このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
この作品はオリジナルキャラクターを含みます。
この作品は執筆を終了しています。
夕陽に照らされながら二人愛を誓い 翼が重なる
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- 1 : 2019/10/21(月) 00:22:48 :
- 夕日に照らされながら二人愛を誓い
翼が重なるの終盤編の前編です
エレクリです
前編です↓
http://www.ssnote.net/archives/81314
中編です↓
http://www.ssnote.net/archives/81315
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- 2 : 2019/10/21(月) 05:19:03 :
- 上官トリオチーム
上官7「とりあえずどこ向かうか」スタスタ
上官8「まぁゆっくり考えようぜ?まだ50分あるしな」スタスタ
チームにひとつ時計を所持
上官9「そうだなーとりあえず歩くか?」
上官7「まぁ…どこでもいいぞ」スタスタ
上官8「じゃあここに向かうか」地図を見る
上官9「おう」
上官9「って言うかさ…なんか喋ろよ?」
監視上官「…キース教官に私語はあんまりするなって言われてるもんだから…」
上官7「なるほど…」
上官8「それはしょうがないな」
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チーム イェーガー
エレン「よし!タオルよし!時計よし!地図良し!準備完了!」スタスタ
ライナー「気合い入ってんな」スタスタ
ユミル「気合い入りすぎて鬱陶しい」スタスタ
エレン「ユミル!気合を入れろ!もうすぐで戦いは始まるんだぞ!」
ライナー「そうだな」
ユミル「めんどくせぇ」
ライナー「班長どこ行くんだ?」
エレン「待ってろ…えーと…」
ユミル「…どこにいくんだ?」
エレン「…地図読めねー」
ユミル「…」
ライナー「…マジか…」
ユミル「おい!しっかりしろよ!」
エレン「だって…まだ地図の見方教えて貰ってないだろ!」
ユミル「…地図は教わるもんなのか?」
ライナー「…いや」
エレン「え?違うのか?」
ユミル「…普通わかるだろ」
エレン「いや…わかんねぇ」
ライナー「…エレン…俺が地図を持とう」
エレン「悪いなライナー」
ライナー「…構わん」
ユミル「…大丈夫かよ…」
ライナー「とりあえずここに向かおう」地図を見る
ユミル「後ろついてく」スタスタ
エレン「わかった」スタスタ
ユミル「…」(クリスタはこのバカのどこが良いんだよ…)
ユミル 「…」(でもコイツのお陰でクリスタは心から笑える様になった…それは事実だ…)
ユミル 「…」(…本当にこれで良かったのか…納得してんのか…私は…)
ユミル 「…」(…くそ…)
____________________
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- 3 : 2019/10/21(月) 05:19:34 :
- チーム アルレルト
アルミン「二人とも準備はいい?」
クリスタ「うん」
アニ「…ええ」
アルミン「それじゃあ…とりあえずここに向かおう」地図を見る
クリスタ「うん」スタスタ
アニ「…」スタスタ
アニ「…」(やっぱりおかしい…)
アニ「…」(教官はいつもチーム決めはバランスよくやる筈…)
アニ「…」(クリスタとアルミンが一緒になんかならないはず…今までがそうだった…確かに今のクリスタは私と特訓したからちょっとは強いけど…教官は特別訓練所に行ってたからそんなことは知らないはず…まさか…教官にもアルミンは騙したってわけ?でも…そもそもサバイバル訓練をするってこと自体今日の朝知ったんだ…知ってるわけないはずなのに…)
アニ「…」
アルミン「…」(どうしよう…ネックレスあれからポケットに入れたままだ…どこかで捨てるしかないかな…でも今は無理だ…とりあえず落とさないようにしなきゃ…)
クリスタ「…」スタスタ
アルミン「みんな大丈夫?」
クリスタ「うん!大丈夫だよ」
アニ「…ええ」
____________________
チーム キルシュタイン
ジャン「とりあえず寝場所探すか」
サシャ「そんなことより!食料です!」
ジャン「寝場所!」
サシャ「食料ですー!」
マルコ「とりあえずここに行こう?」地図を見る
ジャン「わかった」スタスタ
サシャ「お腹すきました」スタスタ
マルコ「そうだね…朝ご飯食べてないもんね」スタスタ
サシャ「力が出ません」スタスタ
ジャン「…わかった!ここについたら食料調達な!」
サシャ「やったーです!」
ジャン「疲れる野郎だ…」
マルコ「そんな事言わないの…協力しないとね」
ジャン「分かってるよ」
____________________
チーム アッカーマン
ミカサ「…」スタスタスタスタ
ミーナ「…ミカサ」
ミカサ「…なに?」
ミーナ「ちょっと早いよ」
コニー「…ミカサはえーよ」ハァ
ミカサ「別に早くない」
ミカサ「これが私のペース」
ミーナ「…」
コニー「つーかどこいくんだ?」
ミカサ「…ここに向かう」地図を見る
コニー「そうなのか?わかった!」
ミカサ「コニー…」
コニー「なんだ?」
ミカサ「この話コレで3回目」
コニー「あれ?そうなのか?」
ミカサ「…」スタスタ
ミーナ「…」スタスタ (ミカサは強いから一緒になれて嬉しいけど…ただただ会話が無くて少し気難しい。コニーは…頭が悪いし…大丈夫かな?このチーム)
コニー「…」ファー あくび
____________________
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- 4 : 2019/10/21(月) 05:20:22 :
- チーム フーバー
ベルトルト「…準備はいい?」
モブ男1「おう!」
モブ男2「おう!」
ベルトルト「うん…じゃあまずは…ここに向かおうか」地図を見る
男1「おう!」
男2「おう!」
ベルトルト「…うん」スタスタ
男1「ピクニック気分だなー」スタスタ
男2「楽しいなー」スタスタ
ベルトルト「…」(もういや…)
____________________
戦闘開始まで残り20分
チーム 上官トリオ
上官7「よし!ついたな」
上官8「とりあえず川の近くで拠点みつけようぜ」
上官9「そうだな」
上官7「残りは…20分か」
上官8「そういえば誰にも会ってないな」
上官9「確かに…みんな違うところに行ったんじゃねぇ?」
上官7「…わからん」
上官7「とりあえず拠点が先だな」
上官8「そうだな!」
____________________
チーム イェーガー
ライナー「よし!とりあえず目的地には着いたな」
エレン「おお!そうか!」
ユミル「大丈夫か?」
エレン「なにがだ?」
ユミル「ここに来るまで結構なチームと会ったけど…」
エレン「来たら来たで倒せばいいんだ!問題ない!」
ライナー「だな」
ユミル「ほほー頼りになるな」
エレン「ライナーどうする?」
ライナー「まぁ…まずは拠点見つけなきゃな」
エレン「わかった!」
____________________
チーム アルレルト
アルミン「休憩しよ?」ハァハァ
アニ「…まだ行けるでしょ?」
アルミン「…疲れたよ…クリスタも疲れたでしょ?」
クリスタ「ううん」
アルミン「そ、そう…わかった行こう」スタスタ
アニ「…」スタスタ
____________________
チーム キルシュタイン
ジャン「まだか?マルコ」スタスタ
マルコ「えっとー…後ちょっと」
サシャ「まずは食料調達です!」
ジャン「まずは休めるところだろ!」
サシャ「じゃあこうしましょ?」
マルコ「なに?」
サシャ「ジャンとマルコは2人で拠点を探してください!私は食料調達しに行きます」
ジャン「それだと…拠点を見つけたとしてもどこに俺らがいるか分からねぇだろ?」
サシャ「大丈夫です!ジャン達の匂い覚えておきましたので!」
ジャン「…そういえばお前の嗅覚は異常なぐらい鋭いよな」
サシャ「はい!もっと褒めてください」
ジャン「…わかった…じゃあサシャの考えで行こう」
マルコ「そうだね」
サシャ「はい!ありがとうございます!」
サシャ「それでは行ってきます」ダッダッ
ジャン「マルコ!俺らは探すぞ」
マルコ「うん!」
____________________
チーム アッカーマン
ミカサ「拠点はここでいい?」
ミーナ「うん!」
コニー「良いところだな」
ミカサ「とりあえず…なんか狩りにいく」スタスタ
ミーナ「私達はどうすればいい?」
ミカサ「…とりあえず火をつけてて欲しい」
ミーナ「わかった」
ミカサ「すぐに帰るから…よろしく」スタスタ
コニー「火なんかつけて大丈夫か?」
コニー「場所バレるだろ」
ミーナ「大丈夫だよ!ミカサがいるから」
コニー「そうだよな!ミカサに喧嘩売る奴なんかいないもんな」
ミーナ「うん!」
コニー「これは優勝だな」
ミーナ「とりあえず火をつけよう」
____________________
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- 5 : 2019/10/21(月) 05:20:59 :
- チーム フーバー
ベルトルト「目的地には着いた!」
男1「どうする?」
男2「どうする?」
ベルトルト「…えっと川の近くでの拠点探そ?」
男1「わかった!」
男2「わかった!」
ベルトルト「…」(なにこれ?二人とも兄弟なの?)
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1時間が経とうとして
キース教官「そろそろ1時間経つな…開始の照明弾でも撃つか」カチャカチャ
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チーム 上官トリオ
上官7「まだ見つからんな」スタスタ
上官8「そうだなー」スタスタ
上官9「何チームかは通りかかったけどな…」スタスタ
上官7「川の近くにはついたけどなー」スタスタ
上官8「とりあえず水飲もうぜ?」スタスタ
上官7「そうだな」スタスタ
見張り上官「そろそろ1時間経つ」
上官9「マジか!楽しみだぜ」
上官8「誰でもかかって来い!って感じだな」
上官7「だな!」
____________________
チーム イェーガー
エレン「見つかんねぇな」スタスタ
ライナー「そうだな」スタスタ
ユミル「ちょっと休憩しようぜ」
エレン「そうだな」
ライナー「結構歩いたしな」
ユミル「ありがとよ」
エレン「そろそろ一時間立つな」
ライナー「そうだな…とりあえずは拠点を探す…まぁもし戦闘になったら倒すまでだ」
エレン「わかった!」
ユミル「へいへい」
____________________
チーム アルレルト
アルミン「ダメだ」ハァハァハァ
アルミン「休憩しよ」
アニ「わかったよ」
クリスタ「そうだね」
アルミン「ごめんね」
クリスタ「ううん!大丈夫だよ!」
アルミン「…」(僕だけか…疲れてるの…足引っ張ることしちゃってる)
アルミン「…もう少しで一時間経つよ」
アニ「…そう」
アルミン「…僕もしっかり戦うから!」
アニ「それは当たり前…リーダーなんだから」
アルミン「…う、うん」
____________________
チーム キルシュタイン
ジャン「ここでいいか」
マルコ「そうだね…雨降っても大丈夫そうだしね…」
ジャン「明日はこの場所に居れるか分からねぇけどな…」
マルコ「そうだね」
ジャン「…火でもつけるか?」
マルコ「…でもバレる」
ジャン「そうかもしれねーけど」
マルコ「…サシャを待つ?」
ジャン「待つか」
マルコ「わかった」
マルコ「…そろそろ時間だよ」
ジャン「そうなのか!…なんか緊張してきたな」
マルコ「僕もだよ」
____________________
チーム アッカーマン
ミーナ「…」ハァハァ
コニー「…」ハァハァ
ミーナ「やっと火が…ついた」
コニー「疲れたー」
ミーナ「でも温かいね」
コニー「そうだな!」
ミカサ「おまたせ」スタスタ
コニー「おう…ってなんだ!そのデッカイの!」
ミカサ「イノシシ」
ミーナ「…でもそんな形してたっけ?」
ミカサ「安心して川でナイフで食べれない部位は削いだから」
1チームナイフ1本動物などで使うため貰ってます
コニー「そういうことな」
ミカサ「じゃあ焼くよ」
ミーナ「…うん」
コニー 「早く喰いてぇー」
ミカサ「…」
____________________
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- 6 : 2019/10/21(月) 05:21:45 :
- 16チーム フーバー
ベルトルト「とりあえず今日はここでいいかな?」
男1「いいよ!」
男2「ここなら雨降っても大丈夫そうかな?」
ベルトルト「そうだね」
男1「食料調達しにでもいく?」
ベルトルト「うん!」
男2「よーし!行こう」
ベルトルト「うん」
ベルトルト「でも気をつけるんだよ?もう少しで1時間経つから」
男1「そうなのか?」
男2「外に出たくない」ビクビク
ベルトルト「大丈夫!僕がいるから」
男1「まあ…3位がいれば大丈夫だな」
男2「そうだな!」
ベルトルト「その言い方なんか嫌だなぁ…」
____________________
キース教官「3.2.1」バシュン
照明弾を撃つ
キース教官「楽しみだ」
失礼します
キース教官「うん?これは久しぶりだな」
お久しぶりです!今回のサバイバルが凄いって聞いたので…来ました
キース教官「つばさからか?」
はい。そうです
キース教官「でもいいのか?お前がここにいて…」
大丈夫です。今日はもう終わったので。
キース教官「そうか…リヴァイはどうだ?」
彼は大丈夫です…立派に任務をこなしてます
優秀ですよ…
キース教官「そうか」
お酒でも持ってきましたけど…どうです?
