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リコ「キルシュタイン、聞きなさい。伝えたいことがある」These:道標

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  1. 1 : : 2014/01/05(日) 01:43:27
    12巻のミカサがエレンに「ありがとう」と言う場面が感動のあまり忘れられず、ついこれのいろいろなペアバージョンを妄想。…を投下します。

    シリーズ第5弾
    【ジャン×リコver.】

    リクエスト、ありがとうございました!

    正直この二人、どうなるか分かりません!
    ので!
    慎重に進めていきたいと思いますw
  2. 2 : : 2014/01/05(日) 01:43:40
    期待
  3. 3 : : 2014/01/05(日) 01:52:06
    >2 ざっくれい さん

    お名前、常々伺っておりました!ありがとうございます!

    とりあえず今回はジャンでリコ様練習します←
  4. 4 : : 2014/01/05(日) 01:54:33
    一応参考までに!

    [伝えたいことがあるシリーズ]←w

    第1弾【リヴァイ×エルヴィン】
    http://www.ssnote.net/archives/6228

    第2弾【エレン×リヴァイ】
    http://www.ssnote.net/archives/6266

    第3弾【エレン×クリスタ】
    http://www.ssnote.net/archives/6316

    第4弾【エレン×アルミン】
    http://www.ssnote.net/archives/6485
  5. 5 : : 2014/01/05(日) 02:30:56
    なお、シリーズ的には
    〔ライナー、ベルトルトからのエレン奪還〕
    を舞台として書いてきましたが、今回はリコなので、
    〔トロスト区奪還戦〕
    まで遡ります。ご了承ください!
  6. 6 : : 2014/01/05(日) 04:08:18
    では始めます
  7. 7 : : 2014/01/05(日) 04:08:42
    おう
  8. 8 : : 2014/01/05(日) 04:11:03
    壁の門が破られたトロスト区内。

    エレンから巨人を遠ざけるため、多くの兵士が囮となって戦っていた。


    リコ「…っ!!まったく、何が巨人化生態実験の成功者だ…」


    ミタビ「彼があのまま起きなければ、この作戦は始まらないというのに…」


    エレンは巨人化はしたが、自らの意思で巨人の身体を制御することができなかった。


    リコ「作戦は失敗だ…イアン、撤退しよう」


    イアン「…」


    イアンは全く動かない巨人エレンを睨んで思案する。


    イアン「…いや、回収する…」


    ミタビ「…!?」

    リコ「…なっ!?」


    イアン「エレン・イェーガーを回収する。我々は巨人を彼に近づけないよう、可能な限り注意を引き付ける…」


    ミタビ「もう既に…兵士の2割は失われたんだぞ…?」


    イアン「では!どうやって人類は巨人に勝つというのだ!!」


    ミタビ「!!」

    リコ「…」


    イアン「彼は人類にとって貴重な可能性だ!!簡単に放棄できるものではない!!」


    リコ「…私はできない」


    イアン「リコ、ではどうやったら人類は勝つことができる…?教えてくれ、人間の尊厳を失うことなく…勝つ方法を…」


    リコ「…っ!!」


    イアン「ミタビ班に続け!!エレンを扉まで死守しろ!!」
  9. 9 : : 2014/01/05(日) 04:45:50
    全ての戦いが終わった後、リコは瓦礫と巨人の残骸に埋まったトロスト区を、壁の上から一人、眺めていた。


    リコ「人類が…初めて勝ったよ…イアン…ミタビ」


    リコ「トロスト区に封じ込めた巨人も片付いた…」


    リコ「…丸一日かかったけど」


    リコ「イアン、あなたが目をかけていた新兵の子も無事だ…リヴァイ兵長が来たからね」


    リコ「残念ながら、顔に傷がついてしまったみたいだが…」


    リコ「市民は皆避難できた…」


    リコ「みんな…死んだ甲斐があったね」


    その時、少し離れた壁の上に、一人の兵士が降り立った。
  10. 10 : : 2014/01/05(日) 05:05:01
    リコ「…?」


    ジャン「…はぁ…クッソ…」


    リコ「…」


    ジャン「…何がどこにあるかも分かりゃしねぇ…」


    リコ「…」


    ジャン「しかもひでぇ臭いだしよ…」


    リコ「…」


    ジャン「…目にしみるっつんだよ…」


    ジャンは鼻を擦りながら、辺りを見渡した。

    そして、リコと目が合う。
  11. 11 : : 2014/01/05(日) 05:21:59
    ジャン「うおっ!?」


    リコ「…」


    ジャン「あ、あの…」


    リコ「…何だ」


    ジャン「し…失礼しましたっ!!」


    リコ「…何故だ」


    ジャン「…えっ」


    リコ「…えっ」


    ジャン「何故とは…」


    リコ「だから、何故お前は謝るのか」


    ジャンは困ったように頭を掻いた。


    ジャン「…まあ、条件反射ですかね…」


    リコ「…お前は新兵か」


    ジャン「はっ!」


    リコ「…名は」


    ジャン「ジャン・キルシュタインであります」


    リコ(キルシュタイン…間違えそうだな…)


    リコ「私は駐屯兵団の、リコ・プレツェンスカだ」


    ジャン「プレツェンスカ…」


    リコ「…」


    ジャン「あっ」


    リコはまあいい、というふうに手を振った。


    リコ「この時間まで新兵がトロスト区に何の用だ…キルシュタイン」


    ジャン「いえ…大した用事では…」


    リコ「…あまり今はうろつかない方がいい。昨日今日の騒動で、まだ警戒は解かれていない」


    ジャン「失礼いたしました…!」


    リコ「…」


    ジャンはその場を離れようと背を向ける。
  12. 12 : : 2014/01/05(日) 13:14:56
    リコ「待て」


    ジャン「?」


    リコ「…何か探し物なら、所有主が分かりそうなものは駐屯兵団で保管している可能性がある」


    ジャン「えっ…」


    リコ「当たってみてやるが?」


    ジャンは目を伏せて峻巡した。


    ジャン「では…」


    ジャン「…俺の家の墓標を…お願いできますか」


    リコ「…お前は、トロスト区出身だったのか」


    ジャン「…はい」


    リコは暗くなったトロスト区の町を見下ろした。


    リコ「…墓標は場所によっては、粉砕してしまっているだろう…」


    ジャン「…」


    リコ「…あまりに損壊が酷い場合は最悪、一般的な瓦礫処理をされる」


    リコはジャンの苦い顔を横目で見た。


    リコ「他に家族はいないのか」


    ジャン「生きている家族は、少し前に内地に移住しています」


    リコ「…それなら良かった」


    リコ「善処したいと思うが、見つかるかは保障できない」


    リコ「…お前にとって、必要なものなんだな?」


    ジャン「…そうです」


    リコはジャンをしばらく見つめてから、再び町に目を落とした。


    リコ「それらしきものが見つかり次第、通達する。今日は帰りなさい」


    ジャン「…はっ!!…ありがとうございます…!」


    リコは頭の中で、帰っていくジャンの背中に3つの兵団の紋章を、代わる代わる当てがって比べていた。


    リコ「…駐屯兵団って感じじゃあないね。キルシュタイン」
  13. 13 : : 2014/01/05(日) 14:15:46
    ジャンは宿舎に帰って、そのまま寝台に倒れ込んだ。


