アニ「戦士の覚悟」
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- 1 : 2014/01/01(水) 19:34:35 :
- どうもです お初にお目にかかります
小説っぽいSSが書きたくて参りました!
台詞より描写多めかもしれません。
後、コメントくれたら嬉しいです!
…駄作になってしまうかもしれませんが頑張ります
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- 2 : 2014/01/01(水) 19:48:03 :
- 私は戦士だ。兵士じゃない。
そう…私は人類の…あんた達の味方じゃない。
ーーー……
春の暖かい日差しが照りつける中、訓練兵の訓練場のグラウンド。
やたら声のでかい教官の恐喝を受け、いよいよ正式に私達は訓練兵になった。
最初の食事。
なにやらカビ臭い食堂で訓練兵初の食事。
キシッと音を立てるイスに座る。
ワイワイと騒ぎ立てる兵達
アニ「……うるさい」
私の兵士としての第一声はこれだった。
まぁ、当然誰にも聞こえてはいなかったが。
パンにスープ 始めての食事なのに、特に歓迎パーティーという訳でもなさそうだ。
まぁ世間から見れば私達は『タダ飯食らい』なんだから当然か……
スープを啜る。
とことん味は薄い。
少ない原料で出来るだけ作っているのだろうな この時代においしい食事は望めないし。
パンもまずい
長い間放置してあったものなのだろうか?
表面は硬く冷たい。
硬い表面に歯を齧りつかせながら、周りを見渡した
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- 3 : 2014/01/01(水) 19:48:55 :
- >>2 初めて でした…すいません。変換ミスです
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- 4 : 2014/01/01(水) 19:49:21 :
- 超期待!
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- 5 : 2014/01/01(水) 19:51:12 :
- >>4 ありがとうございます!
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- 6 : 2014/01/01(水) 19:58:02 :
- やたらとみんな騒いでるな。
あー鬱陶しい!私はうるさいの嫌いなんだよ!
心の中で怒鳴る。
まぁいいさ どうせこいつらと友好関係を築くつもりなんて無いし
時になったら全員私達が殺してしまうんだからね。
……にしても……
ライナーとベルトルトの方を向く
奴らは楽しそうに他の奴らと話してる
…やるね。私はあんなに早く友達作るテクニックなんて持ち合わせてないよ。
そんなことを思いながらスープを一口。
ズズッと音を立てる。辺りのざわめきがそれを掻き消す
私の存在など無いかのように
アニ「ごちそう様……」
小さくボソッと呟く。当然、誰にも聞こえてはいまい
スッと席を立ち上がる
確か女子寮は…… あっちか
やっぱりすこしサビれた感じの寮。
外側には少し雑草も生え、掃除さえしてないのかと思った
少し建て付けの悪いドアを開ける
まだ誰もいないだろうと思っていたが、一人の人影があった
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- 7 : 2014/01/01(水) 20:06:39 :
- カップリングはありますかね?
あったらエレアニ希望!笑
頑張ってくださいね♪(p^-^)fight
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- 8 : 2014/01/01(水) 20:07:31 :
- >>7 どもです!カップリングは今回は……笑
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- 9 : 2014/01/01(水) 20:11:49 :
- そうですか....
まぁ頑張ってください♪
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- 10 : 2014/01/01(水) 20:16:14 :
- ???「あ、あのぉ…」
オドオドと話しかけてくる。黒髪の二つ縛りの子だ。
???「私…ミーナって言うの…その、よ、よろしく!」
アニ「……私はアニだよ…よろしく」
興味の無さそうな態度で返した
ミーナ「なんか…私みんなに馴染めなくてさ……」
友達競争に乗り遅れましたって奴か…
アニ「ふぅん…」
ミーナ「だから…早く寮に戻ってきたんだ……」
ミーナはこちらにそっと目を向けている、おどおど でも、情熱的な目で。
私は悟った
「私と友達になってください!」
こいつが今から言うであろう言葉はこれだ…と
アニ「それで?」
私は聞いてあげた。あー優しい優しい すごい心遣い!
そうするとあいつはやっぱり言った
ミーナ「その…私と友達になってくれない……?」
わービンゴです。私ビンゴしました!景品下さい!
……なんて愉快なことを考えても景品なんて出てこない。
アニ「………いいけど」
まぁいいか。一人くらいなら。
ミーナ「やったぁ!改めてよろしくね、アニ!」
アニ「う、うん……」
ライナーやベルトルト以外にアニと呼ばれるのは久しぶりだったので、なんだがドキッとした。
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- 11 : 2014/01/01(水) 21:01:54 :
- さてさて、友達が一人できた。 いや、できてしまった…?
