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最強の2人 最終章
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- 1 : 2014/01/16(木) 15:24:35 :
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想像以上に長くなってしまい…。最終章だけこちらに書かせていただくことになりました(u_u)
もし前編から引き続き読んでくださる方がいるなら…もう私は…涙がちょちょぎれるほど嬉しいです…。
ちなみに、前編は
http://www.ssnote.net/archives/7116こちらになりまする。
ではでは、もう少しなので…投稿しちゃいますね…。すみません。
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- 2 : 2014/01/16(木) 15:25:54 :
- ーーーーーーーーーーーー
キース「…リヴァイ。お前そろそろどうだ??」
リヴァイ「まだ、だとは思う。感覚もだいぶあるが…いかんせんいざって時に動かなくなりやがる。普通には、動かせるようになったんだがな…」
麻痺している箇所のリハビリに取り組んでから、もうかなりの時間がたった。ケガをした時にはまだ夏だったが、今はもう秋…冬も近づかんという頃だ。
詳しい事はわからねぇが、脳の機能とは不思議なもので…損傷してしまった脳の部位の役割を、別の部位が補うということがあるらしい。
早い話が、俺は脳の優秀な柔軟な働きによって麻痺した部分の機能をかなり回復させることができたのだ。
俺は、今は訓練施設の充実している訓練兵養成所でリハビリをする傍らで、訓練兵達に戦闘のノウハウを教える教官の役割を担っている。訓練兵のためにも尽くせというのが、エルヴィンから出された条件だったからだ。
キース「…まぁ、焦らずに集中することが一番だな。がんばれよ。」
リヴァイ「…あぁ。もう少し世話になる。」
俺が調査兵団を、何も話さずに退団したのには理由がある。
…負傷が原因と言わなかったのは、当然ミカサに責任を感じさせたくないと思ったからだが…そんなもんはきちんと公表されなかった今でも同じだ。おそらくあいつは責任を感じながら過ごしているだろう。
一番の理由は、俺が今訓練所でリハビリをしていて、ゆくゆくは調査兵団にまた復帰することを考えている、この事自体を隠すためだ。
俺は、いつ復帰できるかわからない。1ヶ月後かもしれない、1年後かもしれない、もしかしたら、復帰さえできないかもしれない。
そんな不確定な未来で、兵士達を変に安心させ、期待させるわけにはいかねぇ。ならば、もう俺は戻って来ないものとして、あいつら自身に危機感と緊張感をもってもらった方が、状況としてはまぁ悪くはないだろう。
それに俺が期待を裏切りたくないと焦って、不完全な状態で戻ってしまうという最悪なシナリオだって十分に考えられるからな。
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- 3 : 2014/01/16(木) 15:26:47 :
- コンコンッ
「失礼します!!!」
突然、教官室のドアがノックされ、俺とキースさんは顔を見合わせる。あれ、おかしいよな?と。何故ならその声は、明らかに105期訓練兵のものではなかったからだ。
キース「…貴様は何者だ」
エレン「…ハッ!!第104期調査兵団所属、エレン・イェーガーです!」
キース「…………彼には、教えたと言ったか、リヴァイ。」
リヴァイ「…はい。教えたというよりかは、聞かれてしまったようなものだが…」
キース「…イェーガー訓練兵…ではないんだったな、イェーガー調査兵。入れ。」
エレン「…ハッ!失礼します!」
何ヶ月ぶりかに見る、エレンの姿。特に大きな変化があるようには見えないが、俺は柄にもなく懐かしい気持ちになった。
キース「…何の用だ。」
エレン「ハイッ!!!本日はリヴァイ兵長に、緊急援助を要請しに参りました!!」
リヴァイ「…あぁ???俺は兵長じゃねぇしまだ実戦で戦える状態じゃねぇよ。帰れ。」
エレン「目標はっ、女子寮裏の森に発生した、超大型女です!!もうリヴァイ兵長に頼るしか、打開策はありません!」
リヴァイ「俺の言うことは完全に無視か…」
リヴァイ「…しかしだなぁ、エレン…。俺はアイドルみてぇな生活を強いられてんだ。調査兵に姿を見られる訳にはいかねぇ。しかもここからカラネス区まで遠い。超大型女とかいう怪しい目標はとっくに移動しちまうんじゃねぇのか。」
エレン「俺の立体起動装置をお使い下さい!!それから、超大型女はそこを拠点として訓練をしている奇行種なので、移動することはあまり考えられません!!」
リヴァイ「…は……???…てめぇ自分が何を言ってるのかわかってねぇだろ。グチャグチャだぞ。」
エレン「どうか、ぉね………グスッ、っ!どうかお願いします!!!!!!」
リヴァイ「…おい、貸せ。起動装置」
エレン「…………………!!」
リヴァイ「…ちっ、よりによって女子寮か…一歩違えば、変態だ」
エレン「…!いいんですか?!?!!!!!!」
リヴァイ「……あぁ?なんか知らねぇが、俺が行かなきゃいけない状況なんだろう。」
エレン「……っ!へっ…………兵長!!!」
リヴァイ「…俺は兵長じゃねぇ。それと、顔がきたねぇぞ。兵士なら涙は大切にしろ。」
エレン「…………、ズッ…、ハイッ!!!」バッ!
