このスレッドの編集には編集パスワードが必要です。 表示するレスにはチェックしを、表示しないレスはチェックを外してください。 全てのレスを表示する 全てのレスを非表示にする ▼一番下へ 1 : とりあえず進撃hhorpR4oiM : 2014/01/01(水) 19:34:35 どうもです お初にお目にかかります 小説っぽいSSが書きたくて参りました! 台詞より描写多めかもしれません。 後、コメントくれたら嬉しいです! …駄作になってしまうかもしれませんが頑張ります 2 : とりあえず進撃hhorpR4oiM : 2014/01/01(水) 19:48:03 私は戦士だ。兵士じゃない。 そう…私は人類の…あんた達の味方じゃない。 ーーー……春の暖かい日差しが照りつける中、訓練兵の訓練場のグラウンド。 やたら声のでかい教官の恐喝を受け、いよいよ正式に私達は訓練兵になった。 最初の食事。 なにやらカビ臭い食堂で訓練兵初の食事。キシッと音を立てるイスに座る。 ワイワイと騒ぎ立てる兵達 アニ「……うるさい」 私の兵士としての第一声はこれだった。 まぁ、当然誰にも聞こえてはいなかったが。 パンにスープ 始めての食事なのに、特に歓迎パーティーという訳でもなさそうだ。まぁ世間から見れば私達は『タダ飯食らい』なんだから当然か……スープを啜る。 とことん味は薄い。少ない原料で出来るだけ作っているのだろうな この時代においしい食事は望めないし。 パンもまずい 長い間放置してあったものなのだろうか? 表面は硬く冷たい。硬い表面に歯を齧りつかせながら、周りを見渡した 3 : とりあえず進撃hhorpR4oiM : 2014/01/01(水) 19:48:55 >>2 初めて でした…すいません。変換ミスです 4 : 名無しさん : 2014/01/01(水) 19:49:21 超期待! 5 : とりあえず進撃hhorpR4oiM : 2014/01/01(水) 19:51:12 >>4 ありがとうございます! 6 : とりあえず進撃hhorpR4oiM : 2014/01/01(水) 19:58:02 やたらとみんな騒いでるな。 あー鬱陶しい!私はうるさいの嫌いなんだよ! 心の中で怒鳴る。 まぁいいさ どうせこいつらと友好関係を築くつもりなんて無いし 時になったら全員私達が殺してしまうんだからね。 ……にしても…… ライナーとベルトルトの方を向く 奴らは楽しそうに他の奴らと話してる …やるね。私はあんなに早く友達作るテクニックなんて持ち合わせてないよ。 そんなことを思いながらスープを一口。 ズズッと音を立てる。辺りのざわめきがそれを掻き消す 私の存在など無いかのように アニ「ごちそう様……」 小さくボソッと呟く。当然、誰にも聞こえてはいまい スッと席を立ち上がる 確か女子寮は…… あっちか やっぱりすこしサビれた感じの寮。 外側には少し雑草も生え、掃除さえしてないのかと思った 少し建て付けの悪いドアを開けるまだ誰もいないだろうと思っていたが、一人の人影があった 7 : 女エレン大好き3.IZHHWJhM : 2014/01/01(水) 20:06:39 カップリングはありますかね?あったらエレアニ希望!笑頑張ってくださいね♪(p^-^)fight 8 : とりあえず進撃hhorpR4oiM : 2014/01/01(水) 20:07:31 >>7 どもです!カップリングは今回は……笑 9 : 女エレン大好き3.IZHHWJhM : 2014/01/01(水) 20:11:49 そうですか....まぁ頑張ってください♪ 10 : とりあえず進撃hhorpR4oiM : 2014/01/01(水) 20:16:14 ???「あ、あのぉ…」 オドオドと話しかけてくる。黒髪の二つ縛りの子だ。 ???「私…ミーナって言うの…その、よ、よろしく!」 アニ「……私はアニだよ…よろしく」興味の無さそうな態度で返した ミーナ「なんか…私みんなに馴染めなくてさ……」 友達競争に乗り遅れましたって奴か… アニ「ふぅん…」 ミーナ「だから…早く寮に戻ってきたんだ……」 ミーナはこちらにそっと目を向けている、おどおど でも、情熱的な目で。 私は悟った 「私と友達になってください!」 こいつが今から言うであろう言葉はこれだ…と アニ「それで?」私は聞いてあげた。あー優しい優しい すごい心遣い!そうするとあいつはやっぱり言った ミーナ「その…私と友達になってくれない……?」 わービンゴです。私ビンゴしました!景品下さい! ……なんて愉快なことを考えても景品なんて出てこない。 アニ「………いいけど」 まぁいいか。一人くらいなら。 ミーナ「やったぁ!改めてよろしくね、アニ!」 アニ「う、うん……」 ライナーやベルトルト以外にアニと呼ばれるのは久しぶりだったので、なんだがドキッとした。 