この作品は執筆を終了しています。
ベルトルト「旅人と」アニ「売女」
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- 1 : 2014/01/08(水) 21:44:20 :
- のりピクミンです(*^^)v
今回はベルトルトが主人公です。
それではよろピクミン!
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- 2 : 2014/01/08(水) 22:52:17 :
僕は旅人。
色々な国や街を旅している。
理由は無い。
ベルトルト「あの...ここら辺で何か観光地とかありますか?」
おっさん「んぁあ?観光地...?」
ベルトルト「はい、僕は旅人なんでこの国の事を良く知らないんです。」
おっさん「ふむ、ふむ....」
おっさん「それなら良い所知ってるぜ」ニヤァ
ベルトルト「ほんとですか」
おっさん「そこの階段上がって左に曲がったらその店があるからな」
おっさん「あ!あとあと....その店に入ったらアニ・レオンハートって子を指名しな」
ベルトルト「しめい...?」
おっさん「ま!ま!行ったらわかるから!な!」ニヤニヤ
ベルトルト「は、はぁ...」
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- 3 : 2014/01/08(水) 23:05:45 :
ベルトルト「やっぱりな....」
薄々気付いていたが、やはり売春宿だった
僕はそれはど性欲は強くないが
無いわけではない
けれど好きでもない相手と行為をするとゆうのはどうも納得がいかない。
しかし、ふと
ある女性の写真が目に映った
ベルトルト「綺麗.....」
思わず本音がこぼれる。
綺麗な金髪に宝石の様なブルーの瞳
こんなに素敵な女性は見たことがない
ベルトルト「...アニ...レオンハート...」
さっきのおじさんから聞いた名前が写真の下に書いてあった。
一目でいいから、本物を見てみたい
一言でいいから、話してみたい
好奇心が僕を煽った
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- 4 : 2014/01/08(水) 23:19:03 :
- そして気づくと彼女の名前が書いてある鍵を持って、店にはいっていた
ベルトルト(馬鹿だなぁ...僕。)
何も考えずにのこのこ入ってきてしまい
後悔の念が押し寄せてくる
ベルトルト(まぁ、いいか...)
ドアノブに鍵を差し込み
おそるおそるドアを開く
アニ「....」
ベルトルト「....」
アニ「こんにちわ....」
ベルトルト「.....」
アニ「あの...」
ベルトルト「....」
アニ「閉めてくれない?」
ベルトルト「あ、そうだね、うん。」バタン
アニ「....」
ベルトルト「.....」
アニ「やんないの?」
ベルトルト「えっ!いや、そうゆうつもりで来たんじゃ無いんだ」
アニ「...?」
ベルトルト「ただ、話に来ただけとゆうか...」
アニ「....」
ベルトルト「....」
アニ「話し...に?」
ベルトルト「ダメだったかな....?」
アニ「は、あはははっ!あんたみたいな人初めてだよ!」
ベルトルト「う、うん....」
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- 5 : 2014/01/08(水) 23:32:52 :
- アニ「....」
ベルトルト「.....」
アニ「旅人かい?」
ベルトルト「あぁ...」
アニ「やっぱりね、ここら辺の奴等と少し格好が違う」
ベルトルト「へぇ...」
アニ「....」
アニ「あんた、話に来たってゆうのにずいぶんだんまりとしてんじゃないか」
ベルトルト「え」
アニ「男なんだから、話くらいリードしなよ」
ベルトルト「あ、うん、そう、だね。」アハハ
ベルトルト「....じゃあ....」
アニ「?」
ベルトルト「僕の旅してきた国の話をしようかな」
アニ「面白そうじゃないか、聴かせてくれ」
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- 6 : 2014/01/09(木) 01:03:43 :
- 期待
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- 7 : 2014/01/09(木) 19:13:45 :
- 期待
-
- 8 : 2014/01/09(木) 19:16:17 :
- 支援&期待
(*・ω・)ノ
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- 9 : 2014/01/09(木) 23:40:58 :
- 期待しかない‼o(^_^)o
頑張って下さい‼*\(^o^)/*
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- 10 : 2014/01/09(木) 23:49:40 :
- 期待です(≧∇≦)
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- 11 : 2014/01/10(金) 01:06:17 :
- ベルトルト「何はなそうかな...」
アニ「...食い物の話がいいな。私は生まれてこの方国から出たことがないんだ、だから遠い国の食べ物とか...」
ベルトルト「あぁ、いいさ」
アニ「...」
ベルトルト「そうだなぁ、僕が出会って一番びっくりしたのは虫が主食の国かな」
アニ「む、虫!?」
ベルトルト「そう、僕も最初は気持ち悪かったけど食べてみたら結構いけるんだ」
アニ「どうゆう味がしたんだい?」
ベルトルト「んー...白身の魚みたいな...」
アニ「うえ...」
アニ「も、もっと他にさ..ないのかい」
ベルトルト「あるけど?」キョトン
アニ「何であえて虫をチョイスしたかな...」ハハ...
