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コニー「少年漫画の主人公ってさ」
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- 1 : 2019/09/20(金) 18:08:32 :
- コニー「特別な力を持った奴が多いよな」
エレン「当たり前だろ。凡人が主人公だったらつまらないだろ?」
コニー「でも進撃の巨人ってさ。普通の感性を持ったキャラが重宝されるよな?」
エレン「それは進撃の巨人では特別な人間にばかりスポットライトが当たるからだろ?だからジャンとか普通の感性を持ったキャラが人気になったりするんだよ」
コニー「言われてみれば進撃の巨人って変人の巣窟だよなー」
エレン「だろ?特別な人間が多くて、普通の人が目立つんだよ」
コニー「なぁ俺ってどうなんだ?」
エレン「調査兵団に入った時点で普通じゃないと思うぞ」
コニー「やったぜ!!!俺は特別な人間か!!」
エレン「コニー‥あんまり喜ぶことじゃないと思うぞ」
コニー「でもよー普通の人間が主人公でも面白そうじゃないか?」
エレン「そうか?でも読者を引き寄せるには平凡だと無理だと思うぞ」
コニー「なんかさー俺凄い違和感を感じるんだよ」
エレン「ん?違和感?」
コニー「そうだ。特別な人間ばかり主人公だと見てて飽きないか?なんで主人公って皆んな特別な人間なんだよってさー」
エレン「いやコニーそれは違うぞ」
コニー「は?どういう事だよ?」
エレン「主人公が特別なわけじゃない」
コニー「?」
エレン「特別な人間だから主人公になれるんだよ」
コニー「なるほどな。そういう考え方もできるな。」
エレン「あぁ。俺はそう思ってるぜ」
コニー「まぁお前は主人公だしな」
エレン「その通りだ」ニヤリ
コニー「それに加えて中二病だしな」ニヤリ
エレン「その事にはもう触れるなよ‥」ズーン
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- 2 : 2019/09/20(金) 20:21:32 :
- コニー「お前特別な存在だって思っていただろ笑笑いや今もか?笑笑」
エレン「‥まぁな。あれだけ憎んでいたはずの巨人の力をすぐに自分の物だと思ったのも‥やっぱり特別だからって思っていたのかもな‥」
コニー「おいおい。真面目に返すなよ。反応に困るだろ」
エレン「コニー」
コニー「あ?どうした?」
エレン「お前から見て俺はどう見える?」
コニー「そりゃ主人公って感じだよな。特に今のお前はダーク(笑)な雰囲気でカッコいいぞ」
エレン「茶化すなよ‥でも本当に主人公に見えるか?」
コニー「当たり前だろ。これはお前の物語だろ?」
エレン「まぁな‥だが俺は特別な力を持っているのに‥なんか釈然としねぇよな」
コニー「どういう事だ?」
エレン「俺ってさ。訓練兵団に入ったばかりの頃は取り柄なんて無かっただろ?」
コニー「そんな事ないと思うぞ?不屈の精神って‥諦めないで努力していたじゃないか?少なくとも努力に関してはピカイチだったと思うぜ」
エレン「そう。そうなんだよ。俺はお前みたいに天性の運動神経の良さもないし、ジャンみたいに立体機動の才能が無かった‥特別なのは巨人の力だけだ」
コニー「あんまり自分の事を下げるなよ。最終的には卒業成績5番だったんだから。自信持てよ」
エレン「そうだな‥正直ジャンに勝てたのは意外だった」
コニー「立体機動が配点が高かったからか?」
エレン「そうだな。俺は立体機動はジャンほど上手くなかったからな」
コニー「でもお前は対人格闘が2番だったろ?」
エレン「でも配点が低かったよな?」
コニー「じゃあお前は意外と器用にそつなくこなせるタイプだったのかもな。それで総合成績がジャンを上回ったんだろ」
エレン「そうかもな。あと自分で言うのも何だが、精神的なもんも評価されたのかもしれない」
コニー「そうだな。それにジャンみたいに一芸に秀でる奴より、お前みたいになんでも平均以上に出来た方がいいぞ。実際に卒業成績も上だったよな」
エレン「そうだな。それにしても主人公の俺が5番とかヤバイと思わないか?」
コニー「最初はあれ?ってなったけど‥今は納得だよな」
エレン「俺より上は文字通り化け物だよな」
コニー「2位、3位、4位はマーレで軍隊の訓練を受けた巨人たち」
エレン「主席はヒロインにしてアッカーマンの血を継ぐ、高い戦闘力の持ち主」
エレン「マジで化け物だな」
コニー「あぁ。主人公より高スペックな奴がこんなに同期にいるって中々ないよな」
エレン「基本的に少年漫画の主人公の傾向は2つだ」
コニー「ほぅほぅ」
エレン「強い奴に囲まれて、仲間と共に主人公が成長していく。代表的なのはワンピースだな」
エレン「もう1つのパターンは主人公がチート級の強さ。代表的なのはワンパンマンだな」
コニー「じゃあお前はどっちだ?」
エレン「難しいな‥まぁ間違いなく後者ではないだろう」
コニー「だな」
エレン「かといって前者も違う気がするんだよな‥」
コニー「そもそも進撃の巨人ってバトル漫画じゃないからな」
エレン「そうだな。バトルシーンがあるから勘違いする人もいるけど、メインは色んな考えが衝突して葛藤するシーンだよな」
コニー「あぁ。何が正しいかわからなくなる時あるけどな」
エレン「そこが進撃の巨人の醍醐味だろう」
コニー「それな」
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