アニ「は？使えない筋肉？」

loupe をクリックすると、その人の書き込みとそれに関連した書き込みだけが表示されます。

表示を元に戻す

1 : 筋力@賢者タイム( ^ω^ ) : 2019/10/13(日) 13:48:39

ダズ「あぁ‥」

アニ「はぁ‥喧嘩の次は筋肉の話かい？」

ダズ「すまないな‥こういう話はお前に聞くのが良いと思ってな‥」

アニ「あんた私を何だと思ってるのさ」

アニ「筋肉の話はライナーに相談した方がいいんじゃないかい？」

ダズ「ライナーは何というか‥筋肉の話になると熱中するからさ‥」

アニ「‥なるほど‥何となく分かったよ」

アニ「でも私は筋肉の話は専門外‥喧嘩や格闘術の話みたいに期待できるアドバイスや助言は出来ないよ」

ダズ「それても構わないさ。何か教えてくれよ。何でもいいんだ」

アニ「何であんたがそんなこと聞くか分からないけど」

アニ「使えない筋肉なんて存在しないよ」

ダズ「え？」
2 : 筋力@賢者タイム( ^ω^ ) : 2019/10/13(日) 13:54:12

アニ「まず根本的にその言葉はおかしいよ」

アニ「筋肉があるって事は力が強いのは事実だよ」

ダズ「そ、そうだよな」

アニ「あんた‥ボディビルダーの話をして、あれは使えない筋肉の集まりだからー」

アニ「って‥事を言われたんでしょ？」

ダズ「何で分かったんだ！？」

アニ「使えない筋肉って馬鹿にされるのはボディビルダーだからね」

ダズ「その通りだ‥喧嘩強くなりたくて‥筋トレしてるうちに」

ダズ「筋肉を大きくする事に目覚めたんだ」

アニ「なるほど‥だから身体が大きくなっていたんだね。」

ダズ「わ、わかるか！？」

アニ「当たり前だよ。パワーもついてると思うよ」

ダズ「だよな！！」

アニ「だけど‥スポーツで使えるかと言われたら話は別さ」

ダズ「え‥」
3 : 筋力@賢者タイム( ^ω^ ) : 2019/10/13(日) 13:57:40

アニ「筋肉を大きくしたところで、パワーが強くなるだけで、スポーツが上手くなるわけではないよ」

アニ「ちゃんとスポーツの練習もして、筋トレをする必要がある」

ダズ「‥そうか‥言われてみれば‥あれから喧嘩の強くなる練習はしてないな」

アニ「それは良くない。あんたが目的にしていたのは喧嘩が強くなりたい」

アニ「だから筋トレをする事が目的になるのは間違いだ」

アニ「まぁ‥あんたがボディビルダーになりたいなら筋トレだけをすれば良いと思うけど」

ダズ「はぁ‥だよな」

ダズ「俺もたぶん気付いていたんだ。でも気づかないフリをしていた‥」

ダズ「筋肉を大きくして、パワーをつけたとしても‥動けない身体になるなら」

ダズ「意味ないよな‥」
4 : 筋力@賢者タイム( ^ω^ ) : 2019/10/13(日) 14:09:13

アニ「そうさ」

アニ「使えない筋肉はないと思うけど」

アニ「動ける筋肉と動けない筋肉ってのはあるよ」

アニ「動けない筋肉が肉体美を競う‥ボディビルダーのような筋肉」

アニ「動ける筋肉が機能美‥スポーツ選手のことだね。あんたが目指すのは格闘家のような筋肉でしょ？」

ダズ「あぁ‥発想が安易だったよ。ただ筋トレだけしてパワーをつけてるだけじゃ、喧嘩は強くなれないよな」

アニ「そうだよ」

アニ「あんたがするべきことは格闘家のやっているトレーニングをやる」

アニ「そうすればいいのさ」

ダズ「‥ありがとうな」

ダズ「おかげでスッキリしたぜ」

アニ「なら今から格闘術の練習やろうか」ニヤリ

ダズ「え‥」

アニ「強くなりたいんだろ？」スタスタ

ダズ「いや‥そうだけど！お前‥手加減しろよ」スッ

アニ「大丈夫だよ‥あんたはあれから筋肉がついて、パワーもついてる」スッ

アニ「前よりは頑丈になってるゆ」ブォン！！

ダズ「ちょ、待ー」ドォン！！！！

ダズは全治10日の怪我をした

しかしアニが前より本気を出していたのに、この程度の怪我で済んだのは筋トレの成果だろう

ボディビルダーは軽蔑の対象とされ、スポーツ選手と認められない事がある

だが彼らは筋トレを筋肉を大きくして、肉体美を競うスポーツコンテストをやっているのだ

彼らの筋肉は当然パワーもあるし、ボディビルダーという競技で使える筋肉なのだ

ただボディビルダーは動けない人が多いのも事実である。大きすぎる筋肉は体のバランスを失う

ただ彼らはそうなりたいから‥すなわち筋肉を大きくしたいのだ(魅せる筋肉であり、動けるかどうかは別の話)

だからあの肉体は彼らのなりたい姿で、我々部外者が馬鹿にして良いものではない

それに全てのボディビルダーが動けないわけではない。力もあり、筋肉も大きく、さらにはスポーツも人並み以上に出来るボディビルダーもいる

結局は鍛え方次第で決まるというわけである

それを我々は頭に叩き込んでおき、理解する必要がある

そもそもボディビルダーとかそういう以前に、人は人と違うのは当たり前の事であり、自分の価値観で人を評価するのは間違いである

それを踏まえて、世界を見てみると考え方が変わるだろう

このスレッドは書き込みが制限されています。: スレッド作成者が書き込みを許可していないため、書き込むことができません。