キース「……………………!」
リヴァイ「…で、なんでキース教官まで泣いて…」
キース「………年をとってから……涙もろく…………グスッ………」
リヴァイ「…………………そうですか…」
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- 4 : 2014/01/16(木) 15:28:52 :
時刻は、すでに23時をさそうとしていた。
もう、住民もほとんど寝ているだろう。あまり音を立てないようにすれば、立体起動も使えるはずだ。
久しぶりに使う、訓練所以外の場所での立体起動。思っていたよりもスムーズに進むことができたことに、自分でも少々驚いた。
調査兵団の兵舎に到着し、言われた通り女子寮へ向かう。ここで立体起動をしたら目立つかと思ったが、もう兵士達は寝静まっているようだ。一か八かの賭けではあったが、女子寮まで立体起動装置を使って行くことにした。
そして…………………………
リヴァイ「…ッミカサ!!!!!!」
重そうな荷物を背負いながら、倒れているミカサを発見するのに、そこまで時間はかからなかった。
リヴァイ「おい!大丈夫か!」
ミカサ「…………、ん………」
リヴァイ「………起きれるか?」
案外、すぐに目をあけてくれた。何があったか知らないが…なんでこんなところで倒れてやがる…。
ミカサ「……ここ、どこ………」
リヴァイ「…女子寮の裏の森だ。」
ミカサ「……………………………」
目が合う。ミカサの黒い瞳が、俺を射抜く。急におれが現れたから、驚いているんだろう。バカみたいなツラをしている。
しかし、なんだこの顔は…。ゲッソリなんてものじゃねぇぞ…。
ミカサ「…………………なんで…」
リヴァイ「…………俺がここにいるのか?」
ミカサ「…………あなたは…やめたはず…」
ミカサ「……………………うっ…ううううう…ッ!」
ポロリ…また、ポロリと…。大粒の涙がミカサの目から流れ落ち、ミカサはクシャリと顔を歪める。
ガキみてぇに顔を晒しながら泣くその姿は、さっき見たエレンのと少し似ているが、エレンの汚い泣き顔よりもミカサの方が、ずっと綺麗だった。
胸が一気にあつくなった俺は、思わずミカサを抱きしめる。
ミカサ「……ッ?!………うっ、うわああああん!!うわああああああん!」
リヴァイ「……俺のせいで、苦しかったんだろう…。悪かったな…。」
ミカサ「……ッ、そうっです…ッ!!あなたのせいで、私はッ……!!!!!」
ミカサが俺の耳元で愚痴をたれている間、俺はこいつの体のぬくもりを感じながら、夢見心地だな…なんて場違いなことを考えていた。
相当、たまってたんだろう。まるで全てを吐き出すかのように、ミカサは泣き続けた。
おそらくこいつは、ずっとトレーニングをしていたのだろう。壁外遠征前は自主練は禁止だというのに…このバカが…。そのせいか、一生懸命俺にしがみつこうとしているのに、筋肉が疲労してフルフルと震えている。俺にまともにしがみつけないようだ。
愛しさが増す。女らしくないやつが急に女らしくなると、どうしようもなく心臓が早くなりやがる。
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- 5 : 2014/01/16(木) 15:29:41 :
ミカサ「………うわああああああん!!!ふっ………ひっく…………うううっ………」
リヴァイ「…………………………」
ミカサ「……ううっ、………うっ、ひっく………ひっく………」
ミカサ「…………ひっ………………………」
少し、落ち着いてきたか…??