11 : とりあえず進撃hhorpR4oiM : 2014/01/01(水) 21:01:54 さてさて、友達が一人できた。 いや、できてしまった…? まぁいいや。うん ミーナと色々話した。最初は話す事が無かったけれど、髪型から始まり、自分の事を話したりした ガチャ 建て付けの悪いドアが呻きを上げる。 今度は金髪の可愛い子に、背の高いそばかすさんが入ってきた。 ????「あれっ、早いねー」 金髪の子が口を開く。???「よう、これからよろしくな」 そばかすの方は男っぽい口調だ。 ミーナ「よろしくー」 アニ「…よろしく」 金髪の子はクリスタ、そばかすの子はユミルと言うらしい クリスタ「へぇー…私達もあんまりみんなに馴染めてなかったんだよ」 可愛い。女の私でさえそう思った。なんとなく神々しいその容姿は、周りに光を振りまく天使の様だ ユミル「どうせ何年も一緒なんだ、仲良くやろうぜ!」ボーイッシュだなぁ。 こういうテンションの奴は苦手だ そうして話し合っていると残りの女子達も入ってきた。 もう遅かったので、私は早めに寝る事にした 一日目終了。 明日からは訓練も始まる…過酷な生活が待っているだろう はぁ…めんどくさい 12 : とりあえず進撃hhorpR4oiM : 2014/01/01(水) 21:24:32 二日目になった。 雨だ。なんて演技の悪い。 しとしととした小雨が、土に降り注ぐ ただよう雨の匂いが、鼻の中を駆け巡る 私はこの匂いは嫌いだ なんとなく鼻の辺りを仰ぎながら、教官の朝礼に向かう ロクに髪も整えていないが、私の簡素な髪型はすぐ出来上がるので、気にする事はない ミーナ「あっ、アニおはよー」 朝から元気だ。顔の周りにお花の絵が見えるよ… アニ「うん、おはよう」 私は寝起きのテンションが低い。とても イライラしてるし、目つきが怖いらしい。元々だけどね ミーナ「アニ、目つき怖いよー?」 アニ「ごめん、私朝苦手だから」 そう言ってミーナをやり過ごした さて、朝礼だ。今日は雨なので、教室での屋内朝礼だ。 座学で使う部屋らしい 他の部屋よりかはまだ綺麗な内装だ。 真新しいイスはなかなか心地よかった 長い教官の話は嫌だけど ーーー…… 朝礼が終わると、訓練の始まりだ。 前述べた通り、今日は雨なので予定されていた立体起動訓練は無くなり、座学になった 13 : エレン・J・ジョースター : 2014/01/01(水) 21:29:22 エレアニになりますよね? 14 : とりあえず進撃hhorpR4oiM : 2014/01/01(水) 21:33:25 >>13 うーん…分かりました。少しだけそういう描写入れてみますね 15 : とりあえず進撃hhorpR4oiM : 2014/01/01(水) 22:01:28 座学とは暇だね。特に頭も良くないし。 ペンをコロコロ転がしながらほけーっとしていた。 そんな私に何やら女々しい金髪ボーイが肩をつついてきた アニ「?」 ????「ちゃんと授業受けないと後で後悔するよ…」 ボソッと言ってきた。鬱陶しいな一々。 アニ「……」 私は黙って転がしていたペンを止めた 16 : 名無しさん : 2014/01/01(水) 23:51:41 エレアニ、エレアニうざいんだよ 17 : 名無しさん : 2014/01/01(水) 23:54:24 作者の書かせたいように書かせなよエレアニはありますよね?そう言うのは言うなよ 18 : とりあえず進撃hhorpR4oiM : 2014/01/02(木) 00:05:27 >>17 ありがとうございます 19 : とりあえず進撃hhorpR4oiM : 2014/01/02(木) 00:05:41 とらわれずに書きます! 20 : とりあえず進撃hhorpR4oiM : 2014/01/02(木) 00:29:57 アニ「……はぁ」 そうして授業は終わった。すると、あの男の子が駆け寄ってきた ????「どうだった?真面目に受けたら楽しいでしょ?」アニ「別に……楽しくないよ」 金髪をキラキラさせて、参考書を手に持つその姿 まさに知的。 ????「君、名前は?」 アニ「……アニ」 アルミン「へぇ…僕はアルミンって言うんだ、よろしくね!」 アニ「うん……」 変な奴だ…と思いながら研修室を後にした。 だが、アルミンの質問攻めはなかなか終わらない アルミン「アニはどこの出身なの?」 アニ「…はぁ……」 次々とアルミンが聞いてくるので私はため息をついた アルミン「あっ、ごめん……急に質問攻めなんかしちゃって」 本当だよ、耳がパンクしそうだよアニ「…別にいいよ、気にしてないから」 そう言って私はアルミンと別れた。 あんまりしゃべるのも面倒だったので、無理矢理逃げてきた…って感じだろうか 昼食の時間になった。 またあのまずいご飯…… 21 : エレン・レオンハートDlHTxAQE/U : 2014/01/02(木) 08:39:07 期待してます!! 