレン「はぁ‥はぁ‥」ズキン!!!





    コウガ「力に飲み込まれるな。自分を見失うな。その力を支配してみせろ」





    エレン「ぐっ‥おおおおおおおっ!!!!!」ブワァッ!!!!!!ドォオォォ!!!!!!






    全員「!?」バッ!!!!







    コニー「エレンのやつ‥身体から蒸気を発してやがるぞ!?」





    サシャ「なんか私達が遭遇した奇行種の能力と似てませんか!?」





    コウガ「ちっ‥」ジュワアッ!!!!ダッ!!!!!!!






    エレン「うおおおおお!!!!があっ!!!!」メキッ!!!!




    コウガ「!」グキッ!!!!!






    エレン「おおおおおおおおっ!!!!」ブオオオオオオオオオン!!!!!!







    コウガ「ぐはっ!!!???」ズドドドドドドド!!!!!!!ズドオオオオオオオオオオオオオオオオツ!!!!!!!







    全員「!?」







    ジャン「俺は夢か幻でも見てるのか?‥エレンがアイツを壁ごと吹き飛ばしやがったぞ?」




    アルミン「ジャン。これは現実だよ。君なら分かるはずだ」



    ジャン「くっ‥」ズキン!!!




    アルミン「ジャン‥大丈夫かい?」




    ジャン「俺よりマルコだ‥あいつはまともに奴の攻撃を喰らっちまったからな‥」







    マルコ「ぼ、僕は平気さ‥それより‥早く奴にトドメを‥」スタスタ








    ライナー「おい‥エレンが‥」






    エレン「」ブシュ!!!!!ガクンッ!!!!!!!







    エレン「」ドサッ!!!!!!





    ミカサ「エレン!!!!!」ダッ!!!!!






    コウガ「」ムクリ!!!!






    フロック「ミカサ!!!奴が起き上がったぞ!!!近寄るな!!!!!」






    コウガ「‥」ビュン!!!!!!!






    ドガアッ!!!!!グッ!!!!!!!





    全員「!?」






    コウガ「‥次から‥次へと‥」







  38. 38 : : 2020/03/11(水) 01:11:56
    アルミン「あ、あの人は‥」





    ジャン「憲兵団‥しかも中央憲兵の‥」





    ライナー「不死身のシキシマ‥兵士長だ」







    シキシマ「‥」






    コウガ「中央憲兵?‥よくアイツらがお前らを派遣したな‥」





    コウガ「アイツらは自分たちの安全だけしか考えてないと思ったが‥」





    シキシマ「その認識で間違いはない。お前を野放しにしていたら、リスクしかないからな。」





    コウガ「なるほど‥それで俺を殺しに来たってわけか?」






    シキシマ「あぁ‥」スチャ!!!!






    コウガ「やめておけ。お前がいくら人間の中で強かろうと‥特別種の俺には到底敵わない」







    シキシマ「誰が俺1人で戦うと言った?」








    中央憲兵複数「」ダッ!!!!!






    コウガ「はっ‥」ダッ!!!!!!!!!







    シキシマ「追うな!!!深追いは禁物だ!!!!!」バッ!!!!





    中央憲兵複数「」ピタッ!!!!






    シキシマ「トロスト区内のゾンビ共の殲滅を優先せよ!!!!!!!」バッ!!!!!






    中央憲兵「はっ!!!!!!!!!!」ダッ!!!!!!!







    シキシマ「‥さてと‥」





    エレン「‥」






    訓練兵一同「‥」





    ライナー「あの‥俺たちは‥どうすれば‥」







    シキシマ「トロスト区本部に群がっていたゾンビは俺たちが殺しておいた。お前らは本部を目指せ。じきに駐屯兵の増援が来るからな」スチャ!!!!!






    ライナー「俺たち‥だけで行くんですか?」





    シキシマ「当たり前だ。俺たち中央憲兵は区内の奇行種を殲滅しなければならない。お前らも道中で遭遇した奇行種は殺せ」





    シキシマ「生き残りたいなら自分たちでなんとかしろ」ダッ!!!!!!









  39. 39 : : 2020/03/11(水) 19:39:09
    急遽駆けつけたシキシマ率いる中央憲兵の特別部隊によって、トロスト区内に閉じ込められた奇行種と通常種のゾンビは殲滅された。

    トロスト区内だけでなく他の区域で発生したゾンビも調査兵団や駐屯兵団の連合軍によって丸一日をかけて掃討された。




    その際に二体の奇行種の生け捕りに成功する。







    ー審議所 地下牢獄ー




    エルヴィン「君が昏睡状態だった3日間に起こった事はこのくらいだな」





    エレン「‥」(調査兵団実行部隊のトップ‥エルヴィン団長と‥人類最強の兵士と謳われる‥リヴァイ・アッカーマン兵士長)





    エレン「あの‥何故俺は‥こんな地下牢に‥」





    エルヴィン「君は一時期ゾンビ化の傾向が現れていたからだ。」




    エレン「!」




    エルヴィン「今君の身柄は憲兵団が受け持っている。先程ようやく我々に接触の許可が下りた。」





    エレン「そんな‥これからどうなるんですか!?」




    エルヴィン「これから我々がする事は‥あまり変わらないな。まだまだ分からない事だらけだが‥今すべき事は君の意志を聞く事だと思う」






    エレン「俺の意志ですか‥」





    エルヴィン「特別種というさらに強大な敵が現れ‥奇行種や通常種のゾンビを操っていると報告がある。‥そんな中で我々の命運を左右するのはやはり君の力だ」 





    エルヴィン「君の意志が鍵なんだ。この絶望的な状況から人類を救い出す鍵なんだ。」





    リヴァイ「おい‥さっさと答えろ。お前がしたい事はなんだ?」






    エレン「‥」ニヤリ






    リヴァイ「‥」





    エレン「調査兵団に入って‥とにかくゾンビをぶっ殺したいです」





    リヴァイ「ほぅ‥悪くない。エルヴィン‥コイツの世話は俺が責任を持つ。上にはそう言っておけ」





    エレン「!」




    リヴァイ「エレン。俺はお前を完全に信用したわけじゃない。裏切ったり暴れて仲間に手を出すような事があれば、すぐに俺が殺す。いいな?」





    エレン「‥はい‥」





    リヴァイ「認めてやるよ。お前の調査兵団入団を‥」スタスタ






    エルヴィン「悪いが今日はこれで失礼する。また迎えに来る」スタスタ






    エレン「わかりました‥」




  40. 40 : : 2020/03/11(水) 19:53:55
    ー数日後ー




    エレン(こうなった俺を皆んなはどう思うだろうか‥)




    エレン(あれから何日経った?‥外はどうなっているんだ‥まさかこのまま一生‥)





    ハンジ「やぁお待たせ。ごめんねエレン」ガチャ!!!!






    エレン「‥!」スタスタ





    ハンジ「私は調査兵団で分隊長をやっているハンジ・ゾエ。そっちの彼は‥」スタスタ





    ミケ「」スンスン!!!!スタスタ




    エレン「あ、あの‥」スタスタ





    ハンジ「彼も同じ分隊長のミケ・ザカリアス。そうやって初対面の人の匂いを嗅いでは‥」スタスタ





    ミケ「」フンッ!!!


    エレン「‥」スタスタ




    ハンジ「鼻で笑うくせがある。まぁ‥こんなのでも分隊長を務めるほどの実力者ではあるんだ」スタスタ






    エレン「ここは‥」ピタッ





    ハンジ「エレンが思っていることをそのまま言えばいいと思うよ」





    エレン「え‥」






    ハンジ「勝手だけど‥私達は君を盲信するしかないんだ」バタン!!!!










    エレン(審議所!?‥俺は審議所の地下牢にずっといたのか‥)スタスタ






    憲兵団「そこに跪け」ガチャガチャ!!!!ガチン!!!!!





    エレン(憲兵団のトップ‥ナイル・ドークに‥シキシマ兵士長‥)チラッ





    エレン(ピクシス司令に‥駐屯兵団のジャックス・アッカーマン兵士長まで‥)チラッ





    エレン(調査兵団の幹部‥それに!‥ミカサ‥アルミン!?)チラッ







    ザックレー「さぁ‥始めようとするか」ガタッ





    エレン(あの人は‥3つの兵団のトップ‥ダリス・ザックレー総統‥)






    ザックレー「エレン・イェーガー君だね?君は公のために心臓を捧げると誓った兵士である。‥違わないか?」






    エレン「はい‥」





    エレン(そう言えばこれは‥何を裁くんだ!?)






    ザックレー「異例の事態だ。通常の法が適用されない兵法会議とする。決定権は全て私に委ねられている。君の生死も‥改めてさせていただく」






    全員「‥」






    ザックレー「異論は‥あるかね?」






    エレン「‥ありません」





    ザックレー「察しが良くて助かるな。この事態は異例を極めて相反する感情論がパラディ島にひしめいている。ある者は君を破滅に導く悪魔と呼び‥またある者は救世主と呼ぶ」





    ザックレー「やはり君の存在を隠す事は不可能だった。君の存在はいずれかの形で公表せねばゾンビとはまた別の脅威が発生してしまう」





    エレン「‥」





    ザックレー「今回決めるのは君の動向をどちらの兵団に委ねるかだ。その兵団の次第で君の処遇も決定する」







    ザックレー「憲兵団か‥調査兵団か」






    エルヴィン「‥」






    ナイル「‥」








    ザックレー「では早速だが、憲兵団より案を聞かせてくれ」





  41. 41 : : 2020/03/11(水) 20:15:27
    ナイル「憲兵団師団長ナイル・ドークより提案させていただきます。我々はエレンの人体を徹底的に調べ上げた後に、速やかに処分すべきだと考えています」




    ミカサ・アルミン・エレン「‥」




    ナイル「彼がゾンビの襲撃を退いた功績は事実です。しかしその存在が実害を招いたのも事実です。特別種という新しい脅威が出てきた現在、人類は慎重に決断すべきです。彼を英雄視する人々もいますが、彼が特別種コウガらの仲間であると疑う人々もいます」





    エレン(俺があの野郎と仲間?‥それに英雄視だって?‥今パラディ島はどんな状況なんだ?‥)





    ナイル「彼は高度に政治的な存在になり過ぎました。なのでせめて出来る限りの情報を残して貰った後に、我々人類の英霊となっていただきます」





    エレン「‥」





    ザックレー「‥そうか。次は調査兵団の案を伺う。」





    エルヴィン「はい。調査兵団13代団長エルヴィン・スミスより提案させていただきます。」





    エルヴィン「我々調査兵団はエレンを正式な団員として迎え入れ、エレンの力を利用してマリア領域を奪還します。以上です」





    全員「!」





    ザックレー「ん?もういいのか?」





    エルヴィン「はい。彼の力を借りればマリア領域を奪還できます。何を優先すべきかは明確だと思われます」






    ザックレー「そうか‥」




    商会の人間「ちょっと待ってくれ!!!今度こそマリアとローゼの境界線に巨大な壁を作って閉鎖すべきではないのか!?」




    商会の人間「今回は異例だが‥奇行種共が攻めてくる事は滅多にないんだぞ!?だったら早いところ巨大な壁を作って安全を確保するのが最善策ではないのか!?」





    商会の人間「お前ら兵士は出来もしない理想ばかり掲げて我々を破滅に陥れるだけだ!!これ以上お前らの英雄ごっこに付き合うつもりはない!!!!」




    リヴァイ「‥よく喋るな豚野郎。その巨大な壁を作ってる間に、ゾンビが待ってくれる保証がどこにある?」




    リヴァイ「てめぇらの我々ってのは‥てめぇらが肥えるために守ってる友達の話だろ?土地が足りずに食うのに困っている人間はてめぇら豚共の視界に入らねぇと?」






    商会の人間「わ、我々は‥巨大な壁さえあれば‥助かると話しただけだ」






    エレン「ふっ‥」




    全員「!?」





    エレン「だいたい‥あなた方は‥ゾンビを見た事もないくせに‥何が怖いんですか?」





    エレン(まずいか‥これ以上は黙ったほうが‥いや‥言ってやる!!!!)






    エレン「力を持ってる人が戦わなくてどうするんですか!?生きるために戦うのが怖いなら力を貸してくださいよ‥この‥腰抜け共め」





    全員「!」





    エレン「いいから黙って!!!全部俺に投資しろ!!!!」ガキンッ!!!!ガキンッ!!!!!!








    シーン‥







    ナイル「構えろ!!!」





    シキシマ「」スチャ!!!






    エレン(まずい‥やっちまった)バキッ!!!!!!!!






    リヴァイ「」ガシッ!!!!





    エレン(何か飛んだ‥あれは‥俺の歯か?)ガクンッ!!!!!




    リヴァイ「」ドスッ!!!!バキッ!!!!






    エレン「ぐぶっ!?」バキッ!!!ドゴォン!!!!ドスッ!!!!






    ミカサ「ちっ!!!」ガシッ!!!!





    アルミン「待って!!!ミカサ!!!!」









    ミカサ「!?」ピタッ!!!!





    全員「‥」






    リヴァイ「これは自論だが‥躾に1番効くのは痛みだと思う」ガンッ!!!!






    エレン「うっ‥」ググググ!!!!








    エレン「‥」ベチャ!!!!







    リヴァイ「今お前に1番必要なのは教訓だ」ドスッ!!!!






    ナイル「待てリヴァイ。」






    リヴァイ「あ?」ピタッ!!!





    ナイル「危険だ‥恨みを買ってそいつが暴れたら‥どうするんだ?」





    リヴァイ「何を言ってやがる?お前らはコイツを解剖するんだろ?」





    全員「‥」





  42. 42 : : 2020/03/11(水) 20:24:24
    リヴァイ「コイツは暴走していた時に、通常種のゾンビを100体‥奇行種を20体殺したらしいな。敵だとすれば‥知恵がある分厄介かもしれん」




    リヴァイ「だとしても俺の敵じゃないが‥お前らはどうする?コイツをいじめた奴は考えた方がいい。お前らが本当にコイツを殺せるのかな」





    エレン「‥!」





    エルヴィン「総統ご提案があります。エレンの力は常に危険を潜んでいます。そこでエレンが我々の管理下に置かれた時は、その対策としてリヴァイ・アッカーマン兵士長に同行してもらいます」





    エルヴィン「彼ほど腕が立つ者ならいざという時にも対応ができます。」





    ザックレー「ほう‥出来るのか?リヴァイ?」





    リヴァイ「殺すことに関しては間違いなく。問題はむしろその中間が無いことにある‥!」チラッ





    ミカサ「」ギロッ






    ザックレー「‥議論は尽くされたようだな。ここで決めさせてもらおうか。」





    ナイル「お待ち下さい。‥エルヴィン聞きたい。内地の問題はどうするつもりだ?」




    エルヴィン「我々の外での活動が人類の安定から成り立っているのも理解している。決して内地の問題を軽視はしてない。」





    エルヴィン「そこで提案があります。事態の沈静化を計るために、次の調査任務でエレンが人類にとって有意義であることを証明します。その結果を鑑みて、今後の事を判断していただきたい」








    ザックレー「その調査任務とは?」







    エルヴィン「‥内地に潜む敵の殲滅です」 






    全員「!?」






    ザックレー「‥決まりだな。エレン・イェーガーは調査兵団に託す。しかし‥次の成果次第ではここに戻ることになる」





  43. 43 : : 2020/03/11(水) 20:43:37
    ー翌日の夜ー



    ジャン「なぁ‥おかしいと思わないか?なんで調査兵団の勧誘式に訓練兵が全員参加しなければならないんだよ?」




    マルコ「確かにそうだね‥」





    エルヴィン「‥静粛に。私は調査兵団団長エルヴィン・スミスだ。ここに来たのは率直に言えば調査兵団の勧誘だ。しかしその前に説明しなければならない事がある」スタスタ




    ライナー(説明だと‥嫌な予感しかしないぞ‥)





    エルヴィン「君たちはこれから調査兵団に入団するか。駐屯兵団に入団する。‥そのどちらかの選択肢しか与えられない」





    全員「!?」





    フロック「憲兵団は選べないって事ですか!?」





    エルヴィン「そうだ」





    ジャン「そんな馬鹿なことって‥配属先は訓練兵が自由に決められるはずでは!?」





    エルヴィン「状況が変わったのだ。今やローゼ領域も安全では無い事がわかった。憲兵団はローゼ領域から撤退して、王都を守る事を最優先とする方針に切り替えた。中央憲兵は独自の作戦で動くようだが」





    エルヴィン「それにエレンのような特別種がもういないとは断言できない。よって憲兵団に得体の知れない人間を入団させたくないそうだ」






    アニ「‥」





    マルコ「そんな‥せっかく頑張って成績上位になったのに‥」





    エルヴィン「君たちは今回のゾンビの襲撃で既に実戦を経験している。だからここで何かを色々と長々言うつもりはない」





    エルヴィン「自分の命を賭して人類の復興のために心臓を捧げられる者はここに残ってくれ。‥解散」






    全員「‥」バッ!!!!






    エルヴィン「‥君たちは‥死ねと言われたら死ねるのか?」






    コニー「死にたくありません!!!!」






    エルヴィン「ふむ。みんな良い表情だな。これが本物の敬礼だ!!!ここで今一度心臓を捧げよ!!!!」バッ!!!!






    全員「ハッ!!!!」





    アルミン「みんな‥」



    ミカサ「‥」





    アニ「はぁ‥憲兵団に入れないなら‥仕方ないね」






    ベルトルト「アニ‥」





    ライナー「」バッ!!!!!






    マルコ「憲兵団になれないのは残念だけど‥調査兵団に入れば‥人類のために役に立てる‥」






    ジャン「最悪だ‥調査兵団なんて‥」






    サシャ「うう‥怖い‥」





  44. 44 : : 2020/03/12(木) 00:38:07
    ー調査兵団 勧誘式後ー




    エルヴィン「思ったより‥たくさん入ってきたな」



    ハンジ「あぁ‥兵士が増えてくれれば作戦の幅も広がる。出来る事も増えるが‥今は同時に制限される事もある」





    ミケ「‥」





    リヴァイ「‥本当にいるのか?裏切り者ってのは?」





    エルヴィン「それは間違いないだろう。しかもそれは我々兵士の中に紛れ込んでいる」






    ミケ「‥」






    ハンジ「確かに‥今回のゾンビの襲撃は‥全て兵士が配置されている場所で発生した。」





    ミケ「だが何故敵は敢えて兵士のいるところを狙ったのだ?」





    エルヴィン「‥力を示すためかもな。我々にとっての敵が人類の滅亡が目的なのは確かだろう。そして敵は我々で遊んでいる事も確かだ」





    リヴァイ「特別種か‥コウガって野郎に‥エレン。4年前までは外にも確認されなかった新種だが‥」






    ハンジ「うん。それについて私から‥」




    エルヴィン「それは遠慮しておくよ」





    ハンジ「は!?それはないでしょ!?敵の情報について知っておくのは兵士として当然の事でしょ!?しかも団長のあんたがそんな態度でどうするのさ!?」





    エルヴィン「もうお前の例の奇行種二体の実験の報告書は読んだよ。」





    リヴァイ「エルヴィンはお前の長話には付き合う時間はないと言っているんだ」





    ハンジ「‥」





    リヴァイ(コイツが黙るとロクなことねぇんだよな‥)





    ミケ「‥話を戻すが‥4年以上前から兵士として活動している者は‥敵ではないと言うことか?」




    エルヴィン「あぁ‥だが保証は出来ない。何か弱みを握られて仕方なく従ってる場合もあるだろうからな」






    リヴァイ「‥それで?次の調査ってのはローゼ領域内なんだろ?」





    エルヴィン「あぁ」




    ハンジ「ラガコ村とダウパー村でしょ?」




    エルヴィン「その通りだ」




    ミケ「何故その2つの村が怪しいと思ったんだ?」




    エルヴィン「ダウパー村とラガコ村は未だに狩猟で生計を立てている。それに他の区域や街との繋がりも薄い。何か隠し事があるなら人目につかないし、特別種が潜んでいたとしても発見される可能性は低い」





    リヴァイ「確かにそうかもしれないが‥それだけの理由で行くのか?もし何も無かったら村民から怒りを‥」




    ハンジ「その心配はないよ。」




    リヴァイ「‥どう言うことだ?」





    ハンジ「駐屯兵団の報告書を読んでいないのかい?ラガコ村とダウパー村の村民は未だにどこの難民キャンプにもいないらしいんだ」




    ハンジ「そして村には誰もいない。」





    リヴァイ「じゃあ‥村民全員でクーデターでも考えてるって言いたいのか?」




    ハンジ「そうじゃない。今回討伐された奇行種がダウパー村とラガコ村の村民の数と一致したんだ」





    リヴァイ・ミケ「!」






    エルヴィン「奇行種のDNA鑑定はまだだから今のところは何とも言えないが、まずダウパー村とラガコ村の村民が奇行種に変異したのは間違いないだろう」





    リヴァイ「なるほど‥」




  45. 45 : : 2020/03/12(木) 00:49:42
    ミケ「それで‥誰も居なくなった村を調査して何かメリットはあるのか?」




    エルヴィン「ある。必ず何か手がかりは残されているはずだ」




    ハンジ「私もそう思う。村民が全員奇行種に変異したなら‥そう簡単には痕跡は消せないよ」





    リヴァイ「‥今回の襲撃がかなり前から計画されていたものだと仮定したらどうだ?痕跡を消す猶予は十分に確保できるだろ?」





    エルヴィン「2週間ほど前に憲兵が何人か見回りに行っている。その時は何も異常はなかったそうだ」




    リヴァイ「ほう‥」





    ミケ「調査する価値はありそうだな」






    リヴァイ「‥ダウパー村とラガコ村に一切痕跡がなく‥何も成果を得られなかったら?その後の事は考えているのか?」





    エルヴィン「もちろんだ。次は地下街だ」





    リヴァイ「‥」





    ハンジ「あそこは犯罪者と闇取引の巣窟になっているからね。特別種の奴らが隠れるにはうってつけでしょ?リヴァイなら分かるだろ?」





    リヴァイ「あぁ‥あそこなら得体の知れない連中ばかりだからな‥それにお互いに干渉はしない‥面倒を起こしたくないからな」






    リヴァイ「ダウパー村とラガコ村と地下街か‥ミケの言う通り‥調べる価値はあるな」





    エルヴィン「あぁ」





    リヴァイ「やっぱり‥特別種はコウガ以外にもいると考えるべきだよな?」




    ハンジ「そりゃ当たり前でしょ。エレンだって特別種なんだから。いくら強いと言っても1人だけじゃ何も出来ないと思うし。私達人類とやり合えるくらいの人数はいると想定すべきでしょ」





    リヴァイ「だよな‥しかし奴らは何者なんだ?」





    エルヴィン「奇行種やエレンの実験。そして本人達に直接聞くしかないだろ」




    リヴァイ「奴らが素直に答えるとは思えないが‥」




    ハンジ「だから私がいるんだよ!私の実験こそ人類を救う大きな一歩になるんだよ」





    ミケ「そこに関しては同意だな」





    ハンジ「おい!?ミケ?それはどう言う意味だよ?」





    ミケ「別に深い意味はない」





    エルヴィン「それでは各自持ち場に戻ってくれ」





    ミケ「了解した‥」スタスタ








    リヴァイ「作戦決行は明日からだよな?」





    エルヴィン「‥あぁ」





    リヴァイ「‥」スタスタ






  46. 46 : : 2020/03/12(木) 00:57:03
    ー翌日の朝 旧調査兵団本部ー




    オルオ「旧調査兵団本部。街や川から離れたところにあるこんな馬鹿でかい建物は、無用の長物だった」スタスタ




    オルオ「古城を改装しただけあって見た目だけは立派だが‥まだ結成当初で志だけは高かった頃の話だ」スタスタ




    オルオ「おい新兵‥」ズイッ




    エレン「は、はい?」スタスタ




    オルオ「調子に乗るなよ?特別種だがなんだが知らないが‥お前のようなガキにリヴァイ兵士長が‥」ガリッ!!!





