この作品はオリジナルキャラクターを含みます。
fighter girls traitor
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- 1 : 2019/01/25(金) 21:07:37 :
- 初めまして!焼く役ことyakuと申します!
この度、趣味範囲のSSを書こうと思ったので投稿します!
完全オリジナルで書いておりますので凄く下手です。
暇つぶし程度に見て頂ければ幸いです。
ーーーーー注意点ーーーーー
・登場人物には主人公(ツバサ)やその他の重要登場人物等、主要なキャラクターのみ書いています。
※名前は書いていない人物も出ますのでご注意ください。
・主の趣味で書いておりますので間違いなくにわかな知識が出ますのでご注意ください。
※兵器の説明や年代説明など。
「」声に出す、普通の会話等で使われます。
「()」声に出さない、心の中のセリフ等で使われます。
『』無線越しや機械越しのセリフに使われます。
()難しい物や設定上で読みづらいセリフのフリガナに使われます。
《》ファイターガール達の声に出す、普通の会話に使われます。
《()》ファイターガール達の声に出さない、心の中のセリフ等で使われます。
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- 2 : 2019/01/25(金) 21:57:15 :
- 〜太平洋、海上〜
「やられてたまるか!!」
ズガガガガガガガッ!!
20mm機関砲が敵機の機体に多数の穴をあける。
『たっ!助けてくれツバサ!後ろにつかれた!助け・・・うわぁああああ!!』
『クソっ!なんなんだこいつら!?本当にレシプロ機なのか!?・・・あぁあああ!!』
こちらの奮戦虚しく、味方が次々と堕ちていく。
『ショウとユウヤが堕とされた!!もうこれ以上は無意味だ!!撤退する!!』
「おい馬鹿!ここを突破されたら飛行場がやられるんだぞ!?」
『ならお前だけでやればいいさ!俺はこんな所でっ!?』
空域から離れようとした味方が大きな爆発に包まれて燃え尽きる。
「俺一人でどうしろって言うんだよ!!敵はゼロなのになんでAAM持ってんだよ!?」
AAMとは空対空ミサイル簡単に言えば戦闘機が積むミサイルのことだ。
「(そしてこいつらのこの機動性よ!ファントム並じゃねぇか!!)」
謎の光に包まれた敵機はその見た目からは想像もできない機動力で飛んでいる。
「まぁ幸いなことに、敵さんはおつむがあんまり良くないみたいだけど!!フォックス4!!」
少し前に被弾し、炎上しながら落ちていく味方機を敵機はしつこく撃ちまくる。
そしてそれはこちらからすればいい的だ。
「しゃあっ!これで7機撃墜!!・・・しかし!」
ツバサの視界に6機以上の敵機が映る。
そして、2機から4発のミサイルが放たれる。
「っ!!ちくしょおぉお!!!」
そのうち2発を機関砲とミサイルで迎撃できたが右後部に被弾しコックピット近くで爆発したミサイルのせいで身体にダメージを受けてしまう。
「(がっ!クソ・・・もう無理・・・か・・・)」
海面が徐々に近づいていき墜落した衝撃で意識を失った。
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- 3 : 2019/01/26(土) 01:18:18 :
- 《ーーーー。ーーー?》
《ーーー。ーーーー。》
「んん・・・なんだ・・・」
ツバサが意識を戻すと、そこは見知らぬ薄暗い部屋だった。
そしてその傍らで見知らぬ少女達が話していたが言語が全く理解できなかった。
そしてツバサに気がつくと金髪の少女が興奮気味に話しかけてくる。
《ーーー!?ーーーー!!》
「えっ・・・なんて・・・?」