    ライナー「ジャン、遅かったな」


    ジャン「…ああ、ちょっとな」


    コニー「居残りか?立体起動装置も壊れてたし、お前ほんと運悪ぃな」


    ジャン「うっせぇな…そんなんじゃねぇよ」


    ジャンは部屋を見渡した。


    ジャン「アルミンは?」


    ベルトルト「アルミンなら今、聴取されているよ…今回の、エレンについて…」


    ジャン「そうか…」


    コニー「ってか何だよエレンのあれ…」


    ジャンは額に手を当てて険しい顔で何か考えていたが、やがてドサッと起き上がった。


    ジャン「風呂行ってくる…」


    ジャン「行こうぜ…マルコ」


    その場の全員が固まった。


    ジャン「あ…悪い」


    ライナー「ジャン…マルコは…」


    ジャン「分かってる」


    ベルトルト「…ジャン」


    ジャン「先、寝てろよ」


    ジャンは再び部屋を出ていった。
  14. 14 : : 2014/01/05(日) 16:35:45
    ジャンは頭から湯を被りながら、先のリコとのやり取りを思い出していた。


    ジャン(…あの人、本当に駐屯の紛失物を当たるつもりなのか…?)


    ジャン(普通に考えて…俺たち兵士が今この状況で、墓標なんて探していいわけねぇだろ…)


    ジャン(そもそも届け出なんてあるわけねぇし…)


    ジャン(リコ…プレツ…ェンスカ…雰囲気はアニっぽかったような…)


    ジャン(なんか、悪ぃことしちまったな…)


    ジャン(…もう会うこともねぇかもしれねぇけど…)


    「…おい…お前まだ入ってやがるのか」


    ジャン「!?」


    三角巾に長靴、バケツにモップを姿のリヴァイが仁王立ちしてジャンを睨んでいた。


    ジャン「ええーっ!?!?」


    リヴァイ「…うるせぇ」


    ジャン「確かあなたは…いや、普段の御正装とかけ離れていらっしゃるので確からしいところは一切ないのですが…もしかして、リヴァイ兵長…?」


    リヴァイ「だったら何だ」


    ジャン(いや恐い)


    リヴァイ「ちっ…まあいい。掃除はお前が上がってからにする…」


    ジャン「そ、掃除でありますか?」


    リヴァイ「ああ。駐屯の風呂場が汚ねぇのは覚悟してたが…」


    リヴァイ「想像以上に酷い…人間の入る風呂じゃねぇ」


    ジャン(いや入ってる人間の前で何を)


    ジャン「それで…リヴァイ兵長ご自身で掃除を…?」


    リヴァイ「汚ねぇままだと俺が入れねぇからな」


    ジャン「兵長お一人にそんなこと…!!」


    その時、リヴァイの目がギラリと光った。


    リヴァイ「ほう…手伝うって言うんだな…?」


    ジャン「えっ」
  15. 15 : : 2014/01/05(日) 17:35:08
    すみません。ジャンサシャって無理ですかね?
  16. 16 : : 2014/01/05(日) 18:05:11
    >15
    今からならまだサシャさんイケるかもですが!

    リコさんとは恋愛には発展させない予定でしたのでわらわら
  17. 17 : : 2014/01/05(日) 18:19:52
    その頃、ピクシスとエルヴィンが、内地のとある酒屋の隅で会合していた。


    ピクシス「呼び出してすまんの、エルヴィン」

    エルヴィン「いえ、お気になさらず」

    ピクシス「お前もいっとくかな」


    ピクシスの酒を受けるエルヴィン。


    エルヴィン「ありがたく…しかし司令、お話とは」


    ピクシスはクイッと盃を傾ける。


    ピクシス「実はの、王妃が行方不明になっておる」


    エルヴィン「…は?」


    ピクシス「昨日のトロスト区奪還戦の混乱に紛れて、誘拐されたか、もしくは逃げたかしたらしい」


    エルヴィン「逃げた?」


    ピクシス「王妃は昔からよく外の世界を知りたがっておった。好奇心が人一倍強うてな」


    エルヴィン「…勇敢な姫君ですね」


    ピクシス「わしとしては、誘拐であってくれれば少し安堵するのだがな…犯人が王妃を使って金品を要求してくるまで、命はある」


    エルヴィン「誘拐でない可能性がある以上、王妃の生存の如何も分かりませんし…嫌でもこちらから動かなければなりませんね…」


    ピクシス「さよう。これだから家出癖のある娘は困る…」


    エルヴィン「大掛かりな動きは犯人を刺激します…しばらくは水面下での捜索になるかと」


    ピクシス「うむ。王にはわしから話を通しておく」


    エルヴィン「お願いします」


    ピクシスのもとを辞したエルヴィンは、急いで調査兵団幹部を招集するよう手配した。


    エルヴィン(…あまりにも自然に、鮮やかに、捜索を引き受ける流れになっていたが)


    溜め息をつくエルヴィン。


    エルヴィン(…またリヴァイに舌打ちされるだろうな…)
  18. 18 : : 2014/01/05(日) 19:42:46
    リコは駐屯兵団支部内にいた。


    リコ「トロスト区の紛失物保管票を見せてくれ」


    グスタフ「範囲は」


    リコ「…全域だ」


    リコは大まかな場所だけでも訊いておけばよかったと思った。


    グスタフ「…リコ、あの現場状況で新たに拾得されたものなど皆無に等しい」


    リコ「だろうな」


    グスタフ「…ちなみに探しているのは何だ?」


    リコ「…墓標だ」


    グスタフ「…」


    リコ「無理だろうな」


    グスタフ「…残念だが」


    リコ「いや、分かっていたことだ。時間を取らせてすまない」


    グスタフ「今は…生きている人間を守ることで精一杯だ…まだ、死んだ兵士すら全て回収できていない」


    リコ「…そうだな。この世界では墓標なんて、あって無いようなものだから」


    グスタフ「…誰の墓標か、訊いてもいいのか?」


    リコ「ジャン・キルシュタインという新兵の家の所有だ」


    リコ「さっきまで一人でトロスト区内を探し回っていたようだ…もう帰れと命じたが」


    リコは自室に足を向けながら、ジャンの探すものについて考えていた。


    リコ(家族はまだあると言っていた)


    リコ(墓標くらい、また新しく立ててやればそれでいいじゃないか)


    リコ(優先すべきものを見失うことは、新兵にはよくあることだが)


    リコ(キルシュタイン、お前も同じなのか?)