リヴァイ「……………どうだ、もう平気か?」
ミカサ「………へーき、っです…」
リヴァイ「…そうか」
ミカサ「……ヒクッ!…………兵長、なぜここに…」
リヴァイ「…あぁ、エレンがな…呼びに来たんだ。超大型………」
ミカサ「…………………?」
リヴァイ「…ぶはっ………ハハハハハハ!!ふっハハハハハハ!!!」
ミカサ「………………………」
リヴァイ「…ハハハハハハ!!フハハハハハハ!!!ハハハハハハ!!」
ミカサ「…………なんですか」
リヴァイ「…いやエレンが…お前のこと超大型女って言ってやがって…」
ミカサ「…………………………」
リヴァイ「…ぶはっブハハハハハハ!!ハハハハハハ!!奇行種っ…ハハハハハハ!!」
ミカサ「………………………」
リヴァイ「…くそっ、エレン……あのガキ…いいもの持って…」
ミカサ「………………面白くない。あなたはエレンに呼ばれてここに来た。それで説明は十分」
リヴァイ「…………何を怒ってやがる…」
ミカサ「……チビにはわからない、と思います。」
リヴァイ「………………。いちいちその幼稚なネタでつっかかってくるんじゃねぇ…」
ミカサ「……………………(どっちが)」
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- 6 : 2014/01/16(木) 15:31:52 :
- リヴァイ「…というか、てめぇ」
俺はガシッとミカサの両頬を片手で掴み、グイっと自分の方へ近寄せた。
リヴァイ「…なんでこんなにやつれてやがんだ…」
ミカサ「…ッ、はにゃしてください」
リヴァイ「…訓練のしすぎだ。それとちゃんと食え。」
ミカサ「…………はにゃ、せ。」
ヒヨコ顔の目に涙を滲ませながらこちらを睨むその姿は、俺の胸を好き放題しめつけてくる。俺の心臓もかわいそうだな。
名残惜しいが、俺の心臓ももちそうにないので…仕方ない。離してやるか…。
リヴァイ「…………………………」パッ
ミカサ「……………………(いたい…)」スリスリ
リヴァイ「顔が赤い…」フッ
大人気ないとは思いつつ、思わずからかいたくなる。こいつはちょこちょこ舐めた口の聞き方をしてくるからな…それがまたいいなんて、俺は変態だろうか。
ミカサ「……………赤くないです」
リヴァイ「赤いじゃねぇか。」
ミカサ「………赤くなるほど、強くつかんだあなたが悪い」
リヴァイ「………俺は耳までつかんだ覚えはないが…」
ミカサ「…………とにかく赤くない、と思う」
リヴァイ「ならこっちを見ろ..」
ミカサ「いやです」
リヴァイ「…じゃあ、目を閉じろ」
ミカサ「了解」
リヴァイ「……ふはっ、………いい子だ..」
不覚にもこのやり取りに心地よさを感じてしまっていた俺は、ミカサが愛しすぎて早く自分の物にしてしまいたい衝動に駆られた。
しかし、さすがに順序ってもんがあるからな…
はやる気持ちを抑えながら、そっと、柔らかいミカサの唇に触れるだけのキスをした。
ミカサ「……………………」
リヴァイ「………さっきより赤いな。恥ずかしいか?」
ミカサ「……………………」
リヴァイ「……………………」
ミカサ「………じ、自分だって…真っ赤…。」
リヴァイ「……………。」
ミカサ「……。…えぇと、さっきから気になっていたんですけれど…なんで、立体起動装置………?」
リヴァイ「……………あぁ。」
俺は、俺の足の麻痺が発覚してから、調査兵団をやめ、そして今なにをしており、どうしてここに来たのか…その経緯を全てミカサに話した。
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- 7 : 2014/01/16(木) 15:34:01 :
- リヴァイ「…悪かったな、お前に背負わせたまま、黙って消えて…」
ミカサ「いえ……。事情さえわかれば、納得しました。」
ミカサは訓練兵の頃から飲み込みが異様に早かったとキースさんから聞いたが…たしかに、少々面食らうほどだ。
