この作品は執筆を終了しています。
尊敬
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- 1 : 2019/06/19(水) 16:15:57 :
- ○月✕日
学校帰りに丁度雨が降ってしまい、急いで自転車に乗って帰ることにした。しかもあたりは暗く、余計に早く帰らなければ…私はそう思った。
「あぁ…自転車で行くんじゃなかった。最近不幸続きだし神様も私を嫌っているのかしら」
…なんて、呟きながら漕いでいた私は目の前に車が止まっていたことに気がついた。
が、気づくのが遅かったのか勢いでぶつかってしまったのだ。ブレーキを掛けていたので車に支障はなかったものの、ぶつかってしまったという事実に変わりはなく私はパニックに陥ってしまった。
少し経って男の人が降りてきたのだが、その男の人はサングラスを掛けていて更に金髪に染め、革ジャンを着ていた。
これは俗に言うヤ○ザだろうか…。そんなことを思いつつ私は泣きながら『ごめんなさい!ごめんなさい!』と、何度も頭を下げた。
するとー
「なんじゃあお嬢ちゃん。怪我、してないか?」
と、頭を撫でながらそう言ってくれた。
その後、ヤ○ザっぽい人は『気をつけて帰りなぁ』と手を振って帰って行った。
今でも私はあの人のことを覚えている。
数年後ー
「何しとんねん小僧、これ落としたぞ。次からは気を付けなはれや」
私は(見た目だけ)ヤ○ザになった。
完
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- 2 : 2019/06/19(水) 16:19:25 :
- ※半分実話です
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