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- 12 : 2014/01/10(金) 01:19:50 :
- 見た事ない設定‼
名作品の予感...‼
期待です‼(^o^)/
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- 13 : 2014/01/10(金) 19:41:29 :
- さんくすです!
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- 14 : 2014/01/10(金) 20:02:05 :
- ベルトルト「...うーん...あ。北の方の国ではとにかく肉料理が美味しかったな...燻製とか」
ベルトルト「南の方は、果物だな知らない物が沢山あってびっくりしたよ。美味しかったけど見た目が不気味でね...」アハハ
アニ「....」
ベルトルト「この国ではー...辛い物が多いよね、さっきホットドッグってゆう物を食べたんだけど赤い香辛料が沢山かかってて、死ぬかと思ったや...」
アニ「....」
ベルトルト「いやぁ、最初ホットドッグって聞いて、犬の肉かと勘違いしたんだけど。『この国は犬の肉を食べるんですか?』って聞いたら店の人に大笑いされちゃって...」
アニ「...」
ベルトルト「って、聞いてる?」
アニ「うん...聞いてるよ」
ベルトルト「あはは...ちょっとつまんなかったかな」
アニ「いや...」
ベルトルト「?」
アニ「少しだけ、あんたが羨ましくて」
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- 15 : 2014/01/10(金) 20:12:06 :
- ベルトルト「ふふ、何でだい?こんな薄汚い旅人が羨ましいだなんて」
アニ「....」
アニ「あんたには話していいかな...」ハハ...
ベルトルト「.....?」
アニ「...私は...この店で生まれたんだ、売女と見知らぬ男の間に」
ベルトルト「...」
アニ「...母親は。私を生んでからすぐ死んだ、自殺らしい」
アニ「私は、頼る人がいなかった」
アニ「でも...ここの店主に育てられた。『大きくなったらここで働かせよう』って」
アニ「私はここから逃げられない」
ベルトルト「...」
アニ「私は。毎日毎日知らない男の相手をしてる、もう、抵抗するのは止めた。」
アニ「この薄暗い部屋でおっさん共と1日過ごすのさ」
アニ「毎日ね」
ベルトルト「.....」
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- 16 : 2014/01/10(金) 20:26:57 :
- ベルトルト「可哀想に」
アニ「口でゆうのは簡単さ」
アニは少し僕を睨んだ。
ベルトルト「君は、自由になりたいのかい?」
アニ「あぁ、もちろんさ」
ベルトルト「へぇ....」
アニ「....」
ベルトルト「もし...「おい」
アニ「あ....」
おっさん「もう時間だぞ」
ベルトルト「おっと....」
アニ「..」
ベルトルト「さようなら」ニコッ
アニ「....」
ベルトルト「はい、お金」
おっさん「え、あ、おぉ」
ベルトルト「....」スタスタ
アニ「変な人....」
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- 17 : 2014/01/10(金) 20:48:24 :
- それから数日たった。
僕は別に目的も行くアテもないから
もう少しだけこの平和な国にいようと思う
彼女の事も色々と気になる。
今日はまたあの店に行ってみようかな...
アニ「.....」
ベルトルト「...ひどい...」
アニの体が鎖で繋がれていた
首にはきつく首輪がしめてある
ベルトルト「だ、大丈夫!?」
アニ「...」
ベルトルト「今、外すから」
カチャカチャ...ガチャ!
