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エレン「俺の中の火竜の力」
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- 1 : 2014/01/05(日) 14:33:20 :
- 初投稿で、フェアリーテイル×進撃の巨人です。
魔法は、大体フェアリーテイルと同じになってしまいますが、少しオリジナルも入れてみたいと思います。
物語自体は別物です。
それではもう少しで投下します。
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- 2 : 2014/01/05(日) 14:42:26 :
- ここはとある小さな町……
エレン「くらえ、ミカサーー!」
エレンがミカサに殴りかかる。が……
ミカサ「……」ゴスッ!
エレン「痛ったー!」
脳天チョップで返り討ちにあう
アルミン「エレン、ミカサにはまだ勝てないよ……」
ミカサ「もう疲れた……かれこれ一時間は特訓している」
エレン「まだだ!昔に教えてもらった魔法をミカサに当てるまでやめないからな!」
ミカサ「しょうがないかな……」
ゴッ!
エレン「ぐはっ……」バタリ!
またもや脳天にげんこつを入れて、エレンを気絶させる。
ミカサ「エレン、ごめん……でもこうでもしないとやめそうになかった」
アルミン「賢明だよ、ミカサ」
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- 3 : 2014/01/05(日) 14:48:40 :
- 10分後……
エレン「くっそ、またミカサに一発も当てられなかった……」
アルミン「魔法なんか無理だよ……」
エレン「やってみなくちゃわからないだろ!」
アルミン「もう何日もやってるんだけど……」
ミカサ「そもそも魔法なんて誰に教えてもらったの?」
エレン「……ドラゴン」
アルミカ「……えぇぇぇ!?」
エレン「ミカサとアルミンがうちに来る前だな」
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- 4 : 2014/01/05(日) 14:57:58 :
- ちなみに、エレンたちは現在10歳です。
では投下します。
エレン「いつもの日課で森から薪を運んでいたらそのドラゴン、イグニールが話しかけてきたんだ……」
エレン「当時は俺もびっくりしたけど……でもすぐにイグニールとは友達になった」
エレン「いろんなことを教えてもらったよ……すごい楽しかった」
アルミン「今はどうしているの?」
エレン「……わかんない、ある日突然いなくなったな」
ミカサ「そう……」
エレン「イグニールが最後に残してくれたのが……この本だ」
そう言いエレンはアルミンに本を手渡す。
アルミン「これは……火の魔法だね、しかも普通の火の魔法とは違うみたいだ」
エレン「俺はこの魔法をマスターしてみたいんだ!」
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- 5 : 2014/01/05(日) 15:00:57 :
- 期待!
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- 6 : 2014/01/05(日) 15:11:48 :
- アルミン「そういうことなら応援するよ」
ミカサ「私も」
エレン「ありがとうな!じゃあそろそろ家に帰ろうぜ!」
エレンの家……
エレン「ただいまー!」
カルラ「お帰り、ご飯できてるよ」
エレアル「いただきます!」
ミカサ「……」モグモグ
エレン「ねえ、母さん」
カルラ「なに、エレン?」
エレン「俺さ……あと少ししたら魔法ギルドに入りたいんだ!」
エレン以外「!?」
カルラ「エレン!?なにを言ってるの!?」
カルラ「貴方は魔法なんて使えないでしょう?それに危険すぎる!」
ミカサ「……私もそれには賛同しかねる」
エレン「……魔法なんて、これから使えるようになってやる!それにこれは俺の人生だ!なにしようが俺の勝手だろ!」
ガチャ、バタン!!
そう言うとエレンはドアを乱暴に開け、家を出ていった……
アルミン「待ってよ!エレン!」
ガチャ、バタン!
アルミンもエレンを追いかけ家から飛び出していった。
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- 7 : 2014/01/05(日) 15:14:17 :
- これは期待!
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- 8 : 2014/01/05(日) 15:32:59 :
- カルラ「……ミカサ、あの子、すぐ危ない橋を渡ろうとするでしょ?その時はアルミンと一緒に止めてあげて。お願いしてもいい?」
ミカサ「……」コクッ
ミカサは無言で頷く。
少し高いところにある一本桜の生えた丘……
エレン「なんで駄目なんだよ、俺だって魔法が使えれば……」
アルミン「ここにいたんだね、エレン」
エレン「アルミンか……」
アルミン「エレンは悩んでるときとか、カルラさんと喧嘩したとき、決まってここに来るからね」
エレン「……さすが親友だな」
アルミン「……エレン」
エレン「……」
アルミン「カルラさんの気持ちもわかってあげて、ギルドは毎年、死人が続出らしいしね……」
エレン「……母さんが俺を心配してくれるのは嬉しいけど、やっぱり諦めきれないんだ」
アルミン「エレンならそう言うと思ったよ」
エレン「アルミン……」
アルミン「僕もなんとかカルラさんを説得してみせるよ」
アルミン「帰ろう、カルラさんが、待ってる」
エレン「ああ、そうだ……」
ズドォォォン!