キース教官「良かろう…これは?」
つばさが作ってくれました
キース教官「やっぱり…つばさの作る酒はとても綺麗な透明だな」
キース教官「乾杯だエルヴィン」
エルヴィン「はい」
カチン
キース教官「…」ゴクゴク
エルヴィン「…」ゴクゴク
キース教官「…うまい」
エルヴィン「そうですね」
エルヴィン「キース教官」
キース教官「なんだ?」
エルヴィン「訓練所の上官もこの背後取りサバイバルに参加してると?」
キース教官「そうだ」
エルヴィン「それはなぜ?」
キース教官「まだ訓練兵達は戦いに慣れてない…だから経験者である上官を出したんだ…」
エルヴィン「それでは…全員負けてしまいますよ」
キース教官「元々それの予定だ…ただ思ってるようには行かないのが戦場だ…いつ何が起きるか誰にも分からん…結果は分からんものだ…」ゴクゴク
エルヴィン「…そうですね」ゴクゴク
キース教官「それに訓練に行かせた上官…アイツらはまだまだヒヨッコだからな…もっと訓練させなきゃな」
エルヴィン「…気に入ってるんですね?」
キース教官「…そういうことかもな」
キース教官「私はアイツらに鬼になれッて言った」
エルヴィン「…それはどういう?」
キース教官「小さい頃鬼ごっこってのをやったことあるか?」
エルヴィン「はい」
キース教官「奴らには鬼になって…全員倒してこいって言っといた」
エルヴィン「そうですか…」
キース教官「直ぐに照明弾があがる」
エルヴィン「楽しみですね」ゴクゴク
キース教官「…だな」ゴクゴク
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- 7 : 2019/10/21(月) 05:23:11 :
- チーム 上官トリオ
上官7「ついに一時間たったな」
上官8「とりあえず片っ端から倒しに行くか」
上官9「そうだな!キース教官にも狩りまくれって言われてるしな」
上官7「さっきあそこにいたチームを倒すか?」
上官8「そうするか…」ダッダッ
上官9「さぁ…動くか」ダッダッ
上官7「後で食料調達だな」ダッダッ
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チーム イェーガー
エレン「始まったな」
ライナー「そうだな…」
ユミル「お二人さん…私を助けてくれよ?」
エレン「もちろんだ!3人生き延びて優勝するぞ!」
ライナー「そうだな!」
ユミル「…」
ユミル「よし!拠点を探すぞ」
エレン「お?やる気になったか?」
ユミル「そうだな」
ライナー「よし!俺について来い」
エレン「ああ!」
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チーム アルレルト
アルミン「照明弾…山からか…キース教官かな」
アニ「なんでもいいよ…クリスタ気を抜いてはいけないよ?」
クリスタ「うん!」
アルミン「僕も頑張るよ」
アニ「…どーも…とりあえず拠点だね」
アルミン「う…うん」
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チーム キルシュタイン
ジャン「ついに始まったか」
マルコ「生きのびよう」
ジャン「今んとこ上官達とミカサとアルミンと死に急ぎに会わなきゃ大丈夫だろ」(ミカサに会いに行けないってのが辛いぜ)
マルコ「そうだね」
ジャン「…サシャはいつくるんだよ!」
サシャ「はい!呼びましたか!」ヒョコ
ジャンマルコ「うお!?」
ジャン「びっくりしたな」
マルコ「う…うん」
ジャン「お前?食料は?」
サシャ「ありますよ?こっち来てください」スタスタ
ジャン「…」スタスタ
マルコ「…」スタスタ
サシャ「これです!」
ジャン「鹿か!」
マルコ「す…凄いね」
ジャン「よく仕留めたな」
サシャ「こういうのは慣れてますから…重いんで運んでください」
ジャン「わかった」
マルコ「せーの」
__________
ジャン「ここに置いとくな?」
サシャ「…ええ」
ジャン「よいしょ」ドサ
マルコ「重いね」
ジャン「よくここまで持ってきたな」
サシャ「そんなことより…二人ともちょっといいですか?」
ジャン「なんだ?」
サシャ「なんで火をつけてないんですか?」ギロ
ジャン「!?」ビク
マルコ「!?」ビク
ジャン「そ…それは…火をつけたら居場所バレるだろ?」
サシャ「そんなことしてたらいつまでたってもご飯が食べられませんよ!」
ジャン「は…はい!」
サシャ「マルコもですよ!」
マルコ「は…はい!」
サシャ「あなた達は火をつけてください!」
サシャ「私は鹿の内蔵とかを切り落としますので!」スタスタ
ジャン「…こわ」スタスタ
マルコ「…もう…怒らせないとこ」
ジャン「だな」
____________________
チーム アッカーマン
ミカサ「…」
コニー「…」
ミーナ「…」
ミカサ「焼けたよ」
コニー「やったぜ!食べていいか?」
ミカサ「まって…切るから」
ミカサ「…ほら」
コニー「サンキュー!」
コニー「いただきまーす」モグモグ
コニー「うめー!肉うめー!」
ミーナ「…」キョロキョロ
ミカサ「ミーナ…どうしたの?」
ミーナ「いや…もう1時間経ったから…警戒してるの…」
ミカサ「今は食べなきゃダメ…」
ミーナ「う…うん」
ミカサ「ほら」
ミーナ「ありがと」
ミーナ「…」パク
ミーナ「…」モグモグ
ミーナ「!?」
ミーナ「おいしい!」
コニー「だよな!」
ミカサ「…大丈夫…私がいるから…このチームは負けはしない」パク
ミーナ「そうだね」
ミカサ「ええ…それにアルミンにも会わなきゃ」パク
ミーナ「会うの?」
ミカサ「会うつもり…」パク
ミーナ「まぁ…私はミカサについてくよ」
コニー「俺もだ!」
ミカサ「ありがと…」パク
____________________
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- 8 : 2019/10/21(月) 05:23:50 :
- チーム フーバー
ベルトルト「…」スタスタ
男1「…」スタスタ
男2「…」スタスタ
ベルトルト「…うん?」
ベルトルト「いた!」
男1「どれ!」
男2「あれ…イノシシだろ…」
ベルトルト「うん!よく食べてるから安心して」
男1「そういうことじゃない」
ベルトルト「うん?なに?」
男2「あんなの…怖くて無理だ」
ベルトルト「大丈夫!僕がいるから!」
男1「とってきてくれるのか?」
ベルトルト「…いや…二人の協力がないと無理だよ」
男2「…他の探そうぜ?」
ベルトルト「え?」
男1「悪いけど…あんなの…死ぬよ」
ベルトルト「わ…わかった…」
男2「ウサギとかならいいけどな…」
ベルトルト「…じゃあ川あるから魚にする?」
男1「いいよ!」
男2「賛成だ!」
ベルトルト「わかった…」
シューーー
照明弾が上がる
ベルトルト「!?」
男1.2「!?」
ベルトルト「照明弾!?もう一つのチームが脱落したの!?」
男1「で…でも早くねえか?」
男2「始まってから何分経った!?」
ベルトルト「まだ…10分も経ってない…」
男1「俺達もやられるのか!?」
男2「嫌だ…嫌だ!」
ベルトルト「落ち着いて!あの照明弾からして僕達から大分離れた所だから!」
男1「そ…そうか…」
男2「よかった…」
ベルトルト「でも気を抜いてはいけないよ?いつ襲われるかわからないから」
男1「そ…そうだな」
男2「早いとこ魚とって拠点に帰ろうぜ」
ベルトルト「うん」
____________________
キース教官「…上がったな」
エルヴィン「そうですね」
キース教官「どこのチームが負けたのやら…」 パシュン照明弾を撃つ
エルヴィン「…」
____________________
チーム 上官トリオ
上官7「よし!」
上官8「これで一つのチームが脱落だな」
上官9「次もこの感じで行くぞー」
モブ 「つ…つよい…」
モブ 「さ…流石上官です…」
上官7 「もっと訓練を積めよ」
__________
エレン「おい…もう照明弾あがってるぞ」
ライナー「早いな…」
ユミル「血の気が多い奴がいて困るわ」
______
ミカサ 「照明弾…」
コニー「もうやられたのか!」
ミーナ 「早いね…」
____
アルミン 「照明弾…もう脱落したチームが出たのか…」
クリスタ 「…」(エレンかな…)
アニ 「…」
____
ジャン 「あの照明弾意外とここから近いぞ」
マルコ 「こっちに来るかな…」
サシャ 「怖いです…」
ジャン 「生き延びるぞ!」
______
-
- 9 : 2019/10/21(月) 05:24:17 :
- 上官8 「ターゲット発見!」ダッダッ
モブ 「く…来るなら来い!」
上官8 「かかってこい訓練兵」
モブ 「うわー!」シュ パンチ
上官8 「遅い!」 かわす
上官8 「もらった!」パシ タオルを取る
モブ 「は…はやい…」
上官8 「こっちは終わったぞー」ヒラヒラ
上官7 「こっちもだ」ヒラヒラ
上官9 「まぁよゆーよ」ヒラヒラ
監視上官 「…」パシュン 照明弾を撃つ
____
キース教官 「ふw」パシュン 照明弾を撃つ
エルヴィン 「…楽しいところすいません」
キース教官 「なんだ?」
エルヴィン 「自分はそろそろ帰ります…」
キース教官 「わかった…また来い」
エルヴィン 「はい」バッ
キース教官 「うむ」
______
モブ達も細かく書こうと思ったのですが。
時間と疲れが出るため
エレン達と上官以外のモブも全員脱落したという設定にします。
あと書いててちょっと読みづらかったとの事もありますので。
あらあらよし
____
-
- 10 : 2019/10/21(月) 05:24:37 :
- こうして一日が過ぎた次の日
コニー 「ミカサ…拠点から移動するのは良いけど…もう2時間も歩いてるじゃねーか」
コニー「もう疲れたよ」
ミーナ 「ミカサ…そろそろ休憩しよ」
ミカサ 「もう少し…」
ミカサ 「…あ!」
アルミン 「ミカサ!」
ミカサ 「アルミン!」
アルミン 「良かった無事合流したね」
コニー 「この辺りは…安全か?」
アルミン 「今の所安全だよコニー」
アルミン 「安心して…とりあえず訓練は後回しで…今度から6人で固まろう」
コニー 「そうだな…アニもいるしな」
アニ 「女の私に期待しないでくれる?」
ミーナ 「アニー!会いたかったよー」
アニ 「うるさい…」
クリスタ「ふふw」
ミーナ「ひどい…」
アルミン 「でも今日一日で随分なチームが脱落したね」
コニー 「照明弾凄い上がってたなぁ」
アルミン 「ここの場所に行こう」地図
ミカサ 「分かった」
アニ 「了解」
____
ジャン 「もう昼過ぎか…」
マルコ 「ここに居てもあれだし…少し移動する?」
ジャン 「そうだな」
サシャ 「それよりお腹すきましたね」
ジャン 「お前はほんとそればっかだな」
サシャ 「腹が減っては戦は出来ぬ!」
ジャン 「分かった分かった…とりあえず腹ごしらえしてからな」
マルコ 「わかった!」
サシャ 「やっほーい」
____
エレン 「そろそろ移動でも始めるか?」
ライナー 「そうだな」
ユミル 「私が決めていいか?」
エレン 「良いけど…どこ行きたいんだ?」
ユミル 「ここにしたいんだが」地図
ライナー 「なにかあるのか?」
ユミル 「いや…特に無いんだが…なんとなくな…」
エレン 「よっしゃ!じゃあそこに行くぞ!」
ユミル 「わるいな」
エレン 「ライナー!道案内頼んだ!」
ライナー 「結局俺かよ」
____
そして夜になり
食事を済ます
アルミン達
アルミン 「じゃあそろそろ寝ようか」
ミカサ 「そうね…しっかり寝ないと次の日に死傷が出るし…」
アルミン 「うん!じゃあミカサ!女子達をよろしくね」
ミカサ 「任せて…」
アルミン 「おやすみ」
ミカサ 「おやすみ」
____
-
- 11 : 2019/10/21(月) 05:25:35 :
- 女子だけの空間の世界
ミカサ 「みんな気分はどう?」
ミーナ 「うーん…ふて寝はあんまり休め無いね」
ミーナ 「ベットで寝たいよ」
アニ 「我慢しな…」
クリスタ 「…」
ミカサ 「…クリスタ大丈夫?」
クリスタ 「…ええ」
ミカサ 「そう…」
クリスタ 「…うん」
ミーナ 「…」
アニ 「…」
アニ 「…ちょっとトイレ行ってくる」スタスタ
ミーナ 「行ってらっしゃい…」
ミカサ 「…」
クリスタ 「…」
____
アニ 「…最悪な空気…」スタスタ
アニ 「ちょっと外で風でも当たってよう…」スタスタ
ガサガサ
アニ 「あの人影…」スタスタ
アルミン 「ここに埋めよう」ガサガサ
アニ 「あんた…なにやってんの?」
アルミン 「うわ!」
アニ 「…うるさい」
アルミン 「あ…アニか…びっくりした」
アニ 「なにやってんの」
アルミン 「いや…なんでもないよ」
アルミン 「それより早く寝なきゃ…明日早いよ?」
アニ 「嘘ばっか…見せな」
アルミン 「あ…ちょっと…」
アニ 「このネックレス…」
アニ 「やっぱりあんたが持ってたのね」
アルミン 「…そうだよ…」
アニ 「埋めようとしてたの?」
アルミン 「そうだね」
アニ 「それはクリスタの物だよ」
アルミン 「クリスタは投げ捨てたから別にクリスタの物では無いよ?」
アニ 「屁理屈」
アルミン 「アニ…ここに埋めること…黙っててくれるかな」
アニ 「いいよ…」
アルミン 「ありがとう!なら早いところ埋めよう」ガサガサ
アニ 「じゃあ明日なんとなく…クリスタにそこを掘らせるね」
アルミン 「…」ピタ
アルミン 「君は…どうしてそう邪魔をしようとする?」
アルミン 「それに…ミカサから聞いたよ」
アルミン 「公園の後…ミカサの邪魔をしたそうじゃないか…」
アニ 「エレンが嫌がってたから止めただけ…」
アルミン「…」
アルミン 「…しかもそのあと恐らくエレンとネックレスを探した…違う?」
アニ 「探したよ」
アルミン 「君は僕達の味方では無かったのかい?」
アニ 「確かに協力したよ」
アニ 「でもあんたのやり方が気に食わない」
アルミン 「そうか…でもネックレスをたとえクリスタに渡しても仲直り出来るという保証も無い…それに無理がある」
アニ 「確かにあの時は私も必死でよく考えてなかった…あの時ネックレスを渡したら上手くいくって考えた私もバカだね」
アニ 「クリスタ上の話ではエレンとミカサは付き合って居るのに…ネックレス渡したら(エレンは私の事が好きなんだ!)と考える人なんて居ないね」
アルミン 「そうだね…」
アルミン 「今度からはよく考えて行動した方がいいよ」
アニ 「…じゃあなんでアンタはそのネックレスをエレンから盗った?」
アルミン 「それは…僅かな確率をゼロにするためさ…」
アルミン 「もしこのネックレスを渡して…アニがさっき言った通りな事が起きてしまったら…という事を考えたのさ」
アニ 「そう…」
アルミン 「クリスタは純粋な人だ…だからそう言う(エレンは私の事が好きなんだ)と捉えるかも知れない…」
アニ 「…なるほどね」
アルミン 「話は戻すけど…このネックレスを埋めず…持っているだけなら文句無いでしょ?」
アニ 「ユミルに渡すなら文句ない」
アルミン 「!?」
アルミン 「なんでユミル?」
アニ 「ユミルはずっとクリスタの隣にいた人 」
アニ 「だからユミルなら捨てても壊しても…なんにも言わない」
アルミン 「ユミルは今居ないよ」
アニ 「もう少しで来るんでしょ?」
アルミン 「…なんで知ってるの?」
アニ 「知らなかったよ?」
アルミン 「えっ?」
アニ 「ただミカサと会う約束をしてるなら同じ協力者のユミルも来るかなって思っただけ…」
アルミン 「当てずっぽうね…」
アルミン 「確かにユミルは来るね…」
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- 12 : 2019/10/21(月) 05:26:01 :
- アルミン 「ただ少し違う…元々呼ぶ予定は無かった…けどエレンと同じチームになったからチャンスだと思って会う話をしただけ…」
アニ「何を話すつもりだい?」
アルミン 「それはユミルにエレンを遠くに連れて行かせるようにする…クリスタと出来るだけ会わせないようね…」
アルミン「ユミルにはここの場所に一人で来てと伝えてあるしね…」
アニ 「なるほどね…」
アルミン 「なら…そのユミルに渡せば良いんだね?」
アニ 「なんにも言わない」
アルミン 「…そうか…」
アニ 「私と違って…ユミルは信用出来る筈」
アニ 「それともユミルを疑ってんの?エレンに渡すかもしれないって…」
アルミン 「…いや…わかった…」
アルミン 「渡すよ…」
アニ 「そう」
アルミン 「アニは…なんでクリスタに協力する?」
アニ 「私はミカサとクリスタ両方別に協力するつもりではない…」
アルミン 「どうゆうこと?」
アニ 「…私はただあの時…ミカサに協力する方がまだ可能性があるって思っただけ…」
アニ 「クリスタは強力なライバルだと感じたから…」
アニ 「ただ…それだけ…」
アニ 「一昨日の私はどうかしてた…いえ…クリスタが可哀想って思った…当然だよね…あんな酷いことをされたんだから…だからクリスタを助けようとした…でも今はそんな事するつもりない…」
アルミン 「…まさか…君もエレンの事が…」
アニ 「…」
アルミン 「なら話は早い…じゃああの事はクリスタには言わないつもりなんだね?」
アニ 「…そうだね」
アニ 「話は済んだし…私は戻る」
アルミン 「おやすみ…」(僕はツイてる)
アルミン 「…」(言うつもりでは無いなら…ユミルにも渡すつもりなんか無い…)
アルミン 「…」(アニが行ったら違う所に埋めよう)
アルミン!探したぞ!