まぁいいや。うん
ミーナと色々話した。最初は話す事が無かったけれど、髪型から始まり、自分の事を話したりした
ガチャ
建て付けの悪いドアが呻きを上げる。
今度は金髪の可愛い子に、背の高いそばかすさんが入ってきた。
????「あれっ、早いねー」
金髪の子が口を開く。
???「よう、これからよろしくな」
そばかすの方は男っぽい口調だ。
ミーナ「よろしくー」
アニ「…よろしく」
金髪の子はクリスタ、そばかすの子はユミルと言うらしい
クリスタ「へぇー…私達もあんまりみんなに馴染めてなかったんだよ」
可愛い。女の私でさえそう思った。
なんとなく神々しいその容姿は、周りに光を振りまく天使の様だ
ユミル「どうせ何年も一緒なんだ、仲良くやろうぜ!」
ボーイッシュだなぁ。
こういうテンションの奴は苦手だ
そうして話し合っていると残りの女子達も入ってきた。
もう遅かったので、私は早めに寝る事にした
一日目終了。
明日からは訓練も始まる…過酷な生活が待っているだろう
はぁ…めんどくさい
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- 12 : 2014/01/01(水) 21:24:32 :
- 二日目になった。
雨だ。なんて演技の悪い。
しとしととした小雨が、土に降り注ぐ
ただよう雨の匂いが、鼻の中を駆け巡る
私はこの匂いは嫌いだ
なんとなく鼻の辺りを仰ぎながら、教官の朝礼に向かう
ロクに髪も整えていないが、私の簡素な髪型はすぐ出来上がるので、気にする事はない
ミーナ「あっ、アニおはよー」
朝から元気だ。顔の周りにお花の絵が見えるよ…
アニ「うん、おはよう」
私は寝起きのテンションが低い。とても
イライラしてるし、目つきが怖いらしい。元々だけどね
ミーナ「アニ、目つき怖いよー?」
アニ「ごめん、私朝苦手だから」
そう言ってミーナをやり過ごした
さて、朝礼だ。
今日は雨なので、教室での屋内朝礼だ。
座学で使う部屋らしい
他の部屋よりかはまだ綺麗な内装だ。
真新しいイスはなかなか心地よかった
長い教官の話は嫌だけど
ーーー……
朝礼が終わると、訓練の始まりだ。
前述べた通り、今日は雨なので予定されていた立体起動訓練は無くなり、座学になった
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- 13 : 2014/01/01(水) 21:29:22 :
- エレアニになりますよね?
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- 14 : 2014/01/01(水) 21:33:25 :
- >>13 うーん…分かりました。少しだけそういう描写入れてみますね
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- 15 : 2014/01/01(水) 22:01:28 :
- 座学とは暇だね。特に頭も良くないし。
ペンをコロコロ転がしながらほけーっとしていた。
そんな私に何やら女々しい金髪ボーイが肩をつついてきた
アニ「?」
????「ちゃんと授業受けないと後で後悔するよ…」
ボソッと言ってきた。
鬱陶しいな一々。
アニ「……」
私は黙って転がしていたペンを止めた
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- 16 : 2014/01/01(水) 23:51:41 :
- エレアニ、エレアニうざいんだよ
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- 17 : 2014/01/01(水) 23:54:24 :
- 作者の書かせたいように書かせなよ
エレアニはありますよね?そう言うのは言うなよ
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- 18 : 2014/01/02(木) 00:05:27 :
- >>17 ありがとうございます
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- 19 : 2014/01/02(木) 00:05:41 :
- とらわれずに書きます!
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- 20 : 2014/01/02(木) 00:29:57 :
- アニ「……はぁ」
そうして授業は終わった。
すると、あの男の子が駆け寄ってきた
????「どうだった?真面目に受けたら楽しいでしょ?」
アニ「別に……楽しくないよ」
金髪をキラキラさせて、参考書を手に持つその姿 まさに知的。
????「君、名前は?」
アニ「……アニ」
アルミン「へぇ…僕はアルミンって言うんだ、よろしくね!」
アニ「うん……」
変な奴だ…と思いながら研修室を後にした。
だが、アルミンの質問攻めはなかなか終わらない
アルミン「アニはどこの出身なの?」
アニ「…はぁ……」
次々とアルミンが聞いてくるので私はため息をついた
アルミン「あっ、ごめん……急に質問攻めなんかしちゃって」
本当だよ、耳がパンクしそうだよ
アニ「…別にいいよ、気にしてないから」
そう言って私はアルミンと別れた。
あんまりしゃべるのも面倒だったので、無理矢理逃げてきた…って感じだろうか
昼食の時間になった。
またあのまずいご飯……
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- 21 : 2014/01/02(木) 08:39:07 :
- 期待してます!!
