このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
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「戦慄の訓練兵団」●番外編●
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- 1 : 2019/10/25(金) 23:45:52 :
- アルミン「ん‥ここは?」
エレン「おう‥起きたか‥アルミン」
アルミン「え、エレン!?」
アルミン「ここは‥一体‥どこなんだ?」
エレン「ここは座標だ。ユミルの民の記憶が密集している限られた人間しか到達出来ない空間だ」
アルミン「座標‥ここが‥」
アルミン「あの大きな木みたいなのが‥記憶の塊なのかい?」
エレン「そうだ‥」
エレン「あの木には触れない方がいいぞ」
アルミン「‥何で?」
エレン「後悔することになるぞ」
アルミン「そう‥」
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- 2 : 2019/10/25(金) 23:52:10 :
- アルミン「君がここに居るって事は‥ライナーに負けたの?」
エレン「いや‥ライナーには勝ったさ」
アルミン「‥じゃあ何で‥ここにいるの?」
エレン「飛行船の爆撃で死んだからだ」
アルミン「‥なるほど」
エレン「まぁ‥もう終わった話だ‥どうでも良いけどな」
アルミン「ねぇ‥エレン」
エレン「なんだ?」
アルミン「僕のやった事は‥間違っていたのかな?」
エレン「いや‥そんな事ねぇよ」
アルミン「‥え?」
エレン「不純な動機があったとしても、お前はエルディアが生き残るために色々考えてくれていたよな?」
アルミン「うん‥」
エレン「やり方は置いといて‥お前のやった事を否定して良い奴なんていねぇよ」
エレン「全てを1人で抱え込んで‥辛かったよな?」
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- 3 : 2019/10/25(金) 23:57:54 :
- アルミン「うん‥」
エレン「もう何も言うなよ‥」
エレン「あとは楽になろうぜ」
アルミン「楽になる?」
エレン「死んだユミルの民はあそこの木と同化するんだ」
アルミン「‥同化‥」
エレン「あぁ‥同化したことがないから分からないが‥凪のような快楽を得ることが出来るみたいだ‥」
アルミン「ねぇ‥エレン‥何で僕はここに来れたのかな?」
エレン「ん?」
アルミン「君は始祖の力を持っているから‥って言う明確な理由があるけど‥僕は」
エレン「お前は‥俺以外で唯一の巨人能力者だからじゃないのか?」
アルミン「‥そうか‥君はライナーも取り込んだのか?」
エレン「‥あぁ」
アルミン「いや‥それでも‥」
エレン「まぁまぁ‥難しい事を考えるなよ。ここに来れて良かったじゃないか?」
アルミン「そうだね‥あのさ」
エレン「‥なんだ?」
アルミン「僕たち‥もう一度やり直せるかな?」
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- 4 : 2019/10/26(土) 09:58:09 :
- エレン「お前‥本気で言ってるのか?」
アルミン「うん‥僕は本気だよ‥」
エレン「あの木に接触すれば‥やり直せるかもしれない‥」
アルミン「本当!?」
エレン「あぁ‥ただまたあの地獄に‥戻ることになるんだぞ?」
エレン「分かっているのか?」
アルミン「‥僕たちはこのままだと同化するって言っていたよね?」
エレン「あぁ」
アルミン「凪のような快楽を得ることが出来るって」
エレン「あぁ‥俺たちユミルの民にとって‥天国のようなものだろうな」
アルミン「天国か‥でも自由じゃないんだよね?」
エレン「あぁ‥全てのユミルの民と精神が融合するからな‥集合生命体となる‥自分の意識すら‥ないのかもしれない‥」
アルミン「‥やっぱりね‥僕はもう決めているよ」
エレン「‥」
アルミン「僕は天国の奴隷より」
アルミン「地獄で自分で自由を手に入れてやる!!」
エレン「!」
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- 5 : 2019/10/26(土) 10:49:38 :
- エレン「そうか‥本気なんだな」
アルミン「うん‥」
エレン「お前が行くなら‥俺も行く」
アルミン「!」
-
- 6 : 2019/10/26(土) 12:53:16 :
- アルミン「エレン‥」
エレン「お前は1人で抱え込んで‥失敗した」
エレン「今度は俺も側にいる‥お前1人にはさせないぜ」
アルミン「ごめん‥ありがとう」
エレン「親友として当然の事だ。それより急ぐぞ」スタスタ
アルミン「どこに行くの?」
エレン「あの木に一緒に触るぞ」スタスタ
アルミン「そうすれば‥やり直せるの?」
エレン「あぁ‥たぶんな」スタスタ
エレン「どうなるかは分からないが‥今の俺たちにはあの木だけが頼りだ」スタスタ
アルミン「わかった‥」スタスタ
-
- 7 : 2019/10/26(土) 12:58:25 :
- ー訓練兵団 立体機動訓練所ー
アルミン「エレン‥」
エレン「あぁ‥戻ってきたな」
アルミン「ここは‥訓練兵団の施設?」
エレン「なら今の俺たちは‥訓練兵団の時代に戻って来たのか?」
アルミン「そうなんじゃないかな?」
キース「貴様ら何をやっている!?」
エレン「キース教官!?」
キース「今は訓練中だぞ?貴様らサボっていると言うことは、それだけ余裕があるって事か?」
アルミン「申し訳ありません‥すぐに訓練を再開します!」パシュ!!
