アニ「同郷のあいつ」
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- 1 : 2014/01/01(水) 01:20:40 :
- 2作目です。
クリスタ「貴方のことを好きでいさせてください」の続編になります。
タグ→http://www.ssnote.net/archives/2087
もし良ければ、こちらの方も見ていただくと幸いです。
前回はジャンクリでしたが、今回はベルアニの予定です。
更新も遅めで誤字、脱字等も多々あると思いますが、温かい目で見守って下さい。
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- 2 : 2014/01/01(水) 01:44:38 :
- ベルアニきたぁっ!
期待☆です!
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- 3 : 2014/01/01(水) 01:46:34 :
- -故郷-
アニ「べるっ…べるっ!!」
ベルトルト「…っ!!」ビクッ
アニ「やっと見つけた!こんなところにいたんだ…」
ベルトルト「……っ」グスッ
アニ「…べる、またいじめられたんだって?ライナー心配してたよ…?」
ベルトルト「……」コクッ
アニ「…帰ろ??風邪ひいちゃうよ??」
ベルトルト「…僕みたいな…弱虫は…」
アニ「…??」
ベルトルト「僕みたいな弱虫は…けっこん出来ないんだって…」
アニ「……」
ベルトルト「…女の子を守れないから…ダメなんだって…」グスッ
アニ「…ねぇ、べる」
ベルトルト「…??」
アニ「もし、べるがけっこん出来なくても私がしてあげるっ」
ベルトルト「…えっ?」
アニ「私が…べるを守ってあげるっ!」
ベルトルト「…っ」ドキッ
アニ「だから……大きくなったら……結婚しようねっ」
ベルトルト「……うんっ」ニコッ
アニ「…約束だよ?」
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- 4 : 2014/01/01(水) 02:09:25 :
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-女子寮-
ミーナ「アニ…?」
アニ「…ふぇ?」
ミーナ「どうしたの…?ぼーっとして」
アニ「な、なんでもないよっ」プイッ
ミーナ「ふーん…」アヤシイ
アニ「…な、なんだい?」ビクッ
ミーナ「べつにぃ~、何でもないって言った割りには、顔が赤いなぁ~って思ってさぁ…」
アニ「……」ゲシゲシ
ミーナ「ちょっ、痛いってっ!!お願いだから無言で蹴るのやめてぇぇぇっ」
アニ「…いいからさっさと食堂行くよ…」
ミーナ「…はぁ~い」ヒリヒリ
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- 5 : 2014/01/01(水) 13:40:42 :
- -食堂-
>ワイワイガヤガヤ
>ベルトルト、キイテクレ!サイキンオレノメガミガサァ…
アニ「……」
>エー、マジカヨ
>アハハハ…
アニ(…いつからだろう…私がベルを…意識し始めたのは…)ボー
ミーナ「アニ…見すぎだって」ニヤニヤ
アニ「…は?何を見すぎだって?」
ミーナ「そりゃぁ、ベルtアニ「ーっ///」ゲシゲシ
ミーナ「…素直じゃないなぁ~」イテテ
クリスタ「……」
-
- 6 : 2014/01/01(水) 22:22:38 :
- ミーナ「でもさ、アニ…。いつまでも見てるだけじゃ、誰かにとられちゃうよ??ああ見えて、影では結構人気あるし…」
アニ「……」
ミーナ「アニには……後悔してほしくないからさ」
アニ「……」
ミーナ「…迷惑かもしれないけど、いつでも相談のるからさ…」
アニ「…あんたもたまにはいい事言うじゃないか」フフッ
ミーナ「なにそれぇ~、私はいつもいい事言ってるよ~ん」エッヘン
アニ「……でも」
ミーナ「…??」
アニ「……ありがと」ボソッ
ミーナ「……うん」
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- 7 : 2014/01/01(水) 22:57:38 :
- ~3日後~
―女子寮―
ミーナ「アニぃぃぃぃぃぃぃっ!!!」バンッ
アニ「…うるさいよ…静かにしてくれないかい?」ハァー
ミカサ「ミーナ、廊下を走ってはダメ」
ミーナ「それどころじゃないんだってぇぇぇっ!!」ハァハァハァ
アニ「……?」
ミーナ「あ、あれ…クリスタとユミルと…サシャは…?」ハァハァハァ
ミカサ「今はお風呂」
ミーナ「そっか…。っでねっ」ハァハァ
アニ「…なんだい?」
ミーナ「じ、実はね……さっき聞いちゃったのよ…」ハァハァ
ミカサ「……?」
ミーナ「ベルトルトのタイプの女の子…」
アニ「…っ!?」
ミカサ「…それで?」
アニ「べ、別に気になるわけじゃないけど……どんな人だったのさ?」アセッ
ミーナ「そーれーがぁー…」
アニ「……」ドキドキ