22 : とりあえず進撃hhorpR4oiM : 2014/01/02(木) 10:26:09 >>21 ありがとうございます 23 : とりあえず進撃hhorpR4oiM : 2014/01/02(木) 10:33:50 食堂に着いた 相変わらずざわつくみんなに溜息をつきながら、食事をとった ミーナが一緒に食べようと誘ってきたので一緒に食べた。 どんどん仲良くなっていってしまっている…… 私は誰とも関わらないって決めてたのにミーナと食べる食事は不思議と昨日より美味しく感じたのだった。 みんなで食べると…ってやつか こんなこともあるもんなんだなと改めて実感した。 ミーナ「ねぇ、アニー明日から立体起動の訓練なんだってー…」 アニ「めんどくさいね」 体力のない女子にとって、立体起動の訓練は過酷なのだ。 ミーナ「上手くできるかなぁ…」 アニ「やってもいない内からそんなこと考えてたら上手くいかないよ」 ミーナ「そう…だね ありがとう」 無邪気な笑みを見せる その可愛い笑顔は私を苦しめた。……こいつも…ミーナも例外ではないんだ。だけど…こいつには死んで欲しくない… 駄目だ こんな事考えたら……! とにかく今は…… 忘れよう。 ミーナの笑顔も…忘れてしまえばいいんだ 24 : とりあえず進撃hhorpR4oiM : 2014/01/02(木) 19:08:23 その夜。 響く虫のさざめき 寒く冷たい夜に、静まり返った寮。 そんな暗い空気を明るくするかのように、クリスタが話しかけてきた クリスタ「ねぇ、アニ」 アニ「なんだい?」 クリスタ「明日からの訓練、ちょっと心配だよね」 アニ「まぁ…うん」 クリスタ「立体起動は身長低い方が有利って言うけど……怖いなぁ」 ぎこちなく笑かけてきた 私の心も自然と温かくなるのを感じた。 アニ「うん…頑張ろう」 クリスタ「そうだよね!」 キラキラした笑顔。 本当に可愛いね 周りに星を振りまくように、クリスタは笑う そうして私は心地よく眠ることができた。 25 : とりあえず進撃hhorpR4oiM : 2014/01/02(木) 19:10:02 笑いかけてきた でした 26 : とりあえず進撃hhorpR4oiM : 2014/01/02(木) 19:14:24 翌朝。 チュンチュンと小鳥が鳴く。 そして鐘の音が鳴り響いた。 今日は快晴だ 立体起動日和……まぁめでたくはないね。 重くなった目を擦りながら、とぼとぼと訓練場へ向かった。 初めての立体起動訓練だ。 ……… ミーナ「ふぅーっ…思ってたより上手くできたね!」 アニ「うん」 初日にしてはみんな上出来だった。 勿論私も 目立ったのと言えば、エレンだろうか エレン・イェーガー。 初めは威勢良く巨人駆逐言っていたが、今日の訓練の下手さは酷いものだった。 周りのみんなからも冷やかされていた。 まぁ私は元から興味無いし関係無いけどね。 27 : とりあえず進撃hhorpR4oiM : 2014/01/03(金) 15:48:07 私はこれからも人と関わるのを避けて生活していくんだ。 誰が死んだって関係ない。ーーー…… 対人格闘訓練 私はいつものようにサボッていた。 私の得意分野っていえば得意分野だけど……めんどくさい訓練をする事もない。そう思っていたから 平和だった。誰とも話さず、この訓練の間は人との関わりがなかったんだ。 ……あの日までは 初めてあいつを蹴っ飛ばして…… それからあいつが私に「一緒に訓練してくれ」って言ってきた日 私は断れなかった。 ……内心嬉しかったのかな。 私の技術に関心を持ってくれる人がいた事が。 エレンの存在が 28 : とりあえず進撃hhorpR4oiM : 2014/01/03(金) 15:54:58 まさかこんなやつと訓練することになろうとは……… エレン「よし、アニ 今日も頼むぞ」 アニ「はいはい…」 ガッ エレン「うわっ…」ドサッ アニ「あんたさ…やる気あるの?」 エレン「ある!」 アニ「毎日毎日こうやって訓練してるのに…全く進歩ないじゃないか」 エレン「酷いなぁ!俺だって強くなってるんだ!いつか勝ってやるからな」 力強く言う。 実際、こいつの意欲は相当なもので 最初に比べたら数段動きも良くなってきたのだった。 ……ま、褒めないけど しかし最近は、こいつらと馴れ馴れしくし過ぎてるかな…… ミーナ達にも、「アニって最近エレンと仲いいね」とか言われるようになった。たまったもんじゃないよ 私は誰とも…仲良くなっちゃいけないんだから 29 : とりあえず進撃hhorpR4oiM : 2014/01/03(金) 16:14:04 座学の授業。 またペンを転がす私。 分からないんだから仕方ないや するとやっぱりあの声 アルミン「アニーサボッたらダメだよ!」 アニ「はいはい…分かってますよ」 やる気なく答える。 アルミン・アルレルト 座学が得意な女々しいやつ。 