    エレン「だ、大丈夫ですか!?」スタスタ





    ペトラ「エレン。気にしなくていいから。いつもの事だから」スタスタ





    エレン(本当にこの人達が‥リヴァイ兵士長が選んだ特別作戦班の精鋭なのか?)スタスタ






    リヴァイ「‥」スタスタ





    ペトラ「そりゃ兵站行進中にベラベラ喋ってれば舌も噛むよ‥」スタスタ




    オルオ「ふっ‥最初が肝心だ」スタスタ





    ペトラ「はいはい」スタスタ





    グンタ「見えてきましたね」スタスタ





    リヴァイ「あぁ‥もう前衛の部隊は到着しているだろうな」スタスタ





    エルド「まさか調査兵団全員で旧本部に移動とは‥今回は外での作戦ではないのですか?」スタスタ






    リヴァイ「らしいな‥作戦立案は俺の担当じゃない。詳しいことは俺にも分からない」スタスタ








    リヴァイ「‥」スタスタ





  47. 47 : : 2020/03/12(木) 01:13:18
    ー同時刻 後衛部ー




    アルミン「」スタスタ



    ジャン「あぁくそ‥なんで重装備で調査兵団全員で旧本部に行くんだよ‥俺はピクニック兵団に入ったつもりはないぞ‥」スタスタ



    フロック「文句言うなよ‥いきなり外に連れて行かれるよりマシだろ?」スタスタ




    ジャン「そりゃそうだけど‥でも作戦内容も教えないで強制的に兵站行進はねぇだろ?」スタスタ





    マルコ「まぁまあ‥団長達にはきっと何か考えがあるんだよ」スタスタ







    ライナー「俺もそう思うが‥少しくらい話してくれたっていいよな?」スタスタ




    ベルトルト「うん。そうだね」スタスタ





    アニ「‥」スタスタ






    ミカサ「アルミンはどう思う?」スタスタ





    アルミン「今回のこの兵站行進の事?」スタスタ






    ミカサ「うん」スタスタ




    アルミン「たぶん‥旧本部を補給場にするんじゃないかな?」スタスタ




    ジャン「おいおい?ここは内地なんだぞ?外でもないのにそんな事する必要あるのか?」スタスタ





    アルミン「‥いや‥今の状況だといつどこでパンデミックが起こってもおかしくないからね」スタスタ




    アルミン「不測の事態に備えるためだと思うけど‥」スタスタ





    コニー「だったらよ‥他の兵団施設に行けば良かったんじゃねぇのか?わざわざ使われたなかった旧本部を使う必要あるのか?」スタスタ





    サシャ「確かにそうですよね。電気も通ってませんし」スタスタ




    マルコ「いや‥改築されているからさすがに電気は通ってるんじゃないかな?」スタスタ






    アルミン「‥旧本部の近く‥確か兵団施設も少なかった。」スタスタ




    ライナー「ん?どう言う事だ?」スタスタ





    アルミン「つまり旧本部に近いところで‥何かあると考えた方がいい。」スタスタ





    マルコ「旧本部の近くといえば‥ダウパー村とラガコ村があるよね?」スタスタ





    サシャ・コニー「!?」スタスタ





    フロック「あ?じゃあラガコ村とダウパー村で何かあったって事か?」スタスタ




    ベルトルト「でもラガコ村とダウパー村はパンデミックは起きてないと報告があったよね?」スタスタ





    アルミン「サシャ‥コニー‥トロスト区の襲撃から‥村の人たちとは連絡取れてる?」スタスタ





    サシャ「い、いえ」スタスタ




    コニー「そういえば手紙送ったのにまだ来てないな‥」スタスタ





    ライナー「電話とかしなかったのか?」スタスタ





    サシャ「そもそも私の村には電話がありませんよ」スタスタ




    コニー「俺の村もそうだ。」スタスタ





    サシャとコニー以外(どんだけ田舎なんだよ‥)スタスタ





    アルミン「まぁ‥この混乱状態だったし‥手紙が届いてないのはそんなに不自然な事じゃないと思うけど‥」スタスタ






    ミカサ「ダウパー村とラガコ村に何かあった‥当たっているかも‥」スタスタ





    サシャ「ちょ、ちょっと!!不謹慎な事言わないでくださいよ!!」スタスタ





    アルミン「でも‥わざわざ旧本部に補給場を設けるのは‥そう考えるしかないよ」スタスタ







    ライナー「2人とも気を悪くさせたらすまないが、常に最悪を想定していた方がいいぞ」スタスタ






    コニー「な、なんだよお前ら‥」スタスタ







    アルミン(みんな気付いてる‥調査兵団がこんな意味もなく旧本部になんて行かない。)スタスタ






    アルミン(そして僕とミカサは裁判に参加していたから知っている。団長は内地に調査任務に行くと言っていた)スタスタ






    アルミン(そして僕ら新兵が後衛部に配置されていて、作戦内容を知らされてないと言うことは‥信用されていないということだ)スタスタ








  48. 48 : : 2020/03/12(木) 22:32:44
    ーその日の夜 旧本部 ー



    モブリット「今日は早く寝て身体を休めてくれ。明日の朝には出発するからな。」




    ライナー「あの作戦内容は‥」




    モブリット「それは明日。目的地に着いてから教えることになっている」





    マルコ「それは‥どういうことですか?」




    モブリット「‥悪いがこれ以上は答えられない。」ガチャ!!!バタン!!!!





    新兵一同「‥」





    コニー「なんかあの人感じ悪いよな」




    サシャ「そうですよね。お腹空いているんでしょうか」





    アルミン「仕方ないよ。どうやら僕たち新兵は信用されてないみたいだからね」





    ジャン「だが‥さすがにやり過ぎじゃないか?俺たちの部屋の外には見張りの兵士が何人も交代でいるんだぜ?それにここまで作戦内容を隠すのはなんなんだ?」




    アルミン「情報の流出を防ぐため‥じゃないかな」





    フロック「つまり‥俺たち新兵の中にスパイがいるって事か?」




    アルミン「うん‥断言は出来ないけど‥調査兵団の熟練兵達はそう確信しているはずだ」





    ミカサ「熟練兵?」





    アルミン「そう。4年以上前から生き残っている兵士だよ」





    ベルトルト「4年前か‥」





    コニー「どうして4年前から生き残っている兵士が‥熟練兵なんだ?」





    アルミン「調査兵団で4年も生き残ってるのはすごい事だし、何より4年前のマリア陥落が大きな線引きになっていると思うんだ」






    アニ「だろうね‥大量にパラディ等にもゾンビが発生して、大きな領土を奪われたんだ。変な奴が混じっていてもおかしくない」





    アニ「エレンだってあんな力を隠し持っていたんだ。他にもそんな奴がいても不思議じゃない。そしてソイツらを信用するには、証明してもらわないとね」





    ミカサ「それはどういう事?エレンが信用できないとでも?」






    アニ「当たり前だ。誰もがアンタみたいにエレンに心臓を捧げられるわけじゃない。」





    フロック「怒るなよミカサ。俺もアニと同じ考えだ。あんな人外の力を持った奴の思考回路なんて到底凡人には理解できない」





    ミカサ「」ギロッ





    ジャン「ミカサ‥エレンがお前にとって大事な家族だってのは分かる。」




    ジャン「でも大半のやつはエレンを信じてない。だから裁判もやったし、こうやって新兵の俺たちは警戒されてるじゃないか」




    ミカサ「それくらい‥言われなくても分かってる」





    ジャン「いいか?俺たちはエレンに見返りを求めてる。本当にアイツを信じていいのか?俺たちが命を懸けて守る価値がエレンにはあるのか?」






    アルミン「ミカサ‥ジャン達の言う通りだよ。」





    ミカサ「‥」





  49. 49 : : 2020/03/12(木) 22:56:18
    マルコ「ねぇ‥皆んなは何で調査兵団になったの?」




    フロック「急にどうした?」



    マルコ「いや‥色々忙しくて聞けなかったし‥この機会に聞いておきたいなと思ってさ」



    マルコ「駐屯兵団って選択肢もあったのに‥敢えて生存率が極端に低い調査兵団に入った‥理由が聞きたいんだ」



    アルミン「僕は‥今の現状を変えたいからかな。4年前の奪還作戦と称した大量虐殺‥あんな事を強行した王政が許せないんだ」




    マルコ「なるほど‥確かにそうだね。」




    アルミン「それに‥僕にはエレンと同じ夢がある。外の世界を探検したいんだ」






    マルコ「‥それは僕もやってみたいな」





    ミカサ「私は‥エレンが調査兵団に入ったから。エレンを守るためなら何でする」





    アニ「あんたらしい答えだね」





    ミカサ「‥そういうアニは?何で調査兵団に?」





    アニ「私は‥帰れなくなった故郷に帰りたいだけだよ」





    ライナー「俺もアニと同じだ。ベルトルトもだよな?」





    ベルトルト「あぁ‥何としても‥」





    マルコ「3人は同郷だったもんね‥帰れるといいね」




    ライナー「あぁ‥必ず‥」





    ジャン「‥そういうお前は何で調査兵団に入ったんだよ?あれだけ王様に心臓を捧げたいとか言っていたのに」





    マルコ「憲兵団が入らなくなっちゃったからね‥だったら‥人類のために命を削りながら頑張ってる‥調査兵団に入って僕も役に立ちたいと思ってね」




    ジャン「優等生のお前らしい答えだな。」




    マルコ「‥ジャンもあれだけ調査兵団の事を嫌がっていたのに‥どうして?」




    ジャン「俺の故郷を滅茶苦茶にしやがった‥ゾンビ共が許せないんだ」





    全員「‥」





    ライナー「安心しろジャン‥それは皆んな同じ気持ちだ」






    ジャン「あぁ‥奴らは絶対許せない‥俺の家も‥母ちゃんもいない‥仲間も家族もいっぱい殺されたからな」





    ジャン「‥おっと悪いな。こんな事言うつもりじゃなかったんだが‥」





    ベルトルト「別に気にしてないよ。むしろ皆んなが思ってる事を言ってくれて良かったよ」






    ジャン「あぁ‥あとはサシャとコニーとフロックだな。正直俺よりもコイツら3人の方が意外なんじゃねぇか?」





    コニー「おい!?それ俺たちに失礼じゃねぇか!?」





    サシャ「コニーの言う通りです!!!謝ってください!!!」




    ジャン「いちいち騒ぐんじゃねぇよ。見張りの兵士が来ちまうだろ?」





    コニー「あぁ‥ごめんな」





    サシャ「そんなつもりは‥」





    ジャン「そんな気にするなよ。で?今度はお前らが言う番だぞ?」





    コニー「‥ほら‥あれだろ?人間ってさ‥やらなければいけないって分かってても踏ん切りがつかないことがあるだろ?」





    コニー「‥ローゼでパンデミックが起こって‥決心が出来たんだよ。‥本当だぜ。これは俺が自分で決めたことなんだ」





    サシャ「私は‥外の世界の繋がりを感じたかったからですかね」





    ライナー「ん?どう言うことだ?」




    サシャ「私の村は閉鎖的な社会で他の村や街とほとんど交流がありませんでしたからね。昔ながらの伝統と狩猟で生計を立てた来ましたから。」




    サシャ「調査兵団になったら‥何か変わるかもって思ったんですよ。最初は憲兵団になろうと思っていましたけど‥私もやるべき事が見つかったんです」





    全員「‥」






    コニー「なんで黙るんだよ?」





    ジャン「いや‥お前らが予想以上にまともな事言ったからさ‥拍子抜けしちまったよ」





    ベルトルト「うん‥」





    サシャ「いや!?やっぱり失礼ですよね!?殴りますよ!?グーで!!!」バッ!!!!





    アルミン「サシャ!!!カロリーメイトあげるから!!!」スッ!!!




    サシャ「なら仕方ないですね」バッシッ!!!モグモグ!!!!





    アニ(よく躾できてるね‥)






    ジャン「フロック。お前で最後だぜ?」





    フロック「俺も似たようなものだよ‥誰かが入らなくちゃいけない。‥もう逃げてられるような状況じゃなくなった‥」







    マルコ「あぁ‥そうだね」





    アルミン「‥」






  50. 50 : : 2020/03/12(木) 23:04:58
    ー同時刻 別の部屋ー




    ハンジ「‥」ガチャ!!!



    リヴァイ「どうだった?新兵の様子は?」





    ハンジ「モブリット達の話では‥大人しいらしいよ」





    ミケ「そうか‥だが油断は出来ないな」





    リヴァイ「全く‥ろくに寝れやしねぇ‥」





    エルヴィン「リヴァイ。エレンの様子はどうだ?」






    リヴァイ「問題ない。今は俺の班の奴らが見張ってるからな」





    エルヴィン「そうか。‥明日は一気にダウパー村とラガコ村を目指す。」




    エルヴィン「作戦内容は最初の目標地点のダウパー村に到着してから、新兵達に伝える」





    ハンジ「それが良いだろうね‥無線とかで連絡されちゃったらここまで隠してきた意味が無いからね」





    ミケ「‥」スンッ




    リヴァイ「ミケ。お前の鼻で怪しい奴とか分からないのか?」





    ミケ「無茶言うな。」





    リヴァイ「そうか‥」





    エルヴィン「お前達の班のメンバーは?何か不満は言ってないか?」





    ミケ「特には‥むしろやる気に満ち溢れている。」




    ハンジ「私の班の皆んなは‥考え込むタイプだからね‥ただ作戦には支障は出ないよ」





    リヴァイ「‥大丈夫だ」





    エルヴィン「そうか‥明日は厳しい戦いを強いられるだろうが‥」




    エルヴィン「覚悟は出来ているか?」






    ハンジ・ミケ「」コクン!!!





    リヴァイ「当たり前だ」








  51. 51 : : 2020/03/13(金) 00:05:16
    ー翌日の昼 ダウパー村ー




    アルミン「サシャ‥ここがダウパー村で間違いないんだよね?」




    サシャ「はい‥まさか‥本当に‥」




    ジャン「なんで畑なんかあるんだ?お前の故郷は狩猟で生計を立ていたんだろ?」




    サシャ「それが4年前から‥避難民が押し寄せて土地と獲物が極端に減ったんですよ‥だから農業もしないと生活がキツくて‥」





    ライナー「どこの区域も大変なんだな‥」



    コニー「なぁ‥なんで誰もいないんだ?」





    エルヴィン「皆んな‥揃っているな。コニー・スプリンガー。その件については私から説明させてもらおう」





    エルヴィン「ローゼ領域内で発生したパンデミックは奇行種の大群が現れた事が原因だ。それは知っていると思うが‥ラガコ村とダウパー村の合計人数とその討伐された奇行種の数が一致した」






    新兵全員「!?」





    マルコ「じゃあ‥」




    サシャ「そ、そんな‥嘘ですよね」





    エルヴィン「残念ながらラガコ村とダウパー村の住民はどの難民キャンプにも見つかってない。間違いない」





    コニー「‥どうして‥こんな事に‥」





    エルヴィン「嘆いている暇はない‥ここはもう敵地なのだ。ここでは何が起こるか分からない。」





    アルミン「‥ダウパー村とラガコ村に‥何か敵の手がかりがあると言うことですか?」





    エルヴィン「あぁ。これより村全域の調査任務を開始する。隈なく探せ。なんでもいい。怪しいと思った事は必ず報告しろ。」






    エルヴィン「それでは‥」ズドドドドドドド!!!!!!!!!!




    全員「!?」







    ???「」ズドオオオオオオオオオオオオオオオオツ!!!!!!!!!!!








    コウガ「ふぅ‥」スタスタ







    アルミン(空から降ってきた‥)






    調査兵団「も、もう1人いるぞ!!!!」








    ケニー「ようリヴァイ‥大きくなったか?」ニヤリ






    ハンジ「え!?リヴァイの知り合いなの!?」





    リヴァイ「‥俺の親戚だ」





    全員「!」




    リヴァイ「ケニー‥お前は憲兵を殺しまくって処刑されたと聞いていたが?」ガチャン!!!!






    エルヴィン「リヴァイ。まだだ。今は交渉の余地がある」バッ!!!!





    エルヴィン「陣形を展開せよ!!!!敵の動きに逐一警戒せよ!!!!」バッ!!!!





    全員「ハッ!!!!!」バッ!!!!





  52. 52 : : 2020/03/13(金) 00:21:09
    コウガ「おい?交渉するんじゃ無かったのか?」




    エルヴィン「‥こちらが本気で来たと言う事を示すためだ‥それに交渉が決裂するかもしれないだろ?」ガチャン!!!




    コウガ「‥」ニヤリ





    リヴァイ「ケニー‥何でお前がソイツといやがる?」





    ケニー「は?仲間だからに決まってるだろ?」





    リヴァイ「そうか‥」ガチャン!!!





    ケニー「俺はコイツに命を救われたんだ。処刑された日に俺は蘇生した。そして憲兵共をたくさん切り刻んでやったよ」スチャ!!!




    ケニー「もちろんただ蘇生しただけじゃねぇぜ?大幅にあらゆる事においてパワーアップしてさらに強さを増したんだ」






    ミケ(ケニー・アッカーマンか‥確か憲兵団の報告書では問題なく死刑を執行できたとあったが‥隠蔽していたのか?)






    コウガ「まぁここで、お前らと長話をするつもりはない。単刀直入に行こう」






    コウガ「お前らも特別種にならないか?」ニヤリ







    エレン「‥」






    コウガ「特別種はいいぞ。人間にできない事がなんでも出来ちまう。」





    コウガ「どうだ?なりたい奴はこっちに来い」スッ





    全員「‥」






    ケニー「なんだよ!?ノリが悪い連中だな!!!!」






    リヴァイ「違うな‥俺たちはお前らみたいに馬鹿じゃねえんだよ」





    コウガ「そうか‥ならば交渉は決裂だな」





    ハンジ「ま、待ってくれ!!!私達はまだ話し合う事ができる!!!」





    ハンジ「君たちの要求はなんだ!?いったい何がしたいんだ!?可能な限りこちらも受け入れる姿勢がある!!!!」






    コウガ「特別種にならないなら殺す」スウッ!!!!!






    ミケ「」ドォン!!!!!






    コウガ「」ドシュ!!!!ブシャァ!!!!!






    ミケ「頭に命中した‥これで」






    コウガ「ふっ‥もう遅い」







    ボコボコ!!!!ズカズカ!!!!!ズドドドドドドド!!!!!!!






    全員「!?」バッ!!!!!







    コニー「は、畑から‥ゾンビが‥」ガチャ!!!!







    エルヴィン「攻撃を許可する!!!敵を殲滅せよ!!!!」ズドドドドドドド!!!!!







    全員「」ズドドドドドドド!!!!!!!!






    コウガ・ケニー「」ドシュ!!!ドシュ!!!ドシュ!!!!ドシュ!!!!ドシュ!!!!





    エルヴィン(効いてるのか?‥いや‥)ドォン!!!!!!






    コウガ「ただ撃ちまくる事しか能がないのか‥」ボォッ!!!!!ズォッ!!!!!!







    ゲルガー・ナナバ・モブリット・ニファ「」カチリ!!!ボォッ!!!!!!!!!!!





    コウガ(!‥火炎放射器?‥なるほど‥準備は万端という事か‥)






    ケニー「おいおい‥お前らばっかり攻撃しやがって‥俺にも楽しませろよ!!!!」ズドドドドドドド!!!!ズドドドドドドド!!!!!!!







    調査兵複数「!!」ドシュ!!!ドシュ!!!ドシュ!!!!ドシュ!!!!!






    ケイジ「あ、あいつ!!!武器を持っているぞ!?」ドォン!!!!





    ゴーグル「なんだと!?」ドォン!!!!






    ケニー「ひでぇ差別だな‥」ビュオン!!!!ダッ!!!!!!






    ケニー「俺が武器を持ったらダメなのかよ!?」ズドドドドドドド!!!!!






    ケイジ・ゴーグル「!?」ブシャァ!!!!!!!!!





    モブリット「ケイジ!!!ゴーグル!!!!」ピタッ!!!!






    ケニー「」ガシッ!!!!





    モブリット「しま‥」ググググ!!!!!!







    ライナー「1人捕まったぞ!!!!」ズドドドドドドド!!!!!






    アニ「まずいな‥」ズドドドドドドド!!!!!!






    奇行種「」ダッ!!!!!






  53. 53 : : 2020/03/13(金) 00:36:12
    マルコ「うん‥畑から出てきたゾンビの数も驚異だけど‥」ズドドドドドドド!!!!!





    ジャン「コイツら奇行種だぞ!?全員走って来やがるぜ!!!!」ズドドドドドドド!!!!!





    奇行種大群「」ダッ!!!!ダッ!!!!!ダッ!!!!!!





    リーネ・ヘニング「」ズドォン!!!!







    ゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!ゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!!!





    ミカサ(ロケットランチャー‥)ズドドドドドドド!!!!!!!!





    リーネ「怯むな!!!武器はたっぷりあるんだ!!!奴らにお見舞いしてやれ!!!!」ズドドドドドドド!!!!!!






    ヘニング「」ドチャ!!!!!





    リーネ「え‥」グシャァ!!!!!!!







    調査兵複数「」ブシャァ!!!!!ドサッ!!!!!!







    ベルトルト「お、大勢やられちゃったよ!?」ズドドドドドドド!!!!!!!





    ライナー「今の攻撃は‥どこから‥」ズドドドドドドド!!!!!!!








    ズゴゴゴ!!!!!ドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!






    全員「!?」グラッ!!!!!!!!!!!








    エルヴィン「なんだ‥あの壁は‥」






    リヴァイ「くそっ‥分断されちまったぞ!!!エルヴィン!!!!」






    ハンジ「まさか‥これも特別種の能力だって言うの!?」








    ケニー「はぁ‥俺の武器はもう無くなっちまった」ポイッ!!!カランカラン!!!!







    ミケ「なら‥大人しく降参するんだな‥」ガチャン






    ビュン!!!!ブシャァ!!!!!!!





    ミケ「」ドサッ!!!!!




    ハンジ「ミケ!?」バッ!!!!!





    リヴァイ「ハンジ!!!下がれ!!!」ドォン!!!ドォン!!!ドォン!!!






    ケニー「無駄だよ‥無駄なんだよ‥」ドシュ!!!!ドシュ!!ドシュ!!!!!







    リヴァイ「くっ‥」カチリ!!!





    ケニー「」ズドオオオオオオオオオオオオオオオオツ!!!!!!!!!!!!







    ゲルガー「ロケットランチャーが直撃したぞ!!!!これなら!!!」ガチャン!!!






    ケニー「」ビキビキビキ!!!!パキン!!!!!!





    全員「!」





    エルヴィン(身体を硬質化させて防いだのか‥それにもう傷が再生している‥)





    エルヴィン(奇行種と比べても‥あの再生速度は‥異常だな)






    ケニー「これで分かっただろ?お前らがいくら武器を使って俺を攻撃しても、すぐに完治しちまう」ドシュ!!!ドシュ!!!!!





    ハンジ「‥」ズドドドドドドド!!!!!!!!!!






    ケニー「アサルトライフル!スナイパーライフル!マグナム!!!ロケットランチャーにマシンガン!!!爆弾にブレード!!!」ブシャァ!!!!!ジュウウウウウウウウウウウ!!!!!!!





    ケニー「どんな武器を使おうと無意味なんだよ!!!!」ビュン!!!!!!!









    ケニー「人間じゃ俺たちには絶対に勝てない!!!!!」ドォン!!!バキッ!!!!!






    調査兵複数「」ドゴォン!!!!ドサッ!!!!ズサアッ!!!!!!




    リヴァイ「ちっ‥」スチャ!!!!!






    ケニー「分かってるじゃねぇか!?接近戦ではブレードやナイフの方が有利だって!!!俺がお前に教えてやったもんな!?」スチャ!!!!





    リヴァイ「ぐっ!!!!」ギィン!!!ガキンッ!!!!!!




    ケニー「おらおら!!!どうした!?その程度か!?」ドゴォン!!!!!!!






    リヴァイ「がっ!!!!」ブオオオオオオオオオン!!!!!!!!







    ハンジ「リヴァイ!!!!??」







    エルヴィン(あ、あんなに‥人は飛ぶものだったか‥?)