アニ「っ....!げほっ」
ベルトルト「ずいぶんと汚れてるじゃないか...」
アニ「....」
虚ろな目でアニは僕の事をみつめる
ベルトルト「あ、アニ...?」
アニ「.....こん、に、ちわ」
ベルトルト「...え」
アニ「はじめ、ま、し、て」
ベルトルト「え?アニ??」
にこりと力無く笑ったと思うと、突然ベルトに手を伸ばしてくる。
ベルトルト「えっ、あ、ちょ、だ、駄目!」グッ
アニ「????????」
ベルトルト「あ、アニ......」
アニ「何で...何で.....」
ベルトルト「大丈夫、大丈夫だよ」
アニ「私...お仕事....しなきゃ」
いつのまにか、僕は彼女を抱きしめていた
とても小さい。
ベルトルト「....」
アニ「なん、で。....ご主人.....様?」
ベルトルト「違うよ。僕はベルトルトだ」
アニ「...ちが、う」
ベルトルト「ベルトルトだよ?」
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- 18 : 2014/01/10(金) 20:51:46 :
- アニ「ベ......」
ベルトルト「.....」
アニ「べるとると...」
ベルトルト「そうさ」
アニ「べる...ベルトルト...ベルトルト...」ギュウ...
ベルトルト「うん....」
アニ「....べる .......」
ベルトルト「....」
アニ「スー.....スー.....」
ベルトルト「.....」
-
- 19 : 2014/01/10(金) 20:56:10 :
- 辛いな...
-
- 20 : 2014/01/10(金) 21:59:55 :
ベルトルト「ちゃんと食事とらせているんですか」
おっさん「あぁ?」
ベルトルト「アニです。前よりげっそりとしていました、これ以上無理させるのは危険です」
おっさん「オメーには関係ねぇだろうが」
ベルトルト「....っ」
おっさん「おら、帰った帰った!」フン
ベルトルト「....ハァ...」
-
- 21 : 2014/01/10(金) 22:09:49 :
- ー次の日ー
ベルトルト「......」
アニ「.....」
ベルトルト「アニ?どうしたんだい?」
アニ「...」
ベルトルト「...ねぇ...「妊娠した。」
アニ「.....」
ベルトルト「......」
ベルトルト「え?」
アニ「....子供ができた。」
ベルトルト「誰の」
アニ「知らない.....」
ベルトルト「は、っ?」
アニ「どうすればいいと思う?」
ベルトルト「ど、どうすれば....って」
アニ「わからない」
ベルトルト「...ぇと....」
アニ「どうすればいいの?」
ベルトルト「.....」
アニ「どうすればいい?」
ベルトルト「......」
アニ「ねぇ、どうしたらいいの」
ベルトルト「.....」
アニ「......」
ベルトルト「産めばいいんじゃないか....?」
アニ「....はん」
アニ「軽く言ってくれるよ」
アニ「あんたはもっと違う事を言ってくれると思ったんだけどね」
ベルトルト「....っ」
アニ「もういいや」ハハ
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- 22 : 2014/01/10(金) 22:38:41 :
.......今日は良く眠れない。
彼女は僕に何て言ってもらいたかったのだろう
僕は...何と言えば良かったのだろう。
もし産んだとしても...アニは...あの子供を愛せるのか?
頭の中がぐちゃぐちゃになる。
僕は....何ができるのだろう。
-
- 23 : 2014/01/10(金) 22:51:04 :
- 朝早く起きると、すぐにアニの元へ行った。
これからどうすればいいのか
ちゃんと相談に乗るつもりだ。
ベルトルト「アニ、来たよ」トントン
....
返答がない
ベルトルト「アニ?」ガチャ
そこに
アニの姿は無く...
ベルトルト「え....」
代わりに置き手紙があった。
私はこの子を愛せない。守る気も無い
産んだとしても、きっとこの子は私の様な人生を送るだろう
もっと、違う人生を歩みたかった
あぁ、次生まれ変わるとしたら
彼の様な自由な人間になりたい。
たった、それだけ。
たった、それだけの文で
全てを察した。
部屋の、小さな窓が
開いていた。
-
- 24 : 2014/01/10(金) 23:00:00 :
- ベルトルト「.....」
柔らかい土のうえで、雨に打たれながら、金髪の美しい女性は。
死んでいた
ベルトルト「....」
ベルトルト「おじさん、彼女、部屋に居なかったよ」
おっさん「は?」
ベルトルト「彼女、死んでた」
おっさん「....は?」
ベルトルト「ちゃんととむらってあげてね」
おっさん「......は」
ベルトルト「......」スタスタ
今すぐこの国を出よう。
今すぐ。
僕は外に待たせておいたバイクにまたがり、エンジンをかけた。
どこからか悲鳴と泣き声がきこえる
果たしてそれは
自分で育てた子供を失う涙か。
それとも
金儲けの道具を無くした涙か。
まぁ、どちらにしろ僕には関係がない
-
- 25 : 2014/01/10(金) 23:03:01 :
- ベルトルト「やっぱり人に関わるとロクな事が無いな...」ハハ...