こいつとも知らないうちに、関わるようになった。 きっかけはいつの授業だったか…… ーーー 教官「では、ここ レオンハート訓練兵分かるか?」 アニ(しまっ……話聞いてなかった…) 私の慌てた素振りを見てか、アルミンが小声で話しかけてきた アルミン「アニ……そこは……」 アニ「………です」 教官「そうだ、よく出来た」 アニ「危なかった……ごめん、ありがとう」 アルミン「今度だけだよ…!全く…アニはサボッてるから…」 アニ「うるさいなぁ……関係ないでしょ」 アルミン「分からないところがあったら今度教えてあげるよ?」 アニ「……うん」 そんなことがあった。 それ以来、アルミンは私の専属座学教師になってしまったんだ。 30 : とりあえず進撃hhorpR4oiM : 2014/01/03(金) 16:30:15 時々分からない時に、アルミンに聞いている内 アルミンと仲良くなっていった アルミン「それで…ここがこう」 アニ「ふぅん…」 アルミン「それで、ここはこうで…」 アニ「あっ、そういうことかい ありがとう 分かったよ」 アルミン「うん、分からないことがあったらいつでも聞きにきてね」 アニ「うん、いつもありがとう」 最初は、人間関係なんて要らない。なんて思ってたけど、友達ってのも悪くないね… いけないいけない… 私は…戦士なんだから…。 31 : とりあえず進撃hhorpR4oiM : 2014/01/05(日) 15:11:00 それからの生活は瞬く間に過ぎて行った。 立体起動 座学 乗馬 対人格闘 たくさん訓練した。 たくさんの仲間ができた。 ……できてしまった。 幸せだった。 みんなと楽しく話せて。 仲良くなれて、すごく嬉しかった。 本当に、本当に。 エレンとは対人格闘を毎日して……その中で仲良くなった。 アルミンにはたくさん勉強を教えてもらった…… ミーナ、一緒に友達作りをしてくれた。 クリスタ、ユミル あんたらは私のいい話し相手だった。 …いじられたりもしたけど ミカサ…なんか一々突っかかってきて……私がいつエレンを必要以上に傷つけたんだか… 32 : とりあえず進撃hhorpR4oiM : 2014/01/05(日) 15:12:45 なんだかんだで、楽しい訓練生活だった。 初めは誰とも関わらないつもりでいたのに…… 結局 色んな人の支えを受けて、ここまでやってこれた。 ……… 仲間っていいもんだね。 33 : アニマックスハート : 2014/01/05(日) 19:25:44 支援 34 : とりあえず進撃hhorpR4oiM : 2014/01/09(木) 00:46:44 「えーっ、なんで?友達いた方が楽しいよ!」 「アニー!おはよう!!」 「ねぇ……この前の授業さ…?」 「一緒に訓練しない?…相手いなくてさ…」 ミーナ・カロライナ 私の初めての仲間。 ずっと私と一緒にいてくれて… 支えになってくれた大切な人。 死んで欲しくないと思っていた。 思って……いた。 35 : とりあえず進撃hhorpR4oiM : 2014/01/09(木) 00:53:00 防衛作戦で、ミーナは死んだ。 。。。 。。 夜 女子寮 月の光がぼんやりと窓から差し込んでくる。 綺麗な半月。 ……ミーナ。 なんであんたは死んじゃったのかな。 …… 寂しいよ 知らぬ間に、私の頬に、涙がこぼれていた。 戦士。 … 私は戦士になる。 誰とも関わりはしない。 ただ忠実に使命に生きるんだ だから…仲間の一人二人死んだって…どうってことない顔をして…… …… ミーナの声が脳裏に浮かんでくる。 仕草、その髪質全部。 最近は、あんまり話してなかったっけ… ごめんね。 失って初めて気付く、仲間の大切さ ミーナ・カロライナはもうこの世にはいなくなってしまった。 二度と話せない。顔をみれなくなってしまった。 36 : とりあえず進撃hhorpR4oiM : 2014/01/09(木) 00:59:46 ぐっと拳を握りしめて立ち上がった。 私は戦士なんだ。 そうだ! こんな事でメソメソしててはいけないんだよ。 そもそもあいつは私達の敵で… だから 死んだってどうでもいいじゃないか 気にする事ないや。 そう、そう。 みんな死ねばいい事だった。 私はすっかり最初の決意を忘れていた。 …切り替えよう、気持ちを。 私はあいつらの敵!! 仲間じゃない! 使命を行うのに邪魔なら皆殺しだ。 それ位の覚悟を持たないと。 戦士 …戦士戦士戦士 私は心の中でこの言葉だけを繰り返す。 すると、不思議とミーナの思いでも、さっきまでの感情さえも消えていった。 雲が月を隠すように 私の本当の気持ちを、「戦士」という言葉の中に隠した 37 : とりあえず進撃hhorpR4oiM : 2014/01/09(木) 01:00:24 上 思い出 です ▲一番上へ 編集パスワード スレッド投稿時に設定した編集パスワードを入力してください。
