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エレン「とある猛獣と俺の話」【エレミカ】
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- 1 : 2013/10/08(火) 21:14:13 :
- 2作目です。書き溜めてないのでちまちまとですが書いていきたいと思います。
※思いっきりパロ、時代はそのままでミカサが半狼(というか人狼)
エレン(そいつに出会ったのは、俺が8つの時だった。)
―ある寒い冬
エレン「うわ…さっみぃ…」
エレン「ったく、母さんもこんな寒い日くらい薪拾い休ませろよ…」
ガサガサッ
エレン「!!」(なんだ…?野犬か?!)
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- 2 : 2013/10/08(火) 21:25:08 :
ひょこっ
×××「…だれ?」
エレン「……は…?」ポカン
エレン(同じ年くらいの女の子…に耳と尻尾生えてる?!)
エレン(あ、ちいせえけど牙もある…)
×××(に、にんげん…?どうしよう、にげないと!!)ダッシュ!
エレン「おい待てって!」尻尾ツカミッ
×××「!はなしてぇ…」ヘナヘナ
エレン(この尻尾…本物だ!)ワクワク
×××「ころさないで…」
エレン「は?なんでお前殺さなきゃいけねぇんだよ。変な奴だな。」
エレン「ところでこれどうなってんだ?やっぱ生えてるのか?!」
×××「…ホントにころさない?」
エレン「?だから何言ってんだよ、お前殺して何になるんだよ」
×××「…わたし、『じんろう』だから、しっぽはえてる」
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- 3 : 2013/10/08(火) 21:47:39 :
- エレン「(ジンロウ…?)ふーん」
×××「あなたは、めずらしいにんげん。」
×××「わたしをみてもころそうとしないし、ふきつだっていわない」
エレン「…お前、他の人からそんなこと言われたのか…?」
×××「うん」
×××「このしっぽやみみのせいで、おとうさんも、おかあさんもころされてしまった」ポロポロ
エレン「は?!殺された…?許せねぇ…姿が違うくらいで人殺しなんて…!」
×××「なにもできなくてひっしににげてきた…」
×××「もりのなかがこんなにさむいなんて…しらなかった」ガタガタ
×××「わたしは、これからどこへかえればいいんだろう」
エレン「…」
ふぁさ…シュルッ
×××「…?」
エレン「やるよ、それ。…少しはあったかいだろ。」
エレン「このままだとどっちみち死んじゃうだろ、おまえ。」
エレン「とりあえずうち、来いよ」
エレン「…お前、名前は?」
×××「……ミカサ。」
エレン「…帰るぞ、ミカサ。俺たちの家に。」
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- 4 : 2013/10/08(火) 22:00:29 :
- 新しいな 期待!
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- 5 : 2013/10/08(火) 22:12:25 :
- 頑張って!
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- 6 : 2013/10/08(火) 22:13:43 :
- >>4 ありがとうございます!本当にゆっくりめですが楽しんで頂けると嬉しいです
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- 7 : 2013/10/08(火) 23:45:20 :
- ―とまぁそんな経緯でうちの家族になったミカサだが。
エレン「俺はあの時『人狼』の意味が分からず父さんに「犬と人間のハーフ
なんじゃね?」って紹介してしまった。」
エレン「父さんも母さんも初めは驚いていたが、事情を話すとミカサを‘人間の’家族として迎えよう、
ということになった。」
エレン「来たばかりの頃のミカサはとにかく怖がりで」
エレン「何をするにも俺の横についてきた」
――――ミカサが来てから一ヶ月後
エレン「お前まだ外出んの嫌なのかよ…帽子と服着りゃわかんねーよ、それ。」
ミカサ「…まだ、怖い。」フルフル
エレン「しっかしいつ見てもフワフワだなその尻尾」
ミカサ「わたしの家族はみんなこうだった」ファサファサ ドヤッ
エレン「ほっ!」尻尾ツカミッ
ミカサ「!!え、えれんやめて!!!///」ヘニャン
エレン「やっぱ尻尾弱ぇのな」
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- 8 : 2013/10/08(火) 23:46:47 :
- かわいい
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- 9 : 2013/10/09(水) 00:11:20 :
- エレン…ソレハヤメテッテイッタハズ…
エッ、チョ、ゴメ…ミカサヤメ…ヤメロオオオォ!!
