このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
この作品はオリジナルキャラクターを含みます。
この作品は執筆を終了しています。
オリキャラ達のコロシアイ学園生活 生と死の破壊者
-
- 1 : 2018/08/25(土) 09:56:26 :
-
僕の名前は矢吹霊士郎だ…
見た目はごく普通の高校生…
まぁ、ちょっと人とは違う所はある…
それは…死の実感を体験したことかな?
ニャー
矢吹「黒猫?」
ここ最近よく見かけるな…
おっと!それより遅刻遅刻!!
「おい、矢吹!おせーぞ!」
矢吹「ごめん!ごめん!猫に見惚れてたら遅れそうになって」
「ったく、もう少し時間に余裕を持てよな?」
矢吹「うん………ん?僕は…一体…」
「おい、どうしたんだ?」
矢吹「っ!な、なんでもないよ?」
「そうか?お!おい見ろよクラスのマドンナが来たぞ!」
矢吹「要さんだっけか?」
「ん?なんだ?お前要に好意があるってのか?」
矢吹「バカ言えよ。僕の思想に愛なんて言葉はないよ」
矢吹「?…………思想………?」
-
- 2 : 2018/08/25(土) 10:07:22 :
屋上
矢吹「………」
なんだろう?この気持ちは…
何故かここから飛び降りれば何かが変わりそうな気がする…
いや、馬鹿な考えだ。
まるで、自分が一度飛び降りたみたいな…
「矢吹くん?」
矢吹「?要さんじゃないか…僕に何か用なの?」
要「う、ううん!私も風を当たりにそしたら君が居てね?」
矢吹「ふーん、君とは気が合うかもね?」
要「ねぇ、矢吹くんって…猫とか好き?」
矢吹「………嫌いじゃない…けど、なんでそんな質問を?」
要「昔、とある河川敷に二匹の子猫がいてね?ウチじゃ飼えないからよく私ともう一人の友達とお世話をしていたの…」
矢吹「へぇ、そんな過去が…その二匹の子猫は今も元気?」
要「一匹は死んじゃったの…」
矢吹「…」
要「誰が…やったのかは知らないけど…子猫を燃やした酷い奴がいたの…」
矢吹「そんな奴は命を軽蔑する奴だろうね…」
要「でも…まだその子猫は生きていた…」
矢吹「もしかして、病院で死んじゃったの?」
要「ううん、友達が楽にしてあげたの…」
矢吹「つまり、その友達は子猫を殺した…」
要「まぁ、君から見たらそうだろうね…けど、私はそうじゃない…」
-
- 3 : 2018/08/25(土) 10:14:03 :
夕方になり、僕は…いつも通りに帰宅する
矢吹「ただいま」
母「あ、おかえり!」
父「帰ったか!」
兄「よ!おかえり霊士郎」
玄関に入ると両親と兄が出迎える
矢吹「今日は何か特別な日だったけ?」
兄「寝ぼけてんのか?今日はお前の誕生日だろ?」
矢吹「あれ?僕の誕生日って…」
父「いいから!さっさとやるぞ!」
矢吹「え?う、うん!」
その後、家族から祝福され僕は久々に楽しい気分になれた…
何年ぶりだろうか…
ん?何年ぶり?
まぁ、いいか…
-
- 4 : 2018/08/25(土) 10:23:35 :
翌日 屋上
矢吹「………」
要「今日もいるのね?」
矢吹「基本一人でいるのが好きだからね」
要「そうなんだ…」
矢吹「要さんも一人でいるのが好きっぽいね?」
要「分かっちゃう?」
矢吹「そりゃ、僕と気が合う時点で同じなようが気がするからね」
要「矢吹くんはさ…死にたいって思ったことある?」
矢吹「いきなり重い話だね?」
要「お願い、答えて…」
矢吹「……死にたいか……まぁ、考えたことはあるかな?」
要「どんな時?」
矢吹「どんな時か……一度生きたいっていう希望を失った時かな?」
矢吹「あの頃…よくいじめが僕に来て…そして、絶望した」
あれ?僕はいじめなんてあったっけ?
