この作品は執筆を終了しています。
ミカサ「もしも私が死ぬのなら」~中編~
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- 1 : 2014/01/10(金) 16:36:10 :
- 連載企画のssなので更新は週一程度です
それぞれのキャラの世界観は一緒なので誰を見ても読めるように作ります
今回はミカサ編の後編です
更新は都合により夜になりそうです
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- 2 : 2014/01/10(金) 16:37:47 :
- ミカサ「もしも私が死ぬのなら」~前編~
http://www.ssnote.net/archives/6630
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- 3 : 2014/01/11(土) 13:07:41 :
- 馬「」ドドドッ
ミカサ「これで戻れる…」
巨人「アァー」ドシンドシン
ミカサ「でも何だろう…」
ミカサ「あの巨人たちに感じる違和感は…」
ミカサ「…」
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- 4 : 2014/01/11(土) 13:14:39 :
- ミカサ「…今は戻って報告することを優先しよう」
ミカサ(…嫌な予感がする)ドドドッ
ーーーーーーーーーー
ジャン「ミカサ! 大丈夫か!?」
ミカサ「ええ…」
ジャン「向こうはどうなってんだ?」
ミカサ「巨人がいる…しかもかなり深いところに何体も」
ジャン「何!?」
ミカサ「もうこちら側の索敵は機能していない」
ジャン「急いで知らせねぇと!」
ミカサ「私が知らせてくる」ドドドッ
ジャン「お…おい!」
ジャン「行っちまった…」
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- 5 : 2014/01/11(土) 13:23:00 :
- ミカサ「…」ドドドッ
ミカサ(あの巨人に感じた違和感…)
ミカサ(…分からない)
ミカサ(そもそもあれほど深く巨人の侵入を許したのに煙弾は少し前に上がったきり…)
ミカサ(…それほど巨人の侵攻が早かったのだろうか?)
ミカサ「…」ドドドッ
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- 6 : 2014/01/11(土) 13:46:27 :
- ミカサ「…いた」ドドドッ
兵士「!」
兵士「ミカサか? どうした?」
ミカサ「先ほどの緊急事態の煙弾の件ですが…巨人が陣形の深くまで侵入していてもう私達の方の索敵は機能していません」
兵士「何!?」
ミカサ「この事をすぐに団長へ知らせてください」
兵士「分かった!」ドドドッ
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- 7 : 2014/01/11(土) 23:37:41 :
- ミカサ「…」
ミカサ(仮にあの時の巨人が関係しているとして目的は…?)
ミカサ(やはりライナー達と同じ人類の滅亡?)
ミカサ「…戻って巨人がいたら足止めする」
ミカサ「そう…それが私の役目」ドドドッ
???「その判断…当たってるのか?」
ミカサ「ジャン…黙っていてほしい」
ジャン「俺はお前が何かを考えているように見えるんだが?」
ミカサ「…だとしてもジャンには関係ない」
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- 8 : 2014/01/12(日) 11:32:55 :
- ジャン「その判断ミスで全滅…なんて事もありえるんだぞ?」
ミカサ「…」
巨人「アァー」キョロキョロ
ミカサ「!?」
ジャン「いきなり巨人が!? 何で!?」
ミカサ(これは…どういう…)
ジャン「ミカサ!」
ミカサ「!」
ジャン「クソッ!」バシッ シュゥゥゥ
巨人「!」ドシンドシン
ジャン「…ふっ!」ザシュ
巨人「ウォォ!」ドシン
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- 9 : 2014/01/12(日) 11:47:05 :
- ミカサ「今の事を報告してきて…ジャン」
ジャン「いや…報告するのはお前だ」
ミカサ「…」
ジャン「お前の考えていること…それを俺が見過ごす訳にはいかねぇ」
ジャン「第一…」
巨人「アァー…」シュゥゥゥ
ジャン「こいつには俺一人で十分だ!」ギュィィィ
<ハヤクイケ!
ミカサ「ジャン…あなたの判断に…従おう」ドドドッ
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- 10 : 2014/01/12(日) 11:49:28 :
- ちなみに>>7は俺ですよ(分かっているとは思いますが)
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- 11 : 2014/01/12(日) 18:56:18 :
- ミカサ「…これは」
兵士「うわぁぁ! やめろぉぉ…」
巨人「…」ゴクン
巨人「アァー」ブン
兵士「何で巨人がここに!?」ギュィィィ
ミカサ「早くしなければ」ドドドッ
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- 12 : 2014/01/12(日) 19:09:22 :
- ミカサ(これでは全滅の可能性が…)
ミカサ(恐らく今起きてることの原因はあの時の巨人だろう)
ミカサ(全身が毛で覆われている…言うならば「獣の巨人」)
ミカサ(あいつにも何かしら特殊な能力がある筈)
ミカサ(急に現れた巨人…私が感じた違和感…)
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- 13 : 2014/01/12(日) 19:23:07 :
- 兵士「うわぁぁぁぁ!」
巨人「…」ニタァ
パキッ…パキパキ…
巨人「アァー」
ミカサ「!」
ミカサ(私の感じた違和感…これだったのか)
ミカサ「獣の巨人の能力を必ず伝えないと!」ドドドッ
ーーーーーーーーーー
獣の巨人「フフ…頑張ってくれよ?」ニタァ
獣の巨人「でも目の前にある事だけが真実とは限らないんだよ」
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- 14 : 2014/01/12(日) 19:28:20 :
- 期待
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- 15 : 2014/01/12(日) 19:40:41 :
ミカサ「…」ドドドッ
<ウワァァァァ…
<イヤダァァァァ!