エレン「…正直悪かった。」ボロッ
ミカサ「…」
エレン「その…もうしない」シュン
ミカサ「…ちゃんと、言ってくれれば良い」
ミカサ「触る前に。」
エレン「お、おう…。(言えば良いのか…)」
ミカサ「分かってくれたなら良い。」
ミカサ「さあ、エレン。今日は何をして遊ぼう?」
エレン「ああ、今日はな。紹介したい奴がいるんだ」
???「カルラおばさん、お邪魔します。あっ、エレンおはよう!!」
エレン「お、来た来た。」
エレン「ミカサ、こいつが俺の友達の…―」
―思えばあの頃から強かったな…。(物理的に)
エレン「アルミンは、ミカサも俺と同じように友人としてすぐに受け入れた」
エレン「まぁアルミンと初めて三人で話した時から、」
エレン「あんなに外を怖がってたミカサもちょっとずつ外に興味を持つようになっていったから」
エレン「やっぱりアルミンはすげぇと思う。」
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- 10 : 2013/10/09(水) 18:39:38 :
- いいぞいいぞ
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- 12 : 2013/10/09(水) 18:41:44 :
- ―――さらに1年後
ミカサ(あ、)
ミカサ「…」シュッ
ミカサ「…」シュシュッ
エレン「…?何やってんだお前」
ミカサ「…はっ!エレンいつからそこに?!///」ミラレタ!
エレン「なんだあれ、ヤモリ…?もしかしてアレが気になんのか?」
ミカサ「そそそそんなことない……か、身体が勝手に反応して」チラッチラッ
エレン(犬かよ)
エレン「ふーん、まあ別にいいけどよ。」
エレン「それよりミカサ、今日は出掛けるぞ!」
ミカサ「どこへ?」
エレン「決まってんだろ、街だ!」
エレン「何たってあの調査兵団が帰ってくるんだからな!!」
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- 13 : 2013/10/09(水) 18:43:30 :
カラーン ゴローン
チョウサヘイダンガカエッテキタゾー!!
エレン「!なんだよ…これ…」
ザワザワ
モブA「オイオイ、たったこれだけかよ」
モブB「これじゃ壁の向こうの奴らにメシやって太らせてるだけだぜ」
ミカサ(むせ返るほど血の匂いがする)
ミカサ(まるであの日みたいだ)
ミカサ(いやな匂い、なのに)
ドクン、ドクン、ドクン
ミカサ(何故、私はこんなに高揚しているんだろう)
ミカサ「…しそう…」
ミカサ(オイシソウ…)
エレン「…ぃ…おい、ミカサ?」
エレン「なんか顔赤いぞ…?大丈夫か?」
ミカサ「ッ?!!」
ミカサ(私は今、何を考えていた…?)
エレン「おい、ミカ
ミカサ「大丈夫。血の匂いにびっくりした。
ミカサ「ので、エレン、ここから少し離れよう。」
エレン「おう。そうだな。」
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- 14 : 2013/10/09(水) 19:12:24 :
- ―同日・裏路地
エレン「…ミカサ、俺は調査兵団に入る。」
ミカサ「エレンは…今日のあの帰還を見ても、そう思うの…?」
エレン「…ああ。俺は巨人を駆逐して外の世界に行く。」
ミカサ「…エレンがそうするなら、私もそうしよう」
エレン「は…?!お前何言って」
人買い1「あれあれ~?ボク達、どうしたのかなぁ?」
人買い1「子供がこんなトコ入ってきちゃダメじゃないかぁ」
エレン「は?なんだよお前ら」
人買い2「大人に対して口の聞き方知らねぇガキだな…」
人買い2「なぁ、少しならコイツ痛めつけてもいいだろ?」
人買い1「まぁ待てよ、綺麗な方が高く売れるだろ?」
人買い1「それにほら、お嬢ちゃんの方なんか相当高値で売れそうだぜ?」スッ
ミカサ「やだ…!」ビクッ
エレン「ッミカサに触んじゃねぇ!!!」ゲシッ
人買い1「いって!んのクソガキ!!」ゴスッ
ミカサ「エレンッ!!!!」
人買い2「おい叫ぶな、てめぇも大人しくしてもらうぜ、お嬢ちゃん」ゴッ
ミカサ「―あ…ッ」クラッ
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- 15 : 2013/10/09(水) 19:58:28 :
―サ、カサ!
エレン「ミカサッ!!」
ミカサ「んっ…ここは…?」
人買い1「二人仲良くお目覚めかな?」
エレン「ふざけんな…!さっさとここから出しやがれ!!」
人買い2「残念だなぁ、そりゃできねぇ相談ってモンだクソガキ」
人買い2「てめぇらは今から競りにかけられる『商品』なんだからなぁ!!」ガハハハハ!!