《ーーー!!ーーーーー!!ーーー!?》
少女の言葉が解らずに困惑していると金髪の少女に黒髪ショートの少女が頭をコンっと軽く叩く。
《ーーー!?ーーーーーー!!!》
《ーーー?ーーーーー。》
何か会話した後黒髪ショートの少女がツバサに近づいてくる。
「大丈夫ですか?私の名前はスートと申します。海上に浮いていたのを我々が救助しました。特にご気分が悪くないようでしたら艦長室まで同行お願いします」
「(艦長?・・・ってことは船の中か)あ、あぁ。わかった」
スートと名乗る少女に続いて部屋を出る。
艦長室へと向かう道中であることに気づいた。
「(これは・・・ひゅうがの艦内に似てる?ってことは空母の中ってことか・・・。しかし、こんな少女が軍属なのか?)」
そんなことを考えていると艦長室に到着した。
「艦長。ツバサさんをお連れしました」
「なんで俺の名を!?」
「いいよ。入んな」
「ん?今の声・・・」
ドアの向こうから聞き覚えあるの声が聞こえてきた。
「ユイ姉!?なんでこんな所に!?」
椅子に座ってこちらを睨みつける女性。
桜咲[おうさき]ユイ・・・ツバサの姉にあたる人物だ。
これでも三十路過ぎの淑女である。
「まぁ座んな。積もる話もあるだろうしな」
「お、おう」
ユイに促され、目の前の椅子に座るがしばらく静かな時間が流れる。
「こちらをどうぞ」
「あ、ありがとう・・・」
スートが用意した紅茶らしきものを飲んだところでユイが話を始める。
「さてまずはあの敵の存在について話そうかね」
瞬間、ツバサの表情が強ばる。
「敵・・・。俺の仲間は・・・あいつらに堕とされたんだ!!カズキもユウキも!!」
怒りに憤怒するツバサを宥めながら話を続ける。
「まぁ落ち着きなさい。言っても私らだってそこまで詳しい訳じゃ無いしね。だが私らはあれら謎の敵の事をエニグマ・・・略してエニマと呼称してるわ」
「エニグマ・・・イタリア語で謎って意味だったっけか?・・・奴らの姿はレシプロ機のはずなのに俺らのファントムで互角・・・いや、悔しいがやつらの方が少し優れている感じがしたよ」
「形で騙されちゃいけないよ。あれはもはや別次元の存在だもの。そこらの人間じゃ奴らは落とせないからね」
その台詞からユイの表情が曇り始める。
「ツバサ。私らは奴らが蔓延る地で戦っていたのさ。たが、つい5日前に突如攻勢が強まってね。それから瞬く間にアメリカ、イギリス、オーストラリア、中国、フランス、そしてこの日本。どこもからも安全なんて場所は無くなっちまったのさ」
「・・・って待てよユイ姉!?今の日本は!?横須賀のみんなは!?」
「やっぱり知らなかったのかい・・・。今世界で安全なのは私らの船くらいだぞ?スート、テレビを付けてやんな」
「はい、了解しました」
スートがテレビの電源を付けるとそこには悲惨な惨状が映っていた。
『・・・民のみなさん!自衛隊です!急ぎこちらに避難をしてく・・・』
『・・・い!ロケット弾でもいいから持ってこい!!このままで・・・』
『・・・うわぁあああ逃げろ!!逃げるったってどこにいけばい・・・』
あまりの惨劇にツバサはユイに駆け寄った。
「なんだよこれ!?今すぐ助けに行くぞユイ姉!!はや”っ・・・く・・・」
慌て叫ぶツバサの腹部にユイの拳が入る。
そして、脱力しながらツバサは意識を失った
「こうなると思ったよ・・・たっく・・・めんどくさいんだから。スート!ラー!イル!ファム!フラン!デルート!」
「「「はいっ!」」」
ユイが名前を呼ぶと艦長室に次々と少女達が入ってくる。
そしてユイは少女達に命令する。
「出撃だ!目標はハワイ島だよ!」
「「「了解!!!」」」
命令が下ると少女達は満面の笑みで艦長室から出て戦場へと向かうのであった。
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