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シニガミノユウシャ

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  1. 1 : : 2019/03/25(月) 14:20:58
    (現在)エレン・イェーガー Lv1080

    HP 174505/174505

    ATK 56702 
    DEF 36007
    INT 143022
    RES 59400
    SPD 40259

    スキル
    ・魔力異常発生···INT値が100%増加する。
    ・スカル・リサスティション···一度だけHPが0になっても完全復活する。


    (死神)エレン・イェーガー Lv9999

    HP 204960183/204960183

    ATK 6829210
    DEF 4227301
    INT 15920472
    RES 6147038
    SPD 6433917

    スキル
    ・魔力異常発生···INT値が100%増加する。
    ・スカル・リサスティション···一度だけHPが0になっても完全復活する。
    ・魂狩り···魂を狩られた者は攻撃不能になる(成功確率10%)
    ・死神の威厳···相手の魔法の威力が25%カットされる。

  2. 2 : : 2019/03/25(月) 14:43:21
    プロローグ



    これは、1つの物語。


    狂暴で凶暴な悪魔達が蔓延(はびこ)る魔界で起きた、


    死神の物語......







    その館に、彼は住んでいた。


    「ぬぅぅ......」


    「御手上げですか、死神様」


    「い、いや、まだまだだ! えぇっと......角で歩兵を取って......」


    パチッ


    「どうも。角、いただきますよ。あと王手です」


    スイィィー パチッ


    「げっ......」


    彼らは将棋を指していた。


    「よ、よし。王を退けて......」


    「王手」


    「じゃ、じゃあ今度はこっちに......」


    「王手」


    「うっ......」


    「王手」


    「......負けました」


    「まだまだですね、死神様っ」


    「いい加減死神様死神様は止めてくれ......」


    「そうですね、ショウギで勝てたら良いですよ」


    「いや無理だろ! ......人間たちもよくこんな物を作り出したな」


    彼は溜め息を吐きながら外を見る。夜のように曇っていた。


    「ショウギは無理なら、ルービックキューブで」


    「一面揃えるのに20分掛かったんですけど」


    「へっ? 20分ですか? それも一面?」


    カチャカチャカチャ......


    「ほい、出来ました」


    九面揃っている。


    「......」


    「あ、死神様。もうすぐ帰りますよ」


    「ああ、わかった。また来い、ガブリエル」


    ガブリエル「天使が悪魔のところにそう易々と来ていいのかよく分かりませんがねえ」


    ガブリエルは笑いながら言った。


  3. 3 : : 2019/03/25(月) 15:06:03
    事態が急変したのは魔界の年越しのことだった。


    「あと数時間で年越しか......」


    「ええ。西暦6952年ですね。そう言えば、死神様はおいくつですか?」


    「(死神様?) ああ、400......以上は絶対ある。もうわからないな」


    「結構お若いんですね」


    「んん? そう言うお前は何歳なんだ?」


    「確か、930......だったような気がします」


    「凄いな......魔界で一番長寿なのは、あの爺さんだっけ? 2900歳の」


    と言った具合に、雑談等をすればどんどん話は盛り上がる。





    カチッ、カチッ、カチッ、カチッ......


    「死神様、御用意を」


    「毎年の事だが、やっぱり緊張するなあ......」


    「大丈夫ですよ、昨年だって何だかんだでスピーチ、大成功だったじゃないですか」


    彼は毎年魔王に年越しのスピーチを頼まれている。


    理由は「折角だから何かあった方が良いじゃん」。ただそれだけだった。


    「年越しまであと3分29秒......28秒......27秒......」


    「今年も健やかにブツブツ......」


    彼は何度も繰り返し呟いていた。





    「あと30......29......28......」


    「よし......マイクを渡せ」


    「どうぞ」


    彼はマイクを手に持ち、椅子にゆっくり座る。


    「15......14......13......音楽流してくれ!」


    カチッ


    ~♪ ~♪


    「死神様! 3......2......1......!」


    カチッ


    「えー皆さん。明けまして......っ!?」


    ギュィィィィン......!!


    「魔方陣!?」


    「死神様!」


    「─っ!」


    西暦6952年の初日、死神は忽然と姿を消した。

  4. 4 : : 2019/03/26(火) 13:19:07
    第1章 死神の困惑



    ギュィィィィン......!


    「─っ.....ん?」


    野原。涼しい風が吹く。


    「はあっ!?」


    思わず死神は大声を出した。


    (待て。ここはどこだ? 恐らく人間界。となるとあの魔方陣は......何だ?)