普通、もっと食い下がるものだろう。なぜ私を置いて行けたの?だとか…女ならそういうことに拘りそうだが。
ミカサ「………ひとつ、わからないことが…」
リヴァイ「…なんだ?」
ミカサ「なぜ、キス…したんですか」
リヴァイ「………………………」
ミカサ「………………………」
リヴァイ「めんどくせぇやつだな…そんなもん、好きだからに決まってるだろうが」
ミカサ「………ッ、あのっ……」
リヴァイ「………………………」
ミカサ「私も、兵長が好きです」
リヴァイ「………………はぁ…。」
ミカサ「…は…?人が勇気を出したのだから、溜息はよくない」
リヴァイ「敬語を使わない上に、説教か…?」
ミカサ「それはそれ。これはこれです。」
リヴァイ「…俺は今、兵長じゃないんだが…」
ミカサ「…………………………」
リヴァイ「いくら勇気を出して告白しても、相手に伝わらないんじゃ話にならない。そう思わねぇか?」
ミカサ「…………………………」
リヴァイ「………………………」
ミカサ「………文脈から、察するべきかと」
リヴァイ「言って欲しいんだ。ミカサ…」
ミカサ「…ッ、好きです…」
リヴァイ「ほう、誰がだ?」
ミカサ「…………リ………。」
ミカサ「………。」
口をつぐんで、目線は泳ぐように下を向く。頭の上から、まるで蒸気がでているかのように顔は真っ赤だ。
…かわいい。
リヴァイ「……………おい、なにかわいこぶってんだ。さっさとしろ」
ミカサ「………………(ぷちっ)」
ミカサ「………。」
チュッ
不意打ちに、ミカサからキスをされる。
俺の首にしがみつくようにまわされた腕の感触と、一瞬だけ触れた唇の感触が…、俺の理性を飛ばそうとする。
こいつの唇は、ものすごく大きい力を持っているような気がする。
唇が離れたあと、じっとお互い顔を見つめ合う。その何よりも透き通った純粋な瞳に、引き込まれるような感覚に陥る。
そして今度はどちらからともなく、求め合うようにキスをした。
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- 8 : 2014/01/16(木) 15:36:14 :
- ーーーーーーーーーーー
俺が気がついた頃には、空が少し白み始めていた。
今は、一体何時だ。
リヴァイ「……………おい、起きろ」
ミカサ「…………………ん、んー」
リヴァイ「…………………おい。このままこの現場を誰かに見られたら、大きく誤解される。早く起きて寮に帰れ」
ミカサ「……………え、朝?!」
リヴァイ「…………………」
…図らずとも、昨日告白しあった女と一夜を共にしてしまった。
とは言っても、相当疲れていたミカサが、気がついたら寝ていただけなんだがな…。
俺がこいつを女子寮までおぶるわけにもいかずに、結局あのままここで寝るハメに…。こんなきたねぇとこで寝ちまったなんて、間違いなく一生の汚点だ。
ミカサ「………………じゃ、じゃあ私、行きますね!!」
ミカサはあわてて起き上がり、体についた土をはたく。その少しの動作で、こいつが相当疲労していることがわかった。
リヴァイ「……………ちょっと待て」
ミカサ「……………?」
リヴァイ「……………今日は訓練は休め。俺から団長と班長に言っておく。」
ミカサ「……………!し、しかし…!」
リヴァイ「もちろん、自主練もだ。今日一日は、完全に休養に使え」
ミカサ「…そ、そんな………」
リヴァイ「じゃないとお前、明日動けないまま死ぬぞ。」
ミカサ「……………」
-
- 9 : 2014/01/16(木) 15:37:05 :
リヴァイ「………とりあえず、ぬるま湯で体を温めてから、その汚い体を洗え。そのあとは十分にストレッチをしてから、歩くなりなんなりの軽い運動。わかったか。」
ミカサ「…………。わかりました。」
リヴァイ「よし、行け。」
ミカサ「………はい。」バッ!