ミーナ「小さい、金髪の女の子なんだってっ!」キラキラ
アニ「……///」
ミカサ「……アニだ」ボソッ
アニ「そ、そんなわけないねっ///」ドキッ
アニ「……」(…でも…嬉しい…)
ミーナ「とりあえず、良かったじゃんっ」ボソボソッ
アニ「……///」コクッ
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- 8 : 2014/01/01(水) 23:09:02 :
- 嬉しい
やばい…
死にそうなくらい嬉しい
期待したらダメだって分かってたのに…
どうしても期待してしまう
ベルがまだ『あの約束』を覚えてるって…
そう信じたかったから―
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- 9 : 2014/01/01(水) 23:18:16 :
- アニ「…ちょっと外に出てくる」
ミーナ「いってらっしゃ~い」
ミカサ「アニ、夜は危ないし、体も冷える……ので、あまり遅くならないように」
アニ「…少し気持ちを落ち着かせるだけだから…すぐ帰ってくるよ」
ミカサ「…そう。ならいい」
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- 10 : 2014/01/02(木) 00:15:29 :
- ―外―
アニ「……」(落ち着く…)
アニ「……」ゴローン
アニ「……」ゴローン
>~ッ
アニ「…?」(誰かいるのかな?)
アニ「……」ヒョコッ
>~!
アニ「……」(ここからじゃ見えにくいし、聞き取りにくいや……もうちょっと前に…)コソコソ
>エット、ソノ…
アニ「ーっ!」(クリスタ……と……)
アニ「…ベ……ル……?」
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- 11 : 2014/01/02(木) 00:27:44 :
- そうだ…
分かってたのに
分かってたはずなのに…
期待なんか
しちゃダメだって…
声を聞いただけで
なんで分かっちゃうんだろ
ベルだってことが…
どうして分からなかったんだろ
あんたが
違う子を見てたって…
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- 12 : 2014/01/02(木) 02:56:28 :
- 支援!
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- 13 : 2014/01/02(木) 23:53:37 :
- -女子寮-
アニ「……ただいま」ガチャ
ミーナ「おかえりぃ~っ!」
アニ「……」
ミーナ「……?元気ないね…どうかした?」
アニ「…別に…。ちょっと疲れたから、もう寝るわ…」
ミーナ「……うん…。おやすみ」
アニ「……」
ミカサ「……」(そっとしておいた方が良さそうだ…)
>ガチャ
ユミル「たっだいまぁ~っと」
サシャ「いい湯でしたぁ~」ホワホワ
ミーナ「あれ?クリスタは?」キョトン
ユミル「大事な用があるってよ」ア~サミシイ
アニ「……」(…やっぱり……)ズキンッ
アニ「…寝よ……」
ミーナ「……」
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- 14 : 2014/01/03(金) 17:11:08 :
- ~朝~
-女子寮-
ミーナ「アニ…朝だよ…?」ユサユサ
アニ「……もう起きてる…」ノソッ
ミーナ「わぁっ!アニ…すごいクマだよ…」
アニ「……」(…昨日の事もあってか、全然眠れなかった…)
アニ「…眠たい……」
-食堂-
>ワイワイガヤガヤ
ミーナ「良かったぁ~。まだ席空いてて…」ガタッ
アニ「…もうちょっと寝たかった…」ガタッ
ミーナ「これ以上寝てたら遅刻しちゃうってばぁ~」フフッ
アニ「あんたが羨ましいよ……そんなに元気でいられて…」ハァー
ミーナ「これが私の取り柄ですからっ」エッヘン
ライナー「ミーナ、ここの席空いてるが、座ってもいいか?」ガタッ
ミーナ「どうぞ~っ♪」
ライナー「すまんな……おーい!!ベルトルト~!!席あったぞ~」
アニ「ーっ!」(ちょ、ミーナ!何勝手に…)
ベルトルト「良かったぁ~、もう無いと思ってたよ……。アニ、隣座るね?」ガタッ
アニ「……。ミーナ、悪いけど先に部屋戻ってるよ…」ガタッ
ミーナ「…?どうしたのアニ…気分でも悪い?」
アニ「……食欲がないんだよ。…じゃぁ」
ミーナ「……うん、分かった」シュン
ライナー「おぃおぃ、アニの奴ダイエットか?」ハハハッ
ミーナ「うぅん、違うと思う…。昨日の夜からあんな感じだから…」
ライナー「そうなのか?まったく女ってのは、よく分かんねぇもんだな」ハハハッ
ベルトルト「……」(心配だな…)
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- 15 : 2014/01/03(金) 17:11:55 :
- 期待!