    リコ(それとも、嘘が下手すぎるのか…)


    リコは自室の鍵を回す。


    リコ(まあ、いい…)


    リコ(…眠い)
  19. 19 : : 2014/01/05(日) 20:16:22
    新兵の男子宿舎では、ライナー、ベルトルト、コニーがジャンの帰りを待っている。


    コニー「なぁ?ジャン遅くねぇか?」

    ライナー「どんだけ長風呂なんだジャンは」

    コニー「かれこれ3時間以上は入ってるな」

    ベルトルト「何かあったのかな…」

    ライナー「まあ状況も状況だしな…様子見に行くか」


    ライナー、ベルトルト、コニーの3人は、男子宿舎を出て、駐屯兵団の風呂場へと向かった。


    すると、時を待たずして前方から4人の影が近づいてくるのが見えた。


    ベルトルト「あ、あれアニたちじゃないかな?」

    コニー「お、ほんとだ」

    ライナー「クリスタがいるな」


    サシャ「あっ!コニーたちじゃないですか!ちょうど良かったです!」


    コニー「どうしたんだ?」


    クリスタ「大変なの!ジャンが捕まっちゃうの!!」
  20. 20 : : 2014/01/05(日) 20:54:00
    ジャンとリヴァイは3時間に渡る清掃の末、駐屯兵団の風呂場を美しくリニューアルオープンすることに成功した。


    リヴァイ「けっこう早く済んだな…てめぇ、なかなか素質は悪くない」


    ジャン「…ハァ…ありがとう…ございます…」


    リヴァイ「じゃあ俺は風呂にする。お前も入れ、汚れただろう」


    ジャン「…はい!」
  21. 21 : : 2014/01/05(日) 21:25:38
    グスタフが宿舎への道を歩いていると、憲兵が2人、まっすぐ歩いてきた。


    グスタフ「…?」


    ナイル「君、少し止まってくれ」


    グスタフ「これは…憲兵団の、ナイル師団長ではありませんか」


    デニス「諸事情あって、今日トロスト区内で不審な動きをしていた人物を捜している」


    グスタフ「トロスト区で?」


    ナイル「詳細はまだ説明できないのだが、少しでも何か気にかかることがあれば教えてほしい」


    グスタフ「はぁ…?…あっ」


    デニス「何か?」


    グスタフ「他の駐屯兵に聞いたのですが、今日トロスト区で、探し物をしている兵士に出会ったと…」


    ナイル「探し物…?」


    グスタフ「なんでも墓標を探していたようなのですが…」


    デニス「この状況下で…墓標を?」


    グスタフ「はあ…それで自分も、少し妙だなとは思いました」


    ナイル「その兵士の名は聞いているか?」


    グスタフ「はい。ジャン・キルシュタインという新兵です」



    この様子を影からこっそり聞いている者たちがいた。


    「ジャン…!?」
  22. 22 : : 2014/01/05(日) 22:04:00
    エルヴィンの部屋に、ハンジとミケが集まった。


    ハンジ「あれ?リヴァイは?」

    ミケ「スンスン…」

    エルヴィン「リヴァイはまだどうしても見つからなくてね…申し訳ないが先に事情だけ説明するよ」


    エルヴィンはピクシスとの会合について話した。


    ハンジ「うぇ…それ、私たちが調べるの?」

    ミケ「我々は他にもやることが…」

    ハンジ「そーだよ!エレンのこととかどうすんの?」

    エルヴィン「エレンの審議はまだ先だ…それまでに王妃を見つけて手を引く…」


    さっさとな、とエルヴィンがボソッと付け足した。


    ミケ「リヴァイが何と言うか、怖いな…」

    ハンジ「ちっ…貴様…今俺たちにそんな余裕があるわけねぇだろうが…」

    ミケ「クソ憲兵にでも仕事させておけ…」


    エルヴィン「お前たち全く似てないよな」
  23. 23 : : 2014/01/05(日) 22:50:11
    ジャンが捕まるらしいと聞いたライナーたちは騒然とした。


    ライナー「クリスタ、ジャンが捕まるってどういうことだ?」


    サシャ「晩ごはんの帰りに、聞いてしまったんです…」


    ベルトルト「…誰に、何を?」


    ユミル「憲兵さんがー、駐屯兵さんにー、今日トロスト区内で怪しい動きをしていた人物を捜しているから情報提供しろー、って言ってるとこ」


    アニ「…その駐屯兵、ジャン・キルシュタインって答えてた」


    コニー「はぁ!?あいつ一体何しでかしたんだよ?」


    ベルトルト「…コニー、僕たちくらいはジャンの無実を信じてあげようよ…」


    サシャ「そうですよ!!ジャンは悪人みたいな顔してますけど、とても優しい人ですよ!!」


    クリスタ「うん、ジャンは自分にも他人にも正直だから、誰かに何かを隠すとか下手だろうし、悪いことできないよ」


    ユミル「それがなかなか伝わらないのが不憫なジャンだ…」


    サシャ「なんだかんだ毎朝パァンをくれますし!!」


    アニ「あんたはまあ、そこだね」


    ライナー「そんなことになっていたのか…すると、もうジャンは捕まったのか…?」


    ユミル「なんで?一緒じゃないのかよ」


    ベルトルト「3時間以上前に風呂に行ったきり帰って来ない」


    アニ「あんたたち動くの遅いよ…?」


    サシャ「ジャンは…途中で捕まってしまったんでしょうか…」


    クリスタ「ジャン、大丈夫かな…」


    ライナー「これから風呂に様子見に行くところだ、とりあえず行ってみよう(結婚したい)」


    7人は駐屯兵団の風呂場へと急いだ。
  24. 24 : : 2014/01/06(月) 00:59:36
    ジャンサシャ期待!!
  25. 25 : : 2014/01/06(月) 03:13:14
    >24 うに さん
    ありがとう!ジャンサシャにはやく漕ぎ着きたいw
  26. 26 : : 2014/01/06(月) 09:34:24
    ジャンとリヴァイは湯船に浸かって体を癒していた。