…胸に握りこぶしを突き立てる、俺たち兵士の敬礼。
懐かしい面影が、一瞬重なる。
『私は、リヴァイ兵長に一生を捧げる覚悟です。』
ったく、………お前らは二人とも、間違ってると言ってるだろう。
俺は、敬礼をしたミカサの左胸に位置する、硬く握られた右手のこぶしを強く握った。
ドン!!!!
そしてミカサの胸に、重ねた握りこぶしごと再度つきたてる。
ミカサ「……??????」
リヴァイ『……お前は敬礼の意味を、少し勘違いしてやがる。』
リヴァイ『……でも、敬礼をすること自体はいいことだ…。続けろ。いつかお前にも、敬礼のもう一つの意味がわかる時が来る。』
リヴァイ『……………俺の行動の、意味もな。』
あの時の自分のセリフが蘇る。
ミカサ「……………??兵長??どうしたんですか??」
リヴァイ「……………いや、なんでもねぇ」
リヴァイ「…明日の壁外遠征の武運を祈る。俺が復帰するまで、エレンを守れよ。」
ミカサ「……………もちろんです。無事帰還したら、時間ができ次第、訓練所まで会いに行きます。」
リヴァイ「……………あぁ。またな」
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- 10 : 2014/01/16(木) 15:38:49 :
別に、あの時のセリフと同じことをミカサに伝えたって良かった。
だが、あれはペトラとの思い出の会話だ。ペトラは、あのあと死んでしまったのだから。
二人きりの、最期の会話。何度も何度も、繰り返し想起する場面。思い出す度に思う…俺は彼女へ伝えたかったことを、何一つ伝えられないままいかせてしまった。
結果は、どうなるかわからない。ただ、自分が後悔しない方を選ぶ。これは俺の兵士としてのモットーでもある。
あの時と同じ後悔はもう、したくはない。
自分の気持ちを、伝えればよかったと。
リヴァイ「……………好きだ。ミカサ。」
ミカサ「………………私もです」
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- 11 : 2014/01/16(木) 15:41:39 :
ー公に心臓を捧げてようがなんだろうが、調査兵団として人類のために戦ってる、誰だって死ぬのは怖くて当然だ。それでいいじゃねぇか。若い頃はそんな向こう見ずな考え方で戦場に繰り出したこともあった。
だが、そうじゃない。死ぬのは怖くて当然だなんて考えじゃ、あの場所では結局生きていけねぇ。
心臓を捧げよ。
この心臓に握りこぶしをつきたてる敬礼をすることの意味は「私は人類のため、死ぬことを厭わずに巨人と戦う」この言葉を自分に言い聞かせ染み込ませることにある。一見残酷なようにも思えるが、しかし場数をこなせばこなすほど、強くなればなるほど…ここにはそれ以上の意味が含まれていることに気づく。
いざという時に命を捨てる覚悟で巨人に立ち向かえない者は、死ぬ。命の重さと世界の残酷さに、向き合えないやつもだ。もちろん、世の中に確実なことはないのだから、どう戦おうと結果はわからないのだが。
だからこれは持論だが…。命を捧げる覚悟で戦え…というこの敬礼は、実は何よりも生きて帰って来て欲しいという意味の裏返しなんじゃねぇだろうか。
だから、俺は大切な人の心臓を握りこぶしでたたくことがある。
命を捨てる覚悟で、戦って、そして生きて帰って来てくれ。その想いを、込めながら。
おわり
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- 12 : 2014/01/16(木) 15:59:20 :
あとがき
ここまで読んでくれた皆様、本当に本当に本当に本当ありがとうございました!むしろいらっしゃるんですかね??(u_u)途中で飽きた方多いはず…完全に私の不足の至る所でございます…。
ここまで読んでくださった方には本当土下座をしてまわりたいほど…