エレン「っの…!クソ豚野郎どもめ!!」
エレン「てめぇらなんて巨人の餌にでもなって死んじまえ!!」
エレン「お前らみたいなのが居るから…不幸になる奴らがいるんだろ…!!!」
エレン「死んで詫びろ!後悔して後悔して死…ッ!」
人買い1「はいはい、ストーップ」ゴスッ
エレン「カハッ…!!」
人買い1「俺さぁ、そーゆうガキ、大っ嫌いなんだわー」ゴッ ゲシッ ガッ
人買い1「ガキだからって何でも言っていいわけじゃねぇぞ、コラ」ガスッ
人買い1「ぶっちゃけお嬢ちゃんだけでも高く売れるし?」
人買い1「てめぇみたいなガキは殺しちゃってもイイよなぁ??」バキッ
ミカサ(どうしようどうしようどうしよう)
ミカサ(エレンが殺されてしまう)
ミカサ「え…えれ…ん…」
人買い2「さあさあ、お嬢ちゃんは俺と楽しもうか!」グヘヘ
エレン「…カサ…」
エレン「に…げろ…」ゴポッ
―ドク、ドク、ドク
ミカサ(エレンの血の匂いがする)
ミカサ(いい匂い、いい匂い。)
ミカサ(ああ、なのに目の前のこの汚い物はなんだろうか)
ミカサ(こんな汚いもの、いらない)
ミカサ(…邪魔だ)
ブチィッ プシャアアアア
人買い2「」
人買い1「おいおいスゲェ音したぞ、どうし…?!」
人買い1「…冗談だろ…?」
人買い1「なんで首が転がってんだよおおお?!!!!」
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- 16 : 2013/10/09(水) 20:11:16 :
グルルル…
人買い1「!」
ミカサ「フフッ…血はとてもあたたかい。」クスリ
人買い1「そんな…ッ!人狼は…絶滅したんじゃなかったのか…?!」
ミカサ「はやくエレンから離れて。汚い。」
ミカサ「エレンの血、いい匂い。私だけのもの。」
エレン「ミ…カサ…?」
人買い1「う…うわああああああああああああああああああ!!!!!!」
ブシュッ
ビシャ バシャッ
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- 17 : 2013/10/09(水) 20:56:18 :
- 面白いです!
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- 18 : 2013/10/09(水) 21:10:26 :
ミカサ「…」グイッ ゴシゴシ
エレン「おまえ…どうして…」
ミカサ「…ごめんなさい」
ミカサ「でも、ちょっとだけ、ちょうだい」
くちゅ…っ ちゅう ゴクッ
エレン(口の中の血…飲まれてる?)
ミカサ「ん…っ…ふぅ…」クチュ ペロ
エレン(何か…変な気分だ…)
ミカサ「はぁ…えれぇん…///」チュウ
エレン(血まみれのコイツが可愛いなんて)
エレン(俺も相当気が狂っちまってるのかもしれない)
ミカサ「っは…ッエレン…ごめんなさい」
ミカサ「…私は…わたしは、人間でいられなかった…」ポロポロ
エレン「……気にすんな。」ギュウ ナデナデ
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- 19 : 2013/10/09(水) 21:46:38 :
エレン「だーかーら!帰るっつってんだろ!!」
ミカサ「わ…私は、帰れない…」グスグス
エレン「俺の服貸してやるから!顔の血拭いてここ出るぞ!!」
ミカサ「…にんげんじゃない、から…」
エレン「人間でも人間じゃなくても家族だろ!問題ねぇよ!」
エレン「つまんねぇこと言ってねぇで帰るぞ!!」
ミカサ「……ん…。」グスッ
――――――
ミカサ「その日は、エレンと初めて会った日みたいに手を繋いで帰った」
ミカサ「誰にも見つからないように、息を切らし、見えない何かから逃げるように。」
ミカサ「追ってくる者は、もうこの世にいないというのに。」
ミカサ「エレンに救ってもらった命で」
ミカサ「身を守るためとはいえ人を殺めてしまったことを」
ミカサ「私は酷く後悔した」
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- 20 : 2013/10/09(水) 22:26:39 :
- ―時は流れ、俺たちは調査兵団に入団した
あの後、壁の崩壊とともに、暖かい日常は跡形もなく消えてしまった。
ただひとり、俺に残ったのは…
ミカサ「エレン、どうして泣いているの。」
エレン「え…?」
ミカサ「…泣かないで、エレン」ギュッ
ミカサ「私が、居る」
ミカサ「あなたのためなら、私は狂犬にだってなれる。」
ミカサ「外の世界も、血に染まることも、死ぬことも、もう怖くない」
ミカサ「…全部から守る、何を殺してでも。」
エレン(あの日俺が拾ったのは)
エレン(犬、なんてもんじゃない。)
エレン(人の形をした狼だった)
エレン「…なんでもねーよ。それより、リヴァイ兵長にちゃんと話してきたか?」頭ポンポン
ミカサ「……あのチビは好きじゃない。」グルル
エレン「唸りあげんな、バレるだろ。」ペシッ
エレン(俺にだけ懐いて離れない)
エレン(強くて一途で狂ってる、可愛い狼)
エレン(もし、こいつと生きてきた時間を一言で表すとすれば、)
エレン「…猛獣を飼い慣らす感じ」ボソッ
ミカサ「?」
エレン「なんでもない」
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- 21 : 2013/10/09(水) 22:31:55 :
- とりあえず本編終わりです…!
