僕らの壁内日記帳
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- 1 : 2018/10/03(水) 20:50:25 :
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世界が平和になった後、海が普通に見られるようになったときのお話です
エレンとアルミンはユミルの呪いで13年で死亡
そんな2人がミカサのために遺していた日記帳をミカサがある日発見して読んでいく…て感じです
誤字脱字等あると思いますがよろしくお願いします!
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- 2 : 2018/10/03(水) 20:51:07 :
- 期待です~!
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- 3 : 2018/10/03(水) 20:58:43 :
エレン「アルミン!ミカサ!いつか…絶対3人で海を見に行こうな!」
アルミン「うん!いつか、あの…壁の向こうに!」
─────────────
神様は意地悪なのかもしれない、こんな幼い子供時代の小さな約束だって叶えさせてくれない
今、世界はこんなにも平和なのに、ほんの1年前には巨人の足跡だらけだったこの地平線も
今はこんなに広く果てしなく続いているのに、
2人は引きちぎれる寸前まで手を伸ばしても喉が壊れるまで叫んでも、届かない遠い所へ
行ってしまった。海の底よりも深く…彼方に続く宇宙よりも遠い場所へ────
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- 4 : 2018/10/03(水) 20:59:24 :
>>2 期待ありがとうございます
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- 5 : 2018/10/03(水) 21:12:57 :
ジャン「おーい!そっちは終わったかぁー!」
サシャ「まだですよー!そっちこそ、終わったなら手伝ってくださいよ!」
ドア越しに聞こえるその声が、陽の沈みを告げる
サシャ「ミカサは終わりましたか?」
部屋の中に流れていた静かな空気をいっぱいに吸い込んだ、騒がしい声が聞こえた
ミカサ「……まだ」
数秒沈黙してからこたえる。彼女がこんなにも焦っている時は大抵食べ物絡みだと知っている
サシャ「…もうすぐ夕食ですよ?部屋に運びますか?」
少し間を置いて帰ってきた言葉の『部屋』が私の自室では無いことはわかる
ミカサ「大丈夫、それくらいは自分でやるから」
だって今、私がいるこの部屋は────────エレンとアルミンの遺品が置いてある部屋だから…
サシャ「掃除、頑張ってください」
たまには掃除もしなければエレンとアルミンが大事にしていた物が埃をかぶってしまう
彼女の言葉に返事はしなかった、それは彼女の声も少し震えていたからかもしれない
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- 6 : 2018/10/03(水) 21:23:33 :
急に背後で大きな物音がした、それは静かな部屋に小さく…大きく響き
ミカサ「────!?」
反射的に飛び退いた、でもその音の原因がただの落下音だと気付いた時には、もう落下物に手を触れていた
ミカサ「……日記?」
それは、今まで見た事の無かった薄くも厚くもない小さな日記帳だった
海のように透きとおった青色の上に『壁内日記帳』と綺麗な文字で書かれていた
ミカサ「…!」
その下に小さく書かれていた名前に一瞬だけ驚いた。『アルミン・アルレルト エレン・イェーガー』
だが、その驚きは即座に消えた元々ここは彼らの遺品置き場なのだ。ここにあるのが彼ら以外のものだったら逆に驚くだろう…だからか、少し安心したような気分になれた
2人がこんな日記帳なんか書いてるなんて知らなかった…最近のもの?それともずっと前からのだろうか?幾つかの疑問を浮かべたまま日記帳の1枚目のページに指をかけた
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- 7 : 2018/10/06(土) 13:34:40 :
- 期待です
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