    ケニー「おら!!!パーティ!!!タイムだ!!!!」ビキビキビキ!!!!ズドドドドドドド!!!!!!!




    調査兵複数「!?」ドスッ!!!ドスッ!!!!ドスッ!!!!ドスッ!!!!ドスッ!!!!!!









  54. 54 : : 2020/03/13(金) 00:50:50
    ハンジ「ぐっ!?‥」ブシャァ!!!!!




    エルヴィン「ち、力が抜けていく‥」ブシャァ!!!!!!




    ミケ「」ドクン!!!






    ゲルガー「この!!!!離しやがれ!!!!!」ブシャァ!!!!!!







    ケニー「おらっ!!!お前ら!!!食事の時間だ」ブオオオオオオオオオン!!!!!




    ドサッ!!!ドサッ!!!ドサッ!!!!ドサッ!!!!ドサッ!!!!ドサッ!!!!!





    ナナバ「や、やめてぇ!!!お願い!!!お父さん!!!!!」バキッ!!!ボォッ!!!バキッ!!!!




    奇行種大群「!!!!!!」ガブリ!!!!バキッ!!!!!グシャァ!!!!!!!







    ニファ「」グシャリ!!!!バキッ!!!!バキッ!!!!!!






    ケニー「ふはははははは!!!!ほら!!!誰か抵抗してみろよ!!!」




    ケニー「このままじゃ奇行種に食われちまうぞ!?」






    エルヴィン「わ‥れ‥類は‥負け‥い」カチン!!!!!!





    ケニー「それは結構な事だ!!!全員で自爆するつもり‥」ズドオオオオオオオオオオオオオオオオツ!!!!!!






    ズドドドドドドド!!!!!!ズドオオオオオオオオオオオオオオオオツ!!!!!!!!












    ケニー「がはっ‥」ベチャ!!!!!ドサッ!!!!!






    ケニー「い、今のは‥‥危なかった‥さすがに死ぬところだったぞ‥」ビキビキビキ!!!!





    ケニー「はぁ‥はぁ‥へへ‥へへへへへ!!!!まさか本当に全員で自爆しやがるとはな!?おーい!!!誰か返事しろよ!!!!」ビキビキビキ!!!!!!!ビキビキビキ!!!!




    ケニー「もう全員死んだのか!?おい!?俺の勝ちって事でいいんだな!?なぁ!!!!」ジュウウウ!!!!







    ザシュッ!!!!ザシュッ!!!!ザシュッ!!!!!!





    ケニー「!?」ブシャァ!!!!ドチャ!!!ベチャ!!!!!





    リヴァイ「‥」ビュン!!!!ダッ!!!!!






    ケニー「リヴァイ!?まだ生きていたのか!?あの爆風から特別種じゃないお前がどうやって生き延びた!?なぁ!?」ビュン!!!!ドォッ!!!!!!







    リヴァイ「ふんっ!!!」ザシュッ!!!!!!ザシュッ!!!!!!!





    ケニー(なんだ?‥回復が完全じゃないから‥か?)ブシャァ!!!!ビキビキビキ!!!!!






    リヴァイ「」ビュン!!!!ドォッ!!!!!





    ケニー(いや‥明らかに‥コイツが)ザシュッ!!!!!ザシュッ!!!!!






    ケニー(ぐおっ!?足が‥)ガクンッ!!!!!






    リヴァイ「!」ビュン!!!!ダン!!!!!






    ケニー「へぇ‥勘が鋭いね‥」ビュン!!!バシン!!!!!!!!!!!!!!!!







    リヴァイ「身体中から触手を出すとはな‥確かに‥お前は人間じゃねぇな」スチャ!!!





    ケニー「てめぇ‥穴を掘って爆風から身を守ったな‥」チラ





    リヴァイ「あぁ‥死ぬところだったがな‥」ズキッ





    ケニー「なるほど‥火傷してるじゃねぇか。急いで病院に行ってお医者さんに見てもらわないと‥そりゃ死ぬぜ?」






    リヴァイ「黙れ‥お前だって不死身じゃねぇんだろ?‥死ぬまで切り刻んでやる!!!!」ダッ!!!!!






    ケニー「そうかい‥やれるもんならやってみろ!!!!」バシン!!!!ビュン!!!!ブオオオオオオオオオン!!!!!









  55. 55 : : 2020/03/13(金) 00:56:09
    ー同時刻 壁の反対側ー




    コニー「な、なぁ!?さっきの爆発音はなんだったんだ!?」ズドドドドドドド!!!!!




    ライナー「うるさい!!!今は奇行種を少しでも多く倒すのに集中しろ!!!!」ズドドドドドドド!!!!!!!





    マルコ「そう焦ることはないよ!!!数は確実に減って来ているよ!!!」ズドドドドドドド!!!!!!





    奇行種大群「」ドシュ!!!ドシュ!!!!ドシュ!!!!ドシュ!!!!!






    エレン「うおおおおおおおおお!!!!!!」ダッ!!!!!!





    全員「!?」バッ!!!






    ミカサ「エレン!?」スチャ!!!!





    エレン「死ね!!!!ゴミカス共がっ!!!!」バキッ!!!!ドガアッ!!!!ガン!!!!






    奇行種大群「!?」ドサッ!!!ドサッ!!!ドサッ!!!!






    ジャン「や、やるじゃねぇか‥素手で奴らをぶっ飛ばしてやがる‥」ズドドドドドドド!!!!!!!!






    オルオ「エレンに続け!!!ここで一気に片付けるぞ!!!!!」ズドドドドドドド!!!!!






    ベルトルト「あれは‥リヴァイ班の人達だ!!!」ズドドドドドドド!!!!!





    グンタ「あとはここのゾンビだけだ!!!お前ら力を振り絞れ!!!!」ズドドドドドドド!!!!!!






    全員「了解!!!!」ズドドドドドドド!!!!!!!!!






  56. 56 : : 2020/03/13(金) 01:16:29
    ミカサ「‥これで最後!!!!」ザシュッ!!!!!!




    奇行種「」ブシャァ!!!!!ドサッ!!!!!!




    サシャ「な、何とかなりましたね‥」ガクンッ!!!!




    コニー「‥もう殆ど弾が残ってないぞ‥」ガチャガチャ!!!!ガチャン!!!!



    アルミン「助かりましたよ‥エレンとリヴァイ班の皆さんが来てくれなければ‥僕たちは今頃‥」





    ペトラ「あの‥他の兵士は?」




    全員「‥」




    グンタ「まさか‥生き残ったのは‥俺たちだけか?」




    オルオ「馬鹿言うなよ!!!リヴァイ兵士長が負けるわけないだろ!?」




    エルド「‥聞こえますか!?誰か生きていたら返事をしてください!!!」ザザッ!!!!!!!!!!!!!!!!




    エルド「ダメだ‥誰も無線に応答しないぞ‥」





    アルミン(僕とミカサ・エレン・マルコ・ジャン・サシャ・コニー・ライナー・ベルトルト・アニ・フロック‥そしてリヴァイ班の4人‥)




    アルミン「生き残ったのは‥ここにいる15人‥だけですか‥」





    グンタ「そうとも限らない。この巨大な壁で向こうの状況がよく分からないからな」





    ドスッ!!!ドスッ!!!!ドスッ!!!!ドスッ!!!!!





    全員「!?」






    エルド・グンタ・オルオ・ペトラ「」ブシャァ!!!!!ビチャベチャ!!!!!





    コウガ「これでこっちの方は‥11人だけだな」ブオオオオオオオオオン!!!!!!





    エレン「貴様‥よくも!!!!」ダッ!!!!





    コウガ「まぁ‥聞けよ」バキッ!!!!!






    エレン「!?」ズサアッ!!!!ガシッ!!!!!




    ミカサ「エレン!!!熱くならないで!!!」





    ライナー「そうだぞ‥こう言う時こそ冷静にならないとダメだ」





    コウガ「お前らの必死の抵抗で残念ながら俺たちの造った奇行種は全滅だ」




    全員「!」




    コウガ「まぁゾンビならまたいくらでも造れるから問題ないが‥問題なのはこの状況だ」






    アニ「あんた‥何を言っているんだ?」





    コウガ「こっちはまだロクに戦えない新兵が11人。そして向こうはケニーとリヴァイ・アッカーマンの一騎打ちが行われている」







    フロック「おい‥じゃあ‥あっち側はリヴァイさん以外は‥全滅したのか?」





    コウガ「あぁ‥本当に残念だよ。重装備で大勢来てくれたから少しは楽しめるかと思っていたんだが」




    コウガ「まさかリヴァイ以外が自爆するとはな。命を捨てれば良いってものじゃないだろ?リヴァイも奮闘しているが、もう潰れるだろう」





    コウガ「どう足掻いてもお前ら人間じゃ、俺たち特別種には勝てないのだから。」





    エレン「さっきからふざけた事いってんじゃねぇよ!!!!!」ドォン!!!!!





    コウガ「」ビュン!!!!!スタッ!!!!






    アルミン(相変わらず動きが速い‥)ガチャン!!!






    エレン「」バッ!!!!!






    コウガ「‥ほぅ‥調査兵団がほぼ壊滅したと言うのにまだ戦意を失わないのか?」スッ







    ジャン「当たり前だ‥お前をぶち殺すまでは‥戦い続けてやる!!!!」ガチャン!!!!







    エレン「ジャン‥少しだけ見直したぞ」






    ジャン「うるせぇ!!!お前の力がないと俺たちはすぐに全滅する!!!メインはお前で俺たち10人はお前のバックアップだ!!!」





    ジャン「分かったか!?お前ら!!!」ガチャ!!!!!





    全員「了解!!!」バッ!!!!





    マルコ「ジャン‥お前はやっぱり指揮役に向いてるよ」スチャ!!!!





    ジャン「フラグにしか聞こえねぇよ‥そう言うのは勝ってからにしてくれ」スチャ!!!!






    コウガ(人間は追い詰められれば‥追い詰められるほど信じられない力を発揮するものだ‥これは‥なかなか楽しめそうだな)ニヤリ






    全員「!」






    コウガ「さぁ‥宴を始めようか」ドォッ!!!!!!!!!








  57. 57 : : 2020/03/13(金) 10:58:46
    ジャン「奴はさっき大勢からの銃撃でダメージが蓄積されているはずだ!!!!!」ズドドドドドドド!!!!!!



    ジャン「特別種と言っても完全な不死身じゃない!!!!」ズドドドドドドド!!!!!





    エレン以外全員「」ズドドドドドドド!!!!!!!!!!





    コウガ「」ビュン!!!!ダッ!!!!





    コニー「10人で乱射してるのに‥1発も当たらないぞ‥」ズドドドドドドド!!!!!!





    エレン「いや!!!!これで十分だ!!!!」ドゴォン!!!!!!





    コウガ「!」ズサアッ!!!!!





    エレン(コイツは銃弾を避けるために素早く動かなければならない‥俺はコイツの動きに合わせて攻撃すれば良いだけの話‥)ボォッ!!!!!ゴォ!!!!!!!





    ベルトルト「蒸気が!?」ブワァッ!!!!!





    ライナー「エレン!!!大丈夫なのか!?」ブワァッ!!!!!





    エレン「大丈夫じゃねぇけど!!!やるしかねぇだろ!!!!」ドォン!!!!!ダッ!!!!





    コウガ「ぐっ!!!」バキッ!!!!





    コウガ(蒸気で身体能力を底上げしてるのか‥だが‥長くは続かないだろ‥)バキッ!!!!





    エレン「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」ズドオオオオオオオオオオオオオオオオツ!!!!!!






    コウガ「ぐはっ!?」バキバキバキバキ!!!!バキッン!!!!!





    アニ(アイツが吹っ飛ばされた衝撃で‥壁に亀裂が‥)






    エレン「まだだ!!!!くらえ!!!!」ボォッ!!!!!!ズォン!!!!!





    コウガ「!?」ボォッ!!!!ズドオオオオオオオオオオオオオオオオツ!!!!!!





    全員「!?」








    エレン「ごふっ!!!」ベチャドチャ!!!!!






    ミカサ「エレン!!!!」




    エレン「ミカサ!!!まだ終わってないぞ!!!戦いに集中しろ!!!」




    ミカサ「!」






    フロック「化け物め‥」







    コウガ「蒸気だけでなく‥まさか炎を発生させるとはな‥」ジュウウウウウウウウウウウ!!!!!!!!






    ジャン「撃て!!!!とにかく撃つんだ!!!!」ズドドドドドドド!!!!!






    サシャ「‥!」カチリ!!!




    コニー「」カチリ!!!!





    アルミン(まずい‥もう弾がない‥)カチリ!!!




    ジャン「くっ‥」カチリ!!!!






    エレン「はぁ‥」ムクリ!!!




    コウガ「まだ力に目覚めてから間もないのに‥大したものだよ」ゴキッ!!!!シュウウウ






    エレン「完治しやがったか‥全く腹が立つぜ‥いくらやっても元通りになっちまうもんな‥」スッ!!!!!






    コウガ「」ドォン!!!!!!バキッ!!!!!





    エレン「がっ!!!!」ズサアッ!!!!!






    コウガ「どうした!?反応が鈍いぞ!?」バキッ!!!!ガッ!!!ガン!!!!




    エレン「ぎっ!?」ブシャァ!!!!ガクンッ!!!!




    ミカサ「エレン!!!!」ダッ!!!!スチャ!!!!!





    ライナー「ミカサに続け!!!このままじゃエレンは殺される!!!!」ダッ!!!!






    全員「」スチャ!!!!ダッ!!!!





    アルミン(もう全員弾を使い果たして‥ブレードくらいしかない‥)ダッ!!!!!






    コウガ「おらおらっ!!!さっきまでの勢いはどうしたんだ!?」バキッ!!!!ドゴォン!!!!!ゴォ!!!!






    エレン「ごふっ!?がはっ!?」ベチャベチャ!!!ドチャ!!!!





    フロック(もう顔面が潰れてるじゃねぇか‥エレンの奴‥再生も殆ど出来てない‥)ダッ!!!!!






  58. 58 : : 2020/03/13(金) 11:12:03
    ベルトルト「やめろ!!!エレンから離れろ!!!!」ブオオオオオオオオオン!!!!!



    ライナー「‥!!!」ジャキン!!!!!



    コウガ「あ?」ビキビキビキ!!!!!





    ガキンッ!!!!ギィン!!!!!!





    ライナー(両腕で俺とベルトルトの斬撃を防がれた!?‥)ドスッ!!!!!ブシャァ!!!!!





    ベルトルト「ライナー!!!!」ドスッ!!!!!





    コウガ「人の心配をしている余裕がお前にあるのか?」ズブリ!!!!






    ライナー・ベルトルト「」ドサッ!!!!





    フロック(だ、ダメだ‥恐怖で体が‥動かない‥)ガチガチ!!!!





    アルミン「ライナー!!!!ベルトルト!!!!」ダッ!!!!





    アルミン(そんな‥2人とも心臓を抉られてる‥即死だ‥)







    ミカサ「」ブオオオン!!!!スカッ!!!!





    コウガ「ダメだ‥お前ら弱すぎて話にならないな‥」ビュン!!!!!




    コニー「くそっ!!!動きについてけない!!!」スカッ!!!!





    エレン「俺の仲間に!!!手を出すんじゃねぇ!!!!」バキッ!!!!





    コウガ「‥!」ヨロッ!!!!





    エレン「今だ!!!!殺せ!!!!」ガシッ!!!!!!





    ジャン「頼むから死んでくれ!!!!」バキンッ!!!!





    ミカサ「!?」バキンッ!!!!





    マルコ「ブレードが‥」バキンッ!!!!






    コウガ「」ドスッ!!!!!





    エレン「!?」ブシャァ!!!!!





    コウガ「邪魔だ‥どけ‥」ゲシッ!!!!






    アニ「くっ‥」ズキンッ!!!!






    コウガ「‥」ガシッ!!!!ドォン!!!!!






    サシャ「アニ!!!!」







    コウガ「良いローキックだな‥悪くない‥」ググググ!!!!!





    アニ「かっ‥はっ!!」ググググ!!!!!





    ジャン「くそっ!!!早くアニの救出に‥」






    アニ「」ゴキッ!!!!!グキッ!!!!!






    コニー「おい‥アニの首が‥取れちまったぞ‥」






    フロック「あ‥あぁ‥」





    ジャン「フロック!!!何をやっているんだ!?」





    フロック「ああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」ダッ!!!!






    ミカサ「!」





    マルコ「おい!!!どこに行くんだ!?」





    エレン「ほっとけ!!!それより奴を倒すぞ!!!!」ドスッ!!!!ボタボタ!!!






    コウガ「エレン・イェーガー‥心臓もないのに‥どうやって俺を倒すつもりだ?」ザシュッ!!!!!






    エレン「」ドサッ!!!!






    ミカサ「あ‥」




  59. 59 : : 2020/03/13(金) 11:21:37
    コウガ「これで‥」ザシュッ!!!!ブシャァ!!!!!




    ジャン・コニー・マルコ・サシャ「!?」




    ミカサ「エレンを‥返せ!!!!」ドォン!!!!!




    ジャン(ミカサの踏み込みで‥地面が砕けた!?)






    ミカサ「うああああつ!!!」ザシュッ!!!ザシュッ!!!!





    コウガ「‥!」ブシャァ!!!ピタピタ!!!





    コウガ「この!!!」ビキビキビキ!!!!ガキンッ!!!!!




    ミカサ「ぐっ‥」ガキンッ!!!!ググググ!!!!!





    コニー「お、おい!?ミカサの奴!!!ブレードでアイツの打撃を受け止めたぞ!!!」




    マルコ「す、すごい‥」





    ミカサ「殺してやる!!!エレンを!!!返せ!!!!」ザシュッ!!!ザシュッ!!!ザシュッ!!!!ザシュッ!!!!





    コウガ「ちっ‥」ダッ!!!!ピタピタ!!!!




    コウガ(明らかに人間の力を超えている‥火事場の馬鹿力‥いや‥この女‥まさか‥)バキッ!!!!!





    サシャ「け、蹴り上げましたよ!!!」





    ジャン「俺たちも加勢するそ!!!ミカサ1人じゃ無理だ!!!!」ダッ!!!!!






    コウガ「」ドン!!!!バキッ!!!!




    ミカサ「!?」ドサッ!!!!





    マルコ「ミカサ!!!!」ダッ!!!!





    コウガ「おい‥お前‥名前は?」ググググ!!!!




    ミカサ「お前に‥名乗る名前はない‥」ググググ!!!!!!





    コウガ「お前‥アッカーマンだろ?」ググググ!!!!





    ミカサ「‥!‥どうして‥」ググググ!!!!




    コウガ「動揺したな‥分かりやすい奴だな‥」





    コウガ「だが所詮は女‥男のアッカーマンより力は劣るみたいだな」ググググ!!!!!




    ミカサ「何の話だ?‥それより‥お前は私が殺してやる‥」ググググ!!!!





    サシャ「ミカサを離してください!!!」ダッ!!!ブオオオオオオオオオン!!!!







    ミカサ・サシャ「」ドスッ!!!ドスッ!!!ドスッ!!!!ドスッ!!!!







    ジャン・マルコ・コニー「!?」





  60. 60 : : 2020/03/13(金) 11:44:10
    ジャン「ミカサ!!!!サシャ!!!!!」ダッ!!!!



    コニー「よせジャン!!!近づかない方がいい!!!!」バッ!!!!




    コウガ「」ベタベタ!!!ズズズ!!!!




    ジャン「よくもミカサを!!!この!!!お前だけは必ず俺が殺してやる!!!!」ググググ!!!!




    コニー「ジャン!!!落ち着け!!!」ググググ!!!!!





    マルコ(全身からトゲを出して‥ミカサとサシャを串刺しに‥)





    コウガ「これで‥残り3匹だな」ニヤリ!!!





    ジャン「この‥」





    コウガ「!?」ドシュ!!!ドシュ!!!ブシャァ!!!!!!!





    ジャン・マルコ・コニー「!」





    アルミン「聞こえているか!?早くトドメを!!!」ザザッ!!!





    マルコ(無線からアルミンの声が‥狙撃したのはアルミン達だったのか!?)





    コウガ(頭と心臓を撃ち抜かれた‥くそっ‥飛び散ったじゃないか‥)ジュウウウウウウウウウウウ!!!!!!!!




    フロック「援護する!!!そのまま行け!!!!」ザザッ!!!!




    ジャン「フロック‥やるじゃねぇか!!!!」ザシュッ!!!!!




    コニー「おおおおお!!!!」ザシュッ!!!!!!




    マルコ「このチャンスを無駄にはしない!!!!」ザシュッ!!!!!





    コウガ「この‥雑魚共が!!!!」ドスッ!!!!!





    コニー「うぶっ!!!!」ブシャァ!!!!!ガシッ!!!!!





    マルコ「コニー!!!!」ダッ!!!





    コニー「へっ‥この手は‥離さないぞ!!!」ズブズブ!!!!




    コウガ「この‥煩わしい‥」ググググ!!!!!




    ジャン「マルコ!!!!やるぞ!!!!」ザシュッ!!!!!




    マルコ「任せろ!!!!」ザシュッ!!!!!






    コウガ「」ボトッ!!!!ドサッ!!!!!






    ジャン「や、やったぞ‥コニー!!!」




    コニー「」




    マルコ「そんな‥」





    コウガ「」ムクリ!!!!





    アルミン「!?2人ともまだ!!!」ザザッ!!!!




    ジャン「がっ!!!!」ドスッ!!!!ブシャァ!!!!!!!





    マルコ「え‥」






    コウガ「聞こえているか!!!雑魚共!!!コイツらを片付けたらそっちに行って殺してやるからな!!!!」ドスッ!!!!!





    ジャン「」ドサッ!!!





    コウガ「!?」バキッ!!!!!





    マルコ「エレン!?」





    エレン「」ボォッ!!!ボォッ!!!ボォッ!!!!





    コウガ「まだ生きていたのか‥紛い物が‥」






    エレン「ぐおおおおおおおおおおおお!!!!!!」ズォン!!!!






    ズドオオオオオオオオオオオオオオオオツ!!!!!!!!!!






    コウガ「おい!どこ狙ってるんだよ!?」ドスッ!!!!ドスッ!!!!!






    コウガ(なんだこれ‥ブレードが‥飛んできた‥)






    エレン「あとは‥お願いします‥」ドサッ!!!!






    リヴァイ「そこのお前!!!エレンを連れて逃げろ!!!!」ダッ!!!!ジャキン!!!!



    マルコ「リヴァイ兵士長!?」






    コウガ「お前‥生きて‥」




    リヴァイ「グズグズするな!!!死にたいのか!?」ダッ!!!!!





    マルコ「は、はい!!!!」ダッ!!!!






    エレン「すまない‥マルコ‥」ガシッ!!!!






    リヴァイ「」ドォッ!!!!!!







    コウガ「ケニー!!!!お前負けたのか!?あれだけ調査兵団を壊滅させてやるって豪語していたのに!!!」ダッ!!!!






    リヴァイ「」ダッ!!!!バキンッ!!!!ドゴォン!!!!!!




    コウガ(なんだあの踏み込みの速さは‥)ザシュッ!!!ザシュッ!!!ザシュッ!!!!ザシュッ!!!!!ザシュッ!!!!ザシュッ!!!!







    リヴァイ「」スチャ!!!






    コウガ「‥?」ドサッ!!!ドサッ!!!ドサッ!!!ドサッ!!!ドサッ!!!!




  61. 61 : : 2020/03/13(金) 12:11:08
    リヴァイ「お前らを殺すのはそんなに難しい事じゃねぇ‥」




    リヴァイ「再生できなくなるまで‥ブレードで切り刻んでやればいいだけの話だ‥」




    コウガ(一瞬で俺をバラバラに‥くそっ‥ダメージの蓄積で‥もう再生が‥)






    リヴァイ「どうやらもう再生できないみたいだな」スタスタ






    アルミン「リヴァイ兵士長!!!!ご無事でしたか!?」ダッ!!!!