矢吹「もう生きる希望もない僕は高いところから落ちて………けど、助かった…」
要「そう…なんだ…」
矢吹「ねぇ、要さん、僕って何かおかしい?」
要「え?おかしくはないよ?」
矢吹「いや、おかしいのは君なのかな?」
-
- 5 : 2018/08/25(土) 10:30:03 :
要「え…?」
矢吹「だって、僕に覚えのない筈の記憶が思い出すんだもん、それはまるで君は僕の事をすべて知ってるかのように誘導したとしか考えられない」
要「そ、それは…」
矢吹「答えてくれ…君は誰なんだい?どうして、僕を構うんだ?」
要「矢吹くん…最後の試練よ…」
矢吹「試練?」
その時だった…
矢吹「っ!」
彼女は自ら屋上から飛び降りた…
僕はすかさず行動に出る…
もう二度と…あんな過ちは!!!
-
- 6 : 2018/08/25(土) 10:45:08 :
矢吹「間一髪だったね…」
辛うじて僕は要さんの手を握っていた
要「矢吹くん…」
矢吹「そろそろ…白状したら…どうだい?ナツムラさん………!」
僕は要さん……いや、ナツムラさんを引っ張り上げる…
ユキ「全部思い出しんたんだ」
矢吹「まぁね。でも、どうしてここに?」
ユキ「あなたを現実世界へ返すためにここに来たの…」
矢吹「現実世界……そうか…やっぱりあのコロシアイは………この世界も仮想世界って訳なのか…」
ユキ「あなたはエルお姉ちゃんに殺されのも覚えているの?」
矢吹「ああ…死ぬ寸前まで覚えている…その後の事は分からないけど…」
ユキ「コロシアイは終わったよ?」
矢吹「もしかして…五十鈴君達や僕は超高校級の絶望に?」
ユキ「ううん、コロシアイはリセットされて、皆元に戻る」
矢吹「君はどうなるんだい?消えるのか?」
ユキ「それは分からない」
矢吹「ま、いいよ。どうせ、僕には関係のない話だし」
ユキ「でも、あなたは世界や私を助けようと…」
矢吹「勘違いするな…悪魔で僕や五十鈴君達が助かれば世界の生きるべき人間がいなくなる障害を潰したかっただけだ」
ユキ「そ、そうなんだ…」
矢吹「ナツムラさん………最後に質問させてもらうよ」
ユキ「う、うん!」
矢吹「君が要 味紗希に成り済まして僕に近づいたのはなぜ?」
ユキ「それは…あなたの脳内に一番会いたいっていう記憶があったから…」
矢吹「そういうことか…最後の試練というのも俺が救う事をできなかった後悔の傷を癒やすためにあんな…」
ユキ「そうじゃないと…あなたは現実世界に戻っても…」
矢吹「大丈夫。お世話になったよ…」
ユキ「そう…」
矢吹「もしかして、俺の正体も気づいていたのか?」
ユキ「うん…私"前の"名前の方が好きだよ?」
矢吹「残念だけど…その名前は捨てた…」
-
- 7 : 2018/08/25(土) 10:48:45 :
矢吹「うぅ…う………」
「先生!!この患者も目を覚ましました!!」
「これで14人目!全員目を覚ましたか!」
矢吹「ここは……どこなんだい?」
「君!名前は言えるかね!!」
矢吹「な、名前は………」
END
-
- 8 : 2018/08/25(土) 10:53:24 :
ダンガンロンパ2.5の話に似た感じですがお許し下さいm(_ _)m
今回は矢吹が主役の話でしたがどうだったでしょうか?
番外編が仕上がれば「オリキャラ達のコロシアイ学園生活」は終わりとなりますが最後まで応援よろしくお願いします!
さて、現在やっている「最後のコロシアイ学園生活」も見てくれたら幸いです
それでは最後のコロシアイ学園生活 2章でお会いしましょう!
ではGOODBYE
-
- 9 : 2018/08/25(土) 11:14:36 :
- まさかの能義さんと要さん出てきた!?
- 著者情報
- 「ダンガンロンパ 」カテゴリの最新記事
- 「ダンガンロンパ 」SSの交流広場
- 【sn公式】ダンガンロンパ交流広場