ミカサ「心の底から」クリスタ「泣いて笑おう」
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- 1 : 2018/09/01(土) 18:00:58 :
- ミカサとクリスタのssです。
どちらも昔家族系の悲しい出来事がある者同士
だから、、このss書いてみました
よろしくお願いします
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- 2 : 2018/09/01(土) 18:27:23 :
- ___私は自分の命を犠牲にしてでも誰かの命を助けたい。
いや、違う…それを口実にして自殺したいだけだ。
理由を作ってこの世界から早く居なくなりたいだけ…
ユミル「…スタ!クリスタ!」
クリスタ「あっ…」
ユミル「お前、乗馬中にボーッとしてたら転げ落ちるぞ?」
クリスタ「あ、そうだよね…ごめんユミル」
ユミル「…まだあの事を考えてんのか…?」ボソッ
クリスタ「!!」
クリスタ「…ううん少し眠いだけだよ…!」
ユミル「…そうかならいい。急ぐぞ!」
クリスタ「うん。」
ミカサ「…」
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- 3 : 2018/09/01(土) 18:40:30 :
- サシャ「パァン!」
クリスタ「あ、サシャ私のパンあげようか?」つパン
サシャ「ありがとうございます!神ィィィ」ŧ‹”ŧ‹”
ユミル「おい!クリスタ…飢え死にでもしたいってか?」
クリスタ「そ、そんなんじゃないよっ!ただお腹空いてないから…」
ユミル「ふーん?」
サシャ「??」ŧ‹”ŧ‹”
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- 4 : 2018/09/01(土) 18:56:52 :
- なんだか身体に力が入らない…昼食を食べなかったからなの…?
立体機動の訓練中にフラつくなんて…
ユミル「クリスタ大丈夫か!?」
クリスタ「大丈夫だよ…」フラフラ
クリスタ「あっ…」バシッ
あ、アンカーの刺さりが甘かった…落ちてゆく。
ユミルの声が聞こえる。あれ?ミカサがこっちに向かってきて…
ミカサ「クリスタ…!」バッ
クリスタ「…ん…?ミカサ…?!」ハッ!
ミカサ「良かった…間に合った…!」ダキッ
ミカサが私をお姫様抱っこ状態で抱えている。
クリスタ「あ、ありがとうミカサ!その…ごめん。」
ミカサ「大丈夫?」
クリスタ「平気」ニコ
ミカサ「そう…なら、私はもう行く。」シュ
クリスタ「あ、うん。」
私が返事をした時にはミカサはミカサはもう遥か遠くにいた。
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- 5 : 2018/09/01(土) 19:17:21 :
- 凄いなぁ私もあんなふうに飛んでみたい___
そんな事を考えたのは初めてだった。ミカサが抱きしめてくれた時の温もりがまだ
残っている様な気がして、安心した。
クリスタ「(ミカサみたいに…強くなってみたい!)」
今まで死にたいとしか思っていなかったのに、ミカサのように強くなりたいという気持ちがいつの間にか芽生えていた。
その日から私はミカサを追い続けた。
たまにミカサが「なんでつい来るの?」と聞いてきたが上手く答えれず
「ミカサみたいになりたくて!」としか言えなかった。
クリスタ「うーん…やっぱわかんないよぉ」ナヤム
ミカサ「何がわからないの?」チラッ
クリスタ「ミカサの強さの秘密を考えてるんだけど…なかなか分からなくて…」クルッ
クリスタ「ってミカサァァ!?」バッ
ミカサ「そんな事考えてたの…?」
クリスタ「え、えっと!その…やっぱり迷惑かな?」
ミカサ「そういう事は考えるより行動した方がいい。」グイッ
クリスタ「えっ?ちょミカサ!?」ジタバタ
ミカサ「…」スタスタ
クリスタ「…どこ行くの?」トコトコ
ミカサ「今日の対人格闘戦は私と組む。いい?」
クリスタ「えぇっ!?ミカサと!?無理だよー」ブルブル
ミカサ「別に…勝てと言っているわけじゃない。」
ミカサ「私と組んでみて感じ取った方がわかりやすい。」
クリスタ「感じるって…ミカサの強さの秘密?」
ミカサ「そう…口で伝えるよりも頭で考えるよりも体で感じた方がはやい。」ニコ
クリスタ「うん…そうだね!私頑張ってミカサの強さ感じるよ!」ニコッ
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- 6 : 2018/09/01(土) 19:34:46 :
- クリスタ「わぁっ!」ドテッ
クリスタ「やっぱりミカサは強いよ…私なんか弱くてなんにも勝てない。」フフッ
ミカサ「クリスタ…貴方は弱くなんかない。東洋に七転び八起きと言うことわざがある。」
クリスタ「七転び八起き?」
ミカサ「そう…何回転んでも何回倒れても何度でも立ち上がる。」
ミカサ「今の貴方のように。」ニコッ
その時のミカサの言葉は私の宝物になった。七転び八起き…それが私の強さだと。
例え小さく弱くても何度でも立ち上がりまた剣をとる。それが出来るものは
どんなに大きく強くても剣を握れない人よりとても強い、そう言われたのが嬉しかった。
クリスタ「ミカサ!」
ミカサ「なに?」クルッ
クリスタ「弟子入りさせて下さい!」ペコリッ
ミカサ「弟子…入り…?」
クリスタ「私にミカサの強さを全部叩き込んでください!」ニコッ
ミカサ「…厳しくても付いて来れる…?」
クリスタ「うん!遅れるかもしれないけど…頑張ってついて行く!」
ミカサ「ふふっ、頑張って。」ナデナデ
クリスタ「///」
心からこの人について行きたい。この人と同じ事を思って同じことを夢見たい。
初めてそう思えた。
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- 7 : 2018/09/01(土) 20:31:42 :
- ミカサの立体機動は凄かった。みとれてしまってミカサに怒られたぐらいに…
ミカサは確かに厳しいかもしれない、けど優しく私にも出来ることから教えてくれる。
ミカサと練習を始めてから私の成績はグーンと伸びた。ユミルも驚かせたくらいに、
クリスタ「わぁ!やったよミカサ!また順位上がってた!」ニコッ
ミカサ「クリスタはいつも頑張っている。もう直ぐ10番以内にもなれそう、おめでとう!」ニコ
クリスタ「えへへ///ありがとう!」ニコリ
クリスタ「そう言えば、ミカサはどこの兵団行くの?」
ミカサ「…私は調査兵団にいく…」
クリスタ「え!そうなの?首席だから憲兵団に行けばいいのに!」ジーッ
ミカサ「エレンが…調査兵団に行く、アルミンもいくって…」
クリスタ「そっか…3人とも調査兵団にするんだね!」
ミカサ「クリスタは?10番以内に入れたら、憲兵団も行けるでしょ?」
クリスタ「私は…調査兵団にいこうかな…?」
ミカサ「そう…クリスタ」ズイッ
クリスタ「なに?ミカサー」
ミカサ「無理しなくていい…本当の貴方も私は受け入れる」ニコッ
クリスタ「えっ…?」
まるで___ミカサに全て見透かされているようだった。私の過去も何もかも…
私は“偽りの自分”を無理して作っているのだろうか…それすらもわからなくなっていた。
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- 8 : 2018/09/02(日) 23:17:48 :
- やっばい期待!
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