    フロック・マルコ・エレン「」スタスタ




    リヴァイ「おい‥生き残ったのは‥お前ら4人だけか?」





    アルミン「はい‥」





    リヴァイ「じゃあ‥調査兵団は‥俺たち5人だけか‥」





    エレン・マルコ・アルミン・フロック「‥」





    フロック「俺たちは‥これからどうすれば‥」





    リヴァイ「‥帰還するぞ‥たった5人で装備も殆どないのに‥これ以上の任務続行は不可能だ」




    アルミン「このまま帰還すれば‥調査兵団はどうなるんですか?エレンは‥」




    リヴァイ「さぁな‥でも今俺たちがやるべき事は‥報告だ」




    リヴァイ「無線で救援要請‥そして俺たちはありのままを帰還して報告するしかねぇ‥」





    マルコ「そうですね‥」







    ドゴォン!!!ドゴォン!!!ドゴォン!!!!





    全員「!?」バキンッ!!!パチン!!!




    フロック「いて‥!‥無線機が‥」バラバラッ!!!!






    ???「悪いけど‥お前らをこのまま帰らせるわけにはいかないんだよ」ズゴォ!!!






    アルミン「地面から‥ずっも潜んでいたのか?」






    ???「あぁ‥そうだよ」






    リヴァイ「‥この馬鹿デカイ土の壁を作ったのは‥お前か?」






    ???「正解」ニヤリ






    マルコ「お前も‥特別種なのか?」






    リーガ「そう‥特別種‥リーガだ」







    アルミン「‥お前たちの目的はなんだ?‥やっぱり人類の滅亡なのか?」






    リーガ「そうだ」




    アルミン「‥何故‥そんな事をするんだ?」





    リーガ「人間はこの地球上には不要な存在だからだ。」





    リヴァイ「‥何だと?」





    リーガ「何故ゾンビが発生したかお前らは知っているのか?ゾンビは人間の戦争によって生まれたんだ」




    リーガ「元々は生物兵器として軍事利用を目的として造られた。だが環境汚染によってゾンビ化ウイルスが強化されて」




    リーガ「この世界はゾンビだらけになった。」





    リヴァイ「そんな事だろうと思っていた‥」





    リーガ「そして今や人間はこのパラディ島にしかいない。つまりお前らが全滅すれ人間はこの世から消えてなくなる」





    フロック「じゃあ‥何で俺たちに特別種になれと言うんだ?」





    リーガ「俺たちの目的はあくまで人間の淘汰だからな。それに全員が特別種になれるわけじゃない。このウイルスの完全適応者じゃないと特別種にはなれない」





    アルミン「じゃあ‥通常種や奇行種は‥」




    リーガ「不完全な存在だ。通常種が奇行種になるのはよくある事だが、奇行種が特別種になる事はない」





    リーガ「つまり俺たち特別種は選ばれた存在という事だ。文字通り俺たちは特別なんだよ。お前らも自分の価値を試したくはないのか?」ニヤリ






    リヴァイ「‥」





    マルコ「‥お前たちは‥どこから来たんだ?パラディ島の外からなのか?」





    リーガ「そうだ。そして4年前のマリア領域陥落は俺たちの仕業だ。」





    リヴァイ「そうか‥だいたいわかった。ところでそんなに喋って大丈夫なのか?」





    リーガ「当たり前だろ?マリア領域すら奪還出来てないお前ら如きが、どうやって俺たち特別種の本拠地まで攻め込めるんだ?」





    リーガ「‥もう話は終わりだ。特別種になりたいなら俺の細胞を分け与えてやる。順応できるかどうかはお前ら次第だが‥」





    リヴァイ「断る。」





    リーガ「何故理解出来ないんだ?この世界には特別な奴以外は生きている価値がないというのに。無能な人間には生きる価値はないというのに‥」






    リヴァイ「それはお前の価値観だろ?俺からすればお前の方がよっぽどこの世界に不要だと思うが?」スチャ!!!!





    リーガ「‥」スッ!!!!





  62. 62 : : 2020/03/14(土) 15:48:23
    リーガ「ただの人間の分際で調子に乗るなよ!!!!」ダッ!!!!




    リヴァイ「!」ガキンッ!!!!バラバラッ!!!!!



    リーガ「馬鹿め!!!そんなブレードで俺の身体を斬れるわけ‥」ザシュッ!!!!!ブシャァ!!!!!!!





    リーガ「何!?」ブシャァ!!!!!ダッ!!!!!




    リヴァイ「全身が本当に鎧のように硬いなら‥そんなに速く動けるわけがねぇ‥」スチャ!!!




    リヴァイ「必ずどこかに弱点があるんだよ!!!!」ブォォン!!!!ザシュッ!!!!ザシュッ!!!!!





    リーガ「くっ‥」ザシュッ!!!!ブシャァ!!!!!!ピタピタ!!!!!!







    フロック「リヴァイ兵士長が優勢だぞ!?これなら‥」





    マルコ「いや‥僕たちは満身創痍‥それはリヴァイ兵士長だって同じだ」




    マルコ「それに武器はもうブレードしかない。僕たちが不利な状況なのは間違いないよ」





    フロック「そう悲観的になるなよ。人類最強の兵士って謳われてる人なんだぜ?」




    マルコ「‥僕たちも戦う準備を‥無理に入る必要はないけど‥」





    フロック「‥あの2人の周りは異次元だ‥少しでも間合いに入れば死ぬだろう」




    フロック「だからリヴァイ兵士長がピンチの時か、決定的な隙ができた時‥それ以外は俺たちは待機‥それくらい言われなくても分かってるよ」





    アルミン「エレン!!!ダメだ!!!動かない方がいい!!!」




    フロック・マルコ「!」





    エレン「」ムクリ‥



  63. 63 : : 2020/03/14(土) 16:05:16
    エレン「そんな事‥言ってられないだろ‥」



    アルミン「無茶だ‥君はもうとっくに限界を超えているんだよ」




    エレン「アルミン‥この僅かな時間で‥俺たちは仲間を大勢失った‥」




    エレン「先輩方も‥同期も‥ミカサも‥誰も俺は守れなかった」




    アルミン「エレン‥気持ちは分かる‥でも‥君が死んだら全てが水の泡になるんだ」





    エレン「‥安心しろ‥俺は‥」ググググ!!!!!





    エレン「ゾンビ共と特別種をこの世から1匹残らず駆逐するまで‥死なねぇから!!!!」ダッ!!!!!!!





    アルミン「エレン!!!!やめるんだ!!!!」ガシッ!!!!




    マルコ「アルミン‥彼に任せよう‥」









    エレン「うおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」ボォッ!!!!




    リーガ(死にかけの兵士が走ってきた‥まぁ‥なにも出来ないだろうが‥)ボォッ!!!!!ズァッ!!!!!!!






    リーガ「ぐわあああああああああ!!!!あがあっ!!!!????」ゴロゴロ!!!!ボォッ!!!!!!!





    エレン・アルミン・フロック・マルコ・リヴァイ「!」






    リーガ「くそっ!!!なんだこれ!?何故‥!!!こんな能力聞いてないぞ!?」ボォッ!!!!!ゴロゴロゴロゴロ!!!!!






    フロック「は?‥もしかしてアイツ‥炎に弱いのか?」





    アルミン「リヴァイさん!!!チャンスです!!!!」





    エレン「うっ‥」ガクンッ!!!!




    マルコ「エレン!!!!しっかりしろ!!!気を確かに!!!!」ダッ!!!!








    リヴァイ「」ザシュッ!!!!ザシュッ!!!!ザシュッ!!!!ザシュッ!!!!ザシュッ!!!!ザシュッ!!!!






    リーガ「‥あ」ブシャァ!!!!ドサッ!!!ドサッ!!!ドサッ!!!!







    リヴァイ「おい‥お前らは特別なんだろ?ほら‥とつとと再生しろよ」





    リーガ「ぶはっ‥まさか‥蒸気だけでなく‥血の発火能力が‥あった‥とはな‥」





    リーガ「短期間で‥ここ‥まで‥成長‥するとは」ガクンッ!!!!!!







    アルミン「だ、大丈夫ですか!?」





    リヴァイ「あぁ‥くたばったみたいだな」





    フロック「なんか‥あっさり倒せましたね」





    リヴァイ「ま‥特別種と言っても‥全員が異常な強さってわけじゃないらしいな」





    リヴァイ「まさか炎が弱点の特別種がいるとは‥」





    アルミン「‥やはり特別種も個体差があると言うことでしょうか?」





    リヴァイ「あぁ‥性格も能力も違うんだ‥個体差があって当然だろ?」





    フロック「リヴァイ兵士長!!!!エレンの様子が!!!!」





    リヴァイ「‥」ダッ!!!!!






    エレン「ぐっ‥敵は‥全部‥殺しましたか?」





    リヴァイ「あぁ‥お前のおかげでな‥よくやった」







    エレン「そ、それは‥良かった‥です‥」






    マルコ「リヴァイ兵士長‥」





    リヴァイ「‥確か村の入り口の方に‥馬小屋があったな。馬を使って帰還するぞ」





    アルミン・フロック・マルコ「理解!!!」バッ!!!!!






    エレン「待ってください‥まだ‥ダウパー村を‥調べてません‥それにラガコ村にも‥」





    リヴァイ「もう俺たち5人しか生き残ってないんだ。それに俺たちだって武器も体力も消耗している。これ以上の作戦続行は不可能だ。さっきそう言っただろ?」






    エレン「‥」





    リヴァイ「調査兵団がほぼ全滅‥そしてお前は命を懸けて特別種と戦った」




    リヴァイ「これだけの証拠があれば、お前が俺たち人類の味方だって他の連中も理解するだろ?」





    エレン「‥」






    リヴァイ「‥まだ希望はある‥そうガッカリするなよ」






    リヴァイ「これだけの過酷な戦場で生き延びたんだ‥」






    エレン「‥」






    アルミン「‥行きましょう‥敵の増援が来るかもしれません‥」






    リヴァイ「あぁ‥急ぐぞ」スタスタ







    マルコ「肩を貸すよ‥エレン」スッ




    エレン「ありがとうな‥マルコ‥」






    フロック「まさか‥俺が‥生き残るなんて‥」





    マルコ「フロック!!!早くしてよ!!」





    フロック「あ‥あぁ‥」ダッ!!!!!





  64. 64 : : 2020/03/14(土) 23:21:42
    ー1週間後 車の中ー




    リヴァイ「‥」→運転中



    エレン「‥調査兵団が解体されてから‥1週間か‥」




    アルミン「そうだね‥なんか‥いろいろあり過ぎて実感ないけどね‥」


    マルコ「‥あの‥リヴァイさん‥これからどこへ?」



    リヴァイ「‥王都ミッドラスだ」




    エレン・アルミン・フロック・マルコ「!?」





    アルミン「謁見ということですか!?」





    リヴァイ「‥いや‥違う。これからシキシマのいるところへ向かう」





    エレン「‥シキシマって‥あのシキシマ・アッカーマン兵士長の事ですか?」




    リヴァイ「あぁ‥」





    マルコ「中央憲兵のトップが‥もう兵士でもなくなった僕たちに何の用事ですか?」





    リヴァイ「‥それは着いてからのお楽しみだ」






    フロック「‥俺は嫌な予感しかしませんよ‥」






    エレン(俺は‥命懸けの働きをして‥人類の味方であると証明した‥)





    エレン(だが‥調査兵団の人数不足が原因で解体‥今の俺たち5人は兵士でもない‥)






    エレン(王都ミッドラス‥まさか‥そこで俺たちは暗殺されるのか?‥)





    エレン(いや‥それは違うよな‥俺だけなら話は分かるが‥アルミンとマルコとフロックは無関係だ‥それにリヴァイ兵士長の損失は人類にとっても大損害だしな‥)







    リヴァイ「‥さて‥気は乗らないが‥会いに行くしかねぇな‥」








  65. 65 : : 2020/03/14(土) 23:32:51
    ーミッドラス宮殿ー




    リヴァイ「来たぞ‥シキシマ‥」スタスタ




    シキシマ「早かったな‥まぁ座れよ」





    アルミン(まさかミッドラス宮殿内に訓練場があったなんて‥)





    フロック(中も外も憲兵だらけ‥どんだけ警戒してるんだよ‥)






    シキシマ「わざわざご苦労だったな。今日はお前らに大事な話があるんだ」





    エレン「話ですか‥」





    シキシマ「安心しろ。悪い事じゃねぇからよ。まぁ‥かと言って嬉しい事でもねぇが」






    リヴァイ「御託はいいから、本題に入れ」





    シキシマ「お前も相変わらずだな‥」





    シキシマ「お前ら中央憲兵にならねぇか?」






    エレン・アルミン・マルコ・フロック・リヴァイ「!?」





    リヴァイ「は?‥今のは俺の空耳か?」




    シキシマ「たった3人の特別種に調査兵団のお前らのお仲間がやられたんだ。悔しいだろ?奴らに一矢報いてやりたいだろ?」




    フロック(特別種は3人だったけど‥奇行種の大群もいたけどな‥)





    エレン「はい‥今すぐこの手で殺してやりたいです‥」ググググ!!!!





    シキシマ「今のパラディ島の大きな戦力は駐屯兵団と憲兵団だ。だがそのどちらにもお前らの居場所はない。」




    シキシマ「だからお前らが思う存分力を発揮できる居場所を提供してやる」





    リヴァイ「‥断る理由はないな。今は立場とか気にしてる場合じゃないからな。人類全員が協力しないとあっという間に滅ぼされちまう」





    シキシマ「その通りだ」





    マルコ「‥」







    リヴァイ「‥わざわざ俺たちを中央憲兵に勧誘するって事は‥何かとっておきの情報でも掴んだのか?」






    シキシマ「まぁな。この話をする前に‥まずお前らを勧誘したのは、1週間前のダウパー村での命懸けの働きを評価したからだ」





    エレン「‥じゃあ‥俺たちを信用してくれているんですか?」





    シキシマ「1人を除いてな」





    アルミン「‥」





    リヴァイ「‥そいつはどういう意味だ?」





  66. 66 : : 2020/03/14(土) 23:59:50
    シキシマ「‥俺たちはある特別種の居場所を特定している。それはある人物からの情報提供があったからだ」




    アルミン「‥マルコ‥君だよね?」




    マルコ「‥うん‥そうだよ」





    フロック「は?は!?なんでお前が特別種の居場所を知っているんだよ?」





    マルコ「分かるだろ?‥僕が特別種と通じていたからだよ」





    リヴァイ・エレン「」ガタッ!!!!





    アルミン「エレン!!!!」





    シキシマ「やめろ‥リヴァイ。まずは話を聞け。」





    リヴァイ「あぁ‥だが手が滑ってコイツの首を吹き飛ばすかもしれないがな‥」





    シキシマ「安心しろ‥その時は俺の手が滑ってお前を止めるからな‥」





    エレン「マルコ‥まさか‥ダウパー村に調査兵団が来ていることを知らせたのは‥お前なのか?」





    マルコ「‥そうだ」




    エレン「‥だよな‥おかしいと思ったよ‥奴らの用意周到さは‥まるで来ることが分かっていたかのようだった‥」




    エレン「お前のせいで!!!どれだけの調査兵が死んだのか分かっているのか!?お前が殺したようなもんだろ!?」ガシッ!!!!




    マルコ「ごめん‥」グイッ!!!!





    エレン「謝ったら失った命が戻るのか!?死んだ人が生き返るのか!?なあ!?お前は優等生だよな!?そのくらいの事‥分かるだろが!!!!」





    シキシマ「リヴァイ‥躾がなってないようだが?」






    リヴァイ「悪いなシキシマ‥今はエレンと同じ気持ちなんだ‥」






    マルコ「仕方なかったんだ!!!僕は!!!家族を人質にされていたんだ!!!!」





    エレン・リヴァイ・アルミン・フロック「!?」





    マルコ「‥4年前からだ‥ずっと‥マリアが陥落して少し経ってから‥アイツは‥」





    シキシマ「マルコの話が本当ならば、シーナよりさらに北川にある‥ナラカって都市に特別種は潜んでいるそうだ」





    リヴァイ「ナラカだと?それは都市伝説だろ?」






    シキシマ「いや‥ナラカは実在する」




    フロック「嘘ですよね‥」





    シキシマ「何年も前から中央憲兵が極秘に調査部隊を派遣しているが、全て消息を絶っているからな」






    アルミン「それは‥初耳でした‥」





    シキシマ「極秘だからな。まぁ‥都市伝説のような夢の楽園が無かったとしても‥パラディ島の最北に何かあるのは間違いないんだ」








    エレン「‥マルコ‥何故‥今さら特別種を裏切った?どうしてこの重大な情報を中央憲兵に教えたんだ?」





    マルコ「罪の意識に‥耐えられなくなったからだ‥」





    マルコ「‥僕のせいで‥そう思うと罪悪感に押し潰されそうだったんだ」





    リヴァイ「そうか‥じゃあ殺されても文句は言えないよな?」スチャ!!!





    シキシマ「リヴァイ!!!!」





    アルミン・フロック・マルコ・エレン「!」ビリビリビリ!!!!!!





    シキシマ「‥落ち着けと言っただろ?」





    リヴァイ「ふん‥ナラカって都市に行くのは価値があるかもしれねぇ‥だが‥コイツを中央憲兵に入れるのはまずいだろ?」





    リヴァイ「一度裏切る奴は何度も裏切る。俺は地下街でそういう奴をいくらでも見てきたからな」





    シキシマ「リヴァイ‥マルコ・ボットがいないと‥ナラカの正確な位置が分からない。」




    リヴァイ「簡単な事だ。俺たちで探せばいい」




    シキシマ「仮に見つける事が出来たとしても‥奇襲を仕掛けることは無理だろ」





    リヴァイ「‥まぁ‥そうだな」





    リヴァイ「だが敵の居場所が分かってるなら‥全ての兵団の総戦力で潰しちまえばいいんじゃねぇか?」





    シキシマ「それは無理だ‥」






    アルミン「どういう事ですか?」




  67. 67 : : 2020/03/15(日) 00:15:59
    シキシマ「1ヶ月後にジャックス・アッカーマンとナイル・ドークの率いる駐屯兵団と憲兵団の大部隊連合軍がマリア奪還作戦を開始するからだ」




    リヴァイ「なんだと!?」




    シキシマ「残念ながら‥ナラカの方に割く人員は残ってないんだよ」




    シキシマ「この1週間で内地の敵は一掃したからな。この流れでマリアを奪還して、パラディ島内にいる特別種も叩き潰したいのが本音だ」





    リヴァイ「そうか‥ここからが正念場というわけか」





    フロック「失敗はできませんね‥」




    シキシマ「あぁ。マリア奪還作戦とナラカにいる特別種の奇襲作戦。このどちらか片方でも失敗すれば人類滅亡に王手をかけることになるだろうな」





    エレン「そんなに大事なら‥なおさらコイツを中央憲兵にするわけにはいかないんじゃ‥」





    マルコ「ナラカにいる特別種は1人だ」




    フロック「おい‥急に何を言い出すんだ?」




    マルコ「その特別種の名前はオウガ。オウガは唯一パラディ島の外からきた特別種だ」




    マルコ「コウガやケニーやリーガ‥そして各地で討伐された13名の特別種はオウガによって作られた」





    エレン「は!?選ばれた人間にしかなれないんだろ!?特別種ってのは!?オウガって奴が作ったってどういう事だ!?」





    マルコ「そう‥特別種はウイルスの完全適合者しかなれない。オウガは本当の完全適合者だ。マリア領域で発生したゾンビもオウガの細胞から感染したんだ」





    リヴァイ「ケニーは違うが‥確かリーガやコウガは外から来たと言っていたよな?」





    マルコ「あぁ‥このパラディ島の人類滅亡を達成すれば外にいる特別種の仲間になれると言われていたんですよ」





    アルミン「なるほど‥そういう事か‥オウガしか外から来た特別種はいないんだ。そして‥」







    アルミン「今までパラディ島で起きたゾンビ関連事件は‥オウガの仕業だと」





    マルコ「そうだ‥」



  68. 68 : : 2020/03/15(日) 00:23:30
    リヴァイ「つまり‥俺たちパラディ島の人類は‥そのオウガって糞野郎1人に翻弄されていた‥」




    リヴァイ「というわけか‥」




    エレン「だったらなおさらお前を中央憲兵にするわけにはいかないだろ!?お前のせいでそんなヤバイ奴を仕留め損なったらどうするんだ!?」





    マルコ「僕はオウガのことについて知り尽くしている‥何故なら4年も奴隷のようなものだった‥からね」





    マルコ「それに‥」ビキビキビキ!!!!





    エレン・アルミン・リヴァイ・フロック「!?」






    マルコ「僕も特別種だ‥必ず戦力になれる」





    リヴァイ「お前がまた裏切らなければな」





    シキシマ「マリア奪還作戦についてはジャックスとナイル達に任せている。」




    シキシマ「ナラカにいるオウガの奇襲作戦については中央憲兵に全て任せられている。もう作戦も決まっている。あとは俺たちが実行に移すだけだ」





    リヴァイ「なら話せ」





    シキシマ「簡単だ。特別種を殺すのに有効な武器を使ってオウガを討伐する。それにはマルコの協力が必要不可欠だ。なんせ奇襲作戦じゃないと俺たちの勝機は薄いからな」






    エレン「武器ですか?」





    シキシマ「ここから先はお前らがマルコを仲間として受け入れないなら話せない。」





    シキシマ「‥その意味は言わなくても分かるよな?」






  69. 69 : : 2020/03/15(日) 00:31:10
    リヴァイ「分かった‥今までの事は水に流してやる‥」ギリッ!!!



    リヴァイ「マルコ‥弱音を吐くんじゃねぇぞ?死ぬ気で最期まで戦い抜け」




    マルコ「はい‥もちろんそのつもりです‥罪を償うためにも‥」





    エレン「‥不審な動きをしやがったら‥すぐに殺してやるからな‥いいな?」




    マルコ「‥肝に銘じておくよ‥」





    シキシマ「」ポチッ!!!!





    エレン・マルコ・アルミン・リヴァイ・フロック「!?」





    フロック「何ですか‥それ‥黒い竹?」





    シキシマ「リヴァイ。お前のブレードで切ってみろ」





    リヴァイ「舐めてるのか?‥」バキンッ!!!!!!!





    エレン・アルミン・フロック・マルコ「!?」





    リヴァイ「ブレードが折れちまった‥これはどういう事だ?」





    シキシマ「それは黒金竹って言うんだ。並の金属で出来た武器じゃ傷一つつけられない」





    シキシマ「はっ!!!!」ザシュッ!!!!!ガタッ!!!!ゴトッ!!!!!







    マルコ「き、切れた!?」






    アルミン「そのブレードは‥黒金竹を合金したものですか?」





    シキシマ「その通り。超硬質ブレードだ」ポイッ!!!!





    リヴァイ「!」ガシッ!!!!





    アルミン「ど、どうですか?」





    リヴァイ「驚くほど強靭なブレードだ‥そして‥異常に軽い」





    シキシマ「そうだ。それなら超人的なスピードを誇る特別種にも対応できる」






    フロック「確かに凄い近接武器ですね‥でも飛び道具も無いと‥」





    シキシマ「」ポチッ!!!!!





    ゾンビ「ぐおおおおおおおおおお!!!!!」ガシャン!!!ガシャン!!!!!





    フロック「いおおお!!!!はあっ!?ゾンビ!?」ドテッ!!!!





  70. 70 : : 2020/03/15(日) 00:45:58
    シキシマ「安心しろ。奇行種だがちゃんと拘束している」




    アルミン「あの‥まさかここの訓練場って‥本物のゾンビと戦ったりするんですか?」




    シキシマ「そうだが?」




    リヴァイ「‥お前が急激に強くなった理由が分かったな」





    シキシマ「今ならお前より強いと思うぞ?」





    リヴァイ「‥試してみるか?」スチャ!!!





    シキシマ「その折れたブレードでどうするんだ?それにこっちは超硬質ブレードだぞ?少しは考えたらどうだ?」





    リヴァイ「ちっ‥」





    エレン「ゾンビを出してどうするんですか!?戦えばいいんですか!?」





    シキシマ「」ゴソゴソ!!!!ガチャン!!!!





