attack on E.S.P
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- 1 : 2019/03/18(月) 23:56:50 :
- 超能力もんです
苦手な人はバック願います
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- 2 : 2019/03/19(火) 00:23:59 :
- その日、人類は思い出した‥‥‥‥
ヤツらに支配されていた恐怖を‥‥
鳥かごの中に囚われていた屈辱を‥‥
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レ‥‥‥‥レン‥‥‥‥エレン
「エレン‥‥!」
エレンと呼ばれた少年は驚いたように体を起こした。
「‥‥‥‥‥‥エレン、どうして、泣いてるの‥‥?」
エレン「‥‥‥‥!」
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エレン「‥‥‥‥っ‥‥ょっ‥‥」
しかめっ面をした少年の前にあるのは、空間の中でぎこちなく浮く木屑。
重力に逆らって木屑に運動をさせているのは風でもなければ、地震でもない。
そう、木屑を動かしているのは彼自身なのだ。
重力にさからい、己の念力で物体を動かす力を念動能力、サイコキノ、またはサイコキネシスという。
「エレン」
また、超能力のレベルには7段階あり、レベルが下へ下がるほど、よっぽどの集中力がないと能力が発動しないのだ。
エレン「!?‥‥ぅわぁ‥‥!!!」
聞き覚えのある声に、集中力を乱され、木屑が雨のようにエレンの頭に降ってきた。
エレン「‥‥‥‥っっ!!!邪魔すんなよミカサ!!」
ミカサ「‥‥邪魔なんかしていない‥‥」
ミカサ「ただ、油を売っていたあなたを止めようとしただけ」
ミカサと呼ばれた少女は、話終えるとギュンッとエレンをサイコキノで浮かせた。
エレン「‥‥‥‥!!!」
子供とはいえ、人間を浮かすにはレベル4から7の力が必要なのだ。
レベル5のミカサは、20キロほどしかないエレンの体を浮かすことなど簡単だった。
エレン「てんめぇぇぇ!!!バカにしてんだろ!?レベル2の俺をバカにしてるんだろ!?」
ミカサ「‥‥バカにするとかじゃ‥‥」
その瞬間、カンカンカンという音が響いた。50メートルの分厚い壁があるぶん、余計に大きく聞こえる。
エレン「いくぞミカサ!!!英雄の凱旋だ!!!」
先程のことなどなかったかのように、エレンは門へ向かって走り出した
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- 3 : 2019/03/19(火) 00:36:40 :
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エレン「‥‥‥‥‥‥‥‥」
英雄とは言いがたい顔をして帰ってきたのは、調査兵団と呼ばれる軍隊だった。
調査兵団の説明をするには、まずこの世界に起こっていることを説明しなければならないだろう。
この世界には、何故かはわからないが人を喰らう巨人が存在する。
100年前、人類の祖先は巨人に脅かされることがない平和な世界にするために三重の壁を築いた。
それぞれマリア、ローゼ、シーナと名付けられた壁は、今日までずっと人類を守ってきた。
壁の中には調査兵団、憲兵団、駐屯兵団と三つの兵団があり
調査兵団はその名の通り、巨人や壁外を調査するのが仕事だ。
そして、エレンは調査兵団に憧れていた。
ミカサ「調査兵団に入りたいって気持ちは変わった?」
エレン「‥‥変わるわけねぇだろ」
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- 4 : 2019/03/19(火) 00:46:27 :
- 帰り道、二人でとぼとぼと歩いていると、よく見知った顔が見えた。
エレン「‥‥ハンネスさんだ‥‥」
ハンネスと呼ばれた男性は、駐屯兵団所属の兵士だ。が、何故か門の真下で赤い顔をしながらフラフラしている。
ハンネス「おっ?エレンじゃねぇか!」
エレン「何してンだよこんなとこで‥‥って酒クサ!!」
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