エレン「お、おい!!待てよ!!」パシュ!!
キース(いつもよりアルレルトの動きにキレがある‥)
キース(短期間でここまで成長するものか?‥)
キース(確かに他の訓練兵より努力はしていたが‥)
-
- 8 : 2019/10/26(土) 13:08:58 :
- ー訓練終了後 食堂ー
ミカサ「エレン、アルミン!」スタスタ
エレン「!」
アルミン「ミカサ‥」
ミカサ「立体機動の訓練の時‥あなた方を見かけなかったけど‥まさかサボっていたの?」
エレン「」ダキッ!!
ミカサ「!!!!!!!??????」
エレン「ごめんな‥心配かけて‥安心しろ。サボっていたわけじゃない」
ミカサ「」ポカーン
エレン「どうした?ミカサ?」
ミカサ「はっ!?いや、何でもない‥」
エレン「そうか?」
ミカサ「ねぇ‥2人とも身長伸びた?」
エレン「は?」
ミカサ「だって‥私とエレンは同じくらいだったはず‥」
ミカサ「アルミンは私より小さかったのに‥今のアルミンはあんまり私と変わらない」
エレン「ははっ‥成長期だからな」アセッ
アルミン「うん‥そうだね!」
ミカサ「でも1日でそんなに急激に成長するのはおかしいのでは?」
エレン「そ、そんな事ないと思うぞ」
アルミン「そうだよ。気にしすぎだよミカサ!」
ミカサ「そう‥だろうか?」
エレン「おい‥アルミン‥どう言う事だ?」ボソ
アルミン「たぶん‥19歳くらいの身体でこの世に転生したんだ」ボソ
エレン「なるほど‥そういう事か」ボソ
アルミン(あれ‥何か違和感が‥何だろう?)
ミカサ「2人ともコソコソ何を話しているの?」
エレン「いや、何でもねぇよ。ただお前が可愛いって話をしていたんだ」アセッ
ミカサ「!‥そ、それは嬉しい」
アルミン(ミカサが嬉しそうだ‥まぁ当たり前か‥そしてそろそろ‥)
ジャン「ふざけんなよてめぇ!!!」ガタッ
エレン「ん?なんだ?ジャンか」
ジャン「食堂で見せつけてるんじゃねぇよ!!!羨ましい!!!」
アルミン「やっぱりこうなるか‥」
ミカサ「どういう事?」
アルミン「‥君のせいだよ」
ミカサ「?」
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- 9 : 2019/10/26(土) 14:49:17 :
- エレン「まぁまぁ落ち着けよジャン」
エレン「ミカサは諦めろ。お前には無理だ」
ジャン「な、何だと!?」ブォーン!!!
エレン「」パシッ→ジャンのパンチを受け止める
ジャン「なっー」ドゴォン!!!!!
全員「!?」
エレン「あ、あれ?」
ジャン「」ドンガラガッシャン!!!!