    アルミン「え?ライフルですか?」





    フロック「ライフルじゃ‥特別種は簡単には殺せませんよ」





    シキシマ「見た目はライフルみたいだが‥これはライフルではない。雷槍だ」





    マルコ「雷槍?」





    シキシマ「フロック。あのゾンビに向かって撃ってみろ」スッ!!!





    フロック「分かりました‥」ズドォッ!!!!!!








    ズドオオオオオオオオオオオオオオオオツ!!!!!!!



    ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオンンンンンンンンンンンンンンンン!!!!!!!!!!!!!!!!





    エレン・アルミン・マルコ・フロック・リヴァイ「!?」







    マルコ「奇行種のゾンビが‥跡形もなく‥」





    シキシマ「爆発範囲は狭いが‥雷槍の弾が着弾すれば、特殊なガスが大炎上する仕組みになっている」





    アルミン「まさか‥氷瀑石ですか?」






    シキシマ「正解だ」ニヤリ






    リヴァイ「確かに‥あれだけ炎上し続ければ‥再生能力があっても‥再生は困難になるな」






    シキシマ「あぁ。超硬質ブレードと雷槍。そしてマルコの情報を我らの武器として、1ヶ月後にマリア奪還作戦と同時にオウガ奇襲作戦を実行する。」






    エレン「少し‥希望が見えてきましたね‥」






    シキシマ「だろ?当たり前だが‥奇襲作戦なので部隊は少数精鋭で行く」




    シキシマ「特別種と激闘を繰り広げて無事に生還した‥リヴァイ・エレン・アルミン・フロック・マルコお前ら5人と」





    シキシマ「俺とジーク・マルセル・ポルコ・ピークの5人‥つまり合計10人の精鋭でオウガを殺しに行く」





    リヴァイ「なるほど‥俺とお前の班のメンバーか‥このパラディ島の最高戦力になるな」






    アルミン「ちょっと待ってください‥僕は戦闘があまり得意ではありません」




    フロック「俺もです‥明らかにそんな大役を任せられるのに相応しくありません」





    リヴァイ「あの地獄を生き延びたんだ。お前らは弱くない。自信を持て。」





    アルミン「しかし‥」





    シキシマ「安心しろ。メインは俺の班だ。お前らはあくまでバックアップ」





    リヴァイ「‥」





    シキシマ「そう睨むなよリヴァイ。俺の班の奴らは全員が高い戦闘能力を持っている。それに連携もよく取れる。こっちの方が総合的には強いだろ?」





    リヴァイ「そうだな‥総合的には‥な」






    シキシマ「‥話は終わりだ。お前らにはそれぞれに個室を与える」





    シキシマ「ついてこい。今日から早速訓練開始だ」スタスタ








  71. 71 : : 2020/03/15(日) 00:53:22
    ●ダウパー村の惨劇から1週間経過●

    ミッドラス宮殿に呼び出される調査兵団の生き残りの5人。

    シキシマより1ヶ月後のマリア奪還作戦とナラカにいるオウガ奇襲作戦について説明を聞く。この2つの作戦は同時に実行される。

    【マリア奪還作戦】
    憲兵団師団長ナイル・ドークとジャックス・アッカーマン兵士長が率いる駐屯兵団と憲兵団の連合軍がマリア奪還作戦を決行する。

    【オウガ奇襲作戦】
    パラディ島のパンデミックの全ての元凶である特別種オウガを抹殺するための奇襲作戦。唯一外から来た特別種であり、ゾンビやコウガやリーガやケニーを生物兵器に変えた張本人である。

    マルコの情報と超硬質ブレードと雷槍を武器として、オウガに立ち向かう。

    リヴァイ班(リヴァイ・エレン・アルミン・フロック・マルコ)と

    シキシマ班(シキシマ・ジーク・マルセル・ポルコ・ピーク)の10人の少数精鋭部隊で決行される
  72. 72 : : 2020/03/15(日) 12:33:02
    アルミン「あの‥シキシマさん」




    シキシマ「‥なんだ?」




    アルミン「超硬質ブレードと雷槍を‥もっと早くに兵団に導入していれば」





    アルミン「ここまでの被害が出る事は無かったんじゃないでしょうか?」





    フロック「確かに‥そうだな」





    シキシマ「‥超硬質ブレードと雷槍は4年前から開発が進められてきた。しかし実用化されたのは今回が初めてだ」





    シキシマ「しかも黒金竹と氷瀑石は工場都市でしか採取できないんだ。とても約50000人の全兵士に支給はできない」




    アルミン「そう言う事でしたか‥」




    シキシマ「あぁ。マリアが陥落してから黒金竹も氷瀑石もさらに貴重になってしまったからな。お前らを含めて500人弱の中央憲兵全員に支給するのがやっとだ」





    シキシマ「‥分かったならさっさとついて来い。時間が惜しい」スタスタ






    アルミン・エレン・マルコ・フロック「ハッ!!!!」バッ!!!!






    リヴァイ「‥」スタスタ






  73. 73 : : 2020/03/15(日) 12:42:15
    ーエレンの個室ー




    エレン「さて‥訓練場に1時間後に集合だったな‥」ムクリ→ベットに横になっていた




    エレン「」ガチャン!!!!





    エレン「」スタスタ






    ???「」スタスタ








    エレン(あの2人は‥確か‥シキシマ班‥ポルコ・ガリアードと‥マルセル・ガリアードか)スタスタ






    ポルコ「お前‥エレン・イェーガーだよな」スタスタ





    エレン「あぁ‥そうだが?」ピタッ!!!





    ポルコ「けっ!!!!」ブォーン!!!!!






    エレン「‥」ガシッ!!!!!!グッ!!!!





    ポルコ「!」ググググググ!!!!!!





    エレン「いきなり殴りかかってくるとはな‥」パッ!!!!




    ポルコ「てめぇ‥」ガシッ!!!!!




    マルセル「よせポルコ!!!彼はもう仲間だろ!?」




    ポルコ「何を言ってるんだ兄貴!?コイツを信用してるのか!?」




    エレン「‥」





    ポルコ「俺はコイツもマルコって奴も信用できない!!!」





    マルセル「もうよせ‥俺たちは1ヶ月後に一緒に任務を遂行するんだぞ!?」




    ポルコ「だからこそだ!!!兄貴だって後ろから殺されるのは嫌だろ!?」






    エレン「」スタスタ





    ポルコ「おい!!!てめぇ!!!待ちやがれ!!!」






    エレン「‥俺は敵じゃねぇ‥それにゾンビを駆逐してやりたい」




    ポルコ「‥何?」






    エレン「‥足を引っ張るなよ‥」スタスタ





    ポルコ「上等だ!!!特別種だがなんだが知らないが調子に乗るなよ!!!!」





    マルセル「すまなかった!!!エレン!!!!」





    ポルコ「あんな奴に謝るんじゃねぇよ」





    マルセル「お前な‥」





  74. 74 : : 2020/03/15(日) 12:47:01
    エレン「」スタスタ





    ジーク「‥エレン・イェーガーか?」ピタッ!!




    エレン「はい‥」(この人は確か‥ジーク・イェーガー‥個室に置いてあった報告書を見て驚いたが)





    エレン(同じ名字‥偶然とは‥思えないな)






    ジーク「お前は‥あの父親に洗脳されている」






    エレン「え?‥」





    ジーク「俺はお前の理解者だ。信じて欲しい。」






    エレン「どう言う事ですか?‥親父を知っているんですか?」







    ジーク「あぁ‥知っているさ‥あの父親の本性を」






    エレン「父さんの本性を?‥何が言いたいんですか?」






    ジーク「‥」スタスタ










    エレン「あ!‥ちょっと待ってくださいよ!!!」






    ジーク「‥今はまだ話す時じゃない‥いずれお前にも真実を話してやるさ」スタスタ










    エレン「‥何がしたかったんだ‥あの人は‥」






    エレン「父さんの本性を?‥知っている?」





    エレン「そもそも何であの人は父さんを知っているんだ‥」








  75. 75 : : 2020/03/15(日) 12:56:16
    ー1ヶ月後 最北のシーナ領域ー




    シキシマ「‥ジャックスとナイルの率いる連合軍も作戦行動に入ったようだ!!!」→二台の車で移動中、無線で話している




    リヴァイ「そうか‥聞いたか?お前ら?」ザザッ!!!





    エレン・アルミン・フロック・マルコ「はい‥」






    リヴァイ「‥」→運転中






    エレン(あれから‥1ヶ月‥俺たちリヴァイ班とシキシマ班は合同訓練を実施して)




    エレン(連携がかなり取れるようになった‥超硬質ブレードと雷槍の扱いも上達した‥でも)





    エレン(結局‥ジーク・イェーガーからは親父についての情報は聞き出せなかった‥)





    アルミン「‥」







    エレン(‥マリア奪還作戦とナラカにいる特別種‥オウガの奇襲作戦‥)





    エレン(この2つの作戦が成功したら‥教えてくれるのか?)






    リヴァイ「‥マルコ‥本当にこの道でいいんだな?」





    マルコ「はい。間違いありません」





    リヴァイ「そうか‥」






    フロック「エレン‥マルコ‥調子はどうだ?」






    マルコ「絶好調だよ‥」





    エレン「俺もだ‥今なら何でもできそうだ」






    フロック「それはよかった。お前ら2人はこの奇襲作戦の要だからな。よろしく頼むぞ」






    エレン「‥任せろ‥」








  76. 76 : : 2020/03/15(日) 13:16:57
    ーパラディ島最北の都市 ナラカー




    リヴァイ「ここが‥ナラカ‥か」




    アルミン「想像以上に広い街だ」




    マルコ「ナラカは元々は犯罪者達が国から逃れるために作った‥小さな集落だった」




    マルコ「でも4年前‥オウガが開拓してナラカを小さな街にしたんだ。」





    リヴァイ「まさか‥こんな所に‥」





    リヴァイ「取り敢えず‥降りるぞ」バタン!!!!






    エレン・アルミン・フロック・マルコ「」バタン!!!!





    フロック「静かですね‥誰もいない」




    マルコ「そりゃ‥オウガの部下だった特別種達は僕以外全滅したからね。」





    アルミン「マルコ‥何でエレンが特別種の力を持っているのか‥本当に知らないの?」





    マルコ「その話は何回もしただろ?本当に知らないよ。突然変異としか‥」





    エレン「俺は‥トロスト区の防衛戦でゾンビの大群に襲われて‥一度死にかけた」





    アルミン「知ってるよ‥その時に‥何かあったんだよね‥それか元々あった力が生命の危機に陥って‥覚醒したのか‥」






    リヴァイ「またその話か‥このナラカを調べれば‥何か分かるんじゃねぇのか?」






    フロック「!」ザザッ!!!!





    シキシマ「こちらシキシマ。俺たちは東側から調査をする」ザザッ!!!!→無線機





    リヴァイ「了解した‥なら俺たちは西側から調査をする」ザザッ!!!





    シキシマ「‥オウガや他の敵を発見したら攻撃を仕掛ける前に報告しろ」ザザッ!!!!





    リヴァイ「分かってる‥気をつけろよ」ザザッ!!!!






    マルコ「作戦開始ですね‥」







    ブォーン!!!!ドォン!!!!!!!!






    リヴァイ「車だ!!!避けろ!!!!」ダッ!!!!!





    エレン・マルコ・アルミン・フロック「!?」バッ!!!!!





    ガシャン!!!!!







    ???「‥」スタスタ







    リヴァイ「マルコ!!!奴で間違いないのか!?」





    マルコ「はい!!!奴がオウガです!!!!」







    オウガ「やはり裏切ったか‥マルコ・ボット」スタスタ







    マルコ「黙れ!!!今日でお前も終わりだ!!!!地獄に堕としてやる!!!!」スチャ!!!!






    リヴァイ「落ち着け‥シキシマ聞こえるか?」ザザッ!!!!





    シキシマ「あぁ‥どうした?」ザザッ!!!!!






    リヴァイ「残念ながら‥奇襲作戦は失敗だ。オウガと遭遇した」ザザッ!!!!






    シキシマ「‥了解‥座標を端末に送れ‥すぐにそちらに急行する‥」ザザッ!!!!







    オウガ「お前ら以外にもいるのか‥」チラッ!!!





    エレン「‥?」





    オウガ「‥」






    リヴァイ「お前ら‥戦うぞ‥」スチャ!!!!





    アルミン「はい!!!」スチャ!!!!





    フロック「や、やってやる!!!」スチャ!!!!





    ザシュッ!!!!!ザシュッ!!!!!!!







    アルミン・フロック「!?」ブシャァ!!!!!ドサッ!!!!!






    エレン「は?」ガシッ!!!!!






    オウガ「‥お前もか‥」ググググググ!!!!!







    マルコ(速すぎる‥一瞬でアルミンとフロックが‥)








    フロック「ごはっ!!!!」ベチャ!!!ビチャ!!!!






    マルコ(良かった‥フロックはまだ生きてる‥)チラッ!!!





    アルミン「」ドクドク!!!






    マルコ「オウガ!!!!!」ダッ!!!!ジャキン!!!!!!





    オウガ「」バッ!!!!ビュン!!!!!!






    エレン「ごほっ!!!」ドサッ!!!!






    マルコ「!?」ザシュッ!!!!ザシュッ!!!!!!ザシュッ!!!!!ブシャァ!!!!!!







    オウガ「‥遅いな‥」ザシュッ!!!!!!!ブシャァ!!!!!




    オウガ「!」ビチャ!!!ベチャ!!!!





    リヴァイ「」スチャ!!!ブオオオオオ!!!!





    オウガ「」ビュン!!!!!!!






    リヴァイ「ちっ‥」スカッ!!!







    オウガ「」スゥ







    エレン(リヴァイさんに腕を斬り落とされたのに‥再生が異常に速い‥)






    マルコ「はぁ‥はぁ‥」ビキビキ!!!ジュウウウ!!!!!







  77. 77 : : 2020/03/15(日) 13:27:27
    オウガ「再生が遅いな‥スピードも遅い」




    オウガ「やはり俺に力を分け与えられただけの偽者では‥所詮はその程度か」




    マルコ「なっ‥なに!?」





    オウガ「この島にいる特別種は俺だけ‥そして今もう1人確認した」






    リヴァイ「」チラッ!!




    エレン「俺のこと‥か」





    オウガ「そうだ。お前も俺と同じ‥ウイルスの完全適応者だ」





    エレン「‥」





    オウガ「お前は‥俺と一緒に楽園に帰れる資格がある。この島の人間はもうすぐ全員死ぬ」





    オウガ「お前も一緒に来い。そうすれば永遠を‥」スカッ!!!!





    エレン「」ブオオオオオ!!!!ビュン!!!!!!





    オウガ「‥」ビュン!!!!ドゴォン!!!!






    エレン「がっ!?」ドサッ!!!!






    エレン「‥まだだ!!!」ガシッ!!!!






    エレン「よくも調査兵団の俺の仲間を!!!アルミンとフロックを!!!」ムクリ!!!ブォーン!!!!



    エレン「お前は必ず俺が殺してやる!!!!」バキッ!!!!






    エレン「‥!?」ズサァッ!!!!!






    オウガ「威勢が良いな‥そうか‥来ないか‥残念だ」





    マルコ(くそっ‥まだ傷が‥再生できない‥)ズキッ!!!ビキビキ!!!!






    リヴァイ「ふんっ!!!」ザシュッ!!!!!!







    オウガ「‥」ブシャァ!!!!!






    オウガ(なんだこのブレードは‥切れ味が‥)ダッ!!!!!!!!








    リヴァイ「喰らえ!!!!」ズドォン!!!!!!!








    オウガ(ライフル‥そんなものでは‥)ズドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!







    ゴオオオオオオオオオオンンンンンンンンン!!!!!!!!!!!!





    オウガ「なんだ‥これは‥」ボォ!!!!ボォ!!!!ボォ!!!!






    リヴァイ「お前ら!!!雷槍を撃ち込め!!!!!」ズドォン!!!!





    エレン「はい!!!」ズドォン!!!!!!






    マルコ「くたばれ!!!オウガ!!!!」ズドォン!!!!!








    オウガ「!?」






    ズドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!



    ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!!!!




  78. 78 : : 2020/03/16(月) 16:41:50
    マルコ「や、やったか‥」スチャ




    オウガ「」ゴキッ!!!!グキッ!!!!





    マルコ(この音は‥骨が変形している‥まさか‥再生しているのか‥)





    オウガ「‥」グキッ!!!!!





    リヴァイ「‥死ぬまで撃ち込め!!!!」ガチャン!!!!!






    エレン「了解‥」ガチャン!!!!!






    オウガ「」ブワァッ!!!!!ブシュウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!!





    エレン・リヴァイ・マルコ「!?」スッ








    オウガ「‥」ニヤリ






    リヴァイ「お前ら‥撃つなよ‥」スチャ!!!!






    エレン(これは‥ガスか‥雷槍を撃ち込めば引火して大爆発する‥これじゃ超硬質ブレードしか使えない)スチャ!!!!






    リヴァイ「エレン!!!!フロックを介抱しろ!!!!」






    エレン「ハッ!!!!」バッ!!!!








    リヴァイ「マルコ!!!!俺たち2人でエレンがフロックを助ける時間を稼ぐ!!!!」スチャ!!!!






    マルコ「了解です!!!!!!」スチャ!!!!!!







    オウガ「そのブレードといい‥その特殊な弾薬といい‥よく考えられているな」





    オウガ「紛い物や並の特別種ならば今ので死んでいた‥だが‥」





    オウガ「俺はこの島の人間を皆殺しにする任務を受けている。俺は特別種の中でもさらに特別だ」






    リヴァイ「」ダッ!!!!!ブン!!!!!!!!!!!!!!!!






    リヴァイ「くっ‥」スカッ!!!!





    マルコ「はあっ!!!」ブン!!!ブン!!!!






    オウガ「動きが鈍っているな‥ガスの中じゃ満足に動けないか?」ビュン!!!!ダッ!!!!








    リヴァイ「ちっ!!!!」ガシッ!!!!!





    リヴァイ「!?」ググググググ!!!!!!





    オウガ「リヴァイ・アッカーマンか‥まさかお前の方から来てくれるとは‥」ググググググ!!!!





    リヴァイ(くそっ‥ブレードを素手で掴んでやがる‥いゆ‥硬質化しているのか?‥何にせよ引き剥がさない‥)ググググググ!!!!!!





    オウガ「ここで特別種と兵士長を消せるのはこちらにとっても都合が良い‥」バキッ!!!!






    リヴァイ「ぐっ!!!!」ドサッ!!!!ゴロゴロ!!!!!!!






  79. 79 : : 2020/03/16(月) 16:52:57
    オウガ「お前らはパラディ島の最高戦力なんだろ?お前らを殺せば‥」




    オウガ「あとは簡単に済みそうだな‥」




    マルコ「オウガ‥」





    オウガ「ん?」




    マルコ「‥お前は僕が‥」





    オウガ「ふっ‥お前如きが‥」ビシャ!!!!!





    マルコ「!?」ブシャァ!!!!!!





    オウガ「‥心臓を貫いた‥次は頭を吹き飛ばし‥」ガシッ!!!!ビュル!!!!!






    マルコ「これでお前はもう逃げれないぞ‥」ギチイッ!!!!!






    オウガ「‥触手か‥」ググググググ!!!!!






    マルコ「リヴァイさん!!!!ここから離れてください!!!!」ググググググ!!!!!





    リヴァイ「‥お前‥」





    マルコ「これが贖罪です!!!!あなたはまだ死んではいけない!!!コイツ以外にもまだ‥」ドスッ!!!!






    オウガ「離せ‥」ドスッ!!!!





    マルコ「長くは保ちません!!!!早く!!!!!」ググググググ!!!!!







    リヴァイ「お前の勇姿は‥忘れないぞ‥」ダッ!!!!!!!







    オウガ「自爆するつもりか?」ググググググ!!!!!





    マルコ「そうだ‥」カチン!!!!





    オウガ「哀れだな‥家族を人質に取られて‥仲間を裏切り‥お前のせいで大勢死んだ‥」ググググググ!!!!!!!







    マルコ「‥お前の負けだ」ズドドドドドドド!!!!!!






    オウガ「!」ズドオオオオオオオオオオオオオオオオツ!!!!!!!!!!!



















  80. 80 : : 2020/03/16(月) 17:08:10
    エレン・フロック「!?」バッ!!!!





    フロック「‥なんだ‥今の爆発音は‥」





    エレン「‥まさか‥」





    リヴァイ「はぁ‥はぁ‥」スタスタ






    エレン「リヴァイさん!?今の爆発音はいったい‥」






    リヴァイ「マルコが雷槍を撃ってガスを引火させ‥自爆したんだ」





    フロック「‥」






    リヴァイ「ここもすぐに火が回る‥もっと安全な所に行くぞ」スタスタ





    エレン「フロック‥肩を貸してやる」ガシッ!!!!





    フロック「悪いな‥」ムクリ






    エレン(あっちにはアルミンの遺体もあった‥あの爆発じゃ‥)スタスタ






    リヴァイ「シキシマ‥今どこにいる?」ザザッ!!!






    リヴァイ「おい!?シキシマ!!!応答しろ!!!」ザザッ!!!










    オウガ「」ズドォッ!!!!!スタスタ





    エレン・フロック・リヴァイ「!?」






    オウガ「‥さっきので‥俺が死んだと思ったのか?」ジュウウウ!!!!!







    リヴァイ(あの至近距離で‥どう足掻いても直撃は避けられなかった‥なんて生命力なんだ‥)







    オウガ「お前の仲間は‥東側に行ったんじゃないのか?」






    リヴァイ「それが‥どうした?」






    オウガ「ナラカにいるのは俺だけだと思っていたのか?」







    エレン「まだ他にも仲間がいたのか‥」





    オウガ「東側には奇行種の大群を配置している。無線に応答しないと言うことは‥既に」






    リヴァイ「ふざけるな。アイツらはそう簡単には殺されたりしねぇよ」






    オウガ「‥だといいな」






    リヴァイ「」ズドォッ!!!!!!








    オウガ「!」ボドッ!!!!ボォ!!!!!!!







    フロック(雷槍が被弾した箇所を‥自分で斬り落としやがった!?)







    オウガ「」ブチん!!!!!ブシュッ!!!!!!!







    エレン「再生が‥速い‥」






    リヴァイ「」ダッ!!!!!!






    オウガ「」ダッ!!!!!!







    エレン「フロック‥お前は隠れていろ」








    フロック「‥しかし‥」






    エレン「ここは俺とリヴァイさんに任せろ‥お前はもうまともに戦える状態じゃないだろ?」






    フロック「‥了解した‥離れたところで雷槍で援護する」スタスタ






    エレン「あぁ‥ありがとうな」ダッ!!!!











    リヴァイ「ゔ!!?」ガクンッ!!!!






    オウガ「人類最強の兵士‥聞いて呆れるな‥」バキンッ!!!!!!







    リヴァイ「‥くっ‥」ドサッ!!!!ゴロゴロ!!!!!!






    オウガ「終わりだ‥」ビキビキ!!!!ジャキン!!!!!!





    エレン「」ギィン!!!!






    オウガ「‥」ググググググ!!!!!!






    エレン「はあっ!!!!」ボォ!!!!ザシュッ!!!!!!






    オウガ「!」ブシャァ!!!!ボォ!!!!







    オウガ「血の発火能力‥ブレードに纏って斬撃とは‥」ダッ!!!!






    エレン「リヴァイさん!!!2人でやりましょう!!!2人なら‥」






    オウガ「」グキッ!!!!!ブオオオオオオオオオン!!!!!!!








    エレン「」ゴキッ!!!!!ドシャァ!!!!!!














    ドサッ!!!!!







    リヴァイ(腕を巨大化させて‥エレンを遠くまで吹き飛ばしやがった‥)








    オウガ「」ビキビキ!!!!ビキビキ!!!!





    リヴァイ(そしてエレンの斬撃のダメージは‥もう完治したか‥)








    オウガ「これで‥タイマンだな。リヴァイ・アッカーマンよ」スッ!!!ビキビキ!!!!