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- 16 : 2014/01/03(金) 17:20:56 :
- ↑すみません汗。
間違えて妹の名前で投稿してしまいました…
もし良ければ、妹の作品も見てやって下さい。
サシャ「ただの友達じゃ嫌なんです」
タグ→http://www.ssnote.net/archives/2126
たくさんの人の意見も聞きたいので、コメントお願いします。
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- 17 : 2014/01/03(金) 17:50:42 :
- -座学-
ミーナ「ねぇアニ。ここの問題分からないんだけど」
アニ「ここは、こうやって…ここの数字とここの数字を足せば…」カキカキ
ミーナ「おぉっ、ほんとだ!」
ベルトルト「アニ、ここの問題教えて欲しいんだkアニ「あ、ちょっとトイレ行ってくる(棒)」
ベルトルト「……」
ミーナ「……」(…喧嘩したのかなぁ?)ウーン
-馬術-
ライナー「おう、アニ!同じ班だな」ハハハッ
アニ「……」(…げっ)
ベルトルト「…よ、よろしく」オズオズ
★アニ目線★
ベルトルト『…よ、よろしく』《うわぁ~アニと同じ班かぁ~…。クリスタとが良かったなぁ~》
★アニ目線終了★
アニ「……」キョロキョロ
ベルトルト「…?どうかしtアニ「クリスタ、交代しよ」
クリスタ「え…?いいけど…」
ライナー「よっしゃっ!」(いやぁ~、アニも仲間思いな奴だなぁ…。いい仲間を持ったもんだ…)シミジミ
ベルトルト「……」(もしかして…避けられてる…?)
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- 18 : 2014/01/03(金) 18:07:37 :
- >>15
あるぱかさん、期待に応えられるように頑張りますっ(^O^)/
以前から、あるぱかさんの作品を見させてもらってますが、どの作品もおもしろくて、楽しませてもらってます。
次の作品も楽しみにしてます(*^^*)
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- 19 : 2014/01/05(日) 12:38:48 :
- >>18
本当ですか!ありがとうございます(^^)/
次書き上がるのがいつになるか分からないけど頑張りますね^^
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- 20 : 2014/01/08(水) 17:16:34 :
- 期待ですっ!
続きまだかな…( *´艸`)ワクワク
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- 21 : 2014/01/11(土) 15:27:34 :
- 久しぶりの更新です
最近忙しくて、なかなか書けなくて…
遅くなってしまい、すみませんでしたm(_ _)m
では、再開しますね
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- 22 : 2014/01/11(土) 16:02:27 :
- アニ「……」(はぁ~…。何やってんだろ…)
ミーナ「ねぇ、アニ」
アニ(…ばかだなぁ~私…)ボー
ミーナ「アニってばぁ!!!」
アニ「ーっ!!」グラッ
ミーナ「危ないっ」
アニ「きゃっ…!」ドシン
ミーナ「アニっ!大丈夫っ!?」
アニ「-っ…大丈夫…」イタタ
ミーナ「馬術中に、ぼーっとしたらダメじゃない!怪我でもしたらどうするの!」
アニ「…ごめん」
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- 23 : 2014/01/11(土) 16:14:27 :
- ―対人格闘術―
エレン「アニっ!組もうぜ!!」
アニ「…あんたもこりない奴だね」
エレン「いいだろ別に、強くなりたいだけだし!」
アニ「……」チラッ
クリスタ「ねぇ、ベルトルト!」
ベルトルト「…?」
クリスタ「一緒に組まない?」
ベルトルト「えっ…別にいいけど…」
アニ「ーっ!」(やっぱり…あいつは…)ズキン
エレン「なぁ~いいだろ、アニ?」
アニ「…いいよ、組もう」
エレン「やった!本気でいくからなっ!!」
アニ「かかってきな」
-
- 24 : 2014/01/11(土) 16:56:27 :
- エレン「いくぞっ」ダダッ
アニ「ーふっ!!」パシッ
エレン「ーっ!?クソっ…」ダダダッ
>キャッ
>ダイジョウブ?クリスタ
アニ「…っ」
ダメだ
見つけてしまう…
あいつがどこにいても
探しちゃうんだ
もうあきらめたのに
あきらめたはずなのに
どこかで
あきらめきれてない自分がいるんだ…
>ドスッ
アニ「ーっ……」グラッ
エレン「お…おい!アニっ!!大丈夫か!?アニっ!!!」
あぁ…
格闘術やってたんだっけ
忘れてたや
ミーナに
また怒られちゃうな
>アニッ!!