このスレッドの編集には編集パスワードが必要です。 表示するレスにはチェックしを、表示しないレスはチェックを外してください。 全てのレスを表示する 全てのレスを非表示にする ▼一番下へ 1 : とりあえず進撃hhorpR4oiM : 2014/01/01(水) 19:34:35 どうもです お初にお目にかかります 小説っぽいSSが書きたくて参りました! 台詞より描写多めかもしれません。 後、コメントくれたら嬉しいです! …駄作になってしまうかもしれませんが頑張ります 2 : とりあえず進撃hhorpR4oiM : 2014/01/01(水) 19:48:03 私は戦士だ。兵士じゃない。 そう…私は人類の…あんた達の味方じゃない。 ーーー……春の暖かい日差しが照りつける中、訓練兵の訓練場のグラウンド。 やたら声のでかい教官の恐喝を受け、いよいよ正式に私達は訓練兵になった。 最初の食事。 なにやらカビ臭い食堂で訓練兵初の食事。キシッと音を立てるイスに座る。 ワイワイと騒ぎ立てる兵達 アニ「……うるさい」 私の兵士としての第一声はこれだった。 まぁ、当然誰にも聞こえてはいなかったが。 パンにスープ 始めての食事なのに、特に歓迎パーティーという訳でもなさそうだ。まぁ世間から見れば私達は『タダ飯食らい』なんだから当然か……スープを啜る。 とことん味は薄い。少ない原料で出来るだけ作っているのだろうな この時代においしい食事は望めないし。 パンもまずい 長い間放置してあったものなのだろうか? 表面は硬く冷たい。硬い表面に歯を齧りつかせながら、周りを見渡した 3 : とりあえず進撃hhorpR4oiM : 2014/01/01(水) 19:48:55 >>2 初めて でした…すいません。変換ミスです 4 : 名無しさん : 2014/01/01(水) 19:49:21 超期待! 5 : とりあえず進撃hhorpR4oiM : 2014/01/01(水) 19:51:12 >>4 ありがとうございます! 6 : とりあえず進撃hhorpR4oiM : 2014/01/01(水) 19:58:02 やたらとみんな騒いでるな。 あー鬱陶しい!私はうるさいの嫌いなんだよ! 心の中で怒鳴る。 まぁいいさ どうせこいつらと友好関係を築くつもりなんて無いし 時になったら全員私達が殺してしまうんだからね。 ……にしても…… ライナーとベルトルトの方を向く 奴らは楽しそうに他の奴らと話してる …やるね。私はあんなに早く友達作るテクニックなんて持ち合わせてないよ。 そんなことを思いながらスープを一口。 ズズッと音を立てる。辺りのざわめきがそれを掻き消す 私の存在など無いかのように アニ「ごちそう様……」 小さくボソッと呟く。当然、誰にも聞こえてはいまい スッと席を立ち上がる 確か女子寮は…… あっちか やっぱりすこしサビれた感じの寮。 外側には少し雑草も生え、掃除さえしてないのかと思った 少し建て付けの悪いドアを開けるまだ誰もいないだろうと思っていたが、一人の人影があった 7 : 女エレン大好き3.IZHHWJhM : 2014/01/01(水) 20:06:39 カップリングはありますかね?あったらエレアニ希望!笑頑張ってくださいね♪(p^-^)fight 8 : とりあえず進撃hhorpR4oiM : 2014/01/01(水) 20:07:31 >>7 どもです!カップリングは今回は……笑 9 : 女エレン大好き3.IZHHWJhM : 2014/01/01(水) 20:11:49 そうですか....まぁ頑張ってください♪ 10 : とりあえず進撃hhorpR4oiM : 2014/01/01(水) 20:16:14 ???「あ、あのぉ…」 オドオドと話しかけてくる。黒髪の二つ縛りの子だ。 ???「私…ミーナって言うの…その、よ、よろしく!」 アニ「……私はアニだよ…よろしく」興味の無さそうな態度で返した ミーナ「なんか…私みんなに馴染めなくてさ……」 友達競争に乗り遅れましたって奴か… アニ「ふぅん…」 ミーナ「だから…早く寮に戻ってきたんだ……」 ミーナはこちらにそっと目を向けている、おどおど でも、情熱的な目で。 私は悟った 「私と友達になってください!」 こいつが今から言うであろう言葉はこれだ…と アニ「それで?」私は聞いてあげた。あー優しい優しい すごい心遣い!そうするとあいつはやっぱり言った ミーナ「その…私と友達になってくれない……?」 わービンゴです。私ビンゴしました!景品下さい! ……なんて愉快なことを考えても景品なんて出てこない。 アニ「………いいけど」 まぁいいか。一人くらいなら。 ミーナ「やったぁ!改めてよろしくね、アニ!」 アニ「う、うん……」 ライナーやベルトルト以外にアニと呼ばれるのは久しぶりだったので、なんだがドキッとした。 