    リヴァイ「‥舐めるなよ?」スチャ!!!!!!





  81. 81 : : 2020/03/16(月) 20:56:49
    エレン「くっ‥」ムクリ





    エレン「なんだ‥俺は‥気絶していたのか‥」スタスタ





    エレン「確か‥俺は奴に‥吹き飛ばされて‥」スタスタ






    エレン「!」バッ!!!→物陰に隠れる







    オウガ「」ジュウウウ!!!!!






    エレン(あれは‥オウガ‥身体中に切り傷がある‥リヴァイさんの斬撃か?‥)







    リヴァイ「‥」ドクドク!!!






    エレン「そんな‥リヴァイさん!!!!」ダッ!!!!!





    リヴァイ「来るな!!!エレン!!!!」






    エレン「でも‥リヴァイさん‥その状態では‥」







    リヴァイ「お前は今すぐ帰還しろ‥お前さえ生きていれば‥まだ希望は‥ある」スチャ!!!







    エレン「そんな事出来ませんよ!!!!俺だって兵士なんだ!!!!最期まで戦い‥」






    リヴァイ「お前のためにどれだけの犠牲を払ったか分かっているのか!?」





    エレン「!」





    リヴァイ「お前の仲間が何のために死んだか分かってるのか!?お前のために犠牲になった奴らに意味を与えるのは生者だ!!!」





    リヴァイ「お前は生き延びて‥もっと強くなって‥必ずコイツを倒せ‥」






    エレン「‥」ダッ!!!!!








    オウガ「‥」







    リヴァイ「はぁ‥」ズキッ!!!






    オウガ「右目は潰れ‥左腕は損傷‥その出血量じゃお前は死ぬ」






    リヴァイ「‥黙れ‥糞野郎‥」






    オウガ「死ぬな‥リヴァイ‥」








    リヴァイ「‥」






  82. 82 : : 2020/03/16(月) 21:07:43
    オウガ「お前はほどの才覚がある人材を失うのは惜しい。お前は間違いなく特別種になる資格がある」




    オウガ「もう一度聞くぞ。特別種になる気はないのか?」






    リヴァイ「何度だって言ってやるよ‥俺は特別種にはならない‥」






    リヴァイ「お前らを見ていると‥吐き気がするぜ‥」





    オウガ「勘違いしているようだが‥真の特別種はこの島には俺とエレン・イェーガーしかいないぞ?」





    オウガ「お前達が倒してきた特別種は俺の力を分け与えてやっただけ‥あんな偽者を倒していい気分になって虚しくはないのか?」






    リヴァイ「‥」






    オウガ「なぁリヴァイ。お前は何故そこまで人間に拘るんだ?お前は何に酔っているんだ?」






    リヴァイ「‥何に‥酔っているだと?」






    オウガ「お前の親戚の‥ケニー・アッカーマンが口癖のように言っていたことがある」






    オウガ「人は‥何かに酔っ払っていないと‥やってられないと‥な」






    リヴァイ「ケニーが言いそうな事だな‥」スチャ






    オウガ「酒‥女‥王様‥宗教‥仕事‥趣味‥力‥美‥色々あるが‥お前は何だ?」






    リヴァイ「‥」







    オウガ「お前は人類最強の兵士と言われているよな‥さぞかし気分が良かっただろう‥」





    オウガ「お前の場合は‥英雄か?」






    リヴァイ「かも‥な」







    リヴァイ「そういうお前はなんだ?」






    オウガ「支配だ」





    オウガ「弱肉強食。これは自然の摂理に他ならない。弱い奴が淘汰されるのは当たり前だ」




    オウガ「お前ら人間は今まで数々の動物を淘汰し‥自分の都合の良い環境に地球を変えてきた。今度はお前らの番だ」





    オウガ「俺たち特別種に人間は淘汰される。お前らはゾンビとなり奴隷として、一生俺たちのために働くのが至高だ」







    リヴァイ「支配か‥確かに‥お前ら特別種に限らず‥それは人間の本質かもな‥」








    リヴァイ「だが‥無抵抗な奴がいると思うか?」スチャ!!!!!







    オウガ(普通の人間ならば死んでいてもおかしくない‥まだこれほどの殺気と闘気を放つとは‥)







    オウガ「なぁ‥本当に‥特別種にならないのか?お前を失うのは‥本当に惜しい‥」







    リヴァイ「もう話は終わりだ‥」ダッ!!!!!!!!









    オウガ「そうか‥残念だ‥」ビュン!!!!ドォッ!!!!!!!










    リヴァイ「!!!!」ダッ!!!!!ドォッ!!!!!!!



  83. 83 : : 2020/03/17(火) 12:09:26
    リヴァイ(ダメだ‥奴の方が速い!!!!)ドォッ!!!!!




    オウガ「!」ドシュ!!!!ボォ!!!!





    リヴァイ「!」ダッ!!!!!





    エレン「」ボォ!!!!






    オウガ(ブレードに炎を纏って投擲‥)ボォ!!!!!!






    リヴァイ「ぬん!!!!」ザシュッ!!!!!!!!







    オウガ「くっ!!!」ガキンッ!!!!!ググググググ!!!!!!





    リヴァイ「!」





    オウガ「‥これで‥」ズドドドドドドド!!!!!ボォ!!!!!









    フロック「やってください!!!!リヴァイさん!!!!!」







    エレン(フロック‥雷槍で‥ナイスタイミングだ)








    オウガ「この‥」ザシュッ!!!!ザシュッ!!!!ザシュッ!!!!!!









    リヴァイ「感謝する!!!!エレン!!!!フロック!!!!!」ザシュッ!!!ザシュッ!!!!ザシュッ!!!!!






    オウガ「」ブシャァ!!!!!ドサッ!!!!





  84. 84 : : 2020/03/17(火) 17:01:42
    リヴァイ「まだだ!!!!」ブオオオオオオオオオン!!!!!




    オウガ「」ビュン!!!!!!




    リヴァイ「!?」ドスッ!!!!!!ブシャァ!!!!!!





    エレン・フロック「!?」






    オウガ「‥今までのが本気だと思っていたのか?」ズブリ!!!!ドゴォン!!!!!






    リヴァイ「ぐっ!!!!!」ズガァッ!!!ガシャン!!!!!!






    フロック(吹っ飛ばされて‥バスの中まで‥)





    エレン「フロック!!!!援護だ!!!行くぞ!!!!!」ダッ!!!!!






    フロック「了解だ!!!!」ダッ!!!!!







    オウガ「‥」






  85. 85 : : 2020/03/18(水) 00:45:47
    フロック「」ズドォッ!!!!ズドォッ!!!!!ズドォッ!!!!!





    オウガ「」ビュン!!!!ビュン!!!!!ビュン!!!!!!





    エレン「くらえ!!!」ビュン!!!!!






    オウガ「‥」ガシッ!!!!ゴキッ!!!!






    エレン「」ガクンッ!!!!ドサッ!!!!







    フロック「エレン‥」ガシッ!!!!ブオオオオオオオオオン!!!!!








    フロック「がはっ!!???」ガシャン!!!!ガラガラ!!!!!








    オウガ「よくその弱さで今回の作戦に参加できたな‥」






    フロック「はぁ‥はぁ‥」ムクリ






    オウガ「お前のような凡人はゾンビになって一生俺たちの労働力として存在するのが至高だ」





    オウガ「それか俺の力を分け与えてやるか?もちろん絶対服従が条件だがな」







    フロック「確かに‥お前の言う通りだ‥俺は特別種でもねぇし‥リヴァイ兵士長みたいに強くはない‥」





    フロック「でもな‥それでも人間‥引けない時ってのが‥必ずあるだろ?」







    オウガ「!」







    フロック「今がそうだ!!!!」ドゴォン!!!!!!!







    オウガ「!」ズサァッ!!!!!






    オウガ(スピードもパワーも増したか‥)ビュン!!!!!!






    フロック「」ドォッ!!!!!ブン!!!ブン!!!!ブン!!!!





    オウガ(人間だけじゃない‥生物は自分の身体が壊れないように普段は力を制御している‥)ビュン!!!!!






    オウガ(だが生命の危機に陥った時‥全開にできるように‥身体のあらゆる制限がなくなる‥)ビュン!!!!!





    フロック「」ブン!!!ブン!!!ブン!!!ブン!!!!






    オウガ(今のコイツの動きは‥リヴァイにもおとらなが‥)ドスッ!!!!!







    フロック「!?」ブシャァ!!!!!!ビチャベチャ!!!!!







    オウガ「未熟だ‥お前は攻撃に移る瞬間に‥必ず強い踏み込みを行う」ドスッ!!!!!






    フロック「」ドクドク!!!!!





    オウガ「それが決定的な隙を生む‥要するにトレーニング不足という事だ」ズブリ!!!!






    フロック「」ドサッ!!!!!






    オウガ「火事場の馬鹿力を発揮したのは称賛に値する‥全ての生物に備わってる能力だが‥」





    オウガ「その経験が出来るのはごく僅かだからな‥ただ‥未熟な者が急激に力を得れば当然反動もでかく隙も生まれる」










    エレン「おおおおおおっ!!!!オウガ!!!!!」ブオオオオオオオオオン!!!!








    オウガ「」ビュン!!!!ドォッ!!!!!







    エレン「はぁっ!!!!」ボォ!!!!ボォ!!!!!








    オウガ「お前はそれしか出来ないのか!?」バキッ!!!!!!








    エレン「!!!!」ズサァッ!!!!!ドサッ!!!!!!








    オウガ「もう少しやると思っていたが‥これは期待外れだったな」スタスタ








    エレン「くっ‥よくも‥アルミンを‥フロックを‥殺しやがったな‥」ムクリ







  86. 86 : : 2020/03/18(水) 11:12:38
    オウガ「もう諦めろ‥」





    エレン「‥何?」





    オウガ「お前は俺と同じ特別種なのにこの戦闘能力の違い‥俺の力を分け与えたマルコ・ボットの決死の攻撃も俺には通じなかった」





    エレン「‥」





    オウガ「お前の金髪のお友達は瞬殺され、人類最強と謳われていたリヴァイ・アッカーマンもあのザマだ。」





    オウガ「そして土壇場で火事場の馬鹿力を発揮させた奴も死んだ」






    オウガ「お前らを助けにくるはずだった他の部隊の連中は音信不通。恐らく奇行種の大群になす術なく殺されたのだろう」






    エレン「‥何が言いたい?」






    オウガ「この圧倒的な力の差で何故まだ諦めない?仮に奇跡的に俺に勝てたとしても‥奇行種の大群は人間を感知してここまで嗅ぎつけて来る。」







    エレン「‥うるせぇ‥」






    エレン「ごちゃごちゃうるせえよ!!!お前は!!!!」ダッ!!!!!







    オウガ「貧弱とはいえ‥お前も特別種‥俺と同じく知性を持ったまま‥この世界を支配できる資格がある‥」ビュン!!!!!!!







    エレン「がっ!!!!」ガクンッ!!!!!






    オウガ「無能な奴には知性はいらん‥ゾンビになってればいい‥」ゴキッ!!!!!メキメキメキ!!!!!







    エレン「ぐああああああああえあええええ!!!!!」バキッ!!!ベキッ!!!!!!









    オウガ「お別れの時間だ‥」ググググググ!!!!!!!!








    エレン「うっぐおおおお!!!おおおおおっ!!!!」メキメキメキ!!!!!








    オウガ「!」ドスッ!!!!!ブシャァ!!!!!!!!








    リヴァイ「‥」






    オウガ(ブレードを投擲‥まだ辛うじて生きていたか‥)




    エレン「はあっ!!!あああっ!!!!」ボォ!!!!!!!







    オウガ「!?」(自分ごと身体を燃やすとは‥)ボォ!!!!!!バッ!!!!







    リヴァイ「」スタスタ







    エレン「リヴァイさん‥ご無事だったんですね‥」






    リヴァイ「これが無事に見えるか?慰めなら無用だ‥目の前の化け物に集中しろ‥」スチャ!!!







    エレン「はい!!!」スチャ!!!








    オウガ「まだ‥戦うのか‥その満身創痍の身体で‥」ザシュッ!!!!ザシュッ!!!!!







    オウガ「ん!?」ブシャァ!!!!!!







    エレン・リヴァイ「!」







    シキシマ「すまない‥遅くなった‥」スタスタ、ブン!!!









    リヴァイ「‥他の奴らはどうした?」







    シキシマ「生き残ったのは俺だけだ‥お前らはもういい休んでろ」スチャ!!!!









    オウガ「‥まさか‥あの奇行種の大群を‥全て殺したと言うのか?」






    シキシマ「あぁ‥まぁな」スチャ!!!







    オウガ「お前‥何者‥」ザシュッ!!!!ザシュッ!!!!!!!!







    シキシマ「‥悪いが無駄話をしている余裕はない」ドォッ!!!!!!







    オウガ「!?」ザシュッ!!!!ザシュッ!!!!!ザシュッ!!!!!!!










    オウガ「くっ!!!!」ビュン!!!!!!!








    シキシマ「ふんっ!!!!」ドゴォン!!!!!!!!








    オウガ「!」ガシャン!!!!!!







    シキシマ「どうやらリヴァイ達にかなりしごかれたらしいな‥もう動きが遅い‥遅すぎるじゃねぇか?」







    オウガ(‥この男も‥人間の限界を超えている‥このまま長期戦になれば‥)パカッ!!!!







    エレン(なんだ‥口を大きく開けやがって‥)














    カァッ!!!!!!!!!!!!!!!







    エレン・シキシマ・リヴァイ「!?」










    リヴァイ「ぐっ!?眩しい‥」







    エレン「め、目眩し!?」








    シキシマ「‥逃げられたか‥」










  87. 87 : : 2020/03/19(木) 00:04:56
    リヴァイ「‥大敗北だな‥」





    リヴァイ「‥まさか‥走って‥逃走とは‥」





    シキシマ「あぁ‥どうやら奴は生きる事に執着しているみたいだな‥」






    エレン「‥リヴァイさん‥身体は大丈夫ですか?」






    リヴァイ「大丈夫なわけねぇだろうが‥お前と違って腕が生えてくる事はないからな」






    シキシマ「‥!」







    リヴァイ「どうした‥!」








    ゾンビ「」スタスタ







    エレン「まだ残っていたのか‥」






    リヴァイ「遠いな‥シキシマ。お前らを襲った奇行種の大群は片付けたんだろ?」






    シキシマ「あぁ‥」





    リヴァイ「なら新手だな‥俺たちは武器も体力も消耗している。これ以上失態を晒す前にとっととズラかるぞ」ダッ!!!!






    シキシマ「‥その方が良さそうだな‥」ダッ!!!!!!







    エレン「アルミン‥フロック‥すまない‥」ダッ!!!!!!!







  88. 88 : : 2020/03/19(木) 00:18:08
    ー1週間後 シーナ領域 ミッドラス宮殿ー






    エレン「‥思ったより‥時間かかってしまいましたね」バタン!!!→車から降りる





    シキシマ「ゾンビの大群に襲われたからな‥オウガは予め逃走する事も想定して、ゾンビを大量に配置していたみたいだな」




    リヴァイ「ガソリンも僅か‥武器も食料も消えた‥逃げ切れたのは運が良かったな」





    シキシマ「運だけじゃねぇよ‥俺たちの実力と‥準備が良かった」




    リヴァイ「‥それにしても‥なんだ?‥様子が変だな」






    シキシマ「あぁ‥さっきからずっと無線で連絡しているが‥応答がない」






    シキシマ「‥お前ら‥分かってると思うが」スチャ






    リヴァイ「言われるまでもねぇ‥」スチャ!!!!







    ガチャ!!!!ガラガラ!!!!!→門が開く音








    エレン・シキシマ・リヴァイ「!?」







    ジャックス「ん?なんだお前ら‥帰っていたのか」




    エレン(駐屯兵団最強の‥ジャックス・アッカーマン兵士長‥)





    シキシマ「お前こそ‥マリア奪還作戦はどうなった?」






    ジャックス「は?無線で報告しただろ?成功したって‥」





    リヴァイ「何だと?‥そんな報告は聞いてないが‥」







    ジャックス「お前らの無線機が壊れていたんじゃないか?」






    シキシマ「いいや‥壊れてはいない」






    ジャックス「そうか‥なら誰かに電波妨害でもされていたのかもな」







    リヴァイ「‥何かあったのか?」







    ジャックス「‥宮殿内にいる奴が全滅していた」







    エレン・リヴァイ・シキシマ「!」






    リヴァイ「‥」





    ジャックス「それだけじゃない。ローゼ司令塔にいたピクシス司令やその部下。シーナの審議所にいたザックレー総統達も惨殺されていた」





    シキシマ「‥俺たちの留守を狙われたのか?」







    ジャックス「それしかないだろ。これじゃ奪還作戦と奇襲作戦の成功も喜ばないよな」






    リヴァイ「すまない‥奇襲作戦は失敗だ」





    ジャックス「じゃあなんでお前らはここにいる?倒したんじゃないのか?」






    エレン「オウガに逃げられたんです‥そしてゾンビの大群に襲われて‥」







    ジャックス「そうか‥まぁ‥追求はしないぞ。いろいろあっただろうからな‥」







    ジャックス「オウガの行方は分かっているのか?」






    シキシマ「いいや‥全く手がかり無しだ」






  89. 89 : : 2020/03/19(木) 00:27:46
    ジャックス「そうか‥だがまだこのパラディ島のどこかにいるんだろ?」




    エレン「その可能性は高いと思います‥」




    ジャックス「なら‥また戦いになる。お互いに情報共有しようじゃないか」






    リヴァイ「‥オウガは特別種‥しかも今まで特別種だと思っていた奴らはオウガの力を分け与えられただけ‥」





    ジャックス「ん?じゃあ偽物だったって事か?」





    リヴァイ「あぁ‥そしてオウガは高い再生能力と身体能力‥様々な異能も使ってきた」





    ジャックス「異能?」





    シキシマ「口から光を放出したり、ゾンビを操ることが出来るみたいだ」





    ジャックス「それは厄介だな」





    ジャックス「あとは?」






    リヴァイ「‥ナラカは実在した。そこがオウガの拠点になっていた」






    ジャックス「つまりお前らはオウガに関しては有用な情報は得られなかった。そして取り逃がした。」






    エレン「‥」







    ジャックス「そう怖い顔するなよ。こっちは取っておきの情報があるんだ」










    ???「」スタスタ






    エレン「誰ですか?その人は?」








    ジャックス「キュクロだ。彼は70年以上前の調査船で出陣したそうだ」






    エレン・リヴァイ・シキシマ「!」







    ジャックス「彼の話が本当ならば‥外の世界にはもう人が住んでいない。ゾンビだらけらしい」







    ジャックス「そしてある男に会って彼以外は殆ど全滅したらしい」







    リヴァイ「妄言もいい加減に‥」








    キュクロ「」ボォ!!!!!







    エレン「血の発火能力!?」








    キュクロ「あぁ‥俺も特別種だ」ズズズ!!!





  90. 90 : : 2020/03/19(木) 00:41:26
    リヴァイ「‥オウガの手下なんじゃないか?お前‥」スチャ!!!





    キュクロ「違う。俺はアイツを殺したいと思っている。アイツは俺の仲間を皆殺しにしたからな」






    シキシマ「は?」






    ジャックス「70年以上前‥彼の部隊は外の世界でオウガと接触して戦闘をしたらしい」





    キュクロ「そうだ」






    リヴァイ「解せないな‥何故お前は生きてる?そして何故歳を取ってない?見たところ‥エレンと同じくらいに見えるが‥」






    キュクロ「俺が特別種だからだ。全盛期の身体を維持出来る上に寿命も長い」







    シキシマ「お前も‥オウガから‥」





    キュクロ「違う。俺は自分の力で特別種になったんだ」






    リヴァイ「つまり‥お前は一度ゾンビに噛まれるか‥オウガから攻撃を受けたと言うことか?」






    キュクロ「違う。俺は空気感染でウイルスを発症した。そして俺は克服した」






    エレン「空気感染?‥外の世界はまだ汚染されているのか?」








    リヴァイ「それはあり得ない。俺たちだって外へ任務に出向いているが‥未だに空気感染した奴はいない」






    キュクロ「‥お前らは‥マーレ大陸より‥さらに北側に進んだ事はあるか?」






    リヴァイ「いやない‥」






    キュクロ「俺たちは‥マーレ大陸より北側に進んだ。‥かつては東洋の国々があった地域だ‥そこは汚染が酷かった」






    キュクロ「ゾンビで溢れかえっていて‥そこにはオウガもいた」








    エレン「オウガの仲間はいなかったのか?」






    キュクロ「いなかった。いたのはオウガとゾンビだけ」









    リヴァイ「‥」








    ジャックス「‥信用出来ないだろ?」






    シキシマ「当たり前だ‥それは全部作り話でオウガの罠なんじゃないのか?」






    キュクロ「つまり‥俺がスパイだと‥そう言いたいのか?」ギロッ!!!








    シキシマ「だったらなんだ?俺を殺すか?」スチャ!!!!







    ジャックス「よせ。彼の話は本当だ」






    リヴァイ「何故そう断言できる?」







    ジャックス「エレン。お前の父親の名前はグリシャ・イェーガーだったよな?」






    エレン「え、はい。そうです」






    ジャックス「キュクロの部隊と一緒に軍医としてグリシャ・イェーガーも同行していたそうだ」






    エレン「え!?どう言う事ですか!?じゃあ‥親父は‥70歳以上って‥え!?」






    リヴァイ「落ち着け‥証拠は?」






    ジャックス「これを見ろ」バサッ!!!






    シキシマ「第一回調査船の乗組員の名簿か‥確かにグリシャ・イェーガーという名前がある。顔は‥これで間違い無いのか?エレン?」スッ!!!