アニ 「…ユミル」
アルミン 「ゆ、ユミル…」(なぜ…このタイミング…)
ユミル 「わりぃ!アルミン」
ユミル 「エレンとライナーが寝るのを待ってたら遅くなっちまった」
アルミン 「そ、そうなんだ」 (僕はツイてない)
ユミル 「ようアニ…お前もいたのか…」
アニ 「…一日ぶり」
ユミル 「で?話ってなんだ?アルミン」
アルミン 「え…えっと」(落ち着け僕)
アルミン 「ごめんね?わざわざ来てもらって」
ユミル 「いいってことよ」
アルミン 「実はエレンとチームになったユミルに頼み事があるんだ」
ユミル 「おう!なんだ?」
アルミン 「エレンを連れて僕達と離れて欲しいんだ。クリスタに会わせないようにするために…」
ユミル 「つまり…出来るだけ遠くに行けってことか?」
アルミン 「まぁそういう事だね。万が一会ってしまったら…誤解がバレるかも知れない…」
ユミル 「別に構わねぇが…この訓練終わった後もずっと同じ屋根で暮らすんだぞ?」
ユミル 「無理だろ」
アルミン 「大丈夫!それまでには勝負をつけるから!」
ユミル 「…わかった」
ユミル 「話は以上か?」
アルミン 「あ…うん…」
アニ 「アルミンがユミルに渡したいものがあるだしい」
ユミル 「なんだ?渡したいものって?」
アルミン 「え…えっとー」(アニ…邪魔しやがって…)
アニ 「…」
アルミン 「…」(くそ…渡すしかないか…)
アルミン 「こ…これをユミルに渡したくて」サッ
ユミル 「!?」
ユミル 「これってクリスタのネックレスじゃあねーか…なんでアルミンが持ってるんだ?」
アルミン 「…僕がエレンのポケットからスった」
ユミル 「なるほどな…どうりで無い無いって言ってたわけだ…」
ユミル 「で?これをどうすればいいんだ?」
アルミン 「帰りの途中でも良いから誰にもバレないように埋めて欲しい…」
ユミル 「なるほどな…わかった」
アルミン 「よろしくね」
ユミル 「おう…その前にクリスタに会っていいか?」
アルミン 「いいよ」
ユミル 「サンキュ…」
アルミン 「じゃあ僕はそろそろ行くよ」
アニ 「ええ」
ユミル 「おう!」
アルミン 「…」(アニ…厄介な人だ…)スタスタ
____
-
- 13 : 2019/10/21(月) 05:26:31 :
- アニ 「ただいま」
ミーナ 「おかえり…ってユミル!?」
ユミル 「良い洞窟を拠点にしてるじゃねーか」
ミカサ 「あなたも来たのね」
ユミル 「おう…すぐ戻るけどな…」
ユミル 「クリスタは?」
ミーナ 「クリスタならさっき外に行ったよ」
ユミル 「わかった…」スタスタ
アニ 「…」
____
クリスタ 「…」パシャパシャ
川で手を洗うクリスタ
クリスタ 「ふぅ…」
ユミル 「よぅ!クリスタ!」
クリスタ 「!?」
クリスタ 「ユミル!?」
ユミル 「会いたかったぜぇー!」
クリスタ 「なんでここに?」
ユミル 「ちょっとな…アルミンに呼ばれたからな」
クリスタ 「そうなんだ…てことはエレンもいるってこと?」
ユミル 「いや…死に急ぎ野郎とライナーは居ない…私一人で来たから安心しろ…」
クリスタ 「…そうなんだ」
ユミル 「…どうした?」
クリスタ 「いや…ううん…」
ユミル 「…クリスタ…いい加減エレンの事を考えるのをやめろ…」
クリスタ 「…」
ユミル 「何があったかは私も知ってるはずだ…」
ユミル 「お前が悲しむと…私まで悲しむ…」
クリスタ 「…ごめん」
ユミル 「…おう」
クリスタ 「…ねぇユミル」
ユミル 「なんだ?」
クリスタ 「私のワガママ…聞いてもらっていい?」
ユミル 「おう…」
クリスタ 「もう1回…エレンと話がしたい…」
ユミル 「はぁ?お前バカか?アイツはミカサと付き合ってるんだぜ?」
ユミル 「お前が話をしたところでなんにも変わらないぞ?」
クリスタ 「わかってる…」
クリスタ 「私は頭が悪いけど…悪いなりにケジメをつけたい…」
ユミル 「クリスタ…」
クリスタ 「それに…私まだ言ってないの…エレンに好きって事を…だから…」
クリスタ 「最後に告白をしてしっかり振られたい…そうすればキッパリ諦めれる…かも知れない…」
ユミル 「…本気で言ってるのか?」
クリスタ 「…本気で言ってる…」
ユミル 「どうせ振られるぞ…?」
クリスタ 「わかってる…でも…言いたい」
ユミル 「…だめだ…お前の傷が増えるだけだ!」
クリスタ 「ユミル!」
ユミル 「!?」
ユミル 「…なんだよ…?」
クリスタ 「お願い…」
ユミル 「…」(マジな目しやがって…)
ユミル 「…」(お前が本気になるなんて…今まで見たことねぇから…ちょっとビックリしたじゃあねーか…)
ユミル 「…」ハァー
ユミル 「おまえは…本当にバカだな…」
クリスタ 「しってるもん…」
ユミル 「…わかった…」
ユミル 「お前のワガママな願い…きいてやるよ」
クリスタ 「ほんと?」
ユミル 「ああ」
クリスタ 「ありがと!ユミル!」
ユミル 「明日エレンを連れてきてやる」
ユミル 「だから…しっかり告白しろよ?」
クリスタ 「うん!」
ユミル 「じゃあまた明日な」
ユミル 「しっかり寝ろよ?」
クリスタ 「うん!気をつけて帰ってね」
クリスタ 「本当にありがとう!」
ユミル 「おう!」スタスタ
____
-
- 14 : 2019/10/21(月) 05:26:51 :
- ユミル 「やっちまったな…」スタスタ
ユミル 「アルミン…すまねぇな」スタスタ
アニ 「ユミル」
ユミル 「!?」
ユミル 「アニ!?なんだ?まだ起きてたのか?」
アニ 「明日私達はここに行く」地図
ユミル 「あん?山か?」
アニ 「星見岳」(ほしみだけ)
アニ 「名前の通り…星が良く見えるから星見岳」
ユミル 「へー…」
ユミル 「そんな話アルミンから聞いてないぞ?」
アニ 「アンタはエレンを連れてクリスタと会わせないようにするんでしょ?」
ユミル 「確かにそう言われたが…場所を移動するつもりなら伝えなきゃ困るだろ…」
ユミル 「私はてっきりここに居るんだろうって思ってたから…」
ユミル 「この場所に合わせて遠くに連れていくんだからな?」
アニ 「アンタは信頼されてないって事…」
ユミル 「…そうか」
アニ 「現に明日エレンを連れて来るつもりだった訳だし…」
ユミル 「話…聞いてたか…」
アニ 「ええ…悪いけどね」
ユミル 「別にアルミンに伝えたきゃ伝えればいい…私はクリスタとの約束を守る」
アニ 「…そう」
ユミル 「だいたいその山に行くって言った人は誰だよ…」
ユミル 「おまえか?」
アニ 「アルミンが言った」
ユミル 「はぁ?こんなロマンチックな名前がついてる山に何故また…」
アニ 「恐らく…アルミンはクリスタと付き合うためにそこにいく…かも…」
ユミル 「アイツまだ諦めてなかったのかよ…アイツじゃあ無理だろ」
アニ 「そこは…否定出来ない…」
アニ 「アルミンは頭がいいから…もしかしたら…」
ユミル 「だからそれまでには勝負をつけるって言ってたのか…」
アニ 「…」
ユミル 「まぁいいわ…じゃあ行くわ」
アニ 「ええ」
ユミル 「行く場所言ってくれてサンキューな」スタスタ
アニ 「…」スタスタ
______
クリスタ 「…」(私もそろそろ戻ろっと…)
アニ 「クリスタ」
クリスタ 「アニ?どうしたの?」
アニ 「どうせ暇だし…特訓でもする?」
アニ 「いやなら…良いけど?」
クリスタ 「ホント?やりたい!」
アニ 「ふw」
アニ 「じゃあそんなにやれないけど…始めよう」
クリスタ 「うん!」
アニ 「行くよ?」サッ
構える
クリスタ 「うん!」サッ
構える
アニ 「ハァ!」シュ!
クリスタ 「てや!」シュ!
___________
-
- 15 : 2019/10/21(月) 05:27:16 :
- そして朝
エレン 「Zz」
ライナー 「Zz」
おい…おきろユサユサ
エレン 「う…ん」
エレン…おきろ…ユサユサ
エレン 「な…なんだ?」
ユミル 「おきろ…死に急ぎ…」
エレン 「なんだ?ユミル…」
エレン 「もう朝か?」
ユミル 「おう…」
エレン 「なんだ?」
ユミル 「2人で話したいことがある…」
エレン 「どうした?」
ユミル 「ちょっと来い」
エレン 「ああ」
______
エレン 「なんだユミル…話って…」
ユミル 「今日…お前クリスタに会いにいけ」
エレン 「アルミン達か?まだ脱落してなかったのか?」
ユミル 「そうだ!しかも私はアルミン達はどこにいるか知ってる!」
エレン 「そうなのか?」
ユミル 「ああ…細かい話は面倒だから…何も聞かずこれを受け取れ」
そう言いユミルはポケットからネックレスを取り出した。
エレン 「これって…クリスタのネックレス…じゃあねーか…」
ユミル 「これを渡したところで…お前とクリスタが仲良くなるかは知らねぇけど…」
ユミル 「これをクリスタに返してやれ」
エレン 「わかった…でもなんで?」
ユミル 「あー…細かい話は無しって言ったろ?」
エレン 「そうだな…すまねぇ…」
ユミル 「いいか?しっかりクリスタに会って誤解を解けよ?」
エレン 「なんの事だが分からねぇけど…」
ユミル 「しっかり話せって事だ!」
エレン 「あ…ああ!」
ユミル 「よし…とりあえずライナーを起こして…行くぞ…」
エレン 「わかった…」
____
フーバーチーム
男1 「ちょっと休憩しよ」
ベルトルト 「うん!そうだね」
男2 「おーい。ここに池があるぞー」
ベルトルト 「ほんと?ならもしかしたら魚がいるかも知れない!」
男1 「探すか!」
ベルトルト 「頼んだ!僕は辺りに何があるか見てくる!」スタスタ
男2 「うーん…」キョロキョロ
男1 「いたか?」
パシャ 水が跳ねる音
男2 「うん?…いた!」
男1 「ほんとか?」
男2 「うん!」
男1 「よし!中入るか」
ズボンの裾をあげて足をいれる
男1 「つめてぇー」
男2 「風邪ひきそう…」
男1 「さっさと捕まえよう!」
男2 「にげるなー!」
ワーワー
お…見つけたな…
なんかやってんな…
まぁさっさとタオル取っちまおう…
行くぞ!
ウワー!!
______
-
- 16 : 2019/10/21(月) 05:28:08 :
- ベルトルト 「今の声!?」
ベルトルト 「どうしたー!?」ダッダッ
今の声は…ベルトルト…?