エレン「‥あれ?」
アルミン「エレン‥今の君は力があり過ぎるんだよ‥もっと手加減しないとダメだよ」ボソ
エレン「悪い‥そうだったな」ボソ
アニ「」ジー
ライナー「エレンの奴‥急に強くなりやがったな。なぁアニ?」
アニ「そうだね‥」
ライナー「お前より強いんじゃないか?」
ベルトルト「ら、ライナー!」
アニ「さぁ‥どうだろうね?」
マルコ「ジャン!大丈夫かい!?」
ジャン「」ピクピク
エレン「わりぃなマルコ。手伝うぜ」
マルコ「あぁすまない。取り敢えずジャンを医務室まで運ぼう」ガシッ
エレン「いや‥俺が運ぶ」ヒョイッ
ジャン「」プラーン
マルコ「エレン‥」
エレン「大丈夫だマルコ。ジャンに危害を加えたりはしねぇよ。さっきのは勢いつけ過ぎただけだ」
エレン「それに先に殴って来たのはジャンだからな」
マルコ「分かった‥ジャンを任せたよ」
エレン「おう!」
アルミン「エレン‥」
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- 10 : 2019/10/26(土) 15:02:26 :
- ー1時間後 医務室ー
ジャン「」パチッ
エレン「やっと起きたか」
ジャン「エレン‥」ギロ
エレン「そう睨むなよ。俺が気絶したお前を医務室まで送ってやったんだぜ?」
エレン「しかも律儀なことにお前が目覚めるまで待っててやったんだぞ」
ジャン「‥どういう風の吹き回しだ?」
エレン「お前はミカサと仲の良い俺に嫉妬してるから絡んで来るんだろ?」
ジャン「!」
エレン「つまりお前は別に俺が嫌いなわけじゃない」
ジャン「馬鹿言え!!ミカサの事なんて関係なしにお前なんて嫌いだ!!!」
エレン「そうなのか?俺はお前の事好きだけどな」
ジャン「は?」
エレン「言葉の通りだ。別に皮肉を言ったわけじゃねぇよ」
ジャン「‥気持ち悪い奴だな」
エレン「まぁそう言うなよ。」
エレン「俺に対して感情ばかり発散させてもミカサは振り向いてくれないぜ?」
ジャン「うるせぇよ‥余計なお世話だ」
エレン「まぁ‥お前も年頃だからな。多感な時期だ。色々と難しいんだろうけどよ」
ジャン「‥お前‥マジでどうした?」
エレン「ジャン。言いたいことは言っておいた方がいいぞ」
ジャン「‥あ?」
エレン「あの時言えば良かったなんて通用しないからな」
エレン「もうすぐ難しい決断に迫られる」
エレン「だがお前ならきっと正解に辿り着ける。お前は現状を正しく認識できる能力に長けているからな」
ジャン「‥さっきから何が言いたいんだ?」
エレン「ま、大人になれって事だ」スタスタ
ジャン「‥?」
ジャン「アイツ‥急にどうしたんだ?」
ジャン「アイツがあんな調子だと‥調子狂うぜ」
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- 11 : 2019/10/26(土) 15:02:28 :
- ー1時間後 医務室ー
ジャン「」パチッ
エレン「やっと起きたか」
ジャン「エレン‥」ギロ
エレン「そう睨むなよ。俺が気絶したお前を医務室まで送ってやったんだぜ?」
エレン「しかも律儀なことにお前が目覚めるまで待っててやったんだぞ」
ジャン「‥どういう風の吹き回しだ?」
エレン「お前はミカサと仲の良い俺に嫉妬してるから絡んで来るんだろ?」
ジャン「!」
エレン「つまりお前は別に俺が嫌いなわけじゃない」
ジャン「馬鹿言え!!ミカサの事なんて関係なしにお前なんて嫌いだ!!!」
エレン「そうなのか?俺はお前の事好きだけどな」
ジャン「は?」
エレン「言葉の通りだ。別に皮肉を言ったわけじゃねぇよ」
ジャン「‥気持ち悪い奴だな」
エレン「まぁそう言うなよ。」
エレン「俺に対して感情ばかり発散させてもミカサは振り向いてくれないぜ?」
ジャン「うるせぇよ‥余計なお世話だ」
エレン「まぁ‥お前も年頃だからな。多感な時期だ。色々と難しいんだろうけどよ」
ジャン「‥お前‥マジでどうした?」
エレン「ジャン。言いたいことは言っておいた方がいいぞ」
ジャン「‥あ?」
エレン「あの時言えば良かったなんて通用しないからな」
エレン「もうすぐ難しい決断に迫られる」
エレン「だがお前ならきっと正解に辿り着ける。お前は現状を正しく認識できる能力に長けているからな」
ジャン「‥さっきから何が言いたいんだ?」
エレン「ま、大人になれって事だ」スタスタ
ジャン「‥?」
ジャン「アイツ‥急にどうしたんだ?」
ジャン「アイツがあんな調子だと‥調子狂うぜ」
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- 12 : 2019/10/26(土) 19:22:55 :
- ー就寝前 訓練兵団施設 倉庫裏ー
アルミン「‥よし‥ここなら誰も居ないから大丈夫だろう」
エレン「これからどうする?」
アルミン「‥アニ、ライナー、ベルトルトは殺そう」
エレン「当たり前だ。アイツらは生かしてはおかない。だがどうやって殺す?」
アルミン「麻酔銃を使おう」
エレン「なるほど‥それから殺せばいいのか」
アルミン「うん。下手に攻撃すると巨人化させてしまうかもしれないからね」
エレン「まずは誰からにする?」
アルミン「ライナーからにしよう。適当な理由で裏山まで呼び出して麻酔銃を使って眠らせる」
アルミン「そして鎧の力を奪う」
エレン「‥だが巨人化薬はないぞ?どうする?」
アルミン「ロッドレイスが大量に持っていた。それを奪う」
エレン「あぁ‥そう言えば‥アイツ結構持っていたよな」
エレン「なら先にロッドの所へ行くのか?」
アルミン「そうだね」
エレン「なら王政もついでに潰しておくか?」
アルミン「いや‥王政はまだ潰さない。頃合いを見てから、巨人の力を使って一気に潰す」
エレン「分かった‥なら早速行くか」
アルミン「そうだね‥善は急げだ」
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- 13 : 2019/10/26(土) 19:29:19 :
- ーレイス家 地下空間礼拝堂ー
ロッド「ぐっ‥」
エレン「これで巨人化薬は全部か?」
ロッド「あぁ‥頼むから命だけは‥」
エレン「思ったよりも多いなアルミン」
アルミン「うん。これなら大丈夫そうだね」
ロッド「お、お願いだ‥助けて」
エレン「黙れ」ガシッ!