ええと…なぜこんなに長くなったかと冷静に考えると…
犯人はエレン・イェーガー(15)であることがわかりました。
どこのssを見ても、エレン君(15)はいい思いばかりしているので…。今回は彼に失恋を経験してもらいたくてですね…。かなり彼にスポットライトを当ててしまって…。もう、彼の所為です。すべて。はい。
ほんとは、もっとリヴァミカ2人のかわいいやり取りだとか…
ハンジさんとミカサの女の絆の話とか…
エレンがその後ミカサとどう関わろうとするのかとか…
ジャンが眼中にないって話だとか…
サシャクリスタがミカサの口止めをどんな葛藤のなかで守ったのかとか…
もう…書きたいことがありすぎて…
でも、自分でも長っ!!!と思ってしまったのでとりあえず割愛させてもらいました。
別の形で…書けたら…いいな…(遠い目)
ここまで読んでくれた方…本当に、本当にありがとうございます!もはや大好きです。はい。
それではここで失礼します!
-
- 13 : 2014/01/16(木) 16:54:54 :
- めっちゃよかったです!!
続き!続き書いてください!(・∀・)
-
- 14 : 2014/01/16(木) 16:59:13 :
- 良いねぇ…グスン…………
泣きそう………
続き気になる………
-
- 15 : 2014/01/16(木) 21:03:51 :
- 良いですねぇ
続きお願いします!
-
- 16 : 2014/01/16(木) 21:51:37 :
- 書きたかったこと全て書いた
完全版みたいなのを期待です!
夢中でよんでしまいました(^-^)v
とにかく素晴らしい!
-
- 17 : 2014/01/16(木) 22:42:56 :
- 本当によかったです
-
- 18 : 2014/01/18(土) 12:13:59 :
- 夢中になって深夜まで読みふけってしまいました!
良かったです!
-
- 19 : 2014/01/18(土) 16:36:03 :
- リヴァミカいい!!
面白かった!続き読みたいです!
-
- 20 : 2014/01/23(木) 16:48:41 :
- 面白かった( ´ ▽ ` )ノ
-
- 21 : 2014/02/04(火) 20:31:52 :
- 面白いですよ!!!!!!
飽きることなんてないです!!!!
完全版見てみたいです!!!!
-
- 22 : 2014/02/14(金) 17:51:53 :
- 最高だよ
-
- 25 : 2014/03/23(日) 01:27:24 :
- 私が読んだssの中で一番好きなリヴァミカssです!リヴァミカ大好き&最高!
-
- 26 : 2014/05/05(月) 22:18:21 :
- リヴァミカは正義!
-
- 27 : 2014/05/20(火) 17:55:39 :
- こんばんは!この作品を書いた者です!
NYという某大都会に旅行に行った際なんと携帯をスラれてしまって(非常に巧妙な手口でした笑)データも飛んだ挙句このssノートのアカウントに入れなくなってしまいまして…。まぁパスワードを忘れた私の所為なのですが←
この作品の続編を書くと言ってしまったものの、この状況…さてどうしたものか…と私自身も悩み、このままフェイドアウトという事も考えたのですが、やはり自己満ではありますが言った事は守りたいと考え直し筆を取らせていただきました。
というわけで、勝手ながら続編を書かせていただきましたので、もしよろしければお付き合い下さい。失礼します。
http://www.ssnote.net/archives/17077
-
- 28 : 2014/07/21(月) 12:15:48 :
- 最高だ..>>ハナヂブシャー
-
- 29 : 2015/01/25(日) 09:53:20 :
- 最高でした!もうリヴァミカ大好きですっ!他にも作品を作っていただけたら、と思います!お疲れ様でした~!