    リヴァイ「…」

    ジャン「…」

    リヴァイ「…おい」

    ジャン「はい!何でしょうか?」

    リヴァイ「お前、名前は」

    ジャン「はっ!ジャン・キルシュタインであります!」

    リヴァイ「そうか、ジャンよ…所属は?」

    ジャン「自分は、新兵であります」

    リヴァイ「…そうだったか。てっきり駐屯兵かと思って掃除手伝わしちまった」

    ジャン「いえ、自由のきく身ですので…」

    リヴァイ「…今日は疲れただろう」

    ジャン「はぁ…」

    リヴァイ「休養はしっかり取ることだ」

    ジャン「…リヴァイ兵長は、どうしてトロスト区に?」


    リヴァイ「巨人が溢れてると聞いたから、片付けた。ついでにエレン・イェーガーとかいう、巨人になれる気味悪ぃガキを回収した」


    ジャン「エレンを!?」

    リヴァイ「…お前はエレンの友人か」


    ジャン「友人…と言うには俺はあいつが嫌いすぎますが、訓練ではひとつ屋根の下でした」


    リヴァイ「そうか…」


    リヴァイは眉間にシワを寄せて少し考えた。


    リヴァイ「ジャンよ、今、ミカサとアルミン…だったか、エレンの馴染みに話を聞いている」


    ジャン「はい、そのように聞いています」


    リヴァイ「で、お前がよけりゃあ、お前からも少し話を聞いてみたい」


    ジャン「俺ですか?」


    リヴァイ「訓練兵としてのエレンの様子だったりをな」


    ジャン「それは、ミカサたちの方が詳しいかと…」


    リヴァイ「お前、エレンが嫌いだと言っただろう」


    ジャン「ええ…?」


    リヴァイ「エレンを好きな奴の証言を、嫌いな奴の耳で正しいかどうか判断する。両者に偏見がないとも限らねぇからな…」


    ジャン「…!」


    リヴァイ「どうだ」


    ジャン「お役に立てるなら…」


    リヴァイ「決まったな。じゃあそろそろあがるぞ…エルヴィンたちの所へ行く」
  27. 27 : : 2014/01/06(月) 09:36:30
    申し遅れましたが、
    ちぃび ◆ joacBuW8zU
    と同じです(笑)
  28. 28 : : 2014/01/06(月) 14:30:24
    リコは何か良くないことが自分の知らないところで、いつの間にか起こっているような気がして気分が悪かった。


    リコ(…眠れない)


    リコ(…少し歩くか)


    深夜も回り、町は人通りもなく眠っている。


    リコ(こういう静けさって、わくわくする)


    リコ(何かが起きそうな、寸前の張りつめた空気…)


    リコ(やっぱり良いことも悪いことも、ちゃんと自分の目の前で起きてもらわなくては、気持ちが悪い)


    リコ(…)


    リコは噴水のある広場に差し掛かったところで、足を止めた。


    リコ「…さっきからずっとついてきてるけど、何の用?」


    リコは見えない何者かに向かって言い放った。


    リコ「あいにく私は手ぶらだから、何もあげられないんだけど?」


    リコ「聞こえてるんでしょ。はやく出てきなさい…」


    すると急に、その何者かが走って逃げ出した。


    リコ「…!?」


    リコは何だか頭にきた。どうしようもなくイライラしていた。


    リコ「…待て!!!」


    リコはその影を追って走り出した。


    リコ「…ったく…馬鹿にするなよ…ッッ!!」


    リコ「どいつもこいつも…こそこそと…」


    リコ「…気持ち悪いんだよ…!!」
  29. 29 : : 2014/01/06(月) 21:24:20
    ライナー、ベルトルト、コニーが風呂場を確認したが、既にそこには誰の姿もなかった。


    サシャ「ジャン、いましたか…?」


    ライナー「風呂場には誰もいなかった」


    コニー「…なんか、めちゃくちゃ綺麗になってたけどな」


    クリスタ「やっぱりもう、捕まっちゃったのかな…」


    ユミル「…あの馬面、私のクリスタを悲しませやがって…」


    サシャ「…ジャン…私こんなことならもっと…正直にお話してあげればよかったです…」


    アニ「捕まったかもってだけで、まだ死んだってわけじゃないでしょ…」


    サシャ「そうですけど…」


    ベルトルト「どうする?ライナー…」


    ライナー「…とにかく、憲兵団がなぜ今不審者をあらってるのかが分かれば、とは思うが」


    ベルトルト「極秘に動いているから、どこに収用されたかも分からないし…」


    ユミル「ジャンは一体、トロスト区で何してたんだよ…」


    宿舎への帰り道は、人一人なく、静かすぎるくらいだった。


    アニ「…?…ねぇ、何か聞こえないかい」

    ベルトルト「…足音がする」

    ユミル「誰か走ってくるな…」


    彼らの前方から、走ってくる人影が角を曲がって現れた。
  30. 30 : : 2014/01/06(月) 22:14:14
    リコ「あなたたち!!そいつを止めなさい!!」


    リコが逃げる影を追いかけながら、ライナーたちに向かって叫んだ。


    コニー「おい、止めろってよ?」


    ユミル「関わると面倒だろ」


    ライナー「泥棒か?」


    クリスタ「だったら止めてあげないと…」


    ユミル「…ここは対人格闘技で優秀なアニ様にお願いしよう」


    アニ「っ!?あたし!?」


    ベルトルト「アニならできるよ」


    クリスタ「アニ、助けてあげて!」


    アニは小さく溜め息をついた。


    アニ「帰ったら何かおごってよね…」


    アニは戦闘姿勢に入る。そして、向かってくる影の前にすっと立ちふさがった。


    アニ「…女…?」


    アニは彼女を掴むと、そのまま地面に投げ落とした。


    追い付いたリコがアニに礼を述べ、地面に倒れて呻いている女を逃げられないように固めた。


    リコ「貴様、何故逃げた?答えなさい」


    女は栗色の肩までの髪を後ろで縛っている。服はまるで男のような軽装である。彼女は俯いたまま、顔を上げない。


    と、その時、


    ドォンッッ!!…


    駐屯兵団支部のある建物の方から、夜の空気を銃声が切り裂いた。


    一同が気を取られているその隙を逃さず、女はリコを振りほどいて逃げ出した。


    リコ「あっ…おい!待ちなさい!!」


    コニー「…」


    リコは再び彼女の後を追いかけ、走り去ってしまった。


    しばらくは呆然として皆立ち尽くしていたが、突然、コニーが口を開いた。


    コニー「なあ…あの女の顔、見えたか?」


    サシャ「私は悔しいですが、よく見えませんでした…」


    ライナー「逃げた方、だよな…」


    クリスタ「私も見た…」


    ベルトルト「僕も…」


    ユミル「アニ。あんた、間近で見てどう思った」


    アニ「…そっくりだったね」


    コニー「ああ、あの女…」


    コニーは驚きの表情を隠せない。


    コニー「サシャと瓜二つだったぞ…?」
  31. 31 : : 2014/01/07(火) 00:38:49
    リヴァイとジャンはエルヴィンの部屋にやって来ていた。

    リヴァイは何やら面倒事の空気を感じて、チッと舌打ちする。


    エルヴィン「舌打ちが早いぞリヴァイ…まだ何も言っていないじゃないか…」


    リヴァイ「お前もハンジもミケもそういう顔をしている。誰だって分かる」


    エルヴィンは絶望と諦めの入り交じった表情をしていたが、ジャンに気づくと首を傾げた。


    エルヴィン「リヴァイ、この青年は」


    リヴァイ「ああ…こいつはエレンと同期のジャンだ」


    ジャン「ジャン・キルシュタインであります」


    リヴァイ「エレンについて話を聞こうと思って連れてきた」


    ハンジ「どうせ掃除か何か手伝わされた挙げ句、ここに連れて来られたんだろう?可哀想なジャン…」


    リヴァイ「ああ?なんだクソメガネ、俺がいつ…」


    その時、エルヴィンの部屋のドアが開いた。
  32. 32 : : 2014/01/07(火) 01:28:18
    ナイル「エルヴィン、いるか?」


    エルヴィン「どうしたんだ?君がこんな時間に」


    ナイル「例のことについて、新しい情報が入った」


    エルヴィン「ああ、我々も今ちょうどそのことで集まっている」


    ナイル「それは都合がいい。実は、今日トロスト区で探し物をしていたという男がいたそうだ」


    ジャンは自分の耳を疑った。


    ジャン(いや待て待て待て…それって…)