11 : とりあえず進撃hhorpR4oiM : 2014/01/01(水) 21:01:54 さてさて、友達が一人できた。 いや、できてしまった…? まぁいいや。うん ミーナと色々話した。最初は話す事が無かったけれど、髪型から始まり、自分の事を話したりした ガチャ 建て付けの悪いドアが呻きを上げる。 今度は金髪の可愛い子に、背の高いそばかすさんが入ってきた。 ????「あれっ、早いねー」 金髪の子が口を開く。???「よう、これからよろしくな」 そばかすの方は男っぽい口調だ。 ミーナ「よろしくー」 アニ「…よろしく」 金髪の子はクリスタ、そばかすの子はユミルと言うらしい クリスタ「へぇー…私達もあんまりみんなに馴染めてなかったんだよ」 可愛い。女の私でさえそう思った。なんとなく神々しいその容姿は、周りに光を振りまく天使の様だ ユミル「どうせ何年も一緒なんだ、仲良くやろうぜ!」ボーイッシュだなぁ。 こういうテンションの奴は苦手だ そうして話し合っていると残りの女子達も入ってきた。 もう遅かったので、私は早めに寝る事にした 一日目終了。 明日からは訓練も始まる…過酷な生活が待っているだろう はぁ…めんどくさい 12 : とりあえず進撃hhorpR4oiM : 2014/01/01(水) 21:24:32 二日目になった。 雨だ。なんて演技の悪い。 しとしととした小雨が、土に降り注ぐ ただよう雨の匂いが、鼻の中を駆け巡る 私はこの匂いは嫌いだ なんとなく鼻の辺りを仰ぎながら、教官の朝礼に向かう ロクに髪も整えていないが、私の簡素な髪型はすぐ出来上がるので、気にする事はない ミーナ「あっ、アニおはよー」 朝から元気だ。顔の周りにお花の絵が見えるよ… アニ「うん、おはよう」 私は寝起きのテンションが低い。とても イライラしてるし、目つきが怖いらしい。元々だけどね ミーナ「アニ、目つき怖いよー?」 アニ「ごめん、私朝苦手だから」 そう言ってミーナをやり過ごした さて、朝礼だ。今日は雨なので、教室での屋内朝礼だ。 座学で使う部屋らしい 他の部屋よりかはまだ綺麗な内装だ。 真新しいイスはなかなか心地よかった 長い教官の話は嫌だけど ーーー…… 朝礼が終わると、訓練の始まりだ。 前述べた通り、今日は雨なので予定されていた立体起動訓練は無くなり、座学になった 13 : エレン・J・ジョースター : 2014/01/01(水) 21:29:22 エレアニになりますよね? 14 : とりあえず進撃hhorpR4oiM : 2014/01/01(水) 21:33:25 >>13 うーん…分かりました。少しだけそういう描写入れてみますね 15 : とりあえず進撃hhorpR4oiM : 2014/01/01(水) 22:01:28 座学とは暇だね。特に頭も良くないし。 ペンをコロコロ転がしながらほけーっとしていた。 そんな私に何やら女々しい金髪ボーイが肩をつついてきた アニ「?」 ????「ちゃんと授業受けないと後で後悔するよ…」 ボソッと言ってきた。鬱陶しいな一々。 アニ「……」 私は黙って転がしていたペンを止めた 16 : 名無しさん : 2014/01/01(水) 23:51:41 エレアニ、エレアニうざいんだよ 17 : 名無しさん : 2014/01/01(水) 23:54:24 作者の書かせたいように書かせなよエレアニはありますよね?そう言うのは言うなよ 18 : とりあえず進撃hhorpR4oiM : 2014/01/02(木) 00:05:27 >>17 ありがとうございます 19 : とりあえず進撃hhorpR4oiM : 2014/01/02(木) 00:05:41 とらわれずに書きます! 20 : とりあえず進撃hhorpR4oiM : 2014/01/02(木) 00:29:57 アニ「……はぁ」 そうして授業は終わった。すると、あの男の子が駆け寄ってきた ????「どうだった?真面目に受けたら楽しいでしょ?」アニ「別に……楽しくないよ」 金髪をキラキラさせて、参考書を手に持つその姿 まさに知的。 ????「君、名前は?」 アニ「……アニ」 アルミン「へぇ…僕はアルミンって言うんだ、よろしくね!」 アニ「うん……」 変な奴だ…と思いながら研修室を後にした。 だが、アルミンの質問攻めはなかなか終わらない アルミン「アニはどこの出身なの?」 アニ「…はぁ……」 次々とアルミンが聞いてくるので私はため息をついた アルミン「あっ、ごめん……急に質問攻めなんかしちゃって」 本当だよ、耳がパンクしそうだよアニ「…別にいいよ、気にしてないから」 そう言って私はアルミンと別れた。 あんまりしゃべるのも面倒だったので、無理矢理逃げてきた…って感じだろうか 昼食の時間になった。 またあのまずいご飯…… 21 : エレン・レオンハートDlHTxAQE/U : 2014/01/02(木) 08:39:07 期待してます!! 