ベルトルト 「なにがあった!?」ザッ
ベルトルト 「!?」
男1 「に…にげろ…ベルトルト」
男2 「油断した…すまねぇ…」
上官7 「ベルトルト…会いたかっぞ…」
上官8 「わりぃな…背後を盗った…」ヒラヒラ
上官9 「まぁ…そういう訓練だからいいんじゃね?」ヒラヒラ
男1と男2のタオルをベルトルトに見せびらかすように振る上官8.9
ベルトルト 「…く…上官たち…」
上官7 「ここは俺に任せろ…」
上官7 「上位訓練兵…フーバー」
上官7 「俺が討ちとる!」ダッダッ
ベルトルト 「くそ!」
戦闘状態に入るベルトルト
上官8 「3対1…ベルトルトは絶望だな…」
上官9 「まぁ…可哀想だが…しょうがねぇな」
______
一方アルミン達
星見岳頂上(ほしみだけ)
アルミン 「よし!着いたね」
ミーナ 「ここが星見岳…」
クリスタ 「へー…」
ミカサ 「アルミン…とりあえずどうする?」
アルミン 「数日はここで待機だね…」
アルミン 「コニー」
コニー 「なんだ?」
アルミン 「さっきここに来る途中…恐らく駐屯兵団が捨てて行った鉄くずの塊があったでしょ?」
コニー 「あー…あったな…」
アルミン 「申し訳ないけど…もう1回あそこに行って…使えそうな鉄を探してきて欲しい…鉄の板とかあればありがたい…」
コニー 「えー…なんでさっき取らなかったんだよ…」
アルミン 「ごめん…出来るだけ早くここに来たかったから…」
コニー 「そうか…」
アルミン 「その代わりコニーに美味しい食べ物…採ってあげるから…」
コニー 「ほんとか!?わかった!」
アルミン 「気をつけて行ってね…」
コニー 「ああ!鉄の板な!」
コニー 「行ってくる!」ダッダッ
ミカサ 「アルミン…そんなの使ってどうするの?」
アルミン 「ちょっとね…」
ミカサ 「…それよりアニがいなくなった」
アルミン 「え?ほんと!?」
ミカサ 「いつの間にか消えてたよ…」
クリスタ 「あ!その事なんだけど…」
アルミン 「どうしたの?クリスタ」
ミーナ 「うん…アニがこの紙をアルミンに…」
ミーナ 「ごめんね…アニに静かに行かせてって言われたから着くまで黙ってたよ…」
クリスタ 「はい…これ」サッ
アルミン 「そ…そう…まぁアニならきっと大丈夫だよ…」
アルミン 「ありがと…クリスタ」パシッ
アルミン 「…」(アニ…何を考えてんだ…)
アルミン 「…」ピラ
アルミン 「…」
ミカサ 「…なんだって…」
アルミン 「…くくくw」
ミカサ 「…アルミン…?」
アルミン 「なるほどねw」
ミカサ 「…アルミンなんだって?」
アルミン 「あとで言うよ…」
アルミン 「それより…ミーナ…クリスタ」
クリミー 「なに?」
アルミン 「君たちはここで待機しててくれ…」
ミーナ 「いいけど…アルミンは?」
アルミン 「僕はミカサともう1回頂上から下るよ…」
ミーナ 「え!?」
アルミン 「ただ降りるだけだよ…」
アルミン 「どこかに行ったりはしない…」
ミーナ 「私たち二人で大丈夫?」
アルミン 「大丈夫…頂上に来るまでの道のりはここの1本だけだから…」
アルミン 「頂上に行く入口にいるだけだよ…」
クリスタ 「わかった!」
クリスタ 「でも…その前に…アルミン」
アルミン 「どうしたの?」
クリスタ 「2人で話したいことがある…」
アルミン 「…」
アルミン 「…ごめん…クリスタ…」
アルミン 「その話はまた後でね…」(恐らくだけど…クリスタはまだ僕の事が好きではない
…振られたらおしまいだ…なんとか長引かせなきゃ…)
アルミン 「ちょっと急ぎの用事が出来たから…」(クリスタも手強い人だ…でも必ずここの星見岳で好きにさせてやる…どんな手を使ってでも…)
クリスタ 「…わかった…」
アルミン 「…ごめんね…じゃあ…行こ?ミカサ」
ミカサ 「…ええ」スタスタ
ミーナ 「気をつけてね…」
アルミン 「…うん」スタスタ
______
-
- 17 : 2019/10/21(月) 05:28:32 :
- 上官7 「…ほう…流石上位訓練兵…」
上官7 「一筋縄には行かないようだな」
ベルトルト 「…」ハァハァ
上官7 「…だが…疲れが見えるぞ?」
ベルトルト 「…」(例え…この人に勝ったとしても…あと2人も上官の相手をしなければならない…こんなの…無理だろ…)
上官8 「おーい…監視の人ー」
監視上官 「どうした?」
上官8 「ベルトルトは時間の問題だ…もう照明弾撃ってもいいんじゃねーか?」
監視上官 「しかし…ルール的にな…」
上官9 「そう固いこと言うなって…なぁ?」
監視上官 「…わかったよ…」パシュン
______
キース教官 「ほう…上がったな…」
キース教官 「あと残りわずかなチームしかいないな…」パシュン
____
キルシュタインチーム
ジャン 「うん?照明弾が見えるぞ…」
マルコ 「ホントだ…近い…」
サシャ 「そうですか?あの照明弾随分遠い所にあると思いますが…」
ジャン 「ちげーよ…サシャ…それはキース教官の照明弾だ…こっちだ」
サシャ 「え?…ホントですね…近いですね…」
マルコ 「…どうする?」
ジャン 「…そろそろ仕掛けるか?」
サシャ 「怖いですよ…」
ジャン 「鹿を1人で狩るお前の方がこえーわ」
サシャ 「鹿はしっかり狩り方があるんです!」
ジャン 「はいはい…悪ぃな…」
マルコ 「ジャン…本当に行くの?」
ジャン 「ああ…戦い終わってスタミナが切れてる所を狙うぞ!」
マルコ 「…わかった…行こう!」
サシャ 「もう…どうでもなれです!」
ジャン 「戦闘開始だ!」ダッダッ
______
-
- 18 : 2019/10/21(月) 05:28:53 :
- アルミンとミカサ
ミカサ 「で…手紙の内容は?」
アルミン 「うん…これを見てくれ…」
____
『アルミンへ
恐らくアンタは止めると思うから黙って行くよ。数時間離れるだけだから安心して欲しい。昨日ユミルがクリスタに会ってこんな約束をしていた…明日クリスタにエレンを会わせるという事を。たまたま聞いてた私は特に止めることはしなかった…むしろ私達は星見岳に向かうという事を伝えた。恨むなら恨めばいい。昨日も言った通り、私はどっちの味方でもない。ユミル達と争うなら勝手にやればいい…私は私のやりたいことをやる。』
____
ミカサ 「…そう」
アルミン 「…まぁアニがどこかに行ったことはどうでもいい」
アルミン 「恐らくこうなる事を知っていた…」
ミカサ 「どういう事?」
アルミン 「ユミルが裏切ることを…そしてたまたま聞いてた訳では無いだろう…」
ミカサ 「昨日…何があったの?」
アルミンはアニとの出来事を話した
しかしアルミンはミカサがアニを半殺しにするかもしれないと考え…アニがエレンの事が好きという事を隠して伝えた
ミカサ 「…あの女…」ギリギリ
アルミン 「まんまと…アニの作戦にひっかかったわけだ…」
ミカサ 「…どうするの?アルミン」
アルミン 「もちろん…ユミル達を止めるよ」
ミカサ 「…エレンもいるよ?止められる?」
アルミン 「…タオルを盗ってしまえばこっちの勝ちだよ…」
アルミン 「別に殴る訳では無いから…やれるよね?ミカサ」
ミカサ 「…ええ」
アルミン 「それにあっちのチームには都合よく…ライナーがいる…」
ミカサ 「なんで?」
アルミン 「もしライナーが来てたら…こっちの味方にする…」
ミカサ 「…出来るの?」
アルミン 「いけるはず…」
ミカサ 「わかった…そこは任せたよ」
アルミン 「うん」
____
-
- 19 : 2019/10/21(月) 05:29:16 :
- 星見岳頂上
クリスタ 「…二人きりだね」
ミーナ 「そうだね…」
クリスタ 「今何時だろ…」
ミーナ 「時計はアルミンが持ってるから分かんないけど…」
ミーナ 「太陽の位置からして…昼過ぎかな?」
クリスタ 「そうなんだ…」
ミーナ 「特にすること無いしね…」
クリスタ 「うん…」
クリスタ 「今日ね…ユミルがエレンを連れてくるの…」
ミーナ 「え!?そうなの!?」
クリスタ 「うん!昨日約束したの!」
ミーナ 「…クリスタ」(まだ…クリスタはエレンの事が好きなのかな…?)
ミーナ 「まさか…告白するの?」
クリスタ 「う…うん…そのつもりだよ…」
クリスタ 「でも…振られると思う…」
クリスタ 「それでもいいの…私…しっかり告白して…しっかり…振られたい…」
ミーナ 「…」ポロポロ
ミーナ 「クリスタぁー」ダキ
クリスタ 「み…ミーナ!?どうしたの!」
ミーナ 「クリスタのそういう所…大好きだよぉ…」ポロポロ
ミーナ 「応援してるよぉ…」ポロポロ
クリスタ 「や…やめてよぉ…」ポロポロ
クリスタ 「私までもらい泣きしちゃうよぉ…」ポロポロ
ミーナ 「ごめん…ごめんねぇ…」ポロポロ
クリスタ 「二人きりで泣いてるって…恥ずかしいよぉ」ポロポロ
ミーナ 「ふふw確かに」ポロポロ
クリスタ 「泣きながら笑わないでーw」ポロポロ
ミーナ 「クリスタも泣きながら笑ってるじゃん」ポロポロ
クリスタ 「…ありがと…ミーナ」ゴシゴシ
クリスタ 「私…頑張る!」
ミーナ 「…クリスタ」ゴシゴシ
ミーナ 「頑張ってね!」
ミーナ 「…」(クリスタは諦めてなんて無かった!私はてっきり諦めてるって思ってたから…こんな一途で可愛いクリスタを振ったら…怒るからね…エレン…)
クリスタ 「あ!見て!あそこの木にリンゴが…」
ミーナ 「あ!ほんとだ!」
クリスタ 「泣いたからちょっとお腹空いた…」
ミーナ 「私も…食べよ?」
クリスタ 「うん!」
______
イェーガーチーム
ライナー 「アルミン達と本当に会うのか?」スタスタ
ユミル 「ああ!本当だ」スタスタ
ライナー 「そうか…わかった…」スタスタ
エレン 「…」スタスタ
ライナー 「…」(クリスタに会えるぞ!やった!)
ユミル 「…」(ライナーもいるなら…ミカサがいてもなんとかなるかもな…)
ユミル 「…」(出来れば無事に事を終わらせてぇが…どうなるか…だな…)
エレン 「…」(クリスタ…だいたい話って何を話せばいいんだよ…畜生…)
エレン 「…」(誤解を解けって…なんだよ…)
______
-
- 20 : 2019/10/21(月) 05:29:36 :
- フーバーと上官達
ベルトルト 「うわ!」ドサ
上官7 「楽しかったぞ…ベルトルト」
ベルトルト 「こんな所で…僕は終わりなのか…」
上官7 「チェックメイトだ!」
まちな!
上官7 「なんだ?」チラ
上官8 「うん?」チラ
上官9 「誰だ?」チラ
ベルトルト 「あ…アニ?!」
アニ 「上官さん達…ちょっと待ってください」
上官9「…アニ…お前は確か…」
上官9 「アルミンのチームだったな…見た感じ…お前一人のようだが…やられたのか?」
アニ 「いいえ…アルミン達はまだ脱落していません…私一人でここに来ました…」
上官8 「…とか言いつつ…本当は隠れてたりしてな」キョロキョロ
アニ 「…上官達に…話があります…」
上官7 「そうか…でもその前に…ベルトルトは消しとかなきゃな」
ベルトルト 「…く!」
上官7 「気絶させて終わりだ!」グォ
ベルトルトに足蹴りが飛んでくる
アニ 「…させない!」ダッダッ
上官8 「…はやい…」
アニ 「…」ビュン
アニの足蹴りが上官7の足蹴りと衝突する
バチーン!!
上官7 「…っ!」
アニ「…」ギリギリ
上官7 「…ふぅ」スト
足を降ろす
アニ 「…」スト
足を降ろす
上官7 「…流石上位訓練兵…レオンハート…」
上官7 「なかなか…効いたぞ…」ビリビリ
上官7 「…」(足が…痺れてるな…)
アニ 「…少し落ち着いて下さい」
上官7 「良いだろう…話ってなんだ?」
アニ 「はい…それは…」
うおー!!!
上官9 「なんだ?」チラ
ジャン 「突然現れてジャジャジャジャーン」
ジャン 「ジャン・キルシュタインです!!」
サシャ 「鶴の舞のように!」
サシャ 「参上!サシャ・ブラウスです!」
マルコ 「二人共…恥ずかしいよ…」
ベルトルト 「じゃ…ジャン…」
上官9 「面白い登場の仕方すんなw」
上官8 「…あ…ああ」
アニ 「…」(何やってんの?あのバカ達)
ジャン 「マルコ!インパクトは大事だぞ!」
サシャ 「そうですよ!これで相手をビビらせる作戦なんですから!」
マルコ 「いや…これただ引いてるだけだよ…」
マルコ 「それに…相手は上官達だよ…どうする?」
ジャン 「…ホントだ…これはやばいな…」
サシャ 「逃げますか!?」
マルコ 「ていうか…アニとベルトルトが襲われてる!」
ジャン 「…アニ!ベルトルト!加勢するぜ!」
アニ 「まちな!アンタ達!」
ジャン 「な…なんだ?アニ」
アニ 「別に上官達と戦っている訳じゃあない…話をしてるだけさ…」
ジャン 「そうなのか?」
アニ 「それに丁度いい…アンタ達にも話したいことがある…」
ジャン 「なんだ?」
アニ 「その前に上官達に話す事があるからちょっとあっちに行ってて…」
サシャ 「わかりました…」スタスタ
ジャン 「そ…そうだな…」スタスタ
ジャン 「…」(あぶねー…俺らが上官達と戦っても直ぐに負けてたからな…)
マルコ 「なんだろ…話って…」スタスタ
____
-
- 21 : 2019/10/21(月) 05:29:58 :
- 上官7 「で?話ってなんだ?」
アニ 「立てる?ベルトルト」
ベルトルト 「う…うん…助かったよアニ」スク
アニ 「…実は…上官達に頼みたいことがあってきました…」
上官8 「なんだ?」
アニ 「一緒にミカサを倒して欲しいんです…」
上官9 「…ほう」
上官7 「…なるほどな」
ベルトルト 「ほ…ホントかい?」
アニ 「ええ…ミカサの居場所は分かってます…」
アニ 「ですが…彼女はとても警戒が強く…隙を見せない…それにサシでやっても恐らく私は負けてしまう…」
上官7 「…まぁたしかに…俺らも1番警戒してるのはミカサだな…」
上官8 「そうだな…正直3人で掛かっても勝てるかどうか分からないぐらいだからな…」
上官9 「アニ…お前がもし一緒にミカサを倒すのを協力してくれるなら…より可能性は高くなる…」
上官7 「しかし…これが罠だとも俺は思ってるが?」
アニ 「そう思うならそう思ってもらっても構わないです…例え…これが罠だとして…上官達はまんまと負けてしまう様な事があればその程度な人達なんだと思うだけなので…」
上官8 「偉い挑発的だな…」
上官7 「…良いだろう…」
上官7 「その挑発に乗る訳では無いが…俺らも1番の目的はミカサをこの手で潰す事だからな…」
上官9 「決まりだな…」
アニ 「…ありがとございます」
ベルトルト 「確かにミカサは強敵だけど…上官達にアニ…勝てるかも…」
アニ 「少し待ってて下さい…ジャン達にもこの話はして…出来れば協力して貰う予定です…」
上官7 「あいよ…」
アニ 「ベルトルトは来て…」スタスタ
ベルトルト 「わ…わかった…」スタスタ
______
アニとジャン達
アニ 「お待たせ」
ジャン 「無事だったか…」
サシャ 「お久しぶりです!アニ!」
サシャ 「それにベルトルトも!」
ベルトルト 「みんな元気でよかったよ…」
アニ 「久しぶり…サシャ…」
マルコ 「話って一体…」
ジャン 「それもそうだが…お前…アルミン達は?」
アニ 「ええ…まずアルミン達は別の所にいる…私一人でここに来ただけ…」
アニ 「アルミン以外にミカサ達もいるよ…」
アニ 「恐らくエレン達も…」
ジャン 「…皆集まってるじゃあねーか…」
アニ 「ええ…後はアンタ達を連れて行けばみんな揃う…」
ジャン 「そうか…さっき上官達と何の話をしていたんだ?」
アニはジャン達に上官との話を話した
ジャン 「…ミカサを倒すのか?」
アニ 「…それは嘘」
アニ 「皆で戦えば上官達を倒せるはず…アルミン達と話し合って決めた…」
アニ 「だから私1人でみんなを探してた…」
ベルトルト 「なるほどね…」
ジャン 「そうなのか…わかった…俺らも行くぜ!」(ミカサに会えるしな!)