ロッド「ガッ!?」
エレン「」ビリビリビリビリビリビリ
ロッド「」ドサッ
アルミン「念のため頭を撃ち抜いておこう」ドォッ!!
ロッド「」ドシュ!!
エレン「これでユミルの13年の呪いは解いた。」
アルミン「あぁ‥そして巨人化能力を得るリスクは無くなった」
エレン「だが‥ロッドを拉致する時に‥かなり騒ぎになっちまったな」
アルミン「でもいいじゃないか?殆どの人間は殺したし」
エレン「だが一番厄介なケニー・アッカーマンがいなかった」
アルミン「まぁね。ただ顔も見られてないし、ほかの対人制圧部隊は殆ど殺したから大丈夫だと思うよ」
エレン「それもそうか」
アルミン「よし‥さっさと戻るよ」
エレン「了解だ」ガリッ
カァッ!!ズドオオオオオオオオオオオオオオオオツ!!!
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- 14 : 2019/10/26(土) 19:36:15 :
- ー翌日の午前訓練前ー
キース「それで?‥貴様らは何故訓練に遅れたんだ?」
エレン「すみません」
アルミン「申し訳ありません」
キース「理由は?」
エレン「夜遅くまで自主訓練していて‥寝坊しました」
アルミン「昨日から僕たちの訓練成績が良くなったのはキース教官もご存知ですよね?」
キース「あぁ‥」
キース「確かに貴様らは昨日から飛躍的に訓練成績が向上した。しかし、自主訓練をするのも良いが、肝心な集団訓練を疎かにしてはいけないぞ」
エレン「はい‥」
キース「まぁいい。貴様らの成績に免じて今回は許す。だが、次遅れたら死ぬまで走ってもらうぞ」
アルミン「了解です。」
アルミン(上手くいったな‥僕たちが19歳の身体で転生したのが役にたった)
アルミン(おかげで訓練に遅れた口実を作ることが出来た)
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- 15 : 2019/10/26(土) 19:40:10 :
- ーその日の夜ー
ライナー「おいおい‥何でこんな所まで来なければ行けないんだ?」スタスタ
アルミン「大事な話をするためだよ」スタスタ
ライナー「明日休みだからいいけどよ‥もうこの辺でいいだろう」スタスタ
エレン「そうだな‥ここなら誰にも見られないだろうしな」
ライナー「‥どう言う意味だ?」ドシュ!!
アルミン「ごめんね‥君の鎧の力は僕が引き継ぐよ」ニヤリ
ライナー「‥くっ‥これは‥」ドサッ!!
エレン「意外とスムーズにやれたな」
アルミン「あぁ‥エレン。巨人化してライナーを食べるから離れていてよ」プスッ!
エレン「あぁ」パシュ!!
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- 16 : 2019/10/26(土) 19:48:34 :
- アルミン「」ブシュ!!!
エレン「アルミン‥気分はどうだ?」
アルミン「うん‥いい感じだ。鎧の力を感じるよ」スタッ
エレン「これでお前も巨人能力者になれたな」
アルミン「あぁ。しかもタフな鎧の力を手に入れたのは良かった。」
エレン「次はどうする?」
アルミン「ベルトルトとアニを同時に倒して君が2人の力を受け継ぐんだ」
エレン「俺が?」
アルミン「あぁ‥始祖を持つ君こそが多くの巨人の力を手に入れるべきだ」
エレン「じゃあ‥お前は鎧の力だけでいいのか?」
アルミン「当然さ‥それに鎧の力さえあれば十分だよ」
エレン「分かった‥そう言えば‥ユミルはどうする?」
アルミン「暫くは泳がせておこう」
エレン「どう言う事だ?」
アルミン「僕たちは明日、ベルトルトとアニと戦う」
エレン「!‥麻酔銃は使わないのか?」
アルミン「あぁ‥わざと巨人化して戦ってユミルがどう動くか観察する」
アルミン「彼女が自分の意思で味方になってくれたら心強いからね」
アルミン「ただし向こうにつくなら殺す。それでいいだろ?」
エレン「ああ。そうだな。」
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- 17 : 2019/10/26(土) 19:56:59 :
- ー翌日(休日) 裏山奥ー
ベルトルト「ねぇ!本当にここでライナーの死体があるの!?」パシュ!!