僕はつぎの国へとバイクを飛ばした。
〜第一話終わり〜
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- 26 : 2014/01/10(金) 23:05:53 :
- 次回予告
次は
旅人ベルトルトと
荒れた国で妹と暮らす少年ジャンのお話です。
よろピクミン☜(=^ิω^ิ=☜)
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- 27 : 2014/01/10(金) 23:11:25 :
悲しくも美しい世界観でとてもよかったです。
10月頃から拝見させていただいておりました
フォローさせていただきました!
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- 28 : 2014/01/10(金) 23:29:42 :
- せつないないなぁ...
けど面白かったです!
これからに期待‼
僕もフォローしようとしたけど、なぜかできない!したいのに‼今問い合わせしています、早くフォローしたい‼
-
- 30 : 2014/01/11(土) 00:18:43 :
- ありがとうございます!
僕もやっとフォロー出来る様になりました‼*\(^o^)/*
-
- 31 : 2014/01/11(土) 00:36:27 :
- いいね!続編も期待&支援(・∀・)♪
-
- 32 : 2014/01/11(土) 00:47:47 :
- いいね
-
- 33 : 2014/01/11(土) 01:24:52 :
- 良かったです♪
次も期待してますヾ(≧∇≦)
-
- 34 : 2014/01/11(土) 04:16:48 :
- 泣けるビェ─・゚・(。>д<。)・゚・─ン!!
ただ単に俺が涙もろいのか
面白かったです。
-
- 35 : 2014/01/11(土) 07:10:14 :
- 超面白い 次が待ち遠しい
全力で支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援支援
-
- 36 : 2014/01/11(土) 09:22:58 :
- 次も期待してます♪
-
- 37 : 2014/01/12(日) 23:22:23 :
- おもしろい!
-
- 38 : 2014/01/12(日) 23:48:28 :
- ちなみに
ベルトルト「旅人と」ジャン「スラムの少年」
デス
ベルトルトの旅シリーズにはいっているので
よろしく!
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- 39 : 2014/01/13(月) 00:02:07 :
- 楽しかったぁ
次回も期待だよぉ
-
- 40 : 2014/01/13(月) 01:09:49 :
- 面白い
-
- 41 : 2014/01/13(月) 01:18:56 :
- めっちゃ面白いです………
さすがのりピクさん…
-
- 42 : 2014/03/25(火) 13:08:44 :
- いい話
-
- 43 : 2014/03/28(金) 15:19:09 :
- 思わず引き込まれ増した…
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- 44 : 2020/10/06(火) 10:22:02 :
- 高身長イケメン偏差値70代の生まれた時からnote民とは格が違って、黒帯で力も強くて身体能力も高いが、noteに個人情報を公開して引退まで追い込まれたラーメンマンの冒険
http://www.ssnote.net/archives/80410
恋中騒動 提督 みかぱん 絶賛恋仲 神威団
http://www.ssnote.net/archives/86931
害悪ユーザーカグラ
http://www.ssnote.net/archives/78041
害悪ユーザースルメ わたあめ
http://www.ssnote.net/archives/78042
害悪ユーザーエルドカエサル (カエサル)
http://www.ssnote.net/archives/80906
害悪ユーザー提督、にゃる、墓場
http://www.ssnote.net/archives/81672
害悪ユーザー墓場、提督の別アカ
http://www.ssnote.net/archives/81774
害悪ユーザー筋力
http://www.ssnote.net/archives/84057
害悪ユーザースルメ、カグラ、提督謝罪
http://www.ssnote.net/archives/85091
害悪ユーザー空山
http://www.ssnote.net/archives/81038
【キャロル様教団】
http://www.ssnote.net/archives/86972
何故、登録ユーザーは自演をするのだろうか??
コソコソ隠れて見てるのも知ってるぞ?
http://www.ssnote.net/archives/86986
http://www.ssnote.net/categories/%E9%80%B2%E6%92%83%E3%81%AE%E5%B7%A8%E4%BA%BA/populars?p=18
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