エレアル「!?」
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- 9 : 2014/01/05(日) 15:38:16 :
- アルミン「あ、あれは……」
アルミン「影霊(シャドウ)だ……」
アルミン「闇ギルドが……ここに来たのか……」
エレン「それって、まさか!?」
アルミン「最近、町を滅ぼすことを目的としているギルドだ……!」
アルミン「目的は……将来、有望株な子供が正規ギルドに入るのを阻止するための……殲滅」
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- 10 : 2014/01/05(日) 15:42:47 :
- 東西南北から、悲鳴が聞こえる……
ギャァァァァ! ウワァァァ! タスケテクレー!
アルミン「酷い……家から火が……」
アルミン「壊されている家もある……」
エレン「!?母さんたちが!!」ダッ!
アルミン「エレン!?」
エレンが家に戻ると、そこには、無惨にも、破壊された自分の家があった……
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- 11 : 2014/01/05(日) 15:51:35 :
- そして、そこには……
エレン「母さん、ミカサ!」
ミカサ「え……れん?」ガクッ
ミカサは気絶してしまったが、命に別状はないようだった。
しかし、母さんは瓦礫に挟まれ、動けないようだった。
アルミン「カルラさん、今助けます!」
カルラ「これは、子供の力ではむ、り……早く逃げて……」
エレン「くそっ、くそっ!なんで動かねえんだよ!」
カルラ「早く逃げなさい、エレン、アルミン!ミカサを担いで、早く!」
エレン「嫌だ、嫌だ!絶対助けるから!」
カルラ「どうして……言うことが聞けないの……!」
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- 12 : 2014/01/05(日) 16:05:55 :
- そのとき、エレン達の前に一匹のシャドウが現れた。
エレン「……!」
シャドウはカルラを掴もうとしている……
アルミン「あ、ああ……」
アルミンは足がすくんで動けない……
エレン「……!やめろーー!」
エレンは殴りかかろうとするが……
シャドウ「……」
ドカッ!
エレン「がはっ!」
いとも簡単に弾き飛ばされてしまう……
エレン「く……そ……」
カルラ「エレン……」
カルラ「もう、いいの……早く逃げて……」ポロポロ
エレン「か、あ……さん……」
カルラ「エレン……生きて……!」ポロポロ
シャドウ「……」
シャドウは魔方陣を発動させ……
シュン!
カルラを、消した。
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- 13 : 2014/01/05(日) 16:17:39 :
- エレン「はは……俺は……こんなにも弱かったのかよ……」
エレン「母さん一人も……守れないような……こんな……」ポロポロ
アルミン「……」
アルミンもいつの間にか気を失ってしまったようだった。
シャドウ「……」
そして、シャドウはミカサとアルミンにも手をかけようとしていた……
エレン「……めろ……」
シャドウはエレンの声が聞こえていないのか、ミカサとアルミンを掴もうとするのを止めない……
エレン「やめろ……!」ゴゴゴゴ
シャドウはその手を、止めない。
エレン「やめろぉぉぉ!」ドゴォォッ!
そのとき、エレンの体から大きな炎が立ち昇った。
まるで、エレンの感情が具現化しているかのように……
エレン「うおおお!」
エレン「火竜の……鉄拳(てっけん)!!」
シャドウ「……ガッ!」
エレンが、炎を纏った拳をシャドウに直撃させた!
そして、シャドウは消えた……
エレン「駆逐してやる……一匹……残らず!」
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- 14 : 2014/01/05(日) 16:26:31 :
- エレン「一匹残らず、消え失せろ……火竜の咆哮(ほうこう)!!」
エレンの口から協力な炎が出され……辺りのシャドウは全て、消えた。
エレン「ハア、ハア……」
エレン「取り敢えず、アルミンとミカサを安全なところまで運ばないと……!」
エレンはアルミンを右腕に抱え、ミカサをおぶった。
500mほど離れた場所では……
???「あらら、シャドウが全部消えちゃったね、それにしても」
???「……目覚めたようだね」
???「彼の中の……火竜の力が!」
???「次に会えるのを楽しみにしているよ……エレン・イェーガー」
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- 15 : 2014/01/05(日) 16:34:12 :
- エレン(この町は島国だ……他に逃げ場所がないから船が港に用意されていると思う……それにしても)
エレン「思ったより疲れる……魔法……」ゼェゼェ
エレン「もう少しだ……耐えてくれよ、俺の身体」
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- 16 : 2014/01/05(日) 16:43:02 :
- 港……
エレン「なんだこれは……」
エレン「人数が……少なすぎる……!」
ハンネス「エレン!無事だったのか!?」
この人はハンネス、俺たち家族はこの人に随分と世話になっていた。
エレン「俺は大丈夫だけど……この二人が」
ミカサ「う……!」
エレン「ミカサ、気づいたか?」
ミカサ「!エレン!」ズキッ!