    エレン「!‥はい‥親父で間違いありません」




  91. 91 : : 2020/03/19(木) 00:47:34
    リヴァイ「‥」





    ジャックス「リヴァイ。お前なら分かるだろ?グリシャ・イェーガーが普通の人間ではないと」





    シキシマ「どういう事だ?ジャックス?リヴァイ?」





    リヴァイ「エレンの家には‥地下室があった‥そこには武器が大量にあった」





    シキシマ「‥闇ルートから手に入れたんだな」





    エレン「はい‥恐らく‥」






    ジャックス「闇ルートってことは地下街だよな?」





    リヴァイ「あぁ‥そこしかねぇ‥だが今はそんな事関係ないだろ?グリシャ・イェーガーは4年前にゾンビに襲われて死んでいる‥」





    ジャックス「死んでなかったら?」




    ジャックス「グリシャ・イェーガーはキュクロやエレン‥オウガと同じ特別種だ。ゾンビに食われたとはとても思えない」





    リヴァイ「‥死んだフリ‥いや殺されたフリ‥か?何のために?」





    リヴァイ「だが仮に奴が生きていたとして地下街にいるという保証はあるのか?」





    シキシマ「ある」







    リヴァイ「は?」




  92. 92 : : 2020/03/19(木) 00:58:01
    シキシマ「実は奇襲作戦前にジークからの伝言を預かっている」





    シキシマ「地下街に行け。そこに俺たちの父親の真実がある‥と」





    エレン「それは俺に対しての伝言ですか‥」





    シキシマ「あぁ‥」





    エレン「俺たちの父親‥俺とジークさんは‥兄弟ということでしょうか?」






    シキシマ「意味的には‥そう捉えるのがいいんじゃないか?」







    リヴァイ「‥まぁ‥あそこは無法地帯‥兵士ですら立ち入るのは躊躇するくらいだ」





    リヴァイ「隠れるのにうってつけだ‥」






    ジャックス「決まりだな。地下街には間違いなく何かがある。それがオウガと何か関係があるか分からない」






    ジャックス「だが無駄なことにはならないだろう。何かの手がかりになるはずだ」







    シキシマ「あぁ‥他に行く所もないしな‥それに地下街ならリヴァイに案内を頼める」







    リヴァイ「‥」








    ジャックス「よし‥なら一度シーナ駐屯兵団支部に行くぞ。今日は休め」





    リヴァイ「何言ってやがる?善は急げと言うだろう?」





    ジャックス「‥お前ら3人は疲労が蓄積しているはずだ。確かに急がなければならないが‥せめて今日くらい休め。明日からでも遅くはないだろ?」








    リヴァイ「ちっ‥」






    シキシマ「この5人で行くのか?」





    ジャックス「あぁ。大人数で行くと怪しまれる。少数精鋭がベストだ」






    リヴァイ「‥俺たちの奇襲作戦は失敗したけどな‥」






    ジャックス「馬鹿言え。今回は兵士長3人に特別種が2人だ。パラディ島人類史上最強の部隊で間違いない」







    エレン「‥」






    リヴァイ「おい‥キュクロ‥裏切ったりしたらすぐ殺してやるからな」






    キュクロ「裏切らない。オウガに繋がる情報を得られる可能性があるなら協力する」






    シキシマ「随分物分かりが良いじゃないか」







    ジャックス「‥睨み合ってないでとっとと行くぞ‥」スタスタ






  93. 93 : : 2020/03/21(土) 15:15:22
    ー翌日の朝 地下街の入り口ー




    エレン「ここが‥入り口ですか‥」





    シキシマ「おいジャックス。本当に各支部や兵団は大丈夫なのか?」





    ジャックス「あぁ。全ての兵士に重装備を義務付けて、厳戒態勢を取らせている。そう簡単にやられることはない」





    ジャックス「駐屯兵団の指揮は各支部の幹部格中心に。憲兵団はナイルに任せている」







    ジャックス「それよりリヴァイ。本当に案内は出来るのか?」







    リヴァイ「当たり前だ‥」






    キュクロ「だったらとっとと行こうぜ!!!オウガをぶちのめしてやるぜ!!!」







    リヴァイ「馬鹿め。オウガがいるとは限らない。今回はあくまでグリシャ・イェーガーの残した痕跡の調査だ。戦闘が目的じゃねぇ」






    キュクロ「あぁ??でも結局戦うことになるんだろ?」






    エレン「あのな‥」







    シキシマ「キュクロの言うことも一理ある。どうせ戦鬪は避けられないさ」







    ジャックス「あぁ‥だが殺す前に情報を聞き出すんだ」






    キュクロ「ちっ‥面倒くさいな‥」






    エレン(今回の作戦は大きな賭け‥もし地下街に何も無かったら‥)






    エレン(いや‥必ずある‥何かあるはずなんだ‥親父の残した)







    リヴァイ「時間が惜しい。これより地下街に潜入するぞ」スタスタ







    リヴァイ「分かっていると思うが‥地下街は異常者の集まりだ‥」スタスタ







    リヴァイ「いきなり殺しにかかって来るかもしれねぇ‥その時は‥分かってるよな?」







    キュクロ「当たり前だ!!!ぶっ殺してやればいいんだろ!!!」スタスタ








    シキシマ「‥」スタスタ




  94. 94 : : 2020/03/22(日) 00:39:57
    エレン・リヴァイ・キュクロ・シキシマ・ジャックス「‥」スタスタ




    キュクロ「なんだよ‥真っ暗かと思ったら‥案外明るいじゃねぇか?」スタスタ





    キュクロ「ん?ありゃライトか?」スタスタ






    リヴァイ「ライトじゃねぇ‥光る鉱物だ」スタスタ






    キュクロ「光る鉱物?」スタスタ






    リヴァイ「地下街には電気が流れてない‥あるのは個人の発電機のみ‥」スタスタ






    リヴァイ「だからパラディ島に埋蔵されていた特殊な光る鉱物を使ってる‥」スタスタ








    キュクロ「へぇ‥」スタスタ








    シキシマ「‥外の世界には無かったのか?」スタスタ





    キュクロ「分からない‥俺は見てないが‥ただ発見出来なかっただけかもしれねぇ」スタスタ






    キュクロ「なんせ‥世界はゾンビだらけだったからな‥特に汚染が酷い区域は防護服無しじゃ生きてられない‥例外を除いてな‥」スタスタ






    シキシマ「そう‥だったな」スタスタ








    ジャックス「‥階段には通行料を盗る輩がいると聞いていたが‥いないな」スタスタ






    リヴァイ「あぁ‥何か様子が変だ‥」スタスタ











    チンピラ複数「」ゾロゾロ










    エレン・リヴァイ・シキシマ・キュクロ・ジャックス「!」ピタッ!!!








    チンピラ「悪いがここから先は通せないんだよなぁ」ケラケラ







    リヴァイ「‥誰の差し金だ?」スチャ!!






    チンピラ「ふひひ‥悪いが何を言ってるか分からないなっ!!!」ドン!!!!





    リヴァイ「」ビュン!!!!






    チンピラ(嘘だろ!?銃弾を避けた!?)バキッ!!!!!







    チンピラ「」ドサッ!!!!!







    チンピラ複数「!」








    リヴァイ「まともに構ってられねぇ‥」スチャ!!!!









    キュクロ「おおっ!!!やるのか!?やっちまうのか!?おい!!!!」







    リヴァイ「」チラッ!!








    チンピラ複数「」ゾロゾロ!!!スタスタ!!!!!









    リヴァイ(このままじゃ包囲される‥)









    リヴァイ「ここは俺に任せろ‥お前らはグリシャ・イェーガーの痕跡を探れ‥」









    シキシマ「分かった‥ここはお前に任せる」ダッ!!!!!







    ジャックス「合流するためにあとで報告しろ!!!」ダッ!!!!






    リヴァイ「あぁ‥」スチャ!!!







    キュクロ「は!?アイツ一人で大丈夫なのかよ!?」ガシッ!!!







    エレン「いいから行くぞ!!!キュクロ!!!!」ダッ!!!!








    キュクロ「あんな片腕のチビのおっさんが‥」ダッ!!!!








    エレン「大丈夫だ‥あの人は人類最強の兵士と呼ばれている‥あの強さは異次元だ」ダッ!!!!








    キュクロ「!」ダッ!!!!







  95. 95 : : 2020/03/22(日) 00:45:43
    チンピラ2「おい!!!コイツリヴァイ・アッカーマンじゃねぇか!?」ケラケラ





    チンピラ3「あぁ間違いない!!!まさか本当に来るとはなっ!!!」ケラケラ





    チンピラ4「格好つけちゃって‥本当に一人で大丈夫かい?」ケラケラ






    チンピラ5「それにしても‥小さいな‥コイツが人類最強の兵士?‥冗談だろ?」ザシュッ!!!!!!





    チンピラ5「」ブシャァ!!!!!ドサッ!!!!!!





    チンピラ複数「!?」








    チンピラ6「は、は‥」ザシュッ!!!!!







    ザシュッ!!!!ザシュッ!!!ザシュッ!!!ザシュッ!!!!ザシュッ!!!!







    チンピラ12「い、今ので大勢やられたぞ!?」ドン!!!






    チンピラ13「くそっ!!!当たらない!!!!なんで‥」ズドオオオオオオオオオオオオオオオオツ!!!!!!








    ゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!!ドゴォン!!!!!!!!!








    チンピラ24「‥ごほっ‥なんだ‥今の爆発は‥」ザシュッ!!!!!!!








    チンピラ24「」ブシャァ!!!!!!ドサッ!!!!!!










    チンピラ複数「!」







    リヴァイ「どうした?‥さっきまでの勢いは‥」スチャ!!!






    チンピラ25「‥」





    チンピラ26(奴の踏み込みによって地面がボコボコだ‥いったいどんな脚力してやがるんだ‥)ザシュッ!!!!!!!ブシャァ!!!!!







    リヴァイ「」ビュン!!!!!!ドォッ!!!!!!!







    チンピラ31「くっ!!!くっそおおおお!!!!」ドン!!!ドン!!!ドン!!!!









    チンピラ31「!?」ズドン!!!!!ドサッ!!!!!








    リヴァイ「‥お前で‥最後だな」チャキン!!





  96. 96 : : 2020/03/22(日) 00:49:32
    チンピラ31(嘘だろ‥これは現実なのか?‥一瞬で30人近くが‥)ドスッ!!!!





    チンピラ31「ぐわあっ!!!あがあっ!!!!」ビチャ!!!ベチャ!!!





    リヴァイ「時間がない‥単刀直入に聞く‥誰の差し金だ?」





    リヴァイ「何故俺たちが来ることが分かった?あと何人いる?」






    リヴァイ「お前らの雇主の居場所を言え」





    チンピラ31「ちょっ‥待ってくれ‥そんなに一気に‥」ドスッ!!!!







    チンピラ31「わ、分かりました!!!答えますから!!!もう刺さないで!!!!」ドクドク!!!!!







    リヴァイ「なら早く答えろ‥」









    ドン!!!!!!!








    リヴァイ「!?」バッ!!!!!







    チンピラ31「」ドサッ!!!!








    リヴァイ(狙撃‥どこからだ‥)スッ!!








    ドン!!!ドン!!!!!ドン!!!!!!








    リヴァイ「くっ‥」キュイン!!!キュイン!!!!!









    ???「」スタスタ










  97. 97 : : 2020/03/22(日) 00:58:19
    リヴァイ「‥何故撃って来ない?」スチャ!!!






    ???「‥」スタスタ






    リヴァイ「」ビュン!!!!!ドォッ!!!!!!








    リヴァイ「!?」ガキンッ!!!!!ギチイッ!!!!!







    リヴァイ(オウガの肉体をも切断できる‥超硬質ブレードでも‥)バッ!!!!!!








    リヴァイ(切断できない‥だと!?)ビュン!!!!!!!








    ???「」ドゴォン!!!!!!!








    リヴァイ「ぐっ!!!!???」ズサァッ!!!!!








    リヴァイ(速い‥殆ど反応出来なかった‥)スチャ!!!!







    ???「‥片腕だけなのに‥これほどの動きが出来るとはな‥」ビキビキ!!!!









    リヴァイ「硬質化‥お前も特別種なのか?」チャキン!!!!







    ???「如何にも‥」ドォッ!!!!!!!!!!!!!!!





    リヴァイ「!」ガキンッ!!!ガキンッ!!!!ガキンッ!!!!!!!








    リヴァイ(いくら硬質化をしているとは言え‥俺が素手の奴に‥押されている‥)ガキンッ!!!!ガキンッ!!!!ガキンッ!!!!!!









    リヴァイ「!」ガキンッ!!!ガシッ!!!ググググググ!!!!!







    リヴァイ(ブレードを掴まれた‥)








    ???「‥終わりだ‥」スチャ→ハンドガン








    ザシュッ!!!!!!バラバラ!!!!!!!








    リヴァイ「はあっ!!!!」ブオオオオオ!!!!!!!!








    ???「」ズサァッ!!!!!ピタッ!!!






    ???「予備のブレードを持っていた‥のか」ズドオオオオオオオオオオオオオオオオツ!!!!!!!!








    リヴァイ「」ガチャン!!!!









    ???「燃える‥これは」ボォッ!!!!!!ボォッ!!!!!







    リヴァイ「もう1発!!!!!!」ズドォン!!!!!!












    ゴオッ!!!!!!!!
    ズドオオオオオオオオオオオオオオオオツ!!!!!!!!!!!!







    リヴァイ「!?」ブワァッ!!!!!







  98. 98 : : 2020/03/22(日) 01:17:22
    リヴァイ(ほぼ連続で雷槍を撃ち込んだから‥ここまで爆風が強くなったのか?‥いや‥違う)






    ???「」ボォッ!!!!ボォッ!!!!!!!!







    リヴァイ「‥血の発火能力か‥」







    ???「」ズァッ!!!!!!フッ!!!!







    リヴァイ(炎で炎を相殺‥雷槍のダメージがないのか?‥)








    ???「そのブレードにしろ‥その奇妙な武器にしろ‥特別種を殺すために作られているな」ジュウウウ!!!!!スウッ!!!








    リヴァイ「傷が完治‥お前‥オウガの部下か?」








    ???「そうだ‥」







    ハク「俺の名は‥ハク・イェーガーだ‥」







    リヴァイ「イェーガー‥だと?」







    リヴァイ「じゃあ‥グリシャ・イェーガーも仲間か‥」








    ハク「ふっ‥くくく‥グリシャ‥か」






    リヴァイ「‥あ?何がおかしい?」







    ハク「あんな裏切り者‥仲間ではない」ドォッ!!!!!!!!








    リヴァイ「!!!」ガキンッ!!!!ガキンッ!!!!!ギィン!!!!バキッ!!!!!









    リヴァイ(さっきよりもパワーもスピードも上がってる‥受け流さないとブレードがすぐに折れちまう‥)ギィン!!!!ギィン!!!!ギィン!!!!!!









    ハク「」ブン!!!ブオオオオオ!!!!








    リヴァイ「」ザシュッ!!!!






    ハク「!」ビシャァ!!!!!→両目損傷







    リヴァイ「ぬん!!!!」(これだけの速度で動くには‥どうしても硬化できない箇所があるからな‥目がその一つ!!!!)ブオオオオオ!!!!!!







    リヴァイ(そして損傷すれば動きも止まる!!!!!)ザシュッ!!!!ザシュッ!!!!!






    ハク「!」ガクンッ!!!!ガクンッ!!!!!!!!







    リヴァイ「」シュルル!!!!ガシッ!!!!!!→関節技







    ハク「!」ギチイッ!!!!ググググググ!!!!!!











    リヴァイ「うおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」ギチイッギィンギチイッ!!!!!グキッ!!!!!→首の骨を折る









    ハク「‥」ビキビキ!!!!!ドスッ!!!!ドスッ!!!!!!!!!








    リヴァイ「‥!」ビシャァ!!!!!!バッ!!!!!!









    ハク「致命傷は避けた‥か」シュウツウウウ!!!!!→回復中







    ハク「素晴らしい‥ただの人間の分際で‥それほどの戦闘能力を誇る‥とは」ムクリ








    リヴァイ(危なかった‥全身から硬質化のトゲを‥オウガの能力に似ている‥)









    ハク「‥」







    リヴァイ「‥お前‥グリシャ・イェーガーとはだういう関係なんだ?」






    ハク「‥それをお前が知ってどうする?」







    リヴァイ「俺たちはグリシャ・イェーガーの痕跡を探しているんだ‥お前は何か知っているはずだ」







    ハク「素直に教えると思うか?」







    ズドオオオオオオオオオオオオオオオオツ!!!!!!!


    ズドドドドドドド!!!!!!!ズドドドドドドド!!!!!!!




    ゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!ゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!!!!ゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!!!!!!!









    ハク「!?」グラッ!!!!







    ハク(!?‥天井が落ちてくるだと‥あの位置は‥)












    ズガガガガガガガガガガガガ!!!!!ズガガガガガガガガガガガガ!!!!!!!!!




    ゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!!ズガガガガガガガガガガガガ!!!!!!!!!!



    ズドオオオオオオオオオオオオオオオオツ!!!!!!!!!!!!!!!






  99. 99 : : 2020/03/22(日) 01:30:26
    リヴァイ「俺たちが無策で挑んで来ると思ったか?」




    ハク「‥これは‥お前らの仕業なのか?」






    リヴァイ「そうだ‥上に大量の爆薬を仕掛けておいた‥」







    ハク「住民を巻き込んだのか?」






    リヴァイ「地下街の上にいた全ての人間には避難命令を出している‥犠牲者はお前のお仲間だけだ」









    ボォッ!!!!!!!!!ボォッ!!!!!!!!ボォッボォッボォッ!!!!!!!!









    ハク「!?」ズサァッ!!!!!!!!








    キュクロ「くそっ!!!!仕留め切れなかったぜ!!!!!」






    エレン「いや‥効いてるさ‥効果はある‥」








    シキシマ「そいつがグリシャ・イェーガーの痕跡で間違いないんだな?」







    リヴァイ「ああ‥コイツはハク・イェーガーと名乗った」






    エレン「‥」







    ジャックス「じゃあ‥全員でやっちまって‥それから吐かせるか」ゴキッ!!!!








    ハク「貴様ら‥分かってるのか‥あっちには俺の仲間もいたが‥住処のなくて仕方なくここに住んでいた者もいた‥」







    リヴァイ「承知の上だ‥」






    ハク「‥何?」












    リヴァイ「‥何かを捨てることが出来なければ何も変えることは出来ない‥人類の勝利のためだからな」








    ハク「この悪魔め‥お前らは正義でも何でもない‥ただの人殺し集団だ!!!!」ズドオオオオオオオオオオオオオオオオツ!!!!!!






    ハク「ぐおっ!!!!おおっ!!!???」ボォッ!!!!!







    シキシマ「もう一回だ!!!ジャックス!!!!」ズドォッ!!!!






    ジャックス「‥」ズドォッ!!!!!








    ハク「」ビュン!!!!!!!!







    シキシマ「ちっ・避けられたか‥」







    ハク「お前らもグリシャ・イェーガーと同じだ‥悪魔の末裔め‥根絶やしにしてやる!!!!」







    エレン「悪魔の末裔‥どういうことだ?俺の親父の何を知っている!?」







    ハク「うるさい!!!うるさい!!!!!黙れ!!!!!!」ドォッ!!!!!









    キュクロ「おらっ!!!!」バキンッ!!!!!!!!






    ハク「ぐっ!!!????」ズサァッ!!!!!!!!








    キュクロ「お前!!!!動きが遅くなってるぞ!!!!!!」バキッ!!!ドゴォン!!!!ドカ!!!!!バキッ!!!!!!







    ハク「ぐっ!!!!があつ!!!!」ドスッ!!!!ドスッ!!!!ドスッ!!!!ドスッ!!!!!→ブレード4本手足に刺さる





    リヴァイ・シキシマ「」スッ







    キュクロ「お前らやるじゃねぇか!!!!」









    ジャックス「お前ら‥雷槍を構えておけよ‥」






    シキシマ「あぁ‥」







    ハク「この!!!!」ギチイッ!!!!!







    リヴァイ「ダメージを受けると硬化が弱まるのは奇行種のゾンビと変わらないようだな」









    ハク「はぁ‥はぁ‥」ドクドク!!!!









    エレン「‥もう一度聞くぞ‥お前は親父の何を知ってるんだ?」







    ハク「‥」







  100. 100 : : 2020/03/23(月) 16:43:05
    ーハク回想シーンー




    グリシャ「はぁ‥はぁ‥」バタン→ドア





    ハク「だ、誰だ!?憲兵団を呼ぶぞ!!!!」






    グリシャ「私は‥お前の‥父親だ」スタスタ






    ハク「は?‥は!?」






    グリシャ「よく聞いてくれるか‥もう時間はない‥早く‥しないと‥いけない‥」スタスタ






    ハク「入って来るんじゃねぇよ!!!俺の父親だと!?俺の父親は俺が小さい頃に交通事故で死んだ!!!!」







    グリシャ「それは嘘だ‥私はここにいるからな‥」







    ハク「何がどうなってるんだ‥」






    グリシャ「あまり長く説明している時間はない‥」





    ハク「何?‥それは‥どういう事だ?」






    グリシャ「もうすぐパンデミックが起こる‥このマリア領域は‥ゾンビに占領されてしまう」






    ハク「ゾンビだと?‥そんなものいるわけ‥」







    ズドオオオオオオオオオオオオオオオオツ!!!!!!!!






    グリシャ・ハク「!?」








    ハク「おい‥なんだよ‥今の音は‥」






    グリシャ「‥人々は不測の事態に大混乱に陥る‥もう何が起こってもおかしくない」






    ハク「何で今頃になって‥俺のところへ来た?‥何でそんなに詳しいんだ?」









    グリシャ「‥私がこの騒動の犯人だ」





    ハク「!」







    グリシャ「‥私は‥たくさん子供を作った‥適合者を探すために‥」







    ハク「な、何を言ってやがる?」





    グリシャ「私は特別な抗体を持っている‥だが‥全ての子供にそれが遺伝するわけじゃない‥」





    グリシャ「‥もう400人以上子供を作ったが‥お前が1番私の血を強く受け継いでる‥」







    ハク「だから‥さっきから何を言ってるか分からないんだよ‥おっさん‥」







    グリシャ「もう後には戻れない!!!こうなってしまった以上お前が必要なんだ!!!!」







    ハク「黙れ!!!!!」






    グリシャ「!」






    ハク「俺は‥テロリストと一緒に‥行くつもりはないぞ‥それにお前の話は信用できない‥」





    ハク「この家から消え失せろ!!!!もう二度と俺には近づくんじゃねぇ!!!!!この外道野郎が!!!!!」







    ゾンビ「」スタスタ






    グリシャ「ま、まずい‥もうここまで‥」








    グリシャ「頼むから来てくれ!!!!先天的な才能はお前が1番なんだ!!!!後天的に力に覚醒する人間もいるがそれは少数なんだ!!!!少しでも可能性のあるお前に全てを託したい!!!!」







    ハク「だから!!!!消えろって」ガシッ!!!!





    ゾンビ「があああああっ!!!!」ガバッ!!!!!!







    グリシャ「ハク!!!!!」








    ハク「なんだコイツら!!!!離せ!!!!どけぇ!!!!!」ジタバタ!!!!









    ゾンビ複数「」ゾロゾロ!!!!!!








    グリシャ(この数は‥まずい‥)ダッ!!!!!!!










    ハク「!」ググググググ!!!!!!









    グリシャ「‥すまない!!!」ダッ!!!!!











  101. 101 : : 2020/03/23(月) 16:48:31
    ーハク回想終了ー





    ハク「‥素直に話すわけないだろ‥俺はお前らも嫌いだ‥」





    ハク「そうやって‥偉そうに‥自分が全て正しいと思っているだろ‥」






    リヴァイ「‥主導権がこっちにある事を忘れるなよ」スチャ!!!!→超硬質ブレード








    キュクロ「!?‥全員離れろ!!!!!!」







    エレン・リヴァイ・シキシマ・ジャックス「!」バッ!!!!!!








    ハク「せいぜいもがいて苦しめ!!!!!」ドォン!!!!!!ズバズバ!!!!!!!









    シキシマ「身体が‥破裂しただと!?」バッ!!!!







    ジャックス「キュクロ‥どうしてわかった?」






    キュクロ「‥同じような事した奴を‥何度も見てきたからな」








    リヴァイ「!」ザザッ!!!!→無線








    ナイル「リヴァイ‥聞こえるか‥」→ザザッ!!!→無線







    リヴァイ「どうした!?ナイルか!?」ザザッ!!!!






    ナイル「パラディ島各地で‥大規模なパンデミックが同時多発的に発生‥」ザザッ!!!







    エレン・キュクロ・リヴァイ・シキシマ・ジャックス「!」







    ナイル「至急応援を‥」プツン!!!







    リヴァイ「おい!!!どうした!?応答しろ!!!!ナイル!?」










    シキシマ「‥どうやら‥ピンチのようだな‥急ぐぞ!!!!」ダッ!!!!







  102. 102 : : 2020/03/25(水) 23:37:46
    ズドドドドドドド!!!!!!!!!!





    エレン・キュクロ・シキシマ・リヴァイ・ジャックス「!?」






    ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!!!!







    エレン「な、なんだこの音は!?」







    キュクロ「どんどん近づいてるぞ!!!!」








    リヴァイ「まさか‥」







    ズドオオオオオオオオオオオオオオオオツ!!!!!!!!!!!!








    シキシマ「‥オウガ」スチャ!!!←超硬質ブレード







    オウガ「‥やはりここだったか。」チラッ









    オウガ「‥ハク・イェーガーは死んだようだな」








    キュクロ「オウガああああぁぁぁぁぉっ!!!!!!」ダッ!!!ジャキン!!!!←超硬質ブレード








    エレン「キュクロ!!!!」ダッ!!!!








    リヴァイ「あの馬鹿共‥」スッ







    ジャックス「エレンとキュクロの援護だ!!!!」ガチャン!!!!←雷槍








    オウガ「」フッ








    エレン・キュクロ「!」スカッ!!!








    エレン「消え‥」





    キュクロ「そこか!!!!!」ブォォン!!!!!ガキンッ!!!!!









    オウガ「‥」ギチギチ!!!←硬質化した腕で防御





    エレン「くっ!!!!」ブォォン!!!!!