ミカサ「…っ!」ドドドッ
ーーーーーーーーーー
エルヴィン「…」ドドドッ
アルミン「~~~」
エルヴィン「~~~」
ミカサ(何故アルミンが…!? 会話はここからでは聞き取れない)ドドドッ
ミカサ「団長!」
エルヴィン「ミカサか…何があった」
ミカサ「…実は」
ーーーーーー
エルヴィン「そんなことが…!」
ミカサ「そしてその獣の巨人の能力について…私は一つの仮説を立てました」
エルヴィン「仮説…か」
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- 16 : 2014/01/12(日) 19:40:51 :
- >>14
ありがとう!!!!!!!!!!!
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- 17 : 2014/01/12(日) 20:16:39 :
- ミカサ「私は途中で巨人に会った時からずっと違和感を感じていました」
エルヴィン「違和感か…」
ミカサ「その違和感の正体は…」
ミカサ「巨人に血がついていない事…です」
ミカサ「通常巨人が人間を捕食したのならば少しでも血が付くはずです」
アルミン「…」
ミカサ「つまり巨人たちは陣形の深くにいるのにも関わらず血がついていない…」
ミカサ「恐らく獣の巨人の能力は「人間を巨人に変える能力」と思われます」
ミカサ「まだその瞬間を見たわけではありませんが…そうすれば辻褄が合います」
アルミン「そうだとしたら僕たち側の脅威の謎も解けるけど…それだといきなり現れた巨人が分からなくなるね…」
エルヴィン「それについて分かっていることはあるか?」
ミカサ「…ありません」
ミカサ「ですがもし私の仮説が当たっているのならば獣の巨人と戦うべきではありません」
ミカサ「早急に撤退すべきです」
エルヴィン「…」
エルヴィン「今回は撤退しない」
エルヴィン「我々がここで逃げたとしても恐らく次の壁外調査にはまた獣の巨人が現れる」
エルヴィン「ならばここで倒す!」
ミカサ「待って下さい! その作戦を行うための人員が足りません!」
ミカサ「そして仮に全ての兵が巨人に変えられたら…人類の滅亡に繫がります!」
ミカサ「今すぐに撤退すべきです!」
エルヴィン「今すぐに…兵を全てここに集めろ」
ミカサ「…」
エルヴィン「行け!」
アルミン「はっ!」ドドドッ
ミカサ「…」
ミカサ「…」ドドドッ
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- 18 : 2014/01/12(日) 20:32:01 :
- ミカサ「…アルミン」ドドドッ
アルミン「何? ミカサ?」
ミカサ「どうして団長の判断に従ったの?」
アルミン「…」
アルミン「前のアニとの時だって団長は正しい判断をしていた」
アルミン「第一兵士の僕らが団長を疑ってどうするのさ」ドドドッ
ミカサ「…そう」ドドドッ
ミカサ「それともう一つ聞きたいことがあるんだけど…」
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- 19 : 2014/01/12(日) 20:37:38 :
- >>18
×団長 ○エルヴィン団長
ですね すいませんm(__)m
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- 20 : 2014/01/12(日) 21:09:08 :
- ミカサ「アルミンの方に起こった脅威って何?」ドドドッ
アルミン「…実は」ドドドッ
巨人「アァー!」ドシンドシン
ミカサ「! 見つかったか!」ジャキン
アルミン「待ってミカサ! 戦ってはダメだ!」
アルミン「今はエルヴィン団長の言う通り兵力をエルヴィン団長の元へ集めるんだ!」ドドドッ
ミカサ「…」ドドドッ
ミカサ「分かった」ドドドッ
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- 21 : 2014/01/12(日) 21:13:45 :
- ミカサ(…調査兵団はこのままだと全滅)
ミカサ(最悪人類の滅亡にもつながる)
ミカサ(今生きていそうで戦力になる人物…)
ミカサ(エレンとあのチビか)
ミカサ「アルミン!」ドドドッ
アルミン「どうしたの?」ドドドッ
ミカサ「エレンがいるのは何処?」
アルミン「えっと…」
アルミン「多分中央後方だと思うよ!」
ミカサ「分かった!」ドドドッ
アルミン「既に索敵は機能せず…両方からの脅威か…」
アルミン「ここで僕…死んじゃうのかな…?」ドドドッ
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- 22 : 2014/01/12(日) 21:17:40 :
- ーーーーーーーーーー
獣の巨人「面白くなってきたね」
獣の巨人「さて…僕の部下たちは上手くやってるのかな?」
獣の巨人「それとアイツもどうなってるか気になるね」
獣の巨人「まぁ楽しみは後に取っておかなくちゃね」
獣の巨人「こんなところで全滅なんてしないでよ…?」
獣の巨人「そんなんじゃ興醒めだしね」
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- 23 : 2014/01/12(日) 21:31:06 :
- ミカサ「…」ドドドッ
ミカサ(ジャンは生きているのだろうか…)
ミカサ(もしかしたら死んでしまったのかも…)
ミカサ(いや…考えるのはよそう)
ミカサ「…」ドドドッ
ミカサ「エレン!」ドドドッ
エレン巨人「ウオォォォォォォォ!!」バキッ
巨人「アァー…」シュー シュー
リヴァイ「ふっ!」ザシュッ
巨人「ウォォ…」シュー シュー
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- 24 : 2014/01/12(日) 22:01:16 :
- ミカサ「これは…どういう状況…?」