    エルヴィン「ほう…何か関係していないとも限らんな」


    ナイル「ああ。それでその男を探してほしいんだが」


    エルヴィン「その男の、名前と所属は?」


    ジャンの嫌な予感が当たった。


    ナイル「新兵の、ジャン・キルシュタインという男だ」


    ナイル以外全員の、驚いたような視線がジャンに集まった。


    ナイル「…なんだ?」


    リヴァイ「…おい、ナイル」


    ナイル「…?」


    リヴァイ「ジャン・キルシュタインなら…こいつだが」
  33. 33 : : 2014/01/07(火) 03:16:32
    全員の痛い視線を受けながら、ジャンは自分が何かしらの理由で追われていることを悟った。


    ジャン(俺が憲兵に捜索されている…?)


    ジャン(トロスト区でふらふらしてたのが不味かったようだが)


    ジャン(憲兵に目をつけられるほどか…?)


    ジャン(誤解なら今解くのが一番だ…上官の目の前で)


    ナイル「お前が…?」


    リヴァイ「おい、エルヴィン。どうしてナイルの野郎はジャンを追っている?」


    エルヴィン「…それをジャンの前で私の口から言うことはできない」


    リヴァイ「…はあ?」


    ナイル「機密事項だからだ」


    ジャン「あの、俺は…」


    ナイル「お前は私が許可するまで口を開くな!!」


    ジャン「…っ!?」


    ハンジ「うーん…でも今ここに君がいるってことは、何の関係もないんじゃない?エルヴィン」


    ミケ「それはそうだ」


    エルヴィン「ナイル、折角の糸口を潰すようで申し訳ないんだが、ジャンはつい先程までリヴァイと行動を共にしていたようだ」


    リヴァイ「…4時間ほど、こいつを借りていた」


    ハンジ「リヴァイ、君は4時間も彼と何をしてたんだ…」
  34. 34 : : 2014/01/07(火) 05:13:27
    ナイル「…だとしても、夕方までトロスト区で不審な動きをしていたという証言がある以上、我々は彼を拘束する必要がある」


    ジャン(はぁ?拘束するって…俺は何もしてねぇよ!?)


    ジャン(クソっ…やっぱり墓標を探してるなんて下手な嘘つくんじゃなかったぜ…)


    ジャン(あれだな…きっとリコさんのとこから漏れたんだろうが…)


    ジャン(俺には見つけなきゃいけねぇもんがあんだよ…!)


    ジャン(はやく見つけねぇと…間に合わなくなる…)


    エルヴィン「そうか…しかし、無関係が確認されれば、すぐに釈放されるんだろうな?」


    ナイル「ああ。ただ、無関係の確認を取るよりも、事が解決するまで身柄を拘束していた方が簡単確実なのでな…」


    ジャン(おいおい…いったい何が解決するまでだ…?そんなに大事な事件なのか…?)


    リヴァイ「…まあこいつも、自分で疑われるような動きしてやがったわけだ。何してたか知らねぇが…それくらいのペナルティは覚悟すべきかもな…ジャンよ」


    ジャン(憲兵の言うことも、リヴァイ兵長の言うことももっともだ…)


    ジャン(だが…おとなしく拘束されてる余裕はねぇ…)


    ジャン(どうする…?)


    と、その時。


    ドォンッッ!!…


    駐屯兵団支部全体に響き渡る銃声。


    エルヴィン「!?」


    ハンジ「…っ!!」


    ミケ「!!」


    リヴァイ「…!」


    ナイル「…っ!!こんな時に…!」


    ナイルはジャンをチラッと見て、エルヴィンに向き直った。


    ナイル「今の発砲音を片付けてくる…彼を預かっていてくれ」


    ナイルは走って部屋を後にした。


    ハンジ「なんか物騒だね…ナイルも仕事増えて大変だな」


    リヴァイ「おいエルヴィン…いい加減、お前らが集まっている理由を話せ」


    エルヴィン「話す前に…」


    エルヴィンはジャンに目を向ける。


    エルヴィン「ジャン、君はトロスト区で何をしていたんだ?」


    ジャンは考えていた。


    ジャン(今、本当のことを打ち明けるべきか?)


    ジャン(そうすれば、見逃してもらえるのか?)


    ジャン(あの憲兵が戻ってくるまでに、何か切り抜ける方法を…)
  35. 35 : : 2014/01/07(火) 06:13:27
    ハンジ「ジャン、っていったね、君」


    ジャン「…?」


    ハンジ「私は調査兵団の分隊長を務めるハンジ・ゾエ」


    ハンジ「この男は同じく分隊長のミケ・ザカリアス」


    ハンジ「そして、調査兵団団長、エルヴィン・スミスだ」


    ジャン「団長に、分隊長…?」


    ハンジ「君が関与を疑われている事件なんだけど、正直私たちは関わりたくないって思ってる。他に仕事は山ほどあるからね」


    ハンジ「だけどまあ、一応幹部職だから、形だけでも協力してあげてるわけ」


    ハンジ「だからもし君が、事件への関与はゼロに近いと判断できれば」


    ハンジ「君をこの場からすぐ開放することも可能だ」


    ジャン「…」


    ハンジ「ジャン、君がトロスト区で何をしていたか、きちんと説明すれば、我々も判断ができる」


    ジャン「判断…」


    ハンジ「…という、ハンジさんから君へのアドバイスでしたー!」


    ジャンはハンジとミケ、エルヴィン、リヴァイを順に見つめる。そして、決意の拳をグッと握り締めた。


    ジャン「…俺は、あの時本当は…」
  36. 36 : : 2014/01/07(火) 07:15:23
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    ーーーーーーーーーーーーーーーーー
    ーーーーーーーーーーーー


    サシャ「蒸かした芋です!!」


    周囲(…何だあいつ…芋食ってるぞ…教官の前で…どういう神経してるんだ…)


    ジャン(…!?)


    サシャ「それは…どうして人は芋を食うのか、という話でしょうか?」


    ジャン(あいつが…ここに…!?)