サシャ 「はい!行きましょう!」
マルコ 「協力するよ」
アニ 「助かる…良い?この話は上官達には内緒だよ?」
ジャン 「もちろんだ!」
アニ 「…」
______
-
- 22 : 2019/10/21(月) 05:30:19 :
- アニ 「お待たせしました…」
上官9 「おう…早速行くか…」
上官8 「お前らも協力してくれんのか?」
ジャン 「はい!」
サシャ 「任せてください!」
上官8 「そうか…じゃあ道案内頼んだぞ?」
アニ 「わかりました」スタスタ
上官7 「ミカサ…楽しみだな…」
ジャン 「…」(ミカサは絶対守る!)
______
星見岳
ユミル 「着いたぞ…」
ライナー 「ここがその星見岳なのか?」
ユミル 「いや…まだだ…恐らく頂上にアルミン達はいる…」
エレン 「じゃあこの道をいけばいいんだな?」
ユミル 「…そうだ」スタスタ
ユミル 「…」(頂上付近になったら…アルミンにはバレないように…クリスタに会わなきゃな…)
アルミン 「あれ?ユミル?」
ユミル 「な…」
エレン 「お!アルミンじゃあねーか!」
アルミン 「エレン!まだ無事だったみたいだね!」
エレン 「お前もな!」
アルミン 「ライナーも久しぶり!」
ライナー 「おう!」
ミカサ 「エレン!待ってた!」
エレン 「ミカサも無事だったみたいだな」
ミカサ 「大丈夫…エレンを置いてくなんてことはしない」
ミカサ 「それより…エレン…丁度ご飯にしようと思ってたの…一緒に食べない?」
エレン 「そうだな…俺もお腹すいたな…」
ミカサ 「エレンの分もあるよ」
エレン 「ほんとか?悪いな」
アルミン 「僕はちょっと…ライナーと話があるから先食べててね」
エレン 「おう!ユミルも食べようぜ」
ユミル 「あ…ああ…」
ライナー 「なんだ?話って」
アルミン 「うん…ちょっと来てくれるかな」
アルミン 「それより…ユミル…」
ユミル 「…なんだ…?」
アルミン 「ありがと…エレンを連れてきてくれて」ニコ
ユミル 「…嫌味か?」
アルミン 「…なんの事かな?」
ユミル 「…」スタスタ
ライナー 「おーいアルミン…」
アルミン 「ああごめん…こっちに来て」スタスタ
ライナー 「おう」スタスタ
______
-
- 23 : 2019/10/21(月) 05:30:40 :
- アルミン 「じゃあ改めて…話を聞いてほしい…」
ライナー 「なんだ?」
アルミン 「最近…クリスタとエレンが仲良いんだよね…」
ライナー 「…まぁ…二人きりで出掛けてたらしいからな…俺は特別訓練にいたってのにな…」
アルミン 「でもクリスタは…どうやらライナーの事が好きみたいだった様だよ?」
ライナー 「…ほ…ほ…ほんとなのか?」
ライナー 「く…クリスタは…俺の事が好きなのか…」(嬉しいぞ!遂に!クリスタは俺の魅力に気付いてくれた訳なのか!嬉しすぎる!クリスタ…君のことは俺が何がなんでも守ってやる…いいや!守ってみせる…俺なら君を守れる力はあるんだからな!それでデートして手を繋ぎ…結婚して幸せな家庭を作って…うふふ…あははとなる訳だな…おじいちゃんおばあちゃんになっても仲良くして行こう!いや!むしろ来世でも結婚して幸せな家庭を作って…)
アルミン 「ライナー?」
ライナー 「…ああ…すまん」
アルミン 「嬉しそうな顔するのは良いけど…しっかり話を聞いてね?」
ライナー 「なんだ?」
アルミン 「好きだったんだよ?」
ライナー 「…どういう事だ?」
アルミン 「それは過去のクリスタの気持ち…」
アルミン 「今はエレンの事が好きみたいだ…」
ライナー 「…なんだと!?」
アルミン 「落ち着いて…」
ライナー 「…」
アルミン 「クリスタは対人格闘訓練の時…エレンが一生懸命訓練をやってるのを見て好きになったみたいだ…」
ライナー 「俺だって…一生懸命訓練やってるぞ…」
アルミン 「確かにそうだけど…エレンはあのアニとやってるから…どうしても皆そっちに気がいっちゃうんだ…」
アルミン「どうやらクリスタは強い人が好きみたいなんだ…」
アルミン 「となると…前はライナーだったのに今はエレンって事は…ライナーはエレンより弱いって思ったと思う…」
ライナー 「…俺が?エレンより…弱いだと?」
アルミン 「君の言いたいことは分かるよ…君は強さだけじゃない…その仲間想いな所…頭も良いし…紳士だし…リーダー的存在…」
ライナー 「…」
アルミン 「そんな君は…僕はクリスタと付き合うのは妥当だと思ってるよ」
ライナー 「…そうだな…俺には…エレンが持ってない物が…俺にはある」
アルミン 「僕はライナーの事を応援してるからね…でも世の中は残酷だね…」
アルミン 「エレンはなんで僕達の所に来たか…分かるかい?」
ライナー 「いや…なんでだ?」
アルミン 「クリスタに会うためだよ…」
ライナー 「…」
アルミン 「どうやらエレンは今から告白するためにクリスタに会いにいくだしい…」
アルミン 「僕は…人の恋愛を止めることはしないから…なんにも言ってないけど…ただライナーには伝えたくてね…」
ライナー 「…そうか」
アルミン 「君はどうしたい?」
ライナー 「…すまん…ちょっと余りにもショックで…混乱してる…」
ライナー 「アルミン…俺はどうすればいい?」
アルミン 「さっきも言ったけど…クリスタは強い人が好きだ…前はライナーだったけど…今はエレンだ」
ライナー 「…なるほどな…」
アルミン 「そう…エレンのタオルを簡単に取ることは出来る…でもそれじゃあ強い証拠にならない…」
ライナー 「…だが…エレンとはチームだ…」
ライナー 「裏切ることは出来ない…」
アルミン 「僕は別に無理に裏切れとは言ってないよ?君がそう思うなら裏切らなければいい…ただし…後悔しても遅いからね?」
アルミン 「あとキース教官も言っていただろ?裏切りもOKって事を…」
ライナー 「…アルミン」
アルミン 「僕はライナーとクリスタが繋がる方がふさわしいって思ってるからね…」
ライナー 「…俺は…」
______
-
- 24 : 2019/10/21(月) 05:31:04 :
- エレン 「うめーな!」
エレン 「この肉はなんだ?」パクパク
ミカサ 「イノシシの肉だよ」ニコ
エレン 「イノシシか!美味いな!」パクパク
ミカサ 「よく食べて…スタミナ付けてね」
エレン 「ありがとな!」パクパク
エレン 「ユミルも食えよ?」
ユミル 「…」(死に急ぎ野郎…食べてる時間はもう無いんだよ…いつ…ミカサが牙を向くか…私は怖いんだよ…)
ユミル 「…ミカサ…私の分」(それになんで自分の分の食べ物を用意してもらってる事を不思議に思わねーんだよ…この鈍感野郎…)
ミカサ 「…」スト
ユミル 「…ありがとな…」(なんちゅう…怖い目だよ…)
ユミル 「…」(時間もねーし…食事も喉を通らねぇ…こうなったら…強行手段だ…)
ユミル 「…それより…エレン…お前何しここに来たんだ?」
エレン 「はぁ?忘れちまったのか?ユミル」
エレン 「クリスタに話をしに行くんだよ…」
エレン 「…あ…そう言えばそうだったな…」
ミカサ 「…」
エレン 「わりぃ!ミカサ!クリスタはどこにいるんだ?話をしなければいけなかったんだ…」
ミカサ 「…クリスタならこの道を行って頂上にいる」
エレン 「本当か?なら早く食べて行くわ!」
ユミル 「エレンもう時間がねぇんだ…いくぞ?」
ミカサ 「なんの時間?ユミル」
ユミル 「そ…それは…」
ミカサ 「エレンは食事中…ご飯はゆっくり食べるもの…急がせるな」
ユミル 「…」
エレン 「ミカサ…ありがとな…でももっと優しく言えよ…ユミルも大丈夫だぞ…しっかり話をするからな」パクパク
ユミル 「…」(くそ鈍感死に急ぎ野郎!)
アルミン 「やぁ…おまたせ」
ミカサ 「話は終わったの?」
アルミン 「うん」
アルミン 「今後一緒に行動する事になったよ…」
ライナー 「…ああ」
ミカサ 「…そう」
エレン 「…ふぅ…ご馳走様」
エレン 「じゃあそろそろ…行くわ…ユミル」
ユミル 「…ああ」
エレン 「ライナー」
ライナー 「…おう」
エレン 「アルミン達も行こうぜ」
アルミン 「どこに行くの?エレン」
エレン 「うん?クリスタの所に」
アルミン 「あ…その事なんだけど…」
アルミン 「エレン達はここから先に行かせない事にするよ」ニコ
エレン 「…は?」
ライナー 「…」ブォン
ドン!
ライナーのラリアットがエレンの胸に直撃して吹っ飛ぶ
-
- 25 : 2019/10/21(月) 05:31:28 :
- エレン 「…か…はぁ…」ゲホゲホ
ユミル 「死に急ぎ!?」
ユミル 「てめぇ…ライナー!?」
ライナー 「…すまんな」
エレン 「…ライナー…いきなり…何を…」ゲホゲホ
ミカサ 「…」ギリギリ
アルミン 「ミカサ…落ち着いて」
ミカサ 「でも…エレンを…」
アルミン 「君のためにやってる事だよ?」
アルミン 「それとも…君が…エレンを殴るかい?」
ミカサ 「…ご…ごめん…」シュン
アルミン 「もう少し経ったら…ミカサがエレンのタオルを取るんだ…合図が来るまで待っててね」
ミカサ 「わかった…」
ユミル 「てめえ…アルミンに何を吹き込まれやがった…」
ライナー 「なんの事だ?」
ユミル 「いいか?アイツの言ってることは全部嘘だ!信じるな!」
ライナー 「ユミル…俺は俺の意思で動いてるだけだ…」
ライナー 「それにキース教官も言っていただろ?裏切りも許可してることを…文句無いだろ?エレン…」
エレン 「…はぁはぁ」
エレン 「確かに…言っていたな…文句はねぇな…」ハァハァ
ユミル 「はぁ?お前らバカか!?」
エレン 「…なら…俺も容赦なく…お前を倒す!」ムク
ユミル 「くそ!」(どうすればいい)
エレン 「いくぞ!」ドクン
エレン 「うっ…」ドサ
エレン 「な…なんだ…身体が…」
ユミル 「どうした!?死に急ぎ野郎!?」
エレン 「身体が…動かねぇ…」
ユミル 「なんだと……は!」
ユミル 「アルミン!お前食事に何を入れた!?」
アルミン 「うん?なんの事?」
ユミル 「とぼけんじゃねえ!?」
アルミン 「君は知らないと思うけど…イノシシの肉は美味いよ…でもたまに毒があってね…それに当たってしまうと…一時的に身体が動けなくなってしまうんだ…大丈夫…死にはしないから…」
エレン 「そう…なのか…」
ユミル 「デタラメなことばっかいいやがって…」
ユミル 「…くそ」(ライナーにアルミン…ミカサ…絶望だな…)
ユミル 「…来るならこい!」
ライナー 「俺は…女でも容赦しないぞ」
アルミン 「ライナー…君は戦わなくていいよ…」
アルミン 「ふぅ…ミカサ?」
ミカサ 「ええ…」スタスタ
ユミル 「…ミカサが相手か…」
ミカサ 「そもそも…お前がアルミンとの約束を破ったからこうなった…」ゴゴゴ
ユミル 「…私は約束事は嫌いでね」
ユミル 「生まれてからずっと自由に生きていたからな…」(対人格闘サボらなきゃよかった…)
ミカサ 「…その減らず口を黙らしてあげる…」
-
- 26 : 2019/10/21(月) 05:32:12 :
- ユミル 「…」
ミカサ 「…」シュ!
ミカサのパンチがユミルにくりだす
ユミル 「は…はやい…」ヒュ
なんとか躱すユミル
ミカサ 「…」シュ
ミカサのパンチ
ユミル 「くっ!」ヒュ
これも躱すユミル
ユミル 「おら!」ビュン
ミカサの顔面目掛けてユミルの足蹴り
ミカサ 「遅い」パシ
ユミルの足を掴むミカサ
ユミル 「な…」
ミカサ 「…隙だらけ」ビュン
ドゴッ!
ミカサの蹴りがユミルのお腹に当たる
ユミル 「う…」ゴホゴホ
ミカサ 「…まだ」ビュン
ズドンッ!
ミカサのパンチがまたユミルのお腹に当たる
ユミル 「…グフッ!」ドサ
ユミル 「か…」(息が…)
ミカサ 「…弱い癖に…歯向かうな…」
エレン 「や…やめろぉ…ミカ…サ」
ミカサ 「え…エレン…」
アルミン 「ミカサ」
ミカサ 「う…うん」スタスタ
ユミル 「…は…はぁ…」
ミカサ 「残念だけど…あなたはここでおしまい…」
ユミル 「…く…そ…」
アニ 「まちな!ミカサ!」
アルミン達 !?