壁崩壊のとこ書きたかったんですが趣旨ずれちゃいそうだったので割愛…。
かなりガッツリパロでしたがいかがでしたでしょうか。楽しんで頂けたなら幸いです。エレミカもっと増えますように!
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- 22 : 2013/10/09(水) 22:40:13 :
- すごくよかった!
続編はあるなら期待
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- 23 : 2013/10/10(木) 00:19:12 :
- >>22
ありがとうございます!おまけみたいなものですが後日続編書きたいなぁ、と思ってます。
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- 24 : 2013/10/13(日) 14:12:11 :
- エレミカ少ないからあなたの作品を楽しみにしてます!
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- 25 : 2013/11/17(日) 00:46:51 :
- この雰囲気良いですね☆
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- 26 : 2013/11/18(月) 11:07:14 :
- エレミカ増えろ
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- 27 : 2013/11/18(月) 12:15:36 :
- 読ませて頂きました。
とても面白かったです、また書いてくださいね
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- 28 : 2013/11/19(火) 20:39:21 :
- 乙!
とてもよかった!
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- 29 : 2013/12/02(月) 09:52:09 :
- このSSはとてもいい話だった。
エレンとわたs…ミカサの話は少ない。ので、もっとあなたには書いてほしいと思う。
エレミカがもっと増えるといい。
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- 30 : 2014/01/25(土) 04:44:46 :
- 良かったです。
ミカサマジ天使
エレミカは最高だぜ!!
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- 31 : 2014/05/24(土) 12:42:10 :
- なかなかよかったです!
続き書いてほしい
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- 32 : 2015/12/08(火) 18:26:36 :
- ミカサ可愛いけど、血友病にお気をつけて。
エレンが予防接種に連れてくシチュエーションとかありそう。
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- 33 : 2016/07/07(木) 17:43:41 :
- エレンとミカサは釣り合わねぇーぜ!色々なスレのコメント見たら確かにそうだと思ったしな実際さエレンのことはミカサのことを好きだろ?エレンは正直いっちゃあなんだがぁ好きと言うより嫌い側だろ?見た目もよくもないしよぉかっこいい要素しかねぇーよぉな~
あとあの鬼の様な生き物見た?あれミカサやでWWWWW
あんな怖いのと付き合えるはずがねーだろ考えろ
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- 34 : 2016/08/26(金) 23:04:09 :
- >>33
ごめんなさい、日本語がおかしいので、言っていることの意味が伝わってきません。
エレンの悪口なのか、ミカサの悪口なのか、または両方なのか、はっきりさせましょう。
まず、悪コメはやめましょうね。
日本語を喋れない貴方には、言っても無意味だとは思いますが。
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- 35 : 2017/04/01(土) 20:54:57 :
- そうですか?でも、エレミカ大好きな人には嫌な気持ちしかなりません。それにここはエレミカです!わかりますか??題名にも書いてありますよ?だから、釣り合わないとか言わないでください!後、エレアニが好きなら別のところで見てください。邪魔っ
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- 36 : 2017/04/01(土) 21:00:49 :
- あ、ごめんなさい!ついカッとなりました。後、丁わかりやすく言ったら、
どっかいけ!邪魔っエレミカの悪口言うな!分かった?はい!分かったらどっかいけ!もう荒らしはしないなら、静かに読みましょう。長々失礼しました。ごめんなさい。
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- 37 : 2017/04/03(月) 20:39:02 :
- 2017
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- 38 : 2017/05/29(月) 16:54:58 :
- ↑
は?www乙www
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- 39 : 2017/08/02(水) 18:34:53 :
- <<37
どゆこと?
というかそんなに行数を開けないでくれ多分だけど読みずらいと思うぞ
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- 40 : 2021/07/04(日) 01:04:34 :
- エレン設定
ミカサみたいな性格
ミカサ大好き
身長183cm
ミカサ
恥ずかしがり屋
人見知り
身長156cm
体重48kg
エレンの体重書くの忘れたw 体重69kg
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