エレン「あぁ!昨日俺とアルミンで立体機動の自主訓練をしていた時に見つけたんだ!!」パシュ!!
アニ「」パシュ!!
アルミン「もうすぐだ!!」パシュ!!
エレン「!ここだ!ここにライナーの死体があったんだ!」スタッ
アニ「‥どこにもないけど?」
ベルトルト「ねぇ‥本当にここにあったの?」ドシュ!!
ベルトルト「え‥」ドサッ
アニ「!?」
エレン「」ガリッ!!
エレン進撃「ウオオオオオオオオオオオオオオッ!!!」ガシッ!!
ベルトルト「」バキバキバキバキバキバキ
アニ「ベルトルト!!」ドォッ!!
アニ「!?」ガシャン
アルミン「これで君は立体機動を使えない」→ピストル、ガチャ
アニ「‥あ、あんた達‥何者なの?」
アルミン「答えるつもりはないよ」
アルミン「ちなみにライナーはエレンが食った」
アニ「‥だろうね」
アニ「‥まさか始祖の巨人?」
アルミン「さぁ‥どうだろうね?ただエレンは複数の巨人の力をもっている」
アニ「そう‥まさか‥アンタ達と戦う事になるとはね」ガリッ
ズドオオオオオオオオオオオオオオオオツ
アニ女「‥」ドシン!!
アルミン「エレン!なるべく派手に戦ってくれよ!!」
エレン進撃「ウオオオオオオオオオオオオオオッ!!」ダッダッダッダッダッダッダッダッ
アニ女「きぃああああああああああああ!!」ダッダッダッダッダッダッダッ
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- 18 : 2019/10/26(土) 20:07:39 :
- ー20分後ー
アニ女「はぁ‥はぁ‥はぁ」
エレン進撃「」スッ
アルミン「へぇー!アニ!意外としぶといね!!ハッキリ言って今のエレン相手にここまでやるとは思わなかったよ!!」
アニ女「あああえええええ!!」ドォッ!!!
アルミン「ハッハッハッ!!危ないなー!!もしかして怒った!!」パシュ!!!
アニ(アルミン‥こんなに俊敏な動きは出来なかったはず‥)
アニ(それに‥この私がエレン相手に防戦一方とはね‥この2人‥今まで実力を隠していたの?)
アニ(いや‥とてもそうは見えなかった‥2日前からエレンとアルミンの外見も変わっている)
アニ(何があったのかは知らないけど‥変化があったのは間違い無いね)
アルミン「エレン!!僕も鎧の巨人になって戦うよ!!」ガリッ
アニ(はっ?)
アルミン鎧「ウオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!」
アルミン鎧「あ、驚いたかな〜?ライナーを食べたのは僕でした★」
アルミン鎧「さっきは嘘ついてごめんね★」
アニ(ふざけやがって‥ここまで私がコケにされるとはね‥)
アニ(でも‥悔しいけど‥私じゃこの2人には勝てない‥一旦逃げて‥体勢を立て直すか)ダッ!!
エレン進撃「」ダッダッダッダッダッダッダッ
アニ女「!?」ガシッ!!
アルミン鎧「ナイスダッシュだエレン!!僕がアニを押さえつけてあげるから、君はアニを美味しく食べてね★★」
アニ女「や、やめてぇ!!!!!」ジタバタ
アルミン鎧「普段はクールなアニがこんなに喚くとはね★」ググググ
アルミン鎧「面白くなって来たね★でもアニはエレンのパワーアップの材料になってもらうよ★」ググググ
アニ女「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」ジタバタジタバタジタバタジタバタジタバタジタバタ
バキバキバキバキバキバキバキバキバキバキバキババキバキバキバキバキバキバキバキバキ
ゴクンッ!!!!!!!!