アルミン 「あ…アニ!?」
ジャン 「ミカサ!」
サシャ 「お待たせしました!」
マルコ 「え…エレン!?どうしたの?」
ベルトルト 「ライナー!」
ライナー 「ベルトルト!」
アルミン 「なんで…ジャン達もいるの…」
ジャン 「大丈夫だぞ!アルミン!しっかり俺らも協力するぜ!」
アルミン 「なにがなんだが…」(誰が味方なんだ?ジャン達は敵なのか?)
ジャン 「おい!死に急ぎ野郎!てめぇここで寝てんじゃねえよ!」
エレン 「じ…ジャン…」
サシャ 「ユミルー起きて下さい…」
ユミル 「…」ハァハァ
アルミン 「…」(とりあえず落ち着こう…)
アルミン 「エレンはちょっと食中毒に当たってね…ジャン…」
ジャン 「そうなのか?大丈夫か?お前」
アルミン 「あそこの木の影に移動させて欲しいんだけど…良い?」
ジャン 「わかった…よいしょ」
ジャン 「てめぇここに来ても足引っ張ることしかしねぇな…」
エレン 「わ…わりぃ…」
ジャン 「ほらよ…やすんでろ…」
アルミン 「それよりアニ…僕が1番気になるのは君のその後ろにいる人達だよ…」
上官7 「ここは星見岳じゃあねーか」
上官8 「懐かしいな…」
上官9 「よくここの10数メートルある滝つぼに飛び込んでたな…」
上官7 「ここな」
上官8 「そうそう…」
上官9 「深いから飛び込んでも怪我しねーんだよ…」
上官7 「また暇な時飛び込みに行こうぜ」
上官8 「そうだな…」
アニ 「…見ての通り…上官達を連れてきた…」
アルミン 「…そう…なんで?」
アニ 「ミカサを倒すために」
ミカサ 「…」ギリギリ
上官7 「ミカサ…」
上官9 「悪いけど…お前はここで脱落してもらう」
上官8 「それとも降参してもいいんだぜ?」
ミカサ 「…」ギリギリ
-
- 27 : 2019/10/21(月) 05:32:28 :
- アルミン 「…アニ…お前はどこまで…僕の邪魔をする!?」
アニ 「…私は私のやりたいことをするだけ…」
アニ 「サシャ…ユミルをどかして!」
サシャ 「はい!」
サシャ 「マルコ!手伝って下さい」
マルコ 「わかった!」
ジャン 「アニ!話が違うぞ!?」
ジャン 「皆で上官達を倒すんじゃなかったのか?」
アニ 「残念だけど…それは嘘」
アニ 「私はこの訓練が始まってから最初からミカサを倒すためを目標としてた」
アニ 「…」(ジャンは敵になることは想定内…でもそれ以上にサシャとマルコは上手くやれば使える…だから連れてきたのさ…)
ベルトルト 「…そうだったのか…アニ…」
アニ 「ベルトルト…あんたも協力して貰えれば助かる…」
ベルトルト 「…わかった…」
ミカサ 「1体5か…それで私を倒せるとでも思ってんの?」ゴゴゴ
上官9 「気を引き締めていくぞ…」
上官7 「もちろんだ…」
上官8 「いくぞ!」
アルミン 「ライナー!ベルトルトとアニを倒すんだ!」
ライナー 「なんでだ?」
アルミン 「なんでって…ミカサがやられる!」
ライナー 「俺はエレンを倒せれば良いだけだ…」
アルミン 「何言ってんだ!馬鹿野郎!」
ライナー 「!?」
アルミン 「アニはエレンの味方なんだよ!つまり!クリスタと繋げる気なんだ!」
ライナー 「そ…そうなのか!?」
アルミン 「早く行くんだ!ミカサがやられたら…僕達もやられて終わりだ!」
ライナー 「くそ!」ダッダッ
アルミン 「くそ!くそ!くそ!」
ジャン 「ライナー!」
ライナー 「なんだ?」ダッダッ
ジャン 「俺もミカサを助けるぞ!」ダッダッ
ライナー 「そう言えばお前はミカサの事が好きだったな…」
ジャン 「ベルトルトは俺に任せろ!」
ライナー 「…わかった」ダッダッ
ミカサ 「…」
ライナー 「ミカサ…アニは俺が止める」
ジャン 「ミカサ!ベルトルトは俺に任せろ!」
ミカサ 「…そう…なら任せた…」
上官9 「アニ…お前はライナーを…ベルトルト…お前はジャンを頼むぞ」
アニ 「言われなくても…ライナーは私の所に来るだしいですからね…」
ベルトルト 「ジャン…僕はアニに救われた身だからね…残念だけど…」
ジャン 「ああ!」
上官8 「俺らはミカサを倒すぞ!」
上官7.9 「おう!」
ミカサ 「上官でも容赦しない…叩き潰す…」ゴゴゴ
ユミル 「…」(ダメージが…動けねぇ…)
エレン 「…く…そ…」
サシャ 「これは…大変な事に…なりました…」
______
星見岳頂上
クリスタ 「ユミル達…遅いなぁ…」
ミーナ 「今に来るよ!」
クリスタ 「アルミン達は何してるんだろ」
ミーナ 「さぁ…食べ物調達でもしてるんじゃない?」
クリスタ 「かもね」(エレン…)
______
一方コニーは…
コニー 「お…重い…」スタスタ
コニー 「1人山奥でこんなの持っていくなんて…アルミンは鬼だったのか…」スタスタ
コニー 「獣にでも会ったらおしまいだ…」
コニー 「いそげぇー」スタスタ
______
-
- 28 : 2019/10/21(月) 06:05:29 :
- ジャン 「うおー!」ダッダッ
ベルトルト 「…」サッ
構えるベルトルト
ジャン 「おら!」ビュン
ジャンの足蹴り
ベルトルト 「あまいよ!」ヒュ
躱すベルトルト
ベルトルト 「…はぁ!」シュ
ベルトルトのパンチ
ジャン 「…」シュン
躱すジャン
ジャン 「おら!」ビュン
ベルトルト 「はぁ!」シュ!
ドゴッ!
2人のパンチが顔面に相打ちする
ベルトルト 「…やるね」
ジャン 「…おまえもな」(口切った…)プッ
ジャン 「おらー!」
ベルトルト 「このー!」
______
アニ 「あんたはそっちに付いたって訳ね」
ライナー 「…アニ…まさかお前と戦う時が来るとはな…」
アニ 「…私は女の子だよ?本気で来るつもり?」
ライナー 「お前は女だが…戦闘能力はそこらの上官より強いからな…もちろん本気だ…」
アニ 「…そう…その言い方…気に食わない!」
アニ 「…」スッ
ライナー 「…」スッ
構える2人
ライナー 「…」ビュン
ライナーのパンチ
アニ 「…」パシ
受け流すアニ
ライナー 「ふん!」ビュン
アニ 「…」パシ
また受け流すアニ
アニ 「…」シュン
アニの足蹴りがライナーに直撃
スパァァン!
ライナー 「…やるな…」
アニ 「…その鎧みたいな身体…厄介だね」
____
-
- 29 : 2019/10/21(月) 06:06:39 :
- ミカサ 「…」
上官7 「…うぉ!」シュ!
上官8 「…くらえ!」シュ!
上官9 「おらおら!」シュ!
ミカサ 「…」ヒュンヒュン
3人のパンチを華麗に躱すミカサ
ミカサ 「上官さん…本当のパンチを…教えてあげましょう…」ビュン!
上官7 「なっ!」
ズドン!
上官7 「ぐっ…は…」ドサ
膝が地面に着く上官7
上官8 「大丈夫か!」
上官9 「カバーしろ!」
ミカサ 「…」ビュン!
ミカサのパンチが上官9にくりだす
上官9 「くっ!」シュン
躱す上官9
上官8 「くらえ!」ヒュ!
上官8の回し蹴り
ミカサ 「…」シュン
躱すミカサ
上官9 「今だ!」シュ!
ミカサにパンチ
ミカサ 「…」パシ
手のひらで受け止めるミカサ
ミカサ 「このまま…折ってあげましょう」ググ
上官9 「な!」
上官8 「させるか!」ビュン
またも回し蹴り
バシン!
足を手のひらで受け止めるミカサ
上官8 「なにっ!」
ミカサ 「二人とも折ってあげますよ」ググ
上官9 「くっ…」(まずい!)
上官8 「動けねぇ…」
上官7 「…やめろ!」ビュン
バシン!
ミカサ 「ぐっ…」
上官7の足蹴りがミカサにあたる
上官8 「さ、サンキュ!」
上官9 「お前大丈夫なのか?」
上官7 「ダメージは…でけぇが…なんとかな…」
ミカサ 「…」
ミカサ 「やはり…一筋縄ではいかない…」
____
アルミン 「…くそ…アニのせいで…めちゃくちゃだ…」
アルミン 「こうなったら…僕が…エレンのタオルを…」スタスタ
ユミル 「あいつ…エレンの所に…」
ユミル 「…たて…私!」グググ
サシャ 「ユミル?」
ユミル 「サシャ…手を貸してくれ…」
サシャ 「良いですよ…よいしょ」
ユミル 「…」スク
ユミル 「…くそ…多少ふらつくが…何とかなるな…」
サシャ 「大丈夫ですか?」
ユミル 「ああ…サンキューな…」スタスタ
アルミン 「…」スタスタ
マルコ 「アルミン…これは一体…」
アルミン 「僕もビックリだよ…まさかアニがね…」
アルミン 「エレンは大丈夫?」
エレン 「…あ…ああ…」
アルミン 「…そう」(さて…タオルを…)
ユミル 「やめろ…アルミン…」
アルミン 「…」ピタッ
ユミル 「…お前の計画は…おしまいだ…」
アルミン 「…君が最初に…僕に頼んできたじゃ無いのか?」
アルミン 「どうにかして欲しいってね?」
ユミル 「…それは悪いと思ってる…だが…クリスタと約束しちまったんだ…」フラフラ
アルミン 「…そう…なら止めてみろよ…」
アルミン 「…立っているのが精一杯に見えるけどね」
ユミル 「…そうさせてもらう」ダッダッ
アルミン 「…なっ!?」
ユミル 「おら!」ビュン
アルミン 「くっ!」
ドン!
ユミルのパンチをガードするアルミン…だが…
アルミン 「つぅ〜!…」ジンジン
アルミン 「…」(だめだ…完全にガードし切れない…)
ユミル 「…お前が相手なら…今の私でも…倒せる…」フラフラ
アルミン 「…」(このままだと負ける…)
-
- 30 : 2019/10/21(月) 06:07:09 :
- マルコ 「…ユミル!ちょっと待って!」
ユミルの前に立ち塞がるマルコ
ユミル 「マルコ!どけ!」
マルコ 「君たちの仲に何があったかは知らないけど…」
マルコ 「いきなりアルミンを殴る事無いじゃあないか!」
アルミン 「…」(助かった…今のうち…エレンを…)
アルミン 「エレン…」
エレン 「…」
アルミン 「エレン…気を失っているのか?」
エレン 「…ミン…」
エレン 「その声は…アルミン…か…」
アルミン 「そうだよ…エレン」
エレン 「すまねぇ…もう外部からの声も…遠くで聞こえる…感じ…」
アルミン 「そう…」(薬のピークだな)
アルミン 「…」(悪い人に捕まった時の護身用に持ってた痺れ薬が役に経った…上手く上官にバレないように食事に撒けたのはラッキーだったよ…)
ドケ!マルコ
オチツコウ!ユミル
アルミン 「…」(っと…そんなこと考えてる暇は無いね…)
アルミン 「…」(早いところタオルを取ろう)
アルミンの手がエレンのタオルを掴もうとしたその瞬間…
ライナー 「うぉー」ピューン
アルミン 「えっ?」
ドーン!
飛んできたライナーにぶつかるアルミン
アルミン 「う…」
ライナー 「…す…すまん…」
アニ 「…ふぅ」スタスタ
ユミル 「アニ…」
マルコ 「アルミン…大丈夫?」
アルミン 「なにしてんだ…ライナー…」
ライナー 「アニに…飛ばされた…」
アニ 「そんなことさせないよ…アルミン」
アルミン 「早く退くんだ!!」
ライナー 「あ…ああ」スク
アニ 「エレンのタオルを取るんじゃあないよ!」
マルコ 「なんだって…」
マルコ 「なんで…エレンのタオルを…」
アルミン 「いや…エレンを起こそうとしたのさ」
ユミル 「マルコ…エレンを違う場所にうつせ」
マルコ 「…わかった…」
アニ 「あんた達はここでおしまいだよ」
ライナー 「アルミン…アニは俺に任せろ!」
ライナー 「うおー!」ダッダッ
アニ 「…きな」
クラエ!
オソイヨ
-
- 31 : 2019/10/21(月) 06:07:44 :
- アルミン 「くっ…」(どうする…)
ユミル 「アルミン…覚悟しろ…」
アルミン 「…」(ミカサは戦ってる…ジャンも…)
アルミン 「…」(ライナーはアニで手がいっぱいだ…でも僕がユミルを倒せる筈ない…)
コニー 「アールミーン」ダッダッ
アルユミ !? 「コニー!?」
コニー 「わりぃ!遅くなった!」
コニー 「ほらよ!頼まれた奴!」ドン!