22 : とりあえず進撃hhorpR4oiM : 2014/01/02(木) 10:26:09 >>21 ありがとうございます 23 : とりあえず進撃hhorpR4oiM : 2014/01/02(木) 10:33:50 食堂に着いた 相変わらずざわつくみんなに溜息をつきながら、食事をとった ミーナが一緒に食べようと誘ってきたので一緒に食べた。 どんどん仲良くなっていってしまっている…… 私は誰とも関わらないって決めてたのにミーナと食べる食事は不思議と昨日より美味しく感じたのだった。 みんなで食べると…ってやつか こんなこともあるもんなんだなと改めて実感した。 ミーナ「ねぇ、アニー明日から立体起動の訓練なんだってー…」 アニ「めんどくさいね」 体力のない女子にとって、立体起動の訓練は過酷なのだ。 ミーナ「上手くできるかなぁ…」 アニ「やってもいない内からそんなこと考えてたら上手くいかないよ」 ミーナ「そう…だね ありがとう」 無邪気な笑みを見せる その可愛い笑顔は私を苦しめた。……こいつも…ミーナも例外ではないんだ。だけど…こいつには死んで欲しくない… 駄目だ こんな事考えたら……! とにかく今は…… 忘れよう。 ミーナの笑顔も…忘れてしまえばいいんだ 24 : とりあえず進撃hhorpR4oiM : 2014/01/02(木) 19:08:23 その夜。 響く虫のさざめき 寒く冷たい夜に、静まり返った寮。 そんな暗い空気を明るくするかのように、クリスタが話しかけてきた クリスタ「ねぇ、アニ」 アニ「なんだい?」 クリスタ「明日からの訓練、ちょっと心配だよね」 アニ「まぁ…うん」 クリスタ「立体起動は身長低い方が有利って言うけど……怖いなぁ」 ぎこちなく笑かけてきた 私の心も自然と温かくなるのを感じた。 アニ「うん…頑張ろう」 クリスタ「そうだよね!」 キラキラした笑顔。 本当に可愛いね 周りに星を振りまくように、クリスタは笑う そうして私は心地よく眠ることができた。 25 : とりあえず進撃hhorpR4oiM : 2014/01/02(木) 19:10:02 笑いかけてきた でした 26 : とりあえず進撃hhorpR4oiM : 2014/01/02(木) 19:14:24 翌朝。 チュンチュンと小鳥が鳴く。 そして鐘の音が鳴り響いた。 今日は快晴だ 立体起動日和……まぁめでたくはないね。 重くなった目を擦りながら、とぼとぼと訓練場へ向かった。 初めての立体起動訓練だ。 ……… ミーナ「ふぅーっ…思ってたより上手くできたね!」 アニ「うん」 初日にしてはみんな上出来だった。 勿論私も 目立ったのと言えば、エレンだろうか エレン・イェーガー。 初めは威勢良く巨人駆逐言っていたが、今日の訓練の下手さは酷いものだった。 周りのみんなからも冷やかされていた。 まぁ私は元から興味無いし関係無いけどね。 27 : とりあえず進撃hhorpR4oiM : 2014/01/03(金) 15:48:07 私はこれからも人と関わるのを避けて生活していくんだ。 誰が死んだって関係ない。ーーー…… 対人格闘訓練 私はいつものようにサボッていた。 私の得意分野っていえば得意分野だけど……めんどくさい訓練をする事もない。そう思っていたから 平和だった。誰とも話さず、この訓練の間は人との関わりがなかったんだ。 ……あの日までは 初めてあいつを蹴っ飛ばして…… それからあいつが私に「一緒に訓練してくれ」って言ってきた日 私は断れなかった。 ……内心嬉しかったのかな。 私の技術に関心を持ってくれる人がいた事が。 エレンの存在が 28 : とりあえず進撃hhorpR4oiM : 2014/01/03(金) 15:54:58 まさかこんなやつと訓練することになろうとは……… エレン「よし、アニ 今日も頼むぞ」 アニ「はいはい…」 ガッ エレン「うわっ…」ドサッ アニ「あんたさ…やる気あるの?」 エレン「ある!」 アニ「毎日毎日こうやって訓練してるのに…全く進歩ないじゃないか」 エレン「酷いなぁ!俺だって強くなってるんだ!いつか勝ってやるからな」 力強く言う。 実際、こいつの意欲は相当なもので 最初に比べたら数段動きも良くなってきたのだった。 ……ま、褒めないけど しかし最近は、こいつらと馴れ馴れしくし過ぎてるかな…… ミーナ達にも、「アニって最近エレンと仲いいね」とか言われるようになった。たまったもんじゃないよ 私は誰とも…仲良くなっちゃいけないんだから 29 : とりあえず進撃hhorpR4oiM : 2014/01/03(金) 16:14:04 座学の授業。 またペンを転がす私。 分からないんだから仕方ないや するとやっぱりあの声 アルミン「アニーサボッたらダメだよ!」 アニ「はいはい…分かってますよ」 やる気なく答える。 アルミン・アルレルト 座学が得意な女々しいやつ。 