    サシャ「サシャ・ブラウスであります!!」


    ジャン(サシャ…なんだ…別人、か…)


    ジャン(だがあれは…似すぎだ…)


    サシャ「ジャーン!!パァンくださいっ!パァン!!」


    ジャン「お前、まだ食うのかよ?」


    サシャ「最近ではジャンしかくれなくなりました!」


    ジャン「そりゃお前…まあいい、めんどくせぇからやるよ…」


    サシャ「わーい!ジャンありがとうございます、ジャンは優しい人です!!」


    ジャン(…似てるなんて言えねぇ)


    ジャン(言ったところで何が変わるわけでもねぇが…)


    ジャン(知ってるのは俺だけのようだしな…)


    ジャン(王都の、姫の顔を…)


    ライナー「ジャンはサシャに餌付けして一体何が楽しいんだ?」


    ベルトルト「ミカサミカサ言ってるし、よく分からないね」


    ユミル「頼まれたら断れないタイプなんだろ?悪そうな顔してるがよ」


    クリスタ「もうきっとサシャはジャン大好きだろうね」


    コニー「マジかよ!!今日ちょっとからかってやるか」


    アニ「くだらないことは辞めときなよ…」


    ジャン(ミカサを見てたら、しばらくはあいつを思い出さずに済む)


    ジャン(芋女を…サシャを見ずに済む…)


    ジャン(何やってんだ…俺は…)


    ジャン(はやく憲兵になって…)


    ジャン(あいつに…また…)


    ーーーーーーーーーー
    ーーーーーーーーーーーーーーー
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
  37. 37 : : 2014/01/07(火) 10:02:23
    ハンジ「あーあ…行っちゃったよ…」


    エルヴィンの部屋を出て走り去るジャンの後ろ姿をハンジは見送った。


    ハンジ「どうすんのエルヴィン?ナイルに怒られるよー?」


    と言いつつもニヤニヤ笑いが止まらないハンジ。


    ミケ「驚いたな。彼がある意味この事件の発端だったのだから…」


    ハンジ「ほんとだよー、あれじゃあ、彼が誘拐したみたいなもんだよね」


    エルヴィン「ジャンの意思によるものでない限り、彼が罰則を受けることはないだろう…今回は全て、王妃の意思によるものだ」


    リヴァイ「ガキの頃の約束のために、全く人騒がせな姫様だな…」


    ミケ「…うまくやるといいな、ジャン」


    ハンジ「このまま自然終結してほしいねー」


    エルヴィン「この事件を最も速く、適切に解決できるのは彼しかいない。だから私は彼に行くことを許したんだ」


    ハンジ「エルヴィンのやり方に納得するかなー?ナイル」


    エルヴィンはフッ、と笑った。


    エルヴィン「これが調査兵団のやり方だ。調査兵団に協力させた方が悪い」


    リヴァイ「…はっ。違いねぇ…」


    エルヴィン「それでは、我々はナイルが来る前に退却するとしよう。エレンのことに専念せねば」
  38. 38 : : 2014/01/07(火) 12:52:21
    ライナーたちはとりあえず、今日のところは宿舎に戻って休むことにした。


    コニー「変な夜だったよな…」


    ライナー「全くだ…」


    ベルトルト「まだ帰って来ないということは、十中八九捕まったんだろうね…」


    コニー「…」

    ライナー「…」

    ベルトルト「…」


    ライナー「まあ、無実ならすぐに戻されるはずだ…」


    ベルトルト「何もしてあげられなかったけど…」


    コニー「ジャンは何でも、けっこう要領よくやるしな」


    ライナー「ああ。ジャンを信じよう」
  39. 39 : : 2014/01/07(火) 13:59:22
    女子の宿舎でも、似たような話題が繰り広げられていた。


    クリスタ「ジャンは、きっと大丈夫だよね…」


    ユミル「女神様がこんなに心配してやってんだ、すぐ帰ってくるさ」


    アニ「…あんた、いつまで泣くんだい…」


    アニの向かいの寝台で、サシャがくずっていた。


    サシャ「だって…入団してから昨日まで、ジャンのいない朝食はなかったんですよ…」


    ユミル「…パンなら明日から私のちょっとやるからさ?」


    サシャ「ありがとうございますユミル…いただきます…でもそうじゃなくて…なんていうか…ジャンがいないと一日始まらないというか…」


    クリスタ「サシャ…」


    サシャ「いつ見ても…ちょっと不機嫌そうな顔してましたけど…」


    サシャ「パァンをくれる時のジャンの顔は、とっても穏やかで…」


    サシャ「気がつけばその顔を見るために…毎朝ジャンの所に行っていました」


    アニ「…」


    サシャ「これからもジャンに会いたくて、同じ兵団に入れるようがんばってきたんです…ジャンは優秀なので大変でしたけど…」


    サシャ「…ジャン、明日はちゃんと…いるんですか…?」


    クリスタ、ユミル、アニの3人は、ただサシャのそばにいてやることしかできなかった。
  40. 40 : : 2014/01/07(火) 15:04:49
    ナイルは発砲音のした場所に向かったが、そこには人影は見当たらなかった。


    ナイル「妙だ…」


    ナイルが近辺を捜索していると、他の憲兵や駐屯兵も集まってきた。


    全員で現場検証を行ったが、結局何も見つからず終いであった。


    ナイル「イタズラか?いや…」


    ナイル「とにかく、死傷者はいなかったのだが…」


    ナイル「…」



    ナイルがエルヴィンの部屋の扉を開ける。


    ナイル「すまなかったな、エル…」


    部屋は既に藻抜けの殻である。


    ナイル「…調査兵団に任すとこうなるんだな…ああ?…よーく分かった…」


    ナイル(エルヴィン…今度会ったら…ただではおかん…)


    ナイルは踵を返し、銃を担ぎ直した。


    ナイル(次は必ず、撃ち殺してくれる…)


    殺気だったナイルの姿は、再び暗い町に消えていった。
  41. 41 : : 2014/01/07(火) 15:36:55
    ジャンはやがて夜明けを待つばかりの空の下、路地を人目につかないように走っていた。


    ジャン(なんだよ…)


    ジャン(何勝手なことしやがる…!)


    ジャン(俺が…約束を守れない男に見えたか?)


    ジャン(最悪だぜ…)


    ジャン(みんなに心配かけやがってよ…)


    ジャン(馬鹿かよ…!!)