コニー 「しかし…皆戦ってんな…」
コニー 「ミカサ頑張ってんな!」
アルミン 「コニー…助けてくれ!」
アルミン 「ユミルにタオルを取られそうなんだ!」
ユミル 「てめぇ…」
コニー 「ほんとか?ユミル…流石だな…仲間でもあくまで訓練を徹底してるな!」
コニー 「あんまりよくわかんねぇけど…とりあえず俺も訓練しなきゃな…怒られるの嫌だし…」
コニー 「じゃあ…ユミルとりあえず俺が相手してやるよ!」
ユミル 「コニー…お前はいい様にアルミンに使われてるだけだぞ?」
アルミン 「ちがう!」
コニー 「そうか?でもその代わり美味しいものご馳走してくれるって言ってくれたから…そうでもないぞ?」
ユミル 「お前…飯で踊らさせてるのかよ…」
サシャ 「コニー!お久しぶりです」
コニー 「おう!サシャ!お前もしっかり訓練した方がいいぞ!」
サシャ 「そうですか?」
コニー 「ああ!またキース教官に飯抜きにされるかもな!」
サシャ 「それは嫌です!コニー!一緒に訓練しましょ!」
コニー 「いいぞ!」
ツルノマイ
ハクチョウノマイ
アルミン 「…何やってんだ…」
ユミル 「ふぅ…コニーがバカでよかったぜ」
アルミン 「くそ…」ダッダッ
ユミル 「だいぶ体力も回復した…」
ユミル 「逃がさねぇ!」ダッダッ
アルミン 「来るな!」ダッダッ
ユミル 「…まちやがれ!」ダッダッ
______
-
- 32 : 2019/10/21(月) 06:08:10 :
- エレン 「…う…」
マルコ 「エレン…大丈夫?」
エレン 「あ…ああ…」
マルコ 「立てそうかい?」
エレン 「…」スク
エレンの目の前の光景には
上官達とミカサが戦い…
アニとライナーが戦い
ジャンとベルトルトが戦っている
そしてコニーとサシャは…
エレン 「いったい…なにが…なんだ」キョロキョロ
アルミン 「うわ!」ドサ
ユミル 「観念しやがれ…クソッタレ」
アルミン 「くそ!」(ここで終わるのか…)
エレン 「なんでユミル…アルミン襲ってんだ?」
エレン 「アルミンが危ねぇ…」ダッダッ
マルコ 「あ!エレン!」
ユミル 「悪いな…アルミン」
エレン 「ユミル!」
アルユミ !?
ユミル 「エレン!大丈夫か?」
エレン 「ユミル!アルミンに何する気だ…」
ユミル 「はぁ?何って…アルミンのタオルを取るんだよ」
エレン 「確かに訓練だからな…アルミンと戦うのは間違ってないけど…まずミカサを救わなきゃいけないだろ!」
ユミル 「…お前はまず根本的に間違ってるぞ…」
ユミル 「アルミンに何されたのか分かってねぇわけねぇだろ!」
エレン 「アルミンには何もされてねぇよ?」
エレン 「されたのはライナーだろ?お前も見てたろ?」
アルミン 「…いいんだ…エレン…これは訓練だから…しょうが無いさ…」
ユミル 「てめぇ…さっきから演技が過ぎるぞ…」
ユミル 「いいか?お前のその馬鹿正直で真っ直ぐな所がたまに仇となるんだよ!」
エレン 「何言ってんだ…ユミル…」
アルミン 「…」(この状況はまずい…そうだ!)
ユミル 「コイツはお前とクリスタを会わせる事を止めてるんだぞ?」
エレン 「アルミンが止める理由なんて無いだろ?」
ユミル 「いいや!ある!」
エレン 「どんな理由だよ…」
ユミル 「コイツはな…クリスタの事がs…」
アルミン 「エレン!」
エレン 「!?」
エレン 「なんだ?」
アルミン 「早くミカサを救わなきゃ!」
エレン 「ああ…そうだったな!」
エレン 「とりあえずユミル!アルミンには手を出すなよ!」ダッダッ
ユミル 「…あの馬鹿野郎…」
ユミル 「だが…アルミン…私はお前をここで脱落させるぞ…」
アルミン 「…そうか」
ユミル 「わざわざ自分からエレンを離すなんてな…」
アルミン 「僕は今から少しでも生き延びる為に…走って逃げることにするよ…」
ユミル 「してみろ…すぐ捕まえてやる」
アルミン 「ただし…エレンが上官に負けてしまうかもしれないよ?」
アルミン 「エレンは強いけど…上官に勝てるかな…」
ユミル 「な…てめぇ…」
アルミン 「僕を追いかけるのは良いけど…その間にエレンがやられるかもしれないね…君はどっちを取る?」
ユミル 「…くそっ!」ダッダッ
エレンの所に走っていくユミル
アルミン 「…」(危なかった…)
______
-
- 33 : 2019/10/21(月) 06:08:46 :
- ミカサ 「…」ハァハァ
上官7 「…」ハァハァ
上官8 「…」ハァハァ
上官9 「…さすが…ミカサ…3人がかりでも…今だ勝負はつかない…か…」ハァハァ
ミカサ 「…」(少し…まずい…)
エレン 「ミカサ!」
ミカサ 「!?」
ミカサ 「エレン!?身体…大丈夫なの?」ハァハァ
エレン 「ああ!俺も加勢する!」
上官7 「エレン…これはまた…厄介な奴が…来たな…」
上官7 「俺がエレンを止める…2人でいけるか?」
上官8 「わからねぇ…早く終わらせろよ?」
上官9 「何とかする…」
上官7 「なるべく早くする…」
上官7 「来い!エレン!」
エレン 「行きますよ!」
ユミル 「まちな!」
エレン 「ユミル…どうした?」
ユミル 「私も一緒に戦ってやるよ…」
エレン 「そうか…助かる!」
ユミル 「ああ…」(くそ…)
ウオー!
ジョウカンヲナメルナヨー!
____
ミカサ 「…エレンのお陰で…随分楽になった…これで貴方達を倒せる…」
上官8 「…」ハァハァ
上官9 「…いくぞ!」ハァハァ
____
アルミン 「…なんとかなった…」
アルミン 「…そう言えばコニーが持ってきたもので使えそうなのがあるかな…」
アルミン 「…」ゴソゴソ
ウォ!
アルミン「うん?」フリムク
ジャン 「…」ハァハァ
ベルトルト 「…ジャン…君の負けだ」
ジャン 「…諦めて…たまるか!」ダッダッ
ベルトルト 「…」
ジャン 「うぉー!」
ベルトルト 「…」サッ パシ
ベルトルト 「てや!」ドン!
ジャンを一本背負いで地面に叩き付ける
ジャン 「ぐはッ!」
ベルトルト 「ごめんね…余りにも隙だらけだったから…」
ジャン 「…」シーン
ベルトルト 「…気絶しちゃったか…」
ベルトルト 「なら…タオルを取ろう…」
アルミン 「ベルトルト…ジャンのタオルを取るのをやめてくれ…」
ベルトルト 「…アルミンか…」
ベルトルト 「今度は君が相手なのか…」
アルミン 「いいや…君に話したいことがあってね…とても大事な話だよ?」
ベルトルト 「…なに?」
アルミン 「驚かないで聞いて欲しい…」
アルミン 「エレンは今からクリスタに会いにいくんだ…なんでか分かる?」
ベルトルト 「…さぁ」
アルミン 「どうやら知らないようだね…なら教えてあげるよ…」
アルミンはベルトルトにライナーに言った事と同じ話をした…
ベルトルト 「…なら…僕がエレンに勝ったら…クリスタは僕の事を好きになるって事?」
アルミン 「僕はね…ベルトルトとクリスタが繋がる方が相応しいって思ってるよ…」
ベルトルト 「ありがとう…」
アルミン 「…僕は君の為に協力してあげたい…」
アルミン 「だからアニより僕の方に付かないかい?」
ベルトルト 「…そうさせて欲しい…」
アルミン 「ありがと…」
アルミン 「なら…まずアニを倒さなきゃね…ライナーに協力してあげて?」
ベルトルト 「わかった」ダッダッ
マルコ 「ジャン!大丈夫かい?」ユサユサ
アルミン 「あ…マルコ…ジャンは気絶してるだけだよ…」
マルコ 「気絶してるだけなら安心だよ…これも訓練だから…しょうが無いね…」
アルミン 「とりあえずジャンを木の影にでも…運ぼ?」
マルコ 「そうだね」
____
-
- 34 : 2019/10/21(月) 06:09:20 :
- アニ 「…」ハァ
ライナー 「…」ハァハァ
ライナー 「くっ…」ズキズキ
ライナー 「…」(ダメージを受けすぎたな…)
アニ 「…いい加減倒れな?」
ライナー 「そうは…いかないな!」
ベルトルト 「アニ!ライナー!」
アニ 「ベルトルト…いい所に来たね…」
アニ 「このデカブツを倒すの協力して」
ライナー 「…ベルトルト…ジャンは?」
ベルトルト 「ジャンなら気絶してる…」
ライナー 「…そうか…」
ライナー 「2人を相手するのはさすがに負けるな…ハハ」
ベルトルト 「…アニ!」
アニ 「なんだい?」
ベルトルト 「僕は…君を倒すよ…」
アニ 「…どういう事?」
ベルトルト 「僕はやるべき事が出来た…ライナー…一緒にアニを倒そう」
ライナー 「…よく分から無いが…助かるぞ!」
アニ 「…あんたもそっち側になったって訳ね…」
ベルトルト 「ごめんね…アニ」
ベルトルト 「でも…いくよ!ライナー」
ライナー 「…おう!」
______
アルミン 「アニ…君の作戦はパズルのように…今崩れてきてるよ…」ボソ
マルコ 「ジャン…おきてー」ペシペシ
ジャン 「う…」
上官8 「ぐわ!」ドサ
上官9 「ハァハァ…うぉらー!」ダッダッ
上官9 「…」シュ!
ミカサにパンチ
ミカサ 「…」シュ!
ミカサのカウンター
スパァァン!
上官9 「ぐふっ!」ドサ
ミカサ 「終わり…」パシ
上官9のタオルを取る
上官9 脱落
上官8 「ハァハァ…くそ!」シュ!
上官8のキック
ドン!
ミカサ 「…ぐっ…」ズキズキ
ミカサ 「…だが!」ブォン
ミカサのキック
ドゴォン!
上官8 「グボッ!」ドサ
ミカサ 「…」パシ
上官8のタオルを取る
ミカサ 「ハァハァ…手強かった…けど…私の勝ち…」
アルミン 「よし!よし!」ガッツポーズ
アルミン 「マルコ…ジャンは僕が見てる…」
アルミン 「君はサシャとコニーを連れて先に頂上に行ってきてくれ」
マルコ 「え…でも…」
アルミン 「ミーナとクリスタが二人で頂上に居るんだ…何かあったら遅いから…ね?」ニコ
マルコ 「…わかった」
マルコ 「サシャ…コニー…」スタスタ
____
-
- 35 : 2019/10/21(月) 06:09:52 :
- 上官7 「…」ハァハァ
エレン 「…さすが上官ですね」
ユミル 「…」ハァハァ
上官7 「…」(くそ…さすがに体力万全なエレンと今戦うには…スタミナが足りねぇ…)
ミカサ 「エレン…」スタスタ
エレン 「ミカサ…終わったのか?」
ミカサ 「ええ…」ヒラヒラ
タオルを見せる
ユミル 「…まじかよ」
上官7 「…上官8.9…すまない…よく頑張ったな…」
上官7 「今俺はここで3人とは戦えない…」
上官7 「体力も無いわけだし…俺は一旦逃げることにする!」ダッダッ
ミカサ 「逃がさない」ダッダッ
エレン 「…まて!」ダッダッ
ユミル 「……終わりかもな」
上官7 「ミカサ!次こそは倒す!」ピョーン
上官7は数10メートルある滝つぼに落ちていった…
ミカサ 「…逃がしたか…」
エレン 「まぁ…また来たら倒せばいいか」
ミカサ 「…ありがとうエレン…助かった」
エレン 「いいって事よ!俺らは家族だろ」
ミカサ 「…うん//」
エレン 「…つーかなんでアニとライナーに…ベルトルト!?2対1じゃあねーか…」
エレン 「…戦ってる理由はわからねぇが…卑怯じゃねーか!止めてくるわ」ダッダッ
ユミル 「あ…おい!」
ミカサ 「…嬉しい//」ポケー
ユミル 「…」(アイツ…さっきまで倒れてたくせに…まだ十分回復もしてねぇのに無茶しやがる…)
ユミル 「…」(もしかして…これがクリスタが惚れた理由…なのか…?)
ユミル 「…ただのバカだろ…」(ただのバカ…そう思うのが普通だ…なのに…なんだ…この想いは…)
____
ライナー 「…アニ…さっきより蹴りの威力が下がってきてるぞ?」ハァハァ
ベルトルト 「…」ハァハァ
アニ 「…ご指摘ありがとね」ハァハァ
アニ 「…」(厳しい)
エレン 「おい!ライナー!ベルトルト!」
アニライベル !?
アニ 「あんた…」
ライナー 「…エレンか…」
ベルトルト 「エレン!」
エレン 「戦ってる理由はわからねぇが…2対1は卑怯だろ!」
アニ 「…」
ライナー 「…そうか…ならエレンお前が相手しろ」
ベルトルト 「…そうだね」
エレン 「…よっし!やるか!」
アルミン 「やめるんだ!ライナー…ベルトルト」
ライナー 「…アルミン」
ベルトルト 「…どうして止める?」
アルミン 「君たちの気持ちは分かる…でも一旦落ち着いてくれ」
ライナー 「わかった」
ベルトルト 「…うん」
アルミン 「…ふぅ」
アルミン 「…アニ…ミカサは上官達を倒したよ…まぁ1人は逃げたけど…もうミカサに勝てる人はいない」
アルミン 「コニーとサシャは邪魔だったからマルコと一緒に頂上に行かせた…」
アルミン 「エレンの助けも借りたけど…無事…終わったよ…一時はどうなるかとヒヤヒヤしたよ…」
アルミン 「それに…ユミル…君の行動も本当に…イライラしたよ」
アニ 「…そう」
ユミル 「…そりゃ…どーも」
エレン 「…とりあえずアルミン…戦いは終わりか?」
アルミン 「…そうだね」ニコ
アニ 「…」(コイツらを倒したいけど…ミカサもいるし…ライナーもベルトルトも…これは容易に動けないね)
ユミル 「…」(絶望だな…でも…エレンをクリスタに会わせれば…なんとか…)
ユミル 「戦いは終わったんだ…エレン早い所頂上に行こうぜ」スタスタ
エレン 「ああ…そうだな」
エレン 「ライナー?もう急にラリアットするのやめろよ?」スタスタ
エレン 「アルミン!先行ってるわ」
アルミン 「…あ…待ってエレン」
エレン 「なんだ?」
アルミン 「話があるんだ…耳を貸してくれ」
エレン 「なんだ?アルミン」
エレンがアルミンの口元に耳を傾けた瞬間
-
- 36 : 2019/10/21(月) 06:10:33 :
- アルミン 「さっきも言ったろ…君は行かせないって事を」ボソ
エレン 「え?」
アルミン 「…」ヒュン!
ドォン!
エレンの顔面にパンチをするアルミン
エレン 「…ぅ!」ドサ
アニユミライベルミカ !?