    ガシッ!!!!!ガシッ!!!!!!!!









    エレン・キュクロ「!」ググググググ!!!!!←首絞め







    オウガ「遅い‥止まって見えるぞ」ビキビキ!!!!!!!









    シキシマ・ジャックス「」ズドォッ!!!!!!!←雷槍発射









    オウガ「!」ズドドドドドドド!!!!!ズドオオオオオオオオオオオオオオオオツ!!!!!!!!!!








    エレン・キュクロ「!」バッ!!!!!←離れる







    リヴァイ「お前ら!!!大丈夫か!?」







    エレン「はい!!!このくらい!!!!」







    キュクロ「おう!!!オウガの野郎の足元狙ってくれたおかげで俺たちは‥」ドスッ!!!!!←刺さる







    エレン「ぐっ!!!???」ドスッ!!!!!←刺さる









    オウガ「戦闘中に会話とは‥随分と余裕なんだな」ブスリ!!!!←硬質化した腕を抜く






    エレン「この!!!!!」ズドォッ!!!!!!!






    キュクロ「!?」ズドォッ!!!!!!!








    リヴァイ・シキシマ・ジャックス「!」












    リヴァイ(エレンとキュクロの体から‥硬質化物質が発現しただと!?どうなってやがる!!?さっき何かやりやがったのか!?)










    エレン・キュクロ「」ドサッ!!!!!ビチャベチャ!!!!←血










    オウガ「‥ほぅ‥さすがは‥外の世界を何十年も生き延びてきただけはあるな‥」








    キュクロ「ぐぼっ!!!!がはっ!!!!」ビチャビチャ!!!!!!









    オウガ「俺の細胞をこれだけ注入して‥即死しないとはな」









    シキシマ(こいつ‥雷槍を喰らっても‥殆どダメージがない‥)








    ジャックス(動きが予想していた以上に速い‥これはヤバそうだな‥)スッ←無線機











    オウガ「もう分かっていると思うが助けは来ないぞ」





    ジャックス「‥何?」






    オウガ「今‥このパラディ島全土にて大規模なパンデミックが同時多発している。そこら中ゾンビだらけだ」







    オウガ「もはや難民キャンプも兵団も機能していない‥そして王都は先日陥落している」








    シキシマ「‥何が言いたい?」







    オウガ「お前らはもう終わりだと言うことだ‥」ドォッ!!!!!!










    リヴァイ・シキシマ・ジャックス「」ズドォッ!!!!!!←雷槍発射








  103. 103 : : 2020/03/25(水) 23:52:21
    オウガ「」ブワァッ!!!!!!





    シキシマ「くっ!!!!」ブォォン!!!!ガキンッ!!!!!






    オウガ「」ビュン!!!!!






    リヴァイ「」ブォォン!!!!ブン!!!!







    オウガ「」スカッ!!!!!








    ジャックス「くそっ!!!!」ブン!!!ブン!!!!ブン!!!!!!







    オウガ「」フッ!!!!








    リヴァイ「また消えやがった‥」スッ←ブレードを構える








     

    オウガ「やはり俺が万全だと‥勝負にならないな」スッ







    シキシマ「野郎‥舐めやがって」









    キュクロ「がはっ!!!!」ドサッ!!!!!!!








    ジャックス「キュクロ!!!!おい!!!しっかりしろ!!!!」







    キュクロ「」ドクドク←血








    オウガ「当然の結果だ‥俺の細胞を人間が注入し続ければ‥細胞はその変貌の速度に耐えきれなくなり‥やがて絶命する。それが特別種だとしてもだ」








    リヴァイ「前はそんな事出来なかっただろ‥」






    オウガ「話を聞いていなかったのか?俺はお前らと初めて遭遇した時から既に疲労困憊の状態だった」






    シキシマ「‥何故だ?」





    オウガ「この大規模なパンデミックを起こす準備をしていた‥それに力を大幅に使って消耗していた。」





    オウガ「だが‥ここに来る前に‥エネルギーを補給したんだ‥おかげで絶好調だ」ニヤリ









    リヴァイ「てめぇ‥」






    シキシマ「なるほど‥それがお前の本気と言うことか‥」






    オウガ「その通りだ。見て分かる通りだが‥あらゆる面で以前とは比べものにならん。お前らのそのブレードと雷槍では俺の身体には傷一つつけられん」







    リヴァイ「確かに異常に頑丈のようだが‥全身が硬質化でガチガチなら‥そんなに速く動けないだろ?弱点は同じだ」








    オウガ「ふっ‥今の俺は再生速度も上がっている‥傷を負った瞬間から再生する。そしてお前らの攻撃など当たらん」








    ジャックス「それはどうだろうな!!!!!」ダッ!!!!!!







    シキシマ・リヴァイ「」ダッ!!!!!!










    オウガ「いいぞ!!!燃えろ!!!!!その調子だ!!!!!」






    オウガ「人類最強クラスの兵士が3人!!!!最終決戦で俺と戦う役者にはピッタリだ!!!!ここで決着をつけてやる!!!!」ビュン!!!!!!!!!








    リヴァイ「くっ!!!!」ガキンッ!!!!ガキンッ!!!!







    シキシマ「ちっ!!!」ガキンッ!!!!ガキンッ!!!!!ガキンッ!!!!!!







    ジャックス「!」ドゴォン!!!!!!←オウガの蹴り








    オウガ「隙だらけだ!!!!」ドォッ!!!!!←強い踏み込み









    リヴァイ・シキシマ「!」ガキンッ!!!!ガキンッ!!!!ガキンッ!!!!!ガキンッ!!!!!!←ブレードで防御







    オウガ「ハッハッハッハッ!!!!!楽しいな!!!!!楽しいな!!!!!」←硬質化した拳で攻撃







  104. 104 : : 2020/03/26(木) 00:05:06
    リヴァイ(重い‥片腕だから余計にそう感じる!!!!強く握ってないとすぐに‥)ガキンッ!!!!ガキンッ!!!!ガキンッ!!!!!






    オウガ「どうした!?リヴァイ!!!!力が弱いぞ!!!!!」バキン!!!!!←ブレード折る







    リヴァイ「!」バキッン!!!!!!!←蹴り飛ばされる









    シキシマ「リヴァイ!!!!!!」ガキンッ!!!!ガキンッ!!!!!








    オウガ「タイマン勝負だな!!!!!ハッハッハッハッ!!!!!!」ブン!!!ブン!!!!!ガン!!!!!!!






    シキシマ(は、速い!!!!気のせいか知らんが残像のようなものが見える!!!!)ガキンッ!!!!ガキンッ!!!!!ガキンッ!!!!!







    ジャックス「兵士長を舐めるなっ!!!!」ダッ!!!!!ブオオオオオ!!!!!!






    オウガ「おっと‥」フッ





    シキシマ「くそっ!!!‥またか」








    ジャックス「!」ガキンッ!!!!!







    オウガ「素晴らしい反応速度だ!!!!だがそれがいつまで保つかな!?」ブン!!!!ブン!!!!!!








    ジャックス「」ガキンッ!!!!ギィン!!!!ガキンッ!!!!!!







    シキシマ「くっ!!!!」ガキンッ!!!!ガキンッ!!!!!ガキンッ!!!!!!











    オウガ「必死だな!!!!辛そうだな!!!!だがそれでいい!!!!」ビュン!!!!ビュン!!!!ビュン!!!!←高速移動






    シキシマ・ジャックス「!」スッ







    オウガ「生物は追い詰められるほど強くなるからな!!!!全力を出し切ってくれ!!!!
    」ブオオオオオ!!!!!!!バキッン!!!!!!!







    シキシマ「‥!」バラバラ!!!!←ブレードが粉砕される








    オウガ「シキシマ‥お前はよくがんばった‥もう眠れ」ドスッ!!!!!







    シキシマ「がっ!!!!」ドクドク←血







    ジャックス「この野郎が!!!!」ブン!!!!!!








    オウガ「」フッ!!!!!









    シキシマ「!」ガクンッ!!!!!








    オウガ「遅かったな‥ジャックス・アッカーマン。もうそいつは死ぬ」








    リヴァイ「‥」ムクリ!!!ダッ!!!!!!









    オウガ「!」フッ!!!!!







    リヴァイ「ちっ!!!」スカッ!!!







    リヴァイ「シキシマ!!!!大丈夫だ!!!!!!!」







    ジャックス「リヴァイ?‥何を‥」






    リヴァイ「オウガ‥お前前に言ったよな?」







    リヴァイ「俺は特別種になれる資格があるって‥」






    オウガ「‥」








    シキシマ「‥」ムクリ!!!←立つ







    リヴァイ「なぁに‥簡単な話さ‥てめぇ如きの細胞なんかで俺たちは死なない」ニヤリ








    シキシマ「言われてみれば‥腹の痛み以外は‥何ともないな‥」











    オウガ(ここまでドーピングにもウイルスにも頼らず強くなっただけある‥細胞破壊が通じてないな‥)








  105. 105 : : 2020/03/26(木) 00:16:06
    オウガ「これは検討外れだったな‥だがそれがどうした?お前らが俺に勝てないのは変わらないぞ!!!!!」ドォッ!!!!!←強い踏み込み







    リヴァイ「来るぞ!!!!シキシマてめぇは止血をしろ!!!!」ダッ!!!!






    リヴァイ「その間は俺とジャックスで引き受ける!!!!!」ガキンッ!!!!ガキンッ!!!!







    ジャックス「おおおっ!!!!」ガキンッ!!!!ガキンッ!!!!!ガキンッ!!!!!








    シキシマ「すまない!!!!!」スッ!!!←医療箱











    オウガ「細胞破壊が効かないなら!!!俺が直接お前らをズタズタにしてやる!!!!!」ブン!!!!ガン!!!ガン!!!!!









    リヴァイ・ジャックス「」ガキンッ!!!!ガキンッ!!!!ガキンッ!!!!ガキンッ!!!!!








    リヴァイ(コイツの攻撃を真正面から受けてはブレードがすぐに折れる‥受け流すんだ!!!!!)ガキンッ!!!!!ガキンッ!!!!!ガキンッ!!!!!!!!








    ジャックス「ぐっ!!!!」ガキンッ!!!!ガキンッ!!!!!ガキンッ!!!!!!









    シキシマ(急げ!!!1人抜ければその分他の奴の負担は増える!!!!これ以上リヴァイとジャックスに迷惑はかけられない!!!!)ズキンッ!!!!!









    オウガ(リヴァイ‥隻腕で‥目も片方潰れているのに‥ここまでやるとは‥信じられん)ブオオオオオ!!!!!!!







    リヴァイ「ふっ!!!!おおお!!!!」ギィイイイン!!!!!!ガキンッ!!!!!!








    ジャックス「!」ガキンッ!!!!!









    キュクロ「捕まえた!!!捕まえだぞおおおお!!!!オウガ!!!!!」ガシッ!!!!←羽交い締め









    オウガ「!‥貴様‥まだ生きていたのか」ググググググ!!!!!!!←抵抗






    キュクロ「離れろ!!!!」ググググググ!!!!!!←抑えつけている







    リヴァイ・ジャックス「」バッ!!!!!←離れる










    オウガ「この!!!!死ね!!!!」ドスッ!!!!!







    キュクロ「!?」ブシャァ!!!!!!








    キュクロ「」ガシッ!!!!!←腕を掴む






    オウガ「!」ググググググ!!!!!!!








    キュクロ「黙れ‥てめえが死ぬまで‥俺は死なねぇよ!!!!!」ボォッ!!!!!!!!←血の発火能力








    オウガ「!」ボォッ!!!!!!!←炎上












    キュクロ「今だ!!!!雷槍の攻撃を集中させろ!!!!!」ググググググ!!!!!ボォッ!!!!!←身体中を発火させながらオウガの腕を掴んでいる








    オウガ「‥!」ググググググ!!!!!!←抵抗











    リヴァイ・ジャックス「」ズドォッ!!!!!!!!←雷槍発射




















    ズドオオオオオオオオオオオオオオオオツ!!!!!!!!!!!



    ズドオオオオオオオオオオオオオオオオツ!!!!!!!!!!!










  106. 106 : : 2020/03/26(木) 10:53:30
    オウガ「ぐっ‥」ガクンッ!!!!!ブシュウウウウウウウウウウウウウウウウウ






    リヴァイ「やっと有効なダメージを与えられたな」ガチャン!!!←雷槍下ろす





    シキシマ「だが雷槍の残弾数は少ない‥これからはもっと慎重に戦う必要がある」ガチャン!!!!






    ジャックス(さっきはキュクロが隙を作ってくれたが‥)







    ジャックス「おい‥シキシマ‥傷は?」





    シキシマ「何とか止血はしたが‥軽傷ではないな」スッ








    リヴァイ「そうか‥あまり無理はするなよ。この後にゾンビとの戦闘も控えているからな」








    オウガ「貴様ら‥まだ俺に勝つつもりでいるのか?」ブシュ!!!!!







    リヴァイ(もう回復しやがったか‥)スチャ!!!←ブレード








    オウガ(再生阻害に硬質化を弱体化させる‥発火能力‥キュクロ‥最期まで厄介な奴だった)









    シキシマ「当たり前だ。負けるつもりで戦う奴なんていると思っているのか?」スチャ!!!←ブレード





    オウガ「‥」ボロボロ!!!!←硬質化崩れる




    ジャックス「それにお前は弱っているじゃないか?硬質化はどうした?もう全身を覆う事が出来なくなったんだろ?」






    オウガ「ふっ!!!!ぐおおおおおおおおお!!!!」ビキビキビキ!!!!!←硬質化によりブレードを2本生成








    リヴァイ「‥」









    オウガ「問題ない‥」ドォッ!!!!!!









    ジャックス「来るぞ!!!!」スチャ!!!←ブレード









    オウガ「」ダン!!!!!!ゴォ!!!!←跳躍








    シキシマ「‥!」クルッ!!







    オウガ「」スタッ!!!←高い場所








  107. 107 : : 2020/03/26(木) 11:06:43
    リヴァイ「」ドォン!!!ドォン!!!!←マグナム





    オウガ「」ドシュ!!!ドシュ!!!←着弾





    リヴァイ(やはりマグナムの弾ですら小さ過ぎてダメだ‥やはりブレードや爆薬で面積を根こそぎえぐり取るか‥雷槍や硫酸弾などの特殊な武器じゃないと)ドォン!!!ドォン!!!!






    オウガ「」ズキッ!!!!ゴキッ!!!!←身体を変形






    リヴァイ(奴には有効なダメージを与えられない‥)ドォン!!!!ドォン!!!!







    ジャックス「この降りてこい!!!!卑怯者め!!!!」ドォン!!!ドォン!!!!









    オウガ「人間は不自由だな‥」ゴキゴキゴキッ!!!!!パカッ!!!!








    シキシマ「体から触手を2本‥先端には口のようなものが‥」







    ズドォッ!!!!ズドォッ!!!ズドォッ!!!!ズドォッ!!!







    リヴァイ・シキシマ・ジャックス「」バッ!!!ダッ!!!!←避けて走る









    オウガ「いいぞ!!!!そうやって醜く逃げ回れ!!!!」ズドォッ!!!ズドォッ!!!!←2本ある触手の先端部の口から発射









    シキシマ(地面が溶けている!?これはグレネードランチャーの硫酸弾よりも‥強い酸性‥)バッ!!!!






    ジャックス「くっ!!!!」ドォン!!!ドォン!!!!←マグナム







    オウガ「‥」ドォッ!!!!!!!←跳躍








    ジャックス「!?」ドスッ!!!!ブシャァ!!!!!!!←血








    リヴァイ「ジャックス!!!!」ジャキン!!!!←ブレード







    ジャックス「来るな!!!!お前ら!!!!」ガシッ!!!!!







    オウガ「!」ググググググ!!!!!!






    ジャックス「死ね‥オウガ!!!!」ガチン!!!!←雷槍








    ズドオオオオオオオオオオオオオオオオツ!!!!!!!!!!










    シキシマ「ジャックス!!!!!!」












  108. 108 : : 2020/03/26(木) 11:17:26
    オウガ「‥」ズズズ!!!!←再生





    リヴァイ「‥」ジャキン!!!






    オウガ「本当に自爆が好きな奴らだな‥まぁ‥そうでもしないと‥俺とまともに戦えないから‥な」スゥ!!!←再生完了










    シキシマ(再生が速い‥やはりさっきはキュクロの力で再生が遅かったのか‥)スチャ!!!←ブレード









    オウガ「これで‥残りは2人か」ゴキッ!!!!








    オウガ「」ボトッ!!!ボドッ!!!!←触手を自ら分断








    リヴァイ(何故‥触手を切り離した‥)









    オウガ「」スッ!!!←硬質化で生成したブレード2本







    オウガ「もうお前ら2人だけだ‥しかも負傷して体力も消耗している」






    オウガ「雷槍を俺に直撃させる隙はもう与えない‥」ドォン!!!!!!!ダッ!!!!!










    シキシマ・リヴァイ「!」ガキンッ!!!ガキンッ!!!!ガキンッ!!!!ガキンッ!!!!!!←ブレードで激しい攻防










    オウガ「!」ザシュッ!!!!ザシュッ!!!!!ベチャ!!!!←血








    リヴァイ「!」ガキンッ!!!!ガキンッ!!!!!







    オウガ「お前らの斬撃は瞬きする間に再生する‥」ブオオオオオオオオオオオ!!!!!!








    リヴァイ・シキシマ「!?」ガキンッ!!!!!ギィイイイン!!!!!!







    オウガ「俺の方がパワーもスピードも上だ!!!!!」ゴォ!!!!!!









    シキシマ「!」バキッン!!!!バラバラ!!!!!←ブレード折れる






    リヴァイ「ぐっぬっ!!!!」ガキンッ!!!!ギィイイイン!!!!!!←受け流す









    オウガ「」シュ!!!!!メキッ!!!!!←蹴り








    シキシマ「!?」ドォオォォ!!!!!!←吹っ飛ばされる










    ガシャン!!!!!!ドサッ!!!!









    リヴァイ「この!!!!」ブン!!!ブン!!!!!








    オウガ「」フッ!!!!!!










    リヴァイ「!」キョロキョロ!!!!キョロ!!!!










    オウガ「全く‥しぶといな‥まだ生きているとは‥」






    リヴァイ「!‥シキシマ!!!!」








    シキシマ「ごはっ!!!‥」ベチャ!!!←吐血










    オウガ「待っていろシキシマ・アッカーマン。リヴァイ・アッカーマンを殺したらすぐに楽にしてやる」ドォン!!!!!!!ダッ!!!!!










    リヴァイ「‥!」スチャ!!!!←ブレード







  109. 109 : : 2020/03/27(金) 09:47:35
    オウガ「」ビキビキビキ!!!!!←硬質化




    リヴァイ(硬質化で造ったブレードをさらに強度を高めたか‥)ガキンッ!!!!ギィン!!!!






    オウガ「今にも死にそうだな!!!!リヴァイ!!!!」ブン!!!!ブン!!!!ブン!!!!!






    リヴァイ「」ダッ!!!!ギィン!!!!ガキンッ!!!!!







    オウガ(くそっ!!!何故だ!?こんな死にかけの片腕の人間を‥仕留められない!!!)ブン!!!!!






    リヴァイ「」ガキンッ!!!!!!








    リヴァイ(やはり‥防御に専念すれば‥1人でも戦えるな)ガキンッ!!!!ガキンッ!!!!!







    オウガ「この!!!!とっととくだばれ!!!!!」ブオオオオオ!!!!!!









    リヴァイ「」ビュン!!!!!!!







    オウガ「くそっ!!!どうなってやがる!!!!」







    リヴァイ「簡単な話だ‥俺は人間の中では力も強く、喧嘩も誰にも負けた事はなかった」





    リヴァイ「だから‥昔は力技に頼った動きが多かった。だが‥それだと自分よりも格上の相手には勝てない」





    リヴァイ「だから俺は自分より強い力を受け流す技を開発した」




    オウガ「技‥だと?」





    リヴァイ「あぁ。奇行種の中には3メートルを軽く超える奴もいたからな」





    リヴァイ「そいつらは‥良い実験台になったぜ」






    オウガ「技‥技だと!?そんなものでこの俺と渡り合ってるというのか!?」ザシュッ!!!!ザシュッ!!!!!







    オウガ「!」バッ!!!!







    シキシマ「‥」スチャ!!!!










    オウガ「貴様!!!!!」ブオオオオオ!!!!!←触手









    シキシマ「!?」ドスッ!!!!!








    オウガ「今度こそ終わりだな!!!!!」ザシュッ!!!!!!





    オウガ「なっ!?」ブシャァ!!!!←血








    リヴァイ「ふん!!!!」ザシュッ!!!!!







    オウガ「くっ‥」フッ!!!!!









    リヴァイ(さすがにこの最高速度にはついていけない‥だが‥)ダッ!!!!!








    オウガ「!」ガキンッ!!!!!!






    リヴァイ「おおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」ブオオオオオ!!!!!







    オウガ「ぐっ!!!!」ズサァッ!!!!!!






    リヴァイ「遅くなってるな‥それに有る程度行動パターンが読めてきた」スチャ←ブレード







    オウガ「それは‥俺も同じこと‥」






    シキシマ「同じじゃねぇよ。お前は1人。俺たちは2人だ」






    リヴァイ「あぁ‥こっちの方が攻撃と防御のバリエーションがたくさんあるんだよ」







    リヴァイ「次は今までとは違うパターンの動きでお前を翻弄し‥殺してやる」









    オウガ「まだわからないのか?お前らの斬撃は効かない‥」ビチャ!!!






    オウガ「!」ジュウウウ!!!!







    シキシマ「やっと気付いたか‥傷をだんだん修復出来なくなってるじゃないか」










    オウガ(ここに来るまでに兵団支部をいくつか壊滅させてきたからな‥人間を食ってエネルギーをたくさん補給出来たとはいえ‥コイツらにもダメージを与えられて‥蓄積している)










    オウガ「‥次で決めてやる」







    シキシマ「それはこっちの台詞だ!!!!!!」ダッ!!!!!!






  110. 110 : : 2020/04/02(木) 00:23:22
    オウガ「!?」ザシュッ!!!!ザシュッ!!!!!!ザシュッ!!!!!




    リヴァイ・シキシマ「うおおおおおおおおお!!!!!」ガキンッ!!!!ガキンッ!!!!!






    オウガ(一気に攻めてきたか‥それにしてもこれは想定外だ)ザシュッ!!!!ザシュッ!!!!!!







    シキシマ「行けるぞ!!!!!一気に終わらせてやる!!!!!!」ガキンッ!!!!ガキンッ!!!!!!!






    リヴァイ「あぁ!!!!」ガキンッ!!!!!ガキンッ!!!!!!








    オウガ(このシキシマって男‥普通の人間ならば既に死んでいてもおかしくはない‥それなのにまだこれだけの戦いができるとは‥)ザシュッ!!!!!!









    リヴァイ「ぐおっ!!!!」ガキンッ!!!!!







    オウガ(それにコイツも‥コイツも異常だ‥これほど小柄なのに‥このパワー‥)ザシュッ!!!!!!









    リヴァイ「トドメだ!!!!!!」ザシュッ!!!!!!!!







    オウガ「」ブシャァ!!!!!!





    リヴァイ「首を斬り落としたぞ!!!!」ズサァッ!!!!





    シキシマ「まだだ!!!!身体を切り刻め!!!!奴が再生しなくなるまでだ!!!!」ブオオオオオ!!!!!!








    オウガ(あぁ‥負けるのか‥この俺が‥ただの人間如きに‥)ザシュッ!!!!!ザシュッ!!!!!








    リヴァイ「あああああ!!!!!」ブシャァ!!!!!







    シキシマ「!?」ドクン!!!!








    オウガ(そしてお前らも死ぬ‥弱ってきたから俺の細胞破壊の血に抵抗する事が出来なくなったな)ガクンッ!!!!!








    リヴァイ「がはっ!!!!」ブシャァ!!!!!!








    オウガ「‥相討ち‥それも良し‥」ブシャァ!!!!!!!







    シキシマ「この‥野郎‥が‥」ドサッ!!!!







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power

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