こいつとも知らないうちに、関わるようになった。 きっかけはいつの授業だったか…… ーーー 教官「では、ここ レオンハート訓練兵分かるか?」 アニ(しまっ……話聞いてなかった…) 私の慌てた素振りを見てか、アルミンが小声で話しかけてきた アルミン「アニ……そこは……」 アニ「………です」 教官「そうだ、よく出来た」 アニ「危なかった……ごめん、ありがとう」 アルミン「今度だけだよ…!全く…アニはサボッてるから…」 アニ「うるさいなぁ……関係ないでしょ」 アルミン「分からないところがあったら今度教えてあげるよ?」 アニ「……うん」 そんなことがあった。 それ以来、アルミンは私の専属座学教師になってしまったんだ。 30 : とりあえず進撃hhorpR4oiM : 2014/01/03(金) 16:30:15 時々分からない時に、アルミンに聞いている内 アルミンと仲良くなっていった アルミン「それで…ここがこう」 アニ「ふぅん…」 アルミン「それで、ここはこうで…」 アニ「あっ、そういうことかい ありがとう 分かったよ」 アルミン「うん、分からないことがあったらいつでも聞きにきてね」 アニ「うん、いつもありがとう」 最初は、人間関係なんて要らない。なんて思ってたけど、友達ってのも悪くないね… いけないいけない… 私は…戦士なんだから…。 31 : とりあえず進撃hhorpR4oiM : 2014/01/05(日) 15:11:00 それからの生活は瞬く間に過ぎて行った。 立体起動 座学 乗馬 対人格闘 たくさん訓練した。 たくさんの仲間ができた。 ……できてしまった。 幸せだった。 みんなと楽しく話せて。 仲良くなれて、すごく嬉しかった。 本当に、本当に。 エレンとは対人格闘を毎日して……その中で仲良くなった。 アルミンにはたくさん勉強を教えてもらった…… ミーナ、一緒に友達作りをしてくれた。 クリスタ、ユミル あんたらは私のいい話し相手だった。 …いじられたりもしたけど ミカサ…なんか一々突っかかってきて……私がいつエレンを必要以上に傷つけたんだか… 32 : とりあえず進撃hhorpR4oiM : 2014/01/05(日) 15:12:45 なんだかんだで、楽しい訓練生活だった。 初めは誰とも関わらないつもりでいたのに…… 結局 色んな人の支えを受けて、ここまでやってこれた。 ……… 仲間っていいもんだね。 33 : アニマックスハート : 2014/01/05(日) 19:25:44 支援 34 : とりあえず進撃hhorpR4oiM : 2014/01/09(木) 00:46:44 「えーっ、なんで?友達いた方が楽しいよ!」 「アニー!おはよう!!」 「ねぇ……この前の授業さ…?」 「一緒に訓練しない?…相手いなくてさ…」 ミーナ・カロライナ 私の初めての仲間。 ずっと私と一緒にいてくれて… 支えになってくれた大切な人。 死んで欲しくないと思っていた。 思って……いた。 35 : とりあえず進撃hhorpR4oiM : 2014/01/09(木) 00:53:00 防衛作戦で、ミーナは死んだ。 。。。 。。 夜 女子寮 月の光がぼんやりと窓から差し込んでくる。 綺麗な半月。 ……ミーナ。 なんであんたは死んじゃったのかな。 …… 寂しいよ 知らぬ間に、私の頬に、涙がこぼれていた。 戦士。 … 私は戦士になる。 誰とも関わりはしない。 ただ忠実に使命に生きるんだ だから…仲間の一人二人死んだって…どうってことない顔をして…… …… ミーナの声が脳裏に浮かんでくる。 仕草、その髪質全部。 最近は、あんまり話してなかったっけ… ごめんね。 失って初めて気付く、仲間の大切さ ミーナ・カロライナはもうこの世にはいなくなってしまった。 二度と話せない。顔をみれなくなってしまった。 36 : とりあえず進撃hhorpR4oiM : 2014/01/09(木) 00:59:46 ぐっと拳を握りしめて立ち上がった。 私は戦士なんだ。 そうだ! こんな事でメソメソしててはいけないんだよ。 そもそもあいつは私達の敵で… だから 死んだってどうでもいいじゃないか 気にする事ないや。 そう、そう。 みんな死ねばいい事だった。 私はすっかり最初の決意を忘れていた。 …切り替えよう、気持ちを。 私はあいつらの敵!! 仲間じゃない! 使命を行うのに邪魔なら皆殺しだ。 それ位の覚悟を持たないと。 戦士 …戦士戦士戦士 私は心の中でこの言葉だけを繰り返す。 すると、不思議とミーナの思いでも、さっきまでの感情さえも消えていった。 雲が月を隠すように 私の本当の気持ちを、「戦士」という言葉の中に隠した 37 : とりあえず進撃hhorpR4oiM : 2014/01/09(木) 01:00:24 上 思い出 です ▲一番上へ 編集パスワード スレッド投稿時に設定した編集パスワードを入力してください。