    「ウグアアアアオッッ!!」


    「うおっ......何だドラゴンか」


    緑色の鱗に、赤く宝石の様な澄んだ眼。巨大な羽は蝙蝠(こうもり)のようだが蝙蝠とは大きく違う存在。それがドラゴン。



    エメラルドドラゴン Lv454

    HP 69634/71492

    ATK 12902
    DEF 7216
    INT 4963
    RES 6190
    SPD 4996

    スキル
    ・怒羅厳の怒り···HPが1/3以下になるとステータスが50%増加する。怒羅厳は当て字。
    ・エメラルドボディー···相手の風魔法の威力が25%カットされる。



    死神はどこかから黒い鎌を取りだし、ドラゴンに向ける。


    「【致死】」


    鎌の先から黒い靄が現れ、ドラゴンに向かう。


    ドラゴンを包み込み、その場に倒れ混んだ。


    「......んん?」


    彼は違和感を感じ、ステータスを確認する。


    「っ!!?」


    スピーチの時は、彼はLv9999であり、魔界最強の者だった。


    だが、今は......。


    Lv1080に弱体化していた。






    「あ、あのう......」


    その声で、ようやく彼は気が付いた。


    「倒してくださりありがとうございました!」


    「アルミン! ......退いて。こいつは、普通じゃない。何か......死の予感を感じる。ドラゴンを一撃で仕留め、それに黒鎌を持ち、黒いフードを被っている。......恐らく、死神」


    アルミン「じゃ、じゃあなんで僕達を助けてくれたの?」


    アルミンと呼ばれた少年が尋ねる。


    「あ、いや、別にお前らを助けたかった訳じゃないんだけどな」


    死神は言った。


    「アルミン、逃げよう! 私達じゃとても敵わない」


    「待て、お前らを殺すつもりはない。気付いたらここにいて、ドラゴンいて、どかーんと殺って、Lv下がってて、お前らいた」


    アルミン「ごめん。何いってるのか全然分からない」


    「まず、ここはどこだ?」


    アルミン「ここは......寂寥の森さ」


    「せきりょうのもり?」


    アルミン「ここの魔物は強いから、ミカサと特訓を......」


    ミカサ「そんな事まで言わなくていい。逃げよう」


    「待った。最後に1つだけ。今はいつだ?」


    アルミン「え?」


    「時間だよ時間。何年何月何日?」


    アルミン「えっと、5952(・・・・)年7月6日.......」




    西暦5942年。世界級の大戦争が勃発した。『人魔世界戦争』と呼ばれる。


    人間界が魔界に宣戦布告し、初めは威勢の良かった人間軍も、やがて悪魔の軍勢に一網打尽にされ、人間側の敗けの形で講和が結ばれた。


    戦争は約300年続いた。


    「ご、5952?」


    アルミン「うん。戦争開始から10年」


    (つまり、ここは......過去......それも1000年前なのか!?)


    「そんな馬鹿な......」


    死神は、思わず項垂れた。


    ミカサ「......ねえ、死神。貴方の名前は?」


    「......聞いてどうする?」


    ミカサ「一応報告する。ドラゴンを一発で仕留める、そんな化け物がいたことを」


    「......まあ良いさ」


    死神は黒いフードの中から眼を光らせ、その名を呟く。


    「......エレン。エレン・イェーガー」



  5. 5 : : 2019/03/28(木) 02:14:11
    期待!
  6. 6 : : 2019/03/28(木) 16:53:26
    >>5 ありがとうございますm(__)m
  7. 7 : : 2019/03/28(木) 17:21:39
    死神ことエレンは、ただ独り森の中にいた。


    エレン(1000年前......か......魔界では今どうなっているだろうか。天界にも死神失踪事件は広まっているはず。うーむ......)


    エレン「とりあえず、どうやって元の世界に帰るか考えるか......」


    彼は黒鎌を傍らに置き、切り株に座る。


    エレン(西暦5952年、人間界では7月6......いや、もう7日か。魔界では1月2日になる。魔王はまだ20歳かよ......1000年前って事は、俺がまだ生まれていない。うわーっ、魔界の奴等と面識全くないじゃん。長寿爺さんは1900歳。ガブリエルは多分生まれていない。......長寿爺さんに会うのも1つの手か?)


    エレン「いや、待てよ......えーっと」


    エレン(長寿爺さんなら両親を知っているかもな......)


    彼には両親の顔を見たことが一度も無かった。単刀直入に言ってしまえば、エレンは捨て子だったのだ。


    エレン「まあ、いい」


    黒いフードを外し、顔を露にする。


    エレン「ここは1つ、魔界にでも行ってみるか」





    魔界時間 6952年 1月2日



    「死神様っ!?」


    「何だっ!? 何が起こった!?」


    『何があったの?』


    「魔王様っ!」


    「死神様が、魔方陣によりどこかに転移させられました!」


    『魔方陣.....!?』


    「どどど、どうしましょう」


    『......少なくとも、魔界にはいないと思うよ。あの凶気だ、私が気づかないはずがない』


    「とりあえず、捜索隊を派遣しましょう!」


  8. 8 : : 2019/03/28(木) 19:30:48
    【誤字表記】

    誤 魔界時間 6952年 1月2日

    正 魔界時間 6952年 1月1日
  9. 9 : : 2019/03/28(木) 22:27:41
    出た!なろうタイプ量産型主人公!
  10. 10 : : 2019/03/29(金) 14:43:54
    >>9 大丈夫。過度に強化はしませんから。
  11. 11 : : 2019/03/31(日) 10:24:13
    なろうは良いものも沢山なのにぃ…
  12. 12 : : 2019/03/31(日) 10:24:48
    否定されがちなのはなんでなんだろう……
  13. 13 : : 2019/03/31(日) 10:25:54
    >>9が否定している訳では無さそうだけど。
    どうしてだと思います?

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