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ペトラ「兵長、紅茶いりますか?」

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  1. 1 : : 2013/09/12(木) 22:35:12
    ペトラ「あっ。リヴァイ兵長。紅茶いれてるんですけど飲みますか?」

    リヴァイ「・・・?」

    ペトラ「どうかしました?」

    リヴァイ「お前は...ペトラか?」

    ペトラ「それ以外になにかいますか?」

    リヴァイ「いや。お前は女型と戦って死んだんじゃなかったか?」

    ペトラ「あぁ。そうですけど?」

    リヴァイ「そうですけど...ってお前なんでいる?」

    ペトラ「はい、戻ってきました!」

    リヴァイ「なに軽々しく言ってるんだ」

    ペトラ「いや、以外に簡単なんですよ。なんか女型に踏みつけられた後、よく分からない真っ暗な部屋にいたんです。そしたら、誰かに『後悔はないか...?』と聞かれたので...」

    リヴァイ「後悔があったのか?」

    ペトラ「...はい。後悔がある、と答えたらここに戻って来れました」

    リヴァイ「なんだか...よくわからないな」

    ペトラ「すいません、予習不足でした」テへへ

    リヴァイ「いや、別にいい」

    ペトラ「で、後悔なんですが...」

    リヴァイ「あぁ」

    ペトラ「わたし、リヴァイ兵長のコトが好きでした」

  2. 2 : : 2013/09/12(木) 22:36:19
    リヴァイ「・・・」

    ペトラ「これを、伝えたかったんです」

    リヴァイ「・・・」

    ペトラ「ずいぶん、鈍い反応ですね。気づいていたんですか?」

    リヴァイ「...クソメガネが言っていた」

    ペトラ「えぇっ。ハンジさん、そんなこと...」

    リヴァイ「あぁ」

    ペトラ「...で、リヴァイ兵長はどう思いましたか?」

    リヴァイ「お前は...大切な仲間だ」

    ペトラ「...そうですか。でも...。それだけで十分です!」

    リヴァイ「・・・」

    ペトラ「リヴァイ兵長に大切な仲間、って言ってもらえるだけで本当に嬉しいですよ」

    リヴァイ「・・・」

    ペトラ「本当ですよ...。兵長...なにか言ってください」

    リヴァイ「お前は大切な仲間でもあって...。そして俺は、お前を愛していた」

    ペトラ「///っ!?」

    リヴァイ「生きてる間に...。言ってやれば良かったな」

    ペトラ「いいえ。今、言ってもらえるだけでも十分に嬉しいです。あぁ、幽霊って言うのもいいですね」

    リヴァイ「そうか...」

    ペトラ「はい。今、顔真っ赤ですよね?恥ずかしいです...//」

    リヴァイ「・・・」

    ペトラ「しかし兵長。それならお願いがあります」

    リヴァイ「なんだ?」

    ペトラ「わたしのコトは...忘れて下さい—」
  3. 3 : : 2013/09/12(木) 22:36:38

    リヴァイ「—!?」

    ペトラ「だって、兵長は巨人を絶滅させるんですよね。それまでの間、兵長はたくさんの人に会います。そこで出会った人がもしかしたら兵長の運命の人かもしれないんですよ。わたしみたいに、死んでしまった人の事を考えるなんて....。無駄ですから」

    リヴァイ「無駄な訳が無い。おまえの残した意思が俺に力を与える」

    ペトラ「何度も聞いた台詞ですね。自分に言われるのは初めてですが...」

    リヴァイ「・・・」

    ペトラ「とにかくです。兵長にはこの国の人類の未来がかかってるんです。前を向いて生きてほしいんです。この世界の未来の為にー。これがわたしの残した意思です」

    リヴァイ「...分かった。俺は...お前の意思を受け継ぐ」

    ペトラ「ありがとうございます。兵長」

    リヴァイ「あぁ」

    ペトラ「そろそろ、いきますね」
  4. 4 : : 2013/09/12(木) 22:36:42

    リヴァイ「時間があるのか?」

    ペトラ「そのへん、よくわからないんです。でも、お父さんのところにいきたくて...。たった一人の家族ですから。あ、そういえばうちの父、迷惑かけませんでしたか?」

    リヴァイ「大丈夫だ。娘思いの立派な父親だ」

    ペトラ「...自慢の父ですから」

    リヴァイ「そうだな」

    ペトラ「それでは、兵長。お元気で」

    リヴァイ「お前もな」

    ペトラ「あと...リヴァイ兵長が、こちらに来るのはおじいちゃんになってからにしてくださいね」

    リヴァイ「どういう意味だ?」

    ペトラ「ちゃんと巨人の絶滅さして、運命の人と巡り会って、結婚して、子供が出来て...。孫ができて、兵長のまわりにあたたかい家族ができるまで、こちらにくるの禁止ですよ」

    リヴァイ「それは約束できないな」

    ペトラ「...いいえ、約束です」

    リヴァイ「...分かった。でも、その前におれは巨人を絶滅させる」

    ペトラ「はい。ゼッタイですよ」

    リヴァイ「あぁ」

    ペトラ「本当に...ありがとうございました。そして、今もこれからも兵長のこと大好きです...」

    リヴァイ「...」




    リヴァイ「もういないのか?」




    リヴァイ「無理な約束をしちまったな」




    リヴァイ「ペトラ、茶をいれてくれ—」




    終わり
  5. 5 : : 2013/09/12(木) 22:38:47
    短いものですが、お読みいただきありがとうございます

    ちょっと終わり方がビミョーだったかもしれません...

    でも、初めての作品なんでお許しをww

  6. 6 : : 2013/09/12(木) 23:00:26
    乙!
  7. 7 : : 2013/09/13(金) 00:35:07
    おもしろかった、乙
  8. 8 : : 2013/09/13(金) 01:14:10
    乙っす
  9. 9 : : 2013/09/13(金) 07:21:07
    乙っ
  10. 10 : : 2013/09/13(金) 08:13:20
    みなさん、ありげとうございますっ

    また次も頑張ります
  11. 11 : : 2013/09/13(金) 16:51:54
    おつ
  12. 12 : : 2013/09/13(金) 21:15:05
    乙っ
  13. 13 : : 2013/09/13(金) 22:39:17
    おつおつ
  14. 14 : : 2013/09/14(土) 00:56:42
    やばい、目から汗が…
    リヴァイ班か…惜しい人をなくしたな…
  15. 15 : : 2013/09/16(月) 11:47:08
    ありがとうございますっ
  16. 16 : : 2015/01/19(月) 20:47:46
    おつ!
    最後のセリフがステキ

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