ミカサ 「あ…アルミン!?」
ミカサ 「…なんで…」
アルミン 「黙っててくれ!!」
エレン 「…アルミン…どうして…」
アルミン 「…君は行かせられない…ここから先には…絶対に!」
アルミン 「人を殴るというのは痛いものだね…手が痺れるよ」ジンジン
ユミル 「てめぇ…よくエレンを殴ったな!」
ユミル 「そんなにも!クリスタが大事か!」
アルミン 「当たり前だ!君は相応しくない…エレン…」
アルミン 「そう思ってる人はここにいる…」
ライナー 「…」
ベルトルト 「…」
アニ 「…それがアンタの本性ってわけね」
アニ 「僕はみんなと違うって顔してて…1番汚い人だね」
アルミン 「…そんな事ないさ…僕は純粋なのさ…」
アルミン 「誰しも人には裏表がある…僕だって…君だって…皆裏がある」
アルミン 「裏の顔ってものは本来人には見せたくないはずさ…僕はただその裏の顔を純粋に皆に見せてるだけさ…」
アルミン 「そして僕は…みんなの為にこうやって悪者になってるんだ…」
ユミル 「てめぇ…よく分からねぇ事タラタラ言いやがって…」
ミカサ 「…」アワアワ
アルミン 「ミカサ!気をしっかり持て!」
アルミン 「君が望んだ事だろ!」
ミカサ 「…」(そうだった…私がアルミンに頼んだことだった…)
ミカサ 「…エレン…私達は貴方を通さない」(エレン…ごめんなさい…)
エレン 「…どうしたんだよ…お前達…」
エレン 「俺らは家族だろ!」
エレン 「たとえ!訓練中だとしても!」
エレン 「こんな卑怯な事をする様な仲じゃ無いだろ!」
アルミン 「…」イライラ
ミカサ 「…」(エレン…)
エレン 「…アルミン…俺を殴ったことは別にいい…とりあえず…家族ならそこを通してくれ!訓練なら後でやるから…な?」
アルミン 「エレン・イェーガー!!!」
エレン 「…!?」
-
- 37 : 2019/10/21(月) 06:11:06 :
- アルミン 「…君に言いたかったことがある…ずっと前からね…」
アルミン 「君は僕やミカサに助けを求める時何かと家族だから〜とか家族だろ〜とか言ってるよな…」
アルミン 「その度君の厄介事を片付けてるのは僕やミカサだよ?」
ミカサ 「…」
エレン 「…」
アルミン 「なら…僕からもお願いするよ…」
アルミン 「僕らは家族だから…エレン…僕の頼みを聞いて欲しい…」
アルミン 「頂上には…登るな」
エレン 「…確かに迷惑かけた…本当にすまないと思っている…でも会わなきゃいけないんだ…」
エレン 「…ごめん」
エレン 「でも…クリスタと話をするだけなんだ…それだけだから…良いだろ?」
アルミン 「うるさい…」
アルミン 「要は…僕の頼み事を聞けないってことね…所詮家族ごっこ…」
アルミン 「僕の1つのお願いごとも聞けないような…そんな家族は要らない」
エレン 「…アルミ…ン…」
エレン 「…ごめん…」
ユミル 「…!?」(なんで…お前が謝ってんだ…?)
ユミル 「…」(コイツは家族という立場を利用してお前に攻撃してるんだぞ…)
ミカサ 「アルミン…それは違う…」
ミカサ 「エレンは…」
アルミン 「ミカサ…今は黙っててくれるか?家族として…」
ミカサ 「…」
エレン 「…ごめん…ごめん」
ユミル 「…」(おい…謝るんじゃねぇ…)
アルミン 「エレン…君はここで脱落してくれ」
エレン 「ごめん…」
ユミル 「…アルミン…」ボソ
ユミル 「…」(ぶん殴る!)
アニ 「…」ダッダッ
ユミル 「!?」(アニ!?)
アルミン 「!?」
アニ 「…」シュ!
アニの怒りのキック
アルミン 「…なっ」
ミカサ 「…アルミン!」サッ
バキャーン!
ミカサ 「…」ググ
アニ 「…」ググ
アニの蹴りを止めるミカサ
アニ 「こんなクズを助けるのかい?」ググ
ミカサ 「…アルミンは…クズではない…」
ミカサ 「元々は私が頼んだ事」ググ
アルミン 「…助かったよ…」
アルミン 「…ライナー…ベルトルト」
アルミン 「…エレンを倒すんだ」
ライベル 「まかせろ!」
アニ 「…どきな?ミカサ」
ミカサ 「あなたは私が止める」
ユミル 「ちっ!やれるか?エレン」
エレン 「…ごめん…」
ユミル 「くそ!ショックを受けてやがる!」
ライナー 「お前一人でどうにかなる俺らではないぞ?」
ベルトルト 「ごめんね…ユミル」
マルコ 「ちょっと待って!?」
アルミン 「マルコ…いたの?」
マルコ 「ジャンが心配になってサシャとコニーを先に行かせて戻ってきた…」
マルコ 「一部始終見てたよ…僕は君達の仲の関係は分からないけど…ユミル…君の手助けをするよ」
アルミン 「…マルコ…君は戦闘能力はそんなに無い…君が来たところでなんにも…変わらない」
マルコ 「…アルミン…君はそんな人では無かったはずだ…どうして…」
アルミン 「僕も必死なのさ…」
アルミン 「やれ…ライナー!ベルトルト!」
ライナー 「おう」
ベルトルト 「わかった」
-
- 38 : 2019/10/21(月) 06:11:31 :
- ユミル 「…ありがとな!マルコ」
マルコ 「…君はエレンを連れて逃げろ!」
マルコ 「今のエレンは戦えない…ジャンの助けが欲しいけど…また意識が戻ってない…」
マルコ 「とりあえず今は逃げるんだ」
ユミル 「わかった!お前はどうするんだ!」
マルコ 「僕は…数秒しか持たないけど…ライナーとベルトルトを止める!」
ユミル 「お前…」
マルコ 「早く行くんだ!」
ライベル 「うおー!」ダッダッ
ユミル 「すまねえな!」
ユミル 「行くぞ!エレン!」パシ
エレン 「…〜」
ユミル 「…ちっ!」ダッダッ
アニ 「…」ハァハァ
ミカサ 「…」ハァハァ
アニ 「上官と戦っといてまだ戦えるとはね…あんたは化け物じみてる…」
ミカサ 「…」ハァハァ
ユミル 「アニ!」
ユミル 「今のままじゃあ勝てねぇ!お前も1回逃げるぞ!」
アニ 「…わかった…」
アニ 「アルミン…」
アルミン 「なんだい?」
アニ 「あんたは…絶対に許さない」ダッダッ
アルミン 「…」
ミカサ 「…」ハァハァ
アルミン 「ミカサ…追いかけられるかい?」
ミカサ 「…アルミン…さすがに私も体力が限界…」
アルミン 「…そうか」
アルミン 「…」(ごめん…エレン…仕方なくだったんだ…)
____
-
- 39 : 2019/10/21(月) 06:12:08 :
- アニ 「マルコは?」ダッダッ
ユミル 「マルコは…やられた」ダッダッ
アニ 「…そう」
ユミル 「私達もあの滝つぼに落ちるぞ!」
アニ 「…どうやらそれしか方法がないようだね」
ユミル 「飛ぶぞ!」
アニ 「先行くよ!」ピョーン
ドボン!
アニが滝つぼに落ちていった
ユミル 「行くぞ!エレン!」
ライナー 「逃がさんぞ」ダッダッ
ユミル 「ライナー?!」
ライナー 「エレン!」ガシ
エレンの足を掴むライナー
エレン 「…ごめん…」
ユミル 「手を離しやがれ!」ゲシゲシ
ライナー 「離すか!」
ユミル 「くそっ!エレン!」
エレン 「…〜」
ユミル 「…てめぇ!」
パチィィン
エレンにビンタするユミル
エレン 「…ユミ…ル…」
ユミル 「…」ギリギリ
ユミル 「正気に戻りやがれ!」
胸ぐらを掴む
ユミル 「…私は…反対だった…」
ユミル 「…クリスタは私が守るって心の底から決めてた…でもクリスタは一向に心を開かないから…私は…」
エレン 「…」
ユミル 「それでも頑張った…」
ユミル 「…でもそんなクリスタの心の悩みを取ったのはお前…エレンだった…」
ユミル 「それは正直有難かった…でもな…お前のその真っ直ぐで馬鹿正直な所が気に食わねぇ…そんな奴はいつか人に良いように利用されて終わりだぞ!」
ユミル 「…だから私は…反対だったんだ」
ユミル 「クリスタだって女だ…だから別にしょうがない事だけど…でもなんでコイツなんだって…」
ユミル 「でも今の私の気持ちは…お前で良かったって思ってるんだ…」
ユミル 「その真っ直ぐな気持ちを持った…裏表もないその馬鹿正直な所…お前ならきっと…幸せにしてくれると…」
ユミル 「…だから!私はお前を今ここで救ってやる!この訓練後!クリスタは誰を想う事になるか…わからねぇが…私はお前だと…信じてる…」
エレン 「…ユミル…お前さっきから何を…」
ユミル 「…必ず!クリスタの所に行って話をしろ!いいか!負けるんじゃあねーぞ!」
ユミル 「…約束しろ」
エレン 「…あ…ああ!」
ユミル 「…ライナー!その手を離しやがれ!」
ユミル 「…この!」ガブッ
ライナーの手に噛み付く
ライナー 「ぐぉ!」パッ
手を離すライナー
ユミル 「今だ!行け!エレン」ドン!
エレン 「うわ!」ドボン!
ユミルに押されて滝つぼに落ちていったエレン
ユミル 「約束…したからな!」
ライナー 「うお!」ガシ
ライナー 「…」ブォン
ユミルの服を掴み投げ飛ばす
ユミル 「うっ」ドサ
ライナー 「…お前のせいでエレンを逃がした…」
ベルトルト 「ライナー!エレンは…」ダッダッ
ライナー 「落ちていった…」
ベルトルト 「…そうか」
ライナー 「お前だけでも…倒す」
ユミル 「…ライナー…女である私を倒すのか…」スク
ライナー 「もちろんだ…」
ユミル 「…来いよ!」
ライナー 「行くぞ…ベルトルト!」
ベルトルト 「うん!」
______
-
- 40 : 2019/10/21(月) 06:12:57 :
- 星見岳頂上
クリスタ 「…遅いな」
ミーナ 「本当にね…」
クリスタ 「…私ちょっと下山してくる」スタスタ
ミーナ 「…えっ!でもアルミンはここに居てって…」
クリスタ 「…アルミンには後で謝るよ」
サシャ 「…疲れました…コニー」
コニー 「…いい加減に…降りろよ…」スタスタ
コニーにおんぶしてもらってるサシャ
サシャ 「私もう歩けません」
コニー 「頂上に登り途中でお腹すきやがって…」
サシャ 「お腹すいて力出ません」
クリスタ 「サシャ!コニー!」
サシャ 「あ!クリスタ!」
コニー 「おー…クリスター」
ミーナ 「二人とも久しぶり!」
サシャ 「それより…お腹すきました」
ミーナ 「あー…りんごしかないけど…」
サシャ 「そうですか…まぁ…それで我慢します」スタスタ
コニー 「…疲れた」ドサ
クリスタ 「お疲れ様」
コニー 「わりぃ…水あるか?」
クリスタ 「うん!取りに行ってくる」スタスタ
ミーナ 「サシャがいるってことはジャンとマルコもいるってこと?」
コニー 「ああ…なんか下で戦い合ってたぞ?」
コニー 「まぁ訓練は大事だからな…もう終わったかな…」
ミーナ 「…それ…ほんと?」
コニー 「ああ!俺もサシャとしっかり訓練したぞ!お前らもやってたのか?」
ミーナ 「やってないけど…コニー!」
コニー 「なんだ?」
ミーナ 「その話…詳しく聞かせて!」
______
アルミン 「…そう…逃げちゃったか…」
ライナー 「わるい…」
アルミン 「いやいいよ…どうせ僕達には勝てないから…」
ベルトルト 「マルコとユミルは?」キョロキョロ
アルミン 「マルコとユミルは監視上官に回収されたよ」
ミカサ 「…アルミン…これが落ちてた」
アルミン 「うん?これは…ネックレス…」
ミカサ 「恐らく…エレンが落としたと…」
アルミン 「…ありがと!ミカサ」
ミカサ 「うん…」
ミカサ 「アルミン…」
アルミン 「…なに?」
ミカサ 「エレンに言ったこと…本当?」
アルミン 「ううん…そんな事ないよ…」
アルミン 「エレンには本当に申し訳ない気持ちだけど…僕も本当にアニのせいで焦ってたから…ああいうしか無かった…」
ミカサ 「…ならいいけど…」
アルミン 「…また会った時…謝るよ…」
ミカサ 「そうした方がいい…」
アルミン 「…うん」
アルミン 「じゃあ僕達も…頂上に登ろう」
アルミン 「君達はクリスタに会ってくるといい」
ライベル 「…あ…ああ!」ダッダッ
ジャン 「…アルミン」
アルミン 「…ジャン…目覚めたかい?」
ジャン 「…ああ…」
アルミン 「…ミカサちょっと先に頂上に行ってきてくれ」
ミカサ 「わかった」スタスタ
アルミン 「…どう?どこまで覚えてる?」
ジャン 「ベルトルトに倒されて…それで今起きた…」
ジャン 「なんでベルトルトがアルミン側についてるかさっぱり…しかも俺のタオルも無事だ…」
アルミン 「僕とミカサが止めたんだよ」
ジャン 「…ミカサが…」
アルミン 「ジャン…エレンはミカサを倒そうとしてる…」
ジャン 「…なんでだ?」
アルミン 「ミカサは強いからね…先に倒せば楽になるからじゃない?」
ジャン 「…そうか…マルコは?」
アルミン 「マルコは…エレンが…」
ジャン 「…そうなのか…」
アルミン 「エレンは気絶したジャンのタオルを取ろうとして…マルコが止めに入り…やられた」
ジャン 「…」
アルミン 「すまない…エレンがそんな事するとは思わなかったから…こちらも油断してた」
ジャン 「…そうか」
アルミン 「一緒に…エレンを倒してほしい…」
ジャン 「まかせろ…アルミン」
アルミン 「ありがと」ニコ
ジャン 「…」(エレン…お前はそんなことする奴だったのか…)
アルミン 「じゃあ一緒に頂上に行こう」スタスタ
ジャン 「…ああ」スタスタ
アルミン 「…」(このネックレス…クリスタの…だよな…白の翼…うん…間違いない…)
アルミン 「…」(つまり帰ってきた訳か…)
アルミン 「…」(そうだ!)
-
- 41 : 2019/10/21(月) 06:15:18 :
- 前編はここで終わりとします。
後編URL貼っときますので気になった方是非こちらから↓
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