    審議所の前まで走ったところで、ジャンは呼び止められた。


    「…ジャン・キルシュタイン」


    ジャンが辺りを見回すと、審議所入口の門柱に、リコが立っているのが見えた。


    ジャン「あなたは…」


    リコ「キルシュタイン、聞きなさい。伝えたいことがある」
  42. 42 : : 2014/01/07(火) 16:32:00
    ジャン「…?」


    リコはジャンを見ずに、目線はやや上を見上げている。


    リコ「キルシュタイン、お前は嘘が下手だ」


    リコ「やはり墓標なんて探してはいなかったんだな」


    ジャン「…」


    リコ「…馬鹿者が」


    リコ「私はさっき、王妃に会った」


    ジャン「えっ…」


    リコ「全て聞いた。彼女が最後にお前に会うために、トロスト区奪還の騒動に紛れて王都を逃げ出したことも、お前が昔の約束のために憲兵団に入ろうとしていることも」


    リコ「お前はあの時、墓標を探していたのではなく…」


    リコ「幼少時に、彼女からもらったある物を、探していたんじゃないか?」


    リコ「それはまあ、ごく普通のありふれたものだと聞いたが…」


    リコ「それを彼女に返すときが来たら…お前は…」


    リコは口をつぐんで俯いた。銀色の髪がさらさら揺れる。


    リコ「…それはもう、見つからないだろう」


    リコ「キルシュタイン、彼女はもうすぐ結婚する」
  43. 43 : : 2014/01/07(火) 17:35:05
    ジャンは視線を落とした。


    ジャン「…知っていました」


    リコ「…」


    リコ「…お前は今日、夜が明けるまでに、それを返す約束をしていたんだそうだな…小さい子どもの頃、偶然出会ったお前と彼女は…」


    ジャン「…ちょうど…10年前の今日です」


    リコ「…今日お前は必ず、自分の王宮にやってくるはずだと、彼女は確信していたそうだ。どうやってかは知らないが…」


    リコ「しかし、トロスト区は壊滅状態に陥った…兵士であるお前が無事生きているかどうか…その恐怖心のために、抜け出したと」


    リコ「…彼女は何度もお前に謝罪していた。お前から遠く離れてしまうこと、恐らく、もう二度とは会えないこと…」


    リコ「お前がトロスト区で必死に探し物をしていたと聞いた彼女は」


    リコ「泣き崩れていたぞ…見つかるわけなのに、と」


    ジャン「…」


    リコ「これで、私が伝えるべきことは以上だ…」


    二人はしばらく沈黙した。



    ジャン「…全部、終わったんですよね」


    リコ「…」


    ジャン「リコさん…彼女に会うことがあれば、伝えていただけませんか」


    ジャン「あの時お前にもらったもの、失くしてすまなかったと…」


    ジャン「王都に行くために、憲兵団に入ると、お前と約束していたけれど…」


    ジャン「調査兵団に入ることに決めたと」


    ジャンは震える手をガシッと抑えつけた。


    ジャン「…さぞ…綺麗になっただろうお前を…迎えに行けなくて、すまないと…」


    リコは大きく空を仰いだ。


    リコ「…了解した、キルシュタイン」


    リコ「必ず、伝えよう」


    漆黒の空に一瞬、白く鮮やかな光の弓矢が走った。そしてそれは、審議所の門柱に彫られた救済の女神の姿を、浮かび上がらせた。
  44. 44 : : 2014/01/07(火) 17:57:08
    ジャンは自分がどうやって帰ったのか記憶がなかったが、気がつくと駐屯兵団支部内の中庭のベンチに座っていた。


    ジャン(もうすぐ、みんな起き出す頃か…)


    ジャン(…夢みたいな一日だったな)


    「…ジャン!!」


    ジャンがビクッとして振り返る。


    薄暗い景色の中に、サシャが立っていた。


    ジャン「サシャ…」


    サシャ「ジャン…」


    サシャはスタスタとジャンに歩み寄ると、彼の襟首を掴んで揺さぶった。


    サシャ「いったい…!どこで何をしていたんですか!!みんな心配したじゃないですか…!!」


    ジャン「…ッッ!!サ…サシャ…離せ…っ!!死ぬ!!」


    サシャ「…はっ!!ジャンすみませんっ!!」


    ジャン「いやいい…大丈夫だ…」


    サシャ「…ジャン、捕まってたんですか…?」


    サシャはジャンの前にひざまずいて、顔を覗き込んだ。


    ジャン「えっ…あ、ああ…」


    サシャ「寝てないんですか…?」


    ジャン「そうだな…」


    ジャンはサシャの顔をあまりちゃんと見ることができなかった。それは、訓練兵の3年間、彼女を見ることを怖れ、逃げてきた結果の習慣だった。
  45. 45 : : 2014/01/07(火) 18:17:41
    サシャは相変わらず、ああだこうだジャンを心配して喋っている。


    空の色が薄くなる。


    ジャンは突然、サシャの肩を両手で掴み、その目を見つめた。


    サシャ「…!?」


    ジャン「少し、俺の話を、聞き流してくれ」


    サシャ「は、はいっ!?」


    ジャン「俺は、この10年間、憲兵団に入ることを、内地でお前に再会することを目標に生きてきた」


    ジャン「だが、俺はお前との約束を破る…調査兵団に入るんだ」


    ジャン「ずっと俺のことを覚えててくれたこと…すげぇ嬉しかった」


    ジャン「見えないお前を頼りに生きる道を進んできた俺は、そばにある確かなものから、ずっと逃げてた…」


    ジャン「そして、俺は今日から、お前っていう道標を失う。全く想像していなかった道を進んで行く」


    ジャン「けど、俺には分かる。今これから進む道がどんな道か、俺が今すべきことは何かが」


    ジャン「俺は、俺が大事にしたい現実に帰るぜ…?」


    ジャン「そして、俺は今から、ただ一人の俺に戻るんだ」


    ジャンはふわっとサシャの肩を離した。


    ジャン「…さよなら」
  46. 46 : : 2014/01/07(火) 18:50:22
    サシャはぼーっとジャンの言葉を聞いていたが、ジャンが話し終えて肩を離すと、ハッと我に帰った。


    サシャ「あ、あの、ジャン…」


    サシャ「ジャンが今話したこと、その、伝わりました…」


    ジャン「…サシャ…」


    サシャ「なので…いつものジャンに、戻ってください、ね…?」


    サシャ「私、今までのジャンが嘘のジャンだなんて、そんな変なこと、あるわけないと思ってますし…」


    サシャ「これからも、パァンとか…いろいろください…」


    サシャ「あと、できれば"私"にも…たくさんお話してください…」


    ジャン「…」


    サシャ「わ、私これで!また後で、朝ごはんの時に!!」


    サシャは勢いよく飛び出して行った。


    ジャンは今しがたサシャのいたあたりを見た。朝露が時折きらきらと光った。



    と、その時、突然ジャンは後ろから抱き付かれた。


    ジャン「…っ!?」


    その腕と、その香りは、間違いなくサシャだった。


    サシャ「ジャン!!」


    ジャンの息が微かに白く舞った。


    ジャン「…おう、サシャ」


    サシャ「えっと…言い忘れてましたので」


    サシャ「…おかえりなさい」



    二人を包む空気が透明に揺らぎ、夜が明けた。
  47. 47 : : 2014/01/07(火) 19:22:33
    ピクシスはトロスト区の壁の上で、小瓶のアルコールを煽っている。


    ピクシス「全く、ようやく片付いたのう…」


    地平線上に太陽がジリジリと昇る様子を、彼は目を細めて眺めた。


    ピクシス「年寄りには、あまり無茶苦茶させるものではないぞ?若い衆…」


    ピクシスは、まだ微かに熱を帯びる拳銃の先に、フッと息を吹き掛けた。
  48. 48 : : 2014/01/07(火) 19:47:04
    【リコ×リヴァイver.】終了です!

    実質的にはジャンサシャでしたがw

    ジャンのssは、気持ちの面で話を引っ張っていきたいと考えてました。ので、だいぶロマンチックになりました。

    ジャンは現実主義者なので、おとぎ話や映画のような設定がよく映えます、さすが王子w

    お付き合いいただいた皆様に、敬意を!!
  49. 49 : : 2014/01/07(火) 20:21:48
    シリーズ化希望カップル募集中です!!