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- 19 : 2019/10/26(土) 20:13:43 :
- キース「今日の昼ごろに裏山の木が数多く倒されているのを確認した」
キース「‥原因は不明だ」
訓練兵「」ザワザワ
ユミル(まさか‥巨人同士が戦ったのか‥)
クリスタ「ユミル?」
ユミル「ん‥わりぃ‥何でもねぇよ」
キース「それからブラウン、フーバー、レオンハートの3名がが昨日から行方不明になっている」
キース「裏山の件と関連性があるかは分からんが、何か心当たりがある者がいたら情報提供をしてくれ」
キース「どんな些細な事でもいい。以上だ」
訓練兵「」ザワザワ
ジャン(つまり教官達も何が起きたか全く分かって無いって事か)
ジャン(エレンの奴が2日前に意味深な事を言っていたが‥まさかな‥)
-
- 20 : 2019/10/26(土) 20:17:56 :
- ー休日の夜 就寝前ー
ユミル「‥お前ら2人がこんな時間に私を呼び出すとはな」
アルミン「ごめんね。急に呼び出して」
ユミル「訓練なら私はやらないぞ。ただでさえ日頃の訓練で疲れているからな」
エレン「いや自主訓練に誘いたいわけじゃない」
ユミル「は?違うのか?」
ユミル「ならお前ら2人で私に夜這いでもするつもりか?」
ユミル「悪いが私の身体はクリスタ専用なんだ。女なら他をあたってくれ」
エレン「‥ユミル‥お前気付いているだろ?」
ユミル「‥何の話だ?」
アルミン「しらを切るつもりかい?」
アルミン「君だって分かっているはずだ。それに僕とエレンは君の正体を知っている」
ユミル「‥」
-
- 21 : 2019/10/26(土) 21:16:13 :
- ユミル「じゃあ‥お前らのどっちかが巨人の力を持っているのか?」
エレン「俺が進撃、始祖、超大型、女型の4つ」
アルミン「僕は鎧だけだ」
ユミル(2人ともか‥なら隙をついたとしても‥いや、そもそもコイツら相手に隙なんてつけるか?)
アルミン「考え事かい?」
ユミル「あぁ‥まぁな‥さっきから気になっていたんだが‥その大きな黒い袋はなんだ?」
エレン「ん?何でもねぇよ。気にするなよ」
アルミン「全ては話せないけど‥僕らはこのパラディ島を守りたいと思っている」
アルミン「今の僕たちは全てを知っている。だからこの絶望的な状況に置かれている僕らの運命を変えることだって出来る」
エレン「お前にも協力してもらいたいんだ」
ユミル「私がか?」
アルミン「あぁ‥僕たちに協力すれば世界を打ち滅ぼす事が出来る。」
アルミン「君の守りたいクリスタも救えるんだよ」ニヤリ
ユミル(コイツ‥こんな顔する奴だったか‥)
ユミル(確かに‥今のコイツらなら何かやってくれそうな気はする‥)
ユミル「いいや、断る」
アルミン「何故だい?」
ユミル「お前らが全てを知っていたとしても‥世界を滅ぼす事が出来るとは思えない」
ユミル「それに今のお前らからは邪悪なものを感じる」
エレン「俺たちが邪悪だと?」
アルミン「エレン‥仕方ない。彼女を仲間にするのは諦めよう」
エレン「まぁ‥そんな都合よくいくとは思ってなかったしな」ビリッ
ユミル「はっ‥私の巨人は9つの巨人の中でも1番素早い」
ユミル「それに顎の牙と爪は鎧や水晶体すら破壊する。」
ユミル「いくらお前らでも‥そう簡単には‥」ビリッ
ユミル(身体が動かない?‥何故だ?)ビリッ
アルミン「ハッハッハッ!!!!!」
ユミル「‥な、何が‥おかしい?」
-
- 22 : 2019/10/26(土) 21:25:13 :
- エレン「俺は今の始祖の力を使える」
ユミル「‥じゃあ‥私に金縛りをかけているのか?」
エレン「そう言う事だ。」
ユミル「‥あり得ない‥お前は王家の人間じゃない‥だから始祖の真価を発揮できないだろ?」
エレン「確かに王家の血を継ぐユミルの民じゃないと、始祖の真価を発揮できない」
エレン「だがそれにはカラクリがあるんだぜ」
ユミル「カラクリだと!?」
アルミン「王家の人間じゃなくても、始祖の力を発揮できる方法が存在するんだ」
ユミル「馬鹿な‥そんなの嘘に決まってる!!!!」
エレン「じゃあ何故お前は動けない?それは俺が金縛りをかけているからだ。現実を認めろよ哀れなるユミルの民よ」
ユミル「くっ‥お前‥本当にエレンか?‥雰囲気が‥」
エレン「あぁ‥今の俺は今までの俺じゃない。巨人の力を複数取り込んでパワーに満ち溢れている」ニヤリ
ユミル(完全に頭のネジがぶっ飛んでやがる‥)
アルミン「始祖の力を発揮するには、王家の人間に触れていればいい」
ユミル「王家の人間に触れる?‥おい‥まさか!?」
アルミン「そう、この大きな黒い袋の中身は‥クリスタさ」ニヤリ
クリスタ「」バサッ
ユミル「クリスタ!?逃げろ!!!」
エレン「無駄だ。クリスタには意識がない」
ユミル「てめぇらふざけるのもいい加減にしろ!!!」
エレン「口を閉じろ。お前だって俺たちの立場が分かるはずだろ?」
ユミル「ちっ‥」
アルミン「悪いけど君はエレンに食べられる」
ユミル「‥」
エレン「じゃあなユミル」ガリッ
カァッ!!!ズドオオオオオオオオオオオオオオオオツ!!!!!!