兵士「ミカサか!」
ミカサ「伝達はどうしたんですか?」
兵士「お前に言われたことを伝達しようと思った矢先に巨人がいきなり現れて…それをリヴァイ兵長たちが助けてくれたんだ」
兵士「でもこのままじゃジリ貧だ…」
ミカサ「団長からの指示が出ました」
ミカサ「全ての兵は私の元へ来い…だそうです」
兵士「それって…」
ミカサ「恐らくそこで迎え撃つのでしょう」
兵士「分かった! お前はリヴァイ兵長たちにその事を伝えてくれ!」
ミカサ「分かりました」
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- 25 : 2014/01/13(月) 13:13:05 :
- 面白い!
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- 26 : 2014/01/13(月) 16:08:19 :
- ミカサ(やはり今更兵を集めたところで勝てるとは思えない…)
ミカサ(団長は何を考えているのだろうか…)
ミカサ「…」バシッ シュゥゥ
リヴァイ「ふっ!」ザシュ
巨人「ウォォ…」シュー シュー
ミカサ「リヴァイ兵長!」
リヴァイ「どうした」
ミカサ「エルヴィン団長の元へ行って下さい」
ミカサ「エルヴィン団長は一点に兵を集めて戦おうとしています」
リヴァイ「…それはエルヴィンの判断なんだな?」
ミカサ「…ええ」
リヴァイ「なら俺は…従うだけだ」
ミカサ「ここにいる兵士たちには既に伝えてあります」
リヴァイ「分かった」
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- 27 : 2014/01/13(月) 16:08:29 :
- >>25
ありがとう!!!!!
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- 28 : 2014/01/13(月) 16:14:20 :
- ーーーーーーーーーー
獣の巨人「さて…」
獣の巨人「調査兵団団長エルヴィン・スミス」
獣の巨人「どんな作戦を考えたのかな…?」
獣の巨人「どんな作戦だろうと勝てるわけないんだけどね」
続く…
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- 29 : 2014/01/13(月) 16:44:04 :
- 今回でミカサ編を終わらせようかと思ったんですが…長くなると連載って言えないかと思い中編にしました
次は一週間ちょい後にはできると思います
気長に待っていただけると嬉しいです
読んでくれた方ありがとうございました!
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- 30 : 2014/01/14(火) 17:01:04 :
- 面白いです(≧∇≦)期待です( ̄^ ̄)ゞ
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- 31 : 2014/01/14(火) 17:02:35 :
- コメントありがとう!!!
-
- 32 : 2014/01/14(火) 21:36:39 :
- 続き期待
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- 33 : 2014/01/14(火) 21:43:56 :
- ありがとう!!!!!!
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- 34 : 2014/01/30(木) 21:17:48 :
- 3話目土曜締め切りっス、モノ兄
急いでくださいス
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- 35 : 2014/01/30(木) 21:31:28 :
- あとhttp://www.ssnote.net/groups/93このグループ入っておいて
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- 36 : 2014/03/25(火) 23:07:20 :
- それぞれの人物で話が独立しています
ミカサ編
ミカサ「もしも私が死ぬのなら」~前篇~
http://www.ssnote.net/archives/6630
ミカサ「もしも私が死ぬのなら」~中編~
http://www.ssnote.net/archives/7458
ミカサ「もしも私が死ぬのなら」~後編~
http://www.ssnote.net/archives/9082
ジャン編
ジャン「もしも俺が死ぬのなら」
http://www.ssnote.net/archives/9419
ジャン「もしも俺が死ぬのなら」2
http://www.ssnote.net/archives/9696
アルミン編
アルミン「もしも僕が死ぬのなら…」1
http://www.ssnote.net/archives/11060
アルミン「もしも僕が死ぬのなら…」2
http://www.ssnote.net/archives/11570
アルミン「もしも僕が死ぬのなら…」3
http://www.ssnote.net/archives/12025
アルミン「もしも僕が死ぬのなら…」4
http://www.ssnote.net/archives/12604
アルミン「もしも僕が死ぬのなら…」5
http://www.ssnote.net/archives/13004
- 著者情報
- この作品はシリーズ作品です
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もしも俺(私)が死ぬのなら シリーズ
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