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勇者と魔女はトラブルメーカー!

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  1. 1 : : 2019/02/01(金) 19:56:19
    ●魔王も死にたい時があるんです。
    http://www.ssnote.net/archives/75225
    ※別作

    ●魔法パロ←超超重要

    ●エレン×クリスタの関係だがCPが芽生える事は無いかもしれない←超重要

    ●クリスタの方が強い件←結構重要

    ●更新遅くなる可能性大←重要

    ●コメントどんどん来てください(荒らしを除く)←多分重要

  2. 2 : : 2019/02/01(金) 20:23:11
    ~いきなりピンチなプロローグ~


    俺は今、火を吹く化け物の様な龍の前に立っている。


    __いやいや待て。何だこの展開。


    正直だ。俺は勇者を辞めたい。


    死んで目が覚めると天井が白い教会。そこの神父の第一声が、


    『おお、死んでしまうとは何事だ!』


    だぞ?しかも、毎回!


    生き返らされ気付けば金は全額消え、また死んで、生き返らされ気付けば金は全額消え......


    __俺をいつまでこの地獄のループに巻き込むつもりだ!


    今目の前の火龍に焼き殺されようが踏み潰されようが、目を覚ませば教会にいる。断言できる。


    そうそう、勇者と言えば魔王退治。魔王にはチームで挑むだろう、普通。


    今はボッチだが、勿論俺にも仲間がいた。


    だが、僧侶と戦士は結婚して引退したし、賢者には逃げられた。


    何故逃げたかって?簡単さ。借金取りから逃げたんだ。


    賢者には魔法の才能は素晴らしかった。だが、家が貧相で借金も多かったらしい。返却期間には間に合わず、結局逃げた。


    「ギャァァァァァッ!!」


    __あ、ヤベ。また死ぬ。


    別に死んでも復活するから良いが、金が全額消えるのは辛い。それに命を軽く見てると言われるのも嫌だ。


    __はぁ......1vs1で戦うか。


    と思った矢先、


    ドカァァァン!!


    __へ?


    ドカァァァンドカァァァン! ドカァァァン!


    何かめっちゃ魔法飛んでくるんですが。しかも強い。


    「ギャァァ......」


    ドシィィィン......


    あ、死んだ。


    「だ、大丈夫?」


    『彼女』が声を掛けた。


    「え、うん、まあ、大丈夫だけど......って、ええ!」


    「何?」


    「ま、魔女みたいな服装だな......」


    「しかたないよ。私は本物の魔女だもん」


    ......はい?


    この出会いが俺の行く先を狂わせるのは言うまでもないだろう。

  3. 3 : : 2019/02/01(金) 21:06:53
    ~第1章 裏切りますか?裏切りませんか?~


    「あ、紅茶飲む?」


    「戴きます」


    「りょーかい」


    魔女が淹れてくれた紅茶が机の上に出される。


    「......紫の紅茶?」


    「毒じゃないから安心して」


    本音言われた。


    「じゃあ、戴きます」ズズッ......


    う、旨い......なにこれ。


    「実はそれ希少素材で作ったんだけど、久し振りのお客さんだから特別に作ったんだ」


    「う......何か申し訳ない......」


    って、そうじゃなくて!


    「えぇーと、魔女って本当なのか?」


    「ほれ。これをご覧なさい」



    クリスタ・レンズ

    【レベル】310

    【種族】魔族

    【物理攻撃力】7200

    【魔法攻撃力】25100

    【物理守備力】6200

    【魔法守備力】14100

    【敏捷】7500

    【魔力】¿0¿

    【スキル】

    魔女···魔法攻撃力、魔法守備力の成長力が高まる。

    ハテナ···ハテナ系の魔法が使えるようになる。

    空中浮遊···浮遊可能になる。

    魔力暴走···戦闘中稀に魔力が暴走する。




    「本当に魔女なんだな......」


    クリスタ「だから言ったでしょ?あ、私はクリスタ。よろしくね!」


    ......ん?


    「ステータスおかしい。特に魔力」


    クリスタ「これが普通だよ?」


    「......えーと、俺が何人分だ?」


    自分のステータス確認。


    エレン・イェーガー


    【レベル】140

    【種族】人間族

    【物理攻撃力】3400

    【魔法攻撃力】2500

    【物理守備力】2600

    【魔法守備力】1800

    【敏捷】2400

    【魔力】1800

    【スキル】

    勇者···戦闘中物理攻撃力が段々と上がっていく。最大値は1000。

    希望の象徴···自分のステータスを2倍にする。ただし、1日1回まで。

    絶望の象徴···敵のステータスを0.5倍にする。ただし、1日1回まで。



    俺は自分のステータスを見て溜め息を吐く。


    俺が勇者になるのに反対が大勢いたのだ。理由はスキルの【絶望の象徴】。


    基本、勇者は【希望の象徴】を持って生まれる。しかし、俺は希望と絶望、両方持っていた。


    まあ、国は反対派を一部殺害してまで俺を勇者にした。


    理由は後で語るとしよう。


    エレン「......はぁ」


    クリスタ「エレンって言うんだ。よろしくね!」


    エレン「ああ、よろしく。ところで......ここ、お前の家だよな」


    クリスタ「うん、そうだよ」


    周りは自然が溢れている。ここは深い森の中だ。


    エレン「色々聞きたいが......まず、何で魔女がここにいる?てっきり、魔女とかそう言うのは魔界にいるものと思っていたんだが」


    クリスタ「知ってる?魔界の方で人間族との全面戦争を始めるんだよ」


    エレン「はあっ!?」


    クリスタ「私は、偵察として派遣されたの」


    全面戦争。絶対に勝てる確率は無いだろう。


    エレン「クリスタは、賛成なのか?」


    クリスタ「......人間界は魔界ではよくこう聞くよ。『王の命令は絶対であり、王が全ての者を支配し、自らの欲望の為ならば容赦なく殺戮を行う残虐非道な人間が支配し、弱者はただひたすらそれに従っている世界だ』ってね」


    エレン「......その通りだ。ただ、違う人もいるがな」

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