-
- 23 : 2019/10/26(土) 21:35:23 :
- ー翌日の朝ー
キース「おい‥それは本当なのか?」
クリスタ「はい‥昨日から‥ユミルの姿が‥」
キース「‥憲兵団に4人の捜索を要請する‥今日の訓練は中止だ」
キース「こうも連続で行方不明者が出るとは‥何かあったのか?」スタスタ
エレン「アルミン‥憲兵団が来るのはマズイんじゃないか?」
アルミン「あぁ‥エレン‥ここにいる訓練兵から4人の記憶を消してくれ」
エレン「了解だ」スタスタ
フロック「は?お前ら何の話をしているんだ?」
アルミン「君には関係のない事だよ。黙ってろよ」
フロック「な、何だと!?」ドスッ
フロック「」ドサッ
訓練兵「な!?フロックがアルミンに刺されたぞ!?」
アルミン「エレン‥もういいや。この訓練兵団施設にいる人間を殺して」
アルミン「もうここにいる人間には用はないからね。あ、クリスタは殺さないでね」
エレン「おう」ガシッ
クリスタ「な、何をするの!?」
エレン「安心しろ。お前は殺さないからよ」ビリッ!!!
訓練兵「」ドサッ
クリスタ「」ドサッ
エレン「まぁお前は意識を永久に失わせたから‥死んだようなもんか」ニヤリ
ミカサ「え、エレン‥これは一体どう言う事?」
アルミン「エレン‥ミカサに全て見せてあげなよ」
エレン「あぁ‥だがミカサはアッカーマンだぞ?記憶を見せることは出来るのか?」
アルミン「支配は出来ないけど、アッカーマンの人間にも記憶を見せてあげる事は出来ると思うよ」
エレン「そうだな‥物は試しって言うし、やってみるか」
アルミン「さぁやるんだエレン」
ミカサ「!」ビリッ!!
-
- 24 : 2019/10/26(土) 21:37:27 :
- ミカサ「‥」
アルミン「ミカサ‥思い出したかい?」
ミカサ「えぇ‥」
ミカサ「全て思い出した‥まさか‥新しい人生を送る事が出来るとは‥」
エレン「これも始祖ユミルの力だ」
エレン「お前ら行くぞ」
ミカサ「行くって‥どこへ?」
エレン「今度は王政を潰す」ニヤリ
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- 25 : 2019/10/27(日) 11:02:24 :
- ー翌日の夜 王都ミッドラスー
エレン進撃「」ブシュ!!!
ケニー「化け物め‥」
エレン「化け物はアンタの方だよ」スタッ
エレン「アンタが対人立体機動装置ではなく、対巨人立体機動装置を使っていれば‥勝負は分からなかった」
アルミン「まぁ鎧の巨人である僕にはブレードによる斬撃も砲撃も効かないから」
アルミン「消耗戦に持ち込めば僕の勝ちになりますけどね。こればかりは武器の問題です」ニヤリ
ミカサ「‥」
ケニー「てめぇら‥一体何者なんだ?」
エレン「俺たちはこの世界における悲劇を全て知る者です」
ケニー「何を言ってるんだ?」
アルミン「ケニー・アッカーマンさん。貴方は世界を盤上ごとひっくり返すのが夢でしたよね?」
ケニー「‥何故それを?」
ケニー「そして何故俺のフルネームを知っている?」
ミカサ「私もアッカーマンです。私達は全てを知っているんです」
ケニー「‥ならシガンシナにいた分家のアッカーマンか‥」
ケニー「全てって‥どう言う事だ?」
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- 26 : 2019/10/27(日) 11:12:52 :
- エレン「言葉の通りです」
エレン「そして俺は始祖の継承者です。始祖の力を自由に扱う事が出来ます」
ケニー「それはありえない‥お前は王家の人間じゃない‥」
エレン「では何故貴方や王族以外の人間が突然死したのでしょうか?」
ケニー「‥お前らの仕業だって言うのか?」
エレン「こちらをご覧ください」
クリスタ「」バサッ
ケニー「ロッドの隠し子‥」
エレン「はい。王家の人間じゃなくても、王家の人間に触れていれば始祖の力を自由に扱う事が出来るんですよ」
ケニー「‥」
アルミン「僕たちは貴方を勧誘したいんです。僕たちの目的も世界を盤上ごとひっくり返す事ですから」ニッコリ
ケニー「‥断ったら?」
エレン「貴方は始祖の操作も効かない。そしてリヴァイさん並みの脅威になるので、断ったら死んでもらいます」
ケニー「俺をあのチビと一緒にするなよ‥俺はあのチビより強い」
アルミン「さて、あまり時間は取りたくありません」
アルミン「どうしますか?」
ケニー「‥分かったよ‥協力すればいいんだろ」ムクリ
アルミン「ありがとうございます」ニヤリ
ケニー「で?これからどうするんだ?」
エレン「まずはシーナの人間を皆殺しにします」ニヤリ
ケニー「‥何故だ?」