>エレン、ドイテ!
なんであんたが
なんでベルが来るの
あぁ
意識が…
なくな…って……
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- 25 : 2014/01/11(土) 18:00:24 :
- ―ベルトルトsaid―
~昨日の夜~
クリスタ「ベルトルト!こっちこっち!」ピョンピョン
ベルトルト「…あの…話って何?」
クリスタ「えっとね…ベルトルトって…アニの事好きだよね?」
ベルトルト「…え///」カァァ
クリスタ「だよねっ!」
ベルトルト「えっと、その……好きだよ?///」
クリスタ「やっぱり!!」(わぁ~!両想いだ♡)
ベルトルト「…なんで知ってるの?」
クリスタ「だってベルトルト…見すぎだもん」アハハ
ベルトルト「……」(無意識だった…)
クリスタ「私、協力してもいいかな?」キラキラ
ベルトルト「え…っと……う…うん」
クリスタ「よしっ」(ここは私が恋のキューピットに!!)
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そう、僕はずっと前から
アニの事が好きだった
でも…
最近アニに避けられている
きっと僕の事が嫌いなんだろう
約束なんて覚えていないんだろう…
こうして今、クリスタが
座学でアニと隣の席になれるように、さりげなく席を変わってくれたり
馬術で同じ班になれるよう、順番を変わってくれたり
対人格闘術の間に、相談にのってくれたりしているのも
全部無駄なのにな…
クリスタ「きゃっ!」ドンッ
ベルトルト「大丈夫?クリスタ…」(違う事考えてたら、無意識に力はいっちゃったな…)
クリスタ「うん、平気…」ヨイショ
ベルトルト「そっか……よかっt……」チラッ
>アニ!!ダイジョウブカ!!
ベルトルト「ーっ!!」ダダダッ
エレン「アニっ!!ど、どうしよ…アニが……」オロオロ
ベルトルト「エレン、どいてっ!!」ドンッ
エレン「…ベルトルト!!」
ベルトルト「エレン!!僕が医務室に運ぶ!!」ヒョイッ
エレン「お、俺はっ」
ベルトルト「エレンは教官に伝えておいて!」ダダッ
エレン「わ、分かった!!」
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- 26 : 2014/01/11(土) 18:23:27 :
- 反射的だった
アニに何かあったらって思うと
体が勝手に動いた
それからは、とにかく無我夢中で
医務室まで運んだ
ベルトルト「失礼しますっ!!」ガラガラ
女教官「あら、どうかしたの?」
ベルトルト「アニがっ!アニが…っ」
女教官「……いったん落ち着いて。とりあえず、ベットに寝かせましょう」
ベルトルト「は、はい」
女教師「…よしっ」
ベルトルト「あ、あのっ!!アニは…」オドオド
女教官「大丈夫よ…軽い脳しんとうだから。少し休めば、次期目を覚ますわ」
ベルトルト「よかった…」ホッ
女教官「あらっ!!もうこんな時間だわっ!!」
ベルトルト「……?」
女教官「ごめんなさいね…少し用事があってここを空けなくちゃならないの。彼女が目覚めるまで、付き添いお願いしてもいいかしら?」
ベルトルト「…分かりました」
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- 27 : 2014/01/11(土) 18:30:13 :
- 久しぶりだな
こんなに近くでアニを見るのは
でも
なぜだろう…
手を伸ばせばすぐに
すぐに、届く距離なのに
ずっとずっと遠くに
アニがいるんだ
もうこれで最後にしよう
アニを
あきらめよう
-
- 28 : 2014/03/29(土) 23:28:44 :
- 切ない…>_<…
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