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- 22 : 2014/01/02(木) 10:26:09 :
- >>21 ありがとうございます
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- 23 : 2014/01/02(木) 10:33:50 :
- 食堂に着いた
相変わらずざわつくみんなに溜息をつきながら、食事をとった
ミーナが一緒に食べようと誘ってきたので一緒に食べた。
どんどん仲良くなっていってしまっている……
私は誰とも関わらないって決めてたのに
ミーナと食べる食事は不思議と昨日より美味しく感じたのだった。
みんなで食べると…ってやつか
こんなこともあるもんなんだなと改めて実感した。
ミーナ「ねぇ、アニー明日から立体起動の訓練なんだってー…」
アニ「めんどくさいね」
体力のない女子にとって、立体起動の訓練は過酷なのだ。
ミーナ「上手くできるかなぁ…」
アニ「やってもいない内からそんなこと考えてたら上手くいかないよ」
ミーナ「そう…だね ありがとう」
無邪気な笑みを見せる
その可愛い笑顔は私を苦しめた。
……こいつも…ミーナも例外ではないんだ。
だけど…こいつには死んで欲しくない…
駄目だ こんな事考えたら……!
とにかく今は…… 忘れよう。
ミーナの笑顔も…忘れてしまえばいいんだ
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- 24 : 2014/01/02(木) 19:08:23 :
- その夜。
響く虫のさざめき
寒く冷たい夜に、静まり返った寮。
そんな暗い空気を明るくするかのように、クリスタが話しかけてきた
クリスタ「ねぇ、アニ」
アニ「なんだい?」
クリスタ「明日からの訓練、ちょっと心配だよね」
アニ「まぁ…うん」
クリスタ「立体起動は身長低い方が有利って言うけど……怖いなぁ」
ぎこちなく笑かけてきた
私の心も自然と温かくなるのを感じた。
アニ「うん…頑張ろう」
クリスタ「そうだよね!」
キラキラした笑顔。
本当に可愛いね 周りに星を振りまくように、クリスタは笑う
そうして私は心地よく眠ることができた。
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- 25 : 2014/01/02(木) 19:10:02 :
- 笑いかけてきた でした
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- 26 : 2014/01/02(木) 19:14:24 :
- 翌朝。
チュンチュンと小鳥が鳴く。
そして鐘の音が鳴り響いた。
今日は快晴だ 立体起動日和……まぁめでたくはないね。
重くなった目を擦りながら、とぼとぼと訓練場へ向かった。
初めての立体起動訓練だ。
………
ミーナ「ふぅーっ…思ってたより上手くできたね!」
アニ「うん」
初日にしてはみんな上出来だった。
勿論私も
目立ったのと言えば、エレンだろうか
エレン・イェーガー。
初めは威勢良く巨人駆逐言っていたが、今日の訓練の下手さは酷いものだった。
周りのみんなからも冷やかされていた。
まぁ私は元から興味無いし関係無いけどね。
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- 27 : 2014/01/03(金) 15:48:07 :
- 私はこれからも人と関わるのを避けて生活していくんだ。 誰が死んだって関係ない。
ーーー……
対人格闘訓練
私はいつものようにサボッていた。
私の得意分野っていえば得意分野だけど……めんどくさい訓練をする事もない。そう思っていたから
平和だった。誰とも話さず、この訓練の間は人との関わりがなかったんだ。
……あの日までは
初めてあいつを蹴っ飛ばして……
それからあいつが私に「一緒に訓練してくれ」って言ってきた日
私は断れなかった。
……内心嬉しかったのかな。
私の技術に関心を持ってくれる人がいた事が。
エレンの存在が
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- 28 : 2014/01/03(金) 15:54:58 :
- まさかこんなやつと訓練することになろうとは………
エレン「よし、アニ 今日も頼むぞ」
アニ「はいはい…」 ガッ
エレン「うわっ…」ドサッ
アニ「あんたさ…やる気あるの?」
エレン「ある!」
アニ「毎日毎日こうやって訓練してるのに…全く進歩ないじゃないか」
エレン「酷いなぁ!俺だって強くなってるんだ!いつか勝ってやるからな」
力強く言う。
実際、こいつの意欲は相当なもので 最初に比べたら数段動きも良くなってきたのだった。
……ま、褒めないけど
しかし最近は、こいつらと馴れ馴れしくし過ぎてるかな……
ミーナ達にも、「アニって最近エレンと仲いいね」とか言われるようになった。
たまったもんじゃないよ
私は誰とも…仲良くなっちゃいけないんだから
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- 29 : 2014/01/03(金) 16:14:04 :
- 座学の授業。
またペンを転がす私。
分からないんだから仕方ないや
するとやっぱりあの声
アルミン「アニーサボッたらダメだよ!」
アニ「はいはい…分かってますよ」
やる気なく答える。
アルミン・アルレルト