アルミン「シーナの人間は僕たち内地外の人間の苦労を知りません。1番安全な内地で今までぬくぬく生活していた」
エレン「よってシーナの人間は24時間苦しみながら死んでいただきます」ビリッ
ケニー「‥何をした?」
エレン「大昔に流行した未知の病をシーナの人間だけに発症させました。今頃シーナの人間は苦しみながら、自分達の無能さを実感しているでしょう」
ケニー「‥」
アルミン「さて‥そろそろ行きましょうか」
ケニー「どこへだ?」
アルミン「貴方の可愛い教え子に会いに行くんですよ」ニヤリ
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- 27 : 2019/10/27(日) 12:53:26 :
- ー調査兵団 本部 団長室ー
リヴァイ「入るぞエルヴィン」ガチャ
エルヴィン「」シーン
リヴァイ「エルヴィン?どうした?」
ハンジ「」シーン
ミケ「」シーン
リヴァイ「お前ら‥大丈夫か?」
エレン「ご心配なくただ動きを封じてるだけです。ちゃんと生きていますよ」スタスタ
リヴァイ「‥誰だ?お前らは?」
アルミン「敵ではありません。僕たちはあなた方調査兵団の味方です」ニッコリ
リヴァイ「‥」
ミカサ「‥」
リヴァイ「‥これはお前らの仕業なのか?」
エレン「えぇ‥俺の始祖の力でここの人間は貴方以外動きを封じてるんですよ」
リヴァイ「‥何を言ってるかわからねぇなぁ‥」
エレン「そうですよね。いきなり誰かも分からない人間が分からないことを言っても信じてもらえませんよね」
エレン「なら貴方の知っている方をお呼びしましょうか」
リヴァイ「‥何だと?」
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- 28 : 2019/10/27(日) 12:56:16 :
- ケニー「よぁ‥リヴァイ。大きくなったか?」スタスタ
リヴァイ「ケニー!?」
ケニー「お、お前もあんまり変わってねぇな」
リヴァイ「お前ら‥一体何者だ?」
エレン「良いでしょう‥ここにいる調査兵団の方々には世界の歴史‥すなわち何故我々壁内人類がこのような状況になっているのか‥」
エレン「教えてあげますよ」ビリッ
リヴァイ「!?」ビリッ!!
-
- 29 : 2019/10/27(日) 13:02:43 :
- リヴァイ「‥俺は‥俺たちは生き返ったのか?」
アルミン「生き返ったというより‥違う世界で転生したと言った方が正しいでしょう」
リヴァイ「‥転生?」
アルミン「僕たちの元々いた世界とこの世界は似てはいますが、違う世界です」
アルミン「だからこそ‥元々いた世界で起きた惨劇を防ぐ事が出来るのです」
リヴァイ「シーナの人間や王政を滅ぼし‥訓練兵団を潰したのが正しいと思っているのか?」
アルミン「必要な犠牲に過ぎません」
アルミン「僕たちの邪魔をする人間は全て排除します」
リヴァイ「はっ‥綺麗事言ってる場合じゃねぇよな」
リヴァイ「マーレに勝てる算段はあるのか?」
エレン「マーレのレベリオ収容区の人間を大型巨人に変異させて、マーレを蹂躙させたあと」
エレン「他の国へと移動させます」
エレン「それからシーナ以外の壁の中の巨人も地ならしをして、世界へと向かわせます」
リヴァイ「だが‥前の世界では失敗したよな?」
エレン「えぇ‥だから今度は俺とアルミンも直接世界を滅ぼしに行きます」ニヤリ
リヴァイ「なるほど‥いいだろう。調査兵団も手を貸してやる」
アルミン「ありがとうございます」ニヤリ
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- 30 : 2019/10/27(日) 13:06:47 :
- それから僕たちは10年という歳月をかけて
憎きマーレと諸外国を攻撃して世界を滅ぼした
世界連合の人間は全て土へと還り
もう誰も僕らを脅かす事は出来ない
僕らユミルの民はやっと自由を取り戻した
そして僕らはパラディ島に新生エルディア帝国を
創り上げて理想の国家を誕生させた
僕たちは成功した
敵を打ち滅ぼし
それぞれの夢を叶えて人生を全うしたのだから
だが‥それから260年後
新生エルディア帝国では内乱が起きて
自滅の道を辿ったのはまた別の話である
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- 31 : 2019/10/27(日) 13:08:08 :
- 人間は争いを止める事はできない
人間は争いを求めると同時に
平和も求めている
その矛盾の連鎖を断ち切らない限り
同じ過ちを繰り返し
歴史は凄惨なものしか生まれない
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