ミカサ「痛っ……」
ハンネス「頭を強打したみたいだな、少し安静にしていろ」
ミカサ「カルラおばさんは?どこに?」
エレン「……」
ハンネス「そうだよ!俺も気になっていたんだ!」
エレン「母さんは……もう……」
ミカサ「……!そんな……」ポロポロ
ハンネス「なんてこった……」
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- 17 : 2014/01/05(日) 17:00:57 :
- 500m離れた場所……
???「……もう一度、試してみるか」
???「エレン・イェーガー……貴様の力をな」
???「……はぁっ!」
???「……死ぬなよ?エレン・イェーガー……」ニヤッ
ハンネス「うっ!?」
エレン「どうしたんですか、ハンネスさん?」
ハンネス「逃げろ、お前ら……!」
ハンネスは突然魔方陣を発動させ、光の光線を撃ってきた。
ミカサ「!?」エレン「ミカサ、下がってろ!」
エレン「火竜の剛壁(ごうへき)!」
エレンは巨大な炎の盾を出現させ、光線を防いだ。
ミカサ「!エレン、あなた、魔法が……?」
エレン「ああ、ちょっとな……それより……ハンネスさん!しっかりしてくれ!」
ハンネス「身体が……言うことを効かねえ!」
ミカサ「まさか、誰かに操られている?」
エレン「たぶん闇ギルドか……とことん下劣だな……くっ!?」ガクッ
ミカサ「エレン!?しっかりして!」
エレン「身体が……動かねえ」
ミカサ「まさか……魔法の使いすぎ?」
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- 18 : 2014/01/05(日) 17:10:09 :
- ハンネス「多分この魔法は、俺を殺すまで解けねえ…!」
ミカサ「……!そんな……」
ハンネス「殺せ!俺を!」
エレン「馬鹿言ってんな!そんなこと出来るわけ……」
ミカサ(でも、出来なければ私たちに待っているのは……死)
ミカサ「……使うしかないのか」
ミカサ「……エレン、一つだけ貴方に黙っていたことがある」
エレン「……?」
ミカサ「私も、魔法が使える」
エレン「なんだって!?」
ハンネス「早くしろ……!時間がねえ……」
ミカサ「くっ……!やっぱり……」
エレン「……ミカサ、使ってくれ、魔法を」
ミカサ「えっ!?」
エレン「このまんまじゃ、みんな助からねぇ……お願いだ……」ポロポロ
ミカサ「エレン……わかった」キッ
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- 19 : 2014/01/05(日) 17:15:20 :
- ミカサ「換装(かんそう)!」
ミカサが発動させた魔方陣から、剣が出てきた。
ミカサ「はぁっ!」ズバッ!
そして、ミカサはハンネスを斬った……
ハンネス「そうだ……それでいい……」
ドサッ!
ミカサ「……」ポロポロ
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- 20 : 2014/01/05(日) 17:34:35 :
- エレン→ナツ
ミカサ→エルザ
アルミン→グレイ?
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- 21 : 2014/01/05(日) 17:44:35 :
- それから1時間後……俺たちは船に乗っていた。
事態を収めるために来たこの世界のトップの機関、評議会の警備隊に事情を全て説明した。
警備隊は俺たちの事情を察してくれたのか、後始末は全て警備隊が行うからと言ってくれ、今に至る……
船の上……
ミカサ「ごめんなさい……エレン」
エレン「……お前のせいじゃねえよ」
アルミン「う……ん」
エレン「アルミン、目を覚ましたか?」
アルミン「ここはどこ?」
ミカサ「私が全て説明しよう」
~説明中~
アルミン「……そんな」
エレン「俺は……決めたぞ」
エレン「ギルドに入って、俺たちの町をこんなにした奴らを……ぶっ潰す!」
ミカサ「エレンがそうするなら……私もそうしよう」
アルミン「僕も……まだ二人みたいに魔法は使えないけど……」
アルミン「戦いたいんだ」
ミカサ「……アルミン……」
エレン(いつになるかはわからない……でもいつかそのときがきたら……)
???「さて……貴様らの力は見極めた」
レイラ「私、レイラはいつでも貴様らが来るのを待っているぞ……」
エレン(母さんとハンネスさんの仇を……必ず!)
To be continued……
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- 22 : 2014/01/05(日) 17:54:24 :
- 終わりました!
コメントをくれた皆さん、ありがとうございました!
>>20
まだsecretということにしておいてくださいw
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- 23 : 2014/01/05(日) 18:20:28 :
- 次回
↓
http://www.ssnote.net/archives/6993
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