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アニ「最近どう?」
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- 1 : 2019/10/17(木) 13:38:37 :
- ライナー「どうって何がだ?」
アニ「火事場の馬鹿力だよ。経験できたかい?」
ライナー「いや‥まだ経験できてない」
ライナー「筋トレもしてパワーとスピードもついたし」
ライナー「格闘技の練習もして、実戦も積んでいる」
ライナー「自分でも強くなった実感はあるが、火事場の馬鹿力には程遠いな」
アニ「まぁ‥簡単にはいかないよね」
ライナー「あぁ。現実世界の人間でも火事場の馬鹿力を経験するのは稀なケースだ」
ライナー「何か特別なキッカケや、トレーニングが必要なのかもな」
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- 2 : 2019/10/17(木) 13:40:02 :
- http://www.ssnote.net/archives/80905
ライナー「ダンベル何キロ持てる?」の続きの話になります
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- 3 : 2019/10/17(木) 13:49:45 :
- アニ「筋トレって最近は何をやってるの?」
ライナー「ウエイトトレーニングが中心だな」
ライナー「重い物を持つ事で、自分の身体を生命の危機だと錯覚させる事ができる」
ライナー「それに単純にパワーがつくからな」
アニ「確かにウエイトトレーニングは悪くない。でも筋トレは自重を中心にやるべきだよ」
ライナー「自重か。ただ負荷の掛け方が難しいんだよな」
アニ「あんたは強くなりたいんだろ?そして最終目標が火事場の馬鹿力のコントロール」
ライナー「まぁな」
アニ「だったらウエイトトレーニングで個別の筋肉を重点的に鍛えるよりも」
アニ「身体の連動性を覚え込ませた方がいい。要は火事場の馬鹿力は脳の仕組みを利用する」
アニ「そう言った技術が必要になってくると思うよ」
ライナー「なるほど‥ただウエイトトレーニングをして重い物をぶち上げるだけじゃ、火事場の馬鹿力は出来るようにならないのか」
アニ「そうだね。私も火事場の馬鹿力の経験がないから、分からないけど」
アニ「身体の動きを覚える事が、良いと思うよ」
アニ「まぁ自重トレーニングは効果が出るのは遅いけど、その分効果を得た時の達成感と技術向上は素晴らしいよ」
ライナー「なるほどな」
アニ「それに自重トレーニングは神経系のトレーニングにもなる。神経系の強化は脳の伝達速度も影響する」
アニ「脳をよく刺激するから、あんたの未知の力が覚醒するかもしれないし」
ライナー「言われてみればそうだよな‥体操選手は筋トレしないのに、あんなに強靭な肉体を手に入れているからな」
アニ「まぁ体操の動きが、高強度の自重トレーニングだからね」
アニ「それと中にはウエイトトレーニングもする人もいるらしいよ」
ライナー「そうなのか」
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- 4 : 2019/10/17(木) 13:55:16 :
- ライナー「まぁ筋トレは自重をメインにして‥これでいいよな?」
アニ「そうだね」
ライナー「まぁ実戦はかなり積んでいるから。このままで良いか」
アニ「‥ねぇ。私の勘違いかも知れないけど」
ライナー「なんだ?」
アニ「最近2人の大男がヤンキー狩りをしてるって噂を聞くんだけど。まさか」
アニ「あんたとベルトルトの仕業じゃないよね?」
ライナー「いや、俺たちだよそれ」
アニ「やっぱりか‥」
ライナー「まぁヤンキーを狩れば、治安の維持にもなるし、街の人が安心して暮らせるようになる」
ライナー「それにヤンキーは腐るほどいるから、俺とベルトルトの技の実験台にもなってくれるし」
ライナー「悪い事なしだろ?」
アニ「‥あんまりやり過ぎないでよ」
ライナー「安心しろ。その辺は大丈夫だ」
アニ「‥それとこの間ゲルガーさんが大怪我をしたって聞いたけど」
ライナー「それも俺だ」
アニ「あんたねぇ‥」
ライナー「いやいや、あっちから手を出して来たんだよ。正当防衛だよ」
アニ「そうかい‥」
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- 5 : 2019/10/17(木) 14:01:52 :
- アニ「話を戻すけど」
アニ「火事場の馬鹿力は確かにいつかは、あんたなら経験できるかもしれない」
アニ「でもコントロールする事は出来ない可能性が高いよ」
ライナー「どういう事だ?」
アニ「骨密度だよ。骨が強くならないと、火事場の馬鹿力を発揮した時の筋肉の出力に身体が耐えられなくなるからさ」
ライナー「まぁな‥そう言えばベルトルトは火事場の馬鹿力を経験したらしいが‥ミカサやリヴァイさんのようにコントロールするのはまだ出来ないって言っていたな」
アニ「まぁ‥人間の脳については未だに解明されてない事が多い。」
アニ「だから骨密度が強くなる可能性も否定できないよ。脳の何らかの作用が起きてね」
ライナー「つまり何だよ?」
アニ「諦めないで鍛錬をやっていたら、きっと道は開けるよ」
アニ「これからも何かあったら相談に乗ってやるからさ」
ライナー「おう、ありがとうな」
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