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- 30 : 2015/04/12(日) 23:08:01 :
- 涙目になった
-
- 31 : 2015/09/03(木) 05:30:08 :
- リヴァミカ正義とかw
原作その他公式発行物などに、まったく成立しうる要素のない邪道をさも王道のように言うのやめて下さいね ^ ^
ミカサSSの大正義はエレミカですので。
-
- 32 : 2016/08/03(水) 13:47:04 :
- エレミカもリヴァミカも正義だ!キリッ
-
- 33 : 2016/08/20(土) 11:39:19 :
- めっちゃよかったです!!本当何回読んでも良い……
-
- 34 : 2016/12/28(水) 00:16:46 :
- エレミカもリヴァミカも素晴らしい···
-
- 35 : 2017/04/04(火) 18:45:19 :
- すごく純愛なリヴァミカですね!
とても面白かったです
ほかにもりんりんこんさんの作品を探してみます✩
-
- 36 : 2017/04/29(土) 01:35:27 :
- いいですね〜!ミカサモテすぎ!こんな感じでしょ?
リヴァイ→ミカサ←エレン
↑
ジャン
-
- 37 : 2017/04/29(土) 01:35:39 :
- ミスった
-
- 38 : 2019/01/03(木) 05:57:44 :
- 感動しかない後ミカサ可愛すぎる
-
- 39 : 2020/10/28(水) 14:13:39 :
- http://www.ssnote.net/users/homo
↑害悪登録ユーザー・提督のアカウント⚠️
http://www.ssnote.net/groups/2536/archives/8
↑⚠️神威団・恋中騒動⚠️
⚠️提督とみかぱん謝罪⚠️
⚠️害悪登録ユーザー提督・にゃる・墓場⚠️
⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️
10 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:30:50 このユーザーのレスのみ表示する
みかぱん氏に代わり私が謝罪させていただきます
今回は誠にすみませんでした。
13 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:59:46 このユーザーのレスのみ表示する
>>12
みかぱん氏がしくんだことに対しての謝罪でしたので
現在みかぱん氏は謹慎中であり、代わりに謝罪をさせていただきました
私自身の謝罪を忘れていました。すいません
改めまして、今回は多大なるご迷惑をおかけし、誠にすみませんでした。
今回の事に対し、カムイ団を解散したのも貴方への謝罪を含めてです
あなたの心に深い傷を負わせてしまった事、本当にすみませんでした
SS活動、頑張ってください。応援できるという立場ではございませんが、貴方のSSを陰ながら応援しています
本当に今回はすみませんでした。
⚠️提督のサブ垢・墓場⚠️
http://www.ssnote.net/users/taiyouakiyosi
⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️
56 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:53:40 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
ごめんなさい。
58 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:54:10 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
ずっとここ見てました。
怖くて怖くてたまらないんです。
61 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:55:00 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
今までにしたことは謝りますし、近々このサイトからも消える予定なんです。
お願いです、やめてください。
65 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:56:26 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
元はといえば私の責任なんです。
お願いです、許してください
67 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
アカウントは消します。サブ垢もです。
もう金輪際このサイトには関わりませんし、貴方に対しても何もいたしません。
どうかお許しください…
68 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:42 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
これは嘘じゃないです。
本当にお願いします…
79 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:01:54 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
ホントにやめてください…お願いします…
85 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:04:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
それに関しては本当に申し訳ありません。
若気の至りで、謎の万能感がそのころにはあったんです。
お願いですから今回だけはお慈悲をください
89 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:05:34 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
もう二度としませんから…
お願いです、許してください…
5 : 墓場 : 2018/12/02(日) 10:28:43 このユーザーのレスのみ表示する
ストレス発散とは言え、他ユーザーを巻き込みストレス発散に利用したこと、それに加えて荒らしをしてしまったこと、皆様にご迷惑をおかけししたことを謝罪します。
本当に申し訳ございませんでした。
元はと言えば、私が方々に火種を撒き散らしたのが原因であり、自制の効かない状態であったのは否定できません。
私としましては、今後このようなことがないようにアカウントを消し、そのままこのnoteを去ろうと思います。
今までご迷惑をおかけした皆様、改めまして誠に申し訳ございませんでした。
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