    どんどんお待ちしています!
  50. 50 : : 2014/01/07(火) 20:23:19
    >48
    【リコ×リヴァイ】ではなく、【リコ×ジャン】

    でしたすみません
  51. 51 : : 2014/01/07(火) 22:54:00
    アルクリ!
  52. 52 : : 2014/01/07(火) 23:39:19
    >イケミンさん

    アルクリ了解です!ここはクリスタ人気ですね!!
  53. 53 : : 2014/01/08(水) 00:10:49
    次回予告

    【アルミン×クリスタ】

    【ユミル×ベルトルト】

    【クリスタ×エレン】(エレン受け)

    のどれかになると思います!お待ちを。
  54. 54 : : 2014/01/13(月) 21:17:46
    頑張ってください
  55. 55 : : 2014/07/14(月) 15:17:18
    ピクシスかっけぇぇぇぇ
  56. 56 : : 2020/10/26(月) 23:12:49
    http://www.ssnote.net/users/homo
    ↑害悪登録ユーザー・提督のアカウント⚠️

    http://www.ssnote.net/groups/2536/archives/8
    ↑⚠️神威団・恋中騒動⚠️
    ⚠️提督とみかぱん謝罪⚠️

    ⚠️害悪登録ユーザー提督・にゃる・墓場⚠️
    ⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️
    10 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:30:50 このユーザーのレスのみ表示する
    みかぱん氏に代わり私が謝罪させていただきます
    今回は誠にすみませんでした。


    13 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:59:46 このユーザーのレスのみ表示する
    >>12
    みかぱん氏がしくんだことに対しての謝罪でしたので
    現在みかぱん氏は謹慎中であり、代わりに謝罪をさせていただきました

    私自身の謝罪を忘れていました。すいません

    改めまして、今回は多大なるご迷惑をおかけし、誠にすみませんでした。
    今回の事に対し、カムイ団を解散したのも貴方への謝罪を含めてです
    あなたの心に深い傷を負わせてしまった事、本当にすみませんでした
    SS活動、頑張ってください。応援できるという立場ではございませんが、貴方のSSを陰ながら応援しています
    本当に今回はすみませんでした。




    ⚠️提督のサブ垢・墓場⚠️

    http://www.ssnote.net/users/taiyouakiyosi

    ⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️

    56 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:53:40 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ごめんなさい。


    58 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:54:10 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ずっとここ見てました。
    怖くて怖くてたまらないんです。


    61 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:55:00 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    今までにしたことは謝りますし、近々このサイトからも消える予定なんです。
    お願いです、やめてください。


    65 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:56:26 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    元はといえば私の責任なんです。
    お願いです、許してください


    67 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    アカウントは消します。サブ垢もです。
    もう金輪際このサイトには関わりませんし、貴方に対しても何もいたしません。
    どうかお許しください…


    68 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:42 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    これは嘘じゃないです。
    本当にお願いします…



    79 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:01:54 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ホントにやめてください…お願いします…


    85 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:04:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    それに関しては本当に申し訳ありません。
    若気の至りで、謎の万能感がそのころにはあったんです。
    お願いですから今回だけはお慈悲をください


    89 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:05:34 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    もう二度としませんから…
    お願いです、許してください…

    5 : 墓場 : 2018/12/02(日) 10:28:43 このユーザーのレスのみ表示する
    ストレス発散とは言え、他ユーザーを巻き込みストレス発散に利用したこと、それに加えて荒らしをしてしまったこと、皆様にご迷惑をおかけししたことを謝罪します。
    本当に申し訳ございませんでした。
    元はと言えば、私が方々に火種を撒き散らしたのが原因であり、自制の効かない状態であったのは否定できません。
    私としましては、今後このようなことがないようにアカウントを消し、そのままこのnoteを去ろうと思います。
    今までご迷惑をおかけした皆様、改めまして誠に申し訳ございませんでした。
  57. 57 : : 2020/10/28(水) 13:50:37
    http://www.ssnote.net/users/homo
    ↑害悪登録ユーザー・提督のアカウント⚠️

    http://www.ssnote.net/groups/2536/archives/8
    ↑⚠️神威団・恋中騒動⚠️
    ⚠️提督とみかぱん謝罪⚠️

    ⚠️害悪登録ユーザー提督・にゃる・墓場⚠️
    ⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️
    10 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:30:50 このユーザーのレスのみ表示する
    みかぱん氏に代わり私が謝罪させていただきます
    今回は誠にすみませんでした。


    13 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:59:46 このユーザーのレスのみ表示する
    >>12
    みかぱん氏がしくんだことに対しての謝罪でしたので
    現在みかぱん氏は謹慎中であり、代わりに謝罪をさせていただきました

    私自身の謝罪を忘れていました。すいません

    改めまして、今回は多大なるご迷惑をおかけし、誠にすみませんでした。
    今回の事に対し、カムイ団を解散したのも貴方への謝罪を含めてです
    あなたの心に深い傷を負わせてしまった事、本当にすみませんでした
    SS活動、頑張ってください。応援できるという立場ではございませんが、貴方のSSを陰ながら応援しています
    本当に今回はすみませんでした。




    ⚠️提督のサブ垢・墓場⚠️

    http://www.ssnote.net/users/taiyouakiyosi

    ⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️

    56 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:53:40 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ごめんなさい。


    58 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:54:10 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ずっとここ見てました。
    怖くて怖くてたまらないんです。


    61 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:55:00 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    今までにしたことは謝りますし、近々このサイトからも消える予定なんです。
    お願いです、やめてください。


    65 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:56:26 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    元はといえば私の責任なんです。
    お願いです、許してください


    67 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    アカウントは消します。サブ垢もです。
    もう金輪際このサイトには関わりませんし、貴方に対しても何もいたしません。
    どうかお許しください…


    68 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:42 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    これは嘘じゃないです。
    本当にお願いします…



    79 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:01:54 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ホントにやめてください…お願いします…


    85 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:04:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    それに関しては本当に申し訳ありません。
    若気の至りで、謎の万能感がそのころにはあったんです。
    お願いですから今回だけはお慈悲をください


    89 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:05:34 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    もう二度としませんから…
    お願いです、許してください…

    5 : 墓場 : 2018/12/02(日) 10:28:43 このユーザーのレスのみ表示する
    ストレス発散とは言え、他ユーザーを巻き込みストレス発散に利用したこと、それに加えて荒らしをしてしまったこと、皆様にご迷惑をおかけししたことを謝罪します。
    本当に申し訳ございませんでした。
    元はと言えば、私が方々に火種を撒き散らしたのが原因であり、自制の効かない状態であったのは否定できません。
    私としましては、今後このようなことがないようにアカウントを消し、そのままこのnoteを去ろうと思います。
    今までご迷惑をおかけした皆様、改めまして誠に申し訳ございませんでした。

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