座学が得意な女々しいやつ。
こいつとも知らないうちに、関わるようになった。
きっかけはいつの授業だったか……
ーーー
教官「では、ここ レオンハート訓練兵分かるか?」
アニ(しまっ……話聞いてなかった…)
私の慌てた素振りを見てか、アルミンが小声で話しかけてきた
アルミン「アニ……そこは……」
アニ「………です」
教官「そうだ、よく出来た」
アニ「危なかった……ごめん、ありがとう」
アルミン「今度だけだよ…!全く…アニはサボッてるから…」
アニ「うるさいなぁ……関係ないでしょ」
アルミン「分からないところがあったら今度教えてあげるよ?」
アニ「……うん」
そんなことがあった。
それ以来、アルミンは私の専属座学教師になってしまったんだ。
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- 30 : 2014/01/03(金) 16:30:15 :
- 時々分からない時に、アルミンに聞いている内 アルミンと仲良くなっていった
アルミン「それで…ここがこう」
アニ「ふぅん…」
アルミン「それで、ここはこうで…」
アニ「あっ、そういうことかい ありがとう 分かったよ」
アルミン「うん、分からないことがあったらいつでも聞きにきてね」
アニ「うん、いつもありがとう」
最初は、人間関係なんて要らない。なんて思ってたけど、友達ってのも悪くないね…
いけないいけない…
私は…戦士なんだから…。
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- 31 : 2014/01/05(日) 15:11:00 :
- それからの生活は瞬く間に過ぎて行った。
立体起動 座学 乗馬 対人格闘
たくさん訓練した。
たくさんの仲間ができた。
……できてしまった。
幸せだった。
みんなと楽しく話せて。
仲良くなれて、すごく嬉しかった。
本当に、本当に。
エレンとは対人格闘を毎日して……その中で仲良くなった。
アルミンにはたくさん勉強を教えてもらった……
ミーナ、一緒に友達作りをしてくれた。
クリスタ、ユミル あんたらは私のいい話し相手だった。 …いじられたりもしたけど
ミカサ…なんか一々突っかかってきて……私がいつエレンを必要以上に傷つけたんだか…
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- 32 : 2014/01/05(日) 15:12:45 :
- なんだかんだで、楽しい訓練生活だった。
初めは誰とも関わらないつもりでいたのに……
結局 色んな人の支えを受けて、ここまでやってこれた。
……… 仲間っていいもんだね。
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- 33 : 2014/01/05(日) 19:25:44 :
- 支援
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- 34 : 2014/01/09(木) 00:46:44 :
- 「えーっ、なんで?友達いた方が楽しいよ!」
「アニー!おはよう!!」
「ねぇ……この前の授業さ…?」
「一緒に訓練しない?…相手いなくてさ…」
ミーナ・カロライナ
私の初めての仲間。
ずっと私と一緒にいてくれて…
支えになってくれた大切な人。
死んで欲しくないと思っていた。
思って……いた。
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- 35 : 2014/01/09(木) 00:53:00 :
- 防衛作戦で、ミーナは死んだ。
。。。
。。
夜 女子寮
月の光がぼんやりと窓から差し込んでくる。
綺麗な半月。
……ミーナ。
なんであんたは死んじゃったのかな。
……
寂しいよ
知らぬ間に、私の頬に、涙がこぼれていた。
戦士。
… 私は戦士になる。
誰とも関わりはしない。
ただ忠実に使命に生きるんだ
だから…仲間の一人二人死んだって…
どうってことない顔をして……
……
ミーナの声が脳裏に浮かんでくる。
仕草、その髪質全部。
最近は、あんまり話してなかったっけ…
ごめんね。
失って初めて気付く、仲間の大切さ
ミーナ・カロライナはもうこの世にはいなくなってしまった。
二度と話せない。顔をみれなくなってしまった。
-
- 36 : 2014/01/09(木) 00:59:46 :
- ぐっと拳を握りしめて立ち上がった。
私は戦士なんだ。
そうだ!
こんな事でメソメソしててはいけないんだよ。
そもそもあいつは私達の敵で…
だから 死んだってどうでもいいじゃないか
気にする事ないや。
そう、そう。
みんな死ねばいい事だった。
私はすっかり最初の決意を忘れていた。
…切り替えよう、気持ちを。
私はあいつらの敵!!
仲間じゃない!
使命を行うのに邪魔なら皆殺しだ。
それ位の覚悟を持たないと。
戦士 …戦士戦士戦士
私は心の中でこの言葉だけを繰り返す。
すると、不思議とミーナの思いでも、さっきまでの感情さえも消えていった。
雲が月を隠すように
私の本当の気持ちを、「戦士」という言葉の中に隠した
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- 37 : 2014/01/09(木